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JP6419469B2 - アンテナ及び構造体 - Google Patents
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Description

本発明は、アンテナに関する。また、アンテナと金属板とを備えた構造体に関する。
無線通信に使用される周波数帯域は、増加の一途を辿っている。例えば、我が国でLTE(Long Term Evolution)用に使用されている周波数帯域だけでも、800MHz帯、900MHz帯、1800MHz帯、2100MHz帯などがあり、更に、700MHz帯の追加も予定されている。このような状況に対応するために、複数の周波数帯域を動作帯域とする多帯域アンテナ、或いは、これら複数の周波数帯域を包含する広い周波数帯域を動作帯域とする広帯域アンテナの実現が求められている。
特許文献1には、(1)長方形状のグランド部と、(2)グランド部に設けられたホット側給電点からグランド部に垂直に延在する第1素子と、(3)グランド部に設けられたグランド側給電点からグランド部に垂直に延在し、グランド側給電点と反対側の端部で第1素子側に折り返された第2素子とを備えた車載用アンテナが開示されている。特許文献1には、(a)第1素子の長さをλ/4よりも短くすることによって、動作帯域が高周波側に拡がること、(b)第1素子と第2素子とを容量結合させることによって、動作帯域が低周波側に拡がることが記載されている。
特開2013−232772号公報(2013年11月14日公開)
しかしながら、特許文献1に記載の車載用アンテナの動作帯域は、第1素子の長さにより規定されるものであり、かけ離れた周波数帯域を共に動作帯域とすることができない。このため、例えば、LTE用に使用されている800MHz帯と1800MHz帯とを共に動作帯域とすることはできない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来よりも動作帯域の広いアンテナを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るアンテナは、第1面状導体と第2面状導体と、を備えたアンテナであって、上記第1面状導体は、第1帯状部と、上記第1帯状部と平行に配置された第2帯状部と、上記第1帯状部及び上記第2帯状部と垂直に配置され、上記第1帯状部及び上記第2帯状部の一方の端辺同士を連結する第3帯状部とを含み、上記第2面状導体は、上記第1帯状部と上記第2帯状部との間に挟まれた領域内に、上記第1帯状部及び上記第2帯状部と平行に配置された第4帯状部と、上記第1帯状部と上記第2帯状部との間に挟まれた領域外に配置され、上記第4帯状部と連結した突出部とを含み、上記第3帯状部、及び、上記第3帯状部と対向する上記第4帯状部の端部に給電点が設けられている、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、上記第1面状導体と共にコプレナー線路を構成する上記第4帯状部、及び、上記突出部の双方において電磁波を送受信する、従来よりも動作帯域の広いアンテナを実現することができる。
本発明に係るアンテナにおいて、上記第4帯状部の長さは、動作帯域として予め定められた周波数帯域の下限周波数を有する電磁波の実効波長の2分の1以上であり、上記突出部の外周のうち、上記第4帯状部との境界となる辺の中心から、上記第4帯状部と反対側の端部の一方の端点までの部分の長さは、上記下限周波数を有する電磁波の実効波長の4分の1以上である、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記予め定められた周波数帯域を上記アンテナの動作帯域とすることができる。
本発明に係るアンテナにおいて、上記突出部は、長方形の2つの角を丸めて得られる釣鐘型であり、これら2つの角に挟まれた辺が上記第4帯状部と連結している、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記アンテナの動作帯域を高周波側に更に拡大することができる。
本発明に係るアンテナにおいて、上記突出部は、上記2つの角に挟まれた辺が、この辺を長辺とする長方形の導体片を介して、上記第4帯状部と連結している、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記導体片の短辺の長さを変更するだけで、容易に上記アンテナのインピーダンスと上記アンテナに接続される同軸ケーブルのインピーダンスとの整合を取ることができる。
本発明に係るアンテナにおいて、上記第1帯状部には、上記一方の端辺とは反対側にある他方の端辺の上記第2帯状部から遠い方の端部を起点として上記第3帯状部から遠ざかる向きに伸びる延長部であって、上記第1帯状部よりも幅の狭い帯状の延長部が付加されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記アンテナの動作帯域を低周波側に更に拡大することができる。
本発明に係る構造体は、上記アンテナと金属板とを備えた構造体であって、上記金属板は、第1平面部と第2平面部とを含み、上記第1平面部と上記第2平面部との間には、段差があり、上記アンテナは、上記第1帯状部が上記金属板の上記第1平面部と対向し、且つ、上記第2帯状部が上記金属板の上記第2平面部と対向するように配置されており、上記第2帯状部から上記金属板までの距離は、上記第1帯状部から上記金属板までの距離よりも長い、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記アンテナの動作帯域を低周波側に更に拡大することができる。
本発明に係る構造体において、上記アンテナは、上記第1帯状部が上記金属板の第1平面部と対向し、且つ、上記第2帯状部及び上記第4帯状部が上記金属板の上記第2平面部と対向するように配置されている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記アンテナの動作帯域を低周波側に更に拡大すると共に、上記第4帯状導体に上記金属板が近接した場合に生じ得る、上記アンテナの動作帯域の下限近傍における利得の低下を避けることができる。

本発明によれば、従来よりも動作帯域の広いアンテナを実現することができる。
本発明の一実施形態に係るアンテナの平面図である。 図1に示すアンテナの実装例を示す図である。(a)は、自動車の斜視図であり、(b)は、そのピラーに装着される化粧板の平面図であり、(c)は、その化粧板のA−A’断面を示す断面図である。 図1に示すアンテナを自由空間に配置した場合に得られるVSWR及び利得の周波数依存性を示すグラフである。 図1に示すアンテナを自由空間に配置した場合に得られる放射パターンを示すグラフである。(a)は、698MHz以上960MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(b)は、1427MHz以上1790MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(c)は、1870MHz以上2140MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(d)は、2170MH以上2500MHz以下の帯域における放射パターンを示す。 図1に示すアンテナをピラーに実装した場合に得られるVSWR及び利得の周波数依存性を示すグラフである。 図1に示すアンテナをピラーに実装した場合に得られる放射パターンを示すグラフである。(a)は、698MHz以上960MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(b)は、1427MHz以上1790MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(c)は、1870MHz以上2140MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(d)は、2170MH以上2500MHz以下の帯域における放射パターンを示す。
〔アンテナの構成〕
本発明の一実施形態に係るアンテナ1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るアンテナ1の平面図である。
アンテナ1は、図1に示すように、第1面状導体11と第2面状導体12とを備えている。本実施形態において、アンテナ1は、上面および下面が長方形の誘電体基板2の上面に形成(例えば、印刷)されており、誘電体基板2と共にアンテナ基板3を構成している。
第1面状導体11は、図1に示すように、第1帯状部111と、第2帯状部112と、第3帯状部113とを含んでいる。第1帯状部111は、帯状の導体であり、誘電体基板2の上面の一方の長辺に沿って配置されている。第2帯状部112は、帯状の導体であり、第1帯状部111と平行に、誘電体基板2の上面の他方の長辺に沿って配置されている。第3帯状部113は、帯状の導体であり、第1帯状部111及び第2帯状部112と垂直に、誘電体基板2の上面の一方の短辺に沿って配置されている。第1帯状部111の一方(図1においてx軸負方向側)の端辺111aと、第2帯状部の一方(図1においてx軸負方向側)の端辺112aとは、第3帯状部113を介して連結されている。
図1に示す実施例においては、第1帯状部111の長さを123.6mmとし、第1帯状部111の幅を34mmとしている。また、第2帯状部112の長さを123.6mmとし、第2帯状部112の幅を7.4mmとしている。ただし、端辺112aを含む長さ7.2mmの区間112bにおいては、第2帯状部112の幅を3.4mmに狭めている。また、第3帯状部113の長さを49mmとし、第3帯状部113の幅を3.4mmとしている。
第2面状導体12は、第4帯状部121と、突出部122とを含んでいる。第4帯状部121は、第1帯状部111及び第2帯状部112と略同一の長さを有する帯状の導体であり、第1帯状部111と第2帯状部112との間に挟まれた領域内に、第1帯状部111及び第2帯状部112と平行に配置されている。突出部122は、任意形状(本実施形態においては釣鐘型)の導体であり、第1帯状部111と第2帯状部112との間に挟まれた領域外に配置されている。
図1に示す実施例においては、第4帯状部121の長さを124mmとし、第4帯状部121の幅を6mmとしている。ただし、第3帯状導体113と対向する端辺から6mmの区間121aにおいては、第4帯状部121の幅を10mmに拡げている。また、突出部122の長さを43.1mmとし、突出部122の幅を30mmとしている。
アンテナ1から出力される、又は、アンテナ1に入力される高周波電流を伝送する同軸ケーブルの内部導体は、第2面状導体12の第4帯状部121の他方(図1においてx軸負方向側)の端部に接続される。この同軸ケーブルの内部導体が接続される第4帯状部121上の点121bを、以下、「第1の給電点」と記載する。また、この同軸ケーブルの外部導体(不図示)は、第1面状導体11の第3帯状部113において、第2面状導体12の第4帯状部121の他方の端部に対向する箇所に接続される。この同軸ケーブルの外側導体が接続される第3帯状部113上の点113aを、以下、「第2の給電点」と記載する。
本実施形態に係るアンテナ1においては、周波数fを下限として含む周波数帯域を動作帯域とするために、(1)第1面状導体11と共にコプレナー線路を構成する第4帯状導体121の長さ、及び、(2)突出部122の外周のうち、第4帯状部121との境界となる辺の中心Aから、第4帯状部121と反対側の端辺の一方の端点Bまでの部分(図1において鎖線に沿う部分)の長さが、それぞれ、以下のように設定されている。すなわち、第4帯状部の長さは、周波数fを有する電磁波の実効波長c/(f×ε1/2)の2分の1以上に設定されている。また、突出部122の外周のうち、第4帯状部121との境界となる辺の中心Aから、第4帯状部121と反対側の端辺の一方の端点Bまでの部分の長さは、周波数fを有する電磁波の実効波長c/(f×ε1/2)の4分の1以上に設定されている。ここで、cは、光速(3.0×10m/s)であり、εは、アンテナ1の周辺に存在する誘電体(例えば、誘電体基板2)の比誘電率である。
なお、突出部122の外周のうち、第4帯状部121との境界となる辺の中心Aから、第4帯状部121と反対側の端辺の一方の端点Bまでの部分の長さと、突出部122の外周のうち、第4帯状部121との境界となる辺の中心Aから、第4帯状部121と反対側の他方の端点Cまでの部分(図1において一点鎖線に沿う部分)の長さとが異なる場合には、長い方を周波数fを有する電磁波の実効波長c/(f×ε1/2)の4分の1以上に設定すればよい。
図1に示す実施例においては、800MHz帯(698MHz以上960MHz以下)及びそれよりも高周波側のLTE用の周波数帯域を動作帯域としている。すなわち、f=698MHzを下限として含む周波数帯域を動作帯域としている。誘電体基板2の比誘電率εを3.3とした場合、周波数f=698MHを有する電磁波の実効波長c/(f×ε1/2)は、236mmとなる。したがって、第4帯状導体121の長さは、236/2=118mm以上に設定すればよい。図1に示す実施例においては、第4帯状導体121の長さを、約124mmに設定している。一方、突出部122の外周のうち、第4帯状部121との境界となる辺の中心Aから、第4帯状部121と反対側の端辺の端点Bまでの部分の長さは、236/4=59mm以上に設定すればよい。図1に示す実施例においては、突出部122の外周のうち、第4帯状部121との境界となる辺の中心Aから、第4帯状部121と反対側の端辺の端点Bまでの部分の長さを、59mmに設定している。
また、本実施形態に係るアンテナ1においては、図1に示すように、突出部122として、第4帯状部121よりも幅の広い長方形の2つの角を丸めて得られる釣鐘型の導体を用いている。より具体的には、長さ43.1mm/幅30mmの長方形の2つの角を、それぞれ、短軸半径6.1mm/長軸半径15.6mmの四分楕円122a及び短軸半径5.9mm/長軸半径15.6mmの四分楕円122bに置き換えることにより得られる釣鐘型の導体を用いている。突出部122は、丸められた2つの角に挟まれた辺を介して第4帯状部121の一方(図1においてx軸正方向側)の端辺に連結される。このように、突出部122として、第4帯状部121よりも幅の広い長方形の2つの角を丸めて得られる釣鐘型の導体を用いることによって、動作帯域を高周波側に拡大することができる。
また、本実施形態に係るアンテナ1においては、図1に示すように、第4帯状部121の一方(図1においてx軸正方向側)の端辺と、突出部122の丸められた2つの角に挟まれた辺との間に、この辺を長辺とする長方形の導体片122cを介在させている。導体片122cの短辺の長さ(幅)を変更すると、第1面状帯11と突出部122との間とのギャップの大きさが変化し、その結果、第1面状帯11と突出部122との間の容量結合の大きさが変化し、その結果、アンテナ1のインピーダンスが変化する。すなわち、導体片122cの短辺の長さを変更するだけで、アンテナ1のインピーダンスと同軸ケーブルのインピーダンスとの整合を取ることができる。
なお、図1に示す実施例においては、(1)突出部122の丸められた2つの角に挟まれた辺に、短辺1mmの長方形の導体片122cを付加すると共に、(2)第1帯状部111及び第2帯状部112の端辺に、それぞれ短辺1mmの長方形の導体片111c,112cを付加している。これにより、第1面状導体と突出部122との間のギャップの大きさが0.4mmとなり、その結果、アンテナ1のインピーダンスが50Ωとなる。
また、本実施形態に係るアンテナ1においては、図1に示すように、第1帯状部111に、他方(図1においてx軸正方向側)の端辺の第2帯状部112から遠い方(図1においてy軸負方向側)の端部を起点として、第3帯状部113から遠ざかる方向(図1においてx軸正方向)に伸びる延長部111bを付加している。延長部111bは、第1帯状部111よりも幅の狭い帯状の導体である。図1に示す実施例においては、延長部111bの長さを10mmとし、延長部111bの幅を1.5mmとしている。このように、第1帯状部111の長さと第2帯状部112の長さとを物理的に異ならせることによって、動作帯域の下限近傍に2つの共振点を形成することができ、その結果、動作帯域を低周波側に拡大することができる。
〔アンテナの実装例〕
次に、アンテナ1の一実装例について、図2を参照して説明する。
図2(a)は、自動車5の斜視図である。自動車5のリアドア前方のピラー(請求項における「構造体」)には、その車外側に樹脂製の化粧板50が装着されている。本実装例において、アンテナ1は、この化粧板50に内蔵される。
図2(b)は、化粧板50の平面図である。図2(c)は、化粧板50のA−A’断面を示す断面図である。
化粧板50は、図2(b)に示すように、車外側から平面視した形状が台形となる板状の主要部51と、車外側から平面視した形状が長方形となる板状の延長部52とを備えている。延長部52は、主要部51の下端後方から下方に伸び、主要部51の下端と共にドアボディの内部に収容される。アンテナ1と誘電体基板2とを備えたアンテナ基板3は、図2(b)に示すように、化粧板50の主要部51に埋設される。
化粧板50の表面(車外側の面)は、図2(c)に示すように、平坦である。一方、化粧板50の裏面(車内側の面)には、図2(c)に示すように、後方に開いたL字型の断面を有する突出部53,54が形成されている。化粧板50の裏面前縁に形成された突出部53は、化粧板50をピラーに装着する際に、ピラーを構成する金属板60を前方から抱き込むために利用される。一方、化粧板50の裏面後縁に形成された突出部54は、グラスランチャンネル70を収容するために利用される。
化粧板50が装着される金属板60は、図2(c)に示すように、第1平面部60aと第2平面部60bと傾斜部60cとを含み、傾斜部60cを介して隣接する第1平面部60aと第2平面部60bとの間に段差がある。このため、化粧板50には、図2(b)及び図2(c)に示すように、第1平面部60aと対向する領域A、すなわち、金属板60に近接した領域A1と、第2平面部60bと対向する領域A2、すなわち、金属板60から離隔した領域A2とが存在することになる。
本実装例において注目すべき点は、第1帯状部111が第1平面部60a及び傾斜部60cと対向し、かつ、第2帯状部112及び第4帯状部121が第2平面部60bと対向するように、アンテナ1が配置されている点である。
上記の配置を採用することにより、第1帯状部111から金属板60までの距離と第2帯状部112から金属板60までの距離とを異ならせることができる。すなわち、第1帯状部111の実効長と第2帯状部112の実効長とを異ならせることができる。これにより、第1帯状部111の長さと第2帯状部112の長さとを物理的に異ならせた場合と同様、動作帯域を低周波側に拡大することができる。また、上記の配置を採用することによって、第4帯状部121を金属板60から離隔することができる。これにより、第4帯状導体121に金属板60が近接した場合に生じ得る動作帯域の下限近傍における利得の低下を回避することができる。
〔アンテナの特性〕
次に、アンテナ1の特性について、図3〜図4を参照して説明する。
図3は、VSRW(鎖線)及び利得(実線)の周波数特性を示すグラフである。図4は、各周波数帯域におけるzx面(図1参照)の放射パターンを示すグラフである。図4において、(a)は、698MHz以上960MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(b)は、1427MHz以上1790MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(c)は、1870MHz以上2140MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(d)は、2170MH以上2500MHz以下の帯域における放射パターンを示す。なお、これらのグラフは、誘電体基板2上に形成されたアンテナ1を、自由空間に配置した状態で得られたものである。
図3に示すように、アンテナ1のVSWRは、800Mz帯、及び、それよりも高周波側のLTE用の周波数帯域において、十分に小さい値(3以下)となる。また、アンテナ1の利得は、800Mz帯、及び、それよりも高周波側のLTE用の周波数帯域において、十分に大きい値(−5dBi以上)となる。
また、図4に示すように、アンテナ1の指向性は、698MHz以上960MHz以下の帯域、1427MHz以上1790MHz以下の帯域、1870MHz以上2140MHz以下の帯域、及び、2170MH以上2500MHz以下の帯域の各々において、十分に小さくなる。
次に、図2に示す実装例におけるアンテナ1の特性について、図5〜図6を参照して説明する。
図5は、VSRW(鎖線)及び利得(実線)の周波数特性を示すグラフである。図6は、各周波数帯域におけるzx面(図1参照)の放射パターンを示すグラフである。図6において、(a)は、698MHz以上960MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(b)は、1427MHz以上1790MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(c)は、1870MHz以上2140MHz以下の帯域における放射パターンを示し、(d)は、2170MH以上2500MHz以下の帯域における放射パターンを示す。なお、これらのグラフは、誘電体基板2上に形成されたアンテナ1を、ピラーに装着された化粧板50に内蔵した状態で得られたものである。
図5に示すように、アンテナ1のVSWRは、800Mz帯、及び、それよりも高周波側のLTE用の周波数帯域において、十分に小さい値(3以下)となる。また、アンテナ1の利得は、800Mz帯、及び、それよりも高周波側のLTE用の周波数帯域において、十分に大きい値(−6dBi以上)となる。
また、図6に示すように、車外側の半空間のうち、天頂方向(x軸正方向)から水平方向(z軸正方向)までの範囲におけるアンテナ1の指向性は、698MHz以上960MHz以下の帯域、1427MHz以上1790MHz以下の帯域、1870MHz以上2140MHz以下の帯域、2170MH以上2500MHz以下の帯域の各々において、十分に小さくなる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、複数の周波数帯域を使用した無線通信用のアンテナ、例えば、LTE用のアンテナとして、好適に利用することができる。
1 アンテナ
11 第1面状導体
111 第1帯状部
111b 延長部
112 第2帯状部
113 第3帯状部
12 第2面状導体
121 第4帯状部
122 突出部
122c 導体片
2 誘電体基板
3 アンテナ基板
60 金属板
60a 第1平面部
60b 第2平面部

Claims (7)

  1. 第1面状導体と第2面状導体とを備えたアンテナであって、
    上記第1面状導体は、第1帯状部と、上記第1帯状部と平行に配置された第2帯状部と、上記第1帯状部及び上記第2帯状部と垂直に配置され、上記第1帯状部及び上記第2帯状部の一方の端辺同士を連結する第3帯状部とを含み、
    上記第2面状導体は、上記第1帯状部と上記第2帯状部との間に挟まれた領域内に、上記第1帯状部及び上記第2帯状部と平行に配置された第4帯状部と、上記第1帯状部と上記第2帯状部との間に挟まれた領域外に配置され、上記第4帯状部と連結した突出部とを含み、
    上記第3帯状部、及び、上記第3帯状部と対向する上記第4帯状部の端部に給電点が設けられている、
    ことを特徴とするアンテナ。
  2. 上記第4帯状部の長さは、予め定められた周波数帯域の下限周波数を有する電磁波の実効波長の2分の1以上であり、
    上記突出部の外周のうち、上記第4帯状部との境界となる辺の中心から、上記第4帯状部と反対側の端部の一方の端点までの部分の長さは、上記下限周波数を有する電磁波の実効波長の4分の1以上である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 上記突出部は、長方形の2つの角を丸めて得られる釣鐘型であり、これら2つの角に挟まれた辺が上記第4帯状部と連結している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ。
  4. 上記突出部は、上記2つの角に挟まれた辺が、この辺を長辺とする長方形の導体片を介して、上記第4帯状部と連結している、
    ことを特徴とする請求項3に記載のアンテナ。
  5. 上記第1帯状部には、上記一方の端辺とは反対側にある他方の端辺の上記第2帯状部から遠い方の端部を起点として上記第3帯状部から遠ざかる向きに伸びる延長部であって、上記第1帯状部よりも幅の狭い帯状の延長部が付加されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のアンテナ。
  6. 請求項1〜4の何れか1項に記載のアンテナと金属板とを備えた構造体であって、
    上記金属板は、第1平面部と第2平面部とを含み、上記第1平面部と上記第2平面部との間には、段差があり、
    上記アンテナは、上記第1帯状部が上記金属板の上記第1平面部と対向し、且つ、上記第2帯状部が上記金属板の上記第2平面部と対向するように配置されており、
    上記第2帯状部から上記金属板までの距離は、上記第1帯状部から上記金属板までの距離よりも長い、
    ことを特徴とする構造体。
  7. 上記アンテナは、上記第1帯状部が上記金属板の第1平面部と対向し、且つ、上記第2帯状部及び上記第4帯状部が上記金属板の上記第2平面部と対向するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の構造体。
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