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JP6462452B2 - 充電装置 - Google Patents
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JP6462452B2 - 充電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気自動車のバッテリを充電するための技術に関する。
例えば、電気自動車の車両間において用いられ、給電側の車両のバッテリ電圧により、受電側の車両のバッテリを充電する充電装置が知られている(例えば、特許文献1)。充電装置には、DC/DCコンバータと制御基板が実装されている。この場合、受電側の車両は、例えば、バッテリ電圧またはバッテリ容量が低下して走行可能距離が少ないか、あるいは自走できない車両(以下、適宜「電欠車両」という。)である。給電側の車両は、充電装置を用いて電欠車両を救援するための救援車両である。救援車両のバッテリと電欠車両のバッテリとを充電装置を介して電気的に接続することによって、電欠車両のバッテリの充電が行われる。
特開2014−165943号公報
電欠車両のバッテリに対する充電開始当初は、救援車両のバッテリ電圧およびバッテリ容量は電欠車両のバッテリ電圧およびバッテリ容量よりもそれぞれ高い状態となっている。そして、充電時間が経過するにつれて救援車両のバッテリ電圧およびバッテリ容量は低下し、電欠車両のバッテリ電圧およびバッテリ容量は増加する。ここで、電欠車両のバッテリ電圧およびバッテリ容量を救援車両のバッテリ電圧およびバッテリ容量を超えた値まで増加させたいという要請がある。例えば、充電後の電欠車両の使用用途により当該車両の走行距離をできるだけ長くしたい一方で、充電後の救援車両の走行距離は短くて済む場合(例えば、救援車両が近所の自動車販売会社に戻るだけで済むため、客先の車両である電欠車両を極力多く充電したい場合)である。
しかし、上記要請に応えようとすると、従来は定電流で充電を行っていたため、電欠車両のバッテリ電圧の増加に伴い、充電に必要となる電力(充電電力)が必然的に増加する。充電電力の増加は、充電装置に設けられるDC/DCコンバータの大容量化が必要となり、DC/DCコンバータの重量あるいは大きさが増加するという問題がある。上記充電装置は一般に、救援車両に載せて電欠車両の位置まで運ぶ可搬型の装置であるが、充電装置の重量あるいは大きさの増加は、充電装置の救援車両への搭載性を損なうか、あるいは充電装置を救援車両に積み込むときの作業性を低下させる。
そこで、本発明は、DC/DCコンバータの重量あるいは大きさを抑制するようにした充電装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、給電側の車両が有するバッテリの電力により、受電側の車両である受電車両のバッテリを充電する充電装置である。
この充電装置は、
前記受電車両に対して供給可能な電流値の最大値を、充電を開始する前に前記受電車両へ通知し、前記最大値以下の電流値であって、かつ前記受電車両へ供給すべき電流値を充電中に前記受電車両から取得する通信部と、
前記給電側の車両が有するバッテリの電圧を変圧して受電車両のバッテリに電圧を出力するDC/DCコンバータと、
充電を開始するための操作入力に基づいて第1の充電モードで充電を開始し、前記受電車両のバッテリ電圧の前記給電側の車両が有するバッテリ電圧に対する割合が所定値に達したことを条件として第1の充電モードを終了させ、充電を再開するための操作入力に基づいて第2の充電モードを開始する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第2の充電モードにおいて前記受電車両に対して供給可能な電流値の最大値を、前記第1の充電モードにおいて前記受電車両に対して供給可能な電流値の最大値より小さくすることを特徴とする。
本発明に係る充電装置よれば、DC/DCコンバータの重量あるいは大きさを抑制することができる。
実施形態に係る充電装置の斜視図。 実施形態に係る充電システムの構成を示すブロック図。 実施形態に係る充電システムにおいて電欠車両のバッテリを充電するときの処理を示すフローチャート。 実施形態に係る充電システムにおいて電欠車両のバッテリを充電するときの処理を示すフローチャート。 従来の充電システムにおいて充電中の、救援車両および電欠車両のバッテリ電圧、および、充電電力の変化を例示する図。 実施形態の充電システムにおいて充電中の、救援車両および電欠車両のバッテリ電圧、および、充電電力の変化を例示する図。
(1)充電システム
以下、本実施形態の充電システムについて、図1および図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る充電装置1の斜視図である。図2は、本実施形態に係る充電システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す充電装置1は、電気自動車の車両間において用いられ、給電側の車両のバッテリ電圧により、受電側の車両のバッテリを充電する装置である。受電側(または充電側)の車両は、バッテリ残量が少ない電欠車両EV2である。給電側(または放電側)の車両は、比較的バッテリ残量が多く、電欠車両EV2を救援するための救援車両EV1である。
図1に示すように、充電装置1は、救援側ケーブル11と電欠側ケーブル12とを備えている。救援側ケーブル11は、後述するDC/DCコンバータ100の一端側に接続され、筐体8の外部へ延出し、先端に救援車両EV1の充電ポートに接続するコネクタ11aが設けられている。電欠側ケーブル12は、後述するDC/DCコンバータ100の他端側に接続され、筐体8の外部へ延出し、先端に電欠車両EV2の充電ポートに接続するコネクタ12aが設けられている。
救援側ケーブル11のコネクタ11aは救援車両EV1の充電ポートを介して強電側バッテリに接続され、電欠側ケーブル12のコネクタ12aは電欠車両EV2の充電ポートを介して強電側バッテリに接続される。救援車両EV1は、例えば電欠車両EV2のユーザの要請により、充電装置1を積載して電欠車両EV2の停車場所まで走行し、その後、充電装置1と、救援車両EV1および電欠車両EV2がそれぞれ救援側ケーブル11および電欠側ケーブル12で接続されて充電が行われる。
なお、コネクタ11a,12aは、充電中に誤って外れることがないように電磁ロック機構を備えており、ロックの解除が後述するメインコントローラによって行われる。
(2)充電装置
図1に示すように、充電装置1は直方体状であり、全体としてスーツケースのような形態をなしている。充電装置1は後述するDC/DCコンバータ等を備えていることから比較的重いため、ユーザが持ち運びやすいように、上面に把持部5,6が設けられ、底面にキャスタ7(4輪)が設けられている。把持部5は、図示のとおり高さを調整できることが好ましい。
充電装置1は、それぞれ開放面(図示せず)を備えた本体部2と蓋部3の開放面同士を開放面の周縁において連結部4で連結した構造となっている。本体部2と蓋部3の材質は、例えばポリカーボネート等のプラスチックからなる。連結部4は、例えばアルミニウム等の金属からなる。本体部2、蓋部3、および、連結部4は充電装置1の筐体8を構成する。
本体部2の両側面の貫通孔2a,2bからそれぞれ救援側ケーブル11および電欠側ケーブル12が延出している。救援側ケーブル11および電欠側ケーブル12の長さは限定されないが、救援車両EV1、電欠車両EV2の大きさや、各車両の充電ポートの位置を勘案して決定すればよい。
コネクタ42は、DC12V(弱電)入力用のコネクタであり、救援車両EV1のシガーソケットから延びる電源ケーブル13が接続される。
連結部4において、救援側ケーブル11および電欠側ケーブル12が本体部2から延出している位置の近傍には、それぞれケーブル保持部401およびケーブル保持部402を設けることが好ましい。ケーブル保持部401は救援側ケーブル11を巻回するために設けられ、ケーブル保持部402は電欠側ケーブル12を巻回するために設けられる。ケーブル保持部401およびケーブル保持部402を設けることで、充電装置1の持ち運びが容易となる。
図1に示すように、充電装置の上面には、電源ボタン25、インジケータ26、開始ボタン34、停止ボタン35、救援側表示パネル37、および、電欠側表示パネル38が設置されている。
電源ボタン25は、充電装置1の電源をオンオフするためのボタンである。インジケータ26は、コネクタ42にDC12V(弱電)が入力されている場合に点灯するように構成されている。
開始ボタン34は充電を開始することを指示するためのボタンであり、停止ボタン35は充電を停止することを指示するためのボタンである。救援側表示パネル37は、救援側のシステムの状態(起動中または放電中)、救援車両EV1のバッテリの電圧およびSOCが表示される表示パネルである。電欠側表示パネル38は、充電側のシステムの状態(起動中または充電中)、電欠車両EV2のバッテリの電圧およびSOCが表示される表示パネルである。なお、各表示パネルには、充電電流を表示してもよい。
(3)充電システムのシステム構成
次に、図2を用いて、充電装置1を含む充電システムの構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る充電システムの構成を示すブロック図である。なお、図2では、実線は強電側の電源線72を示し、二点鎖線は弱電側の電源線71を示している。
救援車両EV1および電欠車両EV2はそれぞれ、弱電側バッテリと強電側バッテリを備えている。弱電側バッテリは、エアコンやカーナビゲーションシステム等の車内の電装品を駆動させるための二次電池である。一方、強電側バッテリは、主にモータを駆動する際の電力源として利用されるバッテリである。
図2に示すように、充電装置1は、DC/DCコンバータ100と、放電側メインコントローラ51および充電側メインコントローラ52を含むメインコントローラ50と、コンバータ61、62とを備えている。
充電装置1の充電回路は、DC/DCコンバータ100のトランス120により、放電側(1次側)と充電側(2次側)で分離される。トランス120のコイルを境界として、放電側の充電回路201は、トランス120の1次側のコイル、インバータ110、地絡検知回路63、強電側の電源線72、救援側ケーブル11、及び、救援車両EV1の充電ポート(救援側ケーブル11との接続口)を含む回路で形成される。充電側の充電回路202は、トランス120の2次側のコイル、整流回路130、平滑回路140、地絡検知回路64、強電側の電源線73、電欠側ケーブル12、及び、電欠車両EV2の充電ポート(電欠側ケーブル12の接続口)を含む回路で形成される。
放電側メインコントローラ51は、放電側(救援側)の充電回路201を制御するためのコントローラである。充電側メインコントローラ52は、充電側(電欠側)の充電回路202を制御するためのコントローラである。放電側メインコントローラ51および充電側メインコントローラ52は、救援車両EV1の弱電側バッテリと電気的に接続されている。
本例では、制御シーケンスを簡素なものにするために、メインコントローラ50を放電側と充電側で分離して、それぞれの充電回路201,202を別々のコントローラで制御している。放電側メインコントローラ51と充電側メインコントローラ52は互いに信号の送受信を行っている。なお、放電側メインコントローラ51と充電側メインコントローラ52は一つのコントローラで構成してもよい。
放電側メインコントローラ51は絶縁検知部53を有しており、充電側メインコントローラ52は絶縁検知部54を有している。絶縁検知部53は、地絡検知回路63の所定ノードの電圧変化から、放電側の充電回路201が絶縁されているか否かを判定している。絶縁検知部54は、地絡検知回路64の所定ノードの電圧変化から、充電側の充電回路202が絶縁されているか否かを判定している。
放電側メインコントローラ51は、弱電側の電源線71に接続されている。充電側メインコントローラ52も同様に、弱電側の電源線71に接続されている。すなわち、放電側メインコントローラ51及び充電側メインコントローラ52を駆動するための電力は、弱電側の電源線71から取得している。
電源ケーブル13は、弱電側の配線の一部である。電源ケーブル13の一端は、コネクタ42に接続されている。一方、電源ケーブル13の他端は、救援車両EV1のシガーソケットに接続されている。シガーソケットは、救援車両EV1に搭載されている弱電側バッテリ及び強電側バッテリのうち、弱電側のバッテリと電気的に接続されている。すなわち、電源ケーブル13をシガーソケットとコネクタ42との間に接続することで、救援車両EV1の弱電側バッテリの電力を出力可能な状態となる。なお、電源ケーブル13は、電欠車両EV2のシガーソケットに接続されてもよい。
コンバータ61は、弱電側の電源線71からの入力電圧を昇圧して、放電側の充電回路201に出力するための変換回路である。コンバータ61は、弱電側の電源線71と、強電側の電源線72との間に接続されている。
コンバータ62は、弱電側の電源線71からの入力電圧を昇圧して、充電側の充電回路202に出力するための変換回路である。コンバータ62は、弱電側の電源線71と、強電側の電源線73との間に接続されている。
地絡検知回路63は、強電側の電源線72を含む、放電側の充電回路201の絶縁を検知するための回路であり、放電側の充電回路201内に形成されている。地絡検知回路64は、強電側の電源線73を含む、充電側の充電回路202の絶縁を検知するための回路であり、充電側の充電回路202内に形成されている。
DC/DCコンバータ100は、救援側コネクタ31と充電側コネクタ32との間に接続され、強電側の電源線72、73に接続されている。なお、救援側コネクタ31と充電側コネクタ32は、本体部2の内部にあるため図1には図示していない。
DC/DCコンバータ100は、救援車両EV1の強電側バッテリの電圧を変圧し、電欠車両EV2の強電側バッテリに出力するコンバータである。DC/DCコンバータ100の入力側に、地絡検知回路63が接続され、DC/DCコンバータ100の出力側に、地絡検知回路64が接続されている。
DC/DCコンバータ100は、インバータ110と、トランス120と、整流回路130と、平滑回路140とを有している。
インバータ110は、複数のスイッチング素子をブリッジ状に接続した回路により構成される。そして、インバータ110は、メインコントローラ50からのスイッチング信号に基づいて、複数のスイッチング素子のオン、オフを切り替えることで、救援側コネクタから入力された直流電力を交流電力に変換して、トランス120に出力する。
トランス120は、放電側の充電回路201に含まれる1次側のコイルと、充電側の充電回路202に含まれる2次側のコイルとからなる。
整流回路130は、ブリッジ状に接続したダイオードにより構成されている。整流回路130は、トランス120の2次側コイルからの交流を整流して、平滑回路140に出力する。
平滑回路140は、LC回路で構成され、整流回路130の出力電圧を平滑する。
(4)充電システムの充電動作
次に、図3Aおよび図3Bを参照して、本実施形態の充電装置1を含む充電システムの充電動作について説明する。本実施形態の充電動作は、2段階で行われる点に特徴がある。1回目の充電が第1の充電モードに対応し、2回目の充電が第2の充電モードに対応する。
図3Aおよび図3Bは、本実施形態に係る充電システムにおいて電欠車両EV2のバッテリを充電するときの処理を示すフローチャートである。なお、説明に際し、適宜図1および図2の各部が参照される。
充電動作においては、放電側メインコントローラ51と救援車両EV1のバッテリコントローラ(図示せず)との間、および、充電側メインコントローラ52と電欠車両EV2のバッテリコントローラ(図示せず)の間でデータ通信が行われる。このデータ通信の通信プロトコルは限定するものではないが、例えばCAN(Controller Area Network)である。
後述する充電電流の指令値は、「受電車両へ供給すべき電流値」の一例である。
救援側ケーブル11、電欠側ケーブル12、及び電源ケーブル13が、充電装置1、救援車両EV1、及び電欠車両EV2に接続された状態で、ユーザが開始ボタン34を押すと(S10)、メインコントローラ50は、弱電側の電源線71を介して、救援車両EV1の弱電側バッテリの電圧が印加されて起動する。
メインコントローラ50は先ず、放電側メインコントローラ51を起動させる(S12)。
放電側メインコントローラ51は、充電回路201内の強電側の電源に設けられたリレー(図示しない)をオフからオンにすることで、放電側の充電回路201を導通状態にする。この時点では、救援車両EV1の強電側バッテリから充電装置1への電力供給はない。
放電側メインコントローラ51は、絶縁検知部53によりコンバータ61を制御して、弱電側の電源線71から供給される電力(弱電圧)を昇圧し、強電側の電源線72に出力する。放電側の充電回路201には、コンバータ61から試験用の電圧(高圧)が印加される。
絶縁検知回路53は、試験用の電圧の印加中に、地絡検知回路63の所定のノードの電圧を検出することで、放電側の充電回路201の地絡、短絡の有無を検知する。放電側メインコントローラ51は、地絡、短絡を検知した場合には、絶縁が確保されていないと判断し、絶縁が確保されていない旨のメッセージを、救援側表示パネル37に表示する。
次に、メインコントローラ50は、充電電流の最大値(M1とする。)を設定するとともに(S14)、充電側メインコントローラ52を起動する(S16)。充電側メインコントローラ52は起動後に電欠側ケーブル12を介して電欠車両EV2との間で通信を行い、S14で設定された充電電流の最大値M1のデータを電欠車両EV2へ通知する。
充電側メインコントローラ52は、絶縁検知回路54によりコンバータ62を制御し、弱電側の電源線71の電圧を昇圧して、充電側の充電回路202に印加する。そして、絶縁検知部54は、地絡検知回路64の電圧を検出することで、充電側の充電回路202に地絡、短絡の有無を検知する。充電側メインコントローラ52は、地絡、短絡を検知した場合には、絶縁が確保されていないと判断し、絶縁が確保されていない旨のメッセージを、電欠側表示パネル38に表示する。
充電回路201,202の絶縁が確認されると、放電側メインコントローラ51は、放電側のメインリレーをオンにして、救援車両EV1の強電側のバッテリの電力を、DC/DCコンバータ100に出力可能な状態にする。同様に、充電側メインコントローラ52は、充電側のメインリレーをオンにして、DC/DCコンバータ100からの電力を、電欠車両EV1の強電側バッテリに出力可能な状態にする。なお、メインリレーについて、図2には図示していないが、放電側のメインリレーは、DC/DCコンバータ100の入力側と救援側コネクタ31との間に接続され、充電側のメインリレーは、DC/DCコンバータ100の出力側と電欠側コネクタ32との間に接続されている。
救援車両EV1のバッテリコントローラは逐次、救援車両EV1のバッテリの電圧(救援車両BAT電圧)およびSOC(給電側SOC)をモニタし、救援車両BAT電圧および給電側SOCを放電側メインコントローラ51へ送信する。また、電欠車両EV2のバッテリコントローラは逐次、電欠車両EV2のバッテリの電圧(電欠車両BAT電圧)およびSOC(受電側SOC)をモニタし、電欠車両BAT電圧および受電側SOCを充電側メインコントローラ52へ送信する。
メインコントローラ50は、それぞれのメインリレーをオンにした後、インバータ110のスイッチング素子を制御することでDC/DCコンバータ100の動作を開始させ(S18)、電欠車両EV2の強電側バッテリの充電を行う。このとき、以下の充電停止条件を満たさない場合(S20:NO)、充電を継続する。
[充電停止条件]
救援車両BAT電圧>電欠車両BAT電圧、または
受電側SOC>90%、または
給電側SOC<30%、または
停止ボタン35の押下
充電中、電欠車両EV2のバッテリコントローラは、充電電流の指令値を充電側メインコントローラ52へ通知する(S22)。電欠車両EV2のバッテリコントローラは、充電電流の指令値を、S14で設定されて通知された充電電流の最大値M1以下となるように決定して通知する。
充電を実行中、メインコントローラ50は、救援側表示パネル37に、救援車両EV1のバッテリコントローラから受信した救援車両BAT電圧および給電側SOCを表示するとともに、救援側のシステムの状態(放電中)を表示させる。また、メインコントローラ50は、電欠側表示パネル38に、電欠車両EV2のバッテリコントローラから受信した電欠車両BAT電圧および受電側SOCを表示するとともに、救援側のシステムの状態(充電中)を表示する。
充電の実行によって、救援車両BAT電圧は充電開始前より低下していき、電欠車両BAT電圧は充電開始前よりも増加していく。そして、救援車両BAT電圧と電欠車両BAT電圧とが等しくなったと判断した場合(S24:YES)、メインコントローラ50は充電を停止して終了シーケンス処理を実行する(S26)。終了シーケンス処理では、救援車両EV1のバッテリコントローラおよび電欠車両EV2のバッテリコントローラに充電を停止することを通知し、充電側のメインリレーおよび放電側のメインリレーをオフとする。終了シーケンス処理ではさらに、コネクタ11a,12aの電磁ロックを解除し、救援側表示パネル37及び電欠側表示パネル38に充電を終了したことを表示する。
本実施形態に係る充電システムの充電動作では、1回目の充電(S10〜S26)に引き続いてユーザが充電の開始ボタンを押下することにより(S28:YES)、2回目の充電動作(第2の充電モードによる充電動作)が行われる。2回目の充電動作が1回目の充電動作と異なる点は、メインコントローラ50によって設定される充電電流の最大値が1回目の場合よりも小さいことである。
メインコントローラ50は先ず、放電側メインコントローラ51を起動させ(S30)、放電側の充電回路201の絶縁が確保されていることを判断した後、充電電流の最大値(M2とする。)を設定する(S32)。ここで、設定される充電電流の最大値M2は、1回目の充電動作においてS14で設定された充電電流の最大値M1よりも小さい値である。
その後メインコントローラ50は、充電側メインコントローラ52を起動する(S34)。充電側メインコントローラ52は起動後に電欠側ケーブル12を介して電欠車両EV2との間で通信を行い、S32で設定された充電電流の最大値M2のデータを電欠車両EV2へ通知する。
その後、充電側メインコントローラ52によって、充電側の充電回路202の絶縁が確保されていると判断されると、放電側メインコントローラ51は、放電側のメインリレーをオンにして、救援車両EV1の強電側のバッテリの電力を、DC/DCコンバータ100に出力可能な状態にする。同様に、充電側メインコントローラ52は、充電側のメインリレーをオンにして、DC/DCコンバータ100からの電力を、電欠車両EV1の強電側バッテリに出力可能な状態にする。
メインコントローラ50は、それぞれのメインリレーをオンにした後、インバータ110のスイッチング素子を制御することでDC/DCコンバータ100の動作を開始させ(S36)、充電を開始する。充電中、電欠車両EV2のバッテリコントローラは、充電電流の指令値を充電側メインコントローラ52へ通知する(S38)。電欠車両EV2のバッテリコントローラは、充電電流の指令値を、S32で設定されて通知された充電電流の最大値M2以下となるように決定して通知する。
メインコントローラ50は、以下の充電停止条件を満たさない場合(S40:NO)、充電を継続する。
[充電停止条件]
受電側SOC>90%、または
給電側SOC<30%、または
停止ボタン35の押下
充電を実行中、メインコントローラ50は、救援側表示パネル37に、救援車両EV1のバッテリコントローラから受信した救援車両BAT電圧および給電側SOCを表示するとともに、救援側のシステムの状態(放電中)を表示させる。また、メインコントローラ50は、電欠側表示パネル38に、電欠車両EV2のバッテリコントローラから受信した電欠車両BAT電圧および受電側SOCを表示するとともに、救援側のシステムの状態(充電中)を表示する。
充電の実行によって、救援車両BAT電圧は2回目の充電開始前より低下していき、電欠車両BAT電圧は2回目の充電開始前よりも増加していく。そして、上記受電停止条件を満たすようになると(S40:YES)、メインコントローラ50は充電を停止して終了シーケンス処理を実行する(S42)。終了シーケンス処理は、S26と同じ処理である。
(5)実施形態に係る充電システムの効果
次に、本実施形態に係る充電システムの効果について、図4および図5を参照して説明する。
図4は、従来の充電システムにおいて充電中の、救援車両EV1および電欠車両EV2のバッテリ電圧、および、充電電力の変化を例示する図である。図5は、本実施形態の充電システムにおいて充電中の、救援車両EV1および電欠車両EV2のバッテリ電圧、および、充電電力の変化を例示する図である。
なお、充電時における充電電流は、電欠車両EV2のバッテリコントローラから通知される充電電流の指令値になるように制御されるが、ここでは説明の便宜のため、充電電流の指令値が全充電期間において、予め電欠車両EV2のバッテリコントローラへ通知した充電電流の最大値に等しい場合を想定する。
従来の充電システムでは、図3Aおよび図3Bを参照して説明した充電動作とは異なり、救援車両BAT電圧と電欠車両BAT電圧とが等しくなった後も、充電電流の最大値M1を変更せずに充電を継続していた。すなわち、図4に示すように、充電を開始してから救援車両BAT電圧と電欠車両BAT電圧とが等しくなるまでの期間P1と、救援車両BAT電圧と電欠車両BAT電圧とが等しくなってから充電終了までの期間P2とにおいて、充電電流の最大値はM1のまま一定である。そのため、充電電力は、電欠車両BAT電圧の増加に伴って、電欠車両BAT電圧に比例して増加する。その結果、図4の例では、従来の充電システムは、約7000Wの容量を要するDC/DCコンバータが必要となる。
他方、本実施形態の充電システムでは、図5に示すように、充電を開始してから救援車両BAT電圧と電欠車両BAT電圧とが等しくなるまでの期間P1では充電電流がM1であり、救援車両BAT電圧と電欠車両BAT電圧とが等しくなってから充電終了までの期間P2では、充電電流がM1より小さいM2としている。そのため、充電電力は、期間P2における電欠車両BAT電圧および充電電力の増加の程度は、期間P1と比較して緩やかとなる。その結果、図5の例では、本実施形態の充電システムは、約6000Wの容量を要するDC/DCコンバータで済む。
そのため、本実施形態の充電装置1によれば、従来よりも低容量のDC/DCコンバータを実装することができ、DC/DCコンバータの重量あるいは大きさを抑制することができる。
なお、図5の場合でM1,M2の例を挙げると、例えばM1が17(A)、M2が13(A)である。
次に、充電を開始してから救援車両BAT電圧と電欠車両BAT電圧とが等しくなるまでの期間P1の充電電流の最大値M1と、救援車両BAT電圧と電欠車両BAT電圧とが等しくなってから充電終了までの期間P2の充電電流の最大値M2とに関し、M1/M2の好ましい範囲について考察する。
普通乗用車大きさの電気自動車の場合、バッテリ残量がほとんどない状態でのバッテリ電圧が300V程度であり、満充電でのバッテリ電圧が400V程度である。また、軽乗用車大きさの電気自動車の場合、バッテリ残量がほとんどない状態でのバッテリ電圧が250V程度であり、満充電でのバッテリ電圧が400V程度である。そして、簡単化のために充電電力が一定であるとすると、バッテリ電圧が300Vの救援車両EV1によってバッテリ電圧が400Vの電欠車両EV2を充電する場合には、M1/M2は電圧比から1.33となる。同様にして、バッテリ電圧が250Vの救援車両EV1によってバッテリ電圧が400Vの電欠車両EV2を充電する場合には、M1/M2は電圧比から1.6となる。
従って、余裕分を考慮すると、M1/M2が1.2〜2の範囲内にあることが好ましい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。また、上記の実施形態および変形例に記載された複数の技術的事項は、適宜組合せ可能である。
例えば、上述した実施形態では、救援車両BAT電圧と電欠車両BAT電圧とが等しくなったと判断した場合(図3AのS24:YES)に第1の充電モードを終了させる終了シーケンス処理を実行する例について説明したが、この例に限られない。電欠車両BAT電圧の救援車両BAT電圧に対する割合が所定値に達したことを条件として第1の充電モードを終了させてもよい。この所定値は1に限られず、例えば0.8〜1.0の間の所望の値に設定してもよい。
例えば、上述した実施形態の充電システムでは、救援側ケーブル11のコネクタ11aを救援車両EV1の充電ポートに接続する場合について説明した。つまり、本発明の「給電側の車両が有するバッテリ」の一例として、救援車両EV1の強電側のバッテリを例として説明したが、この例に限られない。救援車両EV1が有するバッテリであればよく、救援車両EV1のバッテリとは電気的に接続されていない独立したポータブル電源装置を使用し、当該電源装置に救援側ケーブル11のコネクタ11aを接続して電力を得るようにしてもよい。
上述した実施形態の充電システムでは、救援側ケーブル11および電欠側ケーブル12がそれぞれ1本である場合について説明したが、各ケーブルは1本に限られない。各ケーブルは、充電装置1の本体部2の内部、あるいは充電装置の外部において、2以上のケーブルを連結して用いられてもよい。
EV1…救援車両
EV2…電欠車両
1…充電装置
2…本体部
2a,2b…貫通孔
3…蓋部
4…連結部
5,6…把持部
7…キャスタ
8…筐体
11…救援側ケーブル
11a…コネクタ
12…電欠側ケーブル
12a…コネクタ
13…電源ケーブル
25…電源ボタン
26…インジケータ
34…開始ボタン
35…停止ボタン
37…救援側表示パネル
38…電欠側表示パネル
42…コネクタ
401,402…ケーブル保持部
50…メインコントローラ
51…放電側メインコントローラ
52…充電側メインコントローラ
61,62…コンバータ
100…DC/DCコンバータ

Claims (2)

  1. 給電側の車両が有するバッテリの電力により、受電側の車両である受電車両のバッテリを充電する充電装置であって、
    前記受電車両に対して供給可能な電流値の最大値を、充電を開始する前に前記受電車両へ通知し、前記最大値以下の電流値であって、かつ前記受電車両へ供給すべき電流値を充電中に前記受電車両から取得する通信部と、
    前記給電側の車両が有するバッテリの電圧を変圧して受電車両のバッテリに電圧を出力するDC/DCコンバータと、
    充電を開始するための操作入力に基づいて第1の充電モードで充電を開始し、前記受電車両のバッテリ電圧の前記給電側の車両が有するバッテリ電圧に対する割合が所定値に達したことを条件として第1の充電モードを終了させ、充電を再開するための操作入力に基づいて第2の充電モードを開始する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第2の充電モードにおいて前記受電車両に対して供給可能な電流値の最大値を、前記第1の充電モードにおいて前記受電車両に対して供給可能な電流値の最大値より小さくすることを特徴とする、
    充電装置。
  2. 前記第1の充電モードにおいて前記受電車両に対して供給可能な電流値の最大値をM1とし、前記第2の充電モードにおいて前記受電車両に対して供給可能な電流値の最大値をM2としたときに、M1/M2が1.2〜2の範囲内にあることを特徴とする、
    請求項1に記載された充電装置。
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