JP6417595B2 - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献1に記載の光源装置では、接続線をばね部材から離間して配線するためには、組立が複雑になったり、電源ユニットに接続されるコネクター部への配線のために、急激に接続線を屈曲させる等による接続線への過大な負荷をかけてしまったりする恐れがある。
また、光源用筐体には、蓋側形成部の少なくとも一部に冷却空気を導く流路が設けられているので、光源の蓋部材側を覆うことによって高温となる蓋側形成部を冷却することができる。特に、プロジェクターが設置される姿勢において、蓋部材が光源装置の上方に位置する構成においては、蓋側形成部が光源の上方に位置することとなるので、より顕著な効果を奏する。
よって、接続線の配線自由度や、導電部材の形状等の自由度を高めつつ、光源装置を着脱するユーザーから光源、接続線、および導電部材を確実に離間させ、光源用筐体の温度劣化を抑制することができる。したがって、製造の容易化や、設計自由度の向上を図りつつ、長寿命化が可能な光源装置を備えたプロジェクターの提供が可能となる。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に拡大投写する。また、本実施形態のプロジェクターは、机上等に据え置かれる据置き姿勢、および据置き姿勢に対して上下が反転され、天井等に設置される天吊り姿勢で投写可能に構成されている。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の外観を模式的に示す斜視図である。図2は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1、図2に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有し、平面視略L字状に形成された光学ユニット3、および冷却装置4を備えている。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源装置31や制御部に電力を供給する電源装置等が配置されている。なお、以下では、説明の便宜上、光源装置31から光束が射出される方向を+X方向、プロジェクター1から光が投写される方向を+Y方向(前方向)、据置き姿勢におけるプロジェクター1の上側を+Z側として記載する。
アッパーケース21の前面21Aには、投写用開口部211が形成されており、この投写用開口部211の内側の外装筐体2内には、光学ユニット3に備えられた投写レンズ36が配置されている。そして、投写レンズ36から射出された光は、この投写用開口部211を通過して前方に配置された投写面に投写される。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置31から射出された光を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図2に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、電気光学装置35、投写レンズ36、およびこれらの光学部品31〜36を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
光学ユニット3は、図2に示すように、一方の端部に光源装置31が着脱可能に配置され、他方の端部に投写レンズ36が配置される。
図3は、光源311およびリフレクター312の断面図である。
光源311は、図3に示すように、発光管3111、一対の電極3112,3113、およびリード線3114,3115を備えている。
発光管3111は、石英ガラス等の耐熱ガラスで形成され、図3に示すように、中央に設けられた球状の発光部3111a、およびこの発光部3111aの両側から延出する一対の封止部3111b,3111cを有している。
一対の封止部3111b,3111cの内部には、電極3112,3113とそれぞれ電気的に接続される金属箔3116が配置されている。
リード線3114,3115は、金属箔3116に接続され、封止部3111b,3111cの外部まで延出している。光源311は、これらリード線3114,3115に電力が供給されると、対向している電極3112,3113の間で放電が発生して光を射出する。
発光部3111aは、冷却が不足して上部の温度が上がり過ぎると、基材が再結晶化することにより白濁が起きてしまう。一方、発光部3111aは、冷却が過剰になって下部において温度が下がり過ぎると、電極3112,3113のハロゲンサイクルが正常に行われず発光部3111aの内壁に電極3112,3113の基材が付着することにより黒化が起きてしまう。白濁や黒化が起きるとその部分が失透し、発光部3111aから射出される光量が低下するとともに、高温による発光管3111の破損や劣化を招くこととなる。そのため、発光管3111を冷却する際は、発光管3111の上部側から冷却し、上部と下部とで温度差が生じないようにすることが望ましい。
首状部3121には、一方の封止部3111cが挿通される挿通孔が設けられており、光源311は、封止部3111bが首状部3121とは反対側に位置し、封止部3111cとこの挿通孔との間に接着剤が注入されて、リフレクター312に固定される。
反射部3122は、内面に金属薄膜が蒸着されており、発光部3111aから射出された光を首状部3121とは反対側に反射する。つまり、光源311は、封止部3111bおよびリード線3114がリフレクター312によって反射される光の領域内に位置するようにリフレクター312に固定される。
光源装置31は、光源311から射出された光をリフレクター312にて反射した後、平行化レンズ313によって射出方向を揃え、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
シロッコファン41は、後で詳細に説明するが、光源用筐体5に設けられた流入口831に冷却空気を送風し、光源装置31を冷却するように構成されている。
軸流ファン42は、光源装置31等を冷却して暖まった外装筐体2内部の空気を外装筐体2の排気口から外部に排出する。
吸気ファンは、アッパーケース21の吸気口213から取り込んだ外部の冷却空気を、電気光学装置35等に送風する。
ここで、光源装置31について詳細に説明する。
図4は、光源装置31の斜視図である。
光源装置31は、光源311、リフレクター312、平行化レンズ313に加え、図4に示すように、入力コネクター314、光源311に電力を供給するための接続線315、光源用筐体5、回動することによって流入する冷却空気の流れを変える整流部6、および導電部材316(図8参照)を備えている。
把持部721は、+X側が開口し、−X側に立壁を有するように形成されており、第3筐体9に設けられた後述する把持部912(図4参照)と共にユーザーに把持される部位である。光源装置31は、この把持部721,912が把持されてZ方向へ移動されることでプロジェクター1に着脱される。
また、カバー部722は、図5に示すように、把持部721側に立壁722Xが設けられており、この立壁722Xには、図5、図7に示すように、X方向に貫通する貫通孔(流出口722a)が形成されている。
軸受部711は、光源311の光軸31Lを含む鉛直面に対して略直交する方向に延出する中心軸を中心とする平面視円形の孔であり、整流部6の後述する回動軸(図示省略)の一方の端部が挿入される。そして、側面部71は、第2筐体8とで、整流部6を回動自在に支持する。
立壁7141には、+Z側に、さらに+Z方向に突出する突出部7143が設けられ、−Z側には、係止部7144が形成されている。立壁7142には、+Z側の−X側端面に、断面視においてU字状のU溝7145が形成され、−Z側には、係止部7144に対向する位置に係止部7146が設けられている。入力コネクター314は、図5、図6に示すように、係止部7144,7146に係止されて配置される。
第2筐体8は、+Y側が開口するような箱状に形成され、第1筐体7の傾斜面部74および領域72Tの+Z側(図5参照)を覆う第1膨出部81、傾斜面部75(図5参照)を覆う第2膨出部82、および傾斜面部74と傾斜面部75との間の側面部71(図5参照)を覆う筐体中央部83を有している。
流路13は、流路11から分岐して形成されており、流入口831から流入する冷却空気の一部を導き、導かれた冷却空気が第1筐体7の流出口722aから第1筐体7内に流出するように形成されている。
第2膨出部82は、第1筐体7とで流路12を形成する。流路12は、流入口831から流入する冷却空気を導き、導かれた冷却空気が第1筐体7の流出口75aから第1筐体7内に流出するように形成されている。
筐体中央部83の軸受部は、第1筐体7の軸受部711(図5参照)に対向する位置に設けられ、整流部6の後述する回動軸の他方の端部が挿入される。そして、第2筐体8は、前述したように、第1筐体7とで、整流部6を回動自在に支持する。
第2筐体8の回動規制部は、第1筐体7の一対の回動規制部712に対向する位置に一対設けられ、回動規制部712と同様に、整流部6の回動する範囲を規制する。
第3筐体9は、図4に示すように、+Z側を形成する上面部91、−Z側を形成する下面部92、−Y側、+Y側をそれぞれ形成する側面部93,94、および−X側を形成する背面部95を有している。
カバー部911は、第1筐体7のカバー部722に接続するように形成され、中央部は、第1筐体7のカバー部722の突出部7221と嵌合するように凹んで形成されている。
把持部912は、カバー部911の−X側に接続して形成されている。把持部912は、−X側が開口し、カバー部911との間に立壁を有するように形成されている。把持部912は、前述したように、光源装置31が着脱される際に、第1筐体7の把持部721と共にユーザーに把持される。
膨出部96は、カバー部722の−Y側に位置し、突出部7143の+Z側、−Y側および入力コネクター314近傍の接続線315を覆う大きさに形成されている。
第3筐体9は、四隅に設けられた図示しない孔にネジが挿通されて第1筐体7に固定される。
導電部材316は、図8に示すように、第1筐体7内に配置される第1遮光部材3161、第3筐体9内に配置される第2遮光部材3162、および図6に示すように、リフレクター312の−X側に配置される固定部材3163を備えている。
第2遮光部材3162は、板金製で、第3筐体9内を覆うように形成されている。
第1遮光部材3161および第2遮光部材3162は、光源311から射出された光が直接、第1筐体7、第3筐体9に照射されることを抑制するように形成されている。そして、第1遮光部材3161、第2遮光部材3162によって、第1筐体7、第3筐体9の光劣化の抑制が図られている。
固定部材3163は、第3筐体9が第1筐体7にネジ固定される際に、第3筐体9に押圧され、バネ部3163aがリフレクター312を付勢する。その結果、光源311が固定されたリフレクター312は、光源用筐体5内に固定される。
第3筐体9が第1筐体7に固定された状態において、第1接続線315aおよび第2接続線315bは、第1筐体7と第3筐体9とに収納され、図4に示すように、+Z側、つまり蓋部材23側が光源用筐体5で覆われた状態となる。
整流部6は、板金で形成され、詳細な図は省略するが、図4に示すように、平面視台形状の整流本体部61、および整流本体部61の短辺側に設けられた回動軸(図示省略)を有している。そして、整流本体部61には、回動軸とは反対側となる長辺側の端部に切欠き状の開口部62が形成されている。
整流部6は、回動軸が第1筐体7および第2筐体8に支持され、自重によって回動する。
ここで、シロッコファン41から送風された冷却空気の流れについて説明する。
先ず、プロジェクター1が据置き姿勢の場合の冷却空気の流れについて説明する。
プロジェクター1が据置き姿勢の場合には、図4に示すように、整流部6は、自重によって、第1筐体7の回動規制部712(図5参照)、第2筐体8の回動規制部に当接し、回動軸とは反対側の端部が導入口713の−Z方向に位置する。
流路12を流通する冷却空気103は、第1筐体7の流出口75aから流出し、光源311の下部を冷却する。
そして、流路11,12および導入口713を流通して冷却対象を冷却した空気は、第1筐体7の排気口761を介して軸流ファン42によって外装筐体2外部に排出される。
プロジェクター1が据置き姿勢から天吊り姿勢に変更されると、図は省略するが、整流部6は、自重によって回動し、第1筐体7の回動規制部712(図5参照)、第2筐体8の回動規制部に当接し、回動軸とは反対側の端部が導入口713の+Z方向に位置する。
導入口713から流入した冷却空気は、据置き姿勢の場合と同様に、光源311の側方から一方の封止部3111b(図3参照)の先端部近傍を冷却する。
(1)光源用筐体5は、蓋側形成部を有しているので、光源用筐体5内に配置される光源311、接続線315、および導電部材316に光源装置31を交換するユーザーが触れたり、近接したりすることを防止できる。
また、光源用筐体5には、蓋側形成部の一部を形成するカバー部722,911に冷却空気を導く流路13が設けられているので、光源311の蓋部材23側を覆うことによって高温となるカバー部722,911を冷却することができる。特に、蓋部材23が光源装置31の上方に位置するプロジェクター1の据置き姿勢においては、蓋側形成部が光源311の上方に位置することとなるので、より顕著な効果を奏する。
よって、接続線315の配線自由度や、導電部材316の形状等の自由度を高めつつ、光源装置31を着脱するユーザーから光源311、接続線315、および導電部材316を確実に離間させ、光源用筐体5の温度劣化を抑制することができる。したがって、製造の容易化や、設計自由度の向上を図りつつ、長寿命化が可能な光源装置31を備えたプロジェクター1の提供が可能となる。
また、流路13は、主流路としての流路11から分岐して形成されている。これによって、主流路としての流路11と、流路13とをそれぞれ個別に形成する場合に比べ、冷却空気を流通させる領域を大きくできることによる冷却対象の効率的な冷却や、流路の形状の簡素化が図れる。
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、据置き姿勢で光源装置31が上方から着脱されるように形成されているが、据置き姿勢において光源装置31が下方から着脱されるようにプロジェクターを構成してもよい。この場合においても、光源用筐体は、光源および接続線の蓋部材側を覆う蓋側形成部、および蓋側形成部の少なくとも一部に冷却空気を導く流路を備える構成とすることで、天吊り姿勢、および据置き姿勢で前記実施形態のプロジェクター1と同様の効果を奏する。
Claims (5)
- 光源装置と、前記光源装置を収納し、前記光源装置が着脱される開口部を有する外装筐体と、前記開口部を閉塞する蓋部材と、冷却空気を送出する冷却装置と、を備えるプロジェクターに組み込まれて使用されるための光源装置であって、
前記光源装置は、
光を射出する光源と、
前記光源から射出された光を反射するリフレクターと、
前記光源に電力を供給する複数の接続線と、
前記光源および前記複数の接続線を収納し、前記冷却装置から送出される冷却空気が流入する流入口を有する光源用筐体と、
自重によって自身の位置が変化することで前記流入口から流入する冷却空気の流れを変化させる整流部と、
を備え、
前記光源は、第1電極および第2電極を有する発光管と、前記第1電極に電気的に接続される第1リード線と、前記第2電極に電気的に接続される第2リード線と、を有し、
前記第1リード線は、前記リフレクターにおいて前記光源から射出された光が反射される側に配置され、
前記複数の接続線は、前記第1リード線に接続される第1接続線と、前記第2リード線に接続される第2接続線と、を有し、
前記第1接続線は、少なくとも一部が前記光源用筐体において前記蓋部材が配置される側に設けられ、
前記光源用筐体は、前記光源および前記第1接続線の前記蓋部材側を覆う蓋側形成部と、前記冷却装置から送出される冷却空気の一部を前記蓋側形成部に導く第1流路と、を有し、
前記第1接続線の一部は、前記第1流路から流出する冷却空気が流通する位置に配置され、
前記整流部は、前記光源装置の姿勢に応じて、前記第1流路を流通する冷却空気の量を変化させ、
前記蓋側形成部が前記光源に対して鉛直方向下側に位置する前記光源装置の姿勢において前記第1流路を流通する冷却空気の量は、前記蓋側形成部が前記光源に対して鉛直方向上側に位置する前記光源装置の姿勢において前記第1流路を流通する冷却空気の量よりも少ないことを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置であって、
前記光源用筐体は、前記第1流路を流通した冷却空気を前記蓋側形成部および前記第1接続線に向けて流出させる流出口を有し、
前記第1流路は、流通する冷却空気を前記光源に導く第1副流路と、前記第1副流路から分岐し、前記第1副流路を流通する冷却空気の一部を前記流出口に導く第2副流路と、を有することを特徴とする光源装置。 - 請求項1または2に記載の光源装置であって、
前記光源用筐体は、前記蓋側形成部とともに前記第1接続線を位置決めする案内部を有することを特徴とする光源装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の光源装置であって、
前記光源用筐体は、流通する冷却空気を、前記光源に対し前記蓋側形成部とは反対側から前記光源に導く第2流路をさらに有し、
前記整流部は、前記流入口から流入する冷却空気の一部を前記第2流路に流通させる整流開口部を有することを特徴とする光源装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置により変調された光を投写する投写光学系と、
前記光源装置、前記光変調装置、および前記投写光学系を収納し、前記光源装置が着脱される開口部を有する外装筐体と、
前記開口部を閉塞する蓋部材と、
冷却空気を送出する冷却装置と、
を備えることを特徴とするプロジェクター。
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