JP6444798B2 - 使い捨ての着用物品 - Google Patents
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Description
おむつ本体16は、縦方向Yにおいて離間対向する前端縁16a及び後端縁16bと、横方向Xにおいて離間対向する両側縁16c,16dとによって画定されており、縦方向Yにおいて離間対向する前端部20A及び後端部20Bと、前後端部20A,20Bの間に位置する中間部20Cとを有する。両側縁16c,16dは縦方向Yに直線状に延び、前後端縁16a,16bは、横方向Xにおける中央部が縦方向Yの外側へ向かって凸状をなし、おむつ本体16は略六角形状をなしている。
図2及び図3を参照すると、ウエストベルト17は、長さ方向及びそれに直交する幅方向と、長さ方向へ延びて幅方向において互いに離間する第1側縁及び第2側縁と、第1側縁から第2側縁まで延びて長さ方向において互いに離間する第1端縁及び第2端縁とを有する。なお、ウエストベルト17の長さ方向は、図2においておむつ10の縦方向Yと一致し、幅方向は、図2においておむつ10の横方向Xと一致する。第1端縁は前ウエスト域11に位置し、第2端縁は後ウエスト域12に位置しており、第1側縁はウエスト開口14を形成し、第2側縁はレッグ開口15を形成する。第1及び第2端縁のそれぞれは、接合ライン18において、おむつ本体16の前後端縁16a,16bにそれぞれ接合される。また、ウエストベルト17は、後記の接合ライン18を介しておむつ本体16に接合された固定部35と、前後ウエスト域11,12に位置する固定部35間においてウエスト回り方向へ延びる自由部36を有する。本実施形態において、一対のウエストベルト17の第1側縁は互いに縦中心線P上において接している。ウエストベルト17がかかる構成を有することによって、縦中心線P上において連続する1つの弾性パネルから形成することができる。かかる場合には、一対のウエストベルト17を別体に形成する場合よりも、製造工程を簡易にすることができる。ただし、一対のウエストベルト17は、その第1側縁どうしが横方向Xにおいて互いに離間していてもよい。かかる場合には、おむつ本体16の傾斜縁の長さ寸法がウエストベルト17の両端縁の長さ寸法よりも大きくなり、交点45はウエストベルト17から上方へ突出するような先鋭状を有する。
接合ライン18は、前後ウエスト域11,12において、縦中心線Pに関して対称となるように配置された一対の直状の第1ラインと第2ラインとを有する。本実施形態において、第1ラインと第2ラインとの交点45は縦中心線P上に位置しているが、本発明の効果を奏する限りにおいて、接合ライン18は、レッグ開口15側からウエスト開口14側へ横方向Xの外側から内側へ向かうように傾斜していればよい。すなわち、交点45が縦中心線P上ではなく、おむつ10の正面から視て左右のいずれかにずれて位置していてもよい。なお、第1及び第2ラインは曲線状であってもよい。図3を参照すると、前ウエスト域11に位置する接合ライン18の第1ライン(又は第2ライン)と縦中心線Pとの交角である第1交角θ1は、後ウエスト域12に位置する接合ライン18の第1ライン(又は第2ライン)と縦中心線Pとの交角である第2交角θ2よりも大きいことが好ましい。このように交角θ1,θ2の値が異なることで、前側においてはウエストベルト17か横方向X外側に向かって端が上がる形状となり、脚の動きが阻害されることはなく、後側においてはウエストベルト17が横方向X外側に向かって端が下がる形状となって、臀部に食い込み難くなり、臀部の全体を被覆するようにフィットされる態様を有することができる。
図8は、接合ライン18の変形例の一例である、変形例1の図5と同様の図である。変形例1におけるおむつ10では、接合部19が長さ方向Kにおいて連続的に複数配置されている。接合部19がかかる態様で配置されていても、縦方向Y及び横方向Xに作用する力に対して上端部61及び下端部62におけるおむつ10の破れを効果的に防止し得る。
図9は、接合ライン18の変形例の一例である、変形例2の図5と同様の図であり、図10は、図9においてXで囲んだ領域の一部拡大図である。
図11は、接合ライン18の変形例の一例である、変形例3の図5と同様の図であり、図12(a)は、変形例3における接合ライン18の上端部61の一部拡大図、(b)は、接合ライン18の下端部62の一部拡大図、(c)は、接合ライン18の中間部63の一部拡大図である。
図13(a)は、接合ライン18に直交する方向の剥離強度の測定方法に関する、切り出すサンプルの様子を示す図、図13(b)は、ウエストベルト17の横方向Xの剥離強度の測定方法に関する、切り出すサンプルの様子を示す図、図13(c1),(c2)は、ウエストベルト17の縦方向Yの剥離強度の測定方法に関する、切り出すサンプルの様子を示す図である。図14(a)は、図13(a)で切り出したサンプルを引張試験機にセットした様子を示す図、図14(b)は、図13(b)で切り出したサンプルを引張試験機にセットした様子を示す図、図14(c)は、図13(c1)で切り出したサンプルを引張り試験機にセットした様子を示す図である。なお、図13(a)〜(c2)及び図14(a)〜(c)において、説明の便宜上、ベルト弾性体33については、省略している。ここで、「ウエストベルト17の剥離強度」は、ウエストベルト17の剥離が開始する時点からウエストベルト17がおむつ本体16から完全に分離するまでの間における最大の引っ張り力(N/25mm)を意味する。
図13(a)及び図14(a)を参照すると、前ウエスト域11側の接合ライン18の接合を解除してウエストベルト17を横方向Xに伸展した状態において、境界線18aと交差して長さ方向Kに直交する方向へ延びる細長矩形片をおむつ10から切り出してサンプルとした。サンプルは、25mm幅であって、ウエストベルト17の固定部35と自由部36とを含む第1部分93とおむつ本体16から形成された第2部分94とを有する。第1部分93と第2部分94とは、同形同大であって、ウエストベルト17を展開する前の状態において、それらの一部が厚さ方向において互いに重なる(図2参照)。切り出したサンプルにおいて、第1部分93のうちの自由部36からなるシート片93aを一方のチャック(可動治具)95に把持し、第2部分94を他方のチャック(固定治具)96に把持した状態で、サンプルをオートグラフ試験機にセットし、引っ張り速度1000mm/minにおけるサンプルの剥離強度(最大強度)を求めた。チャック幅は約50mmであって、サンプルについて25mm幅で切り出すことができない場合には、測定結果に基づいて25mm幅に換算して算出する。図13(a)に示すように、上下端部61,62及び中間部63においてサンプルを切り出し、それぞれの直交方向における剥離強度を求め、平均した値を境界接合域の直交する方向の剥離強度(N/25mm)とした。
図13(b)及び図14(b)を参照すると、ウエストベルト17を横方向Xへ展開した状態の上下端部61,62近傍において、境界線18aと交差して横方向Xへ延びる細長矩形片をおむつ10から切り出してサンプルとした。サンプルは、25mm幅であって、ウエストベルト17の固定部35と自由部36とを含む第1部分93とおむつ本体16から形成された第2部分94とを有する。第1部分93と第2部分94とは、ウエストベルト17が展開する前の状態において、それらの一部が厚さ方向において互いに重なる(図2参照)。切り出したサンプルにおいて、第1部分93のうちの自由部36から形成されたシート片93aを一方のチャック(可動治具)95に把持し、第2部分94を他方のチャック(固定治具)96に把持した状態で、サンプルをオートグラフ試験機にセットし、直交方向の剥離強度の測定と同一条件で測定して横方向Xの剥離強度(N/25mm)とした。
図13(c1),(c2)及び図14(c)を参照すると、ウエストベルト17を伸展する前の状態の上下端部61,62近傍において、境界線18aと交差して縦方向Yへ延びる細長矩形片をおむつ10から切り出してサンプルとした。サンプルは、25mm幅であって、ウエストベルト17の固定部35と自由部36と含む第1部分93と、それと厚さ方向において対向する、おむつ本体16からなる第2部分94とを有する。ウエストベルト17を弛緩して縦方向Yの外側へ伸展した状態において、第1部分93のうちの自由部36からなるシート片93aを一方のチャック(可動治具)95で把持し、第2部分94を他方のチャック(固定治具)96で把持した状態で、サンプルをオートグラフ試験機にセットし、該サンプルを直交する方向の剥離強度の測定と同様の条件で測定して、それぞれの縦方向の剥離強度(N/25mm)を求めた。
(1)前記着用物品の前記横方向の寸法を二等分する縦中心線をさらに有し、前記第1方向と前記縦中心線との傾斜角度は、0〜30度の範囲であり、前記第2方向と前記縦中心線とのの傾斜角度は55〜125度の範囲である。
(2)前記上端部において、前記横方向における剥離強度が、前記縦方向における剥離強度よりも高く、前記下端部において、前記縦方向における剥離強度が、前記横方向における剥離強度よりも高い。
(3)前記接合ラインの前記長さ方向に直交する方向の剥離強度は、少なくとも10N/25mmである。
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 クロッチ域
14 ウエスト開口
15 レッグ開口
16 おむつ本体
17 ウエストベルト
18 接合ライン
19 接合部
81 縦断接合部(第1接合部)
82 横断接合部(第2接合部)
P 縦中心線
X 横方向
Y 縦方向
Claims (4)
- 縦方向及び横方向を有し、前後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、吸収体を有するおむつ本体と、前記前後ウエスト域を連結するための一対のウエストベルトと、ウエスト開口と一対のレッグ開口とを備える使い捨ての着用物品において、
前記一対のウエストベルトは、前記前後ウエスト域において、前記レッグ開口側から前記ウエスト開口側へ前記横方向の外側から内側へ向かうように傾斜する接合ラインを介して前記おむつ本体に接合されており、
前記接合ラインは、前記ウエスト開口側に位置する上端部と、前記レッグ開口側に位置する下端部と、前記接合ラインの長さ方向と交差する第1方向の寸法よりも前記長さ方向及び前記第1方向に交差する第2方向の寸法が大きい第2接合部と、前記第2方向の寸法よりも前記第1方向の寸法が大きい第1接合部とを有し、
前記上端部では、前記第1接合部の総面積が前記第2接合部の総面積よりも大きく、前記下端部では、前記第2接合部の総面積が前記第1接合部の総面積よりも大きいことを特徴とする前記着用物品。 - 前記着用物品の前記横方向の寸法を二等分する縦中心線をさらに有し、前記第1方向と前記縦中心線との傾斜角度は、0〜30度の範囲であり、前記第2方向と前記縦中心線との傾斜角度は55〜125度の範囲である請求項1に記載の着用物品。
- 前記上端部において、前記横方向における剥離強度が、前記縦方向における剥離強度よりも高く、前記下端部において、前記縦方向における剥離強度が、前記横方向における剥離強度よりも高い請求項1又は2に記載の着用物品。
- 前記接合ラインの前記長さ方向に直交する方向の剥離強度は、少なくとも10N/25mmである請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品。
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