JP6418437B2 - 水性複合樹脂組成物及びそれを用いたコーティング剤 - Google Patents
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)アクリル酸エステル;ビニルピリジン、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルキノリン等の3級アミノ基を有する芳香族ビニル単量体;N−(2−ジメチルアミノ)エチル(メタ)アクリルアミド、N−(2−ジエチルアミノ)エチル(メタ)アクリルアミド、N−(2−ジ−n−プロピルアミノ)エチル(メタ)アクリルアミド等の3級アミノ基を有する(メタ)アクリルアミド;N−(2−ジメチルアミノ)エチルクロトン酸アミド、N−(4−ジメチルアミノ)ブチルクロトン酸アミド等の3級アミノ基を有するクロトン酸アミド;2−ジメチルアミノエチルビニルエーテル、2−ジエチルアミノエチルビニルエーテル、4−ジメチルアミノブチルビニルエーテル等の3級アミノ基を有するビニルエーテル等が挙げられる。また、これらの単量体は単独または2種以上を組み合わせて使用してもよい。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、メチルトリメトキシシラン(以下、「MTMS」と略記する。)1,421質量部を仕込んで、60℃まで昇温した。次いで、前記反応容器中にiso−プロピルアシッドホスフェート(堺化学株式会社製「A−3」)0.17質量部と脱イオン水207質量部との混合物を5分間で滴下した後、80℃の温度で4時間撹拌して加水分解縮合反応させた。
上記の加水分解縮合反応によって得られた縮合物を、温度40〜60℃及び40〜1.3kPaの減圧下(メタノールの留去開始時の減圧条件が40kPaで、最終的に1.3kPaとなるまで減圧する条件をいう。以下、同様。)で蒸留し前記反応過程で生成したメタノール及び水を除去することによって、数平均分子量1,000のMTMSの縮合物(a2’−1)を含有する液(有効成分70質量%)1,000質量部を得た。
なお、前記有効成分とは、MTMS等のシランモノマーのメトキシ基が全て縮合反応した場合の理論収量(質量部)を、縮合反応後の実収量(質量部)で除した値〔シランモノマーのメトキシ基が全て縮合反応した場合の理論収量(質量部)/縮合反応後の実収量(質量部)〕により算出したものである。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、イソプロピルアルコール(以下、「IPA」と略記する。)111質量部、フェニルトリメトキシシラン(以下、「PTMS」と略記する。)54質量部及びジメチルジメトキシシラン(以下、「DMDMS」と略記する。)32質量部を仕込んで、80℃まで昇温した。
次いで、同温度でメチルメタクリレート(以下、「MMA」と略記する。)112質量部、ブチルメタクリレート(以下、「BMA」と略記する。)92質量部、ブチルアクリレート(以下、「BA」と略記する。)52質量部、アクリル酸(以下、「AA」と略記する。)16質量部、3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン(以下、「MPTS」と略記する。)8質量部、IPA 51質量部及びtert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(以下、「TBPEH」と略記する。)14質量部を含有する混合物を、前記反応容器中へ4時間で滴下し、滴下終了後、更に同温度で20時間反応させてカルボキシル基と加水分解性シリル基とを有する数平均分子量が10,200のアクリル重合体(a1−1)の有機溶剤溶液を得た。
次いで、iso−プロピルアシッドホスフェート(堺化学株式会社製「A−3」)0.9質量部と脱イオン水24質量部との混合物を、5分間で滴下し、更に同温度で5時間攪拌して加水分解縮合反応させることで、アクリル重合体(a1−1)の有する加水分解性シリル基と、前記PTMS及びDMDMS由来のポリシロキサンの有する加水分解性シリル基及びシラノール基とが結合した複合樹脂を含有する液を得た。 次いで、この液にトリエチルアミン(以下、「TEA」と略記する。)11質量部を添加することで、前記複合樹脂中のカルボキシル基を中和した中和物を得た後、合成例1で得られたMTMSの縮合物(a2’−1)を含有する液(有効成分70質量%)93質量部を添加し、更に、脱イオン水570質量部を添加し混合したものを、加水分解縮合反応させることで、前記複合樹脂に、更にMTMSの縮合物(a2’−1)が結合した複合樹脂組成物を得た。
次いで、合成例1と同様の条件で4時間蒸留し、生成したメタノールや有機溶媒及び水を除去することで、不揮発分が40質量%のポリシロキサン複合樹脂(A−1)の水分散体1,000質量部を得た。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、IPA 30質量部、PTMS 135質量部及びDMDMS 80質量部を仕込んで、80℃まで昇温した。
次いで、同温度でMMA 20質量部、BMA 33質量部、BA 38質量部、AA 6質量部、MPTS 3質量部、IPA 18質量部及びTBPEH 5質量部を含有する混合物を、前記反応容器中へ4時間で滴下し、滴下終了後、更に同温度で20時間反応させてカルボキシル基と加水分解性シリル基とを有する数平均分子量が10,200のアクリル重合体(a1−2)の有機溶剤溶液を得た。
次いで、iso−プロピルアシッドホスフェート(堺化学株式会社製「A−3」)2質量部と脱イオン水60質量部との混合物を、5分間で滴下し、更に同温度で5時間攪拌して加水分解縮合反応させることで、アクリル重合体(a1−2)の有する加水分解性シリル基と、前記PTMS及びDMDMS由来のポリシロキサンの有する加水分解性シリル基及びシラノール基とが結合した複合樹脂を含有する液を得た。
次いで、この液に合成例1で得られたMTMSの縮合物(a2’−1)を含有する液(有効成分70質量%)233質量部、脱イオン水60質量部を添加し、同温度で5時間撹拌して加水分解縮合反応させ、合成例1と同様の条件で蒸留した後に、TEA 20質量部、脱イオン水455質量部を混合することによって、不揮発分が40質量%のポリシロキサン複合樹脂(A−2)の水分散体1,000質量部を得た。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、脱イオン水360質量部を仕込んで80℃まで昇温した。
次いで、同温度で、脱イオン水70質量部、ポリオキシエチレン−1−(アリルオキシメチル)アルキル硫酸エステルアンモニウム塩25%水溶液(第一工業製薬(株)製 アクアロン KH−1025)35質量部、MMA 115質量部、2EHA 167質量部、CHMA 175質量部、MPTS 1質量部、ポリオキシエチレンモノメタクリレート(日油株式会社製「ブレンマーPME−400」)30質量部からなる重合性単量体乳化液及び脱イオン水40質量部に過硫酸ナトリウム1質量部を溶解させた水溶液を5時間で滴下した。
滴下した後、同温度で1時間反応させ、TBPEH 0.2質量部を添加し、更に同温度で10時間反応させることで、不揮発分が45.0%のアクリル樹脂水分散体(W−1)1000質量部を得た。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、前記ポリシロキサン複合樹脂(A−1)の水分散体208質量部、脱イオン水220質量部を仕込んで80℃まで昇温した。
次いで、同温度で、脱イオン水 100質量部、ポリオキシエチレン−1−(アリルオキシメチル)アルキル硫酸エステルアンモニウム塩25%水溶液(第一工業製薬株式会社製「アクアロン KH−1025」)30質量部、MMA 115質量部、2−エチルヘキシルアクリレート(以下、「2EHA」と略記する。)121質量部、シクロヘキシルメタクリレート(以下、「CHMA」と略記する。)145質量部、MPTS 1質量部、ポリオキシエチレンモノメタクリレート(日油株式会社製「ブレンマーPME−400」)25質量部からなる重合性単量体乳化液及び脱イオン水33質量部に過硫酸ナトリウム1質量部を溶解させた水溶液を5時間で滴下した。
滴下した後、同温度で30分間反応させ、TBPEH 0.2質量部を添加し、更に同温度で10時間反応させることで、不揮発分が45.0%の水性複合樹脂組成物(1)1000質量部を得た。
上記で得られた水性複合樹脂組成物(1)の最低造膜温度(以下、「初期MFT」と略称する。)と、水性複合樹脂組成物(1)を50℃の環境下に30日間放置した後の最低造膜温度(以下、「経時MFT」と略称する。)とを測定し、最低造膜温度の差(℃)(「経時MFT」−「初期MFT」)により、下記評価基準に従って保存安定性を評価した。
○:5℃未満
△:5℃以上10℃未満
×:10℃以上
上記で得られた水性複合樹脂組成物(1)94.3質量部と、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート5.7質量部とを混合し、コーティング剤(1)を調製した。
上記で得られたコーティング剤(1)をガラス板上に、膜厚が50μmとなるように塗装し、23℃、50%RHの環境下で7日間乾燥させたものを、23℃の水道水に24時間浸漬した後に水から取り出した直後の外観を下記評価基準に従って目視で評価した。
○:白化なし
△:白化が認められる。
×:基材からの剥がれが認められる。
上記で得られたコーティング剤(1)をクロメート処理されたアルミ板(株式会社エンジニアリングテストサービス製)上に、膜厚が30μmとなるように塗装し、23℃、50%RHの環境下で7日間乾燥させたものを、デューパネル光ウェザーメーター(スガ試験機株式会社製、光照射時:30W/m2、70℃;湿潤時:湿度90%以上、50℃、光照射/湿潤サイクル=8時間/4時間)で2,500時間曝露試験を行い、塗膜の外観を下記評価基準に従って評価した。
○:塗膜表面にクラックの発生がみられない。
△:塗膜表面の一部分にクラックの発生がみられる。
×:塗膜表面全体にクラックの発生がみられる。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、前記水性複合樹脂(A−1)の組成物417質量部、脱イオン水100質量部を仕込んで80℃まで昇温した。
次いで、同温度で、脱イオン水 65質量部、ポリオキシエチレン−1−(アリルオキシメチル)アルキル硫酸エステルアンモニウム塩25%水溶液(第一工業製薬株式会社製「アクアロン KH−1025」)22質量部、MMA 90質量部、2EHA 100質量部、CHMA 115質量部、MPTS 1質量部、ポリオキシエチレンモノメタクリレート(日油株式会社製「ブレンマーPME−400」)20質量部からなる重合性単量体乳化液及び脱イオン水27質量部に過硫酸ナトリウム1質量部を溶解させた水溶液を5時間で滴下した。
滴下した後、同温度で1時間反応させ、TBPEH 0.2質量部を添加し、更に同温度で10時間反応させることで、不揮発分が50.0%の水性複合樹脂組成物(2)1000質量部を得た。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、前記ポリシロキサン複合樹脂(A−2)の水分散体860質量部、脱イオン水15質量部を仕込んで80℃まで昇温した。
次いで、同温度で、脱イオン水 15質量部、ポリオキシエチレン−1−(アリルオキシメチル)アルキル硫酸エステルアンモニウム塩25%水溶液(第一工業製薬株式会社製「アクアロン KH−1025」)6質量部、MMA 20質量部、2EHA 25質量部、CHMA 30質量部、MPTS 0.3質量部、ポリオキシエチレンモノメタクリレート(日油株式会社製「ブレンマーPME−400」)8質量部からなる重合性単量体乳化液及び脱イオン水10質量部に過硫酸ナトリウム0.3質量部を溶解させた水溶液を5時間で滴下した。
滴下した後、同温度で1時間反応させ、TBPEH 0.1質量部を添加し、更に同温度で10時間反応させることで、不揮発分が43.0%の水性複合樹脂組成物(3)1000質量部を得た。
合成例4で製造したアクリル樹脂水分散体(W−1)を水性樹脂組成物(R−1)として用いた。
合成例2で製造したポリシロキサン複合樹脂(A−1)の水分散体を水性樹脂組成物(R−2)として用いた。
合成例2で製造したポリシロキサン複合樹脂(A−1)の水分散体83質量部と、合成例4で製造したアクリル樹脂水分散体(W−1)148質量部とを混合することにより、水性樹脂組成物(R−3)を調製した。
Claims (3)
- ポリシロキサン複合樹脂(A)の水分散体中でビニル単量体混合物(B)を重合させる工程を経て得られる複合樹脂(C)及び水系媒体を含有する水性複合樹脂組成物であって、前記ポリシロキサン複合樹脂(A)が、親水性基を有するビニル重合体(a1)とポリシロキサン(a2)とが結合した複合樹脂であり、前記ビニル重合体(a1)と前記ポリシロキサン(a2)との結合が、前記親水性基を有するビニル重合体(a1)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基と前記ポリシロキサン(a2)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基との反応によって形成されたものであり、前記複合樹脂(C)中のポリシロキサン構造が3〜60質量%の範囲であることを特徴とする水性複合樹脂組成物。
- 前記ポリシロキサン複合樹脂(A)と前記ビニル単量体混合物(B)との質量割合[(A)/(B)]が10/90〜80/20の範囲である請求項1記載の水性複合樹脂組成物。
- 請求項1又は2記載の水性複合樹脂組成物を含有することを特徴とするコーティング剤。
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