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JP6444798B2 - 使い捨ての着用物品 - Google Patents
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Description

この発明は、使い捨ての着用物品に関する。
従来、前後ウエスト域と、前後ウエスト域間に位置するクロッチ域とを有し、吸収体を有するおむつ本体と、前後ウエスト域を連結するための一対のウエストベルトと、ウエスト開口と一対のレッグ開口とを備える使い捨ての着用物品は公知である。例えば、特許文献1に開示された着用物品では、一対のウエストベルトが、レッグ開口側からウエスト開口側に向かって縦中心線に近づく接合ラインを介しておむつ本体に接合されている。
特許2945336号公報
特許文献1に記載の着用物品では、装着操作において、ウエスト開口を拡げる際には、接合ラインにウエスト周り方向へ引っ張る力が強く作用し、着用物品に脚を入れて引き上げる際には、上方(脚側からウエスト側)へ引っ張る力が強く作用する。
しかし、接合ラインを形成する複数の接合部は、ドット状や同一方向へ直線状に延びるものであり、かかる接合部において、互いに異なる2方向、すなわち、ウエスト周り方向と着用物品の引き上げ方向とへ引張力が強く作用した場合には、接合ラインの端部においておむつ本体とウエストベルトとが剥離しやすくなるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、従来の技術の改良であって、接合ラインにおける剥離強度を高めることができる使い捨ての着用物品の提供にある。
上記課題を達成するために、本発明が対象とするのは、縦方向及び横方向と、前記横方向の寸法を2等分する縦中心線とを有し、前後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、吸収体を有するおむつ本体と、前記前後ウエスト域を連結するための一対のウエストベルトと、ウエスト開口と一対のレッグ開口とを備える使い捨ての着用物品である。
本発明は、上記着用物品において、前記一対のウエストベルトは、前記前後ウエスト域において、前記レッグ開口側から前記ウエスト開口側へ前記横方向の外側から内側へ向かうように傾斜する接合ラインを介して前記おむつ本体に接合されており、前記接合ラインは、前記ウエスト開口側に位置する上端部と、前記レッグ開口側に位置する下端部と、前記接合ラインの長さ方向と交差する第1方向の寸法よりも前記長さ方向及び前記第1方向に交差する第2方向の寸法が大きい第2接合部と、前記第2方向の寸法よりも前記第1方向の寸法が大きい第1接合部とを有し、前記上端部では、前記第1接合部の総面積が前記第2接合部の総面積よりも大きく、前記下端部では、前記第2接合部の総面積が前記第1接合部の総面積よりも大きいことを特徴とする。
本発明に係る使い捨ての着用物品の一つ以上の実施形態によれば、接合ラインが、第1方向へ延びる複数の第1接合部と第2方向へ延びる複数の第2接合部とを有しているため、互いに異なる2方向に対する引張力に対して剥離強度を高めることができる。
図面は、本開示に係る本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本開示に係る使い捨ての着用物品の一例として示すおむつの斜視図。 図1に示すおむつをおむつ本体の肌対向面側から視た平面図。 図2に示すおむつにおいて、前ウエスト域における接合ラインの接合を解いた状態における一部破断展開平面図。 図2のIV−IV線に沿う模式的断面図。 図1においてVで囲んだ領域の一部拡大図。 図5においてVIで囲んだ領域の一部拡大図。 (a),(b)図1に示すおむつを着用する際の状態を示す正面図。 接合ラインの変形例の一例である変形例1の図5と同様の図。 変形例2の図5と同様の図。 図9においてXで囲んだ領域の一部拡大図。 変形例3の図5と同様の図。 (a)変形例3における接合ラインの上端部の一部拡大図。(b)接合ラインの下端部の一部拡大図。(c)接合ラインの中間部の一部拡大図。 (a)接合ラインに直交する方向の剥離強度の測定方法に関する、切り出すサンプルの様子を示す図。(b)ウエストベルトの横方向の剥離強度の測定方法に関する、切り出すサンプルの様子を示す図。(c1),(c2)ウエストベルトの縦方向の剥離強度の測定方法に関する、切り出すサンプルの様子を示す図。 (a)図13(a)で切り出したサンプルを引張試験機にセットした様子を示す図。(b)図13(b)で切り出したサンプルを引張試験機にセットした様子を示す図。(c)図13(c1)で切り出したサンプルを引張り試験機にセットした様子を示す図。
下記の実施の形態は、本発明の一例である図1〜14に示す使い捨てのおむつに関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。図2及び図3において、後述する各弾性体は、横方向X及び縦方向Yへの収縮力により、各弾性体が取り付けられた部材に生じたギャザーが自然な視覚によって実質的に無くなっているように見える程度にまで伸長された状態にある。
図1〜4を参照すると、本発明に係る使い捨ての着用物品の一例であるおむつ10は、縦方向Y及びそれに交差する(直交する)横方向Xと、肌対向面及びその反対側の非肌対向面と、横方向Xの長さ寸法を2等分する縦中心線Pと、縦方向Yの長さ寸法を2等分する横中心線Qとを有し、前ウエスト域11と、後ウエスト域12と、前ウエスト域11および後ウエスト域12の間に位置するクロッチ域13とを含む。おむつ10は縦中心線Pに関してほぼ対称であって、ウエスト開口14と一対のレッグ開口15とを有する。
おむつ10は、吸収体23を有し縦方向Yに延びるおむつ本体16と、前後ウエスト域11,12を連結するための一対のウエストベルト17とを含む。一対のウエストベルト17は、縦中心線Pに関してほぼ対称に配置されており、レッグ開口15側からウエスト開口14側へ向かって横方向Xの外側から内側へ向かうように傾斜する接合ライン18を介しておむつ本体16に接合される。接合ライン18は、後述するおむつ本体16の前後端縁16a,16bに沿って配置される、縦断接合部(第1接合部)81及び横断接合部(第2接合部)82を含む接合部19によって形成される。接合部19は、公知の接合手段、例えば、熱エンボス加工、ソニック加工等の各種の融着手段が施された部位である。後記の本実施形態の効果を奏する限りにおいて、接合部19は融着手段の他に、ホットメルト接着剤等の公知の接合手段を用いることができる。本実施形態において、前後ウエスト域11,12は、パンツ型のおむつ10において接合ライン18の縦方向Yにおける内端縁からウエスト開口14側に位置する部位であり、図2における符号11,12は、おむつ本体16の前後ウエスト域11,12を示している。図1の拡大図で示すとおり、接合ライン18においては、おむつ本体16の両側縁部の肌対向面8とウエストベルト17の両側縁部の肌対向面9とが互いに当接した状態で接合されている。
<おむつ本体>
おむつ本体16は、縦方向Yにおいて離間対向する前端縁16a及び後端縁16bと、横方向Xにおいて離間対向する両側縁16c,16dとによって画定されており、縦方向Yにおいて離間対向する前端部20A及び後端部20Bと、前後端部20A,20Bの間に位置する中間部20Cとを有する。両側縁16c,16dは縦方向Yに直線状に延び、前後端縁16a,16bは、横方向Xにおける中央部が縦方向Yの外側へ向かって凸状をなし、おむつ本体16は略六角形状をなしている。
おむつ本体16は、肌対向面に位置する透液性の内層シート21と、非肌対向面に位置する外層シート22と、内外層シート21,22の間に位置する吸収体23と、吸収体23と外層シート22との間に位置する難透液性又は不透液性の防漏シート24とを含む。内外層シート21,22の両側には、横方向Xに離間し縦方向Yへ延びる一対のサイドシート25が配置されている。
内層シート21は、略六角形状をなし、質量が約15〜35g/m、好ましくは約18〜24g/mの親水処理した不織布で形成され、エアスルー不織布等の短繊維不織から形成されていることが好ましい。外層シート22は、不透液性又は透液性であり、質量が約10〜30g/m、好ましくは約15〜25g/mの疎水性のスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド(以下SMSとする)繊維不織布、スパンボンド繊維不織布又は透液性のスパンレース繊維不織布から形成されていることが好ましい。
吸収体23は、縦方向Yの外側へ凸曲した前後端縁23a,23bと、前後端縁23a,23b間を縦方向Yへ延びる凹曲状の両側縁23cとを有し、所要の形状に賦型された吸液性コアと、吸液性コアを覆うティッシュペーパ等の液拡散性のコアラップシートとを含む。吸液性コアとしては、木材フラッフパルプ、高吸収性ポリマー粒子、またはこれらの混合物を用いることができる。吸液性コアとコアラップシートとは、ホットメルト接着剤等の公知の接合手段を用いて互いに接合することができる。
防漏シート24は、少なくとも吸収体23の非肌対向面(底面)の全体を覆っており、吸収体23の被覆シートと外層シート22との間において、図示しないホットメルト接着剤等の公知の接合手段によって接合することができる。防漏シート24としては、例えば、難透液性、好ましくは、不透液性かつ通気性のプラスチックフィルムを用いることができる。
一対のサイドシート25は、吸収体23の横方向Xの両側に配置されており、底辺が縦方向Yへ延びる略台形状であって、防漏シート24と内層シート21との間において、図示しないホットメルト接着剤等の公知の接合手段によって接合することができる。サイドシート25としては、例えば、質量が約10〜30g/mの疎水性のSMS繊維不織布またはスパンボンド繊維不織布を用いることができる。サイドシート25は、肌対向面側に位置する第1サイドシートと、非肌対向面側に位置する第2サイドシートとを含む。第2サイドシートの横方向Xにおける外側縁部は、第1サイドシートの横方向Xの外側に延出するとともに、肌対向面側に折り返されたスリーブ状をなしており、その内部にはレッグ弾性体26が配置される。レッグ弾性体26は、おむつ本体16の前端縁16aから後端縁16bまで縦方向Yへ延びている。レッグ弾性体26としては、縦方向Yへ伸長状態で収縮可能に取り付けられた少なくとも一条のストリング状またはストランド状の弾性材料を用いることができる。おむつ本体16の両側部にレッグ弾性体26が配置されることによって、吸収体23の両側縁23cの横方向Xの外側部分にはレッグ弾性域が形成される。サイドシート25は、レッグ弾性体26が伸長状態で収縮可能に取り付けられる限りにおいて、一枚の繊維不織布から形成してもよいし、外層シート22の延出部分から形成してもよい。
<ウエストベルト>
図2及び図3を参照すると、ウエストベルト17は、長さ方向及びそれに直交する幅方向と、長さ方向へ延びて幅方向において互いに離間する第1側縁及び第2側縁と、第1側縁から第2側縁まで延びて長さ方向において互いに離間する第1端縁及び第2端縁とを有する。なお、ウエストベルト17の長さ方向は、図2においておむつ10の縦方向Yと一致し、幅方向は、図2においておむつ10の横方向Xと一致する。第1端縁は前ウエスト域11に位置し、第2端縁は後ウエスト域12に位置しており、第1側縁はウエスト開口14を形成し、第2側縁はレッグ開口15を形成する。第1及び第2端縁のそれぞれは、接合ライン18において、おむつ本体16の前後端縁16a,16bにそれぞれ接合される。また、ウエストベルト17は、後記の接合ライン18を介しておむつ本体16に接合された固定部35と、前後ウエスト域11,12に位置する固定部35間においてウエスト回り方向へ延びる自由部36を有する。本実施形態において、一対のウエストベルト17の第1側縁は互いに縦中心線P上において接している。ウエストベルト17がかかる構成を有することによって、縦中心線P上において連続する1つの弾性パネルから形成することができる。かかる場合には、一対のウエストベルト17を別体に形成する場合よりも、製造工程を簡易にすることができる。ただし、一対のウエストベルト17は、その第1側縁どうしが横方向Xにおいて互いに離間していてもよい。かかる場合には、おむつ本体16の傾斜縁の長さ寸法がウエストベルト17の両端縁の長さ寸法よりも大きくなり、交点45はウエストベルト17から上方へ突出するような先鋭状を有する。
ウエストベルト17は、肌対向面に位置する内面シート31と、非肌対向面に位置する外面シート32と、内外面シート31,32の間に取り付けられ、長さ方向に延びる複数条のベルト弾性体33とを含む。内外面シート31,32は、ほぼ同形同大であり、図2に示す平面視において底辺が縦方向Yへ延びる略台形状をなしており、例えば、質量が約10〜30g/mのスパンボンド繊維不織布、SMS繊維不織布等を用いることができる。ベルト弾性体33としては、幅方向において互いに離間し、長さ方向へ伸長状態で収縮可能に取り付けられた複数本のストリング状またはストランド状の弾性体を用いることができる。なお、ベルト弾性体33はこれに限られず、例えば、帯状またはシート状の弾性体を取り付ける構成であってもよい。各シート間における接合には、図示しないホットメルト接着剤等の公知の接合手段を用いることができる。なお、後述する本発明の効果を奏する限りにおいて、ウエストベルト17は、ベルト弾性体33を有していない、エラストマー繊維からなる伸縮性繊維不織布等を用いることができる。なお、図示していないが、おむつ10の製造工程において、おむつ本体16とウエストベルト17とを1つの積層体から形成することができる。すなわち、おむつ本体16に対応する中央部と、中央部の両側にウエストベルト17に相当する弾性両側部とを有する積層体を機械方向へ搬送しながら、中央部と弾性両側部との境界近傍において機械方向へ延びるくり抜き開口を形成することによってレッグ開口15を形成し、レッグ開口15を縦断する折曲線に沿って弾性両側部を中央部に向かって折り曲げて、機械方向において互いに対向する接合ライン18で互いに接合することによって、おむつ10を形成することができる。このような製造工程によれば、おむつ本体16とウエストベルト17とが一体の積層体から形成されるので、それらが別体から形成される場合に比して、接合ライン18における下端部62のシート強度を高くすることができる。
一対のウエストベルト17は、前後ウエスト域11,12において接合ライン18を介しておむつ本体16の肌対向面側に接合される。ウエストベルト17をおむつ本体16の非肌対向面側に接合した場合、着用状態において、おむつ本体16の前後端縁16a,16bや接合部19がおむつ10の内面側に位置し、肌に当たって違和感を与えるおそれがある。本実施形態のおむつ10では、おむつ本体16の肌対向面にウエストベルト17の内面シート31を接合しており、接合部19がおむつ10の非肌対向面側に位置するため、違和感を与えるおそれはない。
図2を参照すると、おむつ10(おむつ本体16)の縦方向Yの寸法L1は、約550〜875mmであり、吸収体23の縦方向Yの寸法は、約440〜780mmである。吸収体23の寸法L2は、おむつ10(おむつ本体16)の寸法L1の約65〜95%の大きさを有することが好ましい。通常、パンツ型おむつの縦方向の寸法に対して吸収体の縦方向の寸法は約60%の大きさであって、おむつの吸収体から縦方向の外側に位置するシート部材のみから形成された部分の面積が比較的に大きくなっている。本実施形態においては、吸収体23が所要の吸収性能を発揮しうるのに十分な長さ寸法を有する一方、それよりも縦方向Yの外側に位置するシート部材のみからなる部分の面積を比較的に小さくすることによって、より少ない資材で製造することができ、製造コストを抑えることができる。また、吸収体23の前後端縁23a,23bとおむつ本体16の前後端縁16a,16bとが、通常のパンツ型おむつに比べて近接しているために、着用状態においてウエスト開口14が臍部よりも下に位置するようなローウエストタイプ(ローライズタイプ)の着用態様となる。
<接合ライン>
接合ライン18は、前後ウエスト域11,12において、縦中心線Pに関して対称となるように配置された一対の直状の第1ラインと第2ラインとを有する。本実施形態において、第1ラインと第2ラインとの交点45は縦中心線P上に位置しているが、本発明の効果を奏する限りにおいて、接合ライン18は、レッグ開口15側からウエスト開口14側へ横方向Xの外側から内側へ向かうように傾斜していればよい。すなわち、交点45が縦中心線P上ではなく、おむつ10の正面から視て左右のいずれかにずれて位置していてもよい。なお、第1及び第2ラインは曲線状であってもよい。図3を参照すると、前ウエスト域11に位置する接合ライン18の第1ライン(又は第2ライン)と縦中心線Pとの交角である第1交角θ1は、後ウエスト域12に位置する接合ライン18の第1ライン(又は第2ライン)と縦中心線Pとの交角である第2交角θ2よりも大きいことが好ましい。このように交角θ1,θ2の値が異なることで、前側においてはウエストベルト17か横方向X外側に向かって端が上がる形状となり、脚の動きが阻害されることはなく、後側においてはウエストベルト17が横方向X外側に向かって端が下がる形状となって、臀部に食い込み難くなり、臀部の全体を被覆するようにフィットされる態様を有することができる。
図5及び図6を参照すると、かかる配置態様を有する接合ライン18は、複数の接合部19と、接合部19が配置されていない非接合部85とを含み、おむつ本体16との境界線(内側縁)18aと、外側縁18bと、ウエスト開口14側に位置する上端部61と、レッグ開口15側に位置する下端部62とを有しており、上端部61から下端部62に亘って、複数の接合部19が位置している。上端部61と下端部62とは、それぞれ、最も力のかかりやすいウエスト開口14及びレッグ開口15の開口縁から接合ライン18の長さ方向Kへ少なくとも約30mmの寸法を有する領域を意味し、それぞれの領域内において、接合部19が少なくとも一つ存在していればよい。接合部19は、接合ライン18の長さ方向Kと交差する第1方向へ延びる縦断接合部(第1接合部)81と、長さ方向K及び第1方向に交差する第2方向へ延びる横断接合部(第2接合部)82と、縦断接合部81と横断接合部82との間に位置する中間部83とを有する。接合部19は、長さ方向Kへ互いに不連続的に複数配置され、縦断接合部81と横断接合部82とは、長さ方向Kにおいて交互に配置されている。ここで、接合ライン18の長さ方向Kとは、接合ライン18の境界線18aの両端縁を結ぶ仮想直線が延びる方向をいう。なお、以下においては、接合ライン18のうちの一方側のライン(第1ライン)の接合部19の構成について説明するが、他方側のライン(第2ライン)も同様の特徴構成を有している。また、前後ウエスト域11,12の接合ライン18のうちの少なくとも一方のウエスト域が、かかる接合部19の特徴構成を有していればよい。
本実施形態において、縦断接合部81は、接合部19のウエスト開口14側に位置し、縦方向Yへ延びる部位であり、横断接合部82は、接合部19のレッグ開口15側に位置し、横方向Xへ延びる部位であり、中間部83は、縦断接合部81と横断接合部82との間に位置し、横方向Xの内側へ凸となる(縦中心線P側へ向かって凸となる)ように湾曲した部位である。なお、第1方向と縦中心線Pと傾斜角度は約0〜30度の範囲、第2方向と縦中心線Pとの傾斜角度αは約55〜125度の範囲であり、本実施形態では、縦中心線Pに対し、第1方向の傾斜角度は約0度、第2方向の傾斜角度αは約90度である。ここで、縦中心線Pと第1方向との傾斜角度とは、縦中心線Pと、第1方向へ延びる仮想線とが成す交角において、ウエスト開口14側に位置する交角の角度をいい、縦中心線Pと第2方向との傾斜角度とは、縦中心線Pと、第2方向へ延びる仮想線とが成す交角において、ウエスト開口14側に位置する交角の角度をいう。また、第1方向の傾斜角度が0度とは、第1方向と縦中心線Pが延びる方向とが一致することをいう。
長さ方向Kにおいて互いに隣り合う接合部19の離間寸法(隣り合う接合部19の間に位置する非接合部85の距離)Rは、約0.5〜5mmである。また、接合部19の長さ方向(接合部19の両端縁とを結ぶ仮想直線が延びる方向)において、縦断接合部81の寸法M1及び横断接合部82の寸法M2の割合は、それぞれ、接合部19の長さ寸法(仮想直線が延びる方向の寸法)Mの約20〜50%であり、本実施形態では、接合部19の長さ寸法Mに対し、縦断接合部81、横断接合部82及び中間部83の寸法M1〜M3が、それぞれ約1/3となっている。また、接合部19の長さ寸法Mは、約3〜15mmであり、離間寸法Rの2倍以上であることが好ましい。なお、寸法M1〜M3の割合はこれに限られず、接合ライン18の上端部61と下端部62において、寸法M1,M2の割合が異なるようにしてもよく、例えば、上端部61において縦断接合部81の寸法M1の割合が横断接合部82の寸法M2に比して高く、下端部62において、横断接合部82の寸法M2の割合が縦断接合部81の寸法M1に比して高くなっていてもよい。
図7(a),(b)を参照すると、おむつ10の装着操作において、ウエスト開口14側に位置する接合ライン18の上端部61では、ウエスト開口14を拡げる際にウエスト周り方向(横方向X)へ引っ張る力F1が強く作用し、レッグ開口15側に位置する接合ライン18の下端部62では、おむつ10に脚を入れて引き上げる際に縦方向Yへ向かう引っ張り力F2が強く作用する。接合ラインにおいて、接合部が縦方向又は横方向のいずれか一方の方向に直線状に延びている場合には、縦方向及び横方向の力が強く作用した場合に、接合ラインの上端部または下端部において、おむつ本体とウエストベルトとが剥離しやすくなり、接合部の延在方向に沿って破れが生じやすくなる。通常、ある方向へ引っ張り力が作用する場合、接合部が力の作用方向に延びているものよりも、力の作用方向に対して直交/交差している方が、剥離強度が高くなる。
本実施形態のおむつ10では、接合部19が互いに異なる方向へ延びる縦断接合部81と横断接合部82とを有しているため、接合部19に横方向Xの力F1が作用した場合には、これと交差する方向へ延在する縦断接合部81によって接合部19が剥離したり、破れが生じたりすることを防止することができ、縦方向Yの力F2が作用した場合には、これと交差する方向へ延在する横断接合部82によって剥離や破れが生じるのを防止することができる。さらに、第1及び第2方向は、長さ方向Kと交差する方向であるため、長さ方向Kに沿って剥離が生じるのを防止することができる。図7を参照すると、ウエストベルト17を着用者の腰部まで引き上げた状態では、縦方向Yへの力F2とともに、レッグ弾性体26による引張力によって、下端部62に長さ方向Kへ力がかかりやすくなるが、横断接合部82は長さ方向Kと交差する方向へ延びているため、このような力に対しても破れ難くすることができる。接合ライン18の上端部61における横方向Xに対する剥離強度、及び下端部62における縦方向Yに対する剥離強度は、それぞれ、少なくとも10N/25mm以上であることが好ましい。
なお、接合部19は、中間部83を有していない形状(例えば、縦断接合部81と横断接合部82とがほぼ垂直に交わる形状)であってもよいが、湾曲状の中間部83を有することにより、長さ方向Kに対して直交する方向への力F3に対して剥離強度を高めることができる。中間部83が直線状である場合や、縦断接合部81と横断接合部82とが交角を成すように交差する場合には、角となる部位に引張応力が集中しやすくなるが、湾曲状とすることでかかる事態をなくして破れをより効果的に防止することができる。長さ方向Kと直交する方向における剥離強度は、少なくとも10N/25mmであり、15N/25mm以上の剥離強度を有することが好ましい。なお、図7(a),(b)においては、接合ライン18のうちで引っ張り力F1〜F3のそれぞれが最も強く作用する部分において矢印で示しているが、引っ張り力F1〜F3は接合ライン18全体に作用するものといえる。
図2及び図3を参照すると、ベルト弾性体33の両端部及びレッグ弾性体26の両端部は、それぞれ、接合ライン18に位置して接合部19と重なっており、弾性的に非伸縮な状態となっている。かかる構成のおむつ10では、レッグ開口縁部における横漏れを効果的に防止することができるとともに、接合ライン18にかかる各弾性体26,33による引張力を低減し、上下端部61,62において破れが生じるのを抑制することができる。さらに、図2に示す平面視において、レッグ弾性体26とベルト弾性体33とが厚さ方向において互いに重ならないように配置することにより、接合ライン18の下端部62において各弾性体26,33による引張力が一点に集中することを抑制し、より破れ難くすることができる。また、図2に示す平面視において、レッグ弾性体26の一部がベルト弾性体33よりも横方向Xの外側に位置することにより、レッグ開口縁部からの排泄物の横漏れを効果的に防止し得る。
また、既述のとおり、接合ライン18の上下端部61,62において縦断接合部81と横断接合部82の寸法M1,M2の割合が異なるようにしたり、縦断接合部81と横断接合部82の幅寸法をそれぞれ異なるようにしたりすることにより、所要方向における剥離強度を高めてもよい。例えば、上端部61では縦断接合部81の総面積を横断接合部82の総面積よりも大きくて、横方向Xに対する剥離強度を縦方向Yにおけるそれよりも高くし、下端部62では横断接合部82の総面積を縦断接合部81よりも大きくして、縦方向Yに対する剥離強度を横方向Xにおけるそれよりも高くすることができる。このように、上下端部61,62において、縦断接合部81と横断接合部82との総面積を変えることにより、必要な方向における剥離強度を高めながら、接合ライン18における接合面積を比較的に小さくし、接合ライン18において柔軟性が損なわれるのを抑制することができる。
なお、おむつ10は、ウエスト開口14の縁部とレッグ開口15の縁部とのうちの少なくとも一方において、ウエストベルト17及び/又はおむつ本体16の一部を内面側に折り曲げて固定してもよい。このように、ウエスト開口14及び/又はレッグ開口15の縁部を複数のシート部材で形成し、隣接する部位よりも剛性が高くなるようにすることによって、接合ライン18の上下端部61,62の剥離強度をより高くすることができる。また、それらの縁部に別体の補強シートを配置してもよいし、上下端部61,62にのみ補強シートを配置してもよい。
<変形例1>
図8は、接合ライン18の変形例の一例である、変形例1の図5と同様の図である。変形例1におけるおむつ10では、接合部19が長さ方向Kにおいて連続的に複数配置されている。接合部19がかかる態様で配置されていても、縦方向Y及び横方向Xに作用する力に対して上端部61及び下端部62におけるおむつ10の破れを効果的に防止し得る。
<変形例2>
図9は、接合ライン18の変形例の一例である、変形例2の図5と同様の図であり、図10は、図9においてXで囲んだ領域の一部拡大図である。
変形例2における接合ライン18において、接合部19は、第1方向へ延びる縦断接合部(第1接合部)81と、第2方向へ延びる横断接合部(第2接合部)82とを有しており、縦中心線Pに対し、第1方向の傾斜角度は約0度、第2方向の傾斜角度αは約120度である。接合部19において、横断接合部82はレッグ開口15側に位置する第1横断接合部82aと、ウエスト開口14側に位置する第2横断接合部82bとを有し、第1横断接合部82aは、縦断接合部81の下端から第2方向へ延びている。縦断接合部81は、第2横断接合部82bよりも縦方向Y外側へ延出している。接合部19は、長さ方向Kへ連続的又は不連続的に複数配置され、本変形例では不連続的に配置されている。
接合部19において、横断接合部82の長さ寸法(第2方向における寸法)S2は、縦断接合部81の長さ寸法(第1方向における寸法)S1よりも大きいことが好ましい。また、縦断接合部81の幅寸法(第1方向と直交する方向における寸法)T1は、横断接合部82の幅寸法(第2方向と直交する方向における寸法)T2よりも大きいことが好ましい。なお、各接合部81,82の長さ寸法S1,S2及び幅寸法T1,T2は適宜設定することができ、例えば、接合ライン18の上下端部61,62において、縦断接合部81の総面積と横断接合部82の総面積とが互いに異なるようにしてもよい。
本変形例のおむつ10は、縦断接合部81と横断接合部82を有する接合部19によって、実施形態のおむつ10と同様の技術的効果を奏することができる。さらに、おむつ本体16を横方向Xへ拡げながらおむつ10を引き上げる際には、一対のウエストベルト17を斜め上方へ互いに離間するように引き上げるが、本変形例のように、横断接合部82が横方向Xに対して傾斜する場合には、この引き上げ方向と横断接合部82の延在方向(第2方向)とが垂直に近い角度となり、おむつ10の破れを効果的に防止し得る。また、接合ライン18には、ベルト弾性体33の収縮力によってウエスト周り方向(横方向X)へ引張力が作用するが、これと垂直又は垂直に近い角度で交差する縦断接合部81が接合ライン18の全域に配置されているので、このような横方向Xへの引張力に対する剥離強度を高めることができる。また、横断接合部82は、横方向Xに対して傾斜しているが、縦断接合部81に比して長さ寸法が大きく、横方向Xにおける寸法が比較的に長いものとなっており、縦方向Yに作用する力F2に対する剥離強度も高い。
<変形例3>
図11は、接合ライン18の変形例の一例である、変形例3の図5と同様の図であり、図12(a)は、変形例3における接合ライン18の上端部61の一部拡大図、(b)は、接合ライン18の下端部62の一部拡大図、(c)は、接合ライン18の中間部63の一部拡大図である。
変形例3における接合ライン18は、第1方向へ延びる縦断接合部(第1接合部)81と、第2方向へ延びる横断接合部(第2接合部)82とを有しており、縦断接合部81と横断接合部82とは、それぞれ、長さ方向Kへ複数配置されている。
図12(a)を参照すると、接合ライン18の上端部61では、隣り合う縦断接合部81の離間距離(隣り合う縦断接合部81の間の非接合部85の距離)R1が、隣り合う横断接合部82の離間距離(隣り合う横断接合部82の間の非接合部85の距離)R2よりも小さい。図12(b)を参照すると、接合ライン18の下端部62では、隣り合う縦断接合部81の離間距離R1が、隣り合う横断接合部82の離間距離R2よりも大きい。図12(c)を参照すると、接合ライン18において、上下端部61,62の間に位置する中間部63では、縦断接合部81の離間距離R1と横断接合部82の離間距離R2とがほぼ等しい。なお、中間部63において、図示例の縦断接合部81と横断接合部82とは、連続するように一部が重なっているが、互いに離間する構成であってもよい。接合ライン18の上下端部61,62及び中間部63における、縦断接合部81の離間距離R1の相関関係は、下端部62≧中間部63>上端部61であり、横断接合部82の離間距離R2の相関関係は、上端部61≧中間部63>下端部62であることが好ましい。
接合ライン18は、その長さ寸法L3及び又は面積がほぼ3等分になるように区分されていてもよいが、中間部63はオプションであって、上下端部61,62の2つに区分されていてもよい。本実施形態においては、上端部61と下端部62とは、ほぼ同等の長さ寸法及び面積を有するものであって、例えば、それぞれ、接合ライン18の長さ寸法(境界線18aの長さ寸法)L3の約25〜50%の大きさ及び/又は、その全体面積のうちの約20〜50%の面積を有する。したがって、接合ライン18は、縦断接合部81が密に配置される上端部61と、横断接合部82が密に配置される下端部62との2つに区分されてもよいし、中間部63を含めて3つに区分されていてもよい。3つに区分される場合には、接合ライン18がその長さ寸法L3において均等に区分されてもよいし、中間部63が上下端部61,62よりも長さ寸法が小さい等、同一の長さ寸法となるように均等に区分されていなくてもよい。なお、図示していないが、上端部61では縦断接合部81のみを配置し、下端部62では横断接合部82のみを配置する構成であってもよい。かかる場合、上端部61及び下端部62のそれぞれにおいて、縦断接合部81及び横断接合部82のそれぞれが少なくとも一つ存在していればよい。
本変形例のおむつ10では、第1方向へ延びる縦断接合部81と、第2方向へ延びる横断接合部82とによって、実施形態のおむつ10と同様の技術的効果を奏することができる。さらに、上端部61では、横断接合部82に比して縦断接合部81を密に配置し、下端部62では、縦断接合部81に比して横断接合部82を密に配置することで、上下端部61,62に強く作用する力の方向に適した剥離強度を確保することができるとともに、上下端部61,62における接合面積を比較的に小さくして接合ライン18全体の剛性が比較的に高くなるのを防止することができる。
<ウエストベルトの剥離強度の測定方法>
図13(a)は、接合ライン18に直交する方向の剥離強度の測定方法に関する、切り出すサンプルの様子を示す図、図13(b)は、ウエストベルト17の横方向Xの剥離強度の測定方法に関する、切り出すサンプルの様子を示す図、図13(c1),(c2)は、ウエストベルト17の縦方向Yの剥離強度の測定方法に関する、切り出すサンプルの様子を示す図である。図14(a)は、図13(a)で切り出したサンプルを引張試験機にセットした様子を示す図、図14(b)は、図13(b)で切り出したサンプルを引張試験機にセットした様子を示す図、図14(c)は、図13(c1)で切り出したサンプルを引張り試験機にセットした様子を示す図である。なお、図13(a)〜(c2)及び図14(a)〜(c)において、説明の便宜上、ベルト弾性体33については、省略している。ここで、「ウエストベルト17の剥離強度」は、ウエストベルト17の剥離が開始する時点からウエストベルト17がおむつ本体16から完全に分離するまでの間における最大の引っ張り力(N/25mm)を意味する。
ウエストベルト17の剥離強度の各測定は、それぞれ、島津製作所株式会社製のオートグラフ試験機(AG−X10plus)を用いて測定した。図13(a)〜(c2)は、図3において一点鎖線XIIIで囲んだ領域の拡大図である。なお、以下においては、後ウエスト域12側の接合ライン18に関する剥離強度のみを測定しているが、前ウエスト域11側の接合ライン18も同様の剥離強度を有する。
<直交する方向の剥離強度>
図13(a)及び図14(a)を参照すると、前ウエスト域11側の接合ライン18の接合を解除してウエストベルト17を横方向Xに伸展した状態において、境界線18aと交差して長さ方向Kに直交する方向へ延びる細長矩形片をおむつ10から切り出してサンプルとした。サンプルは、25mm幅であって、ウエストベルト17の固定部35と自由部36とを含む第1部分93とおむつ本体16から形成された第2部分94とを有する。第1部分93と第2部分94とは、同形同大であって、ウエストベルト17を展開する前の状態において、それらの一部が厚さ方向において互いに重なる(図2参照)。切り出したサンプルにおいて、第1部分93のうちの自由部36からなるシート片93aを一方のチャック(可動治具)95に把持し、第2部分94を他方のチャック(固定治具)96に把持した状態で、サンプルをオートグラフ試験機にセットし、引っ張り速度1000mm/minにおけるサンプルの剥離強度(最大強度)を求めた。チャック幅は約50mmであって、サンプルについて25mm幅で切り出すことができない場合には、測定結果に基づいて25mm幅に換算して算出する。図13(a)に示すように、上下端部61,62及び中間部63においてサンプルを切り出し、それぞれの直交方向における剥離強度を求め、平均した値を境界接合域の直交する方向の剥離強度(N/25mm)とした。
<横方向の剥離強度>
図13(b)及び図14(b)を参照すると、ウエストベルト17を横方向Xへ展開した状態の上下端部61,62近傍において、境界線18aと交差して横方向Xへ延びる細長矩形片をおむつ10から切り出してサンプルとした。サンプルは、25mm幅であって、ウエストベルト17の固定部35と自由部36とを含む第1部分93とおむつ本体16から形成された第2部分94とを有する。第1部分93と第2部分94とは、ウエストベルト17が展開する前の状態において、それらの一部が厚さ方向において互いに重なる(図2参照)。切り出したサンプルにおいて、第1部分93のうちの自由部36から形成されたシート片93aを一方のチャック(可動治具)95に把持し、第2部分94を他方のチャック(固定治具)96に把持した状態で、サンプルをオートグラフ試験機にセットし、直交方向の剥離強度の測定と同一条件で測定して横方向Xの剥離強度(N/25mm)とした。
<縦方向の剥離強度>
図13(c1),(c2)及び図14(c)を参照すると、ウエストベルト17を伸展する前の状態の上下端部61,62近傍において、境界線18aと交差して縦方向Yへ延びる細長矩形片をおむつ10から切り出してサンプルとした。サンプルは、25mm幅であって、ウエストベルト17の固定部35と自由部36と含む第1部分93と、それと厚さ方向において対向する、おむつ本体16からなる第2部分94とを有する。ウエストベルト17を弛緩して縦方向Yの外側へ伸展した状態において、第1部分93のうちの自由部36からなるシート片93aを一方のチャック(可動治具)95で把持し、第2部分94を他方のチャック(固定治具)96で把持した状態で、サンプルをオートグラフ試験機にセットし、該サンプルを直交する方向の剥離強度の測定と同様の条件で測定して、それぞれの縦方向の剥離強度(N/25mm)を求めた。
本発明のおむつ10を構成する各構成部材には、明細書に記載されている材料のほかに、この種の物品において通常用いられている各種公知の材料を制限なく用いることができる。また、明細書及び特許請求の範囲において、「第1」及び「第2」の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いられる。
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記の事項に整理することができる。
縦方向及び横方向を有し、前後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、吸収体を有するおむつ本体と、前記前後ウエスト域を連結するための一対のウエストベルトと、ウエスト開口と一対のレッグ開口とを備える使い捨ての着用物品において、前記一対のウエストベルトは、前記前後ウエスト域において、前記レッグ開口側から前記ウエスト開口側へ前記横方向の外側から内側へ向かうように傾斜する接合ラインを介して前記おむつ本体に接合されており、前記接合ラインは、前記ウエスト開口側に位置する上端部と、前記レッグ開口側に位置する下端部と、前記接合ラインの長さ方向と交差する第1方向の寸法よりも前記長さ方向及び前記第1方向に交差する第2方向の寸法が大きい第2接合部と、前記第2方向の寸法よりも前記第1方向の寸法が大きい第1接合部とを有し、前記上端部では、前記第1接合部の総面積が前記第2接合部の総面積よりも大きく、前記下端部では、前記第2接合部の総面積が前記第1接合部の総面積よりも大きい。
上記段落0051に開示した本発明は、少なくとも下記の実施の態様を含むことができる。
(1)前記着用物品の前記横方向の寸法を二等分する縦中心線をさらに有し、前記第1方向と前記縦中心線との傾斜角度は、0〜30度の範囲であり、前記第2方向と前記縦中心線とのの傾斜角度は55〜125度の範囲である。
)前記上端部において、前記横方向における剥離強度が、前記縦方向における剥離強度よりも高く、前記下端部において、前記縦方向における剥離強度が、前記横方向における剥離強度よりも高い。
)前記接合ラインの前記長さ方向に直交する方向の剥離強度は、少なくとも10N/25mmである。
10 おむつ
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 クロッチ域
14 ウエスト開口
15 レッグ開口
16 おむつ本体
17 ウエストベルト
18 接合ライン
19 接合部
81 縦断接合部(第1接合部)
82 横断接合部(第2接合部)
P 縦中心線
X 横方向
Y 縦方向

Claims (4)

  1. 縦方向及び横方向を有し、前後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、吸収体を有するおむつ本体と、前記前後ウエスト域を連結するための一対のウエストベルトと、ウエスト開口と一対のレッグ開口とを備える使い捨ての着用物品において、
    前記一対のウエストベルトは、前記前後ウエスト域において、前記レッグ開口側から前記ウエスト開口側へ前記横方向の外側から内側へ向かうように傾斜する接合ラインを介して前記おむつ本体に接合されており、
    前記接合ラインは、前記ウエスト開口側に位置する上端部と、前記レッグ開口側に位置する下端部と、前記接合ラインの長さ方向と交差する第1方向の寸法よりも前記長さ方向及び前記第1方向に交差する第2方向の寸法が大きい第2接合部と、前記第2方向の寸法よりも前記第1方向の寸法が大きい第1接合部とを有し、
    前記上端部では、前記第1接合部の総面積が前記第2接合部の総面積よりも大きく、前記下端部では、前記第2接合部の総面積が前記第1接合部の総面積よりも大きいことを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記着用物品の前記横方向の寸法を二等分する縦中心線をさらに有し、前記第1方向と前記縦中心線との傾斜角度は、0〜30度の範囲であり、前記第2方向と前記縦中心線との傾斜角度は55〜125度の範囲である請求項1に記載の着用物品。
  3. 前記上端部において、前記横方向における剥離強度が、前記縦方向における剥離強度よりも高く、前記下端部において、前記縦方向における剥離強度が、前記横方向における剥離強度よりも高い請求項1又は2に記載の着用物品。
  4. 前記接合ラインの前記長さ方向に直交する方向の剥離強度は、少なくとも10N/25mmである請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品。
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