JP3997064B2 - 遠隔モニター装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、建屋等に設置された遠隔モニター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各々が入り切り可能なセンサを有し、かつ固有のIDを持つ複数の送信機と、これらの送信機からセンサを入り切りさせて送信されるIDを含む信号を受信することにより、各センサの状態を個別に表示するモニタからなる遠隔モニター装置が知られている。
【0003】
この種の遠隔モニター装置を建屋に設置した場合、初期設定時には、例えば送信機のID等をモニタに対し個別に設定登録する。
【0004】
この設定登録を行う場合、モニタ(受信機)側を登録待機状態にしておいて、送信機側からIDを含む信号を送信し、モニタ側ではその受信したIDを順に登録する、といった手法が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この場合、モニタ側が登録待機中に偶然、別の送信機(例えば、隣接する同様の装置)からの信号を受信した場合、別の送信機のIDがモニタに誤って登録されるという問題がある。これを防ぐため、登録時だけ送信機側から特別な信号とIDとを送信する方法が提案されているが、この場合、登録時(通常は1回)にのみしか使われない余分な機能や、スイッチ等が必要になり、コストアップになるという問題がある。
【0006】
また、この種の遠隔モニター装置では、モニタと送信機とが離れた位置にあるのが一般的であり、上記登録作業を行う場合、一人の作業者がこれを行うとなると、送信機側で作業した作業者が、モニタ側に移動してその登録の確認をした後に、再び、別の送信機に移動し、そこで作業した後、再度、モニタ側に移動してその登録を確認する等、登録作業がきわめて困難になり、二人の作業者がモニタと送信機側に分かれて作業を行う場合、声を掛け合って行う等、いずれの場合も登録作業が困難になるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、送信機側に余分な機能や、スイッチ等を設けることなく、モニタと送信機とを関連づけて登録することができ、しかもその登録作業を簡単に行うことができる、遠隔モニター装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、入り切り可能なセンサを有し、かつ固有のIDを持つ複数の送信機と、これらの送信機からセンサを入り切りさせるごとに送信されるIDを含む信号を受信することにより、各センサの状態を個別に表示するモニタからなる遠隔モニター装置において、上記送信機から送信されるIDを含む信号は、上記センサの入り又は切りのどちらかの状態を含み、初期設定時等にモニタに各送信機を登録する際、一定時間内にセンサの入り切りを連続させて、同一のIDを含み、なおかつ、上記センサの入り又は切りの状態が異なる信号を各送信機からモニタに連続送信させて登録を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、上記センサが建物の窓もしくは出入り口に設けられ、各窓もしくは出入り口の開閉状態、もしくは施錠状態を検知し上記モニタに送信することによって建物の戸締まりを集中モニタすることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のものにおいて、上記センサの入り切りの状態は、各窓もしくは出入り口の閉開の状態、もしくは施錠開錠状態を示すことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のものにおいて、上記初期設定時等にモニタに各送信機を登録する際には、登録対象の送信機から最初の上記信号を受信したときに当該送信機のセンサの表示を点滅表示に変え、当該送信機の登録に必要な最後の信号を受信したときには上記状態表示を点灯表示に変えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のものにおいて、上記初期設定時等にモニタに各送信機を登録する際には、登録対象の送信機から最初の上記信号を受信するまで当該送信機のセンサの表示を点滅表示に変え、上記最初の信号を受信したときに、上記センサの点滅表示の点滅を早くすることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載のものにおいて、上記初期設定時等にモニタに各送信機を登録する際には、登録対象の送信機から最初の上記信号を受信したときと、当該送信機の登録に必要な最後の信号を受信したときとで異なる報音を行うことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載のものにおいて、登録作業時に上記送信機からの信号を受けて上記モニタが音等によってアンサーバックを行い、一つの送信機の登録完了後、該アンサーバックを受けて、次の送信機の登録に移ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、戸締まり確認システムに適用された遠隔モニター装置を示す。この遠隔モニター装置1は、例えば台所、トイレ、居間、和室、浴室、玄関等に設置された各サッシ100におけるクレセント3に接続された送信機5と、これら複数の送信機5に無線で接続されたモニタ7とを備えて構成されている。
【0013】
このモニタ7は、例えば玄関に設置され、複数の送信機5からのクレセント施錠、解錠信号を受信して、各送信機5に対応するサッシ100の施錠、解錠状態を表示する表示装置9を有する。
【0014】
この表示装置9は、図2に示すように、ディスプレイ9A上に複数のLED11A、11B、11C…を備え、各LED11が、各送信機5に対応して記憶されており、対応する送信機5が施錠された場合、この施錠信号を受信し、これに対応するLED11が赤から緑の点灯に変化する。
【0015】
図3は、送信機5及びモニタ7のブロック図である。
【0016】
モニタ7は商用100V電源に接続される電源部71を有し、この電源部71にCPU72、固定ID記憶メモリ73、表示装置9を構成する表示部74及び送受信部75を接続して構成されている。76はアンテナ、77は登録スイッチである。複数の送信機5は同一の構造を有する。各送信機5は電池51を内蔵し、この電池51にCPU52、ID・アドレス記憶メモリ53、リードスイッチ(センサ)54、及び送受信部55を接続して構成されている。56はアンテナである。ここで、上記の登録スイッチ77は、送信機5のID等を、モニタ7に対し個別に設定登録する場合に用いられる。上記送信機5は、例えば台所、トイレ、居間、和室、浴室、玄関等の窓という窓すべてに設置されるため、この送信機5の台数は、例えば30個以上とかなりの数になる。
【0017】
図7は、遠隔モニター装置1による監視フローを示す。
【0018】
監視モードがセットされると、モニタ7の登録スイッチ77(図2)が押されたか否かが判定される(S31)。この登録スイッチ77が押された場合、後述する登録モードに移行し(S32)、登録スイッチ77が押されない場合、受信待機の状態に入り(S33)、送信機5側からのデータ受信があった場合(S34)、データの照合を実行する(S35)。
【0019】
データ照合の結果、リードスイッチ(センサ)54がオンからオフに切り替わった場合(S36;解錠された状態)、その送信機5に対応する番号のLED11が緑から赤の点灯に変化する(S37)。これに対し、データ照合の結果、リードスイッチ(センサ)54がオフからオンに切り替わった場合(S38;施錠された状態)、その送信機5に対応する番号のLED11が赤から緑の点灯に変化する(S39)。
【0020】
このように施錠状態或いは解錠状態が、モニタ7側にLED11表示されるため、戸締まり確認が容易である。
【0021】
つぎに、図4〜図6を参照して、初期設定時等にモニタ7に各送信機5を登録する手順を説明する。
【0022】
図4は、登録作業時のモニタ7側の制御フローを示す。登録スイッチ77(図2)が押された場合(S1)、登録モードに入りN=1が設定される(S2)。ここで、Nは、図2の送信機の位置Nを示し、この位置Nは1から開始して30番目のLEDで終了する。つぎに、N>30が判定され(S3)、N>30であれば、S2に戻り、N>30でなければ、該当する番号(N番目)のLED11が緑色でゆっくりと点滅する(S4)。ここで、再度、登録スイッチ77が押されたり(S5)、登録スイッチ77が押されないまま所定時間T1(約2分)が経過したりした場合(S6)、登録モードから抜け出して、図7に示す監視モードに移行する(S7)。
【0023】
S5とS6で、共に「いいえ」の場合、図2の警戒セットスイッチ78が押されたか否かが判定される(S8)。
【0024】
この警戒セットスイッチ78は、送信機位置(LEDの番号)をスキップさせるスイッチである。このスイッチが1回押されると、「N=N+1」(S9)で、LEDの番号が一つ増されてS3に戻る。S8で、警戒セットスイッチ78が押されない場合、図2の警戒リセットスイッチ79が押されたか否かが判定される(S10)。この警戒リセットスイッチ79は、所定のLEDの番号に対する登録を削除するスイッチである。このスイッチが押されると、N番の登録が削除され、そのLEDが消灯し(S11)、「N=N+1」(S12)で、LEDの番号が一つ増されてS3に戻る。S8とS10で、共に「いいえ」の場合、図5に示す、▲1▼以降のステップに移行する。
【0025】
図5は、送信機の登録ステップを示す。
【0026】
上述のS8とS10で、共に「いいえ」の場合、受信待機し(S13)、上述のS5、S6と同様に登録スイッチ77が押されないまま所定時間T1(約2分)が経過したか否か、或いは登録スイッチ77が押されたか否か等が判定され(S14)、それらが「はい」の場合、図7に示す監視モードに移行する(S15)。そして、それらが「いいえ」の場合、S26〜S34を経て、送信機5から2回に分けて送信されるID等を含む信号▲2▼▲3▼に応じ、モニタ7が該送信機5とID等を表す信号とを関連づけて登録する。
【0027】
2つの信号▲2▼▲3▼は、図6に示すように、送信機5側から送信される。この送信機5側では、電池装着し電源オンした後(S16)、送信機の動作確認と、送信機の取り付け位置確認とを行うチェックモードに入る(S17)。そして、所定時間(例えば2分間)が経過した後(S18)、送信待機し(S19)、8時間が経過したか否かが判定され(S20)、8時間が経過した場合、その時点でのデータを送信し(S21)、S19に戻る。
【0028】
8時間以内の場合、クレセント3が開閉操作され、リードスイッチが切り替わると(S22)、▲2▼で示すように、1回目のデータ送信が行われる(S23)。このデータには、クレセント施錠、解錠信号のほかに、送信機のID等を表す信号が含まれる。そして、2分間程度の間隔をあけて、クレセント3が再度、開閉操作されて、リードスイッチが切り替わると(S24)、▲3▼で示すように、2回目のデータ送信が行われる(S25)。この場合も、データには、施錠、解錠信号のほかに、送信機のID等を表す信号が含まれる。
【0029】
2つの信号▲2▼▲3▼は、図5に示すように、モニタ7に対し、S26とS32の2回のステップで受信される。
【0030】
モニタ7側では、S26で、1回目の受信があったか否か、すなわち、送信機からID等を含む信号を受信したか否かが判定され、「いいえ」であれば、受信待機に戻る。1回目の受信があり、「はい」の場合、該当するN番目のLED11を緑色で早く点滅させ(S27)、図2のブザー15を1回吹鳴して(S28)、受信待機に入る(S29)。
【0031】
ついで、上述のS14と同様に登録スイッチ77が押されないまま所定時間T1(約2分)が経過したか否か、或いは登録スイッチ77が押されたか否か等が判定され(S30)、それらが「はい」の場合、図7に示す監視モードに移行する(S31)。そして、それらが「いいえ」の場合、1回目の受信とIDが同じで、異なるデータを受信した場合、例えば、1回目がクレセント3からの施錠信号で、2回目がクレセント3からの解錠信号であった場合、その送信機5のID等をモニタ7に登録し、該当するN番目のLED11を赤色或いは緑色で点灯させて(S33)、ブザー15を2回吹鳴し(S34)、「N=N+1」(S35)で、LEDの番号が一つ増されてS3に戻る。
【0032】
ブザー15はアンサーバックとしての音であり、この音は、モニタ7の位置で発せられるが、音量としては、送信機5の位置で作業を行う作業者に聞こえる程度の音量が必要である。作業者は、S34で発せられたアンサーバックを頼りに、N番目のLEDの点灯完了を知り、つぎのN+1番目のLEDに対応する送信機5の登録に移行する。
【0033】
本実施形態では、登録モードが設定され、モニタ7に対し送信機5のID等を登録する場合、その登録は送信機5からモニタ7への単方向の送信だけで完了し、作業者は、モニタ7からのアンサーバックを頼りに、つぎの送信機5の登録に移行できるため、作業者がモニタ7の位置と、送信機5の位置との間を行ったり来たりする必要がなく、一人間作業者によって、送信機5のモニタ7への登録を簡単に行うことができる。
【0034】
また、登録時には、登録モードが設定され、送信機5からモニタ7に対し施錠又は解錠信号を送信すると同時に、送信機5のID等を表す信号を送信し、この送信操作を、2回に亘って行い、各操作によってモニタ7に送信された信号が比較されて、ID等を表す信号が同一であり、施錠又は解錠信号の種別が異なった場合に限って、モニタ7が該送信機5とID等を表す信号とを関連づけて登録する構成としたため、誤設定が防止される。
【0035】
例えば、1回だけの操作によって、モニタ7が該送信機5とID等を表す信号とを関連づけて登録する構成とした場合、作業者の誤操作によって、すでにモニタ7に対し登録されていた送信機5に、別の送信機5が重複登録される恐れがあるからである。
【0036】
本実施形態では、例えばNo.3の送信機5の登録を変更したい場合、以下のように操作する。まず、モニタ7の登録スイッチ77を押し、モニタ7のNo.1のLED11Bを緑色にゆっくり点滅させた後、モニタ7の警戒セットスイッチ78を押す。すると、No.2のLED11Bに点威が移り、再度押すとNo.3のLED11Cに点滅が移る。押す毎に点滅が移る。その後、図5のS26〜S34を経て、最後に登録スイッチ77を押すと、No.3の送信機5の登録が変更されて、登録が終了する。
【0037】
登録を消去したい場合、例えば、No.3の送信機5の登録を消去したい場合、モニタ7の登録スイッチ77を押す。モニタ7のNo.1のLED11Aが緑色にゆっくり点滅し、S8のスキップ操作を繰り返すことによって、No.3のLED11Cを点滅状態にする。そして、警戒リセットスイッチ79を押すと、S10〜S12のステップを経て、No.3のLED11Cが消灯し、次のNo.4のLEDが点滅する。登録スイッチ77を押すと、No.3の登録が消去され、登録を終了する。
【0038】
登録の中断は、登録途中において、再度、登録スイッチ77を押せば、それによっていつでも登録を終了する。それまでに登録を完了した送信機は登録済となるが、最後の送信機は登録されない。
【0039】
以上、本発明を、上記一実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、初期設定時等に、モニタに対し送信機のID等を登録する場合、その登録は送信機からモニタへの単方向の送信だけで完了するため、送信機のモニタへの登録作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による戸締まり確認システム及びサッシの一実施形態を示す図である。
【図2】モニタの表示装置を示す図である。
【図3】モニタと送信機のブロック図である。
【図4】モニタのフローチャートである。
【図5】モニタのフローチャートである。
【図6】送信機のフローチャートである。
【図7】遠隔モニター装置による監視フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 戸締まり確認システム
3 クレセント
5 送信機
7 モニタ
9 表示装置
11A、11B、11C… LED
54 リードスイッチ(センサ)
77 登録スイッチ
78 警戒セットスイッチ
79 警戒リセットスイッチ
Claims (7)
- 入り切り可能なセンサを有し、かつ固有のIDを持つ複数の送信機と、これらの送信機からセンサを入り切りさせるごとに送信されるIDを含む信号を受信することにより、各センサの状態を個別に表示するモニタからなる遠隔モニター装置において、
上記送信機から送信されるIDを含む信号は、上記センサの入り又は切りのどちらかの状態を含み、
初期設定時等にモニタに各送信機を登録する際、一定時間内にセンサの入り切りを連続させて、同一のIDを含み、なおかつ、上記センサの入り又は切りの状態が異なる信号を各送信機からモニタに連続送信させて登録を行う
ことを特徴とする遠隔モニター装置。 - 上記センサが建物の窓もしくは出入り口に設けられ、各窓もしくは出入り口の開閉状態、もしくは施錠状態を検知し上記モニタに送信することによって建物の戸締まりを集中モニタすることを特徴とする請求項1記載の遠隔モニター装置。
- 上記センサの入り切りの状態は、各窓もしくは出入り口の閉開の状態、もしくは施錠開錠状態を示すことを特徴とする請求項2記載の遠隔モニター装置。
- 上記初期設定時等にモニタに各送信機を登録する際には、登録対象の送信機から最初の上記信号を受信したときに当該送信機のセンサの表示を点滅表示に変え、当該送信機の登録に必要な最後の信号を受信したときには上記状態表示を点灯表示に変えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遠隔モニター装置。
- 上記初期設定時等にモニタに各送信機を登録する際には、登録対象の送信機から最初の上記信号を受信するまで当該送信機のセンサの表示を点滅表示に変え、上記最初の信号を受信したときに、上記センサの点滅表示の点滅を早くすることを特徴とする請求項4記載の遠隔モニター装置。
- 上記初期設定時等にモニタに各送信機を登録する際には、登録対象の送信機から最初の上記信号を受信したときと、当該送信機の登録に必要な最後の信号を受信したときとで異なる報音を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の遠隔モニター装置。
- 登録作業時に上記送信機からの信号を受けて上記モニタが音等によってアンサーバックを行い、一つの送信機の登録完了後、該アンサーバックを受けて、次の送信機の登録に移ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の遠隔モニター装置。
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