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JP6484467B2 - 2−アミノブタン酸の製造方法およびアスパラギン酸デカルボキシラーゼの使用方法 - Google Patents
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JP6484467B2 - 2−アミノブタン酸の製造方法およびアスパラギン酸デカルボキシラーゼの使用方法 - Google Patents

2−アミノブタン酸の製造方法およびアスパラギン酸デカルボキシラーゼの使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、2−アミノブタン酸の製造方法およびアスパラギン酸デカルボキシラーゼ使用方法に関する。
α−アミノ酸である2−アミノブタン酸(ホモアラニン)は、抗てんかん薬や血圧降下薬等の医薬または農薬の原料として幅広い利用が期待されている。
α−アミノ酸の合成方法としては、たとえば、ストレッカー反応を利用する方法、α−アミノ酸のヒドロキシ体に脱アミノ酵素(デアミナーゼ)を作用させ得られたケト体に対し、脱水素酵素(デヒドロゲナーゼ)を作用させる方法、すなわち2種の酵素を作用させる方法(非特許文献1および2)等がある。
また、2−アミノブタン酸の製造方法としては、たとえば以下のものがある。
特許文献1には、光学活性2−アミノブタン酸と光学活性2−フェノキシプロピオン酸誘導体で構成される複合体である光学活性2−アミノブタン酸のジアステレオマーを、水と水に難溶性の有機溶媒との混合液に溶解または懸濁させて攪拌してジアステレオマーを分解させ、水層から光学活性2−アミノブタン酸を回収する方法が開示されている。
特開2006−169158号公報
Journal of Molecular Catalysis B: Enzymatic, 11,(2001), pp.199−205 PNAS, Vol.107, No.14. pp.6234−6239 The EMBO Journal, Vol.22, No.16, pp.4027−4037, 2003
しかしながら、特許文献1や非特許文献1および2に記載の方法は、多段階反応であるため、目的物質の収率低下、設備費用がかさむ等の不都合があり、コストアップの要因となりうる。
そして、2−アミノブタン酸を一段階の反応で合成する酵素は、これまでに報告されていなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、1段階の酵素反応で2−アミノブタン酸を合成する方法を提供する。
本発明者は、上記課題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、グルタミン酸のγ位のカルボキシル基を脱離して2−アミノブタン酸と二酸化炭素に変換する反応に触媒作用を示す酵素を獲得し、1段階の酵素反応で2−アミノブタン酸を合成することができることを見出し、本発明に至った。
本発明によれば、E.C.4.1.1.12に分類されるアスパラギン酸デカルボキシラーゼの触媒作用により、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する、2−アミノブタン酸の製造方法が提供される。
さらに、本発明によれば、E.C.4.1.1.12に分類されるアスパラギン酸デカルボキシラーゼを用いてグルタミン酸から2−アミノブタン酸を製造する、アスパラギン酸デカルボキシラーゼの使用方法が提供される。
さらに、本発明によれば、上記遺伝子を保有するベクターが提供される。
さらに、本発明によれば、上記遺伝子を含む、形質転換体が提供される。
本発明によれば、1段階の酵素反応で2−アミノブタン酸を合成する方法を提供することができる。
以下、本実施形態に係る2−アミノブタン酸の製造方法について説明する。
<2−アミノブタン酸の製造方法>
本実施形態に係る2−アミノブタン酸の製造方法は、脱炭酸酵素の触媒作用により、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する構成を採用している。上記構成によれば1段階の酵素反応で2−アミノブタン酸を合成することができる。本実施形態に係る2−アミノブタン酸の合成方法は、グルタミン酸のγ位のカルボキシル基を脱離して2−アミノブタン酸と二酸化炭素に変換する反応を利用するものである。
脱炭酸酵素としては、たとえば、アスパラギン酸のβ位のカルボキシル基を脱離してアラニンと二酸化炭素に変換する反応に対して触媒作用を示すアスパラギン酸デカルボキシラーゼ(E.C.4.1.1.12)(非特許文献4)や、グルタミン酸のα位のカルボキシル基を脱離してγアミノ酪酸と二酸化炭素に変換する反応に対して触媒作用を示すグルタミン酸デカルボキシラーゼ(E.C.4.1.1.15)等がある。
そして、これまでに、脱炭酸酵素がグルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する反応に触媒作用を示すことについては、知られていなかった。
従来、2−アミノブタン酸等のα−アミノ酸を合成する場合、上記背景技術の項で説明したように、多段階の有機合成反応を利用する方法や、2種の酵素反応を組み合わせて利用する方法が考えうる。これに対し、本実施形態では、脱炭酸酵素の触媒作用により1段階の酵素反応で2−アミノブタン酸を合成することができる。すなわち、グルタミン酸を直接、2−アミノブタン酸に転化することができる。本実施形態によれば、1段階の酵素反応で安価に2−アミノブタン酸を得ることができる。
そして、本実施形態に係る2−アミノブタン酸の合成方法におけるグルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する反応液のpHは、特に限定されないが、たとえば、pH4以上10以下であることが好ましく、pH5以上9以下であるとさらに好ましい。なお、反応中にpHが変動する場合は、適宜調整すればよい。
また、本実施形態に係る2−アミノブタン酸の合成方法におけるグルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する反応温度は、脱炭酸酵素の酵素活性を維持できる温度であれば特に限定されないが、たとえば、20℃以上60℃以下であることが好ましく、25℃以上50℃以下であるとさらに好ましい。
<2−アミノブタン酸>
本実施形態に係る2−アミノブタン酸は、上記2−アミノブタン酸の製造方法によって得られたものである。
<脱炭酸酵素>
本実施形態に係る2−アミノブタン酸の製造方法は、脱炭酸酵素の触媒作用を利用することを特徴としている。そして、本実施形態に係る脱炭酸酵素は、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する反応に対して触媒作用を示すものである。なお、本実施形態に係る脱炭酸酵素は、グルタミン酸から2−アミノブタン酸の合成に使用されるものである。
本実施形態に係る脱炭酸酵素は、真正細菌の生物種としてFirmicutes門に分類されている菌株由来の酵素またはProteobacteria門に分類されている菌株由来の酵素であることが好ましい。さらに好ましくは、Firmicutes門のBacilli網またはClostridia網に分類されている菌株由来の酵素、またはProteobacteria門のAlphaProteobacteria網、BetaProteobacteria網、GammaProteobacteria 網、DeltaProteobacteria またはEpsilonProteobacteria網に分類されている菌株由来の酵素であることがより好ましい。
また、本実施形態に係る脱炭酸酵素は、Firmicutes門に分類されている菌株由来の酵素の中では、Alicyclobacillus属、Lactococcus属、Lactobacillus属、Enterococcus属、Melissococcus属、Tetragenococcus属、Clostridium属、Cellulosilyticum属、Peptoclostridium属、Desulfosporosinus属、Eubacterium属またはHalobacteroides属からなる群より選択されるいずれか1種の菌株由来の酵素であるとさらに好ましい。
また、本実施形態に係る脱炭酸酵素は、Proteobacteria門に分類されている菌株由来の酵素の中では、Erwinia属、Pluralibacter属、Vibrio属、Acinetobacter属、Francisella属、Gilliamella属、Frischella属、Snodgrassella属、Ralstonia属、Cupriavidus属、Burkholderia属 、Pandoraea属、Achromobacter属、Delftia属、Comamonas属、Janthinobacterium属、Collimonas属、Minibacterium属、Sulfurovum属、Desulfovibrio属、Myxococcus属、Corallococcus属、Parvibaculum属、Sinorhizobium属、Rhizobium属、Ochrobactrum属、Bradyrhizobium属、Methylobacterium属、Zymomonas属、Acetobacter属、またはAzospirillum属からなる群より選択されるいずれか1種の菌株由来の酵素であるとさらに好ましい。
また、本実施形態に係る脱炭酸酵素は、Lactobacillus属またはVibrio属の菌株由来の酵素であることが好ましい。Lactobacillus属の中でもLactobacillus sakei由来の酵素、またはVibrio属の中でもVibrio shiloii由来の酵素であるとさらに好ましい。本実施形態に係る脱炭酸酵素は、Lactobacillus属の菌株由来のアスパラギン酸デカルボキシラーゼまたはVibrio属の菌株由来のアスパラギン酸デカルボキシラーゼであることが好ましい。Lactobacillus sakei由来のアスパラギン酸デカルボキシラーゼまたはVibrio shilonii由来のアスパラギン酸デカルボキシラーゼであるとさらに好ましい。
また、本実施形態に係る脱炭酸酵素は、アスパラギン酸デカルボキシラーゼであることが好ましい。なお、従来、アスパラギン酸デカルボキシラーゼの反応基質となる化合物としては、たとえば、L−アスパラギン酸、アミノマロン酸、β−クロロ−L−アラニン、エリトロ−β−ヒドロキシアスパラギン酸、L−システインスルフィン酸またはトレオ−β−ヒドロキシアスパラギン酸等の化合物が知られていたが、グルタミン酸が反応基質となることは知られていなかった。
また、本実施形態に係る脱炭酸酵素は、配列番号1、2、3、4、または5のアミノ酸配列で示されるペプチドを含む酵素、または配列番号1、2、3、4、または5のアミノ酸配列において1個以上6個以下のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたペプチドを含む酵素であることが好ましい。
ここで、本実施形態に係る脱炭酸酵素は、天然に存在する菌体が保持する脱炭酸酵素であってもよく、遺伝子工学的手法により合成した脱炭酸酵素であってもよい。
また、本実施形態に係る脱炭酸酵素は、グルタミン酸のγ位のカルボキシル基を脱離して2−アミノブタン酸と二酸化炭素に変換する反応に対して触媒作用を示すものであれば、融合蛋白質として発現させたり、タグを付加して発現させたりする場合のように、本実施形態に係る脱炭酸酵素のN末端やC末端に数残基のアミノ酸が結合していたとしても、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成することができれば使用することができる。
上述の本実施形態に係る脱炭酸酵素は、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を製造する際に用いるものである。このとき、本実施形態に係る脱炭酸酵素は、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する反応に対して触媒作用を示すため、1段階の酵素反応で2−アミノブタン酸を合成することができる。
<脱炭酸酵素の使用方法>
本実施形態に係る脱炭酸酵素の使用方法は、本実施形態に係る脱炭酸酵素そのものだけでなく、脱炭酸酵素産生能を有する微生物、または高等生物由来の細胞、脱炭酸酵素をコードする遺伝子が形質転換された細胞そのもの、またはこれら細胞の破砕物を使用することもできるが、該細胞、該細胞の破砕物、または該細胞の破砕物を硫安沈殿やカラムクロマトグラフィー等の処理を行って精製した脱炭酸酵素活性を含む画分を担体に担持させた固定化物を使用することもできる。
<脱炭酸酵素の製造方法>
本実施形態に係る脱炭酸酵素を製造する方法は、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する反応に対して触媒作用を示す酵素が得られる方法であれば、特に限定されないが、たとえば、以下の方法がある。
本実施形態に係る脱炭酸酵素は、公知の遺伝子工学的手法により取得することができる。上記微生物が産生する脱炭酸酵素の分子生物学的な性質やアミノ酸配列等を解析することにより、該酵素をコードする遺伝子を該微生物株より取得し、該遺伝子や発現に必要な制御領域が挿入された遺伝子組換えプラスミドを構築し、これを任意の宿主に導入し、脱炭酸酵素を産生する遺伝子組換え体を作出することができる。
ここで、本実施形態に係る宿主細胞としては、特に限定されないが、たとえば、大腸菌(Escherichia coli)、枯草菌(Baccilus subtilis)等のバチルス属の菌株、放線菌、乳酸菌または酵母等の微生物菌株等を利用することができる。
また、本実施形態に係る形質転換体には、2−アミノブタン酸合成において有効な複数のプラスミドが宿主内に存在してもよい。
また、脱炭酸酵素合成用プラスミド(ベクター)には、形質転換体内で当該脱炭酸酵素の発現に必要な制御領域が挿入されている。ここでいう発現に必要な制御領域とは、プロモーター配列(転写を制御するオペレーター配列を含む)、リボソーム結合配列(SD配列)、及び転写終結配列等を示している。
本実施形態に係る制御領域としては、特に限定されないが、下記公知例があげられる。
宿主細胞として大腸菌や枯草菌などのバクテリアを用いる場合、ベクターに挿入するプロモーター配列は、特に限定されないが、たとえば、大腸菌由来のトリプトファンオペロンのtrpオペレーター、ラクトースオペロンのlacオペレーター、λファージ由来のPLプロモーター、λファージ由来のPRプロモーター、枯草菌由来のグルコン酸合成酵素プロモーター、アルカリプロテアーゼプロモーター、中性プロテアーゼプロモーター、α―アミラーゼプロモーター、または独自に改変・設計されたtacプロモーター等の配列等を利用することができる。
宿主細胞として大腸菌や枯草菌などのバクテリアを用いる場合、ベクターに挿入するリボソーム結合配列は、大腸菌や枯草菌等の所望の宿主細胞内で機能する配列であれば特に限定されないが、たとえば、16SリボソームRNAの3'末端領域に相補的な配列が4塩基以上連続したコンセンサス配列をDNA合成により作成した配列や、脱炭酸酵素をコードする遺伝子の上流に位置するSD配列等を利用することができる。
ベクターに挿入する転写終結配列は、必ずしも必要ではないが、たとえば、リポプロテインターミネーター、trpオペロンターミネーター等のρ因子非依存性の配列等を利用することができる。
脱炭酸酵素合成用プラスミド(ベクター)において、上述した制御領域の配列順序は、5'末端側上流からプロモーター配列、リボソーム結合配列、脱炭酸酵素をコードする遺伝子、転写終結配列の順に並べて利用することができる。
このような脱炭酸酵素合成用プラスミド(ベクター)の作成に用いるクローニングベクターは、特に限定されないが、たとえば、大腸菌中での自律複製可能な領域を有しているpBR322、pUC18、pBluescript II SK(+)、pKK223―3、pSC101や、枯草菌中での自律複製可能な領域を有しているpUB110、pTZ4、pC194、ρ11、φ1、φ105、さらには2種類以上の宿主内で自律複製が可能なpHV14、TRp7、YEp7またはpBS7等を利用することができる。
脱炭酸酵素をコードする遺伝子に変異を加える方法としては、特に限定されないが、たとえば、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)を用いる方法、ファージを用いる方法、シャペロンを用いる方法等を利用することができる。
<遺伝子>
本実施形態に係る遺伝子は、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する反応に触媒作用を示す脱炭酸酵素を形成するペプチドをコードする塩基配列を含むものであればよい。
本実施形態に係る遺伝子は、上記本実施形態に係る脱炭酸酵素を形成するペプチドをコードするものである。このため、本実施形態に係る遺伝子は、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示されるペプチドをコードする塩基配列からなるポリヌクレオチドを含む遺伝子、または配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列において1個以上6個以下のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなるペプチドをコードする塩基配列からなるポリヌクレオチドを含む遺伝子であることが好ましい。
<ベクター>
本実施形態に係る脱炭酸酵素合成用プラスミド(ベクター)は、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する反応に触媒作用を示す脱炭酸酵素を形成するペプチドをコードする塩基配列を含む、本実施形態に係る遺伝子を保有するものである。
<形質転換体>
本実施形態に係る形質転換体は、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する反応に触媒作用を示す脱炭酸酵素を形成するペプチドをコードする塩基配列を含む、本実施形態に係る遺伝子を含むものである。
本実施形態に係る形質転換体は、宿主細胞中に上記脱炭酸酵素合成用プラスミド(ベクター)を保有するものである。
ここで、本実施形態に係る形質転換体の宿主細胞としては、特に限定されないが、たとえば、大腸菌、枯草菌、放線菌、乳酸菌または酵母等を利用することができる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1.脱炭酸酵素の触媒作用により、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する2−アミノブタン酸の製造方法。
2.前記脱炭酸酵素が、真正細菌の生物種としてFirmicutes門に分類されている菌株由来の酵素またはProteobacteria門に分類されている菌株由来の酵素である1.に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
3.前記脱炭酸酵素が、Alicyclobacillus属、Lactococcus属、Lactobacillus属、Enterococcus属、Melissococcus属、Tetragenococcus属、Clostridium属、Cellulosilyticum属、Peptoclostridium属、Desulfosporosinus属、Eubacterium属、Halobacteroides属、Erwinia属、Pluralibacter属、Vibrio属、Acinetobacter属、Francisella属、Gilliamella属、Frischella属、Snodgrassella属、Ralstonia属、Cupriavidus属、Burkholderia属、Pandoraea属、Achromobacter属、Delftia属、Comamonas属、Janthinobacterium属、Collimonas属、Minibacterium属、Sulfurovum属、Desulfovibrio属、Myxococcus属、Corallococcus属、Parvibaculum属、Sinorhizobium属、Rhizobium属、Ochrobactrum属、Bradyrhizobium属、Methylobacterium属、Zymomonas属、Acetobacter属、またはAzospirillum属からなる群より選択されるいずれか一種の菌株由来の酵素である1.または2.に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
4.前記脱炭酸酵素が、アスパラギン酸デカルボキシラーゼである1.乃至3.のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
5.前記脱炭酸酵素が、Lactobacillus属またはVibrio属の菌株由来の酵素である1.乃至4.のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
6.前記脱炭酸酵素が、Lactobacillussakei由来またはVibrio shilonii由来の酵素である1.乃至5.のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
7.前記脱炭酸酵素が、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示されるペプチドを含む酵素である1.乃至6.のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
8.前記脱炭酸酵素が、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示される前記ペプチドからなる酵素である7.に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
9.前記脱炭酸酵素が、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列において1個以上6個以下のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたペプチドを含む酵素である1.乃至6.のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
10.前記脱炭酸酵素が、遺伝子工学的手法により合成した酵素である1.乃至9.のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
11.1.乃至10.のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法により得られた、2−アミノブタン酸。
12.グルタミン酸からの2−アミノブタン酸の合成に使用される脱炭酸酵素。
13.当該脱炭酸酵素がアスパラギン酸デカルボキシラーゼである12.に記載の脱炭酸酵素。
14.前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、Lactobacillussakei由来またはVibrio shilonii由来の酵素である13.に記載の脱炭酸酵素。
15.配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示されるペプチドを含む12.乃至14.のいずれか一項に記載の脱炭酸酵素。
16.配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列において1個以上6個以下のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたペプチドを含む12.乃至14.のいずれか一項に記載の脱炭酸酵素。
17.配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示されるペプチドからなる脱炭酸酵素。
18.12.乃至17.のいずれか一項に記載の脱炭酸酵素を用いてグルタミン酸から2−アミノブタン酸を製造する、脱炭酸酵素の使用方法。
19.12.乃至17.のいずれか一項に記載の脱炭酸酵素を製造する工程を含む、脱炭酸酵素の製造方法。
20.脱炭酸酵素を製造する前記工程が、遺伝子工学的手法により脱炭酸酵素を合成する工程を含む、19.に記載の脱炭酸酵素の製造方法。
21.グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する反応に触媒作用を示す脱炭酸酵素を形成するペプチドをコードする塩基配列を含む遺伝子。
22.前記脱炭酸酵素が、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示されるペプチドを含む酵素である21.に記載の遺伝子。
23.前記脱炭酸酵素が、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示されるペプチドからなる酵素である22.に記載の遺伝子。
24.前記脱炭酸酵素が、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列において1個以上6個以下のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなるペプチドを含む21.に記載の遺伝子。
25.21.乃至24.のいずれか一項に記載の遺伝子を保有するベクター。
26.21.乃至24.のいずれか一項に記載の遺伝子を含む形質転換体。
27.宿主細胞が、大腸菌、枯草菌、放線菌、乳酸菌または酵母からなる群より選択される1種の菌体である26.に記載の形質転換体。
以下、本発明を実施例、参考例および比較例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[参考例1]
<Lactobacillus sakei由来のアスパラギン酸デカルボキシラーゼ遺伝子を有するベクターの製造(脱炭酸酵素合成用ベクターの製造)>
Lactobacillus sakei NBRC3541を25mLのNBRC培地No.804に植菌し、30℃で数日嫌気培養を行い、遠心分離により菌体を回収した。次に、DNeasy Tissue Kit(QIAGEN社製)を用いて、菌体からゲノムDNAを抽出した。
Lactobacillus sakei由来アスパラギン酸デカルボキシラーゼ配列の公知情報(23K:NCBI ACCESSION番号YP_394920.1)をもとに配列番号6および配列番号7に示した2種のプライマーを作製し、得られたゲノムDNAを鋳型としてKOD―plusポリメラーゼ(TOYOBO社製)を用いて以下の条件でPCRを行った。94℃で2分間保持した後、94℃で15秒間、40℃で30秒間、68℃で1.6分間のサーマルサイクルを30サイクル行った。その結果、約1.6kbpの増幅断片を得た。
次に、得られた増幅断片を制限酵素処理(EcoRIおよびPstI)し、pUC18(Stratagene社製)に連結し、アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子を含むプラスミドを作製した。このプラスミドをpLSと命名した。
次に、pLSを大腸菌DH5α株に形質転換し、アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子を含む形質転換体(pLS/DH5α)を作製した。作製した形質転換体を0.1mg/mlのアンピシリンを含むLB broth(Difco社製)に植菌して30℃で15時間通気攪拌培養を行い、遠心分離によって菌体を回収した。菌体よりプラスミドを抽出して、BigDye Terminator v1.1 Cycle Sequencing Kit(Applied Biosystems社製)を用いてサンプルを調製し、3130 Genetic Analyzer(Applied Biosystems/HITACHI社製)により塩基配列を解析した。アミノ酸配列を配列番号1に示す。
[参考例2]
<Lactobacillus sakei由来のアスパラギン酸デカルボキシラーゼ遺伝子を有するベクターの製造(変異型脱炭酸酵素合成用ベクターの製造)>
参考例1で獲得したpLSを鋳型として、配列番号8と配列番号9のプライマーペアで、KOD―plusポリメラーゼ(TOYOBO社製)を用いて、以下の条件でPCRを行った。96℃で1分間保持した後、96℃で30秒間、55℃で30秒間、68℃で5分間のサーマルサイクルを16サイクル行った。得られたPCR反応液をDpnI処理することで、鋳型としたpLSを分解し、PCR反応液に含まれるDNAを精製、大腸菌DH5αに形質転換し、0.1mg/mlのアンピシリンを含むLB寒天培地に播種した。得られた形質転換体を0.1mg/mlのアンピシリンを含むLB broth(Difco社製)に植菌して30℃で15時間通気攪拌培養を行い、得られた菌体からプラスミドを回収し、塩基配列の解析を行い、アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子の変異体を含む約4.5kbのプラスミドを作製した。このプラスミドをpLS1と命名した。同様に、pLSを鋳型として、配列番号10と配列番号11のプライマーペアで、PCR、その後の処理および塩基配列の解析を行い、アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子の変異体を含む約4.5kbのプラスミドを作製した。このプラスミドを、pLS2と命名した。
次に、pLS1を鋳型として、配列番号10と配列番号11のプライマーペアで、同様にPCR、その後の処理および塩基配列の解析を行い、アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子の変異体を含む約4.5kbのプラスミドを作製した。このプラスミドをpLS3と命名した。
上記3種のプラスミド(pLS1、pLS2、pLS3)をそれぞれ、宿主細胞である大腸菌DH5α株に形質転換し、アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子を含む形質転換体(pLS1/DH5α、pLS2/DH5α、pLS3/DH5α)を作製した。
上記3種の形質転換体(pLS1/DH5α、pLS2/DH5α、pLS3/DH5α)それぞれを、0.1mg/mlのアンピシリンを含むLB broth(Difco社製)に植菌し、30℃で15時間通気攪拌培養を行い、遠心分離によって、菌体を回収した。
菌体よりプラスミドを抽出して、BigDye Terminator v1.1 Cycle Sequencing Kit(Applied Biosystems社製)を用いてサンプルを調製し、3130 Genetic Analyzer(Applied Biosystems/HITACHI社製)により塩基配列を解析した。pLS1を用いて合成されるペプチドのアミノ酸配列を、配列番号3に、pLS2を用いて合成されるペプチドのアミノ酸配列を、配列番号4に、pLS3を用いて合成されるペプチドのアミノ酸配列を、配列番号5に示す。
[参考例3]
<Vibrio shilonii由来のアスパラギン酸デカルボキシラーゼ遺伝子を有するベクターの製造(脱炭酸酵素合成用ベクターの製造)>
Vibrio shilonii BAA−91を25mLのATCC培地#2に植菌し、26℃で数日嫌気培養を行い、遠心分離により菌体を回収した。次に、DNeasy Tissue Kit(QIAGEN社製)を用いて、菌体からゲノムDNAを抽出した。
Vibrio shilonii由来アスパラギン酸デカルボキシラーゼ配列の公知情報(NCBI ACCESSION番号ZP_01866645.1)をもとに配列番号12および配列番号13に示した2種のプライマーを作製し、得られたゲノムDNAを鋳型としてKOD―plusポリメラーゼ(TOYOBO社製)を用いて、以下の条件でPCRを行った。94℃で2分間保持した後、94℃で15秒間、40℃で30秒間、68℃で1.6分間のサーマルサイクルを30サイクル行った。その結果、約1.6kbpの増幅断片を得た。
次に、得られた増幅断片を制限酵素処理(KpnIおよびBamHI)し、pUC18(Stratagene社製)に連結し、アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子を含むプラスミドを作製した。このプラスミドをpVSと命名した。
次に、pVSを大腸菌DH5α株に形質転換し、アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子を含む形質転換体(pVS/DH5α)を作製した。作製した形質転換体を0.1mg/mlのアンピシリンを含むLB broth(Difco社製)に植菌して30℃で15時間通気攪拌培養を行い、遠心分離によって菌体を回収した。菌体よりプラスミドを抽出して、BigDye Terminator v1.1 Cycle Sequencing Kit(Applied Biosystems社製)を用いてサンプルを調製し、3130 Genetic Analyzer(Applied Biosystems/HITACHI社製)により塩基配列を解析した。アミノ酸配列を配列番号2に示す。
[参考例4]
<アスパラギン酸デカルボキシラーゼ合成用大腸菌の製造>
アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子を含む5種の形質転換体(pLS/DH5α、pLS1/DH5α、pLS2/DH5α、pLS3/DH5αおよびpVS/DH5α)から抽出した5種のプラスミド(pLS、pLS1、pLS2、pLS3およびpVS)を、それぞれ、宿主細胞である大腸菌K12W3110株(ATCC27325)に形質転換し、アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子を含む形質転換体(pLS/W3110、pLS1/W3110、pLS2/W3110、pLS3/W3110、pVS/W3110)を作製した。作製した形質転換体をそれぞれ、0.1mg/mlのアンピシリンを含むLB broth(Difco社製)に植菌し、30℃で15時間通気攪拌培養を行い、遠心分離によって菌体を回収した。
[参考例5]
<アスパラギン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子を有さない大腸菌の製造>
大腸菌K12W3110(ATCC27325)に、pUC18を形質転換し、形質転換体(pUC18/W3110)を作製した。作製した形質転換体(pUC18/W3110)を0.1mg/mlのアンピシリンを含むLB broth(Difco社製)に植菌し、30℃で15時間通気攪拌培養を行い、遠心分離によって菌体を回収した。
<グルタミン酸からの2−アミノブタン酸の合成>
[実施例1]
上記方法により得た形質転換体(pLS/W3110)を用いて、グルタミン酸を原料として2−アミノブタン酸の合成を行った。
グルタミン酸(SIGMA社製)0.02mmol/g、3−モルホリノプロパンスルホン酸(DOJINDO社製)0.06mmol/g、リン酸ピリドキサール(第一製薬社製)0.0008mmol/gに、形質転換体の10%菌体懸濁液0.1gを添加して、28℃で反応した。反応液はLC-MSおよびHPLCを用いて分析した。
[実施例2]
<LC-MS分析>
上記反応液を純水に溶解した後、LC−MS分析に供し、マススペクトルを取得した。LC−MS分析は、以下の条件で行った。2−アミノブタン酸の標品は、SIGMA社製A1879を用いた。
カラム:X−TerraMS18 50×2.1mmI.D.(Waters社製)
カラム温度:35℃
キャリア:A:CHCN、B:HO、C:2mMICPP-MS-7含有10vol%CHCNaq
グラジエント:A/B/C=0/50/50〜15/35/50
流速:0.3ml/min
検出:質量分析計(Waters社製、SQdetector)
イオン化法:エレクトロスプレーイオン化法
得られたマススペクトルより、定性分析を行った。その結果、形質転換体(pLS/W3110)を用いた反応液のマススペクトルには標品と同等のm/z値および同位体比を示すピークが検出され、グルタミン酸から、形質転換体(pLS/W3110)を用いて、2−アミノブタン酸が合成されたことが示された。
[実施例3]
<HPLC分析>
上記反応液を、HPLC分析に供し、クロマトグラムを取得した。HPLC分析は、以下の条件で行った。2−アミノブタン酸の標品は、SIGMA社製A1879を用いた。
カラム:InertsilODS3 250×4.6mmI.D.(GL Science社製)
カラム温度:40℃
キャリア:0.1M CHCOONa:CHCOOH=2:3 5mM CH(CH)SONa
流速:0.8ml/min(キャリア)、0.4ml/min(OPA)
検出:蛍光検出器(オルトフタルアルデヒドを用いたポストカラム誘導体化法、JASCO社製、X−LC3120FP)
得られたクロマトグラムより定量分析を行った。その結果、形質転換体(pLS/W3110)を用いた反応液には、4.8μg/gの2−アミノブタン酸が生成していることが示された。
[実施例4]
実施例1、2および3と同様の方法で、3種の形質転換体(pLS1/W3110、pLS2/W3110、pLS3/W3110)を用いてそれぞれ反応およびLC-MS分析、HPLC分析を行った。その結果、形質転換体(pLS1/W3110、pLS2/W3110、pLS3/W3110)を用いた反応液には、いずれの反応液においても実施例1、2および3と同程度の2−アミノブタン酸が生成していることが示された。
[実施例5]
実施例1、2および3と同様の方法で、形質転換体(pVS/W3110)を用いて、反応およびLC-MS分析、HPLC分析を行った。その結果、形質転換体(pVS/W3110)を用いた反応液には、7.8μg/gの2−アミノブタン酸が生成していることが示された。
[比較例1]
実施例1、2および3と同様の方法で、形質転換体(pUC18/W3110)を用いて、反応およびLC-MS分析、HPLC分析を行った。その結果、形質転換体(pUC18/W3110)を用いた反応液には、2−アミノブタン酸が生成していないことが示された。

Claims (21)

  1. E.C.4.1.1.12に分類されるアスパラギン酸デカルボキシラーゼの触媒作用により、グルタミン酸から2−アミノブタン酸を合成する2−アミノブタン酸の製造方法。
  2. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、真正細菌の生物種としてFirmicutes門に分類されている菌株由来の酵素またはProteobacteria門に分類されている菌株由来の酵素である請求項1に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
  3. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、Alicyclobacillus属、Lactococcus属、Lactobacillus属、Enterococcus属、Melissococcus属、Tetragenococcus属、Clostridium属、Cellulosilyticum属、Peptoclostridium属、Desulfosporosinus属、Eubacterium属、Halobacteroides属、Erwinia属、Pluralibacter属、Vibrio属、Acinetobacter属、Francisella属、Gilliamella属、Frischella属、Snodgrassella属、Ralstonia属、Cupriavidus属、Burkholderia属、Pandoraea属、Achromobacter属、Delftia属、Comamonas属、Janthinobacterium属、Collimonas属、Minibacterium属、Sulfurovum属、Desulfovibrio属、Myxococcus属、Corallococcus属、Parvibaculum属、Sinorhizobium属、Rhizobium属、Ochrobactrum属、Bradyrhizobium属、Methylobacterium属、Zymomonas属、Acetobacter属、またはAzospirillum属からなる群より選択されるいずれか一種の菌株由来の酵素である請求項1または2に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
  4. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、Lactobacillus属またはVibrio属の菌株由来の酵素である請求項1乃至のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
  5. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、Lactobacillussakei由来またはVibrio shilonii由来の酵素である請求項1乃至のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
  6. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示されるペプチドを含む酵素である請求項1乃至のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
  7. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示される前記ペプチドからなる酵素である請求項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
  8. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列において1個以上6個以下のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたペプチドを含む酵素である請求項1乃至のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
  9. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、遺伝子工学的手法により合成した酵素である請求項1乃至のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
  10. 伝子工学的手法により前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼを合成する工程をさらに含む、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法。
  11. アスパラギン酸デカルボキシラーゼを合成する前記工程が、前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼを形成するペプチドをコードする塩基配列を含む遺伝子を取得する工程を含む、請求項10に記載の2−アミノブタン酸の製造方法
  12. 前記遺伝子が、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示されるペプチドをコードする塩基配列からなるポリヌクレオチドを含む請求項11に記載の2−アミノブタン酸の製造方法
  13. 前記遺伝子が、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列において1個以上6個以下のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなるペプチドをコードする塩基配列からなるポリヌクレオチドを含む請求項11に記載の2−アミノブタン酸の製造方法
  14. アスパラギン酸デカルボキシラーゼを合成する前記工程が、前記遺伝子を保有するベクターを製造する工程を含む、請求項11乃至13いずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法
  15. アスパラギン酸デカルボキシラーゼを合成する前記工程が、前記遺伝子を含む形質転換体を製造する工程を含む、請求項11乃至13いずれか一項に記載の2−アミノブタン酸の製造方法
  16. 前記形質転換体の宿主細胞が、大腸菌、枯草菌、放線菌、乳酸菌または酵母からなる群より選択される1種の菌体である請求項15に記載の2−アミノブタン酸の製造方法
  17. E.C.4.1.1.12に分類されるアスパラギン酸デカルボキシラーゼを用いてグルタミン酸から2−アミノブタン酸を製造する、アスパラギン酸デカルボキシラーゼの使用方法。
  18. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、Lactobacillussakei由来またはVibrio shilonii由来の酵素である請求項1に記載の使用方法
  19. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示されるペプチドを含む請求項17または18に記載の使用方法
  20. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列において1個以上6個以下のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたペプチドを含む請求項17または18に記載の使用方法
  21. 前記アスパラギン酸デカルボキシラーゼが、配列番号1、2、3、4または5のアミノ酸配列で示されるペプチドからなる請求項17または18に記載の使用方法
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