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JP6507330B2 - 臀部ふき取り装置 - Google Patents
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JP6507330B2 - 臀部ふき取り装置 - Google Patents

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本発明は、動作するアームに設けられたヘッドにトイレットペーパを取り付け、そのトイレットペーパで臀部に付着した水滴等の水分をふき取る臀部ふき取り装置に関する。特に、自動的にトイレットペーパをヘッドに取り付ける機能を備えた臀部拭き取り装置に関する。
この種の装置は、例えば特許文献1に開示されている。同文献に開示された臀部拭き取り装置は、段落0056〜0057等に説明されているように、トイレットロールからヘッド(特許文献1では「紙掴み部」と称している。)上にトイレットペーパを繰り出して折り畳み、カッターにより繰り出されたトイレットペーパをトイレットロールから切り離すようになっている。
特開2015−6603号公報
特許文献1に開示されている臀部ふき取り装置は、専らトイレットペーパを切断するための駆動部を必要とするが、仮に、この駆動部を無くすことができれば、装置の小型化、低コスト化が図られる。
本発明は、かかる課題に鑑みて創案されたものであり、適量のトイレットペーパをヘッドに取り付ける機能を備えた臀部拭き取り装置において、トイレットペーパを切断するためだけに必要な駆動部を無くすことが可能な臀部ふき取り装置を提供することを目的とする。
本発明の臀部拭き取り装置は、トイレットペーパを保持可能なヘッドと、前記ヘッドが設けられたアームと、前記アームを駆動するアーム駆動部と、トイレットロールから前記ヘッド上にトイレットペーパを供給する紙供給部と、前記ヘッドが、供給されたトイレットペーパを保持した状態で所定方向に移動するときに、前記ヘッドに保持されたトイレットペーパと前記トイレットロールとの間に連なったトイレットペーパに刃先が当たるように設けられたカッターと、を備えることを特徴としている。
かかる構成を備える臀部拭き取り装置によれば、ヘッドが、供給されたトイレットペーパを保持した状態で所定方向に移動するときに、当該ヘッドに保持されたトイレットペーパとトイレットロールとの間に連なったトイレットペーパにカッターの刃先が当たるようになっている。これにより、ヘッドに保持されたトイレットペーパはトイレットロールから切り離される。このようにしたことで、ヘッドの移動力がトイレットペーパを切断するための動力となり、専らトイレットペーパを切断するためだけの駆動部を不用とすることができる。
前記構成を備える臀部の拭き取り装置において、少なくとも、前記カッターの刃先が前記トイレットペーパに当たるときに、前記トイレットロールから前記ヘッドへのトイレットペーパの移動を規制する紙移動規制手段を備えるものとすることが望ましい。
かかる構成を備える臀部拭き取り装置によれば、ヘッドに保持されたトイレットペーパとトイレットロールとの間、つまり、当該トイレットペーパにおいてカッターの刃先が当たる部分に確実に張力を発生させることができる。これにより、トイレットペーパの切断処理の確実性を向上させることができる。
前記構成を備える臀部拭き取り装置において、前記カッターは刃先が鋸歯状のものとすることが望ましい。
かかる構成を備える臀部拭き取り装置によれば、カッターの刃先が鋸歯状となっているので、トイレットペーパの切断処理の確実性を向上させることができる。
本発明によれば、専らトイレットペーパを切断するためだけの駆動部を不用とすることができる。その結果、装置の小型化、低コスト化が図られる。
本発明の実施の形態に係る臀部ふき取り装置を適用したトイレを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る臀部ふき取り装置を適用したトイレを示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る臀部ふき取り装置を適用したトイレを示す斜視図である。但し、便座ユニットは図示を省略している。また、装置ケーシングの上面の一部の図示を省略し、その内部を図示している。 本発明の実施の形態に係る臀部ふき取り装置を適用したトイレを示す平面図である。但し、便座ユニットは図示を省略している。また、装置ケーシングの上面の一部の図示を省略し、その内部を図示している。 自動給紙装置、紙差し込み機等を示す図であって、ヘッドの上にトイレットペーパが供給されている状態を示す図である。 紙差し込み機等を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る臀部ふき取り装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る臀部ふき取り装置において実行される処理動作を示すフローチャートである。 図5に示す状態からヘッドが水平に向けられた状態を示す図である。 図9に示す状態からトイレットペーパがヘッドの割れ目に差し込まれた状態を示す図である。 図10に示す状態からヘッドが移動して、カッターによりトイレットペーパが切断された様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る臀部ふき取り装置について図面を参照しながら説明する。図1〜図4は、便座ユニット1が便器2上に設置されたトイレに本発明の実施の形態に係る臀部ふき取り装置を適用したものを示している。但し、図3および図4では便座ユニット1の図示を省略している。本明細書では、「前」、「後」、「左」、「右」の語については、便座3に着座した人の視点を基準として用いる。
本発明の実施の形態に係る臀部ふき取り装置は、ヘッド4、アーム6、アーム駆動部7、自動給紙装置8、紙差し込み機10等で構成されている。
便座ユニット1は、図1および図2に示すように、便座3と洗浄装置本体部9で構成されている。便座ユニット1の洗浄装置本体部9は、後述の嵩上げ部11を介して便器2の後部の上面上に設置されている。洗浄装置本体部9は、便座3の後部を支持する便座支持部12、使用者の臀部に温水等を噴射するための温水洗浄装置(不図示)、これらを覆う筐体13等で構成されている。便座3は、洗浄装置本体部9の便座支持部12に後部が軸支されている。便座3の裏面には、脚部14が4つ設けられており、そのうち後側の2つの脚部14aは、嵩上げ部11が設けられたことにより便器2の上面から浮いた状態になっている(図2参照)。
嵩上げ部11は、洗浄装置本体部9と便器2の後部上面との間に設置されている。この嵩上げ部11により、便器2と便座3の間にヘッド4およびアーム6が通過するスペースが確保される。また、本実施形態では、図3に示すように、嵩上げ部11の左前部に切欠部16が設けられている。この切欠部16の存在により、洗浄装置本体部9の左前部の下面と便器2の上面との間に隙間が確保され、ヘッド4はこの隙間を通過することにより、装置ケーシング17内と便器2上との間を行き来できるようになっている。
ヘッド4は、トイレットペーパを掴むことにより保持できるようになっており、ヘッド4に保持されたトイレットペーパにて便座3に着座している使用者の臀部に付着した水滴等の水分が拭き取られる。このヘッド4は、例えば図3に示すように、L字状に屈曲したアーム6の先端部に設けられ、かつ、アーム6の回転軸線となる軸線Nに対して片側に偏心した位置に設けられている。また、図示するヘッド4は軸線N方向から視て上記偏心方向を長手方向とする扁平な薄型形状とされている。
ヘッド4は、後述する第1サーボモータ18の動作に連動して接近離反する2部材4a,4bからなり、その2部材4a,4bの間にトイレットペーパを挟持する(掴む)ことができるようになっている。なお、第1サーボモータ18の動作とヘッド4の開閉動作は、アーム6内に挿通されたワイヤを介して連動するようになっている。前記ワイヤに代えて釣り糸に使用される材料(例えばPEライン等)を使用してもよい。
アーム6は、その先端部に設けられたヘッド4を排泄領域内と排泄領域外との間で移動させるように、後述するアーム駆動部7によって変位する。なお、排泄領域とは、上から視て便座3の排泄用開口内となる領域を意味する。
アーム駆動部7は、図3および図4に示すように、アーム回転駆動部22、アーム回動駆動部23およびアーム前後移動駆動部24などで構成されている。このアーム駆動部7は、便器2の片側に設置された装置ケーシング17内に設置されている。
アーム回転駆動部22は、アーム6を軸線N回りに回転させる。このアーム回転駆動部22は、第2サーボモータ19等で構成される。第2サーボモータ19が正逆方向に回転駆動すると、アーム6が軸線N回りに正逆方向に回転するように構成されている。なお、上記第2サーボモータ19の本体部は、第1サーボモータ18の本体部を支持する第1サーボモータ支持部26に設置されている。
アーム回動駆動部23は、ヘッド4、アーム6等を鉛直方向の軸線M(以下、「鉛直軸線M」ともいう。)を中心に回動させるものである。このアーム回動駆動部23は、第3サーボモータ20等で構成される。図4に示す例では、第3サーボモータ20は、その本体部が前後方向に移動するリニアスライダ27に固定されており、その出力軸に固定されたレバー21が第1サーボモータ支持部26と一体になっている。これにより、第3サーボモータ20のレバー21が鉛直軸線M回りに正逆方向に回動すると、第1サーボモータ18、第2サーボモータ19、アーム6、ヘッド4等も鉛直軸線M回りに正逆方向に回動する。
アーム前後移動駆動部24は、図4に示すように、前後方向に平行に延在する一対の軌道28、この軌道28に沿ってスライドするリニアスライダ27、リニアスライダ27を前後方向に移動させるリニア駆動装置29等を備えている。リニア駆動装置29は、リニア駆動用モータ31、該モータ31の出力軸に減速機を介して連結された駆動プーリ(不図示)、軌道28の前端近傍に配置された従動プーリ(不図示)、上記駆動プーリおよび従動プーリに巻き掛けられた無端ベルト(不図示)等を備えており、無端ベルトの上面に上記リニアスライダ27が固定されている。これにより、リニア駆動装置29のモータ31が正逆方向に回転することで、リニアスライダ27が前後方向に移動し、このリニアスライダ27に搭載されている第1〜第3サーボモータ18〜20、アーム6、ヘッド4等も一緒に前後方向に移動する。
自動給紙装置8は、自動的にトイレットロール33からヘッド4上に適量のトイレットペーパを供給する紙供給部である。図5に示すように、ロール支持部41、紙送り部42、ガイド壁43A,43B、傾斜床面45、制御部40(図7参照)等で構成されている。
ロール支持部41は、トイレットロール33を回転自在に支持している。
紙送り部42は、トイレットロール33からトイレットペーパを送り出すものである。本実施形態では、紙送り部42は、紙送りモータ44と、紙送りモータ44によって回転駆動される駆動ローラ46と、この駆動ローラ46に対して接近離反可能に設けられたピンチローラ47とを備えている。ピンチローラ47は、回転軸48を中心に回動可能に設けられたローラアーム49の先端部に回転自在に支持されている。上記回転軸48はピンチローラ回動モータ(不図示)によって正逆方向に所定量回転され、この回転軸48が正逆方向に所定量回転することで、ピンチローラ47は駆動ローラ46に近接した紙挟み位置又は駆動ローラ46から離反した紙解放位置に配置される。駆動ローラ46とピンチローラ47との間にトイレットペーパが介在し、ピンチローラ47が紙挟み位置に配置された状態で、駆動ローラ46が一方(図5において右回り)へ回転すると、ピンチローラ47も供廻りして、トイレットロール33からトイレットペーパが下方へ送り出される。
ガイド壁43A,43Bは、トイレットロール33の軸に対して平行かつ鉛直方向に立設され、一方のガイド壁43Aともう一方のガイド壁43Bとの間にトイレットペーパが跳ね返りながら供給される。傾斜床面45は、トイレットロール33から下方へ送り出されたトイレットペーパをヘッド4とともに受け止めるように設けられている。本実施形態では、傾斜床面45は、一方のガイド壁43Aと一体に設けられている。
紙送り部42によりトイレットペーパ38が下方へ送り出されると、先ず、そのトイレットペーパの先端部がガイド壁43Bに当接し、それに続くトイレットペーパはヘッド4および傾斜床面45を登坂するようにして載置される。トイレットペーパがもう一方のガイド壁43Aに到達すると、そのガイド壁43Aで跳ね返って折り返され、その後は、トイレットペーパが紙送り部42により所定長さ送り出されるまで、2つのガイド壁43A,43Bの間で交互に跳ね返りながら、ヘッド4上で折り畳まれる。トイレットペーパが紙送り部42により所定の長さ分だけ送り出されると、紙送りモータ44が停止することにより、トイレットペーパの供給が停止される。
ヘッド4上に載置された折り畳まれたトイレットペーパ50は、図6に示す紙差し込み機10により、ヘッド4の割れ目(ヘッド4を構成する2部材4a,4bの間)に差し込まれる。紙差し込み機10は、コの字の切欠き51aが形成された差し込み板51、差し込み板51が先端部に形成された回動アーム52、回動アーム52を回動させる紙差し込み用サーボモータ53等で構成されている。差し込み板51は、サーボモータ53が正逆方向に所定量回転することで、ヘッド4の割れ目に差し込まれる差し込み位置と、ヘッド4の割れ目から退避する退避位置との間で回動する。図6に示す差し込み板51は、差し込み位置と退避位置との中間位置にある状態を示している。差し込み板51が退避位置にあるときは、上方からヘッド4上に供給されるトイレットペーパと干渉しないように、差し込み板51および回動アーム52はヘッド4から十分に離れている。なお、図6では、トイレットロール33と折り畳まれたトイレットペーパ50との間に連なっているトイレットペーパ38は、輪郭のみを2点鎖線で示している。
本実施形態では、図5に示すように、傾斜床面45を形成する板材がカッター54を兼ねている。後に詳述するが、このカッター54は、ヘッド4に保持されたトイレットペーパ50とトイレットロール33との間に連なったトイレットペーパ38を切断する役割を果たす。
次に、臀部拭き取り装置の制御系について説明する。図7は、臀部拭き取り装置の制御系を示すブロック図である。同図に示す制御部40は、後述する各種の動作が実行されるようにプログラミングされたマイクロコンピュータで構成されている。制御部40には、動作開始スイッチ60、リミットスイッチ61〜62等から信号が入力され、制御部40は、この入力信号等に基づき、サーボモータ18〜20、リニア駆動用モータ31、紙送りモータ44、ピンチローラ回動モータ48、紙差し込み用サーボモータ53等を駆動させる。
以下、臀部拭き取り装置の動作例を図8のフローチャートに基づいて説明する。この臀部拭き取り装置の動作例の初期状態では、ヘッド4は、図4の初期位置P1に示すように、自動給紙装置8によってトイレットペーパが供給される位置に配置されている。また、図5に示すように、ヘッド4が傾斜床面45とともに、上方から供給されるトイレットペーパを受けることができるように、ヘッド4の上面は、傾斜床面45と略同一面を形成している。また、紙差し込み機10の差し込み板51は退避位置にあり、ヘッド4の割れ目は開いた状態にある。また、ピンチローラ47は駆動ローラ46から離反した紙解放位置にあり、駆動ローラ46とピンチローラ47との間にトイレットペーパ38が挿通されている。
先ず、制御部40は、使用者により動作開始スイッチ60がON操作されることにより、同スイッチ60からON信号の入力があると(ST1:YES)、ステップST2以降の処理動作を開始する。
ステップST2において、制御部40は、ピンチローラ回動モータ48(回転軸48)を所定量回転させて、図5の実線で示すように、ピンチローラ47を紙挟み位置に移動し、紙送りモータ44を所定時間回転させる。これにより、トイレットロール33からトイレットペーパが下方に送り出され、既述したようにしてガイド壁43A,43Bにより送り出されたトイレットペーパが折り畳まれ、折り畳まれたトイレットペーパ50がヘッド4上に載置される(ST2)。
次に、制御部40は、第2サーボモータ19を所定量回転させることにより、図5に示す状態のヘッド4を、図9に示すように、略水平方向に向ける(ST3)。つまり、ヘッド4の偏心方向を略水平方向に向ける。
次に、制御部40は、紙差し込み用サーボモータ53を所定量正回転させて、差し込み板51を退避位置からヘッド4の割れ目に差し込まれる差し込み位置へと移動させる。これにより、ヘッド4上に載置されている折り畳まれたトイレットペーパ50は、差し込み板51によって、ヘッド4の割れ目に差し込まれる(ST4)。
次に、制御部40は、紙差し込み用サーボモータ53を所定量逆回転させて、差し込み板51を差し込み位置から退避位置へと移動させるとともに(ST5)、第1サーボモータ18を所定量回転させて、図10に示すように、割れ目に差し込まれたトイレットペーパ50をヘッド4に掴ませる(ST6)。
次に、制御部40は、第3サーボモータ20を回転させることにより、ヘッド4およびアーム6を鉛直軸線M回りに回動させる(ST7)。このとき、ヘッド4は、便座ユニット1と便器2との隙間に向かって移動するため、図10に示す位置から図11に示す位置へと移動することになるが、その途中で、ヘッド4に保持されたトイレットペーパ50とトイレットロール33との間に連なったトイレットペーパ38がカッター54の刃先54aに当たる。これにより、トイレットペーパ38が切断され、ヘッド4に保持されたトイレットペーパ50はトイレットロール33から切り離される。その後、トイレットペーパ50を保持したヘッド4およびアーム6は、図4に示すように、第2位置P2を経て第3位置P3まで移動する。なお、図4では、ヘッド4に保持されたトイレットペーパ50の図示を省略している。
なお、刃先54aにトイレットペーパ38が当たるとき、ピンチローラ47は紙挟み位置にあり、駆動ローラ46は停止状態にある。紙送りモータ44と駆動ローラ46との間に減速歯車が介在しているため、駆動ローラ46とピンチローラ47は、トイレットロール33からヘッド4へのトイレットペーパの移動を規制する紙移動規制手段として機能する。これにより、ヘッド4が移動する際には、ヘッド4に保持されたトイレットペーパ38とトイレットロール33との間に張力が発生し、カッター54によるトイレットペーパの切断が確実に行われる。
前記ST7の後、制御部40は、サーボモータ18〜20を駆動して臀部の拭き取り動作(ST8)、トイレットペーパ50の解放動作(ST9)、ヘッド4およびアーム6の初期位置への復帰動作(ST10)等を順次行う。
前記臀部の拭き取り動作(ST8)は、例えば、ヘッド4およびアーム6が第3位置P3に到達したとき、第2サーボモータ19を所定量回転させることにより、アーム6を軸線N回りに所定角度回転させてヘッド4を起き上がらせ、ヘッド4(特にヘッド4の遠心側)が使用者の臀部に当たる程度に高い位置に配される。そして、リニア駆動用モータ31を回転させて、ヘッド4を後方の第4位置P4まで移動させる。このとき、起き上がったヘッド4に保持されたトイレットペーパ50にて、臀部に付着した水分が拭き取られる。なお、上記第4位置P4は、装置ケーシング17内に設置された第2リミットスイッチ62により検出される。
前記トイレットペーパ50の解放動作(ST9)は、例えば、上記臀部の拭き取り動作の完了後、第2サーボモータ19を所定量回転させることで、ヘッド4を軸線N回りに回転させてヘッド4の上面を下方に向けるとともに、第1サーボモータ18を所定量回転させて、ヘッド4の割れ目を開くことによりなされる。これにより、ヘッド4が保持している使用済みトイレットペーパ50が便器2内に落下する。
前記復帰動作(ST10)は、例えば、上記解放動作の後、第2サーボモータ19を所定量回転させることで、ヘッド4の偏心方向を水平方向に戻し、更に、リニア駆動用モータ31を回転させて、ヘッド4を第3位置P3まで移動させる(第3位置P3は、装置ケーシング17内に設置された第1リミットスイッチ61により検出される)。その後、第3サーボモータ20を回転させることにより、ヘッド4およびアーム6を鉛直軸線M回りに回動させ、ヘッド4が装置ケーシング17内の初期位置P1に到達したところで回動を停止させる。
以上に説明した、本発明の実施の形態に係る臀部の拭き取り装置によれば、ヘッド4が、トイレットペーパ50を保持した状態で移動するときに、ヘッド4に保持されたトイレットペーパ50とトイレットロール33との間に連なったトイレットペーパ38にカッター54の刃先54aが当たるようになっている。これにより、ヘッド4に保持されたトイレットペーパ50はトイレットロール33から切り離される。このようになされたことにより、ヘッド4の移動力がトイレットペーパ38を切断するための動力となり、専らトイレットペーパを切断するためだけの駆動部を不用とすることができる。その結果、装置の小型化、低コスト化が図られる。
<他の実施形態>
既述の実施形態においては、カッター54の刃先54aの形状が鋸歯状となっていたが、トイレットペーパ38の切断に適した形状であれば、刃先54aには、その他の形状を採用し得る。カッター54の材質には、樹脂材のほか、金属その他のものも採用することができる。
既述の実施形態においては、便器2と便座3の間にヘッド4を通過させる隙間を形成するために、便器2と洗浄装置本体部9との間に嵩上げ部11を設けているが、便器2と便座3の間にヘッド4を通過させる隙間を形成するための手段は、嵩上げ部11に限定されず、公知の種々の手段を採用し得る。
既述の実施形態においては、ヘッド4が図9に示す位置から図11に示す位置へ移動する際に、第2サーボモータ19は作動させなかった(アーム6を軸線N回りに回転させなかった)が、ヘッド4を移動する際に一時的にアーム6を軸線N回りに回転させてヘッド4の先端部(偏心方向先端部)を斜め下方に向けるようにしてもよい。ヘッド4が保持しているトイレットペーパ50には、捲れ上がりが生じている場合もあり、その場合は、上記のように一時的にヘッド4の先端部を斜め下方に向けることで、捲れ上がり部を装置ケーシング17に形成された抑え面17aで抑え付けることで、捲れ上がりを解消することができる。
既述の実施形態におけるサーボモータは何れもサーボモータ以外のモータに置き換えることが可能である。
本発明は、例えば、臀部に付着した水滴等の水分をトイレットペーパでふき取る臀部ふき取り装置に適用することができる。
4 ヘッド
6 アーム
7 アーム駆動部
8 自動給紙装置(紙供給部)
33 トイレットロール
38,50 トイレットペーパ
54 カッター
54a 刃先

Claims (3)

  1. トイレットペーパを保持可能なヘッドと、
    前記ヘッドが設けられたアームと、
    前記アームを駆動するアーム駆動部と、
    トイレットロールから前記ヘッド上にトイレットペーパを供給する紙供給部と、
    前記ヘッドが、供給されたトイレットペーパを保持した状態で所定方向に移動するときに、前記ヘッドに保持されたトイレットペーパと前記トイレットロールとの間に連なったトイレットペーパに刃先が当たるように設けられたカッターと、
    を備えることを特徴とする臀部の拭き取り装置。
  2. 請求項1に記載の臀部の拭き取り装置において、
    少なくとも、前記カッターの刃先が前記トイレットペーパに当たるときに、前記トイレットロールから前記ヘッドへのトイレットペーパの移動を規制する紙移動規制手段を備えることを特徴とする臀部の拭き取り装置。
  3. 請求項1又は2に記載の臀部の拭き取り装置において、
    前記カッターは刃先が鋸歯状のものである、ことを特徴とする臀部の拭き取り装置。

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