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JP6418786B2 - パターンの作成方法、プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents
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JP6418786B2 - パターンの作成方法、プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

パターンの作成方法、プログラムおよび情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、パターンの作成方法、プログラムおよび情報処理装置に関する。
リソグラフィ技術において、光源からの光を用いてマスクを照明する照明光学系と、マスクのパターンの像を基板(ウエハ等)に投影する投影光学系を有する露光装置が用いられている。
基板に形成すべき目標パターンの最小寸法が、露光に使用される光源の波長以下になると、マスクパターンの像を基板上に投影する際に、意図しない光の相互作用が隣接するパターン間に起きる。そのため、マスクの各パターンからの光が相互作用して干渉縞が発生し、目標のパターンと異なった形状の、意図しない像が基板上に形成される。目標パターンの最小寸法と光源の波長との差が大きくなるに従って、パターンの解像不良が起きやすくなる。
コンピュータを用いてマスクパターンを作成する方法として、多数のスタンダードセルを含むセルライブラリから複数のセルを選択して配置し、配置した複数セルのパターンに光近接効果補正を行う方法が知られている。光近接効果補正(OPC:Optical Proximity Correction)では、近接する各パターンからの光が相互作用してパターンの像の形成に及ぼす影響を考慮して、パターンの像が目標範囲に収まるようにパターンの構成要素である各パターン要素の形状を変更する補正を行う。セルライブラリには、マスクのパターンとして使用される基本的なパターンの構成であるセルが複数含まれており、複数のセルは互いに異なるパターンを有する。
しかし、使用する複数のセルを全て配置してマスクのパターンを作成した後に、マスクパターン全体(フルチップ)でOPCを行うと、パターン要素の形状を変更するための計算がパターン要素の数の多さに応じて増えるため、OPCの計算量が非常に多いという問題があった。そのため、特許文献1では、各セルのパターンに予め個別にOPCをかけてパターンの形状を補正し、OPC済みの複数のセルを配置してマスクパターンを構成し、その後、マスクパターン全体に対して仕上げのOPCをかけるという方法が提案されている。こうすることにより、マスクパターン全体のOPCにおいて、各セルのパターンが既にOPCを行われている分、一部のパターン要素について既にその像が目標範囲に収まっていればOPCの必要がなくなり、補正すべきパターン要素の数が減り、結果としてOPCの計算量を減らすことができる。
米国特許出願公開第2009/0100396号明細書
しかし、特許文献1に記載の方法でも、なお、マスクのパターン全体で行うOPC処理の計算量はまだ多く、計算量のさらなる低減が求められている。
そこで、本発明は、パターンの光近接効果補正に要する計算量を減らすことを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一側面としての作成方法は、マスクのパターンを作成する作成方法において、複数のセルを含むセルライブラリからセルを選択する工程と、選択されたセル内に、選択されたセルの第1パターンとは異なる第2パターンを前記第1パターンに接するように追加して配置し、前記第1パターンと前記第2パターンを含むライン状のパターンを形成する配置工程と、前記第1パターンと前記第2パターンを含むライン状のパターンを含む前記選択されたセルのパターンに対して第1光近接効果補正を行う工程と、
前記第1光近接効果補正がなされた前記第1パターンと前記第2パターンを含むライン状のパターンを含む前記選択されたセルとその他のセルが近接して配置された複数のセルのパターンに対して第2光近接効果補正を行う工程と、前記第2光近接効果補正がなされた前記複数のセルのパターンを含むマスクのパターンを作成する作成工程とを情報処理装置が行い、作成されたマスクのパターンにおける前記第1パターンと前記第2パターンを含むライン状のパターンは、基板上に形成された1方向に延びるラインパターン上に解像され、解像された前記第1パターンと前記第2パターンを含むライン状のパターンによって前記ラインパターンをカットするためのパターンであ前記配置工程において、前記基板上に形成された前記カットされたラインパターンを含むデバイスの作動に影響を及ぼさない位置に前記第2パターンを配置することを特徴とする。
本発明によれば、パターンの光近接効果補正に要する計算量を減らすことができる。
マスクパターンの作成方法のフローチャートを示す図である。 スタンダードセル10、12を模式的に表わした図である。 スタンダードセル10、12を隣接して配置した図である。 スタンダードセル10、12に第2パターンを追加して配置したセル20、22を示す図である。 セル20、22にOPCを施して得られたセル20´、22´を示す図である。 セル20´、22´を隣接して配置した図である。 1次元レイアウトを用いたリソグラフィ技術を説明するための図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
本実施形態は、半導体デバイスを作製するためのリソグラフィ技術に関し、マスクを照明する照明光学系とマスクのパターンの像を基板に投影する投影光学系とにより基板を露光する露光装置に用いられるマスクのパターンのデータ作成に関する。
当該マスクのパターンのデータ作成は、コンピュータの処理部(CPU、MPU、DSP、FPGA等)がプログラムを読み出して実行され、コンピュータがパターンのデータを用いて計算することにより行われる。本実施形態の機能を実現するソフトウェアやプログラムはネットワーク又は各種記憶媒体を介して1つ又は複数のコンピュータよりなる情報処理装置に供給される。その情報処理装置の処理部が、記録媒体または記憶媒体に記録または記憶されたプログラムを読み出すことにより、プログラムが実行される。離れた位置にある複数のコンピュータが有線又は無線通信で互いにデータを送受信することにより、プログラムの各種処理を行っても良い。情報処理装置の処理部は、後述する各ステップを実行する各手段を構成する。
情報処理装置(コンピュータ)は、多数のセルを含むセルライブラリから複数のセルを選択し、選択された複数のセルを配置してマスクパターンのレイアウト(チップレイアウト)を決定して、配置されたセルのパターンに対して光近接効果補正を行う。これにより、基板(ウエハなど)上に形成すべき目標パターンに対応するマスクのパターンを作成する。
まず、コンピュータは、複数のセルを含むセルライブラリから選択されたセルのデータを取得する。そして、選択されたセルの第1パターンに第2パターンを追加して配置する。次に、第1パターンと第2パターンを含むパターンに対して光近接効果補正を行う。次に、光近接効果補正がなされた第1パターンと第2パターンのセルを含む複数のセルのパターンを用いてマスクのパターンを作成する。作成されたマスクのパターンに対して更に光近接効果補正を行う。
以下、コンピュータが行うマスクパターンの作成方法をより詳細に説明する。図1に、コンピュータが行うマスクパターンの作成方法のフローチャートを示す。
ステップS102では、コンピュータの処理部が、複数種類のスタンダードセルを含むセルライブラリから、マスクのパターンの作成に使用するためのセルを選択し、選択されたセルのパターンのデータを取得する。当該データは、ユーザーによる入力装置からの指示に基づいて、セルライブラリから選択したセルのパターンデータを取得してもよいし、コンピュータが自動的に選択したセルのパターンのデータでもよい。セルライブラリは、コンピュータの記憶部(メモリ)に記憶されており、セルのデータは、セルライブラリが記憶されている記憶部から読み出すことにより取得される。セルは、マスクのパターンとして使用される基本的なパターンを構成する。通常、セルライブラリには、回路パターンとして標準的に使用されるスタンダードセルが数十から数百種類含まれているが、以下では、説明を簡単にするために、セルライブラリから2種類のスタンダードセルを選択した場合に関して説明する。
図2(A)、(B)はロジックデバイスに使われるスタンダードセル10、12を模式的に表わした図である。スタンダードセル10には、複数配置された四角形の図形(パターン要素)を含むカットパターン16A(第1パターン)がある。スタンダードセル12にも、同様に、複数配置された四角形の図形(パターン要素)を含むカットパターン16B(第1パターン)がある。第1パターンは右斜め線で示される。スタンダードセル10の第1パターン16Aとスタンダードセル12の第1パターン16Bは、パターン要素の形状が同じで配置が互いに異なっている。ただし、パターン要素の形状は互いに異なっていてもよい。なお、カットパターンは、1方向に延びるパターンで構成されるレイアウトにおけるカット用のパターンである。
1方向に延びるパターンで構成されるレイアウト(1次元(1D)レイアウトとも呼ぶ)を用いたリソグラフィ技術(Complementary Lithography)を図7を用いて説明する。この1Dレイアウトにより、縦方向にも横方向にも延びるL字パターンなどの複雑な形状のパターン要素を用いずにマスクパターンを構成することができるので、マスクパターンの解像不良を低減することができる。ここで、パターン要素はパターンを構成する要素であって、独立した1つの図形とする。図7は、ハーフピッチが22nm世代のSRAMのゲートセルのリソグラフィプロセスで形成されるパターンを示している。まず、ステップ1において、露光装置を用いて、44nmハーフピッチのラインアンドスペース(L/S)パターン501を基板上に形成する。次に、ステップ2において、基板に形成したパターン501を直接又は下地を加工した後、全面に等方的に成膜し、異方性エッチングを施して、パターン501の側壁(輪郭)に膜を残し22nmハーフピッチのL/S502のハードマスクを形成する。ステップ2は、いわゆる、サイドウォールを用いたダブルパターニング技術を用いている。次に、ステップ3において、L/S502上にレジストを塗布し、L/S502をカットするためのホールパターン503の像をレジストに露光してレジストを現像する。次に、ステップ4において、再度異方性エッチングすることにより、ホールパターン503でL/S502のラインをカットして、1方向に延びたパターンのみで構成されるゲートセルパターン504のハードマスクが形成される。
ロジックデバイスのパターンについても同様に1Dレイアウトを適用することができる。SRAMのゲートセルやロジックデバイスについて、ラインパターンをカットするためのカットパターンには複数の種類がある。
図2(A)、(B)には、ラインアンドスペース(L/S)パターン18A、18Bが参考に示されている。L/Sパターン18A、18Bは、カットパターンよりも前の工程において基板(ウエハ等)上に形成され、カットパターンによりカットされる。また、L/Sパターン18A、18bの各ラインと同様の形状の電源ライン20A、20Bとグラウンドライン22A、22Bが示されている。
L/Sパターンと電源ラインとグラウンドラインは、1方向に延びるラインが周期的に配列された周期パターンであり、1次元レイアウトに使用される。ただし、L/Sパターン、電源ラインとグラウンドラインは便宜的に図示してあるだけであり、スタンダードセル10とスタンダードセル12には含まれていない。L/Sパターン18A、18Bは、カットパターンに重なっている部分で切断されるが、電源ラインとグラウンドラインはカットしないで使用するため、カットパターンにより切断されない。なお、点線14A、14Bはセルの範囲(外枠)を示す境界線である。図3に示すように、マスクパターンのレイアウト作成の際に、スタンダードセル10とスタンダードセル12が隣接して配置されると、セルの境界線が互いに重なる。また、スタンダードセル10のカットパターンとスタンダードセル12のカットパターンが境界線上で重なることもある。
次に、ステップS104で、スタンダードセル10とスタンダードセル12のそれぞれに、第1パターンとは異なるパターン(第2パターン)を追加して配置する。スタンダードセル10に第2パターンが追加されて出来たセル20と、スタンダードセル12に第2パターンが追加されて出来たセル22を図4A、Bに示す。追加された第2パターンは内部が左斜め線で示される。スタンダードセル10には第2パターン24Aが追加されてセル20となり、スタンダードセル12には第2パターン24Bが追加されてセル22となる。第2パターンの大きさは第1パターンと同じで、四角形状の孤立パターンとした。第2パターンの追加配置は、第1パターンに対する光近接効果を補正する目的とは別に行われる。第2パターンおよび第1パターンに対するOPCは後述のS106で行われる。
第2パターン24A、24Bはともに、L/Sパターン18A、18Bが延びる方向に対して垂直な方向に延びる境界線上に配置されている。左右の境界線のそれぞれにおいて、カットパターン16A、Bの位置以外に第2パターン24A、24Bを配置することにより、カットパターン16A、Bと第2パターン24A、24Bは一列のライン状のパターン(図形)を形成する。
1Dレイアウトでは、ラインパターン18A、Bをカットするために必要なカットパターンを用いている。そのため、従来、スタンダードセル10とスタンダードセル12には、カットパターン16A、B(第1パターン)しか無い。本実施形態では、カットパターン16A、B(第1パターン)以外にも、本来必要のないダミーの第2パターンを追加する点が従来技術と異なる。第2パターンが配置されている場所では、既に基板上に形成されているラインパターン18A、Bを本来カットする必要がないが、第2パターンが基板上で解像すると、そのラインパターンが第2パターンによりカットされてしまう。しかし、マスクのパターンのレイアウト作成の際に、隣接セルの境界線付近ではラインパターン同士が繋がっている必要がなく、セルの境界線上の場所においてラインパターンがカットされても問題ない。つまり、その場所におけるラインパターンは、基板上に製造されるデバイスの作動上において影響を及ぼさない。本実施形態では、セルの境界線の位置でラインパターン18A、Bの全てがカットされる。
次に、ステップS106で、第1パターンと、追加して配置された第2パターンとを含む各セルに対して個別に光近接効果補正(OPC)の処理を行う。OPCでは、近接する各パターンからの光が相互作用してパターンの像の形成に及ぼす影響(光近接効果(OPE:Optical Proximity Effect))を考慮して、パターンの像が目標範囲に収まるように各パターン要素(図形)の形状を変更する補正を行う。OPCはルールベースOPCでもモデルベースOPCでも良く、公知の補正方法が適用できる。図5A、Bにセル20、セル22に対してOPCをかけた後のセル20´、22´を示す。カットパターン16A、B、および、第2パターン24A、Bの形状が補正されて、それぞれカットパターン16A´、B´、第2パターン24A´、B´となっている。特許文献1では、セルごとに予めOPCをかけているが、カット工程に必要なパターン(第1パターン)のみに対してOPCをしており、本実施形態の第2パターンを追加配置しておらず、第2パターンと第1パターンの光近接効果が考慮されていない。
なお、OPCはセル毎に行ったが、マスクパターンの作成の際に組み合わせて使用される一組のセルがあれば、一組の複数セル同士が及ぼす光近接効果を考慮して一組のセルに対してOPCを行っても良い。また、セルの境界線上にあるパターンのOPC後の形状は、セルの配置で隣り合わせになる可能性のあるセル同士で同じ形状にしておくことが望ましい。なぜならば、セル境界線上にあるパターンはセル配置後に隣り合うセル同士で重なって配置される。そのため、形状が異なるとセル配置前後で、セル内部(境界線よりも内側)のパターンと境界線上のパターンとの間の光近接効果が変化してしまう。一般的にはセル境界線上のパターンは全てのセルで同一形状とし、境界線を対称軸として線対称であることが便利である。そのため、S106において、複数のセルのそれぞれの境界線にあるパターンが互いに同じ形状となるように、第1パターンと第2パターンを含むパターンに対して光近接効果補正を行う。そうすれば、どのセルが隣り合ってもセル境界線上のパターンは同じになり、セル境界線上のパターン形状を特別に管理しなくても済む。
次に、ステップS108で、OPC済みのセル20´、22´を含む複数のセルを、製造するデバイスチップの回路設計に基づいて並べて配置して、マスクパターンのレイアウト(チップレイアウト)を作成する。図6に、セル20´、22´を境界線で隣接して配置した図を示す。なお、実際のマスクのレイアウトには、多数のセルが上下左右に結合して配置されるが、説明簡略化のため、この図では省略されている。セル20´の右側の境界線上のパターン形状と、セル22´の左側の境界線上のパターン形状とは一致しているので、ちょうど重なったパターンとなっている。
次に、ステップS110で、マスクのパターンとして配置された複数のセルのパターンに対してOPC(フルチップレベルのOPC)を行う。このとき、既に各セルには個別にOPCがかけられていることと、セルの境界線に追加された第2パターンが配置されていることにより、従来技術と比較して、S110で行うマスクのパターンのOPCのための計算処理量が少なくて済む。各セルのパターンが既に個別にOPCがされている分、フルチップレベルのOPCで、一部のパターン要素について既にその投影像が目標範囲に収まっていれば補正を施す必要がなくなるので、補正をすべきパターン要素の数や、パターン要素の形状の部分的に変更する箇所の数が減る。したがって、マスクのパターンのOPCにかかる計算時間を短縮することができる。
セル境界線上に第2パターンが配置されていることにより、S110でのOPCによる補正量が減る理由を以下に説明する。図6のようにセル20´、22´が隣接して配置されたマスクのレイアウトにおいて、セル20´の第1パターンは、他のパターンによる光近接効果を受ける。つまり、セル20´の第1パターンは、セル20´内の第1パターン同士による光近接効果、セル20´に追加された第2パターンによる光近接効果、および、セル22´のパターンによる光近接効果の影響を受ける。セル20´内の第1パターンおよび第2パターンからの光近接効果は、S106におけるセル20単体でのOPCによって補正済みなので、S110でのOPCは主にセル22´のパターンからの光近接効果の補正を行うことになる。セル20´内に第2パターンがあることによって、第1パターンに対する光近接効果の絶対的な量は増えるが、その結果、第2パターンに対して相対的に遠くにあるセル22´のパターンからの光近接効果の量は相対的に減ることになる。光近接効果の影響は一般にパターン間の距離が遠いほど小さくなるからである。このように、相対的に遠くにあるセル22´のパターンからの近接効果の影響を減らし、相対的に近くにあるセル20´自身の第2パターンからの近接効果の影響が大きく、支配的になることによって、S110でのOPCによるセル20´のパターンの形状を変更すべき量や、形状を変更すべきパターン要素の数や部分的に変更する箇所の数が減る。S110でのOPCによるセル22´のパターンも同様である。
次に、ステップS112で、S110でOPCがされたパターンを含むパターンを最終的にマスクのパターンとして作成する。なお、作成されるマスクのパターンにはアライメントマークパターンなど、上記ステップで作成されていない他のパターンが含まれても構わない。
以上により、本実施形態によれば、S110で行うマスクのパターンの光近接効果補正に要する計算量を減らすことができる。
本実施形態では、セルの境界線上のパターン形状は、図4に示したように、上下対称かつ左右対称なひと固まりの連続したパターンであったが、対称性は崩れても構わず、また、不連続な複数のパターンであっても構わない。また、セルの境界線上のパターンの形状は一つのセルライブラリ内で統一されている必要は必ずしもなく、隣り合わされる可能性のあるセル同士においてなるべく同じ形状であることが望まれるにすぎない。また、セルに追加して配置する第2パターンは、セルの境界線上に限らず、ラインパターンのうち、カット工程を経て製造されるデバイスの作動上問題のないライン上に対応する任意の位置に配置されても構わない。例えば、デバイスの作動上問題のないライン上で、セルの境界線より少し内側の位置や、セルの第1パターンに対して解像性を向上させるような位置に配置してもよい。また、露光処理において、第2パターンの像が基板上で解像して基板上に形成されることを説明したが、第2パターンは解像しなくても構わず、第1パターンの解像を補助する解像しない補助パターンとして機能してもよい。
また、本実施形態では、セルライブラリから選択されるセルのパターンは、1方向に延びるパターンで構成されるレイアウトにおけるカット用のパターンとしたが、これに限らない。例えば、ラインパターン間を接続するためのホールパターンなど他のパターンにも適用することができる。
また、本実施形態では光近接効果補正において、マスクを照明する照明光学系の瞳面における光強度分布(照明形状)を考慮しても構わない。例えば、照明形状を変更しながらパターンの形状も変更してパターンの像を計算して評価することによって、最適なパターンと照明形状を決定することができる。
(実施形態2)
本実施形態においては、セルライブラリを構成するセルのパターンを作成する。実施形態1では、S106において、第2パターンが追加されたセルのパターンに対してOPCを行った。本実施形態でも、実施形態1と同様にS102、S104、S106を行って、OPC済みのセルのパターンを作成する。ただし、S108以降は行わずに、S106でOPCが施されたセルを、新たなセルとしてセルライブライリに登録して、新しいセルライブラリを作成する。セルのパターンを作成する方法は、実施形態1と同様に、コンピュータがプログラムを実行することにより行われる。
作成された新たなセルライブラリは、別途、マスクのパターンを作成するためのアプリケーション(ソフトウェア)に登録されて、マスクパターンを作成する際に利用される。例えば、マスクのパターンを作成するためのアプリケーション(ソフトウェア)を用いて、本実施形態の作成方法によって作成されて、新たなセルライブラリに登録されたセルのパターンをそのセルライブライリから選択する。選択された複数のセルを並べて配置することでマスクのレイアウトを作成し、OPCをかける。つまり、S106以前のステップと、S108以降のステップとを別々のアプリケーションで実行することができる。
(実施形態3)
上述の実施形態で作成されたマスクパターンは、マスク製造装置(描画装置)に入力されるデータの形式に合わせてデータ変換され、そのデータがマスク製造装置に入力される。そして、マスク製造装置は、その入力データに基づき、マスクブランクスにパターンを描画してマスクを製造する。
製造されたマスクは露光装置に搬入される。露光装置は、設定された露光条件(照明形状、露光量、ステージ移動速度など)で、製造されたマスクを照明して、ウエハ上の感光剤(レジスト)にマスクのパターンの像を投影して感光剤を露光する。
次に、前述の露光方法を利用したデバイス(半導体IC素子、液晶表示素子等)の製造方法を説明する。デバイスは、前述の露光方法を使用して、感光剤が塗布された基板(ウェハ、ガラス基板等)を露光する工程と、その基板(感光剤)を現像する工程と、他の周知の工程と、を経ることにより製造される。他の周知の工程には、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等が含まれる。なお、デバイス製造方法においては、図7に示すように、1Dレイアウトを用いたリソグラフィ技術を適用することができる。本デバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。
また、上述の実施形態では、露光装置に用いられるマスクのパターンの作成に関して説明したが、これに限らず、電子線露光装置で基板に描画するためのパターン(制御データ)の作成にも適用できる。電子線露光装置は、パターンデータに基づいて電子線の描画位置を制御して、基板上にパターンを露光する。上述のパターン作成方法における光近接効果補正としては、電子線露光装置においては、電子線を露光した位置以外にも、形成されるパターンに影響を及ぼす光近接効果の補正がある。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (10)

  1. マスクのパターンを作成する作成方法において、
    複数のセルを含むセルライブラリからセルを選択する工程と、
    選択されたセル内に、選択されたセルの第1パターンとは異なる第2パターンを前記第1パターンに接するように追加して配置し、前記第1パターンと前記第2パターンを含むライン状のパターンを形成する配置工程と、
    前記第1パターンと前記第2パターンを含むライン状のパターンを含む前記選択されたセルのパターンに対して第1光近接効果補正を行う工程と、
    前記第1光近接効果補正がなされた前記第1パターンと前記第2パターンを含むライン状のパターンを含む前記選択されたセルとその他のセルが近接して配置された複数のセルのパターンに対して第2光近接効果補正を行う工程と、
    前記第2光近接効果補正がなされた前記複数のセルのパターンを含むマスクのパターンを作成する作成工程とを情報処理装置が行い、
    作成されたマスクのパターンにおける前記第1パターンと前記第2パターンを含むライン状のパターンは、基板上に形成された1方向に延びるラインパターン上に解像され、解像された前記第1パターンと前記第2パターンを含むライン状のパターンによって前記ラインパターンをカットするためのパターンであ
    前記配置工程において、前記基板上に形成された前記カットされたラインパターンを含むデバイスの作動に影響を及ぼさない位置に前記第2パターンを配置する
    ことを特徴とする作成方法。
  2. 前記配置工程において、前記境界線に沿った方向に前記第2パターンを並べて配置することを特徴とする請求項に記載の作成方法。
  3. 前記第1パターンが互いに異なる複数のセルについて、前記配置工程及び前記第1光近接効果補正の工程を行って、前記光近接効果補正がなされた前記第1パターンと前記第2パターンを含む前記複数のセルを作成し、
    前記第1光近接効果補正の工程において、前記複数のセルのそれぞれの境界線にあるパターンが互いに同じ形状となるように、前記第1パターンと前記第2パターンを含むパターンに対して光近接効果補正を行うことを特徴とする請求項又はに記載の作成方法。
  4. 前記配置工程において、セルの範囲を示す境界線のうち前記ラインパターンに対して垂直な方向の境界線に前記第2パターンを並べて配置することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の作成方法。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の作成方法を用いてマスクパターンのデータを作成する工程と、作成されたマスクパターンのデータを用いて前記マスクを製造する工程とを有するマスク製造方法。
  6. 請求項に記載のマスク製造方法を用いてマスクを製造する工程と、
    製造されたマスクを用いて基板を露光する工程とを有することを特徴とする露光方法。
  7. 請求項に記載の露光方法を用いて基板を露光する工程と、
    露光された基板を現像する工程とを有し、現像された基板から物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
  8. 請求項1乃至の何れか1項に記載の作成方法を情報処理装置に実行させるためのプログラム。
  9. 請求項1乃至の何れか1項に記載の作成方法を実行する情報処理装置。
  10. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の作成方法を用いて、電子線露光装置で用いられるパターンのデータを作成する工程と、
    該作成されたパターンのデータを用いて、前記電子線露光装置により基板を露光する工程とを有することを特徴とする露光方法。
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