JP6407352B2 - 挟持構造を備えたファイル - Google Patents
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Description
この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルについて、図面に基づいて説明する。図1は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルに用紙を挟持させた状態を内面側から見た斜視図である。図2は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルに挟持させていた用紙を開放した状態を内面側から見た斜視図である。図3は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルを見開いて内面側から見たときの平面図である。
そして、本件発明の説明において、外面とは、表紙体を閉じたときの表紙体の外側の面又は外側に位置する面をいう。また、内面とは、表紙体を見開いた状態において、表紙体を閉じたときに対向する表紙体の内部に向いた面又は内部に位置する面をいう。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルのベース体について、図4〜8に基づいて説明する。図4は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルのベース体を内面側から見たときの平面図である。図5は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルのベース体を外面側から見たときの平面図である。図6は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルのベース体の図4に示すVI−VI断面図である。図7は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルのベース体の図4に示すVII−VII断面図である。図8は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルのベース体の図4に示すVIII−VIII断面図である。
挟持構造40は、用紙Pの上端縁の近傍を挟持してベース体20の内面に用紙Pを保持できる構造を備えており、高さ方向と幅方向が交わる平面(すなわち、ファイル10の見開いた状態を内面側から平面視したときに視認できる面)において、ベース体20の上端縁22aの近傍に取り付けられ、ベース体20に対して回転可能なクリップ体60と、ベース体20の上端縁22aの近傍に取り付けられ、クリップ体60の回転により厚さ方向において開閉し、クリップ体60によって押圧されて挟持された用紙P(被挟持材)に当接する押え体80とを含む。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体について、図9〜13に基づいて説明する。図9は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体を内面側から見たときの平面図である。図10は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体を外面側から見たときの平面図である。図11は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体を下方側から見たときの底面図である。図12は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体の右側面図である。図13は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体の図9に示すXIII−XIII断面図である。
クリップ基部62とクリップ側部64との境界64aは、直線状であり、又、クリップ側部64とクリップ押え部66との境界64bは、直線状である。
境界64aと境界64bとは、平行であり、後述する押え体80のヒンジ部84の幅より若干長い間隔をおいて形成されている。
クリップ押え部66は、クリップ側部64側より自由端の押圧部66aに至るに従ってクリップ基部62との間隔が狭くなるようにわん曲しており、その弾力性により、挟持状態において押え体80の押え内板86を自由端の押圧部66aにより、押え内板86及びクリップ基部62側に向けて厚さ方向に閉じるように構成されている。
クリップ押え部66は、開放状態から挟持状態にするとき、最初に押え体80のヒンジ部84の近傍に当接する領域に、進入補助部67が形成されている。
進入補助部67は、クリップ押え部66の上面より若干その先端が前方に立ち上がっており、クリップ基部62との間隔がその他の領域、例えば押圧部66aより拡がっている。
進入補助部67は、クリップ押え部66の回転軸78に近い領域に形成されている。
この発明の一実施の形態に係る押え体80について、図14に基づいて説明する。図14は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造の押え体の見開いた状態を内面側から見たときの平面図である。
押え内板86とヒンジ部84の境界の屈曲部分84aは、直線状であり、又、押え外板押え外板82とヒンジ部84との境界の屈曲部分84bは、直線状である。
屈曲部分84aと屈曲部分84bとは、一定の距離をおいて、平行にのびる。
押え体80は、ベース体20の上端縁22aに沿ってヒンジ部84が延びるように取り付けられており、屈曲部分84bが上端縁22aに沿って平行に取り付けられている。
そして、ヒンジ部84は、押え外板82より自由端側が上方に立ち上がっている。
この発明の一実施の形態に係る固着部材100について、図15〜18に基づいて説明する。図15は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの固着部材を内面側から見たときの平面図である。図16は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの固着部材を外面側から見たときの平面図である。図17は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの固着部材を右方側から見たときの側面図である。図18は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの固着部材の図15に示すXVIII−XVIII断面図である。
この発明の一実施の形態に係る表表紙部110について、図19に基づいて説明する。図19は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの表表紙部を内面側から見たときの平面図である。表表紙部110は、ベース体20に対応した平面視略矩形状に形成される。表表紙部110は、平面視略矩形状の表表紙本体112と、表表紙本体112の左端縁に高さ方向に延在するように形成された背表紙部114と、表表紙本体110の内面側に溶着され、且つ表表紙本体112よりも僅かに小さい寸法を有した平面視略矩形状のポケット部116とを含む。ポケット部116は、その左端縁および下端縁が表表紙本体112の内面側に溶着される。すなわち、ポケット部116は、その上端縁および右端縁が開口されており、当該開口から用紙などをその内部に挿入することができる。表紙本体112およびポケット部116は、ポリプロピレンなどの合成樹脂により形成されることが好ましい。また、背表紙部114は、トムソン加工により高さ方向に沿って延在する複数の折り罫線を形成することが好ましい。これにより、背表紙部114をヒンジとして適切に機能させることができる。
この発明の一実施の形態に係るベース体と表表紙部とを固着する工程の一例について、図20に基づいて説明する。図20は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの固着部材を用いてベース体と表表紙部とを固着する工程の一例を示す模式図である。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造をファイルに取り付ける工程の一例について説明する。
押え体80は、ベース体20の上端縁22aの下部に形成された押え体80の取り付け凹部22eに、押え外板82を嵌合させてベース体20の背面に取り付けられる。
ベース体20の取り付け凹部28は、押え体80の押え外板82及びクリップ体60のクリップ基部62と相似形であり、押え外板82の厚さとよりも若干長い深さを備える。
押え体80の押え内板86は、ヒンジ部84を中心にして接近したり離間したりするように、ベース体20に取り付けられる。
クリップ体60は、ベース体20の上端縁22aに接近したり離間したりするように、回転軸78を中心にして回動するように、ベース体20に取り付けられる。
クリップ体60は、挟持状態においては、押え体80の押え内板86と押え外板82とを挟み付けるように、ベース体20に取り付けられる。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造の挟持状態から開放状態への切り替え手順の一例について、図21〜29に基づいて説明する。
挟持状態において、クリップ体60は、その可動規制部70がベース体20に穿設された案内溝部26の下端部に位置する。また、クリップ基部64は、その上端縁がベース本体24の上端縁22aに沿って延び、且つその内面がベース本体24の上端縁22aおよびその近傍の外面と相対する。さらに、クリップ押え部66は、その上端縁がベース本体24の上端縁22aに沿って延び、且つその内面がベース本体24の上端縁22aおよびその近傍の内面と相対する。そして、クリップ側部64は、ベース本体24の上端縁24に沿って延在する。押え外板82は、その上端縁がベース体20の上端縁22aに沿って延び、且つその内面がベース本体24の上端縁22aおよびその近傍の外面と相対する。さらに、押え内板86は、その上端縁がベース本体24の上端縁22aに沿って延び、且つその内面がベース本体24の上端縁22aおよびその近傍の内面と相対する。そして、ヒンジ部84は、ベース本体24の上端縁22aに沿って延在する。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造40は、用紙Pが挟持された状態におけるクリップ体60がベース体20の上端縁22aから離間させられることに伴って、可動規制部70がベース体20に穿設された案内溝部26に案内されてベース体20の上端縁22a側へと摺動し、且つ押え体80のヒンジ部84をベース体20の上端縁22a側から押すことにより、押え内板86をベース体20の内面から離間させて厚さ方向において開いた状態とし、用紙Pが開放された状態となる。すなわち、この発明の一実施の形態に係る挟持構造40は、部品点数が少なく簡単な構造である。これにより、故障の虞が抑制され、且つ生産性が向上し得る。さらに、押え内板86により用紙Pの端縁およびその近傍をベース体20の内面に押え付けて挟持するため、用紙Pを傷めることなく確実に挟持することができる。その結果、この発明の一実施の形態に係る挟持構造40は、簡単な構造を有し、且つ用紙を傷めないで確実に挟持することができる。
次に、この発明の他の実施の形態に係る狭持構造の変形例について説明する。図30は、この発明の他の実施の形態に係る狭持構造の変形例を示す平面図であり、挟持状態を示す図である。図31は、この発明の他の実施の形態に係るファイルの狭持構造の変形例の挟持状態を示す図30のXXXI−XXXI断面図である。図32は、この発明の他の実施の形態に係る狭持構造の変形例を示す平面図であり、開放状態を示す図である。図33は、この発明の他の実施の形態に係る狭持構造の変形例の開放状態を示す図32のXXXIII−XXXIII断面図である。
ベース体20Aは、平面視略矩形状であり、高さ方向において相対する上端縁22aおよび下端縁22bと、幅方向において相対する左端縁22cおよび22dとを含む。ベース体20Aは、平面視略矩形状のベース本体24と、ベース本体24の左端縁に沿って一体的に形成され、高さ方向に沿って延びる表表紙取付け部34とを含む。ベース体20Aは、ABS樹脂などの適度な剛性を有した材料により一体成形されることが好ましい。
挟持構造40Aは、高さ方向と幅方向が交わる平面(すなわち、ファイル10Aの見開いた状態を内面側から平面視したときに視認できる面)において、ベース体20Aに対して高さ方向に摺動可能なクリップ体60Aと、クリップ体60Aの摺動により厚さ方向において開閉し、挟持された用紙Pに当接する押え体80Aとを含む。
この発明の他の実施の形態に係る挟持構造のクリップ体について、図34および図35に基づいて説明する。図34は、この発明の他の実施の形態に係る挟持構造の変形例に用いられるクリップ体を内面側から見たときの平面図である。図35は、この発明の他の実施の形態に係る挟持構造の変形例に用いられるクリップ体を下方側から見たときの底面図である。
この発明の他の実施の形態に係る押え体80Aについて、図36に基づいて説明する。図36は、この発明の他の実施の形態に係る挟持構造の変形例に用いられる押え体の見開いた状態を内面側から見たときの平面図である。
この発明の他の実施の形態に係る挟持構造の挟持状態から開放状態への切り替え手順の一例について、図30〜33に基づいて説明する。
この発明の他の実施の形態に係る挟持構造40Aは、ベース体20Aに2つの案内溝部26(第1の案内溝部26aおよび第2の案内溝部26b)が穿設され、これに可動範囲を規制されるように、クリップ体60Aに形成された2つの可動規制部70(第1の可動規制部70aおよび第2の可動規制部70b)が厚さ方向に通される。これにより、この実施の形態に係る挟持構造40Aは、上記した一実施の形態のようにベース体20Aの案内溝部26およびクリップ体60の可動規制部70が1つのみ配設される場合と比較して、一層確実に用紙Pを挟持してベース体20Aに対して保持することが可能となる。
なお、上記した他の実施の形態では、ベース体20に2つの案内溝部26が穿設され、且つこれに対応してクリップ体60に2つの可動規制部70が形成される場合について説明したが、この場合に限定されない。すなわち、ベース体20に1つまたは3つ以上の案内溝部26が穿設され、且つこれに対応してクリップ体60に1つまたは3つ以上の可動規制部70が形成されてもよい。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルについて、主として図37ないし図55に基づいて説明する。図37は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルに用紙を挟持させた状態を内面側から見た平面図である。図38は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルに挟持させていた用紙を開放した状態を内面側から見た図解図である。
そして、本件発明の説明において、外面とは、表紙体を閉じたときの表紙体の外側の面又は外側に位置する面をいう。また、内面とは、表紙体を見開いた状態において、表紙体を閉じたときに対向する表紙体の内部に向いた面又は内部に位置する面をいう。
次に、図37および図38を参照しながら、上述した挟持構造が形成されるファイル表紙体について、説明する。表紙体520は、平面視略矩形状の表表紙部522と、前記表表紙部522と対向するベース体524と、表表紙部522と裏表紙部を形成するベース体524とを連結する背表紙部526とを備える。
ベース体524は、挟持構造を構成するクリップ体560を取り付けるためのベース体であって、裏表紙部を構成している。
形成された表紙体520は、表表紙部522と背表紙部526とを接続する境界に形成された第1ヒンジ部528と、ベース体524と背表紙部526を接続する境界に形成された第2ヒンジ部530とを備える。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルのベース体について、図39および図40に基づいて説明する。図39は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの表紙体を内面側から見たときの平面図である。図40(A)は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの表紙体の図39に示すXXXXA−XXXXA断面図である。図40(B)は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの表紙体の図39に示すXXXXB−XXXXB断面図である。図40(C)は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルのベース体の押え体を表紙体側に折り曲げた状態の図39に示すXXXXB−XXXXB断面図である。
ベース体524は、平面視略矩形状の裏表紙部と、裏表紙部の内面に付設された被覆体622とを含み、裏表紙部の左端縁が第2ヒンジ部を介して背表紙部526に連設されている。
ベース体524は、ABS樹脂、ポリプロピレン(PP)などの弾力性を有した熱可塑性プラスチック材料により一体成形されることが好ましい。
ベース体524の案内溝部546は、後述する挟持構造540に含まれるクリップ体560の可動規制部570がその内壁に案内されて摺動するために形成される。案内溝部546は、ベース体524の上端縁524cから左端縁524a側へと円弧を描くように湾曲して略上方へと延びる。案内溝部546の先端部分(すなわち、左端部分)は、左端縁524aの近傍に位置する。
挟持構造540は、用紙Pの左端縁の近傍を挟持してベース体524の内面に用紙Pを保持できる構造を備えており、高さ方向と幅方向が交わる平面(すなわち、ファイル510の見開いた状態を内面側から平面視したときに視認できる面)において、ベース体524の左端縁524aの近傍に取り付けられ、ベース体524に対して回転可能なクリップ体560と、ベース体524の左端縁524aの近傍に取り付けられ、クリップ体560の回転により厚さ方向において開閉し、クリップ体560によって押圧されて挟持された用紙P(被挟持材)に当接する押え体600とを含む。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体について、図41〜44に基づいて説明する。図41は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体を内面側から見たときの平面図である。図42は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体を外面側から見たときの平面図である。図43は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体の右側面図である。図44は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造のクリップ体を下方側から見たときの底面図である。
クリップ基部562の上側部分は、厚さ方向においてクリップ押え部565と相対していない。クリップ基部562の上端縁近傍に回転軸孔580が設けられ、且つ回転軸孔580の近傍に可動規制部570が突設される。
可動規制部570は、クリップ基部562の内面から突設される略円柱形状の規制本体部572と、規制本体部572の先端部分に形成された規制本体部572よりも外径寸法が大きいヒンジ押圧部574とを有する。挟持状態において、規制本体部572がベース体524に穿設された案内溝部546を貫通し、且つヒンジ押圧部574は、ベース体524に形成された案内溝部546よりもベース体524の内面に近い側に位置する。クリップ押え部565の外面の下端縁近傍には、左側部分を幅方向に延びるように指掛部568が突設される。クリップ体560は、ポリアセタール樹脂などの材料により一体成形されることが好ましい。
クリップ基部562とクリップ側部564との境界564aは、直線状であり、又、クリップ側部564とクリップ押え部565との境界564bは、直線状である。
境界564aと境界564bとは、平行であり、後述する押え体600の第3ヒンジ部604の幅より若干長い間隔をおいて形成されている。
クリップ押え部565は、クリップ側部564側より自由端の押圧部576に至るに従ってクリップ基部562との間隔が狭くなるように湾曲しており、その弾力性により、挟持状態において押え体600を自由端の押圧部576により、押え内板610及びクリップ基部562側に向けて厚さ方向に閉じるように構成されている。
この発明の一実施の形態に係る押え体600について、図45に基づいて説明する。図45は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの図37に示すXXXXV―XXXXV断面図である。
押え体600とベース体524との境界の屈曲部分608は、直線状である。
そして、第3ヒンジ部604は、ベース体524より上方に立ち上がっている。
また、上記被覆材622として被包シート材620を構成することができる。
この発明の一実施の形態に係る被包シート材620について、図46および図47に基づいて説明する。図46は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルを見開いて内面側から見たときの分解図である。図47は、この発明の一実施の形態に係る挟持構造を備えたファイルの図37に示すXXXXVII−XXXXVII断面図である。
また、被包シート体620は、ベース体524と前記被包シート体620との間に被保持物Gが保持されるようにベース体524と前記被包シート体620を厚さ方向に重ね、被保持物Gを保持するための一定領域が確保できるように、前記被包シート体620の下端縁の近傍を下端縁より適宜な幅をもって幅方向に溶着し、かつ右端縁の近傍を右端縁より適宜な幅をもって高さ方向に溶着することにより、ポケット部640が形成されている。
前記被包シート体620の代わりに、ベース体524の下端縁または右端縁のいずれか一方より延長して被包シート体620を形成し、延長したベース体524の下端縁または右端縁のいずれか一方をベース体524と重ね合わせ、かつ前記回転軸578および可動規制部570を覆うように折り曲げる。延長していないベース体524の下端縁または右端縁と、重ね合わされた被包シート体620の折り曲げられていない下端縁又は右端縁とを、前述したように溶着してポケット部640を形成することも可能である。
被包シート体620は、ポリプロピレン(PP)などの熱可塑性プラスチック材料により成形される。
この発明の一実施の形態に係るベース体524と被包シート体620とを固着する工程の一例について説明する。
そして、挟持構造を構成するクリップ体560が回転軸578により表紙体520に取り付けられた表紙体520を構成するベース体524の内面側に、前記回転軸および可動規制部570を覆うように、被包シート体620を配設する。
上記のようにして、この発明の一実施の形態に係るポケット部640をベース体524に配設することができる。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造をファイルに取り付ける工程の一例について説明する。
そして、この互いに連なった回転軸孔580と取付孔548に回転軸578を構成する固定部材582を、表紙体520の取付孔548の側から嵌合する。
また、固定部材582は、クリップ体560と表紙体520とを連結する連結部材を構成している。固定部材582は、固定部材脚部582bが分割されており、取付孔548に嵌挿し且つ回転軸孔580に嵌合したとき、回転軸孔580の中間の径に対応して、一旦縮径して回転軸孔580を貫通し、回転軸孔580を貫通後、縮径状態から復元することによりクリップ体560と表紙体520とに固定される。
固定部材582の固定部材脚部582bが、クリップ体560の回転軸孔580と表紙体520の取付孔548に貫通し固定されることにより、クリップ体560が、固定部材582の固定部材脚部582bを枢軸として回転自在にベース体524に固定される。
押え体600は、第3ヒンジ部604を中心にして接近したり離間したりするように、ベース体524に形成されている。
クリップ体560は、表紙体520の左端縁524aに接近したり離間したりするように、回転軸578を中心にして回動するように、表紙体520に取り付けられる。
クリップ体560は、挟持状態においては、押え体600を挟み付けるように、表紙体520に取り付けられている。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造の挟持状態から開放状態への切り替え手順の一例について、図52および図53に基づいて説明する。
挟持状態において、クリップ体560は、その可動規制部570が表紙体520に穿設された案内溝部546の上端部に位置する。また、クリップ基部562は、その上端縁がベース体524の左端縁524aに沿って延び、且つその内面がベース体524の左端縁524aおよびその近傍の外面と相対する。さらに、クリップ押え部565は、その上端縁がベース体524の左端縁524aに沿って延び、且つその内面が表表紙部522の左端縁およびその近傍の内面と相対する。そして、クリップ側部564は、ベース体524の左端縁524aに沿って延在する。さらに、押え体600は、その左端縁がベース体524の左端縁524aに沿って延び、且つその内面がベース体524の左端縁524aおよびその近傍の内面と相対する。そして、第1ヒンジ部528および第2ヒンジ部530は、ベース体524の左端縁524aに沿って延在する。そして、第3ヒンジ部604は、その左端縁がベース体524の左端縁524aに沿って延在する。
この発明の一実施の形態に係る挟持構造540は、用紙Pが挟持された状態におけるクリップ体560がベース体524の左端縁524aから離間させられることに伴って、可動規制部570がベース体524に穿設された案内溝部546に案内されてベース体524の左端縁524a側へと摺動し、且つ押え体600の第3ヒンジ部604をベース体524の左端縁524a側から押すことにより、押え体600を表紙体520の内面から離間させて厚さ方向において開いた状態とし、用紙Pが開放された状態となる。すなわち、この発明の一実施の形態に係る挟持構造540は、部品点数が少なく簡単な構造である。これにより、故障の虞が抑制され、且つ生産性が向上し得る。さらに、押え体600により用紙Pの端縁およびその近傍を表紙体520の内面に押え付けて挟持するため、用紙Pを傷めることなく確実に挟持することができる。その結果、この発明の一実施の形態に係る挟持構造540は、簡単な構造を有し、且つ用紙を傷めないで確実に挟持することができる。
また、この発明の一実施の形態に係る被覆材622は、被包シート体620を兼用しており、被包シート体620の下端縁および右端縁を固着することによって、ポケット部640が形成される。これにより、この発明の一実施の形態に係る被包シート体620は、上記効果以外にも、ポケット部640を形成することにより、用紙P以外の被保持物Gを同一ファイル510内で保持することができる。
また、表紙体520を透明とした場合に、被包シート体620の色を変更することによって、ファイルの仕分けも可能となる。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
20,20A ベース体
22a 上端縁
22b 下端縁
22c 左端縁
22d 右端縁
24 ベース本体
26 案内溝部
28 凹部
30 長孔部
31 押え取付け部
32 左端縁位置決め部
33 上端縁位置決め部
34 表表紙取付け部
36 ベース軸孔
38 貫通孔
40,40A 挟持構造
60,60A クリップ体
62 クリップ基部
64 クリップ側部
66 クリップ押え部
67 進入補助部
68 指掛部
70 可動規制部
72 規制本体部
74 ヒンジ押圧部
78 回転軸
80,80A 押え体
82 押え外板
84 ヒンジ部
86 押え内板
90 押え案内溝部
92 ベース体取付け部
96 押え軸孔
100 固着部材
102 固着本体
104 固着突部
106 固着軸孔
110 表表紙部
112 表表紙本体
114 背表紙部
116 ポケット部
510 ファイル
520 表紙体
522 表表紙部
524 ベース体(裏表紙部)
524a ベース体左端縁(第1端縁)
524b ベース体右端縁(第2端縁)
524c ベース体上端縁(第3端縁)
524d ベース体下端縁(第4端縁)
526 背表紙部
528 第1ヒンジ部
530 第2ヒンジ部
540 挟持構造
542 クリップ体通路
544 端部通路
546 案内溝部
548 取付孔
560 クリップ体
562 クリップ基部
564a 境界(562と564)
564b 境界(564と565)
564 クリップ側部
565 クリップ押え部
568 指掛部
570 可動規制部
572 規制本体部
574 ヒンジ押圧部
576 押圧部
578 回転軸
580 回転軸孔
582 固定部材
582a 固定部材頭部
582b 固定部材脚部
600 押え体
604 第3ヒンジ部
608 境界の屈曲部(600と524)
610 押え内板
620 被包シート体
622 被覆材
640 ポケット部
P 用紙
G 被保持物
Claims (4)
- 被挟持材を綴じる表紙体と、
被挟持材の端縁およびその近傍を表紙体に押え付けて挟持することにより、前記被挟持材を前記表紙体に対して保持するための挟持構造とを備えるファイルであって、
挟持構造は、前記被挟持材が挟持された状態において、前記表紙体を構成するベース体の第1の端縁およびその近傍の外面側に厚さ方向において重なり合うクリップ基部と、
前記被挟持材が挟持された状態において、前記表紙体を構成するベース体の第1の端縁およびその近傍の内面側に前記厚さ方向において重なり合うクリップ押え部と、を含むクリップ体とを備え、
表紙体を構成するベース体は、前記クリップ体の内側に配置され、前記被挟持材が挟持された状態において、前記表紙体を構成するベース体の第1の端縁に沿って延在するヒンジ部と、
前記ヒンジ部によって前記厚さ方向に開閉可能であり、前記被挟持材が挟持された状態において、前記クリップ押え部によって前記表紙体を構成するベース体に向かって押え付けられるように配置され、且つ前記ヒンジ部の端縁から前記表紙体を構成するベース体の内面に沿うように屈曲して前記厚さ方向に閉じることにより、前記被挟持材の端縁および/又はその近傍を前記表紙体を構成するベース体に押え付けて挟持する押え体とを備え、
挟持構造を構成するクリップ体が回転軸により表紙体に取り付けられ、ベース体の内面側において、前記回転軸を被覆する被覆材が配設され、
前記被覆材は、前記回転軸を覆うとともに、前記回転軸と対向しない主面側であって、前記押え体と前記被覆材との間に被挟持材が載置されるように構成され、
前記押え体が、前記クリップ体により前記表紙体を構成するベース体の内面側へと押え付けられて前記厚さ方向において閉じた状態となり、且つ、前記被挟持材を挟持した状態における前記クリップ体が前記表紙体を構成するベース体の第1の端縁から離間させられることに伴って、前記押え体が、前記表紙体を構成するベース体の内面から離間させて前記厚さ方向において開いた状態となり、前記被挟持材が開放された状態となる、挟持構造を備えたファイル。 - 挟持構造は、前記クリップ基部の内面から突設され、前記表紙体を構成するベース体の第1の端縁近傍に穿設された案内溝部を前記厚さ方向において通り抜けることにより、前記案内溝部に案内され、且つ可動範囲を規制する可動規制部を含み、
前記ベース体は、前記第1の端縁に相対する第2の端縁と、前記第1の端縁および前記第2の端縁に直交する方向に延びて前記第1の端縁と前記第2の端縁を結ぶ第3の端縁と、前記第3の端縁に相対する第4の端縁とを含み、
前記案内溝部は、前記第1の端縁から前記第2の端縁に向かうほど前記第3の端縁または前記第4の端縁のいずれかへと円弧を描くように湾曲して穿設され、且つ
前記クリップ体は、前記表紙体を構成するベース体に対して前記第3の端縁と前記第4の端縁とを結ぶ方向である高さ方向と前記第1の端縁と前記第2の端縁とを結ぶ方向である幅方向が交わる平面において回動可能に取り付けられ、且つ前記可動規制部が前記回動に合わせて前記案内溝部に案内されて摺動する、請求項1に記載の挟持構造を備えたファイル。 - 被挟持材を綴じる表紙体と、
被挟持材の端縁および/又はその近傍を表紙体に押え付けて挟持することにより、前記被挟持材を前記表紙体に対して保持するための挟持構造とを備えるファイルであって、
前記表紙体は、前記表紙体を構成するベース体の第1の端縁に沿って延在するヒンジ部を介して一体に接続された押え体を有し、
前記表紙体は、挟持構造を構成するクリップ体が回転軸により表紙体に取り付けられた表紙体を構成するベース体の内面側に被包シート体が配設され、
前記被包シート体は、前記回転軸を覆うとともに、前記回転軸と対向しない主面側であって、前記押え体と前記被包シート体との間に被挟持材が載置され、且つ前記回転軸と対向する主面側に被保持物が保持されるように構成された、挟持構造を備えたファイル。 - 被挟持材を綴じる表紙体と、
被挟持材の端縁およびその近傍を表紙体に押え付けて挟持することにより、前記被挟持材を前記表紙体に対して保持するための挟持構造とを備えるファイルであって、
挟持構造は、前記被挟持材が挟持された状態において、前記表紙体を構成するベース体の第1の端縁およびその近傍の外面側に厚さ方向において重なり合うクリップ基部と、
前記被挟持材が挟持された状態において、前記表紙体を構成するベース体の第1の端縁およびその近傍の内面側に前記厚さ方向において重なり合うクリップ押え部と、を含むクリップ体とを備え、
表紙体を構成するベース体は、前記クリップ体の内側に配置され、前記被挟持材が挟持された状態において、前記表紙体を構成するベース体の第1の端縁に沿って延在するヒンジ部と、
前記ヒンジ部によって前記厚さ方向に開閉可能であり、前記被挟持材が挟持された状態において、前記クリップ押え部によって前記表紙体を構成するベース体に向かって押え付けられるように配置され、且つ前記ヒンジ部の端縁から前記表紙体を構成するベース体の内面に沿うように屈曲して前記厚さ方向に閉じることにより、前記被挟持材の端縁および/又はその近傍を前記表紙体を構成するベース体に押え付けて挟持する押え体とを備え、
前記押え体は、外力が加えられていない状態において、前記表紙体を構成するベース体の内面から離間して前記厚さ方向において開いた状態となり、且つ前記被挟持材が挟持された状態において、前記クリップ押え部により前記表紙体を構成するベース体の内面側へと押え付けられて前記厚さ方向において閉じた状態となり、
表紙体は、挟持構造を構成するクリップ基部が取り付けられた表紙部に向けて、押え体が形成され、
前記押え体と前記被包シート体との間に被挟持材が載置されるとともに、前記ベース体と前記被包シート体との間に被包材が保持されるように形成された、請求項3に記載の挟持構造を備えたファイル。
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