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JP6372804B2 - 生体情報計測装置およびそのプログラム - Google Patents
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生体情報計測装置およびそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は携帯可能な生体情報計測装置およびそのプログラムに関する。
近年のウェアラブル機器の発達により、日常生活において生体情報の計測が可能な生体情報計測装置が普及している。その一例である特許文献1の生体情報計測装置は、身体の動きに応じて信号を出力する3軸加速度センサー、心拍に応じて信号を出力する心拍センサー、および、各センサーから出力される信号を取得する演算部を備える。演算部は、3軸加速度センサーの出力信号、生体の体重、および、生体の基礎代謝係数、および、生体情報計測装置の使用時間に基づいて消費カロリーを演算し、心拍センサーの出力信号を高速フーリエ変換することにより自律神経機能の指標値を演算する。演算部は次に、生体の特性を分類する判定テーブルと、演算した消費カロリーおよび指標値の組み合わせとに基づいて、生体の特性を判定する。
特開2013−78543号公報 特開2004−267409号公報
上述のとおり、特許文献1の生体情報計測装置は、消費カロリーおよび指標値に基づいて生体の特性を総合的に評価する計測装置である。このため、日常生活における自律神経機能の変化を計測できない。
一方、自律神経機能を計測可能な装置として、例えば特許文献2は、浴槽に浸かっている生体の自律神経機能を計測する生体情報計測装置を開示している。この生体情報計測装置の機能を携帯可能な計測装置に転用することにより、日常生活における自律神経機能を計測可能な生体情報計測装置が実現されると考えられる。
ただし、自律神経機能は生体の活動状態の影響を受けて変化する。生体の活動状態は例えば生体の姿勢である。しかし、特許文献2の生体情報計測装置は、生体の活動状態が自律神経機能に及ぼす影響について特に考慮していない。このため、特許文献2の生体情報計測装置をベースに携帯型の生体情報計測装置が構成される場合、例えば、自律神経機能が低下しているにもかかわらず、生体の活動状態の影響により自律神経機能が正常であると判定されるおそれがある。
本発明の目的は、自律神経機能の活動状態に関する正確な測定結果が得られやすい生体情報計測装置およびそのプログラムを提供することである。
本発明に従う生体情報計測装置の一形態は、自律神経機能を計測する携帯可能な生体情報計測装置であって、生体の運動に関する情報である運動情報に基づいて生体の活動状態を計測する生体状態計測部と、脈波に関する情報である脈波情報、および、生体状態計測部により計測された生体の活動状態である活動状態計測情報に基づいて自律神経機能の活動状態を計測する神経状態計測部とを備える。
本発明に従う生体情報計測装置のプログラムの一形態は、生体情報計測装置を動作させるためのプログラムであって、生体状態計測部により計測された活動状態計測情報、および、演算部により演算された神経指標値を、生体情報計測装置に取得させるステップと、神経状態計測部に活動状態計測情報および神経指標値に基づいて自律神経機能の活動状態を計測させるステップとを含む。
上記生体情報計測装置およびそのプログラムによれば、自律神経機能の活動状態に関する正確な測定結果が得られやすい。
は実施の形態1の生体情報計測装置の正面図である。 は図1の生体情報計測装置の背面図である。 は図1の生体情報計測装置の使用の一例を示す正面図である。 は図1の生体情報計測装置の制御構成を示すブロック図である。 は生体の活動状態と自律神経指標との関係の一例である。 は自律神経機能の活動状態に関する計測結果の一例である。 は図1の生体情報計測装置の動作を示すフローチャートである。 は図7のステップS5の詳細を示すフローチャートである。 は実施の形態2の生体情報計測装置の使用の一例を示す側面図である。 は図9の生体情報計測装置の背面図である。 は図9の生体情報計測装置の制御構成を示すブロック図である。 は図9の生体情報計測装置の動作を示すフローチャートである。 は図12のステップS105の詳細を示すフローチャートである。 は図9の表示部に表示される自律神経活動度のグラフである。 は図9の表示部に表示される自律神経バランスのグラフである。
(生体情報計測装置が取り得る形態の一例)
〔1〕本発明に従う生体情報計測装置の一形態は、自律神経機能を計測する携帯可能な生体情報計測装置であって、生体の運動に関する情報である運動情報に基づいて生体の活動状態を計測する生体状態計測部と、脈波に関する情報である脈波情報、および、生体状態計測部により計測された生体の活動状態である活動状態計測情報に基づいて自律神経機能の活動状態を計測する神経状態計測部とを備える。
自律神経機能の活動状態は主に脈波に反映される。このため、脈波が実質的に外乱の影響を受けていない場合、脈波情報に基づいて計測された自律神経機能の活動状態は実際の自律神経機能の活動状態と高い相関を有すると考えられる。一方、生体の活動状態が脈波に大きな影響を及ぼしている場合、脈波情報に基づいて計測された自律神経機能の活動状態は実際の自律神経機能の活動状態と乖離しているおそれがある。
上記生体情報計測装置はこの点を踏まえ、基本的には自律神経機能の活動状態を反映する脈波情報と、脈波情報に影響を及ぼしている可能性がある生体の活動状態とに基づいて、自律神経機能の活動状態を計測する。このため、生体の活動状態が自律神経機能の活動状態に及ぼす影響が除かれた、または、低減された自律神経機能の活動状態が計測される。このため、上記生体情報計測装置により例えば日常生活における自律神経機能の活動状態に関する正確な測定結果が得られやすい。
〔2〕前記生体情報計測装置の一例によれば、自律神経機能の活動状態を示す指標である神経指標値を脈波情報に基づいて演算する演算部をさらに備え、神経状態計測部は、演算部により演算された神経指標値、および、活動状態計測情報に基づいて自律神経機能の活動状態を計測する。
自律神経機能の活動状態を計測する方法の一例によれば、神経指標値と判定値とが比較され、その結果に応じて自律神経機能の活動状態が予め決められた複数の分類のいずれに該当するかが判定される。しかし、生体の活動状態が脈波情報に大きな影響を及ぼしている場合、神経指標値が実際の自律神経機能の活動状態と乖離しているおそれがある。このため、その神経指標値が計測に用いられても自律神経機能の活動状態が正確に計測されにくい。
上記生体情報計測装置はこの点を踏まえ、神経指標値および活動状態計測情報に基づいて自律神経機能の活動状態を計測する。このため、生体の活動状態が脈波情報に大きな影響を及ぼしていたとしても、生体の活動状態が自律神経機能の活動状態に及ぼす影響が除かれた、または、低減された自律神経機能の活動状態が計測される。
〔3〕前記生体情報計測装置の一例によれば、活動状態計測情報と神経指標値とを関連付けて記憶する記憶部をさらに備える。
関連付けて記憶される活動状態計測情報および神経指標値が例えば外部の装置に出力される場合、活動状態計測情報と神経指標値との関係を解析装置により詳細に解析できる。そして、解析の結果が例えば神経状態計測部に反映されることにより、自律神経機能の活動状態に関するより正確な測定結果が得られやすくなる。
〔4〕前記生体情報計測装置の一例によれば、神経状態計測部は同じ種類に分類される複数の生体の活動状態のそれぞれについて自律神経機能の活動状態を計測する。
この生体情報計測装置によれば、同じ種類の生体の活動状態における自律神経機能の変化が確認できる。一般に、生体の活動状態の種類が同じであれば自律神経機能の活動状態はおおよそ類似すると考えられる。このため、同じ種類の生体の活動状態における自律神経機能の活動状態に有意な違いが確認できる場合、例えば生体が健康な状態を維持できていない可能性がある。このため、上記生体情報計測装置は自律神経機能の活動状態の比較結果を生体に関する多様な判定に応用できる。
〔5〕前記生体情報計測装置の一例によれば、神経状態計測部は異なる種類に分類される複数の生体の活動状態のそれぞれについて自律神経機能の活動状態を計測する。
この生体情報計測装置によれば、同じ種類の生体の活動状態における自律神経機能の変化が確認できる。一般に、生体の活動状態の種類が異なる場合、それぞれの活動状態における自律神経機能は異なる活動状態を示すと考えられる。このため、異なる種類の生体の活動状態における自律神経機能の活動状態の比較結果は、それぞれの生体の活動状態に対する自律神経機能の反応度合の相対的な関係を反映することがある。このため、上記生体情報計測装置はその比較結果を生体に関する多様な判定に応用できる。
〔6〕前記生体情報計測装置の一例によれば、神経状態計測部は生体状態計測部により計測された生体の活動状態が安定期である場合に自律神経機能の活動状態を計測する。
生体の活動状態が安定期である場合、生体の活動状態が脈波に及ぼす影響が小さい、または、生体の活動状態は脈波に実質的に影響を及ぼさない。このため、上記生体情報計測装置によれば、自律神経機能の活動状態に関するより正確な測定結果が得られやすい。
〔7〕前記生体情報計測装置の一例によれば、神経状態計測部は生体状態計測部により計測された生体の活動状態が過渡期である場合に自律神経機能の活動状態を計測する。
生体の活動状態が過渡期である場合、生体の活動状態が脈波に及ぼす影響が大きい。このため、上記生体情報計測装置は、生体の活動状態の変化が自律神経機能の活動状態に及ぼす影響を計測し、計測結果を生体の活動状態に対する自律神経機能の反応速度等に関する多様な判定に応用できる。
〔8〕前記生体情報計測装置の一例によれば、神経状態計測部は生体状態計測部により計測された生体の活動状態が覚醒状態である場合に自律神経機能の活動状態を計測する。
この生体情報計測装置によれば、覚醒状態における生体の活動状態の変化にともなう自律神経機能の活動状態の変化を計測できる。このため、上記生体情報計測装置は例えば日常生活における自律神経機能の活動状態の変化を生体に関する多様な判定に応用できる。
〔9〕前記生体情報計測装置の一例によれば、生体状態計測部は生体の姿勢および生体の活動量の少なくとも一方に関する情報を含む生体状態情報に基づいて生体の活動状態を計測する。
この生体情報計測装置によれば、生体の姿勢および生体の活動量の少なくとも一方に応じて計測される生体の活動状態毎に自律神経機能の活動状態を計測できる。このため、上記生体情報計測装置は計測結果を生体に関する多様な判定に応用できる。
〔10〕前記生体情報計測装置の一例によれば、神経状態計測部は生体状態計測部により計測された生体の活動状態が睡眠状態である場合に、自律神経機能の活動状態を計測する。
この生体情報計測装置によれば、睡眠状態における生体の活動状態の変化にともなう自律神経機能の活動状態の変化を計測できる。このため、上記生体情報計測装置は例えば睡眠状態における自律神経機能の活動状態の変化を生体に関する多様な判定に応用できる。
〔11〕前記生体情報計測装置の一例によれば、生体状態計測部は睡眠状態を複数の睡眠ステージに区分する。
この生体情報計測装置によれば、睡眠ステージ毎に自律神経機能の活動状態を計測できる。このため、上記生体情報計測装置は、計測結果を生体に関する多様な判定に応用できる。
〔12〕前記生体情報計測装置の一例によれば、生体状態計測部は、生体の活動状態が睡眠状態であるか否かを第1の判定方法により判定する第1の判定部、および、第1の判定部により生体の活動状態が睡眠状態であると判定された場合に生体の活動状態が睡眠状態であるか否かを第2の判定方法により判定し、肯定結果が得られた場合に生体の活動状態が睡眠状態であると決定する第2の判定部を備える。
この生体情報計測装置によれば、生体の活動状態が睡眠状態であることが2つの段階を経て判定される。このため、睡眠状態における自律神経機能の活動状態に関するより正確な測定結果が得られやすい。
〔13〕生体情報計測装置を動作させるためのプログラムであって、生体状態計測部により計測された活動状態計測情報、および、演算部により演算された神経指標値を、生体情報計測装置に取得させるステップと、神経状態計測部に活動状態計測情報および神経指標値に基づいて自律神経機能の活動状態を計測させるステップとを含む。
〔14〕前記生体情報計測装置のプログラムの一例によれば、演算部に脈波情報に基づいて神経指標値を演算させるステップをさらに含む。
上記〔13〕または〔14〕のプログラムが携帯型の生体情報計測装置に記憶されることにより、上記〔1〕または〔2〕の生体情報計測装置と同様または類似の構成を備える生体情報計測装置が得られる。このため、その生体情報計測装置により得られる効果と同様または類似の効果が得られる。
(実施の形態1)
生体情報計測装置1の構成について説明する。
図1に示されるように、生体情報計測装置1は、生体情報を計測する部品を格納する本体10と、本体10の両側に取り付けられた一対の装着部13とを備える。装着部13の一例は、ベルトである。本体10の正面10Aには、生体情報等を表示する表示部11が設けられている。表示部11の一例は、液晶ディスプレイである。本体10の側面10Cには、操作ボタンとなる入力部12が設けられている。本体10の内部には、3軸加速度センサー20が設けられている。
図2に示されるように、本体10の背面10Bには、生体の脈波を測定する脈波検出部21の発光部22および受光部23が設けられている。発光部22の一例は、緑色光の発光ダイオードである。受光部23の一例は、フォトダイオードである。
図3に示されるように、生体情報計測装置1は、装着部13により生体の手首に装着される。発光部22および受光部23(図2参照)が手首に対面し生体の脈波を計測する。
図4を参照して、生体情報計測装置1の制御構成について説明する。生体情報計測装置1は、生体の運動に関する情報である運動情報を計測する3軸加速度センサー20、脈波に関する情報である脈波情報を検出する脈波検出部21、自律神経機能の計測を行う生体情報計測部30、および、表示部11を備えている。生体情報計測部30は、生体の状態を計測する生体状態計測部32、自律神経バランスおよび自律神経活動度を演算する演算部33、演算結果を記憶する記憶部34、および、自律神経機能を計測する神経状態計測部36を備えている。
3軸加速度センサー20は、生体の運動情報の一例である本体10のXYZ軸の3方向の加速度を計測する。発光部22は手首に光を照射する。受光部23は手首によって反射された光を受光し、受光した光量に応じて受光信号を生成する。脈波検出部21は、受光信号に基づいて生体の脈波を検出する。
生体状態計測部32は、3軸加速度センサー20の計測結果の運動情報から合成加速度を演算する。生体状態計測部32は次に、合成加速度と活動閾値とを比較することにより、生体の活動状態である活動状態計測情報を、睡眠している状態である睡眠状態と覚醒している状態である覚醒状態とに分類する。活動閾値は睡眠状態と覚醒状態とを判別するための値であり、試験等により予め設定されている。生体状態計測部32は、覚醒状態と判定したとき、活動状態計測情報を安静状態、歩行状態、または、走行状態にさらに細かく判定する。
演算部33は、脈波検出部21が検出した脈波から、自律神経活動度であるエントロピーEと自律神経バランスであるトーンTとを演算する。まず心臓の収縮および弛緩の1回の経過である心拍間隔PPを演算する。心拍間隔PPは、脈波の周期であり、受光信号の極大値と次の受光信号の極大値との間の時間である。次に、心拍間隔PPの変化を百分率で示したPI(Percentage Index)値を、以下の[1]式により演算する。
ただし、PPはi番目に測定した心拍間隔PPを示す。
そして、演算部33は、Shannonの平均情報量の式である[2]式によりエントロピーEを演算する。
ただし、p(j)は、[1]式によって求めたPI値をN個の区間に分け、j番目の区間に対してPI値が生じる確率を示す。
さらに、心拍間隔PPの測定数をM個とし、演算部33は、以下の[3]式によりトーンTを生体の活動状態毎に演算する。
記憶部34は、生体状態計測部32が判定した活動状態計測情報、演算部33が演算した神経指標値、脈波検出部21が計測した脈波情報、および、計測時刻を関連付けて記憶する。神経指標値の例は、トーンTおよびエントロピーEである。記憶部34の一例は、RAM(Random Access Memory)である。記憶部34は、所定のサンプリング間隔で記憶動作を行う。例えばサンプリング間隔を1時間とした場合、1日で24回記憶する。また記憶部34には、状態判定に用いる閾値、および、自律神経機能判定に用いる閾値が記憶されている。
神経状態計測部36は、記憶部34から読み出した活動状態計測情報および神経指標値を用いて、自律神経機能を計測する。神経状態計測部36は自律神経活動度および自律神経バランスを、一例として、次のように計測する。エントロピーEを自律神経活動度として、また、トーンTの負の値を自律神経バランスとして計測する。閾値の例としては、判定対象の生体と同年代の生体の平均値、または、過去の測定値である。
表示部11は、神経状態計測部36の判定結果を表示する。表示例を図5に示す。T1、T2、T3、および、T4は生体の状態毎のトーンTの値、E1、E2、E3、およびE4は生体の状態毎のエントロピーEの値であり、例として平均値または最大値である。
また、図6に示されるように、表示部11は自律神経機能の判定結果表を表示する。自律神経機能の活動状態は、自律神経活動度および自律神経バランスによって表される。一例では、判定結果は正常、低下、または、亢進に分類される。分類の閾値は、実験等により予め定められている。
図7を参照して、実施の形態1の生体情報計測装置1の動作について説明する。まず、ステップS1において、脈波検出部21が生体の脈波を計測し、生体の脈波の情報である脈波情報を作成する。ステップS2において、演算部33が脈波情報から神経指標値を演算する。
ステップS3において、3軸加速度センサー20が、生体の運動情報の一例である本体10のXYZ軸の3方向の加速度を計測する。ステップS4において、生体状態計測部32が、ステップS3の計測結果の運動情報から合成加速度を演算する。ステップS5において、生体状態計測部32が、合成加速度と活動閾値とを比較することにより、生体の状態である活動状態計測情報を作成する。
図8を参照して、ステップS5の動作について詳しく説明する。ステップS5Aでは、生体状態計測部32が、ステップS4で演算された合成加速度の積分値を演算する。そして、生体状態計測部32が覚醒時の合成加速度の積分値の目安を示す活動閾値と比較することにより、活動状態計測情報を、睡眠している状態である睡眠状態または覚醒している状態である覚醒状態と判定する。
活動状態計測情報が覚醒状態を示す場合、ステップS5Bにおいて、演算部33が生体の活動量を演算する。生体の活動量の一例として、METs(METabolic equivalents)が使用される。合成加速度の標準偏差値等からMETs値へ換算する。換算する係数に関しては予め実験等により定めた値を用いる。METs値が安静閾値よりも小さい場合、生体の活動状態は安静状態であると、ステップS5Cにて生体状態計測部32が判定する。
METs値が安静閾値以上、かつ、歩行閾値以下である場合、生体の活動量は歩行状態であると、ステップS5Dにて生体状態計測部32が判定する。METs値が歩行閾値よりも大きい場合、生体の活動量は走行状態であると、ステップS5Dにて生体状態計測部32が判定する。安静閾値及び歩行閾値は予め実験等により定められている。
活動状態計測情報が睡眠状態を示す場合、ステップS5Eにおいて、演算部33が合成加速度の閾値を超える回数を1分間積算した値であるカウント数を演算する。そして、ステップS5Fにおいて、生体状態計測部32が覚醒の判定を行う。判定方法の一例として、Cole式である以下の[4]式を用いる。
ただし、α0は判定時のカウント数であり、αn1、αn2、αn3、αn4、α1、および、α2は、それぞれ判定時の4分前、3分前、2分前、1分前、1分後、および、2分後のカウント数である。そして、Wn4、Wn3、Wn2、Wn1、W0、W1、および、W2は定数である。生体状態計測部32は、ステップS5Fにて、判定値Sが1以上の場合に生体の活動状態が覚醒状態であると判定し、判定値Sよりも小さい場合に生体の活動状態が睡眠状態であると判定する。
図7を参照して、ステップS5以後の動作について説明する。ステップS6において、記憶部34は、ステップS2で計測された神経指標値と、ステップS5で判定された活動状態計測情報とを関連付けて記憶する。
ステップS7において、演算部33は計測時間の判定を行う。すなわち、計測時間が予め設定された設定時間を超過するまで、ステップS1〜ステップS6を繰り返す。計測時間が設定時間を超えたとき、ステップS8に進む。
ステップS8において、神経状態計測部36は、活動状態計測情報および神経指標値に基づいて、自律神経機能の活動状態を計測する。ステップS8の一部であるステップS8Aでは、神経状態計測部36が、神経指標値と、自律神経機能が低下していることを判定するための閾値である低下閾値Lとを比較し、自律神経機能を判定する。低下閾値Lは、生体の状態毎に別々に設定されており試験等により予め求められている。自律神経機能が低下であると判定した場合は、ステップS9において、表示部11が自律神経機能の低下を表示する。自律神経機能が低下でないと判定した場合は、ステップS8の一部であるステップS8Bに進む。
ステップS8Bにおいて、神経状態計測部36が、神経指標値と、自律神経機能が亢進していることを判定するための閾値である亢進閾値Hとを比較し、自律神経機能を判定する。亢進閾値Hは、生体の状態毎に別々に設定されており試験等により予め求められている。自律神経機能が亢進であると判定した場合は、ステップS9において、表示部11が自律神経機能の亢進を表示する。自律神経機能が亢進でないと判定した場合は、ステップS9において、表示部11が自律神経機能の正常を表示する。
実施の形態1の生体情報計測装置1によれば、以下に示される効果が得られる。
(1)生体情報計測部30は、自律神経機能の活動状態を反映する脈波情報と、脈波情報に影響を及ぼしている可能性がある生体の活動状態とに基づいて、自律神経機能の活動状態を計測する。このため、生体の活動状態が自律神経機能の活動状態に及ぼす影響が除かれた、または、低減された自律神経機能の活動状態が計測される。このため、日常生活における自律神経機能の活動状態に関する正確な測定結果が得られやすい。
(2)生体情報計測部30は、神経指標値および活動状態計測情報に基づいて自律神経機能の活動状態を計測する。このため、生体の活動状態が脈波情報に大きな影響を及ぼしていたとしても、生体の活動状態が自律神経機能の活動状態に及ぼす影響が除かれた、または、低減された自律神経機能の活動状態が計測される。
(3)記憶部34は、活動状態計測情報と神経指標値とを関連付けて記憶する。このため、活動状態計測情報および神経指標値が例えば外部の装置に出力される場合、活動状態計測情報と神経指標値との関係を解析装置により詳細に解析できる。そして、解析の結果が例えば神経状態計測部に反映されることにより、自律神経機能の活動状態に関するより正確な測定結果が得られやすくなる。
(4)神経状態計測部36は、同じ種類に分類される複数の生体の活動状態のそれぞれについて自律神経機能の活動状態を計測する。このため、同じ種類の生体の活動状態における自律神経機能の活動状態に有意な違いが確認でき、自律神経機能の活動状態の比較結果を生体に関する多様な判定に応用できる。
(5)神経状態計測部36は、生体状態計測部32により計測された生体の活動状態が覚醒状態である場合に自律神経機能の活動状態を計測する。このため、覚醒状態における生体の活動状態の変化にともなう自律神経機能の活動状態の変化を計測でき、日常生活における自律神経機能の活動状態の変化を生体に関する多様な判定に応用できる。
(6)生体の活動状態は、生体の活動量に応じて分類される。このため、活動量に応じて分類される生体の活動状態毎に自律神経機能の活動状態を計測できる。したがって、計測結果を生体に関する多様な判定に応用できる。
(7)神経状態計測部36は、生体状態計測部32により計測された生体の活動状態が睡眠状態である場合に、自律神経機能の活動状態を計測する。このため、睡眠状態における生体の活動状態の変化にともなう自律神経機能の活動状態の変化を計測でき、睡眠状態における自律神経機能の活動状態の変化を生体に関する多様な判定に応用できる。
(8)生体状態計測部32は、生体の活動状態が睡眠状態であることを2つの段階を経て判定する。このため、睡眠状態における自律神経機能の活動状態に関するより正確な測定結果が得られやすい。
(実施の形態2)
図9を参照して、実施の形態2の生体情報計測装置1の構成について説明する。実施の形態2の生体情報計測装置1は、実施の形態1と比較して、外部機器の一例としての携帯情報端末40と通信する構成である点と、脳波および気圧を考慮する点とが異なる。
生体情報計測装置1は、本体10と生体情報を表示するための携帯情報端末40とを備える。携帯情報端末40は、一例としてスマートフォンである。携帯情報端末40と本体10とは無線により通信する。通信方式の一例としては、Bluetooth(登録商標)である。携帯情報端末40は、本体10から送信された情報を取得し、自律神経機能の判定結果等を表示部11に表示する。表示の例としては、図5、図6、図14、および、図15である。また、本体10は生体の頭部に装着される。
図10を参照して、実施の形態2の本体10の構造を説明する。本体10の背面10Bには、脈波検出部21の発光部22と受光部23、生体の脳波を計測する脳波センサー24、および、生体の姿勢を計測する気圧センサー25が設置される。生体の頭部への装着時には、脳波センサー24は生体の前額部に接触する。
図11を参照して、実施の形態2の生体情報計測装置1の制御構成について説明する。
本体10は、3軸加速度センサー20、脈波検出部21、脳波センサー24、気圧センサー25、および、本体10と携帯情報端末40とにまたがる生体情報計測部30の一部である生体情報計測部本体30Aを備える。携帯情報端末40は、生体情報計測部30の一部である生体情報計測部端末30B、および、表示部11を備える。
3軸加速度センサー20は、生体の運動情報を計測する。脈波検出部21は、生体の脈波を検出する。脳波センサー24は電極を備えており、頭部の少なくとも2箇所以上の計測場所について電位差を計測する。脳の活動に伴う微弱な電気的信号の変化が頭部の表面の微弱な電位差として検出される。測定する部位により脳の活動部位を特定し、微弱な電流を増幅することで脳波の波形を取得する。気圧センサー25は、相対的または絶対的な高度を気圧の変化によって検出する。
生体情報計測部30は、生体状態計測部32、演算部33、記憶部34、および、携帯情報端末40と通信するための本体通信部37、本体10と通信するための端末通信部38、記憶部34、および、神経状態計測部36を備える。
生体状態計測部32は、3軸加速度センサー20の計測結果の加速度から合成加速度を演算する。気圧センサー25が検知した高度の変化によって生体の姿勢の判定を行う。また、合成加速度、脳波センサー24が計測した脳波、および、生体の姿勢により、活動状態計測情報を判定する。また、生体状態計測部32は、睡眠状態を判定する第1の判定方法により睡眠状態であるか否か判定する第1の判定部32Aと、睡眠状態を判定する第2の判定方法により睡眠状態であるか否かを判定する第2の判定部32Bとを含む。
演算部33は、脈波検出部21が検出した脈波情報から、エントロピーEとトーンTとを演算する。記憶部34は、生体状態計測部32が判定した活動状態計測情報、演算部33が演算したトーンTとエントロピーE、脈波検出部21が計測した脈波情報、および、計測時刻を記憶する。本体通信部37は、記憶部34が記憶した情報を、携帯情報端末40に送信する。
携帯情報端末40は、端末通信部38、記憶部34、神経状態計測部36、および、表示部11を備える。端末通信部38は、本体通信部37が送信した情報を取得し、記憶部34に送る。記憶部34は受け取った情報を記憶する。神経状態計測部36は、記憶部34から読み出した活動状態計測情報と、トーンTおよびエントロピーEとを用いて自律神経機能を判定する。神経状態計測部36の判定結果は、記憶部34が記憶する。さらに、表示部11が神経状態計測部36の判定結果の表示を行う。
図12を参照して、実施の形態2の生体情報計測装置1の動作について説明する。ステップS101において、脈波検出部21が生体の脈波を計測し、脈波情報を作成する。ステップS102において、演算部33が脈波情報から神経指標値を演算する。神経指標値の例は、トーンTおよびエントロピーEである。また、ステップS103において、3軸加速度センサー20が、生体の運動情報を計測する。ステップS104において、生体状態計測部32が、ステップS103の計測結果の加速度から合成加速度を演算する。ステップS105では、XYZ軸の3方向の加速度および合成加速度に基づき生体の状態である活動状態計測情報を作成する。
図13を参照して、ステップS105の動作を詳しく説明する。ステップS105Aにおいて、生体状態計測部32がXYZ軸の3方向の加速度から重力ベクトルの方向を演算し、生体の頭部方向を判定する。生体の頭部方向の例として、仰向け左、仰向け、仰向け右、右向き、うつ伏せ左、うつ伏せ、うつ伏せ右、左向き、および、立位である。
ステップS105Bにおいて、気圧センサー25が気圧を計測して生体の頭部の高さを推定する。ステップS105Cにおいて、生体状態計測部32が生体の頭部方向と、測定された気圧とから生体の姿勢を判定する。生体の姿勢の例として、臥位、座位、および、立位である。
ステップS105Dにおいて、生体状態計測部32が、第1の判定方法により睡眠状態であるか否か判定する。第1の判定方法の一例は、ステップS105Cで判定された生体の姿勢が、臥位かつ安静状態が一定時間続くか否かの判定である。一定時間続いた場合、第1の判定部が活動状態計測情報を睡眠状態と判定する。ステップS105Dにて活動状態計測情報を睡眠状態と判定した場合、ステップS105Eにおいて、合成加速度の閾値を超える回数を1分間積算した回数であるカウント数を演算する。ステップS105Fにおいて、ステップS105Eで得られたカウント数を用いて、第2の判定方法によって覚醒の判定を行う。第2の判定方法の一例は、Cole式である。Cole式の判定値Sが1以上の場合、第2の判定部は生体を覚醒状態と判定し、ステップS106に進む。判定値Sが1よりも小さい場合、第2の判定部は生体を睡眠状態と判定し、ステップS105Gにおいて脳波センサー24が生体の脳波の計測を行う。ステップS105Hにおいて、生体状態計測部32は計測された生体の脳波を周波数解析する。
ステップS105Iにおいて、生体状態計測部32は、ステップS105Hの解析結果により睡眠の段階を表す睡眠ステージを判定し、ステップS106に進む。睡眠ステージの例は、レム睡眠状態、ステージ1、ステージ2、ステージ3、および、ステージ4である。
ステップS105Dにおいて、活動状態計測情報が睡眠状態でないと判定した場合、ステップS105Jにおいて、演算部33が生体の活動量の一例であるMETs値を演算する。METs値が安静閾値よりも小さい場合、生体状態計測部32は生体の活動状態を安静状態と判定し、ステップS106に進む。METs値が安静閾値以上の場合、生体状態計測部32は生体の活動量を安静状態でないと判定し、ステップS105Lに進む。ステップS105Lにて、METs値が安静閾値以上、かつ、歩行閾値以下である場合、生体状態計測部32は生体の活動量を歩行状態と判定し、ステップS106に進む。METs値が歩行閾値よりも大きい場合、生体状態計測部32は生体の活動量は走行状態と判定し、ステップS106に進む。
図12を参照して、ステップS105以後の動作について説明する。ステップS106において、記憶部34は、ステップS102で計測された神経指標値と、ステップS105で判定された活動状態計測情報とを関連付けて記憶する。
ステップS107において、演算部33は計測時間の判定を行う。すなわち、計測時間が予め設定された設定時間を超過するまで、ステップS101〜ステップS106を繰り返す。計測時間が設定時間を超えたとき、ステップS108に進む。
ステップS108において、本体通信部37(図11参照)が携帯情報端末40に、神経指標値、活動状態計測情報、脈波情報、および計測時刻を含む計測情報を送信する。ステップS109では、端末通信部38(図11参照)が計測情報を取得し、記憶部34が記憶する。
ステップS110において、神経状態計測部36は活動状態計測情報および神経指標値に基づいて、自律神経機能の活動状態を計測する。ステップS110の一部であるステップS110Aでは、神経状態計測部36が、神経指標値と、低下閾値Lとを比較し、自律神経機能を判定する。自律神経機能が低下していると判定した場合、ステップS111にて、表示部11が自律神経機能が低下していること表示する。自律神経機能が低下していないと判定した場合、ステップS110の一部であるステップS110Bに進む。
ステップS110Bでは、神経状態計測部36が、トーンTおよびエントロピーEと、亢進閾値Hとを比較し、自律神経機能を判定する。自律神経機能が亢進していると判定した場合、ステップS111にて表示部11が、自律神経機能が亢進していることを表示する。自律神経機能が正常であると判定した場合、ステップS111にて表示部11が、自律神経機能が正常であると表示する。
ここで、睡眠状態時の自律神経機能の判定では、自律神経活動度と睡眠ステージとが用いられる。図14を参照して、自律神経活動度を用いた判定の一例を説明する。睡眠ステージ毎の自律神経活動度を比較し、自律神経機能を判定する。正常な状態では睡眠ステージが深くなるにつれ自律神経活動度が高くなり、ステージ4で最大となる。正常値は事前に実験等により予め設定されており、同年代の生体、同性、および、生体の過去の記憶を基準にした正常値を用いてもよい。また、自律神経活動度としてエントロピーEではなく、例えば心拍変動の周波数解析より得られるTP(Total Power)を用いてもよい。TPは、例えばパワースペクトルの積分値である。
そして、覚醒状態時の自律神経機能の判定では、自律神経バランスを用いる。図15を参照して、自律神経バランスを用いた判定の一例を説明する。ステップS105C(図13参照)で判定された姿勢が変化する時刻を時刻t0とする。変化の一例は座位から立位である。生体の自律神経は姿勢変換によって反射的に交感神経が高まることが知られている。時刻t0における自律神経バランスをSt0、時刻t0から自律神経が安定するために必要な時間の目安である安定時間ts経過以後の時刻t2における自律神経バランスをSt2とする。時刻t0から安定時間ts経過以前の時刻t1における自律神経バランスをSt1とする。時刻t1は、時刻t0から、例えば1〜2分程度経過した時刻である。例えば、時刻t1での自律神経バランスの回復を確認することによって、姿勢の変換に対する自律神経機能の反応を評価できる。
時刻t2での自律神経バランスの評価は、姿勢の変化から十分時間が経過した状態での評価である。神経指標値の変動がほとんどなくなった安定した状態について、座位と立位との状態を比較することで姿勢変換による定常的な自律神経機能を判定できる。ここで、自律神経バランスが高い状態である場合は、交感神経機能が亢進していると判定する。
自律神経機能指標評価の一例として、過去の神経指標値との比較を行う。例えば、時刻t0にて測定した回の前回の測定時において姿勢が変化した時刻であるt3における自律神経バランスをSt3とする。時刻t3から安定時間ts経過以後の時刻t5における自律神経バランスをSt5、時刻t3から安定時間ts経過以前の時刻t4における自律神経バランスをSt4とする。前回の測定時の自律神経バランスとの比率である、St2/St0とSt5/St0とを比較する。また、St1/St0とSt4/St0とを比較する。例えば、St2/St0とSt1/St0とが高ければ、交感神経機能が亢進していると判定する。また、自律神経バランスとして、例えば心拍変動の周波数解析より得られるLF/HFを用いてもよい。LF(Low Frequency)は、例えば、約10秒の周期の波形のパワースペクトルである。HF(High Frequency)は、例えば3秒から4秒の周期の波形のパワースペクトルである。
実施の形態2の生体情報計測装置1によれば、実施の形態1の生体情報計測装置1により得られる効果に加えて、以下に示される効果がさらに得られる。
(9)神経状態計測部36は、異なる種類に分類される複数の生体の活動状態のそれぞれについて自律神経機能の活動状態を計測する。このため、異なる種類の生体の活動状態に対する自律神経機能の反応度合の相対的な関係を確認でき、生体に関する多様な判定に応用できる。
(10)神経状態計測部36は、生体状態計測部32により計測された生体の活動状態が安定期である場合に自律神経機能の活動状態を計測する。このため、生体の活動状態が脈波に及ぼす影響が小さい、または、生体の活動状態は脈波に実質的に影響を及ぼさない。このため、自律神経機能の活動状態に関するより正確な測定結果が得られやすい。
(11)神経状態計測部36は、生体状態計測部32により計測された生体の活動状態が過渡期である場合に自律神経機能の活動状態を計測する。このため、生体の活動状態の変化が自律神経機能の活動状態に及ぼす影響を計測し、計測結果を生体の活動状態に対する自律神経機能の反応速度等に関する多様な判定に応用できる。
(12)生体状態計測部32は、生体の姿勢および生体の活動量の少なくとも一方に関する情報を含む生体状態情報に基づいて生体の活動状態を計測する。このため、生体の姿勢に応じて計測される生体の活動状態毎に自律神経機能の活動状態を計測でき、計測結果を生体に関する多様な判定に応用できる。
(13)生体状態計測部32は、睡眠状態を複数の睡眠ステージに区分する。このため、睡眠ステージ毎に自律神経機能の活動状態を計測でき、計測結果を生体に関する多様な判定に応用できる。
(変形例)
上記各実施の形態に関する説明は本発明に従う生体情報計測装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う生体情報計測装置は実施の形態以外に例えば以下に示される上記各実施の形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・脈波検出部21は電極を用いた心電計測を行ってもよい。
・3軸加速度センサー20は角速度センサーでもよい。角速度センサーが出力する各軸の角速度を合成した合成角速度を、3軸加速度センサー20が各軸の出力する加速度を合成した合成加速度の代わりに使用してもよい。
・携帯情報端末40は、スマートフォンに代えて、タブレット型の情報端末またはノート型のパソコンであってもよい。また、携帯情報端末40を含む外部機器は、携帯型に限定されず、デスクトップ型のパソコンまたはその他の据え置き型の情報端末であってもよい。
・記憶部34は、RAMに代えて、磁気ディスク、フラッシュメモリー、または、SSD(Solid State Drive)であってもよい。記憶部34を着脱可能とすることにより、データの入力または出力を実施することもできる。
・演算部33は、生体の活動状態として、歩数、METs、消費カロリー、または、PAL(Physical Activity Level)を演算してもよい。また、周波数解析による周波数成分を用いてもよい。
・演算部33は、エントロピーEをShannonの平均情報量により演算する方法に代えて、Renyiエントロピーにより演算する方法を用いてもよい。
・神経指標値として、交感神経指標と副交感神経指標を使用してもよい。この交感神経指標は、周波数解析法のLF/HFにより演算することができる。
・演算部33は、エントロピーEの演算に代えて、周波数解析を実施してもよい。
・本体10は装着部13を備えていなくてもよい。例えば、生体の衣服のポケットに本体10を収容することにより生体が本体10を携帯することができる。また、手で本体10を手首に固定することにより本体10を装着できる。
・覚醒状態時の生体の活動状態は、活動量によりさらに細かく分けてもよい。
・睡眠状態時の生体の活動状態は、カウント数によりさらに細かく分けてもよい。
・ステップS5Fでは、Cole式に代えて睡眠の判定を行う式であるAW2式を用いてもよい。
・自律神経機能の判定の閾値等を調整することにより、生体は人間に限らず動物であってもよい。
・ステップS105Dにて、睡眠でないと判定した場合には、ステップS105Jに進まずにステップS103に戻り、ステップS105Dをさらに繰り返してもよい。
・実施の形態2の本体10は、手首に装着し脈波を計測してもよい。
・実施の形態2の神経状態計測部36は、生体情報計測部本体30Aに設けてもよい。
・実施の形態2の睡眠状態時の自律神経の判定では、自律神経バランスや交感神経活動、副交感神経活動など他の自律神経指標を用いてもよい。
・実施の形態2の活動状態時の自律神経の判定では、自律神経活動度や交感神経活動、副交感神経活動など他の自律神経指標を用いてもよい。
・ステップS105A〜S105Cは、ステップS104での合成加速度の演算の前に実施してもよい。
本発明の一形態に従う生体情報計測装置は、高精度な自律神経機能の判定が可能となるので、スポーツ中の自律神経機能計測や、赤ん坊、高齢者、または、動物に対する計測等の用途に利用できる。
1 :生体情報計測装置
21 :脈波検出部
32 :生体状態計測部
32A:第1の判定部
32B:第2の判定部
33 :演算部
34 :記憶部
36 :神経状態計測部

Claims (12)

  1. 自律神経機能を計測する携帯可能な生体情報計測装置であって、
    生体の運動に関する情報である運動情報に基づいて生体の活動状態を計測する生体状態計測部と、
    脈波に関する情報である脈波情報、および、前記生体状態計測部により計測された前記生体の活動状態である活動状態計測情報に基づいて自律神経機能の活動状態を計測する神経状態計測部とを備え
    前記神経状態計測部は同じ種類に分類される複数の前記生体の活動状態のそれぞれについて自律神経機能の活動状態を計測する
    生体情報計測装置。
  2. 自律神経機能を計測する携帯可能な生体情報計測装置であって、
    生体の運動に関する情報である運動情報に基づいて生体の活動状態を計測する生体状態計測部と、
    脈波に関する情報である脈波情報、および、前記生体状態計測部により計測された前記生体の活動状態である活動状態計測情報に基づいて自律神経機能の活動状態を計測する神経状態計測部とを備え
    前記神経状態計測部は異なる種類に分類される複数の前記生体の活動状態のそれぞれについて自律神経機能の活動状態を計測する
    生体情報計測装置。
  3. 自律神経機能を計測する携帯可能な生体情報計測装置であって、
    生体の運動に関する情報である運動情報に基づいて生体の活動状態を計測する生体状態計測部と、
    脈波に関する情報である脈波情報、および、前記生体状態計測部により計測された前記生体の活動状態である活動状態計測情報に基づいて自律神経機能の活動状態を計測する神経状態計測部とを備え
    前記神経状態計測部は前記生体状態計測部により計測された前記生体の活動状態が睡眠状態である場合に前記自律神経機能の活動状態を計測し、
    前記生体状態計測部は前記睡眠状態を複数の睡眠ステージに区分する
    生体情報計測装置。
  4. 自律神経機能を計測する携帯可能な生体情報計測装置であって、
    生体の運動に関する情報である運動情報に基づいて生体の活動状態を計測する生体状態計測部と、
    脈波に関する情報である脈波情報、および、前記生体状態計測部により計測された前記生体の活動状態である活動状態計測情報に基づいて自律神経機能の活動状態を計測する神経状態計測部とを備え
    前記神経状態計測部は前記生体状態計測部により計測された前記生体の活動状態が睡眠状態である場合に前記自律神経機能の活動状態を計測し、
    前記生体状態計測部は、前記生体の活動状態が睡眠状態であるか否かを第1の判定方法により判定する第1の判定部、および、前記第1の判定部により前記生体の活動状態が睡眠状態であると判定された場合に前記生体の活動状態が睡眠状態であるか否かを第2の判定方法により判定し、肯定結果が得られた場合に前記生体の活動状態が睡眠状態であると決定する第2の判定部を備える
    生体情報計測装置。
  5. 自律神経機能の活動状態を示す指標である神経指標値を前記脈波情報に基づいて演算する演算部をさらに備え、
    前記神経状態計測部は、前記演算部により演算された前記神経指標値、および、前記活動状態計測情報に基づいて自律神経機能の活動状態を計測する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体情報計測装置。
  6. 前記活動状態計測情報と前記神経指標値とを関連付けて記憶する記憶部をさらに備える
    請求項5に記載の生体情報計測装置。
  7. 前記神経状態計測部は前記生体状態計測部により計測された前記生体の活動状態が安定期である場合に前記自律神経機能の活動状態を計測する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の生体情報計測装置。
  8. 前記神経状態計測部は前記生体状態計測部により計測された前記生体の活動状態が過渡期である場合に前記自律神経機能の活動状態を計測する
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の生体情報計測装置。
  9. 前記神経状態計測部は前記生体状態計測部により計測された前記生体の活動状態が覚醒状態である場合に前記自律神経機能の活動状態を計測する
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の生体情報計測装置。
  10. 前記生体状態計測部は生体の姿勢および生体の活動量の少なくとも一方に関する情報を含む生体状態情報に基づいて前記生体の活動状態を計測する
    請求項9に記載の生体情報計測装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の生体情報計測装置を動作させるためのプログラムであって、
    前記脈波情報および前記活動状態計測情報を前記生体情報計測装置に取得させる第1ステップと、
    前記脈波情報および前記活動状態計測情報に基づく自律神経機能の活動状態の計測を前記神経状態計測部に実行させる第2ステップとを含む
    生体情報計測装置のプログラム。
  12. 前記第1ステップと前記第2ステップとの間で前記脈波情報に基づく前記神経指標値の演算を前記演算部に実行させる第3ステップをさらに含み、
    前記第2ステップでは、前記神経指標値および前記活動状態計測情報に基づく自律神経機能の活動状態の計測を前記神経状態計測部に実行させる
    請求項2または少なくとも請求項2を引用する請求項5〜10のいずれか一項に記載の生体情報計測装置を動作させる請求項11に記載の生体情報計測装置のプログラム。
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