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JP6409028B2 - 牛の活動状態管理システム - Google Patents
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JP6409028B2 - 牛の活動状態管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、家畜としての牛、特に乳牛及び肉牛の活動及び状態(活動状態)を管理するシステムに関する。
家畜を各種センサ及びコンピュータを用いて管理するシステムが知られている(特許文献1〜3)。特許文献1には、温度センサやテレメータを備えたタグを牛の耳標として用い、牛の個体識別を可能にするとともに、検出した牛の体温をコンピュータを用いて一括して管理するシステムが開示されている。
特許文献2には、牛の足に装着された歩数計により牛の歩数を計測し、その情報を基に、2つの時間帯における牛の歩数の比を基に、牛の発情状態を知るシステムが開示されている。
特許文献3には、管理を行う動物に装着され加速度等の所定の物理量を測定すると共にその結果をデータとして無線送信するように構成されたセンサと、該センサの前記測定データに基づいて所定の頻度で所定の判定を行うと共に、その判定結果に報告先が関連付けられているか否かを調べ、関連付けられている場合には、該関連付けられた報告先へ判定結果を伝える判定コンピュータとを備える動物の健康管理システムが開示されている。ただし、特許文献3に開示されている動物の活動状態管理システムは、管理する対象が動物の健康状態であり、動物の活動状況を主に管理するものではない。
他方、近年日本において畜産業や農業に従事する人の数が減少している。酪農に関しては、酪農戸数は10年前と比べ凡そ半減したが、その一方、酪農頭数は約20%の減少に留まっている。また、肉用牛の畜産に関しても、畜産戸数は10年前に比べ凡そ半減したが、その一方、肉用牛頭数は約10%の減少に留まっている。このことは、乳牛の平均飼養頭数が10年前に比べて凡そ1.5倍に増加し、肉用牛の平均飼養頭数が10年前に比べて凡そ2倍に増加したことを示している。
このように、酪農等に従事する一戸あたりの規模が大規模化してきている一方、労働力不足の問題が生じている。労働力不足により家畜としての牛の体調や活動状況の管理等が疎かになるおそれがある。このことは、牛の繁殖や病気の管理に影響が生じ、ひいては牛乳や牛肉等の生産効率の低下につながるおそれがある。
特開2003−333950号公報 特開2012−130253号公報 特開2007−306804公報
このような問題に鑑み、本発明は、家畜としての牛、つまり乳牛及び肉牛の複数の活動状態を一括して管理する活動状態管理システムを提供する。
本発明には以下の態様の発明が含まれる。
[1]
管理区域内の牛に装着される活動状態センサモジュールであって、3軸加速度センサを備えた前記活動状態センサモジュールと、
牛の複数の活動状態に応じてそれぞれ異なる測定パターンを示す前記3軸加速度センサの測定値を基に、牛の複数の活動状態を判断する活動状態判断部と
を有する牛の活動状態管理システム。
[2]
前記管理区域に設けられた位置情報センサからの情報を基に、牛の位置を判断する位置判断部をさらに有し、
前記活動状態判断部は、
(i)前記位置判断部により牛が前記管理区域の餌場に居ると判断され、且つ前記3軸加速度センサの測定値が牛の採食時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が採食活動を行っていると判断する採食判断部、
(ii)前記位置判断部により牛が前記管理区域の飲水場に居ると判断され、且つ前記3軸加速度センサの測定値が牛の飲水時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が飲水活動を行っていると判断する飲水判断部、
(iii)前記3軸加速度センサの測定値が牛の歩行時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が歩行活動を行っていると判断する歩行判断部、
(iv)前記3軸加速度センサの測定値が牛の横臥時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が横臥状態にあると判断する横臥判断部、
(v)前記3軸加速度センサの測定値が牛の走行時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が走行活動を行っていると判断する走行判断部、
(vi)前記3軸加速度センサの測定値が牛の静止時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が静止状態にあると判断する静止判断部、
(vii)前記3軸加速度センサの測定値を基に、牛の単位時間当たりの歩行量及び走行量が、連続した複数期間の間所定の閾値以上である場合に、その牛が発情活動を行っていると判断する発情判断部、及び
(viii)前記3軸加速度センサの測定値が牛の反芻時に特有の測定パターンを示している時に、対象となる牛が反芻活動を行っていると判断する反芻判断部
からなる群から選ばれる少なくとも2つの判断部を含む、[1]に記載の活動状態管理システム。
[3]
前記活動状態判断部は、前記採食判断部、前記飲水判断部、前記横臥判断部、及び前記発情判断部を含む、[2]に記載の活動状態管理システム。
[4]
前記活動状態判断部及び前記位置判断部を備えた管理端末をさらに有し、
前記判断された牛の活動状態は、牛の識別子及び/又は活動状態センサモジュールの識別子並びに測定日時の情報と関連付けて、前記管理端末のデータベース及び/又はクラウド上のデータベースに追加される、[2]又は[3]に記載の活動状態管理システム。
[5]
前記管理端末は、前記管理区域に設けられた温度センサ、湿度センサ、電力センサ、及び水量センサのうちの少なくとも1つから取得した情報に基づき、前記管理区域の環境状態を判断する環境状態判断部を有する、[2]〜[4]のいずれかに記載の活動状態管理システム。
[6]
管理区域に設けられた位置情報センサからの情報を基に、牛の位置を判断する位置判断部としてコンピュータを機能させ、さらに、
(i)前記位置判断部により牛が前記管理区域の餌場に居ると判断され、且つ前記3軸加速度センサの測定値が牛の採食時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が採食活動を行っていると判断する採食判断部、
(ii)前記位置判断部により牛が前記管理区域の飲水場に居ると判断され、且つ前記3軸加速度センサの測定値が牛の飲水時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が飲水活動を行っていると判断する飲水判断部、
(iii)前記3軸加速度センサの測定値が牛の歩行時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が歩行活動を行っていると判断する歩行判断部、
(iv)前記3軸加速度センサの測定値が牛の横臥時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が横臥状態にあると判断する横臥判断部、
(v)前記3軸加速度センサの測定値が牛の走行時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が走行活動を行っていると判断する走行判断部、
(vi)前記3軸加速度センサの測定値が牛の静止時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が静止状態にあると判断する静止判断部、
(vii)前記3軸加速度センサの測定値を基に、牛の単位時間当たりの歩行量及び走行量が、連続した複数期間の間所定の閾値以上である場合に、その牛が発情活動を行っていると判断する発情判断部、及び
(viii)前記3軸加速度センサの測定値が牛の反芻時に特有の測定パターンを示している時に、対象となる牛が反芻活動を行っていると判断する反芻判断部
からなる群から選ばれる少なくとも2つの判断部としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
本発明の一実施形態に係る活動状態管理システムは、牛の複数の活動状態を一括して管理することを可能にし、牛の体調や活動状態の管理等を容易にする。
本発明の一実施形態に係る活動状態管理システムの概念図である。 本発明の一実施形態に係る活動状態センサモジュールのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る管理端末のブロック図である。 本発明の一実施形態に係る管理端末によるフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画面インターフェースの例である。 本発明の一実施形態に係る画面インターフェースの例である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る乳牛及び肉牛の活動状態管理システムについて詳細に説明する。
<活動状態管理システム1>
本発明の一実施形態に係る乳牛及び肉牛(以下単に「牛」という。)の活動状態管理システム1は、牛の複数の活動状態を一括して管理するシステムである。該複数の活動状態には、採食活動、飲水活動、歩行活動、走行活動、横臥状態、静止状態、発情活動、及び反芻活動からなる群から選ばれる少なくとも2つの活動状態が含まれる。
図1は、活動状態管理システム1の概念図である。図1に示すように、活動状態管理システム1は、牛舎や牧場等の管理区域10内の1頭以上の牛A〜Eに装着される活動状態センサモジュール20と、活動状態センサモジュール20からの情報を処理し、牛の活動状態管理や体調管理等を行う管理端末30とを含む。活動状態センサモジュール20の詳細については後述する。
管理端末30は、CPU、主記憶装置、補助記憶装置、及びネットワークモジュール等を備えた汎用のコンピュータ又はサーバーコンピュータであり、インストールされたプログラム及びソフトウェアとの協働により実現される各種機能部を有する。管理端末30の機能部の詳細については後述する(図3)。
ここで、管理端末30の後述する機能部(総称して活動状態判断部)(301〜308)は、活動状態センサモジュール20内のCPUを含む制御部(24)により実現されるものであってもよい。つまり、管理端末30は、活動状態センサモジュール20により判断された牛の活動状態に関する情報を取得し、管理端末30内のデータベース(313)及び/又はネットワーク40(インターネット)を介してクラウド上のデータベース60に格納するようにしてもよい。
活動状態管理システム1には、活動状態センサモジュール20と無線通信し、管理端末30と有線又は無線により通信するルーターとしての中継機17が含まれていてもよい。その場合、中継機17は、管理区域10内(又は外)に1つ又は複数個設置され、管理区域10全体をカバーするようにするとよい。
中継機17と活動状態センサモジュール20との間の無線通信は、Wi-Fi(登録商標)などの無線LAN、PHS(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又はZigBee(登録商標)等の規格に基づくものであってもよい。また、中継機17と管理端末30との間は、上記規格に基づく無線通信であってもよいし、シリアル通信やイーサネット(登録商標)等の規格に基づく有線通信であってもよい。なお、中継機17を設けずに、中継機管理端末30と活動状態センサモジュール20とが無線により直接通信するようにしてもよい。
活動状態管理システム1は、管理区域10内の牛の位置を検知する位置情報センサ11や、管理区域10内の各種環境状態(気温、湿度、風向き及び強さ、使用電力量、使用水量等)を測定し、その情報を管理端末30に送信する複数のセンサ12〜16をさらに含んでいてもよい。管理区域10の各種環境状態を測定するためのセンサとして、温度センサ12、湿度センサ13、風速センサ14、電力センサ15、及び水量センサ16のうちの1つ以上を用いることができる。これらのセンサ11〜16は、無線又は有線により、直接又は中継機17を介して管理端末30と通信する。
また、位置情報センサ11、温度センサ12、湿度センサ13、風速センサ14、電力センサ15、及び水量センサ16それぞれの配置数や配置位置は、管理区域10の広さ、管理区域のエリアの数等に応じて調整される。
位置情報センサ11は、位置情報センサ11が設けられた所定のエリア内に牛がいるかどうかを検知する。その際に、位置情報センサ11は、所定のエリア内にいる牛の識別子及び/又は活動状態センサモジュール20の識別子と、位置情報センサ11それ自身の識別子と、及び検知日時の情報とを関連付けて、管理端末30に送信する。例えば、管理区域10内の全域又は所定のエリア(餌場や飲水場、牛床等)10Aに位置情報センサ11を設けて、餌場や飲水場、牛床に牛がいるかどうか検知することができる。詳細には後述するが、位置情報センサ11からの情報は、管理端末30による牛が採食活動や飲水活動を行っているかどうかの判断をサポートするのに用いられる。
位置情報センサ11は、牛を検知するための赤外線センサや、カメラで牛を撮影し所定の画像処理をすることで牛を検知する検出手段を採用してもよいし、特開2007−256051号公報や特開2012−83339号公報、特開2013−101093号公報等に記載の1つ又は複数の漏洩同軸ケーブルを用いた検知技術を採用してもよい。また、位置情報センサ11として牛の位置を検知するのにGPS技術を用いてもよいが、この場合、位置情報センサ11としてのGPS受信機を活動状態センサモジュール20内に組み込んでおき、GPS受信機がGPS衛星から受信した信号に係る情報を管理端末30に送信し、管理端末30(後述する位置判断部309)が活動状態センサモジュール20の位置(牛の位置)を判断するようにしてもよい。
位置情報センサ11として漏洩同軸ケーブル(LCX)を用いた技術を採用する場合、管理区域10内の全域又は所定のエリアに1本又は複数本のLCXを敷設し、各LCXの一端又は両端に接続された送受信機能を有するアクセスポイントと該アクセスポイントの制御装置としての管理端末30とを接続する。そして、管理端末30(後述する位置判断部309)が、該アクセスポイントの送信出力を調整して、活動状態センサモジュール20から受信した情報を基に、活動状態センサモジュール20の位置を特定する。なお、管理端末30の他に、アクセスポイントの送信出力等を制御する制御装置を別途設け、該制御装置からの情報を基に、管理端末30が各活動状態センサモジュール20の位置を判断する。
温度センサ12は、その周囲の気温を測定し、その情報を温度センサ12の識別子や測定日時と関連付けて管理端末30に送信する。湿度センサ13は、その周囲の湿度を測定し、その情報を湿度センサ13の識別子や測定日時と関連付けて管理端末30に送信する。
風速センサ14は、その周囲の風の強さ及び方向を測定し、その情報を風速センサ14の識別子や測定日時と関連付けて管理端末30に送信に送信する。電力センサ15は、管理区域10で消費された電力を測定し、その情報を管理端末30に送信する。水量センサ16は、管理区域10で使用された水量を測定し、その情報を管理端末30に送信する。
また、PC、スマートフォン、又はタブレット端末等のユーザ端末50、51が、インターネット、LAN、又はWAN等のネットワーク40を介して管理端末30の情報(データベース313)及び/又はクラウド上のデータベース60にアクセスできるようにしてもよい。この際、ユーザ端末50、51は、ウェブブラウザ又は所定のアプリケーションを通じて、管理端末30のデータベース313及び/又はクラウド上のデータベース60にアクセスできるようにしてもよい。
<活動状態センサモジュール20>
活動状態センサモジュール20は、牛の加速度並びに周囲の温度及び気圧を測定する複数のセンサを含むセンサモジュールである。活動状態センサモジュール20は、バッテリー及びアンテナ(不図示)を搭載し自ら無線通信を行うアクティブなセンサモジュールであり、例えばリーダによる情報の読出し等を必要としない。
活動状態センサモジュール20の牛への装着位置は、限定されるものではないが牛の首部分に首輪等を用いて取り付けることができる。牛の活動状態に起因する加速度の変化や高さ位置の変化等を精度よく測定するために、好ましくは活動状態センサモジュール20を牛の喉の付近に取り付けるとよい。また、活動状態センサモジュール20は、牛の体内埋め込み型とすることもできる。
図2は、活動状態センサモジュール20のブロック図である。図2に示すように、活動状態センサモジュール20は、3軸加速度センサ21、気圧センサ22、温度センサ23、制御部24、記憶部25、通信部26、及びタイマ27を含む。活動状態センサモジュール20の気圧センサ22及び/又は温度センサ23は任意の要素である。また、活動状態センサモジュール20は、不図示の角速度センサ(ジャイロスコープや光ファイバジャイロ等)をさらに備えていてもよい。
また、活動状態センサモジュール20の識別子及び/又はそれが装着される牛の識別子が記憶部25に格納されており、活動状態センサモジュール20から管理端末30に情報(測定値)を送る際に、活動状態センサモジュール20の識別子及び/又は牛の識別子並びにタイマ27から得られる測定日時に関連付けて送る。これにより、管理端末30は、牛、その牛の活動状態、及びその活動状態等の測定日時を識別して管理することができる。なお、管理端末30にて管理状態センサモジュール20の識別子とそれが装着された牛の識別子とを予め関連付けておき、活動状態センサモジュール20が自身の識別子を管理端末30に送信し、管理端末30がその情報を基に牛の識別子を調べ、牛の識別子と関連付けて各種データを管理するようにしてもよい。
3軸加速度センサ21は、所定の時間毎に(例えば数十ミリ秒)、牛の前後(X軸)、左右(Y軸)、及び上下(Z軸)方向の加速度を測定し、その情報を制御部24に出力する。気圧センサ22は、所定の時間毎に(例えば数十ミリ秒)、数cm単位の気圧変化を検出することができる高精度及び高分解能の気圧センサであり、活動状態センサモジュール20の高さ位置における気圧を測定し、その気圧に対応する高さ位置の情報を制御部24に出力する。温度センサ23は、所定の時間毎に(例えば数秒)、温度センサ23付近の温度を測定し、その情報を制御部24に出力する。
制御部24は、CPUやI/O等を含み、3軸加速度センサ21、気圧センサ22、及び温度センサ23で測定された情報(測定値)を入力し、その情報を記憶部25に記憶させる処理や、該測定値と、活動状態センサモジュール20の識別子及び/又は牛の識別子並びに測定日時の情報とを関連付けて所定のフォーマットにした後、通信部26に出力する処理を行う。なお、上述したように、後述する牛の活動状態を判断する管理端末30の各機能部(総称して活動状態判断部)を、活動状態センサモジュール20の制御部24が担うようにしてもよい。
記憶部25は、不揮発性メモリ等を含み、牛の識別子や制御部24による処理に必要な各種プログラム及びソフトウェアを記憶したり、活動状態センサモジュール20から取得した情報を一時的に記憶しておく。
通信部26は、データの送受信機能を備え、所定の期間毎に又は管理端末30からの要求に応じて、制御部24により牛の識別子及び測定日時と関連付られた各センサ21〜23からの情報(測定値)を、無線通信により中継機17を介して管理端末30へ送信する。また、位置情報センサ11として漏洩同軸ケーブルを用いた技術を採用する場合、通信部26は漏洩同軸ケーブルから漏れ出る電界強度を受信し、制御部24は受信した電界強度の情報を牛の識別子と関連付ける等の処理を行い、そして通信部26は処理後の情報を漏洩同軸ケーブルに接続されたアクセスポイントに送信する。アクセスポイントの制御装置としての管理端末30は、受信した情報を基に、活動状態センサモジュール20の位置を判断する。
また、活動状態センサモジュール20は、牛の体温、心拍、又は筋電信号等を測定する生体センサをさらに備えていてもよい。これらの生体センサによる情報(測定値)も管理端末30に送り、管理端末30は、牛の活動状態の判断及び牛の体調管理をサポートするために、これらの情報を参考にしてもよい。
<管理端末30>
図3は、管理端末30の機能ブロック図である。
管理端末30は、補助記憶装置にインストールされたプログラム及びソフトウェアに応じて実現される機能部として、採食判断部301、飲水判断部302、歩行判断部303、横臥判断部304、走行判断部305、静止判断部306、発情判断部307、及び反芻判断部308のうちの少なくとも2つを含む。好ましくは、管理端末30は、採食判断部301、飲水判断部302、横臥判断部304、及び発情判断部307を少なくとも含む。ここで、採食判断部301、飲水判断部302、歩行判断部303、横臥判断部304、走行判断部305、静止判断部306、発情判断部307、及び反芻判断部308は、牛の活動状態を判断する機能部であるため、これらを総称して活動状態判断部という。上述したように、活動状態判断部は、活動状態センサモジュール20の制御部24が担うようにしてもよい。
また、管理端末30は、機能部として、管理区域10に設けられた位置検出センサ11からの情報を基に、各活動状態センサモジュール20の位置(牛の位置)を判断する位置判断部309や、管理区域10に設けられた各種センサ12〜16からの情報を基に、管理区域10の環境状態(気温、湿度、風向きと強さ、電力使用量、及び水使用量など)を判断する環境状態判断部310を含む。
さらに、管理端末30は、ネットワーク40を介して各活動状態センサモジュール20及び各種センサ11〜16と通信する機能を備えた通信部311、活動状態センサモジュール20及び各種センサ11〜16から取得した情報等を記憶する記憶部312、並びに各種情報を所定のフォーマットに則り液晶ディスプレイ等の画面上に表示する機能を有する表示部314を含む。
記憶部312には、各種判断部301〜310による処理後のデータを含むデータベース313も格納されている。データベース313は、限定されないが、牛の識別子及び/又は活動状態センサモジュール20の識別子のフィールド、測定日時のフィールド、活動状態の種類のフィールド、位置情報のフィールド、及び環境状態のフィールドを有するテーブルとして管理してもよい。
採食判断部301は、主として3軸加速度センサ21からの情報(測定値)及び管理区域10内の餌場エリアに設けられた位置情報センサ11からの情報に基づき位置判断部309によって判断された牛の位置情報を基に、牛が採食活動中であるかどうかを判断する。一般的に、牛は採食時に、草を舌で巻き込み口に入れ、下顎の切歯と上顎の歯床板で挟み、頭部を前後左右に小刻みに振って草を引きちぎり、この動作を数回行った後咀嚼し嚥下する。このことから、採食判断部301は、3軸加速度センサ21の情報が牛の採食時に特有の小刻みな動きの測定パターンを示し、且つ位置判断部309により餌場エリアにその牛が居ると判断されている時に、その牛が採食活動を行っていると判断する。なお、採食判断部301は、その他のセンサの情報も採食活動の判断に用いることができる。例えば、一般的に牛は牧草を食べるために頭を低い位置に下げて牧草のにおいを嗅ぎながら歩くことから、放牧地である管理区域10において牛の頭部が所定の時間継続して低い場合には、その牛が採食活動を行っている蓋然性が高い。そのため、採食判断部301は、気圧センサ22から得られた牛の頭部(首部)の高さ位置の情報を採食活動の判断に用いることができる。
飲水判断部302は、主として3軸加速度センサ21からの情報(測定値)及び管理区域10内の飲水エリアに設けられた位置情報センサ11からの情報に基づき位置判断部309によって判断された牛の位置情報を基に、牛が飲水活動中であるかどうかを判断する。一般的に、牛は飲水時に頭の位置を下げ、口(特に下顎部)を上下左右に動かす。このことから、飲水判断部302は、3軸加速度センサ21の情報から牛の飲水時に特有の小刻みな動きの測定パターンを示し、且つ位置判断部309により飲水エリアにその牛が居ると判断されている時に、その牛が飲水活動を行っていると判断する。なお、飲水判断部302は、その他のセンサの情報も用いて採食活動を判断するようにしてもよい。例えば、飲水場が所定の高さ位置にあり、牛が飲水時に頭をその高さ位置にして水を飲む場合には、飲水判断部302は、気圧センサ22から得られた牛の頭部(首部)の高さ位置の情報を飲水活動の判断に用いることができる。
歩行判断部303は、主として3軸加速度センサ21からの情報(測定値)を基に、牛が歩行活動中であるかどうかを判断する。一般的に、牛は歩行の際に、一方の前足を移動方向の地面に向けて送り出し、その足が着地すると、他方の前足を移動方向の地面に向けて送り出す動作を行い、これを繰り返すことで歩いて移動する。このことから、歩行判断部303は、3軸加速度センサ21の情報が牛の歩行時に特有の動きの測定パターンを示している時に、その牛が歩行活動を行っていると判断する。
横臥判断部304は、主として3軸加速度センサ21からの情報(測定値)を基に(及び角速度センサからの情報も用いてもよい)、牛が横臥状態にあるかどうかを判断する。一般的に、牛が移動せずに上下動が小さい場合には、牛は横臥状態にあると考えられ、横臥判断部304においても、牛の動きの加速度及び角速度から牛の横臥状態を推定する公知のアルゴリズム(特開2016-043121)を用いてもよい。また、管理区域10内の牛床エリアに設けられた位置情報センサ11からの情報に基づき位置判断部309によって牛が牛床に居ると判断され、且つ3軸加速度センサ21(任意で角速度センサも)からの情報を基に牛が牛が移動せずに上下動が小さい場合には、横臥判断部304は、牛が横臥状態にあると判断してもよい。さらに、牛が横臥している際は、牛の頭部(首部)の位置は低い位置にあることから、横臥判断部304は、気圧センサ22からの情報を横臥状態を判断するために用いてもよい。
走行判断部305は、主として3軸加速度センサ21からの情報を基に、牛が走っている状態(走行活動)にあるかどうかを判断する。一般的に、牛の走行活動による3軸加速度センサ21の情報は、歩行活動と同様の測定パターンを示すが、その強度が相対的に大きくなる。そのため、走行判断部303は、3軸加速度センサ21の情報が牛の走行時に特有の動きの測定パターンを示している時に、その牛が走行活動を行っていると判断する。
静止判断部306は、主として3軸加速度センサ21からの情報(測定値)を基に、牛が静止状態にあるかどうかを判断する。例えば、一般的に、牛がじっとして起立又は横臥したまま動かない場合には、牛が静止状態にあると考えられる。このようにして、静止判断部303は、3軸加速度センサ21からの情報を基に、その牛が静止状態にあると判断する。
発情判断部307は、主として3軸加速度センサ21からの情報(測定値)を基に、牛が発情状態(発情活動)にあるかどうかを判断する。一般的に、牛が発情状態になると、牛の単位時間当たりの歩行量及び走行量(動きの総量)が発情状態ではない時期と比べて増加し、また横臥や静止の時間も減少する。ここで、発情とは、牛が生殖活動にともなう興奮状態にある状態をいう。このことから、発情判断部307は、3軸加速度センサ21からの情報を基に、牛の単位時間当たりの歩行量及び走行量(動きの総量)が、連続した複数期間(例えば3期間)の間所定の閾値以上である場合に、その牛が発情状態にあると判断する。また、牛の通常の興奮状態と区別するために、牛の発情周期が21日であるため、前回の発情から21日前後の期間に、発情判断部307が作動するようにしてもよい。
反芻判断部308は、主として3軸加速度センサ21からの情報(測定値)を基に、牛が反芻活動中であるかどうかを判断する。一般的に、牛の反芻は牛が立っている状態や横になっている状態でみられ、いったん摂食した草を第一胃から食塊にして口に戻し、下顎を左右に動かして臼歯でその食塊を噛み直し、1つの食塊につき40〜50回程度の噛み直しを行った後嚥下する。そのため、3軸加速度センサ21からの情報は、食塊を第一胃から口の中に戻した後頭部が40〜50回程度小刻みに動いた後に動きが一旦停止し食塊が嚥下され、再び食塊を第一胃から口に戻した後40〜50回程度動いた後に停止し嚥下するという動きに応じて規則的に変化する測定パターンことを示す。このことから、反芻判断部308は、3軸加速度センサ21からの情報が牛の反芻時に特有の動きの測定パターンを示している時に、牛が反芻活動を行っていると判断する。
位置判断部309は、管理区域10の所定のエリア内に設けられた位置情報センサ11からの情報を基に、該エリア内に位置する各活動状態センサモジュール20の位置を判断する。ここで、例として位置情報センサ11が、餌場(又は飲水場や牛床)に敷設された一対の漏洩同軸ケーブル(LCX)を用いた技術である場合について説明する。一般的に、LCXの端部に接続されたアクセスポイントから離れるほど、またLCXから離れるほど活動状態センサモジュール20で検出される電界強度が低下する。例えば、アクセスポイントからLCXに沿ってLだけ離れ、且つLCXに直交する方向にDだけ離れた位置にある活動状態センサモジュール20が検出する電界強度Eは、E={G×P[k/(R×L)]/D}1/2である。ここで、上記式中、Gは使用するLCXにより定まる放射利得(受信感度)、Pはアクセスポイントの送信出力、kはLCXの材質や構造等により定まる定数、RはLCXの高周波純抵抗である。上記式より、各LCXについてG、k及びRの値を予め経験的に求めておき、測定される電界強度Eの値と各LCXの各アクセスポイントの送信出力Pの値から、活動状態センサモジュール20の位置を一意に特定することができる。例えば、管理端末30の位置判断部309は、それぞれのLCXに流す各アクセスポイントの送信出力(各アクセスポイントの識別子の情報が含まれる)を徐々に上げていき、それぞれの送信出力がある値の時に活動状態センサモジュール20でそれぞれのLCXからの電界強度(E1、E2)を識別して検出し、その情報が活動状態センサモジュール20(又は牛)の識別子とともに管理端末30に送られる。位置判断部309は、活動状態センサモジュール20から受信した各アクセスポイントに関する検出した電界強度の情報及び活動状態センサモジュール20の識別子の情報を基に、該活動状態センサモジュール20の位置を判断する。位置判断部309は、各活動状態センサモジュール20の位置の情報を所定の周期(例えば1秒ごと)で取得し、各活動状態センサモジュール20の識別子や測定日時と関連付けて記憶部312のデータベース313及び/又はクラウド上のデータベース60に記憶させておく。
管理端末30は、所定の時間間隔ごとに(又は管理端末30の要求時に)、各牛に取り付けられた活動状態センサモジュール20及び管理区域10に設けられた各種センサ11〜16から各種情報を取得し、記憶部312で一次的に記憶し、その情報を基に各種判断部301〜310で牛の活動状態や管理区域10の環境状態等を判断し、その結果を記憶部312のデータベース313及び/又はクラウド上のデータベース60に追加する。
複数の種類の牛の活動状態に関するデータベース313及び/又はクラウド上のデータベース60を構築することで(ビッグデータ化)、牛の発情及び疾病等の前触れとなる牛の活動状態を解析し、牛の発情及び疾病、搾乳量への影響等に対する精度良い予測等を可能にする。
図4は、このような一連の流れを示す管理端末30によるフローチャートである。図4のスタートからエンドまでの流れは、所定の時間間隔で繰り返され、データベース313及び/又はクラウド上のデータベース60が構築される。
図4に示すように、まずステップS401で、管理端末30は、所定の時間間隔ごとに(又は管理端末30の要求時に)、各牛に装着された活動状態センサモジュール20から各種情報を取得し、記憶部312にて一時的に記憶する。
ステップS402で、管理端末30は、S401で取得した情報を、採食判断部301、飲水判断部302、歩行判断部303、横臥判断部304、走行判断部305、静止判断部306、発情判断部307、及び反芻判断部308において処理し、牛の行動が、採食、飲水、歩行、横臥、走行、静止、発情、及び反芻の8種類のうちどの活動状態に当てはまるかを判断する。
ステップS403で、管理端末30は、S402で判断した牛の活動状態に関する情報を、その牛の識別子及び/又は活動状態センサモジュール20の識別子並びに活動状態を測定した日時の情報に関連付けて、記憶部312のデータベース313及び/又はクラウド上のデータベース60に追加する。
ステップS404で、管理端末30は、所定の時間間隔ごとに(又は管理端末30の要求時に)、管理区域10に設けられた各種センサ12〜16から各種情報を取得し、記憶部312にて一時的に記憶する。
ステップS405で、管理端末30は、S404で取得した情報を、環境状態判断部309にて処理し、管理区域10の環境状態(気温、湿度、風向きや強さ、電力使用量、及び水使用量)を判断する。
ステップS406で、管理端末30は、S405で判断した環境状態に関する情報を、日時情報と関連付けて記憶部312のデータベース313及び/又はクラウド上のデータベース60に追加する。
ステップS407で、管理端末30は、所定の間隔で又はユーザ端末50、51からの要求に応じて、ユーザ端末50、51にデータベース313及び/又はクラウド上のデータベース60から抽出した情報を送信し、ユーザ端末50、51の画面上に所定のインターフェースにのっとり各種情報を表示する。該所定のインターフェースについては後述する。
なお、ステップS401〜S407の順番はこの順に限定されるものではなく、適宜変更されてもよい。
ここで、管理端末30の表示部314により提供される、ユーザ端末50、51の画面上に表示されるユーザインターフェースの一例について、図5及び6を用いて説明する。
図5に示すユーザインターフェース500は、牛ごとの活動量等を表示する画面であり、牛の個体データ(識別子、牛番号、性別、毛色、受胎状態、名前、出生日、購入日、売却日等)を表示する画面へアクセスするためのボタン501、牛の搾乳量(一日毎の量、ひと月の総量等)を表示する画面へアクセスするためのボタン502、牛の一日の活動状態の種類及び活動量(活動時間、静止や横臥の場合はその状態にある時間)の内訳をグラフ表示する欄503、昨日の活動種類ごとの総量を表示する欄504、選択した牛のひと月のある活動種類に対する活動量の変化をグラフ表示する欄505、並びに、選択した牛の発情に関する活動量の指標やその信頼度を表示する欄506などが含まれる。
また、図6に示すユーザインターフェース600は、管理区域10ごとのストレス指数、気温、及び湿度を表示する欄601〜603、各管理区域のストレス指数のひと月の推移をグラフ表示する欄604、各管理区域の気温のひと月の推移をグラフ表示する欄605、各管理区域の湿度のひと月の推移をグラフ表示する欄606、並びに、各管理区域の電力使用量及び水使用量の総量を表示する欄607などが含まれる。
なお、ストレス指数は、温湿指数(Temperature-Humidity Index(THI))であり、例えば次の式から求められる。
THI=0.8T+0.01H(T−14.3)+46.3T
ここで、Tは温度(℃)、Hは湿度(%)を表す。牛の場合はTHIが72以下で快適、73〜80でやや暑い、80〜90で暑い、90〜98で厳しい暑さ、そして98以上で危険とされている。THIが73を超えると牛はストレスを感じ、乳量及び乳質の低下が起こり、1〜2割の乳量低下が生じることがある。そのため、ユーザは、ユーザインターフェース600を通じて各管理区域のストレス指数を一覧することができ、各管理区域の環境状態の改善が可能となる。
(その他)
本発明の一実施形態に係る活動状態管理システムの管理端末は、機能部として解析部を有し、該解析部が、牛の発情活動を自動的にチェックすることにより繁殖遅延の問題を低減することができる。また、データベースを解析し、静止状態や横臥状態の時間が増加している牛は乳房炎などの疾病を患っている可能性があり、そのような牛を早期に発見し、早期に治療を行うことが可能となる。
また、本発明の他の実施形態は、牛に装着された3軸加速度センサ及び気圧センサの測定値を基に、上記採食判断部301、飲水判断部302、歩行判断部303、横臥判断部304、走行判断部305、静止判断部306、発情判断部307、及び反芻判断部308からなる群から選ばれる少なくとも2つの判断部としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムに関する。該コンピュータプログラムは、上記活動状態センサモジュール20又は管理端末30にインストールされていてもよい。
また、本発明の他の実施形態は、上述した管理端末30の各種機能部を実現するサーバーをクラウド上に設け、該サーバーが牛の各種活動状態の判断を行うようにしてもよい。
上記発明の詳細な説明で説明される寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置やシステム等の構造又は様々な条件に応じて変更される。また、本発明は、具体的に記載された上記実施形態に限定されるものではない。
1 活動状態管理システム
10 管理区域
10A 管理区域内の所定のエリア
20 活動状態センサモジュール
21 3軸加速度センサ
22 気圧センサ
23 温度センサ
24 制御部
25 記憶部
26 通信部
27 タイマ
30 管理端末
301 採食判断部
302 飲水判断部
303 歩行判断部
304 横臥判断部
305 走行判断部
306 静止判断部
307 発情判断部
308 反芻判断部
309 位置判断部
310 環境状態判断部
311 通信部
312 記憶部
313 データベース
314 表示部
40 ネットワーク
50 ユーザ端末
51 ユーザ端末
60 クラウド上のデータベース

Claims (6)

  1. 管理区域内の牛に装着される活動状態センサモジュールであって、3軸加速度センサを備えた前記活動状態センサモジュールと、
    牛の複数の活動状態に応じてそれぞれ異なる測定パターンを示す前記3軸加速度センサの測定値を基に、牛の複数の活動状態を判断する活動状態判断部と
    を有する牛の活動状態管理システムであって、
    前記管理区域に設けられた位置情報センサからの情報を基に、牛の位置を判断する位置判断部をさらに有し、
    前記活動状態判断部は、
    (i)前記位置判断部により牛が前記管理区域の餌場に居ると判断され、且つ前記3軸加速度センサの測定値が牛の採食時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が採食活動を行っていると判断する採食判断部、
    (ii)前記位置判断部により牛が前記管理区域の飲水場に居ると判断され、且つ前記3軸加速度センサの測定値が牛の飲水時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が飲水活動を行っていると判断する飲水判断部、
    (iii)前記3軸加速度センサの測定値が牛の歩行時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が歩行活動を行っていると判断する歩行判断部、
    (iv)前記3軸加速度センサの測定値が牛の横臥時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が横臥状態にあると判断する横臥判断部、
    (v)前記3軸加速度センサの測定値が牛の走行時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が走行活動を行っていると判断する走行判断部、
    (vi)前記3軸加速度センサの測定値が牛の静止時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が静止状態にあると判断する静止判断部、
    (vii)前記3軸加速度センサの測定値を基に、牛の単位時間当たりの歩行量及び走行量が、連続した複数期間の間所定の閾値以上である場合に、その牛が発情活動を行っていると判断する発情判断部であって、牛の発情周期に合わせて作動する前記発情判断部、及び
    (viii)前記3軸加速度センサの測定値が牛の反芻時に特有の測定パターンを示している時に、対象となる牛が反芻活動を行っていると判断する反芻判断部
    を含み、
    前記活動状態判断部及び前記位置判断部を備えた管理端末をさらに有し、
    前記判断された牛の活動状態は、牛の識別子及び/又は活動状態センサモジュールの識別子並びに測定日時の情報と関連付けて、前記管理端末のデータベース及び/又はクラウド上のデータベースに追加され、
    前記管理端末は、前記管理端末のデータベース及び/又はクラウド上のデータベースから抽出した情報をユーザ端末に送信し、
    前記ユーザ端末は、前記管理端末から受信した情報に基づき、牛ごとに、一日の採食活動、飲水活動、歩行活動、横臥状態、走行活動、静止状態、及び反芻活動それぞれの活動量を表示する、前記活動状態管理システム。
  2. 前記ユーザ端末は、前記管理端末から受信した情報に基づき、牛ごとに、採食活動、飲水活動、歩行活動、横臥状態、走行活動、静止状態、及び反芻活動それぞれの活動量を一日の時系列にそって表示し、
    前記ユーザ端末は、前記管理端末から受信した情報に基づき、牛ごとに、採食活動、飲水活動、歩行活動、横臥状態、走行活動、静止状態、及び反芻活動のうちの少なくとも1つの活動量の日ごとの推移をさらに表示する、請求項1に記載の活動状態管理システム。
  3. 前記ユーザ端末は、牛の発情に関する活動量の指標をさらに表示する、請求項2に記載の活動状態管理システム。
  4. 前記管理端末は、前記管理区域に設けられた温度センサ、湿度センサ、電力センサ、及び水量センサのうちの少なくとも1つから取得した情報に基づき、前記管理区域の環境状態を判断する環境状態判断部を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の活動状態管理システム。
  5. 前記活動状態センサモジュールは、気圧センサを含み、
    前記気圧センサは、その高さ位置における気圧を測定し、前記気圧に対応する高さ位置の情報を生成し、
    前記活動状態判断部は、前記3軸加速度センサの測定値及び前記高さ位置の情報を基に、牛の複数の活動状態を判断する、請求項1〜のいずれか1項に記載の活動状態管理システム。
  6. 管理区域に設けられた位置情報センサからの情報を基に、牛の位置を判断する位置判断部として管理端末を機能させ、さらに、
    (i)前記位置判断部により牛が前記管理区域の餌場に居ると判断され、且つ前記管理区域内の牛に装着される活動状態センサモジュールに含まれる3軸加速度センサの測定値が牛の採食時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が採食活動を行っていると判断する採食判断部、
    (ii)前記位置判断部により牛が前記管理区域の飲水場に居ると判断され、且つ前記3軸加速度センサの測定値が牛の飲水時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が飲水活動を行っていると判断する飲水判断部、
    (iii)前記3軸加速度センサの測定値が牛の歩行時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が歩行活動を行っていると判断する歩行判断部、
    (iv)前記3軸加速度センサの測定値が牛の横臥時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が横臥状態にあると判断する横臥判断部、
    (v)前記3軸加速度センサの測定値が牛の走行時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が走行活動を行っていると判断する走行判断部、
    (vi)前記3軸加速度センサの測定値が牛の静止時に特有の測定パターンを示している時に、その牛が静止状態にあると判断する静止判断部、
    (vii)前記3軸加速度センサの測定値を基に、牛の単位時間当たりの歩行量及び走行量が、連続した複数期間の間所定の閾値以上である場合に、その牛が発情活動を行っていると判断する発情判断部であって、牛の発情周期に合わせて作動する前記発情判断部、及び
    (viii)前記3軸加速度センサの測定値が牛の反芻時に特有の測定パターンを示している時に、対象となる牛が反芻活動を行っていると判断する反芻判断部
    として前記管理端末を機能させるためのコンピュータプログラムであって、さらに、
    前記判断された牛の活動状態と、牛の識別子及び/又は活動状態センサモジュールの識別子並びに測定日時の情報とを関連付けて、前記管理端末のデータベース及び/又はクラウド上のデータベースに追加するように前記管理端末を機能させ、
    前記管理端末のデータベース及び/又はクラウド上のデータベースから抽出した情報をユーザ端末に送信するように前記管理端末を機能させ、
    前記管理端末から受信した情報に基づき、牛ごとに、一日の採食活動、飲水活動、歩行活動、横臥状態、走行活動、静止状態、及び反芻活動それぞれの活動量を表示するように前記ユーザ端末を機能させる、前記コンピュータプログラム。
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