JP6381730B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents
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Description
全般を指し、電気光学装置、発光表示装置、半導体回路及び電子機器は全て半導体装置で
ある。
注目されている。該トランジスタは集積回路(IC)や画像表示装置(単に表示装置とも
表記する)のような半導体電子デバイスに広く応用されている。トランジスタに適用可能
な半導体薄膜としてシリコン系半導体材料が広く知られているが、その他の材料として酸
化物半導体が注目されている。
ジスタを作製する技術が開示されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
る。そのため、酸化物半導体の形成時に水素が混入しないような措置を講じることが求め
られる。また、酸化物半導体のみならず、酸化物半導体に接するゲート絶縁膜の水素を低
減することで、しきい値電圧の変動を低減する技術が開示されている(特許文献3参照)
。
損が挙げられる。酸化物半導体における酸素欠損はドナーとなり、酸化物半導体中にキャ
リアである電子を生成する。トランジスタのチャネル形成領域に含まれる酸化物半導体に
酸素欠損が多く存在すると、チャネル形成領域中に電子を生じさせてしまい、トランジス
タのしきい値電圧をマイナス方向に変動させる要因となる。
安定した電気的特性を付与し、高信頼性化を図ることが可能な半導体装置の作製方法を提
供することを目的の一とする。
おいて、酸化物半導体層に接して設けられる下地絶縁層に熱処理による脱水化又は脱水素
化を行い、その後、脱水化又は脱水素化された下地絶縁層へ酸素ドープ処理を行う。下地
絶縁層へ、水素原子の除去を目的として熱処理(以下、脱水化又は脱水素化処理とも表記
する)を施すことで、下地絶縁層における水及び水素の含有量を低減することができる。
しかしながら当該熱処理によって、水及び水素とともに酸素も脱離してしまう可能性があ
るため、その後の酸素ドープ処理によって下地絶縁層へ酸素を供給する必要がある。水及
び水素の含有量を低減し、且つ酸素の含有量を増加させた下地絶縁層に接して酸化物半導
体層を形成することで、酸化物半導体層への水及び水素の混入を抑制しつつ、酸化物半導
体層へ酸素を供給することが可能となる。
うことが好ましい。下地絶縁層に酸素又は希ガスを導入することで、下地絶縁層を構成し
ている元素(例えば、シリコン)と水素との結合、又は、該元素と水酸基との結合が切断
されるとともに、これら水素又は水酸基が酸素と反応して、水が生成される。そして、そ
の後に脱水化又は脱水素化処理を目的とした熱処理を行うことで、下地絶縁層に含まれる
水素又は水酸基を水として脱離させやすくすることができる。また、脱水化又は脱水素化
処理を目的とした熱処理の温度を低減、又は処理時間を短縮させることができる。
い。また、酸化物半導体層を形成後、当該酸化物半導体層の脱水化又は脱水素化処理を目
的とした熱処理を行ってもよい。酸化物半導体層への熱処理は、酸化物半導体層を島状に
加工前に行うことが好ましい。
て、下地絶縁層の水又は水素を除去した後、下地絶縁層に酸素ドープ処理を行って、下地
絶縁層に酸素を供給し、熱処理及び酸素ドープ処理を行った下地絶縁層上に酸化物半導体
層を形成し、酸化物半導体層上にゲート絶縁層を形成し、ゲート絶縁層を介して酸化物半
導体層上に、ゲート電極層を形成する半導体装置の作製方法である。
1の酸素ドープ処理を行って、下地絶縁層に酸素を供給し、下地絶縁層に対して熱処理を
行って、下地絶縁層の水又は水素を除去した後、下地絶縁層に対して第2の酸素ドープ処
理を行って、下地絶縁層に酸素を供給し、第1の酸素ドープ処理、熱処理及び第2の酸素
ドープ処理を行った下地絶縁層上に酸化物半導体層を形成し、酸化物半導体層上にゲート
絶縁層を形成し、ゲート絶縁層を介して酸化物半導体層上にゲート電極層を形成する半導
体装置の作製方法である。
1の熱処理を行って、下地絶縁層の水又は水素を除去した後、下地絶縁層に酸素ドープ処
理を行って、下地絶縁層に酸素を供給し、第1の熱処理及び酸素ドープ処理を行った下地
絶縁層上に酸化物半導体層を形成し、酸化物半導体層に対して第2の熱処理を行って、下
地絶縁層から酸化物半導体層に酸素を供給し、酸化物半導体層を加工して、島状の酸化物
半導体層とし、島状の酸化物半導体層を覆うゲート絶縁層を形成し、ゲート絶縁層を介し
て島状の酸化物半導体層上に、ゲート電極層を形成する半導体装置の作製方法である。
1の酸素ドープ処理を行って、下地絶縁層に酸素を供給し、下地絶縁層に対して第1の熱
処理を行って、下地絶縁層の水又は水素を除去した後、下地絶縁層に対して第2の酸素ド
ープ処理を行って、下地絶縁層に酸素を供給し、第1の酸素ドープ処理、第1の熱処理及
び第2の酸素ドープ処理を行った下地絶縁層上に酸化物半導体層を形成し、酸化物半導体
層に対して第2の熱処理を行って、下地絶縁層から酸化物半導体層に酸素を供給し、酸化
物半導体層を加工して、島状の酸化物半導体層とし、島状の酸化物半導体層を覆うゲート
絶縁層を形成し、ゲート絶縁層を介して島状の酸化物半導体層上に、ゲート電極層を形成
する半導体装置の作製方法である。
よって下地絶縁層を形成することが好ましい。
化物半導体を用いた半導体装置を提供することができる。
但し、本明細書に開示する発明は以下の説明に限定されず、その形態及び詳細を様々に変
更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。また、本明細書に開示する発明は以
下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明す
る本発明の構成において、同一部分または同様の機能を有する部分には、同一の符号を異
なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。また、同様の機能を有する
部分を指す場合には、ハッチパターンを同じくし、特に符号を付さない場合がある。
に付すものであり、数的に限定するものではないことを付記する。
本実施の形態では、本発明の一態様に係る半導体装置及びその作製方法について図1及び
図2を用いて説明する。
であり、図1(B)は、図1(A)のX1−Y1における断面図であり、図1(C)は、
図1(A)のV1−W1における断面図である。なお、図1(A)では煩雑になることを
避けるため、トランジスタ420の構成要素の一部(例えば、層間絶縁層412等)を省
略して図示している。
絶縁層402上に設けられた酸化物半導体層404と、酸化物半導体層404上に設けら
れたゲート絶縁層406と、ゲート絶縁層406を介して酸化物半導体層404と重畳す
るゲート電極層408と、酸化物半導体層404と電気的に接続するソース電極層414
a及びドレイン電極層414bと、を含んで構成される。また、ゲート電極層408上に
設けられた層間絶縁層410及び層間絶縁層412をトランジスタ420の構成要素に含
んでもよい。
によって、水及び水素の含有量を低減し、且つ、その後の酸素ドープ処理によって、酸素
の含有量を増加させた下地絶縁層である。水及び水素の含有量を低減し、且つ酸素の含有
量を増加させた下地絶縁層402に接して酸化物半導体層404を形成することで、信頼
性が高められたトランジスタ420が実現する。
)。
とも、後の熱処理工程に耐えうる程度の耐熱性を有していることが必要となる。例えば、
バリウムホウケイ酸ガラスやアルミノホウケイ酸ガラスなどのガラス基板、セラミック基
板、石英基板、サファイア基板などを用いることができる。また、シリコンや炭化シリコ
ンなどの単結晶半導体基板、多結晶半導体基板、シリコンゲルマニウムなどの化合物半導
体基板、SOI基板などを適用することもでき、これらの基板上に半導体素子が設けられ
たものを、基板400として用いてもよい。
する半導体装置を作製するには、可撓性基板上に酸化物半導体層404を含むトランジス
タ420を直接作製してもよいし、他の作製基板に酸化物半導体層404を含むトランジ
スタ420を作製し、その後可撓性基板に剥離、転置してもよい。なお、作製基板から可
撓性基板に剥離、転置するために、作製基板と酸化物半導体層を含むトランジスタ420
との間に剥離層を設けるとよい。
mical Vapor Deposition)法を用いて成膜する。プラズマCVD
法は、スパッタリング法と比較して、成膜に要する時間(タクトタイム)を縮小すること
ができる。また、プラズマCVD法は、スパッタリング法よりも成膜した面内におけるバ
ラツキが小さく、パーティクルの混入も起こりにくい。このため、特に基板が大面積化さ
れる場合に、プラズマCVD法を用いて下地絶縁層402を成膜することは効果的である
。なお、下地絶縁層402としてLTO(low temparature oxide
)膜(低温酸化膜)を用いてもよい。
ン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、窒化酸化アルミニウ
ム、酸化ハフニウム、酸化ガリウム、またはこれらの混合材料を含む膜から選ばれた、単
層または積層構造とすることができる。但し、下地絶縁層402は、酸化物絶縁膜を含む
単層または積層構造として、該酸化物絶縁膜が後に形成される酸化物半導体層と接する構
造とするのが好ましい。なお、下地絶縁層402は、アモルファスでもよい。
ことが困難である。したがって、本実施の形態においては、成膜後の下地絶縁層402に
対して、水素原子の除去を目的とした熱処理(脱水化又は脱水素化処理)を行う。
たは基板の歪み点未満とする。例えば、熱処理装置の一つである電気炉に基板を導入し、
下地絶縁層402に対して真空(減圧)雰囲気下650℃において1時間の熱処理を行う
。
射によって、被処理物を加熱する装置を用いてもよい。例えば、GRTA(Gas Ra
pid Thermal Anneal)装置、LRTA(Lamp Rapid Th
ermal Anneal)装置等のRTA(Rapid Thermal Annea
l)装置を用いることができる。LRTA装置は、ハロゲンランプ、メタルハライドラン
プ、キセノンアークランプ、カーボンアークランプ、高圧ナトリウムランプ、高圧水銀ラ
ンプなどのランプから発する光(電磁波)の輻射により、被処理物を加熱する装置である
。GRTA装置は、高温のガスを用いて熱処理を行う装置である。高温のガスには、アル
ゴンなどの希ガス、または窒素のような、熱処理によって被処理物と反応しない不活性気
体が用いられる。なお、熱処理装置としてGRTA装置を用いる場合には、その処理時間
が短いため、650℃〜700℃の高温に加熱した不活性ガス中で基板を加熱してもよい
。
以下、好ましくは10ppb以下の空気)、または希ガス(アルゴン、ヘリウムなど)の
雰囲気下で行えばよいが、上記窒素、酸素、超乾燥空気、または希ガス等の雰囲気に水、
水素などが含まれないことが好ましい。また、熱処理装置に導入する窒素、酸素、または
希ガスの純度を、6N(99.9999%)以上好ましくは7N(99.99999%)
以上(即ち不純物濃度を1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下)とすることが好ま
しい。
る処理(酸素ドープ処理や、酸素注入処理ともいう)を行う(図2(B)参照)。酸素4
31には、少なくとも、酸素ラジカル、オゾン、酸素原子、酸素イオン(分子イオン、ク
ラスタイオンを含む)、のいずれかが含まれている。脱水化又は脱水素化処理を行った下
地絶縁層402に酸素ドープ処理を行うことにより、下地絶縁層402中に酸素を含有さ
せることができ、先の熱処理によって脱離した酸素を補填するとともに、後に形成される
酸化物半導体層404中、酸化物半導体層404との界面近傍、または、酸化物半導体層
404中および該界面近傍に酸素を含有させることができる。
ーピング法、プラズマイマージョンイオンインプランテーション法、プラズマ処理等を用
いることができる。なお、イオン注入法として、ガスクラスタイオンビームを用いてもよ
い。また、酸素の導入は、基板400の全面を一度に処理してもよいし、例えば、線状の
イオンビームを用いてもよい。線状のイオンビームを用いる場合には、基板又はイオンビ
ームを相対的に移動(スキャン)させることで、下地絶縁層402全面に酸素431を導
入することができる。
N2Oガス、CO2ガス、COガス、NO2ガス等を用いることができる。なお、酸素の
供給ガスに希ガス(例えばAr)を含有させてもよい。
13ions/cm2以上5×1016ions/cm2以下とするのが好ましく、酸素
ドープ処理後の下地絶縁層402中の酸素の含有量は、下地絶縁層402の化学量論的組
成を超える程度とするのが好ましい。例えば、組成がSiOx(x>0)で表現される酸
化シリコンを用いる場合、単結晶の酸化シリコンはSiO2であるので、xは2を超える
ことが好ましい。なお、このような化学量論的組成よりも酸素を過剰に含む領域(以下、
酸素過剰領域とも表記する)は、下地絶縁層402の一部に存在していればよい。酸素の
注入深さは、注入条件により適宜制御すればよい。
素は主たる成分材料の一つである。このため、酸化物絶縁層中の酸素濃度を、SIMS(
Secondary Ion Mass Spectrometry)などの方法を用い
て、正確に見積もることは難しい。つまり、酸化物絶縁層に酸素が意図的に添加されたか
否かを判別することは困難であるといえる。また、下地絶縁層402に含まれる過剰な酸
素が後の工程で酸化物半導体層へと供給される場合おいても同様のことがいえる。
在比率はそれぞれ酸素原子全体の0.038%、0.2%程度であることが知られている
。つまり、下地絶縁層(または酸化物半導体層)中におけるこれら同位体の濃度は、SI
MSなどの方法によって見積もることができる程度になるから、これらの濃度を測定する
ことで、下地絶縁層(または酸化物半導体層)中の酸素濃度をより正確に見積もることが
可能な場合がある。よって、これらの濃度を測定することで、下地絶縁層(または酸化物
半導体層)に意図的に酸素が添加されたか否かを判別してもよい。
されることで、酸化物半導体層と下地絶縁層との界面準位密度を低減できる。この結果、
トランジスタの動作などに起因して、酸化物半導体層と下地絶縁層との界面にキャリアが
捕獲されることを抑制することができ、信頼性の高いトランジスタを得ることができる。
導体膜の酸素欠損は、一部がドナーとなりキャリアである電子を放出する。この結果、酸
素欠損を含有する酸化物半導体層を用いたトランジスタでは、しきい値電圧がマイナス方
向にシフトしてしまう。そこで、下地絶縁層から酸化物半導体層に酸素が十分に供給され
、好ましくは酸化物半導体層に酸素が過剰に含まれていることにより、しきい値電圧がマ
イナス方向へシフトする要因である、酸化物半導体層の酸素欠損密度を低減することがで
きる。
えば、酸化物半導体層成膜時の基板400の加熱や、ゲート絶縁層成膜時の成膜温度等)
によって、下地絶縁層402に接する酸化物半導体層404へと供給される。したがって
、トランジスタ420において、下地絶縁層402と酸化物半導体層404との界面、又
は酸化物半導体層404中(バルク中)の少なくとも一部において、酸素過剰領域が形成
される。なお、下地絶縁層402から酸化物半導体層404への酸素の供給を目的とした
熱処理工程を設けてもよい。
して酸化物半導体層404を形成する(図2(C)参照)。
非晶質構造であってもよいし、結晶性であってもよい。酸化物半導体層404を非晶質構
造とする場合には、後の作製工程において、酸化物半導体層404に熱処理を行うことに
よって、結晶性酸化物半導体層としてもよい。非晶質酸化物半導体層を結晶化させる熱処
理の温度は、250℃以上700℃以下、好ましくは、400℃以上、より好ましくは5
00℃以上、さらに好ましくは550℃以上とする。なお、当該熱処理は、作製工程にお
ける他の熱処理を兼ねることも可能である。
Beam Epitaxy)法、CVD法、パルスレーザ堆積法、ALD(Atomic
Layer Deposition)法等を適宜用いることができる。また、酸化物半
導体層404は、スパッタリングターゲット表面に対し、概略垂直に複数の基板表面がセ
ットされた状態で成膜を行うスパッタリング装置を用いて成膜してもよい。
度を低減させることが好ましい。水素濃度を低減させるには、例えば、スパッタリング法
を用いて成膜を行う場合には、スパッタリング装置の処理室内に供給する雰囲気ガスとし
て、水素、水、水酸基又は水素化物などの不純物が除去された高純度の希ガス(代表的に
はアルゴン)、酸素ガス、及び希ガスと酸素ガスとの混合ガスを適宜用いる。
て成膜を行うことで、成膜された酸化物半導体層の水素濃度を低減させることができる。
処理室内の残留水分を除去するためには、吸着型の真空ポンプ、例えば、クライオポンプ
、イオンポンプ、チタンサブリメーションポンプを用いることが好ましい。また、ターボ
分子ポンプにコールドトラップを加えたものであってもよい。クライオポンプを用いて排
気した処理室は、例えば、水素分子、水(H2O)など水素原子を含む化合物(より好ま
しくは炭素原子を含む化合物も)等の排気能力が高いため、当該処理室で成膜した酸化物
半導体層に含まれる不純物の濃度を低減できる。
物ターゲットの相対密度(充填率)は90%以上、好ましくは95%以上とする。相対密
度の高い金属酸化物ターゲットを用いることにより、成膜した酸化物半導体層を緻密な膜
とすることができる。
物半導体層404中に含まれうる不純物濃度を低減するのに有効である。基板400を加
熱する温度としては、150℃以上450℃以下とすればよく、好ましくは基板温度が2
00℃以上350℃以下とすればよい。また、成膜時に基板を高温で加熱することで、結
晶性酸化物半導体層を形成することができる。
るいは亜鉛(Zn)を含むことが好ましい。特にInとZnの双方を含むことが好ましい
。また、該酸化物半導体を用いたトランジスタの電気特性のばらつきを減らすためのスタ
ビライザーとして、それらに加えてガリウム(Ga)を有することが好ましい。また、ス
タビライザーとしてスズ(Sn)を有することが好ましい。また、スタビライザーとして
ハフニウム(Hf)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてアルミニウム
(Al)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてジルコニウム(Zr)を
有することが好ましい。
Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム
(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホル
ミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ル
テチウム(Lu)のいずれか一種あるいは複数種を有してもよい。
物であるIn−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系
酸化物、Sn−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物、In−Ga系酸化物、三元系金属の
酸化物であるIn−Ga−Zn系酸化物(IGZOとも表記する)、In−Al−Zn系
酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga−Zn系酸
化物、Sn−Al−Zn系酸化物、In−Hf−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化
物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Zn系酸化物
、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn系酸化物、
In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系酸化物、I
n−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸化物、In
−Lu−Zn系酸化物、四元系金属の酸化物であるIn−Sn−Ga−Zn系酸化物、I
n−Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Al−
Zn系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸化物を用
いることができる。
て有する酸化物という意味であり、InとGaとZnの比率は問わない。また、InとG
aとZn以外の金属元素が入っていてもよい。
で表記される材料を用いてもよい。なお、Mは、Ga、Fe、Mn及びCoから選ばれた
一の金属元素または複数の金属元素を示す。また、酸化物半導体として、In2SnO5
(ZnO)n(n>0、且つ、nは整数)で表記される材料を用いてもよい。
n=2:2:1(=2/5:2/5:1/5)、あるいはIn:Ga:Zn=3:1:2
(=1/2:1/6:1/3)の原子数比のIn−Ga−Zn系酸化物やその組成の近傍
の酸化物を用いることができる。あるいは、In:Sn:Zn=1:1:1(=1/3:
1/3:1/3)、In:Sn:Zn=2:1:3(=1/3:1/6:1/2)あるい
はIn:Sn:Zn=2:1:5(=1/4:1/8:5/8)の原子数比のIn−Sn
−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いるとよい。
応じて適切な組成のものを用いればよい。また、必要とする半導体特性を得るために、キ
ャリア濃度や不純物濃度、欠陥密度、金属元素と酸素の原子数比、原子間距離、密度等を
適切なものとすることが好ましい。
ら、In−Ga−Zn系酸化物でも、バルク内欠陥密度を低くすることにより移動度を上
げることができる。
c=1)である酸化物の組成が、原子数比がIn:Ga:Zn=A:B:C(A+B+C
=1)の酸化物の組成の近傍であるとは、a、b、cが、(a−A)2+(b−B)2+
(c−C)2≦r2を満たすことをいう。rとしては、例えば、0.05とすればよい。
他の酸化物でも同様である。
基又は水素化物などの不純物が除去された高純度ガスを用いることが好ましい。
ystalline Oxide Semiconductor)膜であることが好まし
い。
は、非晶質相に結晶部及び非晶質部を有する結晶−非晶質混相構造の酸化物半導体層であ
る。なお、当該結晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさであることが
多い。また、透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron
Microscope)による観察像では、CAAC−OS膜に含まれる非晶質部と結
晶部との境界は明確ではない。また、TEMによってCAAC−OS膜には粒界(グレイ
ンバウンダリーともいう)は確認できない。そのため、CAAC−OS膜は、粒界に起因
する電子移動度の低下が抑制される。
ルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃い、かつab面に垂直な方向から見て三角
形状または六角形状の原子配列を有し、c軸に垂直な方向から見て金属原子が層状または
金属原子と酸素原子とが層状に配列している。なお、異なる結晶部間で、それぞれa軸お
よびb軸の向きが異なっていてもよい。本明細書において、単に垂直と記載する場合、8
5°以上95°以下の範囲も含まれることとする。また、単に平行と記載する場合、−5
°以上5°以下の範囲も含まれることとする。
C−OS膜の形成過程において、酸化物半導体膜の表面側から結晶成長させる場合、被形
成面の近傍に対し表面の近傍では結晶部の占める割合が高くなることがある。また、CA
AC−OS膜へ不純物を添加することにより、当該不純物添加領域において結晶部が非晶
質化することもある。
ルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃うため、CAAC−OS膜の形状(被形成
面の断面形状または表面の断面形状)によっては互いに異なる方向を向くことがある。な
お、結晶部のc軸の方向は、CAAC−OS膜が形成されたときの被形成面の法線ベクト
ルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向となる。結晶部は、成膜することにより、また
は成膜後に熱処理などの結晶化処理を行うことにより形成される。
が小さい。よって、当該トランジスタは、信頼性が高い。
る方法としては、三つ挙げられる。一つ目は、成膜温度を200℃以上450℃以下とし
て酸化物半導体層の成膜を行い、酸化物半導体層404の表面に概略垂直にc軸配向させ
る方法である。二つ目は、酸化物半導体層を薄い膜厚で成膜した後、200℃以上700
℃以下の熱処理を行い、表面に概略垂直にc軸配向させる方法である。三つ目は、一層目
として薄い膜厚で成膜した後、200℃以上700℃以下の熱処理を行い、二層目の成膜
を行い、表面に概略垂直にc軸配向させる方法である。
ットを用い、スパッタリング法によって成膜する。当該スパッタリング用ターゲットにイ
オンが衝突すると、スパッタリング用ターゲットに含まれる結晶領域がa−b面から劈開
し、a−b面に平行な面を有する平板状又はペレット状のスパッタリング粒子として剥離
することがある。この場合、当該平板状のスパッタリング粒子が、結晶状態を維持したま
ま基板に到達することで、CAAC−OS膜を成膜することができる。
ことができる。例えば、成膜室内に存在する不純物濃度(水素、水、二酸化炭素及び窒素
等)を低減すればよい。また、成膜ガス中の不純物濃度を低減すればよい。具体的には、
露点が−80℃以下、好ましくは−100℃以下である成膜ガスを用いる。
した場合、基板上でマイグレーションが起こり、スパッタリング粒子の平らな面が基板に
付着する。具体的には、基板加熱温度を100℃以上740℃以下、好ましくは200℃
以上500℃以下として成膜する。
ジを軽減することが好ましい。成膜ガス中の酸素割合は、30体積%以上、好ましくは1
00体積%以下とする。
いて以下に示す。
後、1000℃以上1500℃以下の温度で熱処理をすることで多結晶であるIn−Ga
−Zn−O化合物ターゲットとする。なお、X、Y及びZは任意の正数である。ここで、
所定のmol数比は、例えば、InOx粉末、GaOy粉末及びZnOz粉末が、2:2
:1、8:4:3、3:1:1、1:1:1、4:2:3又は3:1:2である。なお、
粉末の種類、及びその混合するmol数比は、作製するスパッタリング用ターゲットによ
って適宜変更すればよい。
てもよい。平坦化処理としては、特に限定されないが、研磨処理(例えば、化学的機械研
磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)法)、ド
ライエッチング処理、プラズマ処理を用いることができる。
タリングを行うことができる。逆スパッタリングとは、アルゴン雰囲気下で基板側にRF
電源を用いて電圧を印加して基板近傍にプラズマを形成して表面を改質する方法をいう。
なお、アルゴンに代えて窒素、ヘリウム、酸素などを用いてもよい。逆スパッタリングを
行うと、酸化物半導体層404の成膜表面に付着している粉状物質(パーティクル、ごみ
ともいう)を除去することができる。
く、それらを組み合わせて行ってもよい。また、組み合わせて行う場合、工程順も特に限
定されず、酸化物半導体層404の成膜表面の凹凸状態に合わせて適宜設定すればよい。
は、1nm以上20nm以下の膜厚で、スパッタリング法、MBE法、CVD法、パルス
レーザ堆積法、ALD法等を適宜用いて形成することができる。また、ゲート絶縁層40
6は、スパッタリングターゲット表面に対し、概略垂直に複数の基板表面がセットされた
状態で成膜を行うスパッタ装置を用いて成膜してもよい。
06に対して脱水化又は脱水素化処理及びその後の酸素ドープ処理を行ってもよい。
窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化窒化アルミニウム、又は窒化酸化シリコン等を用
いることができる。ゲート絶縁層406は、酸化物半導体層404と接する部分において
酸素を含むことが好ましい。
シリケート、窒素が添加されたハフニウムシリケート、ハフニウムアルミネート、酸化ラ
ンタンなどのhigh−k材料を用いることでゲートリーク電流を低減できる。さらに、
ゲート絶縁層406は、単層構造としてもよいし、積層構造としてもよい。
ゲート電極層408、層間絶縁層410又は層間絶縁層412等)の成膜温度は、ゲート
絶縁層406の成膜温度以下とするのが好ましい。同様に、ゲート絶縁層406を成膜後
に、トランジスタの作製工程において熱処理を行う場合、当該熱処理の加熱温度は、ゲー
ト絶縁層406の成膜温度以下とするのが好ましい。これらの成膜温度又は加熱温度をゲ
ート絶縁層406の成膜温度以下とすることで、酸化物半導体層404からの酸素の脱離
を抑制することができる。
8を形成する(図2(D)参照)。
ができる。また、ゲート電極層408の材料は、モリブデン、チタン、タンタル、タング
ステン、アルミニウム、銅、クロム、ネオジム、スカンジウムから選ばれた元素を含む金
属膜、または上述した元素を成分とする金属窒化物膜(窒化チタン膜、窒化モリブデン膜
、窒化タングステン膜)等を用いることができる。また、ゲート電極層408としてリン
等の不純物元素をドーピングした多結晶シリコン膜に代表される半導体膜、ニッケルシリ
サイドなどのシリサイド膜を用いてもよい。ゲート電極層408は、単層構造としてもよ
いし、積層構造としてもよい。
ジウム酸化物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジ
ウム酸化物、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化ケイ素
を添加したインジウム錫酸化物などの導電性材料を適用することもできる。また、上記導
電性材料と、上記金属材料の積層構造とすることもできる。
化物膜、具体的には、窒素を含むIn−Ga−Zn−O膜や、窒素を含むIn−Sn−O
膜や、窒素を含むIn−Ga−O膜や、窒素を含むIn−Zn−O膜や、窒素を含むSn
−O膜や、窒素を含むIn−O膜や、金属窒化膜(InN、SnNなど)を用いることが
できる。これらの膜は5eV(電子ボルト)、好ましくは5.5eV(電子ボルト)以上
の仕事関数を有し、ゲート電極層として用いた場合、トランジスタのしきい値電圧をプラ
ス側にシフトさせることができ、所謂ノーマリオフのスイッチング素子を実現できる。
層412を形成する。なお、本実施の形態では、ゲート絶縁層406及びゲート電極層4
08上に、層間絶縁層410及び層間絶縁層412の積層構造を設ける例を示すが、本発
明の一態様はこれに限定されず、単層構造の絶縁層を設けてもよい。または、3層以上の
絶縁層を積層させてもよい。
は蒸着法等により成膜することができる。層間絶縁層410又は層間絶縁層412として
は、代表的には酸化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、酸化窒化アルミニウム膜、または
酸化ガリウム膜などの無機絶縁膜などを用いることができる。
ウム膜、酸化マグネシウム膜、酸化ジルコニウム膜、酸化ランタン膜、酸化バリウム膜、
または金属窒化物膜(例えば、窒化アルミニウム膜)も用いることができる。
が好ましい。酸化アルミニウム膜は、水素、水分などの不純物、及び酸素の両方に対して
膜を通過させない遮断効果(ブロック効果)が高く、作製工程中及び作製後において、変
動要因となる水素、水分などの不純物の酸化物半導体層404への混入、及び酸化物半導
体を構成する主成分材料である酸素の酸化物半導体層404からの放出を防止する保護膜
として機能するため好ましく適用することができる。よって、酸化物半導体層404及び
/またはそれに接する下地絶縁層402が酸素過剰領域を有していると、酸化アルミニウ
ム膜を設けた状態で熱処理を行うことによって、酸化物半導体層404の膜中(バルク中
)または、下地絶縁層402と酸化物半導体層404の界面において、少なくとも1ヶ所
酸素過剰領域を設けることができる。
12として酸化シリコン膜を形成するものとする。なお、酸化アルミニウム膜を高密度(
膜密度3.2g/cm3以上、好ましくは3.6g/cm3以上)とすることによって、
トランジスタ420に安定な電気特性を付与することができる。膜密度はラザフォード後
方散乱法(RBS:Rutherford Backscattering Spect
rometry)や、X線反射率測定法(XRR:X−Ray Reflection)
によって測定することができる。
層404に達する開口を形成し、開口を埋め込むように層間絶縁層412上にソース電極
層414a及びドレイン電極層414bを形成する(図2(E)参照)。
び方法を用いて形成することができ、例えば、Al、Cr、Cu、Ta、Ti、Mo、W
から選ばれた元素を含む金属膜、または上述した元素を成分とする金属窒化物膜(窒化チ
タン膜、窒化モリブデン膜、窒化タングステン膜)等を用いることができる。また、Al
、Cuなどの金属膜の下側又は上側の一方または双方にTi、Mo、Wなどの高融点金属
膜またはそれらの金属窒化物膜(窒化チタン膜、窒化モリブデン膜、窒化タングステン膜
)を積層させた構成としても良い。また、ソース電極層414a及びドレイン電極層41
4bは、導電性の金属酸化物で形成してもよい。導電性の金属酸化物としては酸化インジ
ウム(In2O3)、酸化スズ(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム酸化
スズ(ITO)、酸化インジウム酸化亜鉛(In2O3−ZnO)またはこれらの金属酸
化物材料に酸化シリコンを含ませたものを用いることができる。
い。平坦化絶縁層としては、ポリイミド、アクリル、ポリイミドアミド、ベンゾシクロブ
テン系樹脂、ポリアミド、エポキシ等の耐熱性を有する有機材料を用いることができる。
また、上記有機材料の他に、低誘電率材料(low−k材料)、シロキサン系樹脂、PS
G(リンガラス)、BPSG(リンボロンガラス)等を用いることができる。なお、これ
らの材料で形成される絶縁層を複数積層させることで平坦化絶縁層を形成してもよい。
成膜温度以下、例えば、100℃以上400℃以下での熱処理を行ってもよい。この熱処
理は、一定の加熱温度を保持して加熱してもよいし、室温から、100℃以上ゲート絶縁
層406の成膜温度以下の加熱温度への昇温と、加熱温度から室温までの降温を複数回繰
り返して行ってもよい。また、この熱処理を、減圧下で行ってもよい。減圧下で熱処理を
行うと、加熱時間を短縮することができる。この熱処理よって、下地絶縁層402に含ま
れる酸素を酸化物半導体層404へ供給しうるため、半導体装置の信頼性を向上すること
ができる。
402に脱水化又は脱水素化処理を行い、その後、脱水化又は脱水素化処理された下地絶
縁層402へ酸素ドープ処理を行う。水及び水素の含有量を低減し、且つ酸素の含有量を
増加させた下地絶縁層402に接して酸化物半導体層404を形成することで、酸化物半
導体層404への水及び水素の混入を抑制しつつ、酸化物半導体層404へ酸素を供給す
ることが可能となる。
の界面において酸素過剰領域を形成することが可能となる。これによって、しきい値電圧
がマイナス方向へシフトする要因である、酸化物半導体層の酸素欠損密度を低減すること
ができるため、トランジスタ420のしきい値電圧のバラツキを低減することができると
ともに、ノーマリオフ型のトランジスタを実現することができる。また、トランジスタ4
20のサブスレッショルド値(S値)を低減させることができる。
に接する下地絶縁層402に対して行うため、酸化物半導体層404へ直接酸素ドープ処
理を行う場合と比較して、酸化物半導体層404の膜質及び/又は結晶性を向上させるこ
とができる。特に、酸化物半導体層404がCAAC−OS膜である場合に、該CAAC
−OS膜へ酸素ドープ処理を行うと結晶性が損なわれる場合があるため、本実施の形態で
示す半導体装置の作製方法を適用することは有効である。
宜組み合わせて用いることができる。
本実施の形態では、実施の形態1とは異なる開示する発明の一態様に係る半導体装置の構
成及びその作製方法について、図3乃至図6を参照して説明する。なお、上記実施の形態
と同一部分又は同様な機能を有する部分および工程は、上記実施の形態と同様に行うこと
ができ、繰り返しの説明は省略する。また、同じ箇所の詳細な説明は省略する。
であり、図3(B)は、図3(A)のX2−Y2における断面図であり、図3(C)は、
図3(A)のV2−W2における断面図である。なお、図3(A)では煩雑になることを
避けるため、トランジスタ422の構成要素の一部(例えば、層間絶縁層412等)を省
略して図示している。
絶縁層402上に設けられ、一対の低抵抗領域404a、404b及びチャネル形成領域
404cを含む酸化物半導体層404と、酸化物半導体層404上に設けられたゲート絶
縁層406と、ゲート絶縁層406を介してチャネル形成領域404cと重畳するゲート
電極層408と、酸化物半導体層404と電気的に接続するソース電極層414a及びド
レイン電極層414bと、ソース電極層414aと電気的に接続する配線層416aと、
ドレイン電極層414bと電気的に接続する配線層416bと、を含んで構成される。ま
た、ゲート電極層408上に設けられた層間絶縁層410及び層間絶縁層412をトラン
ジスタ422の構成要素に含んでもよい。
する。
02に酸素431aを導入する処理を行う(図4(A)参照)。酸素431aには、少な
くとも、酸素ラジカル、オゾン、酸素原子、酸素イオン(分子イオン、クラスタイオンを
含む)、のいずれかが含まれている。脱水化又は脱水素化処理を行う前に下地絶縁層40
2に酸素431aを導入することにより、下地絶縁層402を構成している元素(例えば
、シリコン)と水素との結合、又は、該元素と水酸基との結合が切断されるとともに、こ
れら水素又は水酸基が酸素と反応して水が生成される。したがって、酸素431aを導入
後に下地絶縁層402に脱水又は脱水素化処理を行うことで、下地絶縁層402に含まれ
る水素又は水酸基を水として脱離させやすくすることができる。また、脱水化又は脱水素
化処理の温度を低減、又は処理時間を短縮させることができる。
ることができる。
している元素と水素(又は水酸基)との結合を切断することを目的としているため、導入
される原子(又はイオン)は必ずしも酸素でなくともよい。例えば、酸素431aに代え
て、アルゴン等の希ガスを導入してもよい。
的とした熱処理を行う。熱処理の温度は、250℃以上基板の歪み点以下とする。
水化又は脱水素化処理によって下地絶縁層402から脱離した酸素を補填する(図4(B
)参照)。酸素431bの導入工程の詳細は、実施の形態1の酸素431の導入工程と同
様に行うことができる。
数回行ってもよい。
(図4(C)参照)。
水酸基を含む)を除去(脱水化又は脱水素化)するための熱処理を行うことが好ましい。
熱処理の温度は、300℃以上700℃以下、又は基板の歪み点未満とする。熱処理は減
圧下又は窒素雰囲気下などで行うことができる。
することができる。例えば、脱水化又は脱水素化処理後の酸化物半導体層403に含まれ
る水素濃度を、5×1019/cm3以下、好ましくは5×1018/cm3以下とする
ことができる。また、この熱処理によって、下地絶縁層402に含まれる酸素が酸化物半
導体層403へと供給されうる。酸化物半導体層403の脱水化又は脱水素化処理によっ
て同時に脱離する酸素を下地絶縁層402から供給することによって、酸化物半導体層4
03の酸素欠損を補填することが可能である。
体層404への加工前に行うと、下地絶縁層402に含まれる酸素が熱処理によって放出
されるのを防止することができるため好ましい。
ねてもよい。
が含まれないことが好ましい。又は、熱処理装置に導入する窒素、又はヘリウム、ネオン
、アルゴン等の希ガスの純度を、6N(99.9999%)以上好ましくは7N(99.
99999%)以上(即ち不純物濃度を1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下)と
することが好ましい。
から徐冷しながら同じ炉に高純度の酸素ガス、高純度の一酸化二窒素ガス、又は超乾燥エ
ア(CRDS(キャビティリングダウンレーザー分光法)方式の露点計を用いて測定した
場合の水分量が20ppm(露点換算で−55℃)以下、好ましくは1ppm以下、より
好ましくは10ppb以下の空気)を導入してもよい。酸素ガス又は一酸化二窒素ガスに
、水、水素などが含まれないことが好ましい。又は、熱処理装置に導入する酸素ガス又は
一酸化二窒素ガスの純度を、6N以上好ましくは7N以上(即ち、酸素ガス又は一酸化二
窒素ガス中の不純物濃度を1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下)とすることが好
ましい。酸素ガス又は一酸化二窒素ガスの作用により、脱水化又は脱水素化処理による不
純物の排除工程によって同時に減少してしまった酸化物半導体を構成する主成分材料であ
る酸素を供給することによって、酸化物半導体層403を高純度化及びi型(真性)化す
ることができる。
導体層404上にゲート絶縁層406を形成する(図4(D)参照)。
を、マスクを用いて加工することによって形成することができる。ここで、加工に用いる
マスクは、フォトリソグラフィ法などによって形成されたマスクに、スリミング処理を行
って、より微細なパターンを有するマスクとするのが好ましい。
ッシング処理を適用することができる。ただし、スリミング処理はフォトリソグラフィ法
などによって形成されたマスクをより微細なパターンに加工できる処理であれば、アッシ
ング処理に限定する必要はない。また、スリミング処理によって形成されるマスクによっ
てトランジスタのチャネル長(L)が決定されることになるため、当該スリミング処理と
しては制御性の良好な処理を適用することができる。
置の解像限界以下、好ましくは1/2以下、より好ましくは1/3以下の線幅まで微細化
することが可能である。例えば、線幅は、30nm以上2000nm以下、好ましくは5
0nm以上350nm以下とすることができる。これにより、トランジスタの微細化を達
成することができる。
入し、低抵抗領域404a及び低抵抗領域404bを形成する。ドーパント433の導入
処理によって、チャネル形成領域404cを挟んで一対の低抵抗領域が設けられた酸化物
半導体層404が形成される(図4(E)参照)。
マージョンイオンインプランテーション法などを用いることができる。その際には、ドー
パント433の単体のイオンあるいはフッ化物、塩化物のイオンを用いると好ましい。
の膜厚を適宜設定して制御すればよい。なお、ドーパント433のドーズ量は、例えば、
1×1013ions/cm2以上5×1016ions/cm2以下とすればよい。ま
た、不純物領域におけるドーパント433の濃度は、5×1018/cm3以上1×10
22/cm3以下であることが好ましい。
、ドーパントの種類も複数種用いてもよい。
300℃以上ゲート絶縁層406の成膜温度以下、好ましくは300℃以上450℃以下
で1時間、酸素雰囲気下で行うことが好ましい。また、窒素雰囲気下、減圧下、大気(超
乾燥エア)下で熱処理を行ってもよい。
一部非晶質化する場合がある。この場合、ドーパント433の導入後に熱処理を行うこと
によって、酸化物半導体層404の結晶性を回復することができる。
縁層412を形成する(図5(A)参照)。
412、層間絶縁層410及びゲート絶縁層406をエッチングして、酸化物半導体層4
04(より具体的には、低抵抗領域404a)に達する開口442を形成する(図5(B
)参照)。
形成することができる。マスク440形成時の露光には、波長が数nm〜数10nmと短
い超紫外線(Extreme Ultraviolet)を用いるのが望ましい。超紫外
線による露光は、解像度が高く焦点深度も大きい。したがって、微細なパターンを有する
マスク440を形成することができる。
などの他の方法を用いてマスク440を形成してもよい。この場合には、マスク440の
材料として、フォトレジストなどの感光性を有する材料を用いる必要はない。
る。マスク444は、マスク440と同様に形成することができる。そしてマスク444
を用いて層間絶縁層412、層間絶縁層410及びゲート絶縁層406をエッチングして
、酸化物半導体層404(より具体的には、低抵抗領域404b)に達する開口446を
形成する(図5(C)参照)。これによって、ゲート絶縁層406、層間絶縁層410及
び層間絶縁層412に、ゲート電極層408を挟んで一対の開口が形成されることとなる
。
層及びドレイン電極層となる導電膜414を形成する(図6(A)参照)。
a、Ti、Mo、Wから選ばれた元素を含む金属膜、または上述した元素を成分とする金
属窒化物膜(窒化チタン膜、窒化モリブデン膜、窒化タングステン膜)等を用いることが
できる。また、Al、Cuなどの金属膜の下側又は上側の一方または双方にTi、Mo、
Wなどの高融点金属膜またはそれらの金属窒化物膜(窒化チタン膜、窒化モリブデン膜、
窒化タングステン膜)を積層させた構成としても良い。また、ソース電極層、及びドレイ
ン電極層に用いる導電膜としては、導電性の金属酸化物で形成しても良い。導電性の金属
酸化物としては酸化インジウム(In2O3)、酸化スズ(SnO2)、酸化亜鉛(Zn
O)、ITO、酸化インジウム酸化亜鉛(In2O3−ZnO)またはこれらの金属酸化
物材料に酸化シリコンを含ませたものを用いることができる。
くともゲート電極層408と重畳する領域)に設けられた導電膜414を除去するように
、導電膜414に対してCMP処理を行うことで、開口442または開口446に埋め込
まれたソース電極層414a及びドレイン電極層414bを形成することができる。本実
施の形態では、導電膜414に対して、層間絶縁層412の表面が露出する条件でCMP
処理を行うことにより、ソース電極層414a及びドレイン電極層414bを形成する。
なお、CMP処理の条件によっては層間絶縁層412の表面、層間絶縁層410の表面、
またはゲート電極層408の表面も研磨される場合がある。
手法である。より具体的には、研磨ステージの上に研磨布を貼り付け、被加工物と研磨布
との間にスラリー(研磨剤)を供給しながら研磨ステージと被加工物とを各々回転または
揺動させて、被加工物の表面を、スラリーと被加工物表面との間での化学反応と、研磨布
と被加工物との機械的研磨の作用により、被加工物の表面を研磨する方法である。
MP処理を行う場合は、高い研磨レートの一次研磨を行った後、低い研磨レートの仕上げ
研磨を行うのが好ましい。このように研磨レートの異なる研磨を組み合わせることによっ
て、ソース電極層414a、ドレイン電極層414b、層間絶縁層412の表面の平坦性
をより向上させることができる。
P処理を用いたが、他の研磨(研削、切削)処理を用いてもよい。または、CMP処理等
の研磨処理と、エッチング(ドライエッチング、ウェットエッチング)処理や、プラズマ
処理などを組み合わせてもよい。例えば、CMP処理後、ドライエッチング処理やプラズ
マ処理(逆スパッタリングなど)を行い、処理表面の平坦性向上を図ってもよい。研磨処
理に、エッチング処理、プラズマ処理などを組み合わせて行う場合、工程順は特に限定さ
れず、導電膜414の材料、膜厚、及び表面の凹凸状態に合わせて適宜設定すればよい。
406、層間絶縁層410及び層間絶縁層412に設けられた開口を埋め込むように設け
られる。したがって、トランジスタ422において、ソース電極層414aと酸化物半導
体層404が接する領域(ソース側コンタクト領域)とゲート電極層408との距離は、
開口442の端部とゲート電極層408の端部との幅によって決定される。同様に、トラ
ンジスタ422において、ドレイン電極層414bと酸化物半導体層404が接する領域
(ドレイン側コンタクト領域)とゲート電極層408との距離は、開口446の端部とゲ
ート電極層408の端部との幅によって決定される。
めの開口446を、一度のエッチング処理によって形成する場合、開口442と開口44
6とのチャネル長方向の幅の最小加工寸法は、マスクの形成に用いる露光装置の解像限界
に制約される。したがって、開口442と開口446との距離を十分に縮小することが難
しく、結果としてソース側コンタクト領域及びドレイン側コンタクト領域と、ゲート電極
層408との距離の微細化が困難である。
々のマスクを用いた別々のエッチング処理によって形成するため、露光装置の解像限界に
依存せず、自由に開口の位置を設定することが可能である。よって、ソース側コンタクト
領域またはドレイン側コンタクト領域と、ゲート電極層408との距離を、例えば0.0
5μm以上0.1μm以下まで縮小することができる。該距離を縮小することで、トラン
ジスタ422のソースとドレイン間の抵抗を低減することができるため、トランジスタの
電気的特性(例えばオン電流特性)を向上させることができる。
12上の導電膜405を除去する工程において、レジストマスクを用いたエッチング処理
を用いないため、ソース電極層414a及びドレイン電極層414bのチャネル長方向の
幅が微細化されている場合でも精密な加工を正確に行うことができる。よって、半導体装
置の作製工程において、形状や特性のばらつきを少ない微細な構造を有するトランジスタ
420を歩留まりよく作製することができる。
ス配線層またはドレイン配線層(これと同じ層で形成される配線も含む)となる導電膜を
成膜し、該導電膜を加工して配線層416a及び配線層416bを形成する(図6(C)
参照)。
いて形成することができる。
は、露光装置の解像限界に依存せずに微細に加工することが可能である。一方、配線層4
16a及び配線層416bは、フォトリソグラフィ法によって形成したマスクを用いて加
工されるため、その幅は、ソース電極層414aとドレイン電極層414bよりも大きく
なる。トランジスタ420の微細化のためには、配線層416aと配線層416bとの幅
を、露光装置の解像限界に合わせて設定するのが好ましい。
構成している元素と水素(又は水酸基)との結合を切断し、その後、下地絶縁層402に
脱水化又は脱水素化処理を行うことで、処理温度を低減、又は処理時間を短縮させること
ができる。さらに、脱水化又は脱水素化処理された下地絶縁層402へ第2の酸素ドープ
処理を行うことで、水及び水素の含有量を低減し、且つ酸素の含有量を増加させた下地絶
縁層402とすることができる。当該下地絶縁層402に接して酸化物半導体層404を
形成することで、酸化物半導体層404への水及び水素の混入を抑制しつつ、酸化物半導
体層404へ酸素を供給することが可能となる。
の界面において酸素過剰領域を形成することが可能となる。これによって、しきい値電圧
がマイナス方向へシフトする要因である、酸化物半導体層の酸素欠損密度を低減すること
ができるため、トランジスタ422のしきい値電圧のバラツキを低減することができると
ともに、ノーマリオフ型のトランジスタを実現することができる。また、トランジスタ4
22のサブスレッショルド値(S値)を低減させることができる。
に接する下地絶縁層402に対して行うため、酸化物半導体層404へ直接酸素ドープ処
理を行う場合と比較して、酸化物半導体層404の膜質及び/又は結晶性を向上させるこ
とができる。特に、酸化物半導体層404がCAAC−OS膜である場合に、該CAAC
−OS膜へ酸素ドープ処理を行うと結晶性が損なわれる場合があるため、本実施の形態で
示す半導体装置の作製方法を適用することは有効である。
宜組み合わせて用いることができる。
本実施の形態では、本明細書に示すトランジスタを使用し、電力が供給されない状況でも
記憶内容の保持が可能で、かつ、書き込み回数にも制限が無い半導体装置の一例を、図面
を用いて説明する。
B)に半導体装置の平面図を、図7(C)に半導体装置の回路図をそれぞれ示す。ここで
、図7(A)は、図7(B)のC1−C2、及びD1−D2における断面に相当する。
ジスタ160を有し、上部に第2の半導体材料を用いたトランジスタ162を有するもの
である。トランジスタ162としては、実施の形態1で示すトランジスタ420の構造を
適用する例である。
望ましい。例えば、第1の半導体材料を酸化物半導体以外の半導体材料(シリコンなど)
とし、第2の半導体材料を酸化物半導体とすることができる。酸化物半導体以外の材料を
用いたトランジスタは、高速動作が容易である。一方で、酸化物半導体を用いたトランジ
スタは、その特性により長時間の電荷保持を可能とする。
るが、pチャネル型トランジスタを適用してもよい。また、情報を保持するために酸化物
半導体を用いた実施の形態1又は実施の形態2に示すようなトランジスタに用いる限りに
おいて、半導体装置に用いられる材料や半導体装置の構造など、半導体装置の具体的な構
成をここで示すものに限定する必要はない。
基板185に設けられたチャネル形成領域116と、チャネル形成領域116を挟むよう
に設けられた不純物領域120と、不純物領域120に接する金属間化合物領域124と
、チャネル形成領域116上に設けられたゲート絶縁膜108と、ゲート絶縁膜108上
に設けられたゲート電極層110と、を有する。なお、図において、明示的にはソース電
極層やドレイン電極層を有しない場合があるが、便宜上、このような状態を含めてトラン
ジスタと呼ぶ場合がある。また、この場合、トランジスタの接続関係を説明するために、
ソース領域やドレイン領域を含めてソース電極層やドレイン電極層と表現することがある
。つまり、本明細書において、ソース電極層との記載には、ソース領域が含まれうる。
り、トランジスタ160を覆うように絶縁層128及び絶縁層130が設けられている。
なお、絶縁層130は、トランジスタ162の下地絶縁層として機能する絶縁層である。
また、トランジスタ160において、ゲート電極層110の側面に側壁絶縁層(サイドウ
ォール絶縁層)を設け、不純物濃度が異なる領域を含む不純物領域120としてもよい。
該トランジスタを読み出し用のトランジスタとして用いることで、情報の読み出しを高速
に行うことができる。トランジスタ160を覆うように絶縁膜を2層形成する。トランジ
スタ162および容量素子164の形成前の処理として、該絶縁膜2層にCMP処理を施
して、平坦化した絶縁層128、絶縁層130を形成し、同時にゲート電極層110の上
面を露出させる。
アルミニウム膜、酸化窒化アルミニウム膜、窒化シリコン膜、窒化アルミニウム膜、窒化
酸化シリコン膜、窒化酸化アルミニウム膜などの無機絶縁膜を用いることができる。絶縁
層128、絶縁層130は、プラズマCVD法又はスパッタリング法等を用いて形成する
ことができ、プラズマCVD法を用いて形成するのが好適である。
酸化シリコン膜を用いる。
好ましい。本実施の形態では、研磨処理(例えばCMP処理)により十分に平坦化した(
好ましくは絶縁層130表面の平均面粗さは0.15nm以下)絶縁層130上に酸化物
半導体層144を形成する。
ら、絶縁層130を形成後には、当該絶縁層130の脱水化又は脱水素化処理と、その後
の酸素ドープ処理を少なくとも1回行うものとする。これによって、酸化物半導体層14
4の被成膜表面において、水及び水素の含有量が低減され、且つ酸素の含有量が増加され
た下地絶縁層とすることができる。また、当該絶縁層130上に設けられる酸化物半導体
層144を含むトランジスタ162の信頼性を向上させることができる。
トランジスタ160のゲート電極層110を露出させる工程の前に行ってもよいし、ゲー
ト電極層110を露出させた後に行ってもよく、あるいは、その両方で行ってもよい。又
は絶縁層130への脱水化又は脱水素化処理を行った後に、ゲート電極層110を露出さ
せ、その後酸素ドープ処理を行ってもよい。なお、絶縁層130へ酸素ドープ処理を行う
際には、ゲート電極層110と重畳する領域を覆うマスクを用いるのが好ましい。また、
ゲート電極層110を露出させる工程の前に酸素ドープ処理を行う場合には、CMP処理
によって研磨される領域よりも下層の領域に酸素が導入されるように、酸素の導入条件を
制御するものとする。
ンジスタであり、ゲート絶縁層146を介して酸化物半導体層144と重畳する領域にゲ
ート電極層148が設けられている。ここで、トランジスタ162に含まれる酸化物半導
体層144は、高純度化されたものであることが望ましい。高純度化された酸化物半導体
を用いることで、極めて優れたオフ特性のトランジスタ162を得ることができる。
憶内容を保持することが可能である。つまり、リフレッシュ動作を必要としない、或いは
、リフレッシュ動作の頻度が極めて少ない半導体記憶装置とすることが可能となるため、
消費電力を十分に低減することができる。
いる。本実施の形態では、絶縁層135として、酸化アルミニウム膜を用いる。酸化アル
ミニウム膜を高密度(膜密度3.2g/cm3以上、好ましくは3.6g/cm3以上)
とすることによって、トランジスタ162に安定な電気特性を付与することができる。
化物半導体層144と接する電極層142a及び電極層142bが形成されている。電極
層142a及び電極層142bは、トランジスタ162のソース電極層又はドレイン電極
層として機能する。
れている。そして、絶縁層150を介してトランジスタ162の電極層142aと重畳す
る領域には、導電層153が設けられており、電極層142aと、絶縁層150と導電層
153とによって、容量素子164が構成される。すなわち、トランジスタ162の電極
層142aは、容量素子164の一方の電極として機能し、導電層153は、容量素子1
64の他方の電極として機能する。なお、容量が不要の場合には、容量素子164を設け
ない構成とすることもできる。また、容量素子164は、別途、トランジスタ162の上
方に設けてもよい。
て、絶縁層152上にはトランジスタ162と、他のトランジスタを接続するための配線
156が設けられている。図7(A)には図示しないが、配線156は、絶縁層150、
絶縁層152などに形成された開口を介して(又は該開口に形成された電極層を介して)
電極層142bと電気的に接続される。
少なくとも一部が重畳するように設けられており、トランジスタ160のソース領域また
はドレイン領域と酸化物半導体層144の一部が重畳するように設けられているのが好ま
しい。また、トランジスタ162及び容量素子164が、トランジスタ160の少なくと
も一部と重畳するように設けられている。例えば、容量素子164の導電層153は、ト
ランジスタ160のゲート電極層110と少なくとも一部が重畳して設けられている。こ
のような平面レイアウトを採用することにより、半導体装置の占有面積の低減を図ること
ができるため、高集積化を図ることができる。
極層とは、電気的に接続され、第2の配線(2nd Line)とトランジスタ160の
ドレイン電極層とは、電気的に接続されている。また、第3の配線(3rd Line)
とトランジスタ162のソース電極層またはドレイン電極層の一方とは、電気的に接続さ
れ、第4の配線(4th Line)と、トランジスタ162のゲート電極層とは、電気
的に接続されている。そして、トランジスタ160のゲート電極層と、トランジスタ16
2のソース電極層またはドレイン電極層の他方は、容量素子164の電極の一方と電気的
に接続され、第5の配線(5th Line)と、容量素子164の電極の他方は電気的
に接続されている。
という特徴を生かすことで、次のように、情報の書き込み、保持、読み出しが可能である
。
162がオン状態となる電位にして、トランジスタ162をオン状態とする。これにより
、第3の配線の電位が、トランジスタ160のゲート電極層、および容量素子164に与
えられる。すなわち、トランジスタ160のゲート電極層には、所定の電荷が与えられる
(書き込み)。ここでは、異なる二つの電位レベルを与える電荷(以下Lowレベル電荷
、Highレベル電荷という)のいずれかが与えられるものとする。その後、第4の配線
の電位を、トランジスタ162がオフ状態となる電位にして、トランジスタ162をオフ
状態とすることにより、トランジスタ160のゲート電極層に与えられた電荷が保持され
る(保持)。
の電荷は長時間にわたって保持される。
で、第5の配線に適切な電位(読み出し電位)を与えると、トランジスタ160のゲート
電極層に保持された電荷量に応じて、第2の配線は異なる電位をとる。一般に、トランジ
スタ160をnチャネル型とすると、トランジスタ160のゲート電極層にHighレベ
ル電荷が与えられている場合の見かけのしきい値Vth_Hは、トランジスタ160のゲ
ート電極層にLowレベル電荷が与えられている場合の見かけのしきい値Vth_Lより
低くなるためである。ここで、見かけのしきい値電圧とは、トランジスタ160を「オン
状態」とするために必要な第5の配線の電位をいうものとする。したがって、第5の配線
の電位をVth_HとVth_Lの間の電位V0とすることにより、トランジスタ160
のゲート電極層に与えられた電荷を判別できる。例えば、書き込みにおいて、Highレ
ベル電荷が与えられていた場合には、第5の配線の電位がV0(>Vth_H)となれば
、トランジスタ160は「オン状態」となる。Lowレベル電荷が与えられていた場合に
は、第5の配線の電位がV0(<Vth_L)となっても、トランジスタ160は「オフ
状態」のままである。このため、第2の配線の電位を見ることで、保持されている情報を
読み出すことができる。
出せることが必要になる。このように情報を読み出さない場合には、ゲート電極層の状態
にかかわらずトランジスタ160が「オフ状態」となるような電位、つまり、Vth_H
より小さい電位を第5の配線に与えればよい。または、ゲート電極層の状態にかかわらず
トランジスタ160が「オン状態」となるような電位、つまり、Vth_Lより大きい電
位を第5の配線に与えればよい。
の極めて小さいトランジスタを適用することで、極めて長期にわたり記憶内容を保持する
ことが可能である。つまり、リフレッシュ動作が不要となるか、または、リフレッシュ動
作の頻度を極めて低くすることが可能となるため、消費電力を十分に低減することができ
る。また、電力の供給がない場合(ただし、電位は固定されていることが望ましい)であ
っても、長期にわたって記憶内容を保持することが可能である。
子の劣化の問題もない。例えば、従来の不揮発性メモリのように、フローティングゲート
への電子の注入や、フローティングゲートからの電子の引き抜きを行う必要がないため、
ゲート絶縁膜の劣化といった問題が全く生じない。すなわち、開示する発明に係る半導体
装置では、従来の不揮発性メモリで問題となっている書き換え可能回数に制限はなく、信
頼性が飛躍的に向上する。さらに、トランジスタのオン状態、オフ状態によって、情報の
書き込みが行われるため、高速な動作も容易に実現しうる。
置、及び該半導体装置の作製方法を提供することができる。
宜組み合わせて用いることができる。
本実施の形態においては、実施の形態1又は2に示すトランジスタを使用し、電力が供給
されない状況でも記憶内容の保持が可能で、かつ、書き込み回数にも制限が無い半導体装
置について、実施の形態3に示した構成と異なる構成について、図8及び図9を用いて説
明を行う。
す概念図である。まず、図8(A)に示す半導体装置について説明を行い、続けて図8(
B)に示す半導体装置について、以下説明を行う。
層又はドレイン電極層とは電気的に接続され、ワード線WLとトランジスタ162のゲー
ト電極層とは電気的に接続され、トランジスタ162のソース電極層又はドレイン電極層
と容量素子254の第1の端子とは電気的に接続されている。
を行う場合について説明する。
ジスタ162をオン状態とする。これにより、ビット線BLの電位が、容量素子254の
第1の端子に与えられる(書き込み)。その後、ワード線WLの電位を、トランジスタ1
62がオフ状態となる電位として、トランジスタ162をオフ状態とすることにより、容
量素子254の第1の端子の電位が保持される(保持)。
ている。このため、トランジスタ162をオフ状態とすることで、容量素子254の第1
の端子の電位(あるいは、容量素子254に蓄積された電荷)を極めて長時間にわたって
保持することが可能である。
状態であるビット線BLと容量素子254とが導通し、ビット線BLと容量素子254の
間で電荷が再分配される。その結果、ビット線BLの電位が変化する。ビット線BLの電
位の変化量は、容量素子254の第1の端子の電位(あるいは容量素子254に蓄積され
た電荷)によって、異なる値をとる。
BLが有する容量成分(以下、ビット線容量とも呼ぶ)をCB、電荷が再分配される前の
ビット線BLの電位をVB0とすると、電荷が再分配された後のビット線BLの電位は、
(CB×VB0+C×V)/(CB+C)となる。従って、メモリセル250の状態とし
て、容量素子254の第1の端子の電位がV1とV0(V1>V0)の2状態をとるとす
ると、電位V1を保持している場合のビット線BLの電位(=CB×VB0+C×V1)
/(CB+C))は、電位V0を保持している場合のビット線BLの電位(=CB×VB
0+C×V0)/(CB+C))よりも高くなることがわかる。
る。
さいという特徴から、容量素子254に蓄積された電荷は長時間にわたって保持すること
ができる。つまり、リフレッシュ動作が不要となるか、または、リフレッシュ動作の頻度
を極めて低くすることが可能となるため、消費電力を十分に低減することができる。また
、電力の供給がない場合であっても、長期にわたって記憶内容を保持することが可能であ
る。
50を複数有するメモリセルアレイ251a及び251bを有し、下部に、メモリセルア
レイ251(メモリセルアレイ251a及び251b)を動作させるために必要な周辺回
路253を有する。なお、周辺回路253は、メモリセルアレイ251と電気的に接続さ
れている。
メモリセルアレイ251a及び251b)の直下に設けることができるため半導体装置の
小型化を図ることができる。
を用いるのがより好ましい。例えば、シリコン、ゲルマニウム、シリコンゲルマニウム、
炭化シリコン、またはガリウムヒ素等を用いることができ、単結晶半導体を用いることが
好ましい。他に、有機半導体材料などを用いてもよい。このような半導体材料を用いたト
ランジスタは、十分な高速動作が可能である。したがって、該トランジスタにより、高速
動作が要求される各種回路(論理回路、駆動回路など)を好適に実現することが可能であ
る。
アレイ251aと、メモリセルアレイ251b)が積層された構成を例示したが、積層す
るメモリセルアレイの数はこれに限定されない。3つ以上のメモリセルアレイを積層する
構成としても良い。
行う。
図を、図9(B)にメモリセル250の平面図をそれぞれ示す。ここで、図9(A)は、
図9(B)のF1−F2、及びG1−G2における断面に相当する。
物半導体層144と、酸化物半導体層144上のゲート絶縁層146と、ゲート絶縁層1
46を介して酸化物半導体層144と重畳するゲート電極層148と、を含む。また、ト
ランジスタ162を覆う絶縁層135及び絶縁層138が設けられ、ゲート絶縁層146
、絶縁層135及び絶縁層138に設けられた開口を介して酸化物半導体層144と接続
する電極層142a及び電極層142bが形成されている。
2で示した構成と同様の構成とすることができる。トランジスタ162の下地絶縁層とし
て機能する絶縁層130は、脱水化又は脱水素化処理と、その後の酸素ドープ処理を少な
くとも1回行うことによって、水及び水素の含有量が低減され、且つ酸素の含有量が増加
された絶縁層であるため、当該絶縁層130上に設けられる酸化物半導体層144を含む
トランジスタ162の信頼性を向上させることができる。
縁層256を介して、トランジスタ162の電極層142aと重畳する領域には、導電層
262が設けられており、電極層142aと、絶縁層256と、導電層262とによって
、容量素子254が構成される。すなわち、トランジスタ162の電極層142aは、容
量素子254の一方の電極として機能し、導電層262は、容量素子254の他方の電極
として機能する。
て、絶縁層258上にはメモリセル250と、隣接するメモリセル250を接続するため
の配線260が設けられている。図示しないが、配線260は、絶縁層256及び絶縁層
258などに形成された開口を介してトランジスタ162の電極層142bと電気的に接
続されている。但し、開口に他の導電層を設け、該他の導電層を介して、配線260と電
極層142bとを電気的に接続してもよい。なお、配線260は、図8(A)の回路図に
おけるビット線BLに相当する。
メモリセルに含まれるトランジスタのソース電極層としても機能することができる。
有面積の低減を図ることができるため、高集積化を図ることができる。
ンジスタにより形成されている。酸化物半導体を用いたトランジスタは、オフ電流が小さ
いため、これを用いることにより長期にわたり記憶内容を保持することが可能である。つ
まり、リフレッシュ動作の頻度を極めて低くすることが可能となるため、消費電力を十分
に低減することができる。
作が可能なトランジスタ)を用いた周辺回路と、酸化物半導体を用いたトランジスタ(よ
り広義には、十分にオフ電流が小さいトランジスタ)を用いた記憶回路とを一体に備える
ことで、これまでにない特徴を有する半導体装置を実現することができる。また、周辺回
路と記憶回路を積層構造とすることにより、半導体装置の集積化を図ることができる。
置、及び該半導体装置の作製方法を提供することができる。
宜組み合わせて用いることができる。
本実施の形態では、先の実施の形態で示した半導体装置を携帯電話、スマートフォン、電
子書籍などの携帯機器に応用した場合の例を図10乃至図13を用いて説明する。
などにSRAMまたはDRAMが使用されている。SRAMまたはDRAMが使用される
理由としてはフラッシュメモリでは応答が遅く、画像処理では不向きであるためである。
一方で、SRAMまたはDRAMを画像データの一時記憶に用いた場合、以下の特徴があ
る。
806の6個のトランジスタで構成されており、それをXデコーダー807、Yデコーダ
ー808にて駆動している。トランジスタ803とトランジスタ805、トランジスタ8
04とトランジスタ806はインバータを構成し、高速駆動を可能としている。しかし1
つのメモリセルが6トランジスタで構成されているため、セル面積が大きいという欠点が
ある。デザインルールの最小寸法をFとしたときにSRAMのメモリセル面積は通常10
0〜150F2である。このためSRAMはビットあたりの単価が各種メモリの中で最も
高い。
保持容量812によって構成され、それをXデコーダー813、Yデコーダー814にて
駆動している。1つのセルが1トランジスタ1容量の構成になっており、面積が小さい。
DRAMのメモリセル面積は通常10F2以下である。ただし、DRAMは常にリフレッ
シュが必要であり、書き換えをおこなわない場合でも電力を消費する。
、且つ頻繁なリフレッシュは不要である。したがって、メモリセル面積が縮小され、且つ
消費電力が低減することができる。
グベースバンド回路902、デジタルベースバンド回路903、バッテリー904、電源
回路905、アプリケーションプロセッサ906、フラッシュメモリ910、ディスプレ
イコントローラ911、メモリ回路912、ディスプレイ913、タッチセンサ919、
音声回路917、キーボード918などより構成されている。ディスプレイ913は表示
部914、ソースドライバ915、ゲートドライバ916によって構成されている。アプ
リケーションプロセッサ906はCPU907、DSP908、インターフェイス909
(IF909)を有している。一般にメモリ回路912はSRAMまたはDRAMで構成
されており、この部分に先の実施の形態で説明した半導体装置を採用することによって、
情報の書き込みおよび読み出しが高速で、長期間の記憶保持が可能で、且つ消費電力が十
分に低減することができる。
用した例を示す。図12に示すメモリ回路950は、メモリ952、メモリ953、スイ
ッチ954、スイッチ955およびメモリコントローラ951により構成されている。ま
た、メモリ回路は、信号線から入力された画像データ(入力画像データ)、メモリ952
、及びメモリ953に記憶されたデータ(記憶画像データ)を読み出し、及び制御を行う
ディスプレイコントローラ956と、ディスプレイコントローラ956からの信号により
表示するディスプレイ957が接続されている。
る(入力画像データA)。入力画像データAは、スイッチ954を介してメモリ952に
記憶される。そしてメモリ952に記憶された画像データ(記憶画像データA)は、スイ
ッチ955、及びディスプレイコントローラ956を介してディスプレイ957に送られ
、表示される。
期でメモリ952からスイッチ955を介して、ディスプレイコントローラ956から読
み出される。
に変更が有る場合)、アプリケーションプロセッサは新たな画像データ(入力画像データ
B)を形成する。入力画像データBはスイッチ954を介してメモリ953に記憶される
。この間も定期的にメモリ952からスイッチ955を介して記憶画像データAは読み出
されている。メモリ953に新たな画像データ(記憶画像データB)が記憶し終わると、
ディスプレイ957の次のフレームより、記憶画像データBは読み出され、スイッチ95
5、及びディスプレイコントローラ956を介して、ディスプレイ957に記憶画像デー
タBが送られ、表示がおこなわれる。この読み出しはさらに次に新たな画像データがメモ
リ952に記憶されるまで継続される。
の読み出しを行うことによって、ディスプレイ957の表示をおこなう。なお、メモリ9
52及びメモリ953はそれぞれ別のメモリには限定されず、1つのメモリを分割して使
用してもよい。先の実施の形態で説明した半導体装置をメモリ952及びメモリ953に
採用することによって、情報の書き込みおよび読み出しが高速で、長期間の記憶保持が可
能で、且つ消費電力が十分に低減することができる。
、マイクロプロセッサ1003、フラッシュメモリ1004、音声回路1005、キーボ
ード1006、メモリ回路1007、タッチパネル1008、ディスプレイ1009、デ
ィスプレイコントローラ1010によって構成される。
ることができる。メモリ回路1007の役割は書籍の内容を一時的に保持する機能を持つ
。機能の例としては、ユーザーがハイライト機能を使用する場合などがある。ユーザーが
電子書籍を読んでいるときに、特定の箇所にマーキングをしたい場合がある。このマーキ
ング機能をハイライト機能と言い、表示の色を変える、アンダーラインを引く、文字を太
くする、文字の書体を変えるなどによって、周囲との違いを示すことである。ユーザーが
指定した箇所の情報を記憶し、保持する機能である。この情報を長期に保存する場合には
フラッシュメモリ1004にコピーしても良い。このような場合においても、先の実施の
形態で説明した半導体装置を採用することによって、情報の書き込みおよび読み出しが高
速で、長期間の記憶保持が可能で、且つ消費電力が十分に低減することができる。
載されている。このため、読み出しが高速で、長期間の記憶保持が可能で、且つ消費電力
を低減した携帯機器が実現される。
合わせて用いることができる。
を示す。
ラズマCVD法によって成膜した。
表面を平坦化させた。CMP処理の条件は、CMP研磨パッドとしてポリウレタン系研磨
布を用い、スラリーとしてはNP8020(ニッタ・ハース株式会社製)の原液(シリカ
粒径60nm〜80nm)を用い、スラリー温度を室温とし、研磨圧0.001MPa、
研磨布が固定されているテーブル回転数は60rpm、基板を固定している側のスピンド
ル回転数は56rpmとした。
は脱水素化処理を行った。
を注入した。酸素イオンの注入条件は、加速電圧を50kV、ドーズ量を2.0×101
6ions/cm2、チルト角を7°、ツイスト角を72°とした。
比]の酸化物ターゲットを用いたスパッタリング法により、膜厚20nmのIGZO膜を
形成した。成膜条件は、アルゴン及び酸素(Ar:O2=30sccm:15sccm)
雰囲気下、圧力0.4Pa、電源電力0.5kW、基板温度200℃とした。
ma:誘導結合型プラズマ)エッチング法により、エッチングし、島状に加工した。エッ
チング条件は、エッチングガスとして三塩化ホウ素と塩素の混合ガスを用い(BCl3:
Cl2=60sccm:20sccm)、電源電力450W、バイアス電力100W、圧
力1.9Paとした。
酸化シリコン膜を膜厚20nmで成膜した。ゲート絶縁層の成膜温度は、400℃とした
。
nmのタングステン膜の積層を成膜し、エッチング法によって加工してゲート電極層を形
成した。窒化タンタル膜の成膜条件は、アルゴン及び窒素(Ar:N2=50sccm:
10sccm)雰囲気下、圧力0.6Pa、電源電力1kWとした。また、タングステン
膜の成膜条件は、アルゴン雰囲気下(流量100sccm)、圧力2.0Pa、電源電力
4kWとし、基板を加熱するために、加熱したアルゴンガスを流量10sccmで流した
。
、エッチングガスとして塩素、四フッ化メタン及び酸素の混合ガス(Cl2:CF4:O
2=45sccm:55sccm:55sccm)を用い、電源電力3kW、バイアス電
力110W、圧力0.67Pa、基板温度40℃としてタングステン膜をエッチングした
。その後、第2エッチング条件として、エッチングガスとして塩素ガス(Cl2=100
sccm)を用い、電源電力2kW、バイアス電力50W、圧力1.0Pa、基板温度−
10℃として、15秒間エッチングした後、第3エッチング条件として、エッチングガス
として塩素ガス(Cl2=100sccm)を用い、電源電力1kW、バイアス電力25
W、圧力2.0Pa、基板温度−10℃として50秒間エッチングして窒化タンタル膜を
エッチングした。
イオンを注入して、一対の低抵抗領域及びチャネル形成領域を自己整合的に形成した。リ
ン(P)イオンの注入条件は加速電圧30kV、ドーズ量を1.0×1015ions/
cm2、チルト角を7°、ツイスト角を72°とした。
を積層させた。酸化アルミニウム膜は、スパッタリング法により成膜し、成膜条件は、ア
ルゴン及び酸素(Ar:O2=25sccm:25sccm)雰囲気下、圧力0.4Pa
、電源電力2.5kW、基板温度250℃とした。酸化アルミニウム膜の膜厚は70nm
とした。また、窒化酸化シリコン膜は、プラズマCVD法により、350nmの膜厚で成
膜した。
の開口を形成した。第1の開口を形成するためのエッチング条件は、第1エッチング条件
として、エッチングガスとしてトリフルオロメタンとヘリウムの混合ガスを用い(CHF
3:He=7.5sccm:142.5sccm)、電源電力475W、バイアス電力3
00W、圧力5.5Paで148秒エッチングした後、第2エッチング条件として、エッ
チングガスとしてトリフルオロメタンとヘリウムの混合ガスを用い(CHF3:He=7
.5sccm:142.5sccm)、電源電力475W、バイアス電力150W、圧力
5.5Paで84秒エッチングした。
した後、新たなレジストマスクを用いて、層間絶縁層及びゲート絶縁層に酸化物半導体層
の低抵抗領域の他方に達する第2の開口を形成した。第2の開口を形成するためのエッチ
ング条件は、第1の開口を形成するためのエッチング条件と同じ条件とした。
した後、第1の開口及び第2の開口を覆うように層間絶縁層上にタングステン膜を600
nmの膜厚で成膜した。タングステン膜は、スパッタリング法により成膜し、成膜条件は
、アルゴン雰囲気下(流量80sccm)、圧力0.8Pa、電源電力1kWとし、基板
を加熱するために、加熱したアルゴンガスを流量10sccmで流した。
る領域のタングステン膜を除去してソース電極層及びドレイン電極層を形成した。CMP
処理の条件は、CMP研磨パッドとしてポリウレタン系研磨布を用い、スラリーとしては
SSW2000(Cabot社製)1000mlに過酸化水素水を135ml添加して用
い、スラリー温度を室温とし、研磨圧0.01MPa、研磨布が固定されているテーブル
回転数は35rpm、基板を固定している側のスピンドル回転数は39rpmとした。
mのアルミニウム膜及び膜厚50nmのチタン膜をスパッタリング法により成膜した。チ
タン膜の成膜条件は、アルゴン雰囲気下(流量20sccm)、圧力0.1Pa、電源電
力12kWとして、室温で成膜した。また、アルミニウム膜の成膜条件は、アルゴン雰囲
気下(流量50sccm)、圧力0.4Pa、電源電力1kWとして、室温で成膜した。
ドレイン配線層を形成した。エッチング条件は、エッチングガスとして三塩化ホウ素と塩
素の混合ガスを用い(BCl3:Cl2=60sccm:20sccm)、電源電力45
0W、バイアス電力100W、圧力1.9Paとした。
0℃で1時間の熱処理を行った。
(酸素ドープ処理)を行わない比較例トランジスタ1と、下地絶縁層への脱水化又は脱水
素化処理を行わず、酸素イオンの注入処理(酸素ドープ処理)を行った比較例トランジス
タ2をそれぞれ作製した。比較例トランジスタ1は、下地絶縁層への脱水化又は脱水素化
処理及び酸素イオンの注入処理を行わない以外は、実施例トランジスタと同様に作製した
。また、比較例トランジスタ2は、下地絶縁層への脱水化又は脱水素化処理を行わない以
外は、実施例トランジスタと同様に作製した。
較例トランジスタ2は、チャネル長(L)を9.9μm、チャネル幅(W)を10μm、
酸化物半導体層とソース電極層(又はドレイン電極層)とのコンタクト領域と、ゲート電
極層との距離を0.1μmとした。
ト電圧(Vg)を−4Vから4Vまでとした際の、ドレイン電流(Id:[A])及び電
界効果移動度(μFE:[cm2/Vs]の値を測定した結果である。なお、ドレイン電
圧(Vd)とは、ソースを基準としたドレインとソースとの電位差である。
)は、比較例トランジスタ2の電気特性の評価結果であり、図14(C)は、実施例トラ
ンジスタの電気特性の評価結果である。
スタ1は、スイッチング素子としての電気特性が得られなかった。一方、図14(B)及
び図14(C)に示すように、下地絶縁層に酸素ドープ処理を行った比較例トランジスタ
2及び実施例トランジスタはそれぞれスイッチング素子としての電気特性を示した。した
がって、下地絶縁層への酸素ドープ処理を行うことで、トランジスタに安定した電気的特
性を付与できることが示された。
施例トランジスタよりもオン電流値が低く、頭打ちがみられた。また、比較例トランジス
タ2におけるドレイン電圧(Vd)が0.1Vの場合の電界効果移動度が0.7cm2/
Vsであるのに対して、実施例トランジスタでは、ドレイン電圧(Vd)が0.1Vの場
合の電界効果移動度が16cm2/Vsと高い数値が得られた。したがって、下地絶縁層
への脱水化又は脱水素化処理を行うことで、トランジスタに高い電気的特性を付与できる
ことが示された。
108 ゲート絶縁膜
110 ゲート電極層
116 チャネル形成領域
120 不純物領域
124 金属間化合物領域
128 絶縁層
130 絶縁層
135 絶縁層
138 絶縁層
142a 電極層
142b 電極層
144 酸化物半導体層
146 ゲート絶縁層
148 ゲート電極層
150 絶縁層
152 絶縁層
153 導電層
156 配線
160 トランジスタ
162 トランジスタ
164 容量素子
185 基板
250 メモリセル
251 メモリセルアレイ
251a メモリセルアレイ
251b メモリセルアレイ
253 周辺回路
254 容量素子
256 絶縁層
258 絶縁層
260 配線
262 導電層
400 基板
402 下地絶縁層
403 酸化物半導体層
404 酸化物半導体層
404a 低抵抗領域
404b 低抵抗領域
404c チャネル形成領域
405 導電膜
406 ゲート絶縁層
408 ゲート電極層
410 層間絶縁層
412 層間絶縁層
414 導電膜
414a ソース電極層
414b ドレイン電極層
416a 配線層
416b 配線層
420 トランジスタ
422 トランジスタ
431 酸素
431a 酸素
431b 酸素
433 ドーパント
440 マスク
442 開口
444 マスク
446 開口
801 トランジスタ
803 トランジスタ
804 トランジスタ
805 トランジスタ
806 トランジスタ
807 Xデコーダー
808 Yデコーダー
811 トランジスタ
812 保持容量
813 Xデコーダー
814 Yデコーダー
901 RF回路
902 アナログベースバンド回路
903 デジタルベースバンド回路
904 バッテリー
905 電源回路
906 アプリケーションプロセッサ
907 CPU
908 DSP
909 インターフェイス
910 フラッシュメモリ
911 ディスプレイコントローラ
912 メモリ回路
913 ディスプレイ
914 表示部
915 ソースドライバ
916 ゲートドライバ
917 音声回路
918 キーボード
919 タッチセンサ
950 メモリ回路
951 メモリコントローラ
952 メモリ
953 メモリ
954 スイッチ
955 スイッチ
956 ディスプレイコントローラ
957 ディスプレイ
1001 バッテリー
1002 電源回路
1003 マイクロプロセッサ
1004 フラッシュメモリ
1005 音声回路
1006 キーボード
1007 メモリ回路
1008 タッチパネル
1009 ディスプレイ
1010 ディスプレイコントローラ
Claims (4)
- 絶縁層を形成し、
前記絶縁層に第1の熱処理を行い、
前記第1の熱処理後に、前記絶縁層に酸素を導入し、
前記酸素導入後に、前記絶縁層上に酸化物半導体層を形成し、
前記酸化物半導体層上にゲート絶縁層を形成し、
前記ゲート絶縁層上にゲート電極を形成し、
前記第1の熱処理は、真空、減圧、窒素、酸素、超乾燥空気、または希ガスの雰囲気下で行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 絶縁層を形成し、
前記絶縁層に第1の熱処理を行い、
前記第1の熱処理後に、前記絶縁層に酸素を導入し、
前記酸素導入後に、前記絶縁層上に酸化物半導体層を形成し、
前記酸化物半導体層に第2の熱処理を行い、
前記第2の熱処理後に、前記酸化物半導体層上にゲート絶縁層を形成し、
前記ゲート絶縁層上にゲート電極を形成し、
前記第1の熱処理は、真空、減圧、窒素、酸素、超乾燥空気、または希ガスの雰囲気下で行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1又は請求項2において、
前記酸化物半導体層は、InとGaとZnとを有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
前記絶縁層は、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化アルミニウム、または酸化ハフニウムを有することを特徴とする半導体装置の作製方法。
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