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JP6479081B2 - 原価管理装置 - Google Patents
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Description

本発明は、日毎の受注に基づき製品を製造する食品製造工場等で使用するに最適な原価管理装置に関し、詳しくは、日次ベースでの高精度な日次原価計算を行うことで、日次ベースでの収益把握、経営判断の迅速化を可能にした原価管理装置に関する。
一般に、食品製造工場等における原価計算は月次ベースで行っているのが通常であり、たとえ、日次ベースで原価計算を行っている場合でも、材料費、労務費等の概算に基づくもので、このような原価計算によっては、正確な収益把握はできず、その結果、最適な経営判断ができないという問題があった。
ところで、最近、各企業においてERP(Enterprise Resource Plannning)と称される統合基幹業務システムを導入し、この統合基幹業務システムの中に原価管理システムを含ませて原価管理を行うようにしたものがある。
例えば、特許文献1には、個別受注生産においても原価分析や原価評価を迅速に行うことができる「標準原価計算システム」が開示されている。
しかし、特許文献1に開示された「標準原価計算システム」は、製品の製造前に行う標準原価計算であり、しかも、月次ベースでの月次原価計算を想定したものでしかなく実際原価計算を行うものではない。
したがって、コンビニエンスストア等からの受注に基づきその日に販売する食品等の製造を日次ベースで行う食品製造工場等においては適用できない。
この種の食品製造工場等においては、日次ベースで食品の製造の受注があり、日次ベースで食品を製造し納品することが行われており、この場合、日次ベースでの実際原価計算を行う必要があり、特許文献1に記載された月次ベースでの標準原価計算では、正確な収益把握は難しく、最適な経営判断ができない。
特開2009−122987号公報
そこで、本発明は、日次ベースでの高精度な実際原価計算を行うことで、日次ベースでの収益把握、経営判断の迅速化を可能にした原価管理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、コンビニエンスストア等の店舗からの受注に基づき前記店舗でその日に販売する食品等の製品をそれぞれ製造する食品製造工場等の複数の製造工場における前記製品の実際原価を前記製造工場毎に日次ベースで管理する原価管理装置であって、前記複数の製造工場とネットワークを介して接続されるセンタ装置を備え、前記センタ装置は、前記製品の製造に係る材料の仕入れ単価を日毎に管理する材料単価管理装置と、前記製品の製造に係る労務費情報を日毎に管理する労務費管理装置と、前記製品の製造に係る設備費情報を管理する設備費管理装置と、各製造工場で受注した前記製品の製造に係る経費情報を管理する経費管理装置と、を具備し、各製造工場は、前記製品のその日の製造に係る材料費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記材料単価管理装置から取得した仕入れ単価に基づき算出する材料費算出手段と、前記製品のその日の製造に係る日毎の労務費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記労務費管理装置から取得した労務費情報に基づき算出する労務費算出手段と、前記製品のその日の製造に係る設備費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記設備費管理装置から取得した設備費情報に基づき算出する設備費算出手段と、前記製品のその日の製造に係る経費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記経費管理装置から取得した経費情報に基づき算出する経費算出手段と、を具備し、前記材料費算出手段で算出した材料費、前記労務費算出手段で算出した労務費、前記設備費算出手段で算出した設備費及び前記経費算出手段で算出した経費から前記受注に係る製品の日次原価を計算する日次原価計算装置を備え、前記センタ装置は、前記ネットワークを介して前記各製造工場の前記日次原価計算装置で計算した日次原価を取得して該日次原価を前記各製造工場毎に記憶管理する日次原価管理装置を更に具備することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記日次原価計算装置は、前記製品の日次原価をその日に製造する製品の品目別に算出し、前記日次原価管理装置は、前記ネットワークを介して前記各製造工場の前記日次原価計算装置で計算した品目別の日次原価を取得して記憶管理することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記日次原価管理装置で管理する前記日次原価の日別推移を日別売上高及び粗利に対応して表示する原価推移表示手段と、
を更に具備することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項の発明において、前記日次原価管理装置で管理する前記日次原価の材料費と労務費との割合の日別推移を表示する原価内容表示手段、を更に具備することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2乃至4のいずれか1項の発明において、前記日次原価管理装置で管理する前記品目別の日次原価に対応して品目別の売上額表示する品目別売上表示手段、を更に具備することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項の発明において、前記センタ装置は、前記製品の確定原価を月毎に算出する月次原価計算装置と、前記月次原価計算装置で算出した確定原価を月毎に管理する月次原価管理装置と、を更に具備することを特徴とする。
本発明によれば、コンビニエンスストア等の店舗からの受注に基づき前記店舗でその日に販売する食品等の製品をそれぞれ製造する食品製造工場等の複数の製造工場における前記製品の実際原価を前記製造工場毎に日次ベースで管理する原価管理装置であって、前記複数の製造工場とネットワークを介して接続されるセンタ装置を備え、前記センタ装置は、前記製品の製造に係る材料の仕入れ単価を日毎に管理する材料単価管理装置と、前記製品の製造に係る労務費情報を日毎に管理する労務費管理装置と、前記製品の製造に係る設備費情報を管理する設備費管理装置と、各製造工場で受注した前記製品の製造に係る経費情報を管理する経費管理装置と、を具備し、各製造工場は、前記製品のその日の製造に係る材料費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記材料単価管理装置から取得した仕入れ単価に基づき算出する材料費算出手段と、前記製品のその日の製造に係る日毎の労務費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記労務費管理装置から取得した労務費情報に基づき算出する労務費算出手段と、前記製品のその日の製造に係る設備費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記設備費管理装置から取得した設備費情報に基づき算出する設備費算出手段と、前記製品のその日の製造に係る経費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記経費管理装置から取得した経費情報に基づき算出する経費算出手段と、を具備し、前記材料費算出手段で算出した材料費、前記労務費算出手段で算出した労務費、前記設備費算出手段で算出した設備費及び前記経費算出手段で算出した経費から前記受注に係る製品の日次原価を計算する日次原価計算装置を備え、前記センタ装置は、前記ネットワークを介して前記各製造工場の前記日次原価計算装置で計算した日次原価を取得して該日次原価を前記各製造工場毎に記憶管理する日次原価管理装置を更に具備して構成したので、日次ベースでの高精度の収益把握が可能になり、これにより迅速な経営判断が可能になるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る原価管理装置を適用した生産管理システムの一例を示すブロック図である。 図2は、図1に示した生産管理システムにおける原価管理の処理例を示すフローチャートである。 図3は、図2に示した日次原価計算装置の詳細処理例を示すフローチャートである。 図4は、本発明に係る原価管理装置を採用した場合の原価推移表示画面の一例を示す図である。 図5は、本発明に係る原価管理装置を採用した場合の原価内訳表示画面の一例を示す図である。 図6は、本発明に係る原価管理装置を採用した場合の品目別売上表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための実施例について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下に示す実施例において、複数の店舗からの発注に基づき受注した受注情報に基づきそれぞれの店舗グループに対するする複数の工場で製品を製造し、受注のあった店舗に対して納品する処理を管理する生産管理システムに本発明に係る原価管理装置を適用した場合について示している。ここで、複数の店舗とは、各地に散在するコンビニエンスストア等を想定しており、複数の工場は、複数のコンビニエンスストアを含むコンビニエンスストアグループに対応して設けられ、各コンビニエンスストアからの発注に基づく受注に対応して食品等を製造し、受注があったコンビニエンスストアに対してその日に販売する食品を納品する例えば、食品製造工場等を想定している。
図1は、本発明に係る原価管理装置を適用した生産管理システムの一例を示すブロック図である。
図1において、この生産管理システム100は、複数の店舗10−1、10−2、…10−p、10−p+1、10−p+2、…10−q、…10−r、10−r+1、10−r+2、…10−n、複数の工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)、センタ装置40を具備して構成され、複数の工場20−1、20−2、…20−Nとセンタ装置40との間は、ネットワーク30を介して接続され、相互にデータの送受を行うように構成されている。
複数の店舗10−1、10−2、…10−p、10−p+1、10−p+2、…10−q、…10−r、10−r+1、10−r+2、…10−nは、店舗10−1、10−2、…10−pからなる第1の店舗グループ、店舗10−p+1、10−p+2、…10−qからなる第2の店舗グループ、…店舗10−r、10−r+1、…10−nからなる第Nの店舗グループに分類されている。
そして、第1の店舗グループの店舗10−1、10−2、…10−pは、工場20−1(工場A)に対して製品の製造の発注を行い、工場20−1(工場A)は、この発注を受信して、この受信に係る受信情報に基づき製品を製造して、受信した店舗10−1、10−2、…10−pに対して製品の納品を行う。
また、第2の店舗グループの店舗10−p+1、10−p+2、…10−qは、工場20−2(工場B)に対して製品の製造の発注を行い、工場20−2(工場B)は、この発注を受信して、この受信に係る受信情報に基づき製品を製造して、受信した店舗10−1、10−2、…10−pに対して製品の納品を行い、同様に、第Nの店舗グループの店舗10−r、10−r+1、…10−nは、工場20−N(工場N)に対して製品の製造の発注を行い、工場20−N(工場N)は、この発注を受信して、この受信に係る受信情報に基づき製品を製造して、受信した店舗10−r、10−r+1、…10−nに対して製品の納品を行う。
複数の工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)は、それぞれ、受注管理装置21、納品管理装置22、日次原価計算装置23を具備しており、センタ装置40は、材料単価管理装置41、労務費管理装置42、設備費管理装置43、経費管理装置44、受注・納品情報管理装置45、日次原価管理装置46、月次原価管理装置47を具備している。
各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)の受注管理装置21は、日毎に対応する各店舗10−1、10−2、…10−p、10−p+1、10−p+2、…10−q、…10−r、10−r+1、10−r+2、…10−nからの発注に基づく受注情報をそれぞれ管理し、各店舗10−1、10−2、…10−p、10−p+1、10−p+2、…10−q、…10−r、10−r+1、10−r+2、…10−nからの発注を受信すると、この受信した発注に係る受注情報をネットワーク30を介してセンタ装置40の受注・納品情報管理装置45に送信する。
また、納品管理装置22は、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)から各店舗10−1、10−2、…10−p、10−p+1、10−p+2、…10−q、…10−r、10−r+1、10−r+2、…10−nへの納品に係る納品情報を管理する。この納品管理装置22で管理される納品情報は、ネットワーク30を介してセンタ装置40の受注・納品情報管理装置45に送信される。
センタ装置40の材料単価管理装置41は、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)での受注に係る製品の材料費の単価を日次ベースで管理する。この材料費には、製品の原材料の単価、トッピング品の単価、製品の容器の単価、容器に貼付するラベルの単価等が含まれる。
労務費管理装置42は、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)での受注に係る製品の製造に係る労務費を管理する。この労務費には、製品の製造に係る直接作業者の賃金、直接作業時間等が含まれ、これらの情報は各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)からネットワーク30を介して通知される。
設備費管理装置43は、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)での受注に係る製品の製造に係る設備費を管理する。この設備費には、設備の償却費、修繕費等の他に電気代、ガス代、水道代等のユーティリィ系費用も含まれる。
経費管理装置44は、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)での受注に係る製品の製造に係る経費を管理する。この経費には、通信費、旅費、会議費などの総務系費用も含まれる。
受注・納品情報管理装置45は、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)からネットワーク30を介して受信した受注情報及び納品情報に基づき各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)毎に製品の受注、納品情報を管理する。
日次原価管理装置46は、後に詳述する各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)の日次原価計算装置23で計算した日次原価情報を管理する。
月次原価管理装置47は、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)での受注に係る製品の月ベースでの月次実際原価計算を行って月次原価情報を管理する。そして、この月次実際原価計算に基づく月次実際原価情報と日次原価管理装置46で管理される日次実際原価情報の累計値との比較に基づき経営判断を行う。
なお、月次原価管理装置47で予算設定に基づく月次標準原価計算を行って、この月次標準原価情報と日次原価情報の累計値との比較に基づき経営判断を行うようにしてもよい。
各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)の日次原価計算装置23は、受注管理装置21で管理される日毎の受注情報に基づき当該工場で生産される製品の日次原価の計算をそれぞれ行う。
日次原価計算装置23は、それぞれ、材料費算出手段23−1、労務費計算手段23−2、設備費算出手段23−3、経費算出手段23−4を有している。
ここで、材料費算出手段23−1は、受注した製品の製造に係る材料費を算出するもので、この材料費算出手段23−1においては、ネットワーク30を介してセンタ装置40の材料単価管理装置41に接続し、材料単価管理装置41から取得した材料費情報に基づき当該受注に係る製品の製造に係る材料費を算出する。
労務費計算手段23−2は、受注した製品の製造に係る労務費を算出するもので、この労務費計算手段23−2においては、ネットワーク30を介してセンタ装置40の労務費管理装置42に接続し、労務費管理装置42から取得した労務費情報に基づき当該受注に係る製品の製造に係る労務費を算出する。
設備費算出手段23−3は、受注した製品の製造に係る設備費を算出するもので、この設備費算出手段23−3においても、ネットワーク30を介してセンタ装置40の設備費管理装置43に接続し、設備費算出手段23−3から取得した設備費情報に基づき当該受注に係る製品の製造に係る設備費を算出する。ここで、電気代、ガス代、水道代等のユーティリィ系費用は、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)で計測したユーティリィ系費用を採用してもよいが、設備費管理装置43で管理する例えば前月又は数ヶ月の平均の月単位のユーティリィ系費用を当該受注に係る製品の製造に係るユーティリィ系費用として按分して算出するようにしてもよい。なお、当該受注に係る製品の製造に係る設備の償却費、修繕費等は設備費管理装置43で管理する設備費情報に基づき算出する。この場合の設備費は予測設備費となる。
経費算出手段23−4は、受注した製品の製造に係る経費費を算出するもので、この経費算出手段23−4は、ネットワーク30を介してセンタ装置40の経費管理装置44に接続し、経費管理装置44から取得した経費情報に基づき当該受注に係る製品の製造に係る経費を算出する。
そして、材料費算出手段23−1で算出した材料費、労務費計算手段23−2で算出した労務費、設備費算出手段23−3で算出した設備費及び経費算出手段23−4で算出した経費から当該受注に係る製品の日次原価を計算する。
この日次原価計算装置23で計算した当該受注に係る製品の日次原価は、ネットワーク30を介してセンタ装置40の日次原価管理装置46に送信され、センタ装置40の日次原価管理装置46で管理される。
図2は、図1に示した生産管理システム100における原価管理の処理例を示すフローチャートである。
この処理例は、例えば、工場20−1(工場A)について行われる原価管理処理例を示しているが、他の工場20−2、…20−N(工場B、…工場N)について行われる原価管理処理と同様である。
工場20−1(工場A)では、店舗10−1、10−2からの発注に基づく受注をしたかを調べる(ステップ201)。ここで、受注をしていないと判断されると(ステップ201でNO)、ステップ201に戻り受注を待つ。
ステップ201で受注したと判断されると(ステップ201でYES)、この受注に係る受注情報を受注管理装置21に記憶して管理し(ステップ202)、この受注管理装置21に記憶管理した受注情報をネットワーク30を介してセンタ装置40の受注・納品情報管理装置45に送信する(ステップ203)。
そして、受注管理装置21で記憶管理した受注情報に基づき製品を製造する(ステップ204)。
次に、当該製品の製造が完了したかを調べ(ステップ205)、当該製品の製造が完了していない場合は(ステップ205でNO)、ステップ205に戻り当該製品の製造完了を待つが、当該製品の製造が完了した場合は(ステップ205でYES)、当該製品の製造に要した労務費情報、すなわち当該製品の製造に係る労務費情報をネットワーク30を介してセンタ装置40の受注・納品情報管理装置45に送信する(ステップ206)。
次に、ステップ207で、当該製品の日次原価を日次原価計算装置23で計算し(ステップ208)、この日次原価計算装置23で計算した日次原価をネットワーク30を介してセンタ装置40の日次原価管理装置46に送信し、この処理を終了する。
図3は、図2に示した日次原価計算装置23の詳細処理例(ステップ207の処理)を示すフローチャートである。
日次原価計算装置23は、まず、ネットワーク30を介してセンタ装置40の材料単価管理装置41に接続し、材料単価管理装置41から取得した材料費情報に基づき労務費計算手段23−2で当該受注に係る製品の製造に係る材料費を算出する(ステップ301)。
次に、日次原価計算装置23は、ネットワーク30を介してセンタ装置40の労務費管理装置42に接続し、労務費管理装置42から取得した労務費情報に基づき労務費計算手段23−2で当該受注に係る製品の製造に係る労務費を算出する(ステップ302)。
更に、日次原価計算装置23は、ネットワーク30を介してセンタ装置40の設備費管理装置43に接続し、設備費管理装置43から取得した設備費情報に基づき設備費算出手段23−3で当該受注に係る製品の製造に係る設備費を算出する(ステップ303)。
更に、日次原価計算装置23は、ネットワーク30を介してセンタ装置40の経費管理装置44に接続し、経費管理装置44から取得した経費情報に基づき経費算出手段23−4で当該受注に係る製品の製造に係る経費費を算出する(ステップ304)。
そして、材料費算出手段23−1で算出した材料費、労務費計算手段23−2で算出した労務費、設備費算出手段23−3で算出した設備費及び経費算出手段23−4で算出した経費から当該受注に係る製品の日次原価を計算し(ステップ305)、この日次原価の計算を終了する。
さて、この実施例の原価管理装置を採用した生産管理システム100においては、上述したように、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)の日次原価計算装置23で計算された日次原価は、センタ装置40の日次原価管理装置46で記憶管理されるので、この日次原価管理装置46で記憶管理されている日次原価情報に基づき、日次原価の推移等をセンタ装置40及び各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)で表示させて、日次原価の評価を行うことができる。
図4は、本発明に係る原価管理装置を採用した場合の原価推移表示画面の一例を示す図である。
図4に示す表示例においては、特定の工場での原価推移表示画面を示しており、ここでは、2017年3月の1日から5日までを選択し、曜日が水、木、金、土、日の場合を示している。図4において実線は売上高の推移を示し、破線はこれに対応する原価の推移を示しており、クロスハッチングのグラフはその場合の粗利を示している。
図4から明らかなように、この原価推移においては、売上高は高いが粗利が低い日、売上高も高く、粗利も高い日、売上高も低く、粗利も低い日が存在することが分かり、これを参照して、最適な経営判断を行うことができる。
図5は、本発明に係る原価管理装置を採用した場合の原価内訳表示画面の一例を示す図である。
図5に示す表示例においては、特定の工場での原価内訳推移を示しており、ここでも2017年3月の1日から5日までを選択し、曜日が水、木、金、土、日の場合を示している。図5において、クロスハッチングのグラフは労務費を示しており、白抜きのグラフは材料費を示している。
図5から明らかなように、この原価内訳推移においては、材料費と労務費の割合が高い日もあり、低い日もあることが分かる。これを参照して、労務費と材料費を考慮した最適な経営判断を行うことができる。
図6は、本発明に係る原価管理装置を採用した場合の品目別売上表示画面の一例を示す図である。
図6に示す表示例においては、特定の工場での品目別の売上高と原価の割合を示している。ここでも2017年3月の1日から5日までを選択し、曜日が水、木、金、土、日の場合を示しており、クロスハッチングのグラフが当該製品の製造に要する労務費を示しており、白抜きのグラフは対応する製品の原価を示している。
図6から明らかなように、この品目別売上表示においては、売上額に対する原価の割合が高い日もあり、低い日もあることが分かる。これを参照して、品目別の最適な経営判断を行うことができる。
なお、図4乃至図6の表示画面は、センタ装置40の日次原価管理装置46の管理情報を参照してセンタ装置40及び各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)において表示させることができる。
また、図4乃至図6においては、日次原価計算に基づく原価推移表示画面、原価内訳表示画面、品目別売上表示画面を別々の画面として表示するように構成したが、日次原価計算に基づく図4乃至図6に示す原価推移表示画面、原価内訳表示画面、品目別売上表示画面及びその他の評価画面を1画面として表示するように構成してもよい。
ところで、この実施例においては、センタ装置40の月次原価管理装置47で、標準月次原価計算と、実際月次原価計算を行い、計算した標準月次原価と実際月次原価との比較に基づき経営判断を行うことができるように構成されているので、上記日次原価計算に基づく経営判断に加えて、センタ装置40の月次原価管理装置47における標準月次原価と実際月次原価との比較に基づく経営判断を考慮することで、日次ベースでの原価管理及び月次ベースでの原価管理を含めた更に最適な経営判断を行うことが可能になる。
なお、上記実施例においては、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)に日次原価計算装置23をそれぞれ設けて、これらの日次原価計算装置23で日次原価計算を行うように構成したが、これらの日次原価計算装置23をセンタ装置40の日次原価管理装置46内に設けて、ここで、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)における日次原価計算を行うように構成してもよい。この場合は、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)から日次原価計算に必要な情報をネットワーク30を介してセンタ装置40の日次原価管理装置46に送信するように構成することで、各工場20−1、20−2、…20−N(工場A、工場B、…工場N)に設けた日次原価計算装置23を省略することができる。
また、日次原価計算装置23で計算した日次原価情報、日次原価管理装置46で管理される日次原価情報、月次原価管理装置47で管理される月次原価情報は、企画書(見積書、設計書等)や経営管理諸表へ反映させることで各経営戦略作業の効率化を図ることができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内であれば、当業者の通常の創作能力によって多くの変形が可能である。
10−1、10−2、…10−p、10−p+1、10−p+2、…10−q、…10−r、10−r+1、10−r+2、…10−n…店舗
20−1、20−2、…20−N…工場
21…受注管理装置
22…納品管理装置
23…日次原価計算装置
23−1…材料費算出手段
23−2…労務費計算手段
23−3…設備費算出手段
23−4…経費算出手段
30…ネットワーク
40…センタ装置
41…材料単価管理装置
42…労務費管理装置
43…設備費管理装置
44…経費管理装置
45…受注・納品情報管理装置
46…日次原価管理装置
47…月次原価管理装置

Claims (6)

  1. コンビニエンスストア等の店舗からの受注に基づき前記店舗でその日に販売する食品等の製品をそれぞれ製造する食品製造工場等の複数の製造工場における前記製品の実際原価を前記製造工場毎に日次ベースで管理する原価管理装置であって、
    前記複数の製造工場とネットワークを介して接続されるセンタ装置を備え、
    前記センタ装置は、
    前記製品の製造に係る材料の仕入れ単価を日毎に管理する材料単価管理装置と、
    前記製品の製造に係る労務費情報を日毎に管理する労務費管理装置と、
    前記製品の製造に係る設備費情報を管理する設備費管理装置と、
    各製造工場で受注した前記製品の製造に係る経費情報を管理する経費管理装置と、
    を具備し、
    各製造工場は、
    前記製品のその日の製造に係る材料費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記材料単価管理装置から取得した仕入れ単価に基づき算出する材料費算出手段と、
    前記製品のその日の製造に係る日毎の労務費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記労務費管理装置から取得した労務費情報に基づき算出する労務費算出手段と、
    前記製品のその日の製造に係る設備費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記設備費管理装置から取得した設備費情報に基づき算出する設備費算出手段と、
    前記製品のその日の製造に係る経費を前記ネットワークを介して前記センタ装置の前記経費管理装置から取得した経費情報に基づき算出する経費算出手段と、
    を具備し、前記材料費算出手段で算出した材料費、前記労務費算出手段で算出した労務費、前記設備費算出手段で算出した設備費及び前記経費算出手段で算出した経費から前記受注に係る製品の日次原価を計算する日次原価計算装置を備え、
    前記センタ装置は、
    前記ネットワークを介して前記各製造工場の前記日次原価計算装置で計算した日次原価を取得して該日次原価を前記各製造工場毎に記憶管理する日次原価管理装置を更に具備することを特徴とする原価管理装置。
  2. 前記日次原価計算装置は、
    前記製品の日次原価をその日に製造する製品の品目別に算出し、
    前記日次原価管理装置は、
    前記ネットワークを介して前記各製造工場の前記日次原価計算装置で計算した品目別の日次原価を取得して記憶管理することを特徴とする請求項1に記載の原価管理装置。
  3. 記日次原価管理装置で管理する前記日次原価の日別推移を日別売上高及び粗利に対応して表示する原価推移表示手段と、
    を更に具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の原価管理装置。
  4. 前記日次原価管理装置で管理する前記日次原価の材料費と労務費との割合の日別推移を表示する原価内容表示手段、
    を更に具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の原価管理装置。
  5. 前記日次原価管理装置で管理する前記品目別の日次原価に対応して品目別の売上額表示する品目別売上表示手段、
    を更に具備することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の原価管理装置。
  6. 前記センタ装置は、
    前記製品の確定原価を月毎に算出する月次原価計算装置と、
    前記月次原価計算装置で算出した確定原価を月毎に管理する月次原価管理装置と、
    を更に具備することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の原価管理装置。
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