まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1は、パチンコ遊技機を正面から見た正面図である。図2は、主基板における回路構成の一例を示すブロック図である。尚、以下において、図1の手前側をパチンコ遊技機1の前方(前面、正面)側、奥側を背面(後方)側とし、パチンコ遊技機1を前面側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。尚、本実施例におけるパチンコ遊技機1の前面とは、該パチンコ遊技機1にて遊技を行う遊技者と対向する対向面である。
図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(以下、遊技機と略記する場合がある)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2には、ガイドレール2bによって囲まれた正面視略円形状の遊技領域10が形成されている。この遊技領域10には、遊技媒体としての遊技球が打球発射装置(図示略)から発射されて打ち込まれる。また、遊技機用枠3には、ガラス窓50aを有するガラス扉枠50が左側辺を中心として回動可能に設けられ、該ガラス扉枠50により遊技領域10を開閉できるようになっており、ガラス扉枠50を閉鎖したときにガラス窓50aを通して遊技領域10を透視できるようになっている。
図1に示すように、遊技盤2は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂等の透光性を有する合成樹脂材にて正面見略四角形状に形成され、前面である遊技盤面に障害釘(図示略)やガイドレール2b等が設けられた盤面板(図示略)と、該盤面板の背面側に一体的に取付けられるスペーサ部材(図示略)と、から主に構成されている。尚、遊技盤2は、ベニヤ板等の非透光性部材にて正面見略四角形状に構成され、前面である遊技盤面に障害釘(図示略)やガイドレール2b等が設けられた盤面板にて構成されてもよい。
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域10の右側下部位置)には、第1特別図柄表示器4Aと、第2特別図柄表示器4Bとが設けられている。第1特別図柄表示器4Aと第2特別図柄表示器4Bはそれぞれ、例えば7セグメントやドットマトリクスのLED(発光ダイオード)等から構成され、変動表示ゲームの一例となる特図ゲームにおいて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(特別識別情報)である特別図柄(「特図」ともいう)が、変動可能に表示(変動表示または可変表示ともいう)される。例えば、第1特別図柄表示器4Aと第2特別図柄表示器4Bはそれぞれ、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等から構成される複数種類の特別図柄を変動表示する。尚、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bにおいて表示される特別図柄は、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等から構成されるものに限定されず、例えば7セグメントのLEDにおいて点灯させるものと消灯させるものとの組合せを異ならせた複数種類の点灯パターンが、複数種類の特別図柄として予め設定されていればよい。
以下では、第1特別図柄表示器4Aにおいて変動表示される特別図柄を「第1特図」ともいい、第2特別図柄表示器4Bにおいて変動表示される特別図柄を「第2特図」ともいう。
遊技盤2における遊技領域10の中央付近には、演出表示装置5が設けられている。演出表示装置5は、例えばLCD(液晶表示装置)等から構成され、各種の演出画像を表示する表示領域を形成している。演出表示装置5の表示領域では、特図ゲームにおける第1特別図柄表示器4Aによる第1特図の変動表示や第2特別図柄表示器4Bによる第2特図の変動表示のそれぞれに対応して、例えば3つといった複数の変動表示部となる演出図柄表示エリアにて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(装飾識別情報)である演出図柄が変動表示される。この演出図柄の変動表示も、変動表示ゲームに含まれる。
一例として、演出表示装置5の表示領域には、「左」、「中」、「右」の演出図柄表示エリア5L,5C,5Rが配置されている。特図ゲームにおける変動表示結果として確定特別図柄が停止表示されるときに、演出表示装置5における「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて、演出図柄の変動表示結果となる確定演出図柄(最終停止図柄)が停止表示される。
このように、演出表示装置5の表示領域では、第1特別図柄表示器4Aにおける第1特図を用いた特図ゲーム、または、第2特別図柄表示器4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームと同期して、各々が識別可能な複数種類の演出図柄の変動表示を行い、変動表示結果となる確定演出図柄を導出表示(あるいは単に「導出」ともいう)する。尚、例えば特別図柄や演出図柄といった、各種の表示図柄を導出表示するとは、演出図柄等の識別情報を停止表示(完全停止表示や最終停止表示ともいう)して変動表示を終了させることである。
「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて変動表示される演出図柄には、例えば8種類の図柄(英数字「1」〜「8」あるいは漢数字や、英文字、所定のモチーフに関連する8個のキャラクタ画像、数字や文字あるいは記号とキャラクタ画像との組合せなどであればよく、キャラクタ画像は、例えば人物や動物、これら以外の物体、もしくは、文字などの記号、あるいは、その他の任意の図形を示す飾り画像であればよい)で構成される。演出図柄のそれぞれには、対応する図柄番号が付されている。例えば、「1」〜「8」を示す英数字それぞれに対して、「1」〜「8」の図柄番号が付されている。尚、演出図柄は8種類に限定されず、大当り組合せやはずれとなる組合せなど適当な数の組合せを構成可能であれば、何種類であってもよい(例えば7種類や9種類など)。
演出表示装置5の表示領域の下部の左右2箇所には、第1保留記憶表示エリア5D、第2保留記憶表示エリア5Uが設定されている。第1保留記憶表示エリア5D、第2保留記憶表示エリア5Uでは、特図ゲームに対応した変動表示の保留記憶数(特図保留記憶数)を特定可能に表示する保留記憶表示が行われる。
ここで、特図ゲームに対応した変動表示の保留は、普通入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口や、普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口を、遊技球が通過(進入)することによる始動入賞に基づいて発生する。すなわち、特図ゲームや演出図柄の変動表示といった変動表示ゲームを実行するための始動条件(「実行条件」ともいう)は成立したが、先に成立した開始条件に基づく変動表示ゲームが実行中であることやパチンコ遊技機1が大当り遊技状態に制御されていることなどにより、変動表示ゲームの開始を許容する開始条件が成立していないときに、成立した始動条件に対応する変動表示の保留が行われる。本実施例では、第1始動入賞口を遊技球が通過(進入)することによる始動入賞に基づいて発生した保留記憶表示を丸型の白色表示とし、第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)することによる始動入賞に基づいて発生した保留記憶表示を同様に丸型の白色表示とする。
図1に示す例では、第1特別図柄表示器4A及び第2特別図柄表示器4Bの上方位置に、特図保留記憶数を特定可能に表示するための第1保留表示器25Aと第2保留表示器25Bとが設けられている。第1保留表示器25Aは、第1特図保留記憶数を特定可能に表示する。第2保留表示器25Bは、第2特図保留記憶数を特定可能に表示する。
演出表示装置5の下方には、普通入賞球装置6Aと、普通可変入賞球装置6Bとが設けられている。普通入賞球装置6Aは、例えば所定の球受部材によって常に一定の開放状態に保たれる始動領域(第1始動領域)としての第1始動入賞口を形成する。普通可変入賞球装置6Bは、図2に示す普通電動役物用となるソレノイド81によって、垂直位置となる通常開放状態と傾動位置となる拡大開放状態とに変化する一対の可動翼片を有する電動チューリップ型役物(普通電動役物)を備え、始動領域(第2始動領域)としての第2始動入賞口を形成する。
一例として、普通可変入賞球装置6Bでは、普通電動役物用のソレノイド81がオフ状態であるときに可動翼片が垂直位置となることにより、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しがたい通常開放状態となる。その一方で、普通可変入賞球装置6Bでは、普通電動役物用のソレノイド81がオン状態であるときに可動翼片が傾動位置となる傾動制御により、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しやすい拡大開放状態となる。
普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口を通過(進入)した遊技球は、例えば図2に示す第1始動口スイッチ22Aによって検出される。普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球は、例えば図2に示す第2始動口スイッチ22Bによって検出される。第1始動口スイッチ22Aによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第1特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第1始動条件が成立する。第2始動口スイッチ22Bによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第2特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第2始動条件が成立する。尚、第1始動口スイッチ22Aによって遊技球が検出されたことに基づいて払い出される賞球の個数と、第2始動口スイッチ22Bによって遊技球が検出されたことに基づいて払い出される賞球の個数は、互いに同一の個数であってもよいし、異なる個数であってもよい。
普通入賞球装置6Aと普通可変入賞球装置6Bの下方位置には、特別可変入賞球装置7が設けられている。特別可変入賞球装置7は、図2に示す大入賞口扉用となるソレノイド82によって開閉駆動される大入賞口扉を備え、その大入賞口扉によって開放状態と閉鎖状態とに変化する特定領域としての大入賞口を形成する。
一例として、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイド82がオフ状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を閉鎖状態として、遊技球が大入賞口を通過(進入)できなくする。その一方で、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイド82がオン状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を開放状態として、遊技球が大入賞口を通過(進入)しやすくする。このように、特定領域としての大入賞口は、遊技球が通過(進入)しやすく遊技者にとって有利な開放状態と、遊技球が通過(進入)できず遊技者にとって不利な閉鎖状態とに変化する。尚、遊技球が大入賞口を通過(進入)できない閉鎖状態に代えて、あるいは閉鎖状態の他に、遊技球が大入賞口を通過(進入)しにくい一部開放状態を設けてもよい。
大入賞口を通過(進入)した遊技球は、例えば図2に示すカウントスイッチ23によって検出される。カウントスイッチ23によって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば15個)の遊技球が賞球として払い出される。こうして、特別可変入賞球装置7において開放状態となった大入賞口を遊技球が通過(進入)したときには、例えば第1始動入賞口や第2始動入賞口といった、他の入賞口を遊技球が通過(進入)したときよりも多くの賞球が払い出される。従って、特別可変入賞球装置7において大入賞口が開放状態となれば、その大入賞口に遊技球が進入可能となり、遊技者にとって有利な第1状態となる。その一方で、特別可変入賞球装置7において大入賞口が閉鎖状態となれば、大入賞口に遊技球を通過(進入)させて賞球を得ることが不可能または困難になり、遊技者にとって不利な第2状態となる。
第2保留表示器25Bの上方位置には、普通図柄表示器20が設けられている。一例として、普通図柄表示器20は、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bと同様に7セグメントやドットマトリクスのLED等から構成され、特別図柄とは異なる複数種類の識別情報である普通図柄(「普図」あるいは「普通図」ともいう)を変動可能に表示(変動表示)する。このような普通図柄の変動表示は、普図ゲーム(「普通図ゲーム」ともいう)と称される。
普通図柄表示器20の上方には、普図保留表示器25Cが設けられている。普図保留表示器25Cは、例えば4個のLEDを含んで構成され、通過ゲート41を通過した有効通過球数としての普図保留記憶数を表示する。
遊技盤2の表面には、上記の構成以外にも、遊技球の流下方向や速度を変化させる風車及び多数の障害釘が設けられている。また、第1始動入賞口、第2始動入賞口及び大入賞口とは異なる入賞口として、例えば所定の球受部材によって常に一定の開放状態に保たれる単一または複数の一般入賞口が設けられてもよい。この場合には、一般入賞口のいずれかに進入した遊技球が所定の一般入賞球スイッチによって検出されたことに基づき、所定個数(例えば10個)の遊技球が賞球として払い出されればよい。遊技領域10の最下方には、いずれの入賞口にも進入しなかった遊技球が取り込まれるアウト口が設けられている。
遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L,8Rが設けられており、さらに遊技領域10の周辺部には、演出用LED9が設けられている。パチンコ遊技機1の遊技領域10における各構造物(例えば普通入賞球装置6A、普通可変入賞球装置6B、特別可変入賞球装置7等)の周囲には、装飾用LEDが配置されていてもよい。遊技機用枠3の右下部位置には、遊技媒体としての遊技球を遊技領域10に向けて発射するために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル(操作ノブ)が設けられている。例えば、打球操作ハンドルは、遊技者等による操作量(回転量)に応じて遊技球の弾発力を調整する。打球操作ハンドルには、打球発射装置(図示略)が備える発射モータの駆動を停止させるための単発発射スイッチや、タッチリング(タッチセンサ)が設けられていればよい。
遊技領域10の下方における遊技機用枠3の所定位置には、賞球として払い出された遊技球や所定の球貸機により貸し出された遊技球を、発射装置(図示略)へと供給可能に保持(貯留)する上皿90(打球供給皿)が設けられている。遊技機用枠3の下部には、上皿90から溢れた余剰球などを、パチンコ遊技機1の外部へと排出可能に保持(貯留)する下皿91が設けられている。
下皿91を形成する部材には、例えば下皿91本体の上面における手前側の所定位置(例えば下皿91の中央部分)などに、遊技者が把持して傾倒操作が可能なスティックコントローラ31Aが取付けられている。また、スティックコントローラ31Aの下部における下皿91の本体内部などには、操作桿に対する傾倒操作を検出するコントローラセンサユニット35Aが設けられていればよい。
上皿90を形成する部材には、例えば上皿90本体の上面における手前側の所定位置(例えばスティックコントローラ31Aの上方)などに、遊技者が押下動作などにより所定の指示操作を可能なプッシュボタン31Bが設けられている。プッシュボタン31Bは、遊技者からの押下動作を、機械的、電気的、あるいは、電磁的に、検出できるように構成されていればよい。プッシュボタン31Bの設置位置における上皿90の本体内部などには、プッシュボタン31Bに対してなされた遊技者による押下動作を検出するプッシュセンサ35Bが設けられていればよい。
次に、パチンコ遊技機1における遊技の進行を概略的に説明する。パチンコ遊技機1では、遊技領域10に設けられた通過ゲート41を通過した遊技球が図2に示すゲートスイッチ21によって検出されたことといった、普通図柄表示器20にて普通図柄の変動表示を実行するための普図始動条件が成立した後に、例えば前回の普図ゲームが終了したことといった、普通図柄の変動表示を開始するための普図開始条件が成立したことに基づいて、普通図柄表示器20による普図ゲームが開始される。
この普図ゲームでは、普通図柄の変動を開始させた後、普図変動時間となる所定時間が経過すると、普通図柄の変動表示結果となる確定普通図柄を停止表示(導出表示)する。このとき、確定普通図柄として、例えば「7」を示す数字といった、特定の普通図柄(普図当り図柄)が停止表示されれば、普通図柄の変動表示結果が「普図当り」となる。その一方、確定普通図柄として、例えば「7」を示す数字以外の数字や記号といった、普図当り図柄以外の普通図柄が停止表示されれば、普通図柄の変動表示結果が「普図はずれ」となる。普通図柄の変動表示結果が「普図当り」となったことに対応して、普通可変入賞球装置6Bを構成する電動チューリップの可動翼片が傾動位置となる拡大開放制御(傾動制御)が行われ、所定時間が経過すると垂直位置に戻る通常開放制御が行われる。
普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口を通過(進入)した遊技球が図2に示す第1始動口スイッチ22Aによって検出されたことなどにより第1始動条件が成立した後に、例えば前回の特図ゲームや大当り遊技状態が終了したことなどにより第1開始条件が成立したことに基づいて、第1特別図柄表示器4Aによる特図ゲームが開始される。また、普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球が図2に示す第2始動口スイッチ22Bによって検出されたことなどにより第2始動条件が成立した後に、例えば前回の特図ゲームや大当り遊技状態が終了したことなどにより第2開始条件が成立したことに基づいて、第2特別図柄表示器4Bによる特図ゲームが開始される。
第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bによる特図ゲームでは、特別図柄の変動表示を開始させた後、特図変動時間としての変動表示時間が経過すると、特別図柄の変動表示結果となる確定特別図柄(特図表示結果)を導出表示する。このとき、確定特別図柄として特定の特別図柄(大当り図柄)が停止表示されれば、特定表示結果としての「大当り」となり、大当り図柄とは異なる特別図柄が確定特別図柄として停止表示されれば「はずれ」となる。
特図ゲームでの変動表示結果が「大当り」になった後には、遊技者にとって有利なラウンド(「ラウンド遊技」ともいう)を所定回数実行する特定遊技状態としての大当り遊技状態に制御される。
本実施例におけるパチンコ遊技機1では、一例として、「3」、「5」、「7」の数字を示す特別図柄を大当り図柄とし、「−」の記号を示す特別図柄をはずれ図柄としている。尚、第1特別図柄表示器4Aによる特図ゲームにおける大当り図柄やはずれ図柄といった各図柄は、第2特別図柄表示器4Bによる特図ゲームにおける各図柄とは異なる特別図柄となるようにしてもよいし、双方の特図ゲームにおいて共通の特別図柄が大当り図柄やはずれ図柄となるようにしてもよい。
特図ゲームにおける確定特別図柄として「3」、「5」、「7」の数字を示す大当り図柄が停止表示されて特定表示結果としての「大当り」となった後、大当り遊技状態において、特別可変入賞球装置7の大入賞口扉が、所定の上限時間(例えば29秒間や0.1秒間)が経過するまでの期間あるいは所定個数(例えば9個)の入賞球が発生するまでの期間にて、大入賞口を開放状態とする。これにより、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態(開放状態)とするラウンドが実行される。
ラウンドの実行中に大入賞口を開放状態とした大入賞口扉は、遊技盤2の表面を落下する遊技球を受け止め、その後に大入賞口を閉鎖状態とすることにより、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって不利な第2状態(閉鎖状態)に変化させて、1回のラウンドを終了させる。大入賞口の開放サイクルであるラウンドは、その実行回数が所定の上限回数(例えば「16」など)に達するまで、繰り返し実行可能となっている。尚、ラウンドの実行回数が上限回数に達する前であっても、所定条件の成立(例えば大入賞口に遊技球が入賞しなかったことなど)により、ラウンドの実行が終了するようにしてもよい。
大当り遊技状態におけるラウンドのうち、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態(開放状態)とする上限時間が比較的に長い時間(例えば29秒など)となるラウンドは、通常開放ラウンドともいう。一方、特別可変入賞球装置7を第1状態(開放状態)とする上限時間が比較的に短い時間(例えば0.1秒など)となるラウンドは、短期開放ラウンドともいう。
演出表示装置5に設けられた「左」、「中」、「右」の演出図柄表示エリア5L,5C,5Rでは、第1特別図柄表示器4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームと、第2特別図柄表示器4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームとのうち、いずれかの特図ゲームが開始されることに対応して、演出図柄の変動表示が開始される。そして、演出図柄の変動表示が開始されてから「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにおける確定演出図柄の停止表示により変動表示が終了するまでの期間では、演出図柄の変動表示状態が所定のリーチ状態となることがある。
ここで、リーチ状態とは、演出表示装置5の表示領域にて停止表示された演出図柄が大当り組合せの一部を構成しているときに未だ停止表示されていない演出図柄(「リーチ変動図柄」ともいう)については変動が継続している表示状態、あるいは、全部または一部の演出図柄が大当り組合せの全部または一部を構成しながら同期して変動している表示状態のことである。具体的には、「左」、「中」、「右」の演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにおける一部(例えば「左」及び「右」の演出図柄表示エリア5L,5Rなど)では予め定められた大当り組合せを構成する演出図柄(例えば「7」の英数字を示す演出図柄)が停止表示されているときに未だ停止表示していない残りの演出図柄表示エリア(例えば「中」の演出図柄表示エリア5Cなど)では演出図柄が変動している表示状態、あるいは、「左」、「中」、「右」の演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにおける全部または一部で演出図柄が大当り組合せの全部または一部を構成しながら同期して変動している表示状態である。
また、リーチ状態となったことに対応して、演出図柄の変動速度を低下させたり、演出表示装置5の表示領域に演出図柄とは異なるキャラクタ画像(人物等を模した演出画像)を表示させたり、背景画像の表示態様を変化させたり、演出図柄とは異なる動画像を再生表示させたり、演出図柄の変動態様を変化させたりすることで、リーチ状態となる以前とは異なる演出動作が実行される場合がある。このようなキャラクタ画像の表示や背景画像の表示態様の変化、動画像の再生表示、演出図柄の変動態様の変化といった演出動作を、リーチ演出表示(あるいは単にリーチ演出)という。尚、リーチ演出には、演出表示装置5における表示動作のみならず、スピーカ8L,8Rによる音声出力動作や、演出用LED9などの発光体における点灯動作(点滅動作)、後述するサブ演出表示装置400の動作などを、リーチ状態となる以前の動作態様とは異なる動作態様とすることが含まれていてもよい。
リーチ演出における演出動作としては、互いに動作態様(リーチ態様)が異なる複数種類の演出パターン(「リーチパターン」ともいう)が、予め用意されていればよい。そして、それぞれのリーチ態様では「大当り」となる可能性(「信頼度」あるいは「大当り信頼度」ともいう)が異なる。すなわち、複数種類のリーチ演出のいずれが実行されるかに応じて、変動表示結果が「大当り」となる可能性を異ならせることができる。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、はずれ図柄となる特別図柄が停止表示(導出)される場合には、演出図柄の変動表示が開始されてから、演出図柄の変動表示状態がリーチ状態とならずに、所定の非リーチ組合せとなる確定演出図柄が停止表示されることがある。このような演出図柄の変動表示態様は、変動表示結果が「はずれ」となる場合における「非リーチ」(「通常はずれ」ともいう)の変動表示態様と称される。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、はずれ図柄となる特別図柄が停止表示(導出)される場合には、演出図柄の変動表示が開始されてから、演出図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、リーチ演出が実行された後に、あるいは、リーチ演出が実行されずに、所定のリーチはずれ組合せとなる確定演出図柄が停止表示されることがある。このような演出図柄の変動表示結果は、変動表示結果が「はずれ」となる場合における「リーチ」(「リーチはずれ」ともいう)の変動表示態様と称される。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、大当り図柄となる特別図柄のうち「3」の数字を示す大当り図柄が停止表示される場合には、演出図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、所定のリーチ演出が実行された後に、複数種類の大当り組合せのうち、所定の通常大当り組合せ(「非確変大当り組合せ」ともいう)となる確定演出図柄が停止表示される。尚、リーチ演出が実行されずに、確定演出図柄として非確変大当り組合せを停止表示しても良い。
通常大当り組合せ(非確変大当り組合せ)となる確定演出図柄は、例えば演出表示装置5における「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて変動表示される図柄番号が「1」〜「8」の演出図柄のうち、図柄番号が偶数「2」、「4」、「6」、「8」である演出図柄のいずれか1つが、「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて所定の有効ライン上に揃って停止表示されるものであればよい。通常大当り組合せを構成する図柄番号が偶数「2」、「4」、「6」、「8」である演出図柄は、通常図柄(「非確変図柄」ともいう)と称される。
特図ゲームにおける確定特別図柄が通常大当り図柄となることに対応して、所定のリーチ演出が実行された後に、通常大当り組合せ(非確変大当り組合せ)の確定演出図柄が停止表示される演出図柄の変動表示態様は、変動表示結果が「大当り」となる場合における「非確変」(「通常大当り」ともいう)の変動表示態様(「大当り種別」ともいう)と称される。尚、リーチ演出が実行されずに、確定演出図柄として通常大当り組合せ(非確変大当り組合せ)を停止表示しても良い。「非確変」の大当り種別で変動表示結果が「大当り」となったことに基づいて、通常開放大当り状態に制御され、その終了後には、時間短縮制御(時短制御)が行われる。時短制御が行われることにより、特図ゲームにおける特別図柄の変動表示時間(特図変動時間)は、通常状態に比べて短縮される。尚、時短制御では、後述するように普通図柄の当選頻度が高められて、普通可変入賞球装置6Bへの入賞頻度が高められる、いわゆる電チューサポートが実施される。ここで、通常状態とは、大当り遊技状態等の特定遊技状態などとは異なる通常遊技状態であり、パチンコ遊技機1の初期設定状態(例えばシステムリセットが行われた場合のように、電源投入後に初期化処理を実行した状態)と同一の制御が行われる。時短制御は、大当り遊技状態の終了後に所定回数(例えば100回)の特図ゲームが実行されることと、変動表示結果が「大当り」となることのうち、いずれかの条件が先に成立したときに、終了すればよい。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、大当り図柄となる特別図柄のうち、「5」、「7」の数字を示す特別図柄といった確変大当り図柄が停止表示される場合には、演出図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、演出図柄の変動表示態様が「通常」である場合と同様のリーチ演出が実行された後に、複数種類の大当り組合せのうち、所定の確変大当り組合せとなる確定演出図柄が停止表示されることがある。尚、リーチ演出が実行されずに、確定演出図柄として確変大当り組合せを停止表示しても良い。確変大当り組合せとなる確定演出図柄は、例えば演出表示装置5における「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて変動表示される図柄番号が「1」〜「8」の演出図柄のうち、図柄番号が「5」または「7」である演出図柄が、「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて所定の有効ライン上に揃って停止表示されるものであればよい。確変大当り組合せを構成する図柄番号が「5」及び「7」である演出図柄は、確変図柄と称される。特図ゲームにおける確定特別図柄として確変大当り図柄が停止表示される場合に、演出図柄の変動表示結果として、通常大当り組合せとなる確定演出図柄が停止表示されることがあるようにしてもよい。
確定演出図柄が通常大当り組合せであるか確変大当り組合せであるかにかかわらず、特図ゲームにおける確定特別図柄として確変大当り図柄が停止表示される変動表示態様は、変動表示結果が「大当り」となる場合における「確変」の変動表示態様(「大当り種別」ともいう)と称される。尚、本実施例では、「確変」の大当り種別のうち、確定特別図柄として「5」、「7」の変動表示結果にて「大当り」となったことに基づいて、通常開放大当り状態に制御され、その終了後には、時短制御とともに確率変動制御(確変制御)が行われる。
これら確変制御が行われることにより、各回の特図ゲームにおいて変動表示結果(特図表示結果)が「大当り」となる確率は、通常状態に比べて高くなるように向上する。確変制御は、大当り遊技状態の終了後に変動表示結果が「大当り」となって再び大当り遊技状態に制御されるという条件が成立したときに、終了すればよい。尚、時短制御と同様に、大当り遊技状態の終了後に所定回数(例えば時短回数と同じ100回や、時短回数とは異なる90回)の特図ゲームが実行されたときに、確変制御を終了してもよい。また、大当り遊技状態の終了後に特図ゲームが開始されるごとに実行される確変転落抽選にて確変制御を終了させる「確変転落あり」の決定がなされたときに、確変制御を終了してもよい。
時短制御が行われるときには、普通図柄表示器20による普図ゲームにおける普通図柄の変動時間(普図変動時間)を通常状態のときよりも短くする制御や、各回の普図ゲームで普通図柄の変動表示結果が「普図当り」となる確率を通常状態のときよりも向上させる制御、変動表示結果が「普図当り」となったことに基づく普通可変入賞球装置6Bにおける可動翼片の傾動制御を行う傾動制御時間を通常状態のときよりも長くする制御、その傾動回数を通常状態のときよりも増加させる制御といった、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しやすくして第2始動条件が成立する可能性を高めることで遊技者にとって有利となる制御(電チューサポート制御)が行われる。このように、時短制御に伴い第2始動入賞口に遊技球が進入しやすくして遊技者にとって有利となる制御は、高開放制御ともいう。高開放制御としては、これらの制御のいずれか1つが行われるようにしてもよいし、複数の制御が組合せられて行われるようにしてもよい。
高開放制御が行われることにより、第2始動入賞口は、高開放制御が行われていないときよりも拡大開放状態となる頻度が高められる。これにより、第2特別図柄表示器4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームを実行するための第2始動条件が成立しやすくなり、特図ゲームが頻繁に実行可能となることで、次に変動表示結果が「大当り」となるまでの時間が短縮される。高開放制御が実行可能となる期間は、高開放制御期間ともいい、この期間は、時短制御が行われる期間と同一であればよい。
時短制御と高開放制御がともに行われる遊技状態は、時短状態あるいは高ベース状態ともいう。また、確変制御が行われる遊技状態は、確変状態あるいは高確状態ともいう。確変制御とともに時短制御や高開放制御が行われる遊技状態は、高確高ベース状態とも称される。尚、本実施例では制御される遊技状態としては設定されていないが、確変制御のみが行われて時短制御や高開放制御が行われない確変状態は、高確低ベース状態とも称される。また、確変制御とともに時短制御や高開放制御が行われる遊技状態のみを、特に「確変状態」ということもあり、高確低ベース状態とは区別するために、時短付確変状態ということもある。一方、確変制御のみが行われて時短制御や高開放制御が行われない確変状態(高確低ベース状態)は、高確高ベース状態と区別するために、時短なし確変状態ということもある。確変制御が行われずに時短制御や高開放制御が行われる時短状態は、低確高ベース状態とも称される。確変制御や時短制御及び高開放制御がいずれも行われない通常状態は、低確低ベース状態とも称される。通常状態以外の遊技状態において時短制御や確変制御の少なくともいずれかが行われるときには、特図ゲームが頻繁に実行可能となることや、各回の特図ゲームにおける変動表示結果が「大当り」となる確率が高められることにより、遊技者にとって有利な状態となる。大当り遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な遊技状態は、特別遊技状態とも称される。
パチンコ遊技機1には、例えば図2に示すような主基板11、演出制御基板12、音声制御基板13、LED制御基板14といった、各種の制御基板が搭載されている。また、パチンコ遊技機1には、主基板11と演出制御基板12との間で伝送される各種の制御信号を中継するための中継基板15なども搭載されている。その他にも、パチンコ遊技機1における遊技盤2などの背面には、例えば払出制御基板、情報端子基板、発射制御基板、インタフェース基板などといった、各種の基板が配置されている。
主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。主基板11は、主として、特図ゲームにおいて用いる乱数の設定機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行う機能、演出制御基板12などからなるサブ側の制御基板に宛てて、指令情報の一例となる制御コマンドを制御信号として出力して送信する機能、ホールの管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能などを備えている。また、主基板11は、第1特別図柄表示器4Aと第2特別図柄表示器4Bを構成する各LED(例えばセグメントLED)などの点灯/消灯制御を行って第1特図や第2特図の変動表示を制御することや、普通図柄表示器20の点灯/消灯/発色制御などを行って普通図柄表示器20による普通図柄の変動表示を制御することといった、所定の表示図柄の変動表示を制御する機能も備えている。
主基板11には、例えば遊技制御用マイクロコンピュータ100や、遊技球検出用の各種スイッチからの検出信号を取り込んで遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送するスイッチ回路110、遊技制御用マイクロコンピュータ100からのソレノイド駆動信号をソレノイド81,82に伝送するソレノイド回路111などが搭載されている。
演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、中継基板15を介して主基板11から伝送された制御信号を受信して、演出表示装置5、サブ演出表示装置400、スピーカ8L,8R及び演出用LED9といった演出用の電気部品による演出動作を制御するための各種回路が搭載されている。すなわち、演出制御基板12は、演出表示装置5やサブ演出表示装置400における表示動作や、スピーカ8L,8Rからの音声出力動作の全部または一部、演出用LED9などにおける点灯/消灯動作の全部または一部といった、演出用の電気部品に所定の演出動作を実行させるための制御内容を決定する機能を備えている。
音声制御基板13は、演出制御基板12とは別個に設けられた音声出力制御用の制御基板であり、演出制御基板12からの指令や制御データなどに基づき、スピーカ8L,8Rから音声を出力させるための音声信号処理を実行する処理回路などが搭載されている。LED制御基板14は、演出制御基板12とは別個に設けられたLED出力制御用の制御基板であり、演出制御基板12からの指令や制御データなどに基づき、演出用LED9などにおける点灯/消灯駆動を行うLEDドライバ回路などが搭載されている。
図2に示すように、主基板11には、ゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23からの検出信号を伝送する配線が接続されている。尚、ゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23は、例えばセンサと称されるものなどのように、遊技媒体としての遊技球を検出できる任意の構成を有するものであればよい。また、主基板11には、第1特別図柄表示器4A、第2特別図柄表示器4B、普通図柄表示器20、第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普図保留表示器25Cなどの表示制御を行うための指令信号を伝送する配線が接続されている。
主基板11から演出制御基板12に向けて伝送される制御信号は、中継基板15によって中継される。中継基板15を介して主基板11から演出制御基板12に対して伝送される制御コマンドは、例えば電気信号として送受信される演出制御コマンドである。演出制御コマンドには、例えば、演出図柄の変動時間及びリーチ演出の種類や擬似連の有無等の変動態様を示す変動パターンを示す変動パターン指定コマンドや、演出表示装置5における画像表示動作を制御するために用いられる表示制御コマンドや、スピーカ8L,8Rからの音声出力を制御するために用いられる音声制御コマンド、演出用LED9や装飾用LEDの点灯動作などを制御するために用いられるLED制御コマンドが含まれている。
主基板11に搭載された遊技制御用マイクロコンピュータ100は、例えば1チップのマイクロコンピュータであり、遊技制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM(ReadOnlyMemory)101と、遊技制御用のワークエリアを提供するRAM(RandomAccessMemory)102と、遊技制御用のプログラムを実行して制御動作を行うCPU(CentralProcessingUnit)103と、CPU103とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路104と、I/O(Input/Outputport)105と、を備えて構成される。
一例として、遊技制御用マイクロコンピュータ100では、CPU103がROM101から読み出したプログラムを実行することにより、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための処理が実行される。このときには、CPU103がROM101から固定データを読み出す固定データ読出動作や、CPU103がRAM102に各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、CPU103がRAM102に一時記憶されている各種の変動データを読み出す変動データ読出動作、CPU103がI/O105を介して遊技制御用マイクロコンピュータ100の外部から各種信号の入力を受け付ける受信動作、CPU103がI/O105を介して遊技制御用マイクロコンピュータ100の外部へと各種信号を出力する送信動作なども行われる。
図2に示すように、演出制御基板12には、プログラムに従って制御動作を行う演出制御用CPU120と、演出制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM121と、演出制御用CPU120のワークエリアを提供するRAM122と、演出表示装置5やサブ演出表示装置400における表示動作の制御内容を決定するための処理などを実行する表示制御部123と、演出制御用CPU120とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路124と、I/O125とが搭載されている。
一例として、演出制御基板12では、演出制御用CPU120がROM121から読み出した演出制御用のプログラムを実行することにより、演出用の電気部品(例えば、サブ演出表示装置400など)による演出動作を制御するための処理が実行される。このときには、演出制御用CPU120がROM121から固定データを読み出す固定データ読出動作や、演出制御用CPU120がRAM122に各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、演出制御用CPU120がRAM122に一時記憶されている各種の変動データを読み出す変動データ読出動作、演出制御用CPU120がI/O125を介して演出制御基板12の外部から各種信号の入力を受け付ける受信動作、演出制御用CPU120がI/O125を介して演出制御基板12の外部へと各種信号を出力する送信動作なども行われる。
また、本実施例では、演出表示装置5は遊技盤2よりも背面側に配設され、該遊技盤2に形成された開口2cを通して視認できるようになっている。尚、遊技盤2における開口2cには枠状のセンター飾り枠51が設けられている。また、遊技盤2の背面と演出表示装置5との間における下方には後述するサブ演出表示装置400が設けられており、演出制御基板12には、このサブ演出表示装置400、サブ演出表示装置400を回動させるための回動用モータ300、サブ演出表示装置400を上下動(昇降)させるための昇降用モータ301L,301R、サブ演出表示装置400の回動を規制するためのソレノイド302等の複数の電子部品が接続されている。また、遊技盤2の背面と演出表示装置5との間には演出ユニット(図示略)が設けられており、演出制御基板12には、この演出ユニット(図示略)に設けられる各種モータ、ソレノイド、センサ、発光ダイオード(LED)等の複数の電子部品が接続されている。尚、図2において、これら電子部品の図示は省略している。
尚、演出制御基板12の側においても、主基板11と同様に、例えば、予告演出等の各種の演出の種別を決定するための乱数値(演出用乱数ともいう)が設定されている。
図2に示す演出制御基板12に搭載されたROM121には、演出制御用のプログラムの他にも、演出動作を制御するために用いられる各種のデータテーブルなどが格納されている。例えば、ROM121には、演出制御用CPU120が各種の判定や決定、設定を行うために用意された複数の判定テーブルを構成するテーブルデータ、各種の演出制御パターンを構成するパターンデータなどが記憶されている。
一例として、ROM121には、演出制御用CPU120が各種の演出装置(例えば演出表示装置5、サブ演出表示装置400やスピーカ8L,8R、演出用LED9及び装飾用LED、演出用模型など)による演出動作を制御するために使用する演出制御パターンを複数種類格納した演出制御パターンテーブルが記憶されている。演出制御パターンは、パチンコ遊技機1における遊技の進行状況に応じて実行される各種の演出動作に対応して、その制御内容を示すデータなどから構成されている。演出制御パターンテーブルには、例えば特図変動時演出制御パターンと、予告演出制御パターンと、各種演出制御パターン等が、格納されていればよい。
特図変動時演出制御パターンは、複数種類の変動パターンに対応して、特図ゲームにおいて特別図柄の変動が開始されてから特図表示結果となる確定特別図柄が導出表示されるまでの期間における、演出図柄の変動表示動作やリーチ演出、再抽選演出などにおける演出表示動作、あるいは、演出図柄の変動表示を伴わない各種の演出表示動作といった、様々な演出動作の制御内容を示すデータなどから構成されている。予告演出制御パターンは、例えば、予め複数パターンが用意された予告パターンに対応して実行される予告演出となる演出動作の制御内容を示すデータなどから構成されている。各種演出制御パターンは、パチンコ遊技機1における遊技の進行状況に応じて実行される各種の演出動作に対応して、その制御内容を示すデータなどから構成されている。
特図変動時演出制御パターンのうちには、例えばリーチ演出を実行する変動パターンごとに、それぞれのリーチ演出における演出態様を異ならせた複数種類のリーチ演出制御パターンが含まれてもよい。
尚、演出図柄の変動表示中において実行される予告演出としては、例えば、サブ演出表示装置400が動作する可動予告や、遊技者がスティックコントローラ31Aまたはプッシュボタン31Bを操作したことを条件に実行される操作予告、所定の画像が段階的に切り替わるステップアップ予告、キャラクタが登場してセリフを喋るセリフ予告、所定の画像が割込み表示されるカットイン予告といった大当りの可能性を示唆する大当り予告演出や、リーチになるか否かを示唆するリーチ予告、擬似連になるか否かを予告する擬似連予告、停止図柄を予告する停止図柄予告、遊技状態が確率変動状態であるか否か(潜伏しているか否か)を予告する潜伏予告といったように、可変表示開始時やリーチ成立時において実行される複数の予告を含む。
次に、本実施例におけるパチンコ遊技機1の動作(作用)を説明する。主基板11では、所定の電源基板からの電力供給が開始されると、遊技制御用マイクロコンピュータ100が起動し、CPU103によって遊技制御メイン処理となる所定の処理が実行される。遊技制御メイン処理を開始すると、CPU103は、割込み禁止に設定した後、必要な初期設定を行う。この初期設定では、例えばRAM102がクリアされる。また、遊技制御用マイクロコンピュータ100に内蔵されたCTC(カウンタ/タイマ回路)のレジスタ設定を行う。これにより、以後、所定時間(例えば、2ミリ秒)ごとにCTCから割込み要求信号がCPU103へ送出され、CPU103は定期的にタイマ割込み処理を実行することができる。初期設定が終了すると、割込みを許可した後、ループ処理に入る。尚、遊技制御メイン処理では、パチンコ遊技機1の内部状態を前回の電力供給停止時における状態に復帰させるための処理を実行してから、ループ処理に入るようにしてもよい。
こうした遊技制御メイン処理を実行したCPU103は、CTCからの割込み要求信号を受信して割込み要求を受け付けると、遊技制御用タイマ割込み処理を実行する。遊技制御用タイマ割込み処理を開始すると、CPU103は、まず、所定のスイッチ処理を実行することにより、スイッチ回路110を介してゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23といった各種スイッチから入力される検出信号の状態を判定する。続いて、所定のメイン側エラー処理を実行することにより、パチンコ遊技機1の異常診断を行い、その診断結果に応じて必要ならば警告を発生可能とする。この後、所定の情報出力処理を実行することにより、例えばパチンコ遊技機1の外部に設置されたホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する。
情報出力処理に続いて、主基板11の側で用いられる乱数値MR1〜MR4といった遊技用乱数の少なくとも一部をソフトウェアにより更新するための遊技用乱数更新処理を実行する。この後、CPU103は、特別図柄プロセス処理を実行する。特別図柄プロセス処理では、遊技制御フラグ設定部(図示略)に設けられた特図プロセスフラグの値をパチンコ遊技機1における遊技の進行状況に応じて更新し、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bにおける表示動作の制御や、特別可変入賞球装置7における大入賞口の開閉動作設定などを、所定の手順で行うために、各種の処理が選択されて実行される。
特別図柄プロセス処理に続いて、普通図柄プロセス処理が実行される。CPU103は、普通図柄プロセス処理を実行することにより、普図表示結果判定用の乱数値MR4を用いて普通図柄の変動表示態様を決定し、普通図柄表示器20における表示動作(例えばセグメントLEDの点灯、消灯など)を制御して、普通図柄の変動表示や普通可変入賞球装置6Bにおける可動翼片の傾動動作設定などを可能にする。
普通図柄プロセス処理を実行した後、CPU103は、コマンド制御処理を実行することにより、主基板11から演出制御基板12などのサブ側の制御基板に対して制御コマンドを伝送させる。これらの一例として、コマンド制御処理では、遊技制御バッファ設定部に設けられた送信コマンドバッファの値によって指定されたコマンド送信テーブルにおける設定に対応して、I/O105に含まれる出力ポートのうち、演出制御基板12に対して演出制御コマンドを送信するための出力ポートに制御データをセットした後、演出制御INT信号の出力ポートに所定の制御データをセットして演出制御INT信号を所定時間にわたりオン状態としてからオフ状態とすることなどにより、コマンド送信テーブルでの設定に基づく演出制御コマンドの伝送を可能とする。コマンド制御処理を実行した後には、割込み許可状態に設定してから、遊技制御用タイマ割込み処理を終了する。
特別図柄プロセス処理において、CPU103は、まず、始動入賞判定処理を実行する。該始動入賞判定処理を実行した後、CPU103は、遊技制御フラグ設定部に設けられた特図プロセスフラグの値に応じた処理のいずれかを選択して実行する。
始動入賞処理では、第1始動口スイッチ22Aや第2始動口スイッチ22Bによる第1始動入賞や第2始動入賞があったか否かを判定し、入賞があった場合には、特図表示結果判定用の乱数値MR1、大当り種別判定用の乱数値MR2、変動パターン判定用の乱数値MR3を抽出して、第1始動入賞である場合には、第1特図保留記憶部における空きエントリの最上位に格納し、第2始動入賞である場合には、第2特図保留記憶部における空きエントリの最上位に格納する。
特別図柄通常処理では、第1特図保留記憶部や第2特図保留記憶部に記憶されている保留データの有無などに基づいて、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bによる特図ゲームを開始するか否かの判定が行われる。また、特別図柄通常処理では、特図表示結果判定用の乱数値MR1を示す数値データに基づき、特別図柄や演出図柄の変動表示結果を「大当り」とするか否かを、その変動表示結果が導出表示される前に決定(事前決定)する。さらに、特別図柄通常処理では、特図ゲームにおける特別図柄の変動表示結果に対応して、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bによる特図ゲームにおける確定特別図柄(大当り図柄やはずれ図柄のいずれか)が設定される。
変動パターン設定処理には、変動表示結果を「大当り」とするか否かの事前決定結果などに基づき、変動パターン判定用の乱数値MR3を示す数値データを用いて変動パターンを複数種類のいずれかに決定する処理などが含まれている。
特別図柄通常処理や変動パターン設定処理により、特別図柄の変動表示結果となる確定特別図柄や特別図柄及び演出図柄の変動表示時間を含む変動パターンが決定される。すなわち、特別図柄通常処理や変動パターン設定処理は、特図表示結果判定用の乱数値MR1、大当り種別判定用の乱数値MR2、変動パターン判定用の乱数値MR3を用いて、特別図柄や演出図柄の変動表示態様を決定する処理を含んでいる。
特別図柄変動処理には、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bにおいて特別図柄を変動させるための設定を行う処理や、その特別図柄が変動を開始してからの経過時間を計測する処理などが含まれている。また、特別図柄停止処理には、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bにて特別図柄の変動を停止させ、特別図柄の変動表示結果となる確定特別図柄を停止表示(導出)させるための設定を行う処理が含まれている。そして、遊技制御フラグ設定部に設けられた大当りフラグがオンとなっているか否かの判定などが行われる。
大当り開放前処理には、変動表示結果が「大当り」となったことなどに基づき、大当り遊技状態においてラウンドの実行を開始して大入賞口を開放状態とするための設定を行う処理などが含まれている。大当り開放中処理には、大入賞口を開放状態としてからの経過時間を計測する処理や、その計測した経過時間やカウントスイッチ23によって検出された遊技球の個数などに基づいて、大入賞口を開放状態から閉鎖状態に戻すタイミングとなったか否かを判定する処理などが含まれている。大当り開放後処理には、大入賞口を開放状態とするラウンドの実行回数が大入賞口開放回数最大値に達したか否かを判定する処理や、大入賞口開放回数最大値に達した場合に大当り終了指定コマンドを送信するための設定を行う処理などが含まれている。大当り終了処理には、演出表示装置5、サブ演出表示装置400やスピーカ8L,8R、演出用LED9などといった演出装置により、大当り遊技状態の終了を報知する演出動作としてのエンディング演出が実行される期間に対応した待ち時間が経過するまで待機する処理や、大当り遊技状態の終了に対応して確変制御や時短制御を開始するための各種の設定(確変フラグや時短フラグのセット)を行う処理などが含まれている。
尚、大当り終了処理においては、遊技制御バッファ設定部(図示略)に記憶されている大当り種別バッファ値を読み出して、大当り種別が「非確変大当り」、「確変大当り」のいずれであったかを特定する。そして、特定した大当り種別が「非確変大当り」ではないと判定された場合には、確変制御を開始するための設定(確変フラグのセット)を行う。また、特定した大当り種別が「非確変大当り」である場合には、時短制御を開始するための設定(時短フラグのセットと時短制御中に実行可能な特図ゲームの上限値に対応して予め定められたカウント初期値(本実施例では「100」)を時短回数カウンタにセット)を行う。
次に、演出制御基板12の動作を説明する。先ず、演出制御用CPU120は、電源が投入されると、メイン処理の実行を開始する。メイン処理では、まず、RAM領域のクリアや各種初期値の設定、また演出制御の起動間隔(例えば、2ms)を決めるためのタイマの初期設定等を行うための初期化処理を行う。その後、演出制御用CPU120は、タイマ割込フラグの監視を行うループ処理に移行する。タイマ割込が発生すると、演出制御用CPU120は、タイマ割込処理においてタイマ割込フラグをセットする。メイン処理において、タイマ割込フラグがセット(オン)されていたら、演出制御用CPU120は、そのフラグをクリアし、以下の処理を実行する。
演出制御用CPU120は、まず、受信した演出制御コマンドを解析し、受信した演出制御コマンドに応じたフラグをセットする処理等を行う(コマンド解析処理)。このコマンド解析処理において演出制御用CPU120は、受信コマンドバッファに格納されている主基板11から送信されてきたコマンドの内容を確認する。尚、遊技制御用マイクロコンピュータ100から送信された演出制御コマンドは、演出制御INT信号にもとづく割込処理で受信され、RAMに形成されているバッファ領域に保存されている。コマンド解析処理では、バッファ領域に保存されている演出制御コマンドがどのコマンドであるのか解析する。
次いで、演出制御用CPU120は、演出制御プロセス処理を行う。演出制御プロセス処理では、制御状態に応じた各プロセスのうち、現在の制御状態(演出制御プロセスフラグ)に対応した処理を選択して演出表示装置5やサブ演出表示装置400の表示制御を実行する。次いで、大当り図柄判定用乱数などの演出用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を更新する演出用乱数更新処理を実行し、その後、タイマ割込フラグの監視処理に移行する。
演出制御プロセス処理では、演出制御用CPU120は、先ず、演出表示装置5の第1保留記憶表示エリア5D及び第2保留記憶表示エリア5Uでの保留記憶表示を、保留記憶バッファの記憶内容に応じた表示に更新する保留表示更新処理を実行する。その後、演出制御用CPU120は、演出制御プロセスフラグの値に応じて以下のうちのいずれかの処理を行う。各処理においては、以下のような処理を実行する。
変動パターン指定コマンド受信待ち処理においては、遊技制御用マイクロコンピュータ100から変動パターン指定コマンドを受信しているか否か確認する。具体的には、コマンド解析処理で変動パターン指定コマンドを受信しているか否か確認する。変動パターン指定コマンドを受信していれば、演出制御プロセスフラグの値を演出図柄変動開始処理に対応した値に変更する。
演出図柄変動開始処理においては、演出図柄の変動が開始されるように制御する。具体的には、演出制御用CPU120は、ROM121に予め記憶されているプロセスデータの中から、変動パターン指定コマンド受信待ち処理において受信した変動パターン指定コマンドが示す変動パターンに応じたプロセスデータをセットする。尚、各プロセスデータには表示制御実行データ、LED制御実行データ、音制御実行データ、駆動制御データ等が含まれており、これらプロセスデータの制御内容が後述する演出図柄変動中処理にて時系列に沿って実行されることによって、演出表示装置5やサブ演出表示装置400の表示制御、スピーカ8L,8Rからの音出力、演出用LED9の発光及びサブ演出表示装置400の駆動制御等を実行可能となっている。
演出図柄変動中処理においては、演出図柄変動開始処理にてセットされたプロセスデータに応じて変動パターンを構成する各変動状態(変動速度)の切替タイミング等を制御するとともに、変動時間の終了を監視する。また、演出図柄変動中処理では、演出表示装置5の表示制御、スピーカ8L,8Rからの音出力、演出用LED9の発光及びサブ演出表示装置400の駆動制御等も行う。そして、変動時間が終了したら、演出制御プロセスフラグの値を演出図柄変動停止処理に対応した値に更新する。
演出図柄変動停止処理においては、全図柄停止を指示する演出制御コマンド(図柄確定コマンド)を受信したことにもとづいて、演出図柄の変動を停止し表示結果(停止図柄)を導出表示する制御を行う。そして、演出制御プロセスフラグの値を大当り表示処理または変動パターン指定コマンド受信待ち処理に対応した値に更新する。
大当り表示処理においては、変動時間の終了後、演出表示装置5に大当りの発生を報知するための画面を表示する制御を行う。そして、演出制御プロセスフラグの値を大当り遊技中処理に対応した値に更新する。
大当り遊技中処理においては、大当り遊技中の制御を行う。例えば、大入賞口開放中指定コマンドや大入賞口開放後指定コマンドを受信したら、演出表示装置5におけるラウンド数の表示制御等を行う。そして、演出制御プロセスフラグの値を大当り終了演出処理に対応した値に更新する。
大当り終了演出処理においては、演出表示装置5において、大当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知する表示制御を行う。そして、演出制御プロセスフラグの値を変動パターン指定コマンド受信待ち処理に対応した値に更新する。
次に、図3〜図11にもとづいて、サブ演出表示装置、昇降体及びベース体について説明する。図3は、サブ演出表示装置、昇降体及びベース体を斜め前から見た状態を示す分解斜視図である。図4は、サブ演出表示装置、昇降体及びベース体を斜め後ろから見た状態を示す分解斜視図である。図5は、(A)はサブ演出表示装置が退避位置に配置されている状態を示す正面図、(B)はサブ演出表示装置が演出位置に配置されている状態を示す正面図、(C)はサブ演出表示装置が演出位置において第1回動位置から第2回動位置に回動された状態を示す正面図である。図6は、(A)はサブ演出表示装置が退避位置に配置されている状態を示す側面図であり、(B)はサブ演出表示装置が演出位置に配置されている状態を示す側面図である。図7は、(A)は支持部材、回動盤及び昇降体を示す正面図、(B)は昇降体にカバー体が取付けられた状態を示す背面図である。図8は、(A)はサブ演出表示装置が第1回動位置に配置されている状態の昇降体を示す背面図、(B)はサブ演出表示装置が第2回動位置に配置されている状態の昇降体を示す背面図である。図9は、(A)は図8(A)のA−A断面図、(B)は配線保持部に配線が保持された状態を示す斜視図、(C)は図8(A)のB−B断面図である。図10は、サブ演出表示装置と昇降体との間に配線が掛け渡された状態を示す斜視図である。図11は、(A)はサブ演出表示装置が第1回動位置に配置されている状態の配線状況を示す説明図、(B)はサブ演出表示装置が第2回動位置に配置されている状態の配線状況を示す説明図である。図12は、(A)はサブ演出表示装置が第1回動位置に配置されている状態の配線状況を示す概略説明図、(B)はサブ演出表示装置が第2回動位置に配置されている状態の配線状況を示す概略説明図、(C)は配線保持部が固定されている場合の配線状況を示す概略説明図である。
図1、図3及び図4に示すように、遊技盤2の後方における演出表示装置5の下方位置には、ベース部材200が固設されている。ベース部材200の前面における左右幅方向の略中央部には昇降体500が上下方向に移動(昇降)可能に設けられており、該昇降体500と遊技盤2との間にはサブ演出表示装置400が設けられている。サブ演出表示装置400は、演出表示装置5と同様に例えばLCD(液晶表示装置)等から構成されており、各種の演出画像を表示する表示領域が形成されている。
サブ演出表示装置400の背面には、連結軸402が挿通可能な左右方向を向く軸受孔を有する軸受部401が形成されており、この連結軸402を介して、サブ演出表示装置400を上下方向に揺動可能に支持する支持部材403が連結されている。支持部材403は、複数のネジN1により、昇降体500に回転可能に支持される回動盤405の前面に一体に取付けられている。よって、サブ演出表示装置400は、支持部材403及び回動盤405を介して、昇降体500に対し前後方向を向く回動軸410を中心として回転可能、かつ、左右方向を向く連結軸402を介して上下方向に揺動可能に支持されている。
また、連結軸420にはトーションバネ404が環装され、サブ演出表示装置400は、該トーションバネ404によって背面における連結軸402よりも上方領域が前方に向けて付勢されている。
回動盤405における周縁下部には、円弧状のギヤ部406が形成されており、該ギヤ部406は、後述するように回動盤405を昇降体500に取付けたときに、該昇降体500に設けられる回動用モータ300の回転軸(図示略)の先端に固着された第1ギヤ303に噛合する第2ギヤ304に噛合するようになっている(図7(A)参照)。
また、回動盤405の背面略中心位置には、円柱状の回動軸410が後方に向けて突設されているとともに、該回動軸410の周囲には、3つの円柱形状のガイド軸411A、411B,411Cが後方に向けて突設されている。また、回動軸410とガイド軸411Cとの間のやや下方位置には、略円弧状に形成されたガイド軸412が突設されている。このガイド軸412は前後方向に貫通する貫通孔412aを有する筒状に形成されており、後述する配線Cを挿通可能とされている。
回動盤405の背面に突設された回動軸410は、図8に示すように、演出位置に配置されたときのサブ演出表示装置400の中心及び回動盤405の中心と前後方向で同一軸線上となるように配置されており、ガイド軸411A,411Cは、回動軸410までの距離が略同一となるように配置されている。また、ガイド軸411Bは、回動盤405においてガイド軸411Aとガイド軸411Cとを結ぶ直線上を避けるようにガイド軸411A,411Cよりも回動軸410に近い位置に配置されている。つまり、ガイド軸411Bは、回動盤405の回動中心である回動軸410に対してガイド軸411A,411Cよりも近接配置されている。よって、これらガイド軸411A,411B,411Cは、各々を頂点とする三角形が形成されるように配置されている。
昇降体500の背面とベース部材200の前面との間には、上下方向を向くガイドレール520L,520Rが設けられており、サブ演出表示装置400及び昇降体500は、該ガイドレール520L,520Rを介して、図5(A)に示す演出表示装置5の下方において該演出表示装置5と前後方向にほぼ重複しない退避位置と、図5(B)に示す演出表示装置5とサブ演出表示装置400の上半分が前後方向に重複する演出位置と、の間で移動可能(昇降可能)に案内されている。
また、サブ演出表示装置400は、図5(A)及び図5(B)に示すように、通常はサブ演出表示装置400の長手方向がパチンコ遊技機1の左右方向を向く第1回動位置(回動初期位置)に配置されているが、昇降体500に対して正面視で時計回りに90度回動することによって、サブ演出表示装置400の長手方向がパチンコ遊技機1の上下方向を向く第2回動位置まで変化するようになっている(図5(C)参照)。尚、前述した遊技盤2の盤面板(図示略)及びセンター飾り枠51は透光性を有する樹脂材等により構成されており、遊技者は遊技盤2の盤面板(図示略)及びセンター飾り枠51を介して退避位置に配置されているサブ演出表示装置400を視認可能とされている。
図3及び図4に示すように、ベース部材200の背面右側には、昇降体500及びサブ演出表示装置400を退避位置と演出位置との間で上下方向に移動(昇降)させるための駆動力を供給する昇降用モータ301R(図2参照)が取付けられている。本実施例における昇降用モータ301Rは、パルス信号に同期して駆動するステッピングモータ(パルスモータ)である。昇降用モータ301Rの回転軸は、ベース部材200に形成された図示しない貫通孔を介してベース部材200の前面側に突出しており、該回転軸の先端には、ベース部材200の前面側において駆動ギヤ(図示略)が枢支されている。
ベース部材200における駆動ギヤ(図示略)の左方には、図示しない枢軸が前方に向けて突出形成され、該枢軸にはギヤ221が回動自在に枢支されており、駆動ギヤ(図示略)の外周部に形成された歯部とギヤ221の外周部に形成された歯部とが噛合している。このため、ギヤ221は、駆動ギヤ(図示略)が昇降用モータ301Rの駆動により回動することで共に回動するようになっている。尚、ギヤ221の前面側には、円柱状の突部221aが前方に向けて突出形成されている。
ベース部材200の右端部には、前方に向けて枢軸200aが突出形成されており、該枢軸200aには棒状に形成されたリンク部材222の一端部が回動自在に枢支されている。尚、リンク部材222の他端部には、リンク部材222の長手方向に対して長寸の長孔225が形成されており、該長孔225内に昇降体500の右下端部に形成された連結軸513が挿入されている。
リンク部材222には、リンク部材222の長手方向に対して長寸の連結孔222aが形成されており、該連結孔222a内に突部221aが挿入されている。よって、昇降用モータ301Rによりギヤ221が回動して突部221aが上下方向に向けて円弧状に移動することで、リンク部材222が枢軸200aを中心に上下に回動するようになっている。また、枢軸200aには、図示しないトーションバネが環装されており、常時リンク部材222を上方に向けて回動させる方向、つまり、サブ演出表示装置400を退避位置から演出位置に向けて移動させる方向に付勢しているため、上昇時における昇降用モータ301Rの負荷が軽減されるようになっている。
ベース部材200の左側には、ベース部材200の右側と同様に、昇降用モータ301L、駆動ギヤ(図示略)、ギヤ221、リンク部材222等からなる昇降機構が設けられているが、上記したようにベース部材200の右側の昇降機構と左右対称の同一構成であるため、詳細な説明を省略する。
ベース部材200の下部には、上部から下部へ向けて漸次前方に向けて傾斜する湾曲状の傾斜面210が左右一対に設けられている。このため、図6(A)及び図6(B)に示すように、サブ演出表示装置400は、演出位置から退避位置に向けて移動(下降)する際に下端部が傾斜面210に摺接することにより、退避位置では、遊技者がサブ演出表示装置400の表示領域を視認容易となるように、連結軸420を中心に下部側がトーションバネ404の付勢力に抗して僅かに前方に向けて傾倒した状態で配置される(図6(A)参照)。
尚、サブ演出表示装置400が退避位置から演出位置に向けて移動する場合は、連結軸420に環装されているトーションバネ404の付勢力によって連結軸420を中心に下方に回動することで、最終的に回動盤405と略並行を成す状態で演出位置に配置される(図6(B)参照)。
図3、図4及び図8に示すように、昇降体500の背面には、回動盤405の回動軸410が回動可能に挿入される軸受孔501を有する軸受筒501aが略中央位置に突設されている。また、軸受孔501の周囲には、該軸受孔501を中心とする円弧状の長孔502A,502B,502C,503が形成されている。これら長孔502A,502B,502C,503は、軸受孔501を中心とする円の周方向に沿って長寸に形成されているとともに、昇降体500の厚み方向である前後方向に貫通形成されている。尚、長孔502Aと長孔502Cは曲率が同一であり、且つ曲率が長孔502B,503よりも小さくなるように形成されている。また、長孔502Bは曲率が長孔503よりも小さくなるように形成されている。つまり、長孔503の曲率は長孔502A,502B,502Cよりも大きい。
また、昇降体500の前面及び背面には、特に図8に示すように、軸受孔501を中心とする円弧状に形成され曲率が異なる複数のリブ505Aや、曲率が異なるリブ505A同士を連結するように形成される複数のリブ505Bが、軸受孔501や長孔502A,502B,502C,503を避けるように立設されており、リブ505A,505Bにより囲まれた空間が肉抜き凹部とされて昇降体500の軽量化及び強度の向上が図られている。
図8に示すように、昇降体500の背面における軸受孔501と長孔502Aとの間には、後述する配線Cを保持するための配線保持部550が設けられている。また、軸受孔501の直下には、配線保持部560が設けられているとともに、長孔502Cの下方には、配線保持部565が設けられている。
図9(A)及び図9(B)に示すように、配線保持部550は、円盤部551と、円盤部551の背面に突設されるコ字形の保持片552と、円盤部551と保持片552とにより形成された挿通孔554に挿通して取付けられ配線Cを保持するための結束バンド553と、により構成される。また、円盤部551の前面には、該円盤部551よりも直径が短寸の円柱からなり、昇降体500に形成された軸受孔556に挿入可能な軸部555が突設されており、該軸部555を軸受孔556に背面側から挿入した後、抜止板557がネジN2により取付けられることで、配線保持部550は、軸受孔556の前後方向を向く軸心を中心として回転可能、かつ、逸脱が規制された状態で昇降体500の背面に設けられている。
このように、配線保持部550は、挿通孔554内に挿通した結束バンド553にて束ねた複数本のケーブルからなる配線Cを束ねて保持片552に結束することで、配線Cを、前後方向を向く軸回りに回転可能に保持できるようになっている。尚、配線Cは、保持片552に取付けられた結束バンド553にて束ねられた状態において、該結束バンド553の周方向に対し略直交する方向に案内されるように保持される。
また、円盤部551、保持片552及び軸部555からなる保持部材と抜止板557は、他の部材よりも耐疲労性が高く、かつ、自己潤滑性に富み、低摩擦係数、低摩耗性を有するポリアセタール(POM)樹脂からなるため、軸受孔556内に挿入された状態において円滑に回動するようになっている。尚、本実施例では、保持部材はポリアセタール(POM)樹脂にて構成されていたが、ポリアミド(PA)樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE;ふっ素樹脂)等、低摩擦係数・低摩耗性を有する他の樹脂材にて構成されていてもよい。
図10(C)に示すように、配線保持部560は、昇降体500の背面における軸受孔501の下方位置に突設され、下向きフック形状に形成された保持片560aからなる。保持片560aの先端と昇降体500の背面との間には隙間が形成されており、この隙間の下方から横向きにした配線Cを上方へスライドさせるようにして差し込むことで、該配線Cを左右方向に向けて案内するように保持できるようになっている。この保持片560aは昇降体500の背面に突設されているので、配線保持部550のように回転しない。
配線保持部565は、昇降体500の背面における長孔502Cの下方近傍位置に形成された孔部(図示略)に挿通され配線Cを束ねる結束バンド565a(図11参照)からなり、配線Cを左右方向に向けて案内するように保持できるようになっている。この孔部(図示略)は昇降体500の背面に形成されているので、配線保持部550のように回転しない。
図4及び図8に示すように、昇降体500の右側背面下部には、サブ演出表示装置400を第1回動位置(図5(A)(B)参照)と第2回動位置(図5(C)参照)との間で回動させるための駆動力を供給する回動用モータ300が取付けられている。回動用モータ300はステッピングモータ(パルスモータ)である。回動用モータ300の回転軸(図示略)は、昇降体500に形成された図示しない貫通孔を介して昇降体500の前面側に突出しており、該前面側に突出した回転軸には第1ギヤ303が固着されている。
第1ギヤ303には、その上方に回動可能に枢支された第2ギヤ304が噛合されており、該第2ギヤ304は、回動盤405のギヤ部406噛合されている。よって、回動用モータ300により第1ギヤ303と第2ギヤ304とが回動することで、回動盤405が回動するようになっている。
また、図8に示すように、昇降体500の左側背面上部には、ソレノイド302が取付けられている。ソレノイド302のプランジャ302aの先端には、前後方向を向く軸部材313aを中心に揺動可能に取付けられたリンク部材313の上端が枢支されている。リンク部材313の下端には、ガイド軸411Aの長孔502A内での移動を規制する規制部材314が枢支されている。
規制部材314は、ソレノイド302が非励磁状態であるときに長孔502A側に突出してガイド軸411Aの下方への移動を規制する規制位置と(図8(A)参照)、ソレノイド302が励磁状態であるときに長孔502Aから退避してガイド軸411Aの下方への移動を許容する規制解除位置と(図8(B)参照)、の間でスライド移動可能に設けられている。
よって、図8(A)に示すように、サブ演出表示装置400が第1回動位置にあるときには、規制部材314が長孔502Aの上端に配置されているガイド軸411Aの下方の規制位置に配置されていることで、ガイド軸411Aの長孔502A内での移動、つまり、サブ演出表示装置400の第1回動位置から第2回動位置への回動が規制されるため、パチンコ遊技機1の振動などにより意図しないタイミングでサブ演出表示装置400が第2回動位置へ回動することが防止される。また、演出制御用CPU120は、サブ演出表示装置400を第1回動位置から第2回動位置へ回動させるときには、ソレノイド302を励磁状態として規制部材314を規制解除位置へ移動させた後、回動用モータ300を駆動させる。
図8(A)に示すように、サブ演出表示装置400が第1回動位置に配置されている状態では、各ガイド軸411A、411B,411C,412は、正面視で各長孔502A,502B,502C,503の時計回り方向側の端部(図8(A)では各長孔502A,502B,502C,503の反時計回り方向側の端部)に当接しており、サブ演出表示装置400の第1回動位置から正面視反時計回り方向への回動が規制されている。
また、回動用モータ300を駆動することによってサブ演出表示装置400を第1回動位置から第2回動位置へ向けて移動させる場合は、サブ演出表示装置400の正面視反時計回り方向への回動により各ガイド軸411A、411B,411C,412が各長孔502A,502B,502C,503内を移動し、サブ演出表示装置400が第2回動位置まで移動すると、各ガイド軸411A、411B,411C,412は、正面視で各長孔502A,502B,502C,503の反時計回り方向側の端部(図8(B)では各長孔502A,502B,502C,503の時計回り方向側の端部)に当接して回動が規制される。
また、昇降体500の右側背面には、サブ演出表示装置400、ソレノイド302、回動用モータ300や図示しないセンサ等、昇降体500及び該昇降体500に支持される部材等に搭載された電子部品と演出制御基板12との接続を中継する中継基板506が取付けられている。中継基板506の背面には、サブ演出表示装置400と接続する配線Cの一端に設けられた配線側コネクタCN1(図10参照)を接続するための基板側コネクタKCN1や、演出制御基板12と接続される配線(図示略)の配線側コネクタ(図示略)を接続するための基板側コネクタ等を含む複数のコネクタが実装されている。
図3、図4及び図7(B)に示すように、昇降体500の背面には、透明な合成樹脂材からなるカバー体570が複数のネジN3により取付けられる。カバー体570は、昇降体500の背面ほぼ全域を被覆可能に形成されており、軸受孔501に対応する位置には、軸受孔501に挿入される回動軸410の後端を軸支するための円形の軸受孔571が形成され、長孔502Aに対応する位置には、ガイド軸411Aとの干渉を避けるための円弧状の長孔572が形成され、配線保持部550に対応する位置には、結束バンド553や該結束バンド553により保持された配線Cとの干渉を避けるための円形の配線孔573が形成され(図9(A)参照)、リンク部材313の軸部材313aに対応する位置には、軸部材313aとの干渉を避けるための円形の丸孔574が形成され、リンク部材313と規制部材314との連結軸に対応する位置には、該連結軸との干渉を避けるための長孔575が形成されている。
このように構成された昇降体500に対して、サブ演出表示装置400は、支持部材403を介して連結された回動盤405の回動軸410を前方から軸受孔501に嵌入することにより、昇降体500に対して前後方向を向く回動軸410を中心として回動可能に取付けられる。サブ演出表示装置400が昇降体500に取付けられたときに、ガイド軸411Aは長孔502Aに挿入され、ガイド軸411Bは長孔502Bに挿入され、ガイド軸411Cは長孔502Cに挿入され、ガイド軸412は長孔503に挿入され、回動軸410、ガイド軸411A、411B,411Cの後端に抜止板(図3及び図4参照)が取付けられ、回動軸410、ガイド軸411A、411B,411Cの軸受孔501、長孔502A,502B,502Cからの逸脱が規制される。
また、サブ演出表示装置400を昇降体500に組付ける際には、図10に示すように、演出制御基板12に接続された中継基板506とサブ演出表示装置400とを接続する配線Cの配線作業を行う。
尚、配線Cは、サブ演出表示装置400に対し電力を供給するための電源ケーブル、演出制御基板12から出力される信号を伝送するためのケーブル、その他、サブ演出表示装置400に搭載される電子部品に接続されるケーブルといった、可撓性を有する複数本のケーブルを含む。
また、本実施例では、配線Cは複数本のケーブルがまとめられてなるものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、可撓性を有するケーブルであれば、複数の電源線や信号線等がまとめられた単一のケーブルでもよいし、1本のケーブルからなるものであってもよい。また、複数のケーブルは、一の電子部品に接続されるケーブルだけでなく、複数の電子部品各々に対応するケーブルであってもよい。
上述したように、基板側コネクタKCN1は昇降体500の背面側に設けられ、基板側コネクタKCN2は昇降体500の前面側に重畳するように配設されたサブ演出表示装置400に設けられていることで、配線Cは、サブ演出表示装置400の前方、つまり、遊技者側から見えないように、昇降体500に形成されサブ演出表示装置400にて前方から覆われる長孔503に挿通される。
ここで、配線Cの配線態様の一例について説明する。図9(C)、図10及び図11に示すように、基板側コネクタKCN1に接続された配線側コネクタCN1から延出される配線Cは、左方に向けて略水平に引き出された後、長孔502Aより回動軸410側で上方に向けて方向変換され、該長孔502Aに沿うように背面視円弧状に引き回され、回動軸410の上方を回り込んで該回動軸410より右方に戻された後、長孔503に挿入されて回動盤405の前方に引き出される。具体的には、長孔503に挿入されるガイド軸412の貫通孔412aを挿通して回動盤405の前方に引き出される。
回動盤405の前方に引き出された配線Cは、回動盤405と支持部材403との間を上方に向けて配線され、配線側コネクタCN2が前方のサブ演出表示装置400の背面に設けられた基板側コネクタKCN2に接続されている。このように配線Cは、一端側に設けられた配線側コネクタCN1が中継基板506の基板側コネクタKCN1と接続され、他端側に設けられた配線側コネクタCN2が昇降体500の前面側のサブ演出表示装置400の基板側コネクタKCN2と接続されるもので、昇降体500に設けられた長孔503に挿通されている。
図11に示すように、昇降体500の背面側において、配線側コネクタCN1から左方に向けて略水平に引き出された配線Cは、長孔502Cの下方位置において配線保持部565にて保持され、軸受筒501aの直下にて配線保持部560にて保持されることで、左右方向に略直線状に配線されている。また、配線Cにおける配線保持部550と貫通孔412aとの間の第1配線部C1は、移動するガイド軸411A,411B,411C,412との干渉を避けるように、軸受筒501aの左側を回り込むように略円弧状に掛け回されており、配線保持部560と貫通孔412aとの間の略中間部位が配線保持部550により保持されていることで、略円弧状に保持されている。
つまり、貫通孔412aから配線保持部550へ掛け渡された後、貫通孔412a側へ折り返された配線Cを保持する配線保持部560を備え、軸受筒501aは、配線Cにおける配線保持部550と貫通孔412aとに掛け渡された第1配線部C1と、配線保持部550と配線保持部560との間に掛け渡された第2配線部C2と、の間に配置されている。
また、配線Cにおける貫通孔412aと配線保持部550との間の第1配線部C1は、軸受筒501aの上方に掛け渡されていることで、軸受筒501aにより配線Cが自重により下方に弛まないようになっている。このように配線保持部550は、長孔502A,502B,502C,503の間に設けられているため、配線Cをガイド軸411A,411B,411C,412に干渉しないように配線できる。また、これら昇降体500の背面に設けられた配線保持部550,560,565は、ベース側配線保持部とされている。
一方、昇降体500の前方に引き出された配線Cは、支持部材403の上部においてフック状の配線保持部431に保持され、また、サブ演出表示装置400の背面において配線保持部430にて保持されている。これら配線保持部430,431は、サブ演出表示装置400、支持部材403及び回動盤405とともに昇降体500に対して回動する可動側配線保持部とされている。
尚、本実施例では、これら配線保持部565,560,550,430,431は、複数の束ねた配線Cを、配線保持部565,560,550,430,431に対し長手方向への移動が困難な状態または移動不能な状態で保持されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、配線Cを配線保持部565,560,550,430,431に対し長手方向へ容易に移動可能に保持するようにしてもよい。
このように、配線Cにおいて、昇降体500の前面側の配線保持部431と昇降体500の背面側の配線保持部550との間に掛け渡されている部分は長孔503を介して昇降体500を挿通している。そして、回動盤405、支持部材403及びサブ演出表示装置400からなる可動体は、昇降体500に対し回動軸410を中心として約90度の範囲で回動可能とされていることで、昇降体500に変位不能に設けられた配線保持部550に対し、配線保持部431は昇降体500に対し変位可能に設けられている。特に配線Cは、長孔503内に移動可能に挿入されたガイド軸412の貫通孔412aを挿通しているため、長孔503における配線Cの挿通位置がサブ演出表示装置400の回動に応じて上下に変位する。
具体的には、配線Cは、図11(A)に示すように、サブ演出表示装置400が第1回動位置にあり、ガイド軸412の貫通孔412aが長孔503の下端に配置されるときは長孔503における挿通位置が第1挿通位置となり、図11(B)に示すように、サブ演出表示装置400が第2回動位置にあり、ガイド軸412の貫通孔412aが長孔503の上端に配置されるときは長孔503における挿通位置が第1挿通位置の上方の第2挿通位置となる。つまり、配線Cにおいて長孔503を挿通する挿通位置は、サブ演出表示装置400の回動に応じて第1挿通位置と第2挿通位置との間で上下に変位する。
また、配線Cは、昇降体500の前側の配線保持部431と背面側の配線保持部550との間において、上記のような挿通位置の変位を妨げることがないように、余裕を持った長さを有するように保持されている。また、配線保持部550と配線保持部560との間の第2配線部C2においても、後述するように配線保持部550の回動を妨げることがないように、余裕を持った長さを有するように保持されている。
ここで、配線Cの態様について図12を用いて説明すると、図12(A)及び図12(B)に示すように、サブ演出表示装置400の回動に応じて、ガイド軸412の貫通孔412aが長孔503内を上下に移動することにより、配線Cの長孔503における挿通位置が第1挿通位置と第2挿通位置との間で変位することで、配線Cにおける配線保持部550とガイド軸412の貫通孔412aとの間の第1配線部C1が配線保持部550を支点として上下に揺動する際に、配線保持部550が前後方向を向く軸心周りに回動する。
具体的に説明すると、配線Cにおいて配線保持部550により保持されている部分は、結束バンド553の巻回方向に対して略直交する方向(配線方向P)を向くように保持されている。よって、図12(A)に示すように、配線Cの長孔503における挿通位置が第1挿通位置にある場合、配線Cが回動軸410の上部に接するように掛け回されているため、配線方向Pは垂直線(図示略)に対し斜め約45度に傾いている。
次いで、図12(B)に示すように、配線Cの長孔503における挿通位置が上方の第2挿通位置に変位した場合、配線Cが回動軸410から上方に離れるように移動することにより、配線保持部550における配線方向Pの垂直線(図示略)に対する傾斜角度が第1挿通位置にあるときよりも小さくなるように配線保持部550が回動する。
このように、配線Cの動きに応じて配線保持部550が回動することで、第1挿通位置や第2挿通位置に対する配線保持部550の位置関係は変化しないが、配線Cにおいて配線保持部550にて保持されている部分の配線方向P、つまり、配線Cの向きが変わるので、貫通孔412aと配線保持部560との間の配線Cを緩やかな円弧形状に維持することができる。
ここで、図12(C)に示すように、例えば、配線保持部550が回動せずに配線方向Pが図12(A)の向きで固定されている場合、配線Cの長孔503における挿通位置が第2挿通位置へ変位したときに、配線保持部560と貫通孔412aとの間の配線Cの向き(配線方向P)を変えることができないので、挿通位置の変位が繰り返される毎に、配線Cが配線保持部550と貫通孔412aとの間で屈曲し、配線保持部550付近に無理な力が加わること等により疲労して断線しやすくなる。しかし、本実施例では、上記したように配線保持部550が配線Cの挿通位置の変位に応じて適宜回動することで、貫通孔412aと配線保持部560との間の第1配線部C1に無理な折曲力等を付与することなく、緩やかな略円弧形状に維持することができるため、断線や配線の絡まり等を防止できる。
以上説明したように、本発明の実施例としてのパチンコ遊技機1にあっては、ベース体としての昇降体500と、電子部品としてのサブ演出表示装置400を有し、昇降体500に対し回動可能に設けられた可動体(サブ演出表示装置400、支持部材403及び回動盤405)と、サブ演出表示装置400に接続される配線Cと、昇降体500に形成され配線Cを挿通可能とする配線孔部としての長孔503(貫通孔412a)と、昇降体500における前記可動体と反対側、つまり背面側に設けられ配線Cを保持する配線保持部550と、を備え、配線Cは、配線保持部550から長孔503を挿通してサブ演出表示装置400に接続されており、長孔503は、可動体の動作に応じて配線Cの挿通位置が第1挿通位置と第2挿通位置との間で変位するように、軸受孔501を中心とする円の周方向に沿って長寸に形成され、配線保持部550は、配線Cの挿通位置の変位に応じて保持している配線の向き(例えば、配線方向P)が変わるように回転可能に設けられている。
このように構成されていることで、サブ演出表示装置400の回動に応じて長孔503における配線Cの挿通位置が変位したときに、配線保持部550が回転することで、挿通位置の変位に追従して配線Cの向き(配線方向P)が変わるので、配線保持部550を支点として配線Cが揺動することにより配線Cが屈曲を繰り返すことで断線することを防止できる。
尚、配線保持部550において配線Cを長手方向へ移動可能に保持する、つまり、緩めに保持することで、挿通位置の変位に応じて配線Cを追従させようとする場合、配線Cの保持位置が挿通位置の変位に応じてずれるので、配線Cが暴れてしまい所望の配線経路に保持することができないばかりか、複数本のケーブルがばらけやすくなることで絡まったりする虞がある。
これに対し本実施例では、配線Cにおける挿通位置の変位に応じて、配線保持部550に保持されている配線Cの向きを変えることができることにより、配線Cに無理な屈曲力を付与することなく、挿通位置に応じた配線経路に変化させることができる。よって、配線保持部550にて配線Cを長手方向へ移動困難または移動不能となるように保持できるので、配線Cが弛んだりして移動するガイド軸411A,411B,411C,412に絡んで断線したり、サブ演出表示装置400の回動を阻害したりすることを防止できる。
また、配線保持部550と配線保持部560とが離間して設けられていることで、配線保持部550が回動に応じて、配線保持部550と配線保持部560との間で配線Cが変形可能とされているため、配線保持部550が円滑に回動するようになる。つまり、配線保持部550は、配線Cにおける貫通孔412a(挿通位置)と配線保持部560との間において移動する貫通孔412aに最も近い位置で保持する保持部であり、該保持部が回動可能に設けられていることで、サブ演出表示装置400を円滑に回動させることができる。
また、配線保持部550は、配線Cを結束可能な結束部材(例えば、結束バンド553)を挿通するための孔部としての挿通孔554を有することで、保持する配線数に応じてコンパクトに保持することが可能となる。
尚、本実施例では、結束部材の一例として合成樹脂材からなる結束バンド553を用いた形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の配線を束ねることができる部材であれば、針金や紐状部材等を適用してもよい。
また、昇降体500に複数設けられサブ演出表示装置400を回動可能に案内するガイド部としての長孔502A,502B,502C,503を備え、配線保持部550は、複数の長孔502A,502B,502C,503の間に設けられている。つまり、配線Cを、複数の長孔502A,502B,502C,503に近づかないように迂回して配線することができるため、配線Cが複数の長孔502A,502B,502C,503と該長孔502A,502B,502C,503内を摺動するガイド軸411A,411B,411Cとの間に挟まれるなどして、断線したりサブ演出表示装置400の回動が阻害されること等を防止できる。
より詳しくは、配線Cが挿通する長孔503及び配線保持部550は、ガイド軸411A,411B,411Cをガイドするガイド部としての長孔502A,502B,502Cよりも回動軸410に近い位置、つまり、長孔502A,502B,502Cに囲まれた位置に配置されているので、配線保持部550と長孔503との間の第1配線部C1が長孔502A,502B,502Cのいずれかを跨ぐように配線されることがない。よって、可動体の動作に応じて長孔503における挿通位置が変化する配線Cを長孔502A,502B,502Cの近傍位置で保持できるので、第1配線部C1が長孔502A,502B,502C,503やガイド軸411A,411B,411Cに近づくことを抑制できる。
また、昇降体500の背面側に突設され、サブ演出表示装置400を昇降体500に対して回動可能に軸支する軸受部としての軸受筒501aと、長孔503から配線保持部550へ掛け渡された後、長孔503側へ折り返された配線Cを保持する配線保持部560と、を備え、軸受筒501aは、配線Cにおける配線保持部550と長孔503とに掛け渡された第1配線部C1と、配線保持部550と配線保持部560との間に掛け渡された第2配線部C2と、の間に配置される。
このように、配線Cを折り返すように配線する場合において、例えば、配線Cの挿通位置が第2挿通位置から第1挿通位置へ変位することにより、第1配線部C1が第2配線部側へ近づくように移動しても、軸受筒501aに第1配線部C1が当接することで第2配線部C2側への移動が規制されるため、第2配線部C2に絡まることを回避できる。
また、本実施例では、昇降体500が起立するように立設されているため、上方の第1配線部C1が下方に撓みやすいが、軸受筒501aにより第1配線部C1の下方への撓みが規制されることで、第2配線部C2に絡まることを回避できる。
さらに、本実施例では、配線Cの挿通位置が第1挿通位置にあるとき、配線保持部550と貫通孔412aとを結ぶ仮想直線よりも上方に軸受筒501aが配置されるようになっていることで、第1配線部C1が円弧状に保持されるため、配線保持部550にて配線Cが鋭角に屈曲するように折り返されることを回避できる。
また、昇降体500におけるサブ演出表示装置400と反対側を被覆するカバー体570を備え、カバー体570における配線保持部550に対応する位置に開口としての配線孔573が形成されていることで、配線Cがカバー体570に接触して配線保持部550の回転が阻害されることを防止できる。
また、配線保持部550は、昇降体500よりも摩擦抵抗が小さい合成樹脂材(例えば、保持部材と抜止板557は、耐疲労性が高く、かつ、自己潤滑性に富み、低摩擦係数、低摩耗性を有するポリアセタール(POM)樹脂からなる)にて形成されていることで、配線保持部550を滑らかに回動させることができる。
サブ演出表示装置400は、昇降体500に対して回動軸410を中心として回動可能に軸支され、長孔503は、回動軸410を中心とする円弧状に形成され、可動体である回動盤405に設けられる被ガイド部としてのガイド軸412を案内するガイド部を兼ねることで、サブ演出表示装置400と接続される配線Cをガイド部である長孔503に挿通できることで、長孔503を被ガイド部とは個別に設ける必要がないので、構造を簡素化することができる。
また、貫通孔412aは、ガイド軸412に貫通して形成され、配線Cは、ガイド軸412を介して長孔503に挿通されていることで、配線Cがガイド軸412により保護されるので、長孔503との接触による断線を防止できる。
尚、本実施例では、長孔503は可動体である回動盤405に設けられる被ガイド部としてのガイド軸412を案内するガイド部を兼ねていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、可動体を回動可能に案内するガイド部とは別個に設けられていてもよい。
また、前記実施例では、ベース体としての昇降体500は、ベース部材200に対し昇降可能に設けられていたが、固定的に設けられていてもよい。また、昇降体500は、ベース部材200に対し起立するように立設されていたが、水平に設けられていてもよい。つまり、可動体は、ベース体に対し水平方向に移動可能に設けられていてもよい。
また、前記実施例では、電子部品としてサブ演出表示装置400を適用した形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示装置以外の電子部品、例えば、発光ダイオード、モータ、ソレノイドや、回路基板に搭載されたCPU等であってもよい。また、電子部品は、サブ演出表示装置400のように演出制御基板12に接続されたものに限定されるものではなく、主基板11や他の制御基板に接続される電子部品であってもよい。
また、前記実施例では、可動体としてベース体である昇降体500に対し回動可能に設けられたサブ演出表示装置400を適用した形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ベース体に対しスライド移動可能に設けられた可動体等を適用してもよい。
また、前記実施例では、配線孔部は、可動体としてのサブ演出表示装置400がベース体である昇降体500に対し回動可能に設けられていたため、回動軸410を中心とする円の円周方向に沿って延設された長孔502A,502B,502C,503とされていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、可動体の動作に応じて配線の挿通位置が変位するように形成されていれば、直線状に形成された長孔であってもよいし、大径の丸孔等であってもよく、形状は種々に変形可能である。
また、前記実施例では、配線保持部550は、円盤部551と、円盤部551の背面に突設されるコ字形の保持片552と、円盤部551と保持片552とにより形成された挿通孔554に挿通して取付けられ配線Cを保持するための結束バンド553と、により構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、配線を保持することが可能に構成されていれば、必ずしも前記実施例のように結束バンド553を用いて保持しなくてもよく、例えば、配線を挿通可能な孔部やフック等により構成されていてもよい。
つまり、配線保持部は、配線の挿通位置の変位に応じて保持している配線の向きが変わるように、ベース体に対し回転可能に設けられた回転体に設けられていればよく、前記実施例に記載した形態に限定されるものではなく、種々に変形可能である。また、配線保持部の配置位置や配置数も前記実施例に記載のものに限定されるものではなく、種々に変更可能である。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機1を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、予め定められた球数の遊技球が遊技機内部に循環可能に内封され、遊技者による貸出要求に応じて貸し出された貸出球や、入賞に応じて付与された賞球数が加算される一方、遊技に使用された遊技球数が減算されて記憶される、所謂、封入式遊技機にも本発明を適用可能である。尚、これら封入式遊技機においては遊技球ではなく得点やポイントが遊技者に付与されるので、これら付与される得点やポイントが遊技価値に該当する。
また、前記実施例では、本発明を遊技機の一例としてのパチンコ遊技機に適用した形態を例示したが、例えば遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能な変動表示装置に変動表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該変動表示装置に導出された変動表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンにも適用可能である。
また、前記実施例では、遊技媒体の一例として、球状の遊技球(パチンコ球)が適用されていたが、球状の遊技媒体に限定されるものではなく、例えば、メダル等の非球状の遊技媒体であってもよい。
また、前記実施例では、本発明が適用された昇降体500をパチンコ遊技機1に適用した形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、パチンコ遊技機1以外の装置、例えば、遊技機に対応して設けられるカードユニットや球貸し機等の遊技用装置に適用しても良い。