JP6507466B2 - 呈味改善剤 - Google Patents
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Description
[1]ジヒドロアクチニジオライドを有効成分とする食品の呈味改善剤。
[2]ジヒドロアクチニジオライドの含有量が10重量ppb〜99重量%である、[1]記載の呈味改善剤。
[3][1]または[2]に記載の呈味改善剤を食品に添加する工程を含む、呈味の改善された食品の製造方法。
[4]最終食品中のジヒドロアクチニジオライドの濃度が100重量ppt〜100重量ppmとなるように、当該呈味改善剤を食品に添加する、[3]に記載の方法。
[5]当該呈味改善剤を添加する食品が、食品素材、調味料及び加工食品のいずれかであることを特徴とする、[3]または[4]に記載の方法。
[6]最終食品中のジヒドロアクチニジオライドの濃度が100重量ppt〜100重量ppmとなるように、ジヒドロアクチニジオライドを食品に添加する工程を含む、食品の呈味改善方法。
本発明は、ジヒドロアクチニジオライドを有効成分とする食品の呈味改善剤を提供する。
剤、等張化剤、緩衝剤、溶解補助剤、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、矯味剤、凝固剤、pH調整剤等の食品に使用可能な添加剤が挙げられる。尚、矯味剤は、本発明における呈味改善効果を妨げない限り、当分野で通常使用されるものであってよい。
本発明は更に、本発明の呈味改善剤を食品に添加する工程を含む、呈味の改善された食品の製造方法を提供する。
また本発明の呈味改善剤の食品への添加は、食品の製造前の原料中、食品の製造中、食品の完成後、食品の喫食直前、食品の喫食中等、いかなる時点で行ってもよい。
本発明は更に、ジヒドロアクチニジオライドを食品に添加する工程を含む、食品の呈味改善方法(以下、本発明の呈味改善方法とも称する)を提供する。
例えば、そのまま喫食され得る最終食品にジヒドロアクチニジオライドを直接添加する場合には、最終食品中のジヒドロアクチニジオライドの濃度が100重量ppt〜100重量ppm、好ましくは10重量ppb〜240重量ppb、より好ましくは30重量ppb〜120重量ppbとなるように当該最終食品に添加することで、呈味改善効果を効果的に得ることができる。最終食品中の濃度が100重量pptより低い濃度の場合は、充分な呈味改善効果が得られない傾向があり、100重量ppmより高い濃度の場合は、苦味などの好ましくない呈味が感じられる傾向がある。
また、喫食時に適宜希釈される調味料又は食品素材(例えば、家畜家禽肉由来の飲食品素材(エキス、肉、骨等)、濃縮タイプのめんつゆ等)にジヒドロアクチニジオライドを添加しておき、これを適宜希釈して最終食品を調製することにより、最終食品の呈味を改善することもできる。当該調味料又は食品素材へのジヒドロアクチニジオライドの添加量は、最終食品中のジヒドロアクチニジオライドの濃度が上記範囲になるように、その希釈率に応じて増やすことができる。例えば、喫食時に100倍希釈される調味料の場合には、当該調味料中のジヒドロアクチニジオライドの濃度が、10重量ppb〜1重量%、好
ましくは1重量ppm〜24重量ppm、より好ましくは3重量ppm〜12重量ppmとなるように添加することで、最終食品の呈味改善効果を効率的に得ることができる。
また、ジヒドロアクチニジオライドの食品への添加は、食品の製造前の原料中、食品の製造中、食品の完成後、食品の喫食直前、食品の喫食中等、いかなる時点で行ってもよい。
この場合、本発明の呈味改善剤を、そのまま喫食され得る最終食品に直接添加することにより、当該最終食品の呈味を改善することができる。また、喫食時に適宜希釈される調味料又は食品素材に添加しておき、これを適宜希釈して最終食品を調製することにより、最終食品の呈味を改善することもできる。本発明の呈味改善剤は、上述したように、食品の呈味を改善し得る量で食品に添加すればよく、最終食品中のジヒドロアクチニジオライドの濃度が、通常100重量ppt〜100重量ppm、好ましくは10重量ppb〜240重量ppb、より好ましくは30重量ppb〜120重量ppbとなるように、食品に添加すればよい。
和風スープは、味の素株式会社製「ほんだし(登録商標)」を水溶液濃度で0.67重量%になるように調製した。洋風スープは、味の素株式会社製「KKコンソメ」を水溶液濃度で1.77重量%になるように調製した。中華スープは、味の素株式会社製「丸鶏がらスープ」を水溶液濃度で1.67重量%になるように調製した。ポタージュスープは、味の素株式会社製「クノール カップスープポタージュ」を9.8重量%になるように調製した。
ジヒドロアクチニジオライド(Waterstone Technology社製)10mgを1mlのエタノールに溶解し、超純水にて希釈を行い、1000ppm溶液を調製した。
更に、上記1000ppm溶液を超純水で100倍希釈し10ppm溶液を調製した。10ppm溶液0.1μlをスープ100gに添加して良く撹拌し、10重量ppt試料を調製した。10ppm溶液1μlを用いて、同様な操作を行い、100重量ppt試料を調製した。
1000ppm溶液0.1μlをスープ100gに添加して良く撹拌し、1重量ppb試料を調製した。同様な操作を行い、順次、10、30、60、120、240重量ppb試料を調製した。
100重量ppm試料と1000重量ppm試料は、ジヒドロアクチニジオライド10mg、または100mgを計量し、それぞれスープ100gに添加して良く撹拌して調製した。
上記溶液0.1μlをスープ100gに添加して良く撹拌し、1重量ppb試料を調製した。同様にして、10、30、60、120及び240重量ppb試料を調製した。
− :好ましくない効果有り
± :効果なし
+ :好ましい効果有り
++:とても好ましい効果有り
とした。
鰹だしは、味の素株式会社製「極味(きわみ)本造り一番だし かつおだし」を16倍希釈したものを用いた。この鰹だしに、上述したジヒドロアクチニジオライド溶液を添加して、表5に記載の濃度でジヒドロアクチニジオライドを含む試料を調製した。
− :好ましくない効果有り
± :効果なし
+ :好ましい効果有り
++:とても好ましい効果有り
とした。
調理評価系として、めんつゆと煮物を試作した。配合表を下記表6及び7に示す。みりんはキッコーマン株式会社製「マンジョウ芳醇本みりん」、しょうゆはキッコーマン株式会社製「しょうゆ」を使用した。酒はキング醸造株式会社製純米料理酒、薄口しょうゆはキッコーマン株式会社製「うすくちしょうゆ」、砂糖は三井製糖株式会社製「上白糖」を使用した。
めんつゆに、上述したジヒドロアクチニジオライド溶液を添加して、表8に記載の濃度でジヒドロアクチニジオライドを含む試料を調製した。
煮物のつゆの区分に対して、上述したジヒドロアクチニジオライド溶液を添加して、表9に記載の濃度でジヒドロアクチニジオライドを含む試料を調製した。
− :好ましくない効果有り
± :効果なし
+ :好ましい効果有り
++:とても好ましい効果有り
とした。
鰹だしを用いた調理評価系として、めんつゆと煮物を調製した。配合表を下記表10、11及び12に示す。鰹だしには、味の素株式会社製「極味(きわみ)本造り一番だし かつおだし」を用いた。三温糖は三井製糖株式会社製「三温糖」を用いた。かえしは、鍋にみりんを入れて煮立て、静まるまで加熱し、三温糖及び醤油を加え、80℃まで加熱した後、冷ますことにより調製した。
めんつゆに、上述したジヒドロアクチニジオライド溶液を、表13に記載の濃度となるように添加した。
煮物のつゆの区分に対して、上述したジヒドロアクチニジオライド溶液を、表14に記載の濃度となるように添加した。
− :好ましくない効果有り
± :効果なし
+ :好ましい効果有り
++:とても好ましい効果有り
とした。
5%グラニュー糖水溶液に対して、上述したジヒドロアクチニジオライド溶液を、表15に記載の濃度となるように添加した。
− :好ましくない効果有り
± :効果なし(無添加と同等)
+ :好ましい効果有り
++:とても好ましい効果有り
とした。
0.036%アスパルテーム水溶液に対して、上述したジヒドロアクチニジオライド溶液を、表16に記載の濃度となるように添加した。
− :好ましくない効果有り
± :効果なし(無添加と同等)
+ :好ましい効果有り
++:とても好ましい効果有り
とした。
0.0108%スクラロース水溶液に対して、上述したジヒドロアクチニジオライド溶液を、表17に記載の濃度となるように添加した。
− :好ましくない効果有り
± :効果なし(無添加と同等)
+ :好ましい効果有り
++:とても好ましい効果有り
とした。
0.045%アセスルファムカリウム水溶液に対して、上述したジヒドロアクチニジオライド溶液を、表18に記載の濃度となるように添加した。
− :好ましくない効果有り
± :効果なし(無添加と同等)
+ :好ましい効果有り
++:とても好ましい効果有り
とした。
Claims (6)
- ジヒドロアクチニジオライドを有効成分とする食品の呈味改善剤であって、前記呈味改善が、うま味、甘味、酸味及びあつみのうちの1種又は2種以上の増強であり、前記ジヒドロアクチニジオライドが、単離されたもの又は合成品である、呈味改善剤。
- ジヒドロアクチニジオライドの含有量が0.000001重量%〜99重量%である、請求項1記載の呈味改善剤。
- 請求項1または2に記載の呈味改善剤を食品に添加する工程を含む、呈味の改善された食品の製造方法。
- 最終食品中のジヒドロアクチニジオライドの濃度が100重量ppt〜100重量ppmとなるように、当該呈味改善剤を食品に添加する、請求項3に記載の方法。
- 当該呈味改善剤を添加する食品が、食品素材、調味料及び加工食品のいずれかであることを特徴とする、請求項3または4に記載の方法。
- 最終食品中のジヒドロアクチニジオライドの濃度が100重量ppt〜100重量ppmとなるように、ジヒドロアクチニジオライドを食品に添加する工程を含む、食品の呈味改善方法であって、前記呈味改善が、うま味、甘味、酸味及びあつみのうちの1種又は2種以上の増強である、方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2013270111A JP6507466B2 (ja) | 2013-02-28 | 2013-12-26 | 呈味改善剤 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013040024 | 2013-02-28 | ||
| JP2013040024 | 2013-02-28 | ||
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|---|---|---|---|
| JP2013270111A Active JP6507466B2 (ja) | 2013-02-28 | 2013-12-26 | 呈味改善剤 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12419334B2 (en) | 2019-09-30 | 2025-09-23 | J-Oil Mills, Inc. | Umami-enhancing composition, seasoning or extract, method for manufacturing umami-enhancing composition, method for manufacturing seasoning or extract, and method for enhancing umami of food product |
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-
2013
- 2013-12-26 JP JP2013270111A patent/JP6507466B2/ja active Active
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| JP2014193146A (ja) | 2014-10-09 |
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