以下では、本実施形態の照明器具10について、図1ないし図7を参照して説明する。図中においては、同じ部材に対し、同じ符号を付して重複する説明を省略する。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、本実施形態を構成する各要素は、複数の要素を一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、一の部材の機能を複数の部材で分担して実現してもよい。
本実施形態の照明器具10は、図1に示すように、器具本体1と、取付部材2と、を備えている。器具本体1は、図2に示すように、光源1aを保持することができるように構成されている。取付部材2は、器具本体1を支柱11に取り付ける。取付部材2は、図1、図3および図4に示すように、ベース部2aと、第1支柱支持体2bと、第2支柱支持体2cと、を有している。ベース部2aは、器具本体1に固定される。第1支柱支持体2bは、図5ないし図7に示すように、ベース部2aに対して、複数の取付位置のうちの任意の1つの取付位置に取り付けられる。第2支柱支持体2cは、第1支柱支持体2bを覆うように設けられる。第1支柱支持体2bは、複数の取付位置の並ぶ方向に沿って、複数の支持部2baが並んで設けられている。複数の支持部2baは、異なる複数種の支柱11を選択的に支持することができるように構成されている。
図5では、異なる複数種の支柱11のうち、外径が最も大きい円筒状の第1支柱11aを例示している。図6では、異なる複数種の支柱11のうち、外径が最も小さい第3支柱11cを例示している。図7では、異なる複数種の支柱11のうち、外径が第1支柱11aと第3支柱11cとの間にある大きさの第2支柱11bを例示している。第2支柱支持体2cは、複数の支持部2baのうちの1つの支持部2baに支柱11が支持された状態で、第1支柱支持体2bとの間に支柱11を挟み込むように構成されている。
本実施形態の照明器具10は、複数の取付位置の並ぶ方向に沿って、第1支柱支持体2bの複数の支持部2baが並んで設けられており、第2支柱支持体2cが第1支柱支持体2bとの間に支柱11を挟み込む構成で、より施工作業性の向上を図ることが可能となる。
以下では、本実施形態の照明器具10の各構成について詳述する。
器具本体1は、光源1aを点灯させる点灯回路部と、光源1aを保持する筐体部1cと、筐体部1cを支持する支持体1dと、を備えている。器具本体1は、光源1aが一体的に固定された構造でもよいし、光源1aが交換自在な構造であってもよい。
光源1aは、LED(Light Emitting Diode)と、実装基板と、光学部材1aaと、を備えている。LEDは、LEDチップと、パッケージと、封止部と、を有している。パッケージは、凹所を備えている。パッケージは、LEDチップを凹所に収納する。封止部は、パッケージの凹所でLEDチップを覆う。LEDチップは、たとえば、青色LEDチップを用いることができる。封止部は、黄色蛍光体が含有されていてもよい。黄色蛍光体は、青色LEDチップから放射される青色光で励起され、黄色光を放射する。LEDは、青色LEDチップから放射される青色光と、黄色蛍光体から放射される黄色光との混色により、白色光を放射させることができる。
実装基板には、複数のLEDがマトリックス状に実装されている。実装基板は、LEDが実装される実装面に、所定の形状の配線が形成されている。配線は、複数のLEDを適宜に電気的に接続している。実装基板は、配線を用いて、複数のLEDに給電できるように構成されている。実装基板は、たとえば、プリント基板を用いることができる。実装基板は、プリント基板だけに限らず、たとえば、セラミック基板、金属ベースプリント配線板などを用いてもよい。配線の材料としては、たとえば、銅や銅合金を用いることができる。
光学部材1aaは、長尺の板状に構成されている。光学部材1aaは、LEDが実装された実装基板を覆っている。光学部材1aaは、LEDから放射される光に対して透光性を有している。光学部材1aaは、図2に示すように、複数個のLEDそれぞれに、一対一に対応して複数のレンズ部1abを備えている。レンズ部1abは、内部が空洞なドーム状の外形形状をしている。レンズ部1abは、LEDから放射された光の配光を制御し、所望の配光特性を実現するように構成されている。
光学部材1aaは、たとえば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂やガラスなどの透光性材料により形成することができる。光学部材1aaは、たとえば、射出成形により形成することができる。光学部材1aaは、透光性材料に拡散材を含有させて形成されていてもよい。光学部材1aaは、レンズ機能を備えた構成でもよいし、レンズ機能を備えていなくともよい。
点灯回路部は、所定の電力を光源1aに供給できるように構成されている。点灯回路部は、電子部品と、電源用基板と、を備えている。電源用基板は、たとえば、プリント配線板を用いることができる。電源用基板には、複数種の電子部品が実装される。電子部品は、点灯回路部を構成する各種の回路を構成するために用いられる。各種の回路としては、たとえば、フィルタ回路、昇圧回路、降圧回路、主制御回路、制御電源回路、調光制御回路などが挙げられる。電子部品としては、たとえば、トランス、ダイオード、コンデンサ、スイッチング素子やマイクロコンピュータなどが挙げられる。点灯回路部は、各種の回路を構成する電子部品に加えて、たとえば、入力コネクタ、出力コネクタなどを備えた構成とすることができる。入力コネクタは、外部電源と電気的に接続される。外部電源は、たとえば、商用交流電源を用いることができる。点灯回路部には、交流電力が給電され、所定の直流電力が出力できるように構成されている。
筐体部1cは、ボディ1caと、パネル1cbと、連結体1ccと、を備えている。筐体部1cは、一面が開口した箱状のボディ1caを3つ有している。ボディ1caそれぞれは、平面視において、矩形状で長尺の外形形状をしている。筐体部1cは、ボディ1caの短手方向に沿って、3つのボディ1caを連ねて一体となるように構成されている。ボディ1caは、それぞれ同じ構造で形成されている。3つのボディ1caは、連結体1ccで連結されている。
連結体1ccは、第1連結体1cdと、第2連結体1ceと、第3連結体1cfと、を備えている。第1連結体1cdは、隣接するボディ1caを連結できるように構成されている。第2連結体1ceは、ボディ1caにおける短手方向に沿って、3つのボディ1caを連結できるように構成されている。第3連結体1cfは、ボディ1caを介して、第2連結体1ceに対向して配置される。第3連結体1cfは、第1連結体1cdに固定されている。
ボディ1caは、内部に光源1aが収容できるように構成されている。ボディ1caには、図2に示すように、光源1aを収容した凹部の開口を塞ぐようにパネル1cbが配置されている。パネル1cbは、光源1aからの光を透過するように透光性を有している。パネル1cbは、ボディ1caの内部に配置された光源1aを、外部から保護できるように構成されている。パネル1cbは、透光性のガラスや樹脂により形成することができる。
ボディ1caは、凹部において、光源1aが設けられた底面側と反対の平面側に、点灯回路部を配置させている。光源1aと点灯回路部とは、電線により、電気的に接続されている。ボディ1caには、厚み方向に貫通する貫通孔が設けられている。筐体部1cでは、ボディ1caの貫通孔に挿通された接続線により、外部電源からの電力が点灯回路部に給電されるように構成される。
ボディ1caおよび連結体1ccは、金属材料により形成されている。ボディ1caは、金属製の板材の絞り加工によって形成することができる。連結体1ccは、金属製の板材の曲げ加工により形成することができる。ボディ1caおよび連結体1ccは、たとえば、鋼板を用いて形成することができる。ボディ1caおよび連結体1ccの材料は、鋼板だけに限られず、アルミニウム、ステンレスや銅合金などの金属材料により形成してもよい。照明器具10は、ボディ1caおよび連結体1ccを金属材料により形成することで、樹脂により形成する場合と比較して、光源1aや点灯回路部で発生した熱を、筐体部1cを通して効率よく外部に放熱させることが容易となる。
支持体1dは、直方体状のボックス1daと、板状の延出片1dbと、を備えている。ボックス1daは、一面に開口1dkを有する箱体1dcと、開口1dkを塞ぐ蓋体1ddと、を備えている。蓋体1ddは、矩形平板状の外形形状をしている。ボックス1daは、箱体1dcと蓋体1ddとで、内部が空洞な箱状に形成されている。ボックス1daは、内部に結線端子1deを備えている。照明器具10は、結線端子1deを介して、外部電源からの電力が点灯回路部に給電されるように構成されている。ボックス1daは、内部に点灯回路部を備えた構成としてもよい。
箱体1dcは、平面視において、矩形状の開口1dkを望む周部の短手方向の一方に軸筒1dfが設けられている。蓋体1ddは、軸筒1dfを挟み込むように、一対の管1dgが矩形における一辺に沿って設けられている。軸筒1dfと管1dgとは、芯棒1dhが挿通できるように構成されている。蓋体1ddは、芯棒1dhを軸として、箱体1dcに対して開閉可能に取り付けられている。
ボックス1daは、平面視において、箱体1dcの長手方向の一端側に延出片1dbが設けられている。延出片1dbは、箱体1dcの長手方向に沿って、設けられている。ボックス1daは、平面視において、一対の延出片1dbが箱体1dcの短手方向において、対向して配置されている。延出片1dbは、箱体1dcの長手方向における側面から開口1dkと反対側に延びるように設けられている。支持体1dは、3つのボディ1caのうち、真中のボディ1caを挟むように、一対の延出片1dbが筐体部1cにそれぞれ取り付けられている。延出片1dbの先端部は、保持ねじ1mにより筐体部1cの第1連結体1cdにねじ止めされるように構成されている。
ボックス1daおよび延出片1dbは、金属材料により形成することができる。ボックス1daは、たとえば、アルミニウムダイカストにより形成することができる。延出片1dbは、金属製の平板の折り曲げ加工により形成することができる。ボックス1daは、図1に示すように、背面側に支柱11が挿入される挿入孔1dmを有している。ボックス1daは、円筒状の支柱11の内部を通った外部電源からの電源線が、結線端子1deで接続できるように構成されている。結線端子1deは、接続線を介して、点灯回路部と電気的に接続されている。支柱11は、給電用の電源線だけでなく、信号線が挿通されてもよい。照明器具10は、信号線により外部から伝送された制御信号で光源1aの点灯が制御されるように構成されていてもよい。
本実施形態の照明器具10では、光源1aとして、LEDを利用した構成としているが、LEDを利用する構成だけに限られず、有機EL(Electro Luminesces)素子、放電灯を利用した構成でもよい。
取付部材2は、図3に示すように、ベース部2aと、第1支柱支持体2bと、第2支柱支持体2cと、に加え、結合部3を有している。
ベース部2aは、台座部2a1と、突出部2a2と、枠部2a3と、湾曲部2a4と、を備えている。台座部2a1は、矩形平板状の外形形状をしている。台座部2a1は、一表面2asに突条部4bが設けられている。突条部4bは、台座部2a1の長手方向の中央部において、台座部2a1の短手方向に沿って延びるように設けられている。台座部2a1は、平面視において、長手方向の両側であって短手方向の中央部に、厚み方向に貫通する第1貫通孔2aaを有している。突条部4bは、台座部2a1の一表面2asから離れるにつれ先細るように、三角柱状の外形形状をしている。突出部2a2は、平面視において、台座部2a1の4隅から台座部2a1の長手方向に沿って外方向に突出するように設けられている。突出部2a2は、厚み方向に貫通する第2貫通孔2abを備えている。ベース部2aは、図1に示すように、第2貫通孔2abに挿通された取付ねじ2auにより、器具本体1の箱体1dcに取り付けることができるように構成されている。
枠部2a3は、台座部2a1の一表面2asから台座部2a1の厚み方向に突出するように設けられている。枠部2a3は、直方体の外形形状をしている。枠部2a3は、台座部2a1の短手方向の両端に、台座部2a1の長手方向に沿って設けられている。枠部2a3は、長手方向の両端にベース部2aの他表面2atにまで貫通する第3貫通孔2acを備えている。一対の枠部2a3は、突条部4bの両端を挟むように平行に設けられている。ベース部2aは、一対の枠部2a3のうちの一方に湾曲部2a4を備えている。湾曲部2a4は、台座部2a1の長手方向の中央部において、台座部2a1の短手方向に沿って外方へ延びるように設けられている。湾曲部2a4は、台座部2a1の短手方向に沿って軸が延びる円筒の一部が切り欠かれるように構成された外形形状をしている。湾曲部2a4は、台座部2a1に向かって窪んだ凹曲面を有している。ベース部2aは、たとえば、アルミニウムダイカストにより形成させることができる。
第1支柱支持体2bは、複数の支持部2baと、段部2bbと、を備えている。支持部2baは、窪んだ表面2buを有している。本実施形態の照明器具10では、第1支柱支持体2bは、複数の支持部2baとして、3つの支持部2baを備えているが、3つの支持部2baの構成だけに限られず、2つ以上の支持部2baを備えた構成であればよい。段部2bbは、支持部2baの窪んだ表面2buから突出するように設けられている。第1支柱支持体2bは、3つの支持部2baが一体となって、長尺状の外形形状をしている。支持部2baは、表面2buと反対の裏面2bvに溝部4aが設けられている。溝部4aは、第1支柱支持体2bの長手方向と交差する方向に沿って設けられている。溝部4aは、第1支柱支持体2bの厚み方向に向かうにつれ、先細りするV溝に形成されている。溝部4aは、ベース部2aの突条部4bと、嵌め合わせることができるように構成されている。溝部4aは、第1支柱支持体2bの長手方向に沿って、所定の間隔を隔てて並行に設けられている。支持部2baは、支柱11の先端が支持できるように、支柱11の外形と相似形で支柱11の外形よりも若干大きい溝状に形成されている。
第1支柱支持体2bは、異なる種類の支柱11を支持できるように、3つの支持部2baそれぞれの表面2buの形状や大きさを異ならせた構成とすればよい。支持部2baは、支柱11の軸方向と直交する方向に沿って、3つの支持部2baが所定の間隔で設けられているように構成されている。第1支柱支持体2bは、並んで配置される3つの支持部2baに連なるように、厚み方向に貫通する長穴2bcが設けられている。第1支柱支持体2bは、ベース部2aの突条部4bに、溝部4aが嵌め合されることで、複数の支持部2baそれぞれに対応する溝部4aの位置に応じて、ベース部2aに対する相対的な位置を変位させることができる。第1支柱支持体2bは、ベース部2aの突条部4bに3つの溝部4aのうちのいずれか1つを嵌め合わせた状態で、位置決めねじ3aを第1貫通孔2aaに設けられた雌ねじにねじ止めすることができるように構成されている。
ベース部2aと第1支柱支持体2bとは、位置決めねじ3aにより、相対的な位置が決まった状態で、固定される。第1支柱支持体2bは、表面2buから位置決めねじ3aが突出しないように、位置決めねじ3aの頭部を収容する段差部2bsが構成されている。
言い換えれば、本実施形態の照明器具10は、ベース部2aおよび第1支柱支持体2bのいずれか一方には、複数の取付位置の並ぶ方向と交差する溝部4aが設けられている。図3および図4中においては、ベース部2aおよび第1支柱支持体2bのいずれか一方として、第1支柱支持体2bに溝部4aが設けられた例を示している。ベース部2aおよび第1支柱支持体2bの他方には、溝部4aと嵌め合される突条部4bが設けられている。図3および図4中においては、ベース部2aおよび第1支柱支持体2bの他方として、ベース部2aに突条部4bが設けられた例を示している。
照明器具10は、複数の溝部4aがベース部2aに設けられ、複数の溝部4aの何れにも嵌め合すことが可能な1つの突条部4bを第1支柱支持体2bに備えた構成とすることもできる。
本実施形態の照明器具10は、溝部4aと、溝部4aと嵌め合される突条部4bとが設けられていることで、第1支柱支持体と、第2支柱支持体との位置決めを比較的簡単に行うことができる。
本実施形態の照明器具10では、第1支柱支持体2bは、3つ以上の支持部2baを備えている。第1支柱支持体2bは、複数の取付位置の並ぶ方向に沿って並んだ支持部2baのうち、両端の支持部2baを除いた支持部2baの1つが、図7に示すように、外径の最も小さい支柱11を支持する構成としている。
本実施形態の照明器具10では、両端の支持部2baを除いた支持部2baの1つが、外径の最も小さい支柱11を支持することで、取付部材2全体の大きさを小型化することが可能となる。
第1支柱支持体2bは、支持部2baと、段部2bbと、を一体的に形成されている。第1支柱支持体2bは、たとえば、アルミニウムダイカストにより形成させることができる。
第2支柱支持体2cは、覆部2c1と、脚部2c2と、規制部2c3と、ストッパ部2c4と、を備えている。覆部2c1は、長尺の矩形平板が短手方向に沿って連なるように構成されている。覆部2c1は、仮想の八角筒の軸方向に沿った半分を構成するように、5つの矩形平板で構成されている。覆部2c1は、図4に示すように、5つの矩形平板のうち、中央の矩形平板の厚み方向に貫通する第4貫通孔2adを備えている。第4貫通孔2adは、5つの矩形平板のうち、中央の矩形平板における中央部と、長手方向の一方の端部にそれぞれ設けられている。覆部2c1は、5つの矩形平板のうち、両端となる2つの矩形平板から脚部2c2が延びるように設けられている。覆部2c1は、5つの矩形平板のうち、中央の矩形平板に隣接する矩形平板の厚み方向に貫通する第5貫通孔2afを備えている。
脚部2c2は、矩形平板の長手方向の両端に設けられている。脚部2c2は、先端に固定片2c5を備えている。固定片2c5には、厚み方向に貫通する第6貫通孔2aeを備えている。覆部2c1は、中央の矩形平板における長手方向に沿った両端において、規制部2c3と、ストッパ部2c4と、が対向するように設けられている。規制部2c3とストッパ部2c4とは、覆部2c1における仮想の八角筒の中心軸に向かって突出するように設けられている。
第2支柱支持体2cは、覆部2c1と、脚部2c2と、規制部2c3と、ストッパ部2c4と、を金属平板の絞り加工により形成することができる。
第2支柱支持体2cは、覆部2c1における矩形平板状の長手方向が、ベース部2aの湾曲部2a4における軸方向と一致するように、ベース部2aに取り付けられる。第2支柱支持体2cは、固定片2c5の第6貫通孔2aeに挿通された取付ねじにより、ベース部2aの第3貫通孔2acに形成された雌ねじにねじ止めされて、ベース部2aに固定される。第2支柱支持体2cは、ベース部2aに取り付けられた状態で、第1支柱支持体2bとの間に支柱11を挟み込むことができるように、空間が形成される。
照明器具10では、第1支柱支持体2bと、第2支柱支持体2cとの間の空間に挿入される。支柱11は、ストッパ部2c4や段部2bbと当接するまで、第1支柱支持体2bと、第2支柱支持体2cとの間の空間に挿入されることで、支柱11の軸方向の位置決めを行われることできる。照明器具10は、支柱11を結合ボルト3bで結合させることができる。照明器具10では、挿入された支柱11の支持状態を、第5貫通孔2afを介して、確認することができる。第5貫通孔2afは、支柱11の支持状態を確認する窓部として機能させることができる。
第1支柱支持体2bは、複数の支持部2baそれぞれに適合する外径の異なる複数種の支柱11の何れかが選択的に支持された場合、何れの外径の支柱11であっても、ベース部2aから支柱11の高さが揃うように支持するように構成されている。
本実施形態の照明器具10は、第1支柱支持体2bが異なる外径の支柱11であっても、ベース部2aから支柱11の高さが揃うように支持することで、第1支柱支持体2bと第2支柱支持体2cとで支柱11を挟み持つことを、比較的簡単に行うことが可能となる。
結合部3は、結合ボルト3bと、ナット3cと、を備えている。結合ボルト3bは、第4貫通孔2adの内表面に設けられた雌ねじに締め付けられる雄ねじを構成している。結合ボルト3bは、第4貫通孔2adの雌ねじに締め付けられる。結合ボルト3bは、ナット3cにより、器具本体1を支柱11に取り付けて、緩み止めを行うことができるように構成されている。
次に、本実施形態の照明器具10の組立工程について、簡単に説明する。
照明器具10の組立工程では、光源1aと点灯回路部とが筐体部1cに取り付けられた器具本体1を予め準備する。器具本体1には、予め取付部材2が取り付けられている。
ベース部2aは、取付ねじ2auにより、箱体1dcに取り付けられている。ベース部2aと第1支柱支持体2bとは、溝部4aと突条部4bとが嵌め合された状態で、位置決めねじ3aにより、固定されている。ベース部2aと第1支柱支持体2bとは、溝部4aと突条部4bとが嵌め合されることで、第1支柱支持体2bが複数の取付位置の並ぶ方向への移動が規制されるように配置されている。ベース部2aと第2支柱支持体2cとは、第6貫通孔2aeを挿通する取付ねじが、第3貫通孔2acにねじ止めされることで、固定されている。組立工程では、支柱11の種類に合わせて、第1支柱支持体2bをベース部2aの所定の位置に取り付けられている。
組立工程では、最初に、地上面から突出する支柱11の先端11aaを湾曲部2a4および支持部2baの表面2buに沿わせて、第1支柱支持体2bと第2支柱支持体2cとの間の空間に挿入する。組立工程では、第2支柱支持体2cの第4貫通孔2adに結合された結合ボルト3bを締めることで、器具本体1を挿入された支柱11に取り付けている。
組立工程では、円柱状の支柱11の内部を伝って導出される電源線が、器具本体1のボックス1da内に引き回されている。組立工程では、ボックス1daの蓋体1ddを開いて、挿入孔1dmに挿通された電源線を、ボックス1da内の結線端子1deと電気的に接続させる。
組立工程では、電源線と結線端子1deとを電気的に接続させた後、箱体1dcの開口1dkを塞ぐように、蓋体1ddが閉じられることで組み立てを行うことができる。
以下では、本実施形態の照明器具10を異なる支柱11に取り付ける施工作業について、比較例の照明器具と対比して説明する。
照明器具は、たとえば、屋外で使用される道路灯や街路灯などに用いられる場合、耐久性の高い構造とするために、光源を保持する器具本体が丈夫で重量が重くなる傾向にある。
また、照明器具は、比較的高所にある支柱の先端に取り付けられる場合もあり、施工作業が行いにくい場合もある。
ところで、照明器具は、比較例として、特許文献1のごとき構造を用いる場合、クランプにねじ込まれたボルトと筐体とのスペースが大きければ、支柱の軸方向に沿った所定の角度で、支柱を挿入させることが難しい。照明器具は、クランプにねじ込まれたボルトと筐体とのスペースが小さければ、支柱の挿入自体が困難になる傾向にある。
また、照明器具では、異なる種類の支柱ごとに支柱受けを別途に交換する別の比較例の構造とすることも考えられる。別の比較例の照明器具の構造では、異なる種類の支柱に対応して、支柱受けを別途にそれぞれ用意し、異なる支柱ごとに支柱受けを交換する。しかしながら、別の比較例の照明器具では、重量の重い器具本体を取り付けることができるように、それぞれアルミニウムダイカストなどで支柱受けが形成される場合、金型の投資費用が大きくなる傾向にある。また、別の比較例の照明器具では、施工現場において、複数種の支柱受けを準備していなければ、器具本体を支柱に取り付けることができない場合もある。
これに対し、本実施形態の照明器具10は、異なる種類の支柱11に適合する支柱受けをそれぞれ用意する必要がなく、異なる種類の支柱11を取付部材2に沿わせて比較的簡単に取り付けることが可能となる。本実施形態の照明器具10は、部材をはずす必要がなく、器具本体1に支柱11を取り付けることが可能となる。
本実施形態の照明器具10では、比較的簡単に異なる種類の支柱11に器具本体1を取り付けることができるため、施工作業性を向上させることが可能となる。
以下では、本実施形態の照明器具10における異なる支柱11を取り付ける施工作業について、図5ないし図7を参照しながら、より詳細に説明する。
施工作業では、当初、図5に示す、第1支柱11aに器具本体1を取付部材2で取り付けられる状態から、図6に示す、第3支柱11cに器具本体1を取付部材2で取り付けられる状態にする例を説明する。施工作業では、たとえば、図6に示す、第3支柱11cに器具本体1を取付部材2で取り付けられる状態から、図7に示す、第2支柱11bに器具本体1を取付部材2で取り付けられる状態にする場合も、同様に行うことができる。第1支柱11aは、たとえば、外径が60.5mmのポールが用いられ、第2支柱11bは、たとえば、外径が48.6mmのポールが用いられ、第3支柱11cは、たとえば、外径が34mmのポールが用いられる。
施工作業では、位置決めねじ3aを、第1貫通孔2aaから抜けるように、位置決めねじ3aが緩められる。施工作業では、位置決めねじ3aが緩められた状態で、第1支柱支持体2bをベース部2aから離れるように、ベース部2aの厚み方向に沿って、持ち上げられる。第1支柱支持体2bとベース部2aとでは、溝部4aから突条部4bが抜け出ることができる状態になるので、溝部4aと突条部4bとが離れた状態となる。
施工作業では、位置決めねじ3aを緩めて、ベース部2aに対し第1支柱支持体2bを一対の枠部2a3に沿わせてスライドさせて、相対的に変位させるだけで異なる支柱11に器具本体1を取り付けることができる。
次に、施工作業では、溝部4aと突条部4bとが離れた状態で、複数の取付位置の並ぶ方向に第1支柱支持体2bを変位させて、複数の取付位置のうちの任意の1つの取付位置に取り付けることが可能となる。施工作業では、溝部4aと突条部4bとが離れた状態で、一対の枠部2a3に沿って第1支柱支持体2bを、複数の取付位置の並ぶ方向に沿った所定の位置に配置することで、異なる支柱11に取り付けることが可能となる。
施工作業では、ベース部2aに対して第1支柱支持体2bを所定の位置に変位させて、溝部4aと突条部4bとが嵌め合わされられる。照明器具10では、突条部4bと溝部4aとが嵌め合わされることで、ベース部2aに対して第1支柱支持体2bが変位することが規制される。施工作業では、ベース部2aに対して第1支柱支持体2bを所定の取付位置に配置した後、再び位置決めねじ3aにより、第1支柱支持体2bをベース部2aに固定させる。施工作業では、第1支柱11aから第3支柱11cに適合する支持部2baにした上で、器具本体1に支柱11が挿入されて、取り付けられる。
本実施形態の照明器具10では、器具本体1を異なる種類の支柱11に取り付けることができる限り、円筒状の支柱11に取り付ける構成だけに限られず、角筒状など適宜に他の種類の支柱11に取り付ける構造に利用することができる。