以下、本実施形態に係るセキュリティシステムについて図面を参照して説明する。ただし、以下に説明する構成は本発明の一例に過ぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
図1は本実施形態のセキュリティシステム1のシステム構成図であり、図2は本実施形態のセキュリティシステム1が適用された住宅の要部の断面図である。本実施形態のセキュリティシステム1は戸建ての住宅に用いられ、住宅における異常の有無を監視する。なお、本実施形態のセキュリティシステム1が適用される建物は戸建ての住宅に限定されず、集合住宅の住戸でもよいが、以下の実施形態では戸建ての住宅を例に説明する。
このセキュリティシステム1は、複数(図1の例では2台)のセンサ子機2と、親機3とを備える。なおセンサ子機2の台数は2台に限定されず、3台以上でもよい。
複数のセンサ子機2の各々は、住宅の開口部を開閉する建具(例えば窓や戸など)に設けられ、建具の状態(例えば施錠状態または解錠状態または開閉状態)を検知する。本実施形態のセンサ子機2は、図2に示すように部屋R2,R3の開口部90に設けられた引き違い窓のような建具91の状態を検知する。建具91にはクレセント錠92が設けられており、クレセント錠92の状態(施錠状態又は解錠状態)をセンサ子機2は検知する。なお、センサ子機2の監視対象となる建具は引き違い窓に限定されず、上げ下げ窓、スイング窓、ルーバー窓でもよいが、以下の実施形態では監視対象が引き違い窓である場合を例に説明する。
センサ子機2は、制御回路20と、加速度センサ22と、送受信回路23と、アンテナ24と、表示回路25と、発光ダイオード(LED)26と、電子ブザー27と、電源部28とを備える。またセンサ子機2は、クレセント錠92のハンドル部分に取り付けられるケース29を備え(図2参照)、ケース29の内部に制御回路20、加速度センサ22、送受信回路23、アンテナ24、表示回路25、発光ダイオード26、電子ブザー27、及び電源部28が収納されている。
加速度センサ22はセンサ子機2に加わる加速度の方向を計測し、計測結果を制御回路20に出力する。
送受信回路23は、例えば特定小電力無線の通信方式で無線通信を行う通信回路であり、アンテナ24を介して親機3との間で無線信号(例えば電波信号)を送受信する。なお、送受信回路23が採用する通信方式は特定小電力無線に限定されず、免許が不要な通信方式であれば、他の通信方式でもよい。この種の通信方式としては、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11に準拠した通信方式や、IEEE802.15.1に準拠した通信方式などがある。
表示回路25は光や音で表示を行う回路であり、発光ダイオード26を駆動する回路や、電子ブザー27を鳴動させる回路からなる。
電源部28は電池を電源として、制御回路20、加速度センサ22、送受信回路23、及び表示回路25に動作に必要な電力を供給する。
制御回路20は例えばマイクロコンピュータで構成される。制御回路20を構成するマイクロコンピュータがROMなどのメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、センサ子機2の機能(例えば状態判定部21などの機能)が実現される。なお、プログラムは予めメモリに記憶されていてもよいし、電気通信回線を介して、あるいは記録媒体に記憶された状態で提供されてもよい。また、センサ子機2のメモリには、センサ子機2を個々に識別するための識別情報が予め登録されている。例えば、部屋R2のクレセント錠92に取り付けられたセンサ子機2の識別情報は「1」であり、部屋R3のクレセント錠92に取り付けられたセンサ子機2の識別情報は「2」である。以下では、個々のセンサ子機2を特定して説明する場合、部屋R2のクレセント錠92に取り付けられたセンサ子機2を1番のセンサ子機2といい、部屋R3のクレセント錠92に取り付けられたセンサ子機2を2番のセンサ子機2という。
状態判定部21は、加速度センサ22によって計測された加速度の方向をもとに、監視対象であるクレセント錠92の状態が施錠状態か解錠状態かを判定する。センサ子機2はクレセント錠92のハンドル部分に取り付けられており、施錠状態と解錠状態とでセンサ子機2の取付方向が180度変化するから、重力加速度によって加速度センサ22に加わる加速度の方向も施錠状態と解錠状態とで180度変化する。したがって、状態判定部21は、加速度センサ22によって計測された加速度の方向から、監視対象であるクレセント錠92の状態を判定することができる。状態判定部21によって判定される監視対象の状態が変化すると、制御回路20は、監視対象の状態(施錠状態又は解錠状態)を示す検知情報と、メモリに格納された識別情報とを含めた送信信号を作成し、作成した送信信号を送受信回路23から無線送信させるように構成されている。
親機3は、例えば居間として使用される部屋R1に設置されており(図2参照)、複数の警戒場所の各々に設置された複数のセンサ子機2から検知情報を収集して管理する。
親機3は、制御回路30と、送受信回路34と、アンテナ35と、報知回路36と、操作部37とを備える。
送受信回路34は、センサ子機2の送受信回路23と同じ通信方式で無線通信を行う通信回路であり、アンテナ35を介してセンサ子機2との間で無線信号(例えば電波信号)を送受信する。
報知回路36は、管理対象のセンサ子機2から入力された検知情報をもとに、ケースの前面に設けられた表示装置38(例えば液晶ディスプレイや表示用のLEDなど)に、監視対象の状態を表示する(図2参照)。
操作部37はケースの前面に配置されている(図2参照)。操作部37は、親機3の動作モードを監視モードから登録モードに切り替えるための操作などに使用される。登録モードとは、管理対象として登録されていないセンサ子機2を管理対象に登録する処理を行う動作モードである。監視モードとは、管理対象として登録されたセンサ子機2から入力される検知情報及び識別情報をもとに、監視対象(例えば建具91)の状態を管理する処理を行う動作モードである。
制御回路30は例えばマイクロコンピュータで構成される。マイクロコンピュータがROMなどのメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、制御回路30の機能(例えば登録処理部31やパターン判定部33などの機能)が実現される。なお、プログラムは予めメモリに記憶されていてもよいし、電気通信回線を介して、あるいは記録媒体に記憶された状態で提供されてもよい。
登録処理部31は、登録モードで動作中に検知情報と識別情報とを送信してきたセンサ子機2を管理対象として登録する処理を行う。
制御回路30の内蔵メモリにはID格納部32が設けられている。ID格納部32には、登録処理部31によって管理対象に登録されたセンサ子機2の識別情報が格納される。
パターン判定部33は、登録モードで動作中にいずれかのセンサ子機2から検知情報が送信されてきた場合に、検知情報が予め登録された変化パターンで変化するか否かを判定する。
本実施形態のセキュリティシステム1では、住宅内の複数の警戒場所(例えば窓など)にセンサ子機2が設置された状態で、複数のセンサ子機2を親機3に管理対象として登録する作業を行っており、その登録作業を以下に説明する。
センサ子機2の登録作業を開始する際に作業者が操作部37を用いて登録モードに設定する操作を行うと、制御回路30は、操作部37からの操作入力に応じて、動作モードを監視モードから登録モードに切り替える。制御回路30は、動作モードを監視モードから登録モードに切り替えると、報知回路36を制御して動作モードが登録モードに設定されたことを報知させる。
親機3が登録モードに設定された状態で例えば1番のセンサ子機2を管理対象に登録する場合、作業者は部屋R2に移動し、1番のセンサ子機2が取り付けられたクレセント錠92のハンドルを操作して、クレセント錠92を施錠状態から解錠状態に切り替える。1番のセンサ子機2では、状態判定部21が、加速度センサ22によって計測された加速度の方向をもとに施錠状態か解錠状態かを判定している。作業者の操作によってクレセント錠92の状態が施錠状態から解錠状態に変化すると、制御回路20は、監視対象の状態(施錠状態)を示す検知情報と、メモリに格納された識別情報「1」とを含めた送信信号を作成する。制御回路20は、作成した送信信号を送受信回路23から親機3へ無線送信させる。
親機3が登録モードで動作中に送受信回路34が1番のセンサ子機2から送信された送信信号を受信すると、制御回路30の登録処理部31は、送受信回路34が受信した送信信号に含まれる識別情報をID格納部32に格納する。この処理によって親機3に1番のセンサ子機2が管理対象として登録される。
制御回路30は、1番のセンサ子機2を管理対象として登録すると、このセンサ子機2の識別情報と登録完了を報知する登録完了信号とを含めた送信信号を作成し、この送信信号を送受信回路34から無線送信させる。
1番のセンサ子機2の送受信回路23が、親機3から無線送信された送信信号を受信すると、制御回路20は、送信信号に含まれる識別情報が、メモリに格納されている識別情報と一致するか否かを判断する。制御回路20は、送信信号に含まれる識別情報がメモリに格納されている識別情報と一致すれば、送信信号に含まれる登録完了信号をもとに親機3への登録が完了したと判断する。制御回路20は、表示回路25を制御して発光ダイオード26を点灯又は点滅させたり、電子ブザー27に報知音を出力させたりすることで、登録処理が完了したことを報知するので、作業者は1番のセンサ子機2の登録が完了したことを把握できる。ここで、親機3の操作部37を操作して1番のセンサ子機2が設置されている警戒場所の情報(すなわち、1番のセンサ子機2の監視対象の情報)を入力すれば、1番のセンサ子機2の識別情報とその監視対象の情報とが対応付けて親機3に登録される。この処理はセンサ子機2を1台登録するごとに行ってもよいし、複数台のセンサ子機2を登録した後に一括して行ってもよい。
なお制御回路20は、監視対象の状態が変化した場合にも表示回路25で発光ダイオード26を点灯又は点滅させたり、電子ブザー27から報知音を出力させたりすることで、監視対象の状態の変化を表示させてもよい。ここで、制御回路20は、監視対象の状態が変化した場合に表示回路25が行う表示内容(光又は音の表示パターン)と、登録処理が完了した場合に表示回路25が行う表示内容とを異ならせてもよい。表示回路25による表示が、監視対象の状態が変化した場合の表示であるか、登録処理が完了した場合の表示であるかを判別しやすくなる。
続けて部屋R3のクレセント錠92に設置された2番のセンサ子機2を管理対象に登録する場合、作業者は、部屋R3に移動し、部屋R3の建具91に設けられたクレセント錠92を施錠状態から解錠状態に切り替える。この操作によって2番のセンサ子機2から親機3に検知情報と識別情報とが無線送信されると、親機3の登録処理部31が、2番のセンサ子機2から送信された識別情報「2」をID格納部32に格納し、2番のセンサ子機2を管理対象として登録する。また、親機3の制御回路30は、管理対象として新たに登録した2番のセンサ子機2の識別情報「2」と登録完了信号とを含めた送信信号を作成し、この送信信号を送受信回路34から無線送信させる。2番のセンサ子機2の送受信回路23が親機3から送信された送信信号を受信すると、制御回路20は、送信信号に含まれる登録完了信号をもとに親機3への登録が完了したと判断し、表示回路25を制御して登録が完了したことを示す表示を行わせる。
以上のように、親機3が登録モードで動作中に、管理対象に登録したいセンサ子機2が取り付けられたクレセント錠92を操作し、このクレセント錠の状態を変化させると、センサ子機2から検知情報と識別情報とが親機3に送信される。親機3は、登録モードで動作中にセンサ子機2から検知情報と識別情報とを含む送信信号が送信されてくると、このセンサ子機2の識別情報をID格納部32に格納し、管理対象として登録する。したがって、親機3に管理対象として登録する動作をセンサ子機2に実行させるために操作される操作部をセンサ子機2に備える必要が無く、センサ子機2の構成を簡略化できる。
また、センサ子機2が管理対象として親機3に登録された後でクレセント錠92に取り付けられる場合、センサ子機2を親機3に登録する際に、センサ子機2の取付場所を間違えないよう、設置場所を記載したシールなどをセンサ子機2に貼り付けていた。そして、センサ子機2を親機3に登録した後に、センサ子機2に貼り付けられたシールで設置場所を確認しながら、センサ子機2を取り付けているため、センサ子機2に設置場所を記載したシールを貼り付ける手間がかかっていた。それに対して、本実施形態ではセンサ子機2がクレセント錠92に取り付けられた状態で、このセンサ子機2を親機3に管理対象として登録する作業が行われるので、センサ子機2に設置場所を記載したシールなどを取り付ける作業が不要になり、施工性が向上する。
ところで、親機3の制御回路30では、登録モードで動作中に未登録のセンサ子機2から検知情報が入力された場合に、検知情報が予め登録された変化パターンで変化した場合のみ、検知情報を出力したセンサ子機2を管理対象として登録してもよい。
制御回路30のパターン判定部33は、送受信回路34が受信した送信信号に含まれる検知情報と識別情報とに基づいて、同じセンサ子機2からの検知情報が変化する変化パターンが予め登録された変化パターンと一致するか否かを判定する。パターン判定部33には、例えば「解錠状態」→「施錠状態」→「解錠状態」→「施錠状態」という変化パターンが登録されているとする。作業者は、所定の時間内(例えば10秒以内)に、センサ子機2が取り付けられたクレセント錠92のハンドルを操作して、クレセント錠92の状態を解錠状態→施錠状態→解錠状態→施錠状態と切り替える。このとき、センサ子機2の状態判定部21は、加速度センサ22によって計測された加速度の方向をもとに、クレセント錠92の状態が解錠状態→施錠状態→解錠状態→施錠状態と変化したことを判定する。そして、制御回路20は、クレセント錠92の状態が変化する度に、検知情報と識別情報とを含めた送信信号を送受信回路23から無線送信させる。親機3では、送受信回路34がセンサ子機2から送信された送信信号を受信すると、パターン判定部33が、同じセンサ子機2による検知状態が予め登録された変化パターンで変化しているか否かを判定する。パターン判定部33によって、同じセンサ子機2による検知状態が予め登録された変化パターンで変化していると判定されれば、登録処理部31は、このセンサ子機2の識別情報をID格納部32に格納させ、このセンサ子機2を管理対象として登録する。
親機3が登録モードで動作中に、例えば別の建物にあるセンサ子機から検知情報が入力されたとしても、検知情報が予め登録された変化パターンで変化しなければ管理対象として登録されないので、意図しないセンサ子機が誤登録されにくくなる。
なおパターン判定部33に登録された上記の変化パターンは一例であり、適宜変更が可能である。またセンサ子機2が、建具91の施解錠状態だけでなく開閉状態を検知している場合、パターン判定部33は、施解錠状態と開閉状態を組み合わせた変化パターンで判定動作を行ってもよい。パターン判定部33に、例えば「解錠状態」→「開状態」→「閉状態」→「施錠状態」という変化パターンが登録されているとする。この場合、作業者は、所定の時間内(例えば10秒以内)に、登録対象のセンサ子機2が取り付けられたクレセント錠92を解錠し、建具91を開いた後に閉じて、クレセント錠92を施錠すればよい。このような操作を行うことで、パターン判定部33は、センサ子機2から入力される検知状態の変化パターンが予め登録された変化パターンと一致したと判断し、このセンサ子機2が親機3に管理対象として登録される。
なお、パターン判定部33と同様の機能をセンサ子機2に設けてもよい。親機3の制御回路30は、動作モードが登録モードに設定されると、登録モードで動作中であることを通知する信号を送受信回路34からセンサ子機2に送信させる。センサ子機2の制御回路20は、親機3から送信された信号をもとに親機3が登録モードで動作中であることを把握できる。センサ子機2の制御回路20は、親機3が登録モードで動作している場合、状態判定部21の判定結果が予め登録された変化パターンで変化した場合のみ、検知情報と識別情報とを含めた送信信号(登録要求信号)を送受信回路23から親機3に無線送信させる。この場合も、予め登録された変化パターンで監視対象の状態を変化させなければ、センサ子機2から親機3へ登録要求信号が送信されないので、意図しないセンサ子機が誤登録されにくくなる。
センサ子機2を親機3に登録する処理が終了すると、作業者は例えば操作部37を操作して親機3の動作モードを登録モードから監視モードに切り替える。親機3は、監視モードで動作中は、管理対象のセンサ子機2から送信される検知情報を収集し、各センサ子機2の監視対象である建具91の状態を管理する。
以上説明したように、本実施形態のセキュリティシステム1は、複数のセンサ子機2と、親機3とを備える。複数のセンサ子機2は、それぞれ対応する警戒場所に取り付けられて監視対象の状態が変化すると検知情報を出力する。親機3は、複数のセンサ子機2のうち管理対象として登録済みのセンサ子機2から入力された検知情報を管理する。親機3の動作モードには、複数のセンサ子機2の中から所望のセンサ子機2を管理対象として登録する登録モードがある。親機3は、登録モードで動作中に複数のセンサ子機2のうち管理対象として未登録のセンサ子機2から検知情報が入力されると、検知情報を出力したセンサ子機2を管理対象として登録するように構成される。
親機3が登録モードで動作中に監視対象の状態を変化させると、この監視対象を監視するセンサ子機2から親機3に検知情報が出力される。親機3は、登録モードで動作中にセンサ子機2から検知情報が入力されると、このセンサ子機2を管理対象として登録する。したがって、親機3に管理対象として登録する動作をセンサ子機2に実行させるために操作される操作部をセンサ子機2に備える必要が無く、センサ子機2の構成を簡略化できる。また、センサ子機2が警戒場所に取り付けられた後でセンサ子機2を親機3に登録しているので、登録後にセンサ子機2を警戒場所に取り付ける場合のように、センサ子機2に設置場所を記載したシールなどを貼り付ける必要がなく、施工性が向上する。
また、親機3(親機3の制御回路30)は、登録モードで動作中に未登録のセンサ子機2から検知情報が入力された場合に、検知情報が予め登録された変化パターンで変化した場合のみ、検知情報を出力したセンサ子機2を管理対象として登録してもよい。この構成によれば、親機3が登録モードで動作中に、例えば別の建物にあるセンサ子機から検知情報が入力されたとしても、検知情報が予め登録された変化パターンで変化しなければ管理対象として登録されないので、意図しないセンサ子機の誤登録が起こりにくい。なお、この構成はセキュリティシステム1に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
また、センサ子機2は、親機3が登録モードで動作している状態では、監視対象の状態が予め登録された変化パターンで変化した場合のみ、検知情報を出力するように構成されてもよい。
この構成によれば、センサ子機2の監視対象の状態が予め登録された変化パターンで変化しなければ、センサ子機2から検知情報が出力されないので、意図しないセンサ子機の誤登録が起こりにくい。なお、この構成はセキュリティシステム1に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
さらに、親機3は、登録モードで動作中に未登録のセンサ子機2を管理対象として登録した場合に、管理対象として登録したセンサ子機2に登録完了を報知する登録完了信号を出力するように構成されてもよい。複数のセンサ子機2の各々は、入力部(送受信回路23)と、報知部(本実施形態では表示回路25、発光ダイオード26、及び電子ブザー27からなる)とを備える。入力部には、親機3から出力された登録完了信号が入力される。報知部は、入力部に登録完了信号が入力された場合に管理対象として登録されたことを報知する。
この構成によれば、未登録のセンサ子機2が管理対象として登録されると、センサ子機2の報知部が報知動作を行うので、親機3の設置場所まで行かなくても、センサ子機2の設置場所でこのセンサ子機2が管理対象として登録されたことを確認できる。なお、この構成はセキュリティシステム1に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
(実施形態2)
本実施形態のセキュリティシステム1のシステム構成図を図3に示す。
図3は本実施形態のセキュリティシステム1のシステム構成図である。
このセキュリティシステム1は、複数(図3の例では2台)のセンサ子機2と、親機3と、モード設定器4とを備える。なおモード設定器4以外の構成は実施形態1と共通しているから、実施形態1と共通の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
モード設定器4は、制御回路40と、送受信回路41と、アンテナ42と、操作部43とを備える。
送受信回路41は、親機3と同じ通信方式で無線通信を行う通信回路であり、アンテナ42を介して親機3との間で無線信号(例えば電波信号)を送受信する。
操作部43は、親機3の動作モードを監視モードから登録モードに切り替える操作などを行うために操作される操作部である。操作部43が操作されると、操作部43から操作に応じた信号が制御回路40に出力される。
制御回路40は例えばマイクロコンピュータで構成される。制御回路40を構成するマイクロコンピュータがROMなどのメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、モード設定器4の機能が実現される。操作部43を用いて親機3の動作モードを監視モードから登録モードに切り替える操作が行われると、操作部43から制御回路40に動作モードを登録モードとするモード切替信号が入力される。制御回路40は、操作部43から入力されたモード切替信号に応じて、動作モードを登録モードとする制御命令を作成し、この制御命令を送受信回路41から無線送信させる。なお、プログラムは予めメモリに記憶されていてもよいし、電気通信回線を介して、あるいは記録媒体に記憶された状態で提供されてもよい。
モード設定器4の器体は、片手で持ち運びできる程度の大きさ及び重量に形成されている。モード設定器4の器体には制御回路40と送受信回路41とアンテナ42と操作部43とが収納されている。操作部43は、器体の外部から操作可能な状態で器体に保持されている。また、モード設定器4の器体には、制御回路40及び送受信回路41の電源となる電池が収納されており、モード設定器4を所望の場所に持ち運んで使用することができる。
本実施形態のセキュリティシステム1において、住宅内の複数の警戒場所(例えば窓など)にセンサ子機2が設置された状態で、複数のセンサ子機2を親機3に管理対象として登録する作業について以下に説明する。
作業者は、モード設定器4を持って管理対象に登録したいセンサ子機2の設置場所、例えば1番のセンサ子機2が設置された部屋R2に移動した後、モード設定器4の操作部43を用いて親機3の動作モードを登録モードに設定する操作を行う。この操作によって操作部43から制御回路40にモード切替信号が入力されると、制御回路40は、動作モードを監視モードから登録モードに切り替えるモード切替信号を作成し、このモード切替信号を送受信回路41から親機3に無線送信させる。親機3の送受信回路34がモード設定器4から送信されたモード切替信号を受信すると、制御回路30は、送受信回路34が受信したモード切替信号にしたがって、動作モードを監視モードから登録モードに切り替える。
親機3を登録モードに設定する操作を行った後に、作業者は、1番のセンサ子機2が取り付けられたクレセント錠92のハンドルを操作して、クレセント錠92を施錠状態から解錠状態に切り替える。1番のセンサ子機2では、状態判定部21が、加速度センサ22によって計測された加速度の方向をもとに施錠状態か解錠状態かを判定している。作業者の操作によってクレセント錠92の状態が施錠状態から解錠状態に変化すると、制御回路20は、状態判定部21によって判定された監視対象の状態(施錠状態)を示す検知情報と、メモリに格納された識別情報「1」とを含めた送信信号を作成する。制御回路20は、作成した送信信号を送受信回路23から親機3へと無線送信させる。
親機3が登録モードで動作中に送受信回路34が1番のセンサ子機2からの送信信号を受信すると、制御回路30の登録処理部31は、送受信回路34が受信した送信信号に含まれる識別情報をID格納部32に格納し、1番のセンサ子機2を管理対象に登録する。なお、親機3(親機3の制御回路30)は、登録モードで動作中に未登録のセンサ子機2から検知情報が入力された場合に、検知情報が予め登録された変化パターンで変化した場合のみ、検知情報を出力したセンサ子機2を管理対象として登録してもよい。
制御回路30は、1番のセンサ子機2を管理対象として登録すると、登録完了を報知する登録完了信号を送受信回路34から1番のセンサ子機2に無線送信させる。1番のセンサ子機2では、送受信回路23が親機3から送信された登録完了信号を受信すると、制御回路20が、表示回路25に光又は音で登録完了の報知動作を行わせる。この報知動作によって作業者は1番のセンサ子機2が管理対象として登録されたことを把握できる。制御回路30は、1番のセンサ子機2を親機3に登録する処理が終了すると、動作モードを登録モードから監視モードに切り替える。なお制御回路30は、登録モードで動作している状態で、センサ子機2からの検知情報を受信していない状態が一定時間継続すると、動作モードを登録モードから監視モードに切り替えてもよい。
続けて部屋R3のクレセント錠92に設置された2番のセンサ子機2を管理対象に登録する場合、作業者は、部屋R3に移動し、モード設定器4の操作部43を用いて親機3の動作モードを登録モードに設定する操作を行う。この操作によって、モード設定器4から親機3にモード切替信号が無線送信され、親機3の動作モードが監視モードから登録モードに切り替えられる。
親機3を登録モードに設定する操作を行った後に、作業者は、2番のセンサ子機2が取り付けられたクレセント錠92のハンドルを操作して、クレセント錠92を施錠状態から解錠状態に切り替える。2番のセンサ子機2では、状態判定部21が、加速度センサ22によって計測された加速度の方向をもとに施錠状態か解錠状態かを判定している。作業者の操作によってクレセント錠92の状態が施錠状態から解錠状態に変化すると、制御回路20は、監視対象の状態(施錠状態)を示す検知情報と、メモリに格納された識別情報「2」とを含めた送信信号を作成する。制御回路20は、作成した送信信号を送受信回路23から親機3へ無線送信させる。
親機3が登録モードで動作中に送受信回路34が2番のセンサ子機2からの送信信号を受信すると、制御回路30の登録処理部31は、送受信回路34が受信した送信信号に含まれる識別情報をID格納部32に格納し、2番のセンサ子機2を管理対象に登録する。制御回路30は、2番のセンサ子機2を管理対象として登録すると、登録完了を報知する登録完了信号を送受信回路34から2番のセンサ子機2に無線送信させる。2番のセンサ子機2では、送受信回路23が親機3から送信された登録完了信号を受信すると、制御回路20が、表示回路25に光又は音で登録完了の報知動作を行わせる。この報知動作によって作業者は2番のセンサ子機2が管理対象として登録されたことを把握できる。制御回路30は、2番のセンサ子機2を親機3に登録する処理が終了すると、動作モードを登録モードから監視モードに切り替える。なお制御回路30は、登録モードで動作している状態で、センサ子機2からの検知情報を受信していない状態が一定時間継続すると、動作モードを登録モードから監視モードに切り替えてもよい。
親機3は、監視モードで動作中は、管理対象のセンサ子機2から送信される検知情報を収集し、各センサ子機2の監視対象である建具91の状態を管理する。
以上のように、セキュリティシステム1は、親機3の動作モードを遠隔から登録モードに設定するためのモード設定器4を備えてもよい。
モード設定器4を用いて遠隔から親機3の動作モードを登録モードに設定できるので、親機3の設置場所までいかなくても、管理対象として登録したいセンサ子機2の設置場所から親機3の動作モードを登録モードに設定して、登録作業を行うことができる。
なお、登録モードにおいてセンサ子機2が親機3に登録された状態で、親機3にセンサ子機2の設置場所などの情報を登録する処理はモード設定器4で行ってもよく、親機3の設置場所まで戻らなくても、センサ子機2の登録作業を行うことができる。