JP6480756B2 - 生トレッドゴムの設計方法及びそれを用いたダイプレートの設計方法 - Google Patents
生トレッドゴムの設計方法及びそれを用いたダイプレートの設計方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6480756B2 JP6480756B2 JP2015039768A JP2015039768A JP6480756B2 JP 6480756 B2 JP6480756 B2 JP 6480756B2 JP 2015039768 A JP2015039768 A JP 2015039768A JP 2015039768 A JP2015039768 A JP 2015039768A JP 6480756 B2 JP6480756 B2 JP 6480756B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread rubber
- tire
- raw
- cross
- raw tread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
η=Kγ’n-1 (1)
ただし、ηはせん断粘度、γ’はせん断速度、Kは近似定数、nは速度依存定数である。
本実施形態の生トレッドゴムの設計方法は、加硫成形後のトレッドゴムの寸法が設計された設計タイヤに使用される生トレッドゴムの断面形状を設計するための方法であり、その実施には、コンピュータが好適に用いられる。
(第1実施形態)
η = Kγ’n-1 (1)
ただし、ηはせん断粘度、γ’はせん断速度、Kは近似定数である。
スウェル比の幅方向成分、すなわち幅方向のスウェル比S1は、各n値を有する生トレッドゴム毎に押出試験によって測定される(以下、厚さ方向のスウェル比Sについても同様)。
S1 = n×A1+B1 (2)
ただし、A1及びB1は定数である。上記n値と幅方向のスウェル比S1との間では、決定係数R2が0.95の極めて強い相関が得られるので、幅方向のダイスウェルが極めて正確に予測される。
S2 = n×A2+B2 (3)
ただし、A2及びB2は定数である。上記n値と厚さ方向のスウェル比S2との間でも、決定係数R2が0.94の極めて強い相関が得られるので、厚さ方向のダイスウェルが極めて正確に予測される。
S3 = r×A3+B3 (4)
ただし、A3及びB3は定数である。応力緩和値rと断面積のスウェル比S3との間でも、決定係数R2が0.65の強い相関が得られる。従って、未加硫ゴムの応力緩和値rを用いることにより、設計タイヤの生トレッドゴムを押し出すために適するダイプレートの厚さ方向の寸法を予測することが可能となり、ダイプレートの設計を効率化できる。
S4 = m×A4+B4 (5)
ただし、A4及びB4は定数である。ムーニー粘度mと断面積のスウェル比S4との間でも、決定係数R2が0.34の相関が得られる。従って、未加硫ゴムのムーニー粘度mを用いることにより、設計タイヤの生トレッドゴムを押し出すために適するダイプレートの厚さ方向の寸法を予測することが可能となり、ダイプレートの設計を効率化できる。
(第2実施形態)
図14には、ダイプレートを用いて押し出される生トレッドゴムの断面図、及び、ダイプレートの吐出口を通過する生トレッドゴムのせん断速度(速度勾配)の分布が示されている。図14(a)、(b)では、生トレッドゴムの幅方向の位置がそれぞれ対応するように記載されている。なお、上記せん断速度には、CFD(Computational Fluid Dynamics)解析によって計算された値が適用されている。
Sc = n×Ac +Bc (6)
Sm = n×Am +Bm (7)
Ss = n×As +Bs (8)
Se = n×Ae +Be (9)
ただし、Ac、Am、As、Ae及びBc、Bm、Bs、Beは定数である。
JIS K6300に準拠したムーニー粘度の測定方法に従い、配合A,B,Cの未加硫ゴムが130゜Cの温度条件下で測定された。
<応力緩和値>
上記ムーニー粘度の測定後、ローターの回転を止め、ゴムの粘度低下が、2分間に亘って測定された。測定機及びゴムサンプルは、上記ムーニー粘度の測定後、そのまま継続して使用された。得られたデータを、横軸に時間(秒)、縦軸にムーニー粘度をとったグラフにプロットし、両対数グラフで表した際の指数近似曲線の傾きが、応力緩和値として使用された。
<n値>
せん断型粘弾性試験機(装置名「ARES」、ティー・エイ・インスツルメント社製)を用いて、周波数分散の測定モードで、下記条件で測定して得られる『shear rate(1/s)』を横軸に、『shear stress(Pa・s)』を縦軸にプロットし、両対数グラフで表した際の指数近似曲線のy = axn+bで示されるn値が使用された。
周波数:100→0.1rad/秒 又は 15.9→0.0159 Hz
歪み :0.5%
温度 :80°C、100°C、120°C、140°C
生トレッドゴムの押出工程において、押し出された生トレッドゴムの重量が測定され、重量超過や不足により設計公差から外れ不適合と判定されたものを除く適合品の取れ高が算出された。各例の取れ高は、下記式により、実施例1の取れ高指数を100とする指数で表示された。
(取れ高指数) = (各例の適合品取れ高(%))
/(実施例1の適合品取れ高(%)) × 100
結果は、数値が大きいほど、適合品の取れ高が大きく、良好である。
加硫成形されたタイヤのトレッドゴムの仕上がり厚さが測定され、設計公差から外れた不適合品の発生率が算出された。各例の不適合タイヤの発生指数は、下記式により実施例1の不適合タイヤ発生指数を100とする指数で表示された。
(不適合タイヤの発生指数) = (実施例1の不適合タイヤ発生率(%))
/(各例の不適合タイヤ発生率(%))× 100
結果は、数値が大きいほど、不適合タイヤの発生が少なく良好である。
予測に用いられる未加硫ゴムの物性と予測されたダイスウェルとの相関を示す決定係数が計算された。結果は、数値が大きいほど、相関が強く良好である。
11 第1分割体
V11 体積
S11 平均断面積
20 第2トレッドゴムモデル
21 第2分割体
V21 体積
S21 平均断面積
ΔS 差分
#1 第1モデル作成工程
#2 第1分割工程
#3 第1体積計算工程
#4 第1断面積計算工程
#5 第2モデル作成工程
#6 第2分割工程
#7 第2体積計算工程
#8 第2断面積計算工程
#9 差分工程
#11 断面計算工程
#24 準備工程
#25 予測工程
Claims (9)
- 加硫成形後のトレッドゴムの寸法が設計された設計タイヤに使用される生トレッドゴムの横断面形状を設計するための方法であって、
加硫成形後のトレッドゴムの寸法及び加硫成形前の生トレッドゴムの横断面形状が設計された基準タイヤの前記トレッドゴムに基いて、タイヤ周方向に第1長さを持った3次元の第1トレッドゴムモデルを作成する工程と、
前記第1トレッドゴムモデルを、タイヤ幅方向に予め定められた間隔で分割して、複数の第1分割体を得る工程と、
前記各第1分割体の体積を計算する工程と、
前記各第1分割体の体積を前記第1長さで割ることにより、前記各第1分割体の平均断面積を計算する工程と、
前記設計タイヤのトレッドゴムに基いて、タイヤ周方向に第2長さを持った3次元の第2トレッドゴムモデルを作成する工程と、
前記第2トレッドゴムモデルを、タイヤ幅方向に前記間隔で分割して、複数の第2分割体を得る工程と、
前記各第2分割体の体積を計算する工程と、
前記各第2分割体の体積を前記第2長さで割ることにより、前記各第2分割体の平均断面積を計算する工程と、
前記各第2分割体の平均断面積と、前記各第2分割体に対応する前記各第1分割体の平均断面積との差分をとる工程と、
前記基準タイヤの前記生トレッドゴムの横断面形状に前記差分を加えて、前記設計タイヤの生トレッドゴムの横断面形状を計算する工程と
を有することを特徴とする生トレッドゴムの設計方法。 - 前記基準タイヤのトレッドゴムと、前記設計タイヤのトレッドゴムとは、同一のトレッドパターンを有している請求項1記載の生トレッドゴムの設計方法。
- 前記基準タイヤの呼称幅と前記設計タイヤの呼称幅との差の絶対値は、10mm以下である請求項1又は2に記載の生トレッドゴムの設計方法。
- 前記基準タイヤの加硫成形時の径方向のストレッチ(%)と、前記設計タイヤの加硫成形時の径方向のストレッチ(%)とが同一である請求項1乃至3のいずれかに記載の生トレッドゴムの設計方法。
- 前記設計タイヤの前記生トレッドゴムに用いられる未加硫ゴムの物性からダイスウェルを予測する予測工程と、
前記予測されたダイスウェルと、請求項1乃至4のいずれかに記載の設計方法によって計算された前記設計タイヤの前記生トレッドゴムの横断面形状とに基づいて、前記設計タイヤの前記生トレッドゴムを押し出すためのダイプレートの横断面形状を決定する工程とを含むことを特徴とするダイプレートの設計方法。 - 前記未加硫ゴムの物性は、せん断型弾性試験機にて周波数分散モードで測定して得られた下記式(1)で表されるせん断粘度の速度依存定数を含む請求項5記載のダイプレートの設計方法。
η=Kγ’n-1 (1)
ただし、ηはせん断粘度、γ’はせん断速度、Kは近似定数、nは速度依存定数である。 - 前記ダイスウェルは、前記生トレッドゴムの幅方向の成分と前記生トレッドゴムの厚さ方向の成分とに分解して予測される請求項5又は6に記載のダイプレートの設計方法。
- 前記予測工程では、前記ダイプレートの吐出口を通過する生トレッドゴムのせん断速度に基づいて、前記設計タイヤの前記生トレッドゴムを幅方向の複数領域に分割し、各領域毎に前記ダイスウェルを予測する請求項5乃至7のいずれかに記載のダイプレートの設計方法。
- 前記予測工程では、前記ダイプレートの吐出口から吐出される生トレッドゴムの流速に
基づいて、前記設計タイヤの前記生トレッドゴムを幅方向の複数領域に分割し、各領域毎
に前記ダイスウェルを予測する請求項5乃至7のいずれかに記載のダイプレートの設計方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015039768A JP6480756B2 (ja) | 2014-04-18 | 2015-03-02 | 生トレッドゴムの設計方法及びそれを用いたダイプレートの設計方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014086166 | 2014-04-18 | ||
| JP2014086166 | 2014-04-18 | ||
| JP2015039768A JP6480756B2 (ja) | 2014-04-18 | 2015-03-02 | 生トレッドゴムの設計方法及びそれを用いたダイプレートの設計方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015212135A JP2015212135A (ja) | 2015-11-26 |
| JP6480756B2 true JP6480756B2 (ja) | 2019-03-13 |
Family
ID=54696682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015039768A Expired - Fee Related JP6480756B2 (ja) | 2014-04-18 | 2015-03-02 | 生トレッドゴムの設計方法及びそれを用いたダイプレートの設計方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6480756B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105818351B (zh) * | 2016-03-29 | 2018-08-10 | 江苏通用科技股份有限公司 | 曲线式胎面复合预口型 |
| JP7152286B2 (ja) * | 2018-12-11 | 2022-10-12 | Toyo Tire株式会社 | シミュレーション装置、シミュレーション方法、およびプログラム |
| JP7176393B2 (ja) * | 2018-12-13 | 2022-11-22 | 住友ゴム工業株式会社 | 押出トレッドゴム形状の設計方法及び押出トレッドゴム形状の設計装置 |
| IT201900010449A1 (it) * | 2019-06-28 | 2020-12-28 | Bridgestone Europe Nv Sa | Strato di body ply skim |
| JP7302362B2 (ja) * | 2019-07-31 | 2023-07-04 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム押出物の製造装置およびゴム押出物の形状予測方法 |
| JP7613269B2 (ja) * | 2021-05-26 | 2025-01-15 | 住友ゴム工業株式会社 | 粘弾性流体の断面形状の予測方法 |
| CN113919061B (zh) * | 2021-09-24 | 2024-06-25 | 中策橡胶集团股份有限公司 | 一种胶料压出口型板的设计方法、应用、设备和计算机程序产品 |
| CN115544669A (zh) * | 2022-11-02 | 2022-12-30 | 中策橡胶集团股份有限公司 | 一种胎面口型板口型尺寸的设计方法和应用 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3338541B2 (ja) * | 1993-12-27 | 2002-10-28 | 株式会社ブリヂストン | 押出し機の口金設計方法 |
| JPH08309820A (ja) * | 1995-05-22 | 1996-11-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 押出成形のダイ加工寸法算出方法及びその装置 |
| JP4333975B2 (ja) * | 1999-02-23 | 2009-09-16 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
| JP4566386B2 (ja) * | 2000-11-01 | 2010-10-20 | 住友ゴム工業株式会社 | 成形時の押出トレッド形状設計方法、成形時の押出トレッド形状設計支援システム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
| JP2012011949A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Bridgestone Corp | シミュレーション方法、及びシミュレーション装置 |
| JP5946627B2 (ja) * | 2011-11-11 | 2016-07-06 | 東洋ゴム工業株式会社 | 流路断面形状の設計装置、その方法及びそのプログラム |
-
2015
- 2015-03-02 JP JP2015039768A patent/JP6480756B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2015212135A (ja) | 2015-11-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6480756B2 (ja) | 生トレッドゴムの設計方法及びそれを用いたダイプレートの設計方法 | |
| JP4931430B2 (ja) | タイヤの温度分布予測方法とタイヤの温度分布予測計算プログラム | |
| US8682620B2 (en) | Method for designing extrusion dies | |
| EP3158309B1 (en) | Method for controlling the quality of a tyre production and plant for producing tyres | |
| JP6281190B2 (ja) | タイヤモデル作成方法、タイヤ断面形状決定方法、タイヤモデル作成装置、タイヤ断面形状決定装置、及びプログラム | |
| JP2013514205A5 (ja) | ||
| KR101433698B1 (ko) | 트레드 소음 개선 방법 | |
| JP4800776B2 (ja) | 粘弾性流体の流動シミュレーション方法 | |
| JP7656170B2 (ja) | タイヤの加硫故障発生予測方法およびタイヤの製造方法 | |
| JP4928086B2 (ja) | タイヤの性能予測方法及び設計方法 | |
| JP2014077759A (ja) | シミュレーション方法及びシミュレーション装置 | |
| CN106132676B (zh) | 表面可脱模性预测模型 | |
| CN106163779B (zh) | 可脱模性预测模型 | |
| JP5620055B2 (ja) | タイヤ製造工程の管理方法 | |
| JP6027361B2 (ja) | タイヤの耐久性評価方法及びこれを用いた設計方法 | |
| CN1595404A (zh) | 橡胶制品挤出口模的数字化设计方法 | |
| JP7669812B2 (ja) | ゴム組成物の摩擦性能の評価方法、及びタイヤの製造方法 | |
| JP2019093566A (ja) | 粘弾性体の管路の設計方法、設計プログラム、及び評価方法 | |
| JP7678276B2 (ja) | タイヤの断面形状予測方法およびタイヤの製造方法 | |
| JP7691611B2 (ja) | タイヤの断面形状予測方法およびタイヤの製造方法 | |
| JP4800848B2 (ja) | タイヤのモールド抜け性予測方法 | |
| KR200478944Y1 (ko) | 타이어 트레드용 시뮬레이션 장치 | |
| CN1791518A (zh) | 轮胎设计方法及程序 | |
| JP2005227014A (ja) | タイヤの摩耗寿命の予測方法及びタイヤの製造方法 | |
| KR101627549B1 (ko) | 반제품 수축을 고려한 공기입타이어 제조방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180130 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181018 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181023 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181211 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190129 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190208 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6480756 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |