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JP6540148B2 - キーボード入力擬制方法およびキーボード - Google Patents
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JP6540148B2 - キーボード入力擬制方法およびキーボード - Google Patents

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Description

本発明は、キーボード入力擬制方法およびキーボードに関する。
コンピュータの入力装置としてキーボードが広く使用されている。特に、企業等においては、キーボードが主たる入力装置として使用されている。銀行等のコンピュータシステムでは、一般的なパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称する)を端末として使用するのが一般的であり、パソコンの入力装置としてキーボードが使用される。
銀行等のコンピュータシステムでは、その動作保証のため、端末であるパソコンのキーボードの操作を繰り返し、一連のキー入力を繰り返し実行する状況があり、このような状況で、キーボードのドライバを含めた検証が必要な場合が起こり得る。この状況で、コンピュータシステムを形成している製品の機能への影響が生じないようにするため、製品へ自動化ソフトをインストールできない場合、また組み込みシステムのようにソフトを追加できない場合も起こり得る。このような場合において、動作補償のための入力を行うには、実際にキーボードからの入力を手作業で繰り返す必要があり、多大な作業が必要となる。
そこで入力を疑似し、自動化することが考えられる。入力を擬似する場合、パソコン内で入力に相当するデータ信号を発生することが考えられるが、動作保証する上では、できるだけ実際の入力に近い状態を擬似することが望まれる。
特開2004−70889号公報 特開平7−261901号公報 特開平6−149441号公報
実施形態によれば、キーボードからの入力を疑似して所望の入力を自動的に行うキーボード入力擬似方法およびキーボードが実現される。
本発明の第1の態様のキーボード入力擬制方法によれば、入力キーを擬似して入力を行う疑似入力モードの場合、キーボードのキースイッチ部を、所定キーが押し下げられた状態に設定する。次に、キーボードコントローラが出力するキーマトリックススキャンのスキャン値と、擬似するキーのスキャン値と、を比較する。キーマトリックススキャンのスキャン値と擬似するキーのスキャン値とが一致した時に、キーマトリックススキャンのスキャン値を所定キーのスキャン値に変換する。キーマトリックススキャンのスキャン値と擬似するキーのスキャン値とが一致しない時に、キーマトリックススキャンのスキャン値を、所定キーのスキャン値以外になるように変換する。キースイッチ部は、所定キーのスキャン値を受けた時に、キーボードコントローラに一致信号を出力し、所定キーのスキャン値以外のスキャン値を受けた時に、キーボードコントローラに不一致信号を出力する。
本発明の第2の態様のキーボードは、キーボードコントローラと、変換回路と、キースイッチ部と、を有する。キーボードコントローラは、キーマトリックススキャンのスキャン値を出力する。変換回路は、入力キーを擬似して入力を行う疑似入力モードの場合、キースイッチ部で、所定キーが押し下げられた状態に設定し、キーマトリックススキャンのスキャン値と、擬似するキーのスキャン値と、を比較する。変換回路は、キーマトリックススキャンのスキャン値と擬似するキーのスキャン値とが一致した時に、キーマトリックススキャンのスキャン値を所定キーのスキャン値に変換する。変換回路は、キーマトリックススキャンのスキャン値と擬似するキーのスキャン値とが一致しない時に、キーマトリックススキャンのスキャン値を、所定キーのスキャン値以外になるように変換する。キースイッチ部は、所定キーのスキャン値を受けた時に、キーボードコントローラに一致信号を出力し、所定キーのスキャン値以外のスキャン値を受けた時に、キーボードコントローラに不一致信号を出力する。
実施形態によれば、キーボードからの入力を疑似した所望の入力の自動化が実現される。
図1は、パーソナルコンピュータ(パソコン)と、パソコンに入力装置として接続されたキーボードと、を有するコンピュータ装置の概略構成を示す図である。 図2は、キーマトリックスを説明する図である。 図3は、キーボードの構成を示す図である。 図4は、キーボードの別の構成を示す図である。 図5は、キーボードのキー接点の方式例を示す図であり、(A)が機械式の接点方式を、(B)が静電容量方式を示す。 図6は、図3のキーボードを使用してキー入力を擬似する場合の構成を示す図である。 図7は、図4のキーボードを使用してキー入力を擬似する場合の構成を示す図である。 図8は、第1実施形態のキーボードおよびキー入力を擬似する場合の構成を示す図である。 図9は、キーコードストリームで、擬似するキー入力が変化した時の、キーマトリックススキャン信号のスキャン値(キースキャン値)、変換キースキャン値および一致信号の変化例を示す図、およびその変化を示すタイムチャートである。 図10は、擬似するキー入力が、人間によるキー入力と同様に数100ms続くキーコードストリームで、擬似するキー入力が変化した時の、キースキャン値、変換キースキャン値および一致信号の変化例を示す図である。 図11は、制御装置に搭載するキーコードストリームのプログラムを作成する手順を示すフローチャートである。 図12は、第2実施形態のキーボードおよびキー入力を擬似する場合の構成を示す図である。 図13は、第2実施形態で、キーコードストリームで、擬似するキー入力が変化した時の、キーマトリックススキャン信号のスキャン値(キースキャン値)、変換キースキャン値および一致信号の変化例を示す図である。 図14は、第3実施形態のキーボードの構成を示す図である。 図15は、キーコードストリームを生成して記憶する記憶モードにおける動作を示すフローチャートである。 図16は、記憶したキーコードストリームにしたがって擬似するキー入力を実行するモードにおけるCPUの動作を示すフローチャートである。
実施形態の受信回路について説明する前に、キーボードについて説明する。
図1は、パーソナルコンピュータ(パソコン)と、パソコンに入力装置として接続されたキーボードと、を有するコンピュータ装置の概略構成を示す図である。
図1のコンピュータ装置を端末として利用する場合には、パソコンをLAN等の通信回線を介してホストコンピュータに接続する。
コンピュータ装置は、パソコン10と、キーボード20と、を有する。パソコン10は、CPU11と、キーボードインターフェース(IF)部12と、を有する。実際には、パソコン10は、RAM、ROM、ディスク装置等をさらに有するが、ここでは図示を省略している。
キーボード20は、キーボードコントローラ21と、キースイッチ部22と、を有する。キーボードコントローラ21は、汎用のプロセッサ、ROMおよびRAM等で形成されるか、それらを含むマイクロコンピュータ等で形成される。キースイッチ部22は、複数の行ラインと複数の列ラインとで形成された二次元マトリックスと、複数の行ラインと複数の列ラインの交差部に対応して設けられた複数のキーを、を有する。ここでは、二次元マトリックスと複数のキーとで形成される部分をキーマトリックスと称する。キースイッチ部22は、キーボードコントローラ21からの要求に応じて、押し下げられているキーに関する情報を、キーボードコントローラ21に出力する。キーボードコントローラ21は、押し下げられているキーの情報をキーコードに変換し、パソコン10のキーボードIF部12を介してCPU11に送る。これにより、CPU11は、入力されたキーコードのデータを取得する。
キーボードIF部12とキーボードコントローラ21の間のインターフェースは、RS232−C、USB、UDP等に準拠した方式やPS/2方式などが知られており、実施形態に記載するキーボードは、いずれの方式でもよい。
図2は、キーマトリックスを説明する図である。
キーマトリックスは、複数の行ライン(ここでは5行)S0−S4と複数の列ライン(ここでは5列)K0−K4とで形成された二次元マトリックスを有し、複数の交差部にキーが配置される。したがって、ここでは、25個のキーが存在する。行ラインの位置をX座標(0から4の整数)で列ラインの位置をY座標(0から4の整数)で表す。XYのアドレスにより、キーを特定できる。
図2において、交点Cのキーが押されて、行ラインS2と列ラインK2が接続した状態で、行ラインS0−S4に順に電圧パルスを印加すると、交点Cの行ラインS2に電圧パルスが印加される時、交点Cの列ラインK2に電圧パルスが出現する。一般に、行ラインS0−S4に順に電圧パルスを印加することをスキャンと称する。他の行ラインS0、S1、S3およびS4に電圧パルスを印加されても、列ラインK0−K4に電圧パルスが出現することはなく、行ラインS2電圧パルスを印加されても、列ラインK0、K1、K3およびK4に電圧パルスが出現することはない。したがって、列ラインK0−K4の何れかに電圧パルスが出現した時に、行ラインS0−S4のどれに電圧パルスが印加されたかが判明すれば、25個のキーのいずれが押し下げられたか判明する。なお、いずれのキーも押し下げられていない場合には、列ラインK0−K4に電圧パルスが出現することはない。
実用されるキーボードでは、複数キーの同時押しを検出することも行われる。複数キーが同時に押された場合には、1回のスキャンで、複数キーが押し下げられていることを検出することになる。また、スキャンは常時行われる場合もあるが、消費電力低減のため、いずれのキーが押し下げられたことを検出する回路を設け、その検出信号に応じてスキャンを開始することが行われる。また、キーボードの1回のスキャンに要する時間は、人間が実際に行う入力動作より高速であり、1秒当たり多数回のスキャンが行われる。そのため、キーボード操作で誤ってキーに触れた場合にもキー入力が行われたと判定する誤判定を防止するため、連続した複数回のスキャンで同じキーが押し下げられていることを検出した時にキー入力と判定する処理などが行われる。これらの技術は一般に行われており、実施形態においてもこれらの技術を採用することが可能であるが、説明は省略するものとする。
次に、キースイッチ部の構成およびキーボードコントローラからのキーマトリックススキャン信号について説明する。
図3は、キーボードの構成を示す図である。
図1で説明したように、キーボード20は、キーボードコントローラ21と、キースイッチ部22と、を有する。図3に示すように、キーボードコントローラ21は、キーコードエンコーダ23と、Xキースキャン信号生成部24と、を有する。前述のように、キーボードコントローラ21は、ROM/RAM等を有するが、ここでは図を省略している。
キースイッチ部22は、Xデコーダ+Xドライバ25と、キーマトリックス26と、押下位置検出回路27と、エンコーダ28と、を有する。前述のように、キーマトリックス26は、複数の行ライン(X座標)と複数の列ライン(Y座標)からなる二次元マトリックスと、複数の行ラインと複数の列ラインの交差部に対応して配置された複数のキーと、を有する。
Xキースキャン信号生成部24は、スキャン用の電圧信号を印加するキーマトリックス26の行番(X座標)を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値を順次生成し、キーコードエンコーダ23およびキースイッチ部22に出力する。Xデコーダ+Xドライバ25は、キーマトリックススキャン信号のスキャン値をデコードして、スキャン値で指示された行番の行ラインにスキャン用の電圧信号を印加する。したがって、複数の行ラインに、スキャン用の電圧信号が順次印加されることになる。押下位置検出回路27は、キーマトリックス26の複数の列ラインの電圧変化を閾値と比較することにより検出する。言い換えれば、押下位置検出回路27は、押し下げられたキーの行ラインにスキャン用の電圧信号が印加され、キーマトリックス26の複数の列ラインのうち押し下げられたキーの列ラインに出現する電圧変化を検出する。エンコーダ28は、押下位置検出回路27の出力する信号をエンコードし、複数の列ラインのうち押し下げられたキーの列ライン、すなわちY座標を示すデータ信号生成し、キーボードコントローラ21のキーコードエンコーダ23に出力する。キーコードエンコーダ23は、Y座標を示すデータ信号を受信した時のX座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値およびY座標を示すデータから、キーマトリックス26で押し下げられたキーのキーコードを生成し、パソコンに出力する。
図4は、キーボードの別の構成を示す図である。
図4のキーボードは、キーボードコントローラが、X座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値と共に、Y座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値をキースイッチ部に出力することが、図3のキーボードと異なる。キースイッチ部は、キーマトリックススキャン信号のX座標およびY座標のスキャン値が、押し下げたキーのX座標およびY座標と一致する時に、一致信号を出力し、それ以外の時には不一致信号を出力する。
具体的には、キーボードコントローラ31は、キーコードエンコーダ33と、Xキースキャン信号生成部34と、Yキースキャン信号生成部35と、を有する。キースイッチ部32は、Xデコーダ+Xドライバ36と、キーマトリックス37と、押下位置検出回路38と、エンコーダ39と、一致検出回路40と、を有する。Xキースキャン信号生成部34、Xデコーダ+Xドライバ36、キーマトリックス37、押下位置検出回路38およびエンコード39は、図3の対応する部分と同じである。Yキースキャン信号生成部35は、Xキースキャン信号生成部34におけるX座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値の生成に同期して、Y座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値を生成する。具体的には、Yキースキャン信号生成部35は、Xキースキャン信号生成部34がX座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値を1回生成する間に、列ラインの列数に対応する回数だけY座標のスキャン値を生成する。
一致検出回路40は、エンコーダ39の出力が、Y座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値と一致するか検出し、一致する時には一致信号を出力し、一致しない時には不一致信号を出力する。したがって、1つのキーが押し下げられた場合に、一致信号が出力されるのは、1回のスキャンで、Y座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値が出力される1期間のみである。
キーコードエンコーダ33は、一致信号を受信した時のX座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値およびY座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値から、キーマトリックス26で押し下げられたキーのキーコードを生成する。
図4のキーボードは、後述する静電容量方式のキーボードに多く使われ、銀行端末等に広く使われている。
図5は、キーボードのキー接点の方式例を示す図であり、(A)が機械式の接点方式を、(B)が静電容量方式を示す。
図5の(A)の機械式の接点方式では、行ラインS0,S1と列ラインK0,K1の交差部に、行ラインと列ラインを接続するスイッチSW00−SW11を設け、対応するキーの操作によりスイッチがオン・オフする。具体的には、キーを押し下げることにより、スイッチが接続状態になり、行ラインの電圧信号が列ラインに出現する。
図5の(B)の静電容量方式では、行ラインS0,S1と列ラインK0,K1の交差部に、行ラインと列ラインに接続される容量C00−C11を設け、対応するキーの操作により容量の容量値が変化する。これに応じて、行ラインに電圧信号を印加した時の列ラインの電圧信号が変化する。容量値の変化は、キーボードの構成に応じて変化するため、押下位置検出回路38における閾値の設定等は、キーボードメーカーが独自に行っており、公開されることはない。
次に、キー入力を擬似して所望の入力を自動的に行う手法について説明する。
図6は、図3のキーボードを使用してキー入力を擬似する場合の構成を示す図である。
図6に示すように、キーボード20の外部に、パソコン等の制御装置101と、キーコードアドレス変換回路102と、擬似信号発生回路103と、を設ける。擬似信号発生回路103は、一致検出回路104と、ゲート105と、を有する。キーボード20の筐体に外部端子41を設ける。キーボードコントローラ21からキースイッチ部22へのX座標を示すキーマトリックススキャン信号の信号線、およびキースイッチ部22からキーボードコントローラ21へのY座標を示す信号の信号線から外部に信号線を引き出す。信号線の外部への引き出しは、外部端子41を介して行う。引き出したX座標を示すキーマトリックススキャン信号の信号線は、一致検出回路104に接続し、Y座標を示す信号の信号線は、ゲート105に接続する。
制御装置101は、あらかじめ作成されて搭載されたプログラムにより、擬似して入力したいキー入力の列(キーコードストリーム)を、キーコードアドレス変換回路102に出力する。この時、人間によるキー操作に近い形でキー入力を擬似するように、出力するキーコードが数100ms続き、キーコードが変化する時には、いずれのキーも押されない状態に対応するオープン状態を設けることが望ましい。
キーコードアドレス変換回路102は、キーコードストリームの各キーコードを、キーボード20のキーマトリックスに対応するアドレス、すなわち行番(X)と列番(Y)に変換し、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’を出力する。オープン状態については、X座標を示すキーマトリックススキャン信号がとることないスキャン値を割り当てる。
一致検出回路104は、随時変化するX座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値と、擬似X座標X’とが一致するか検出し、一致した時に、ゲート105にX座標一致信号を出力する。ゲート105への信号は、一致しない時には不一致を示す非アクティブ状態になる。キーマトリックススキャン信号のスキャン値はオープン状態を示すスキャン値に一致することは無いので、オープン状態の時には、ゲート105への信号は、非アクティブになる。
ゲート105は、X座標一致信号を受信すると、キーコードアドレス変換回路102から供給されている擬似Y座標Y’を示す信号を、キースイッチ部22からキーボードコントローラ21への信号線に出力する。
上記の入力擬似動作を行う場合、キースイッチ部22のキーは操作されず、いずれのキーも押し下げていない状態に維持する。したがって、この状態で、キースイッチ部22からY座標を示すデータ信号が出力されることはない。
制御装置101からキーコードストリームの出力が開始され、それに応じて擬似X座標X’が一致検出回路104に入力する。キーボードコントローラ21は、キーマトリックススキャン信号のスキャン値を順次変化させるスキャン動作を繰り返し行う。ここで、スキャン値が擬似X座標X’と一致すると、ゲート105は、擬似Y座標Y’を示す信号を、キースイッチ部22からキーボードコントローラ21への信号線に出力する。上記のように、キースイッチ部22からY座標を示すデータ信号が出力されることはないので、この擬似Y座標Y’を示す信号は、そのままキーボードコントローラ21に入力する。
前述のように、キーボードコントローラ21は、Y座標を示すデータ信号を受信した時のX座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値およびY座標を示すデータ信号から、押し下げられているキーに対応するキーコードを生成する。
以上のようにして、キーコードストリームが擬似したいキー入力にしたがって変化すれば、キーボードコントローラ21は、擬似したいキー入力に応じた入力が行われたと判定してキーコードを生成する。この際、キーボード20のキー操作は行わず、自動的にキーコードストリームに対応するキー入力が行われる。
キー入力を擬似して所望の入力を自動的に行う手法は、図4のキーボードを使用して行うこともできる。
図7は、図4のキーボードを使用してキー入力を擬似する場合の構成を示す図である。
図7に示すように、キーボードコントローラ21からキースイッチ部22へのX座標およびY座標を示すキーマトリックススキャン信号の信号線、および一致信号の信号線から外部に信号線を引き出し、擬似信号発生回路106の一致検出回路107に接続する。一致検出回路107は、X座標およびY座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値と、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’とが一致するか検出し、一致した時にキーボードコントローラ21への一致信号線に一致信号を出力する。
図6および図7に示した構成により、キー入力を擬似して所望の入力を自動的に行うことができる。しかし、図6および図7に示した構成では、擬似するキー入力の生成および検出に、キースイッチ部22(デコーダ+ドライバ、キーマトリックス、押下位置検出回路、エンコーダ)は一切関係しない。そのため、キーボードを介した入力を十分に擬似しているとは言えないという問題がある。以下に説明する実施形態では、キーボードのキースイッチ部における信号処理も関係する形でキー入力を擬似することにより、より動作状態に近い形でキー入力を擬似することを可能にする。
図8は、第1実施形態のキーボードおよびキー入力を擬似する場合の構成を示す図である。
第1実施形態のキーボード20は、キーボードコントローラ31と、キースイッチ部32と、外部端子50と、一致検出変換回路51と、Xセレクタ52と、Yセレクタ53と、を有する。言い換えれば、第1実施形態のキーボード20は、図4のキーボードに、外部端子50と、一致検出変換回路51と、Xセレクタ52と、Yセレクタ53と、を追加した構成を有する。一致検出変換回路51、Xセレクタ52およびYセレクタ53は、合わせて変換回路を形成する。
一致検出変換回路51は、キー入力を擬似する擬似入力モード信号がアクティブの時に動作し、通常時は動作を停止する。一致検出変換回路51は、キーボードコントローラ31の出力するX座標およびY座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値と、外部から入力される擬似X座標X’および擬似Y座標Y’と、を受ける。一致検出変換回路51は、キーマトリックススキャン信号のX座標およびY座標のスキャン値と、外部からの擬似X座標X’および擬似Y座標Y’とが一致するか検出する。一致検出変換回路51は、一致した時に、X座標およびY座標のスキャン値を所定キーコードのスキャン値(アドレス)に変換する。所定キーは、例えばキーコード“0”であり、“0”のキーのアドレスに変換する。以下、所定キーがキーコード“0”であるとして説明する。なお、擬似するキー入力が所定キーのキーコードの場合は、実質的には変換は行われないことになる。
一致検出変換回路51は、一致しない時には、X座標およびY座標のスキャン値を維持するが、所定キーのX座標およびY座標のスキャン値の場合は、所定キー以外のキーの座標のスキャン値に変換する。なお、一致しない時には、X座標およびY座標のスキャン値を維持せず、所定キー以外の任意のキーの座標のスキャン値に変換してもよい。ここでは、一致しない時には、維持する場合を含めて所定キー以外に変換すると称し、一致検出変換回路51の出力するX座標およびY座標のスキャン値を変換X座標および変換Y座標と称する。
Xセレクタ52およびYセレクタ53は、通常時には、キーボードコントローラ31の出力するX座標およびY座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値を選択してキースイッチ部32に出力する。これにより、第1実施形態のキーボードは、通常時には、図4のキーボードと同じ動作を行う。
Xセレクタ52およびYセレクタ53は、キー入力を擬似する時には、一致検出変換回路51の出力する変換X座標および変換Y座標のスキャン値を選択してキースイッチ部32に出力する。Xセレクタ52およびYセレクタ53は、外部端子50を介して入力される擬似入力モード信号がアクティブの時には、キー入力を擬似するように動作し、擬似入力モード信号が非アクティブの時には、通常時の動作を行う。
一致検出変換回路51、Xセレクタ52およびYセレクタ53は、一体の回路として形成してもよい。
第1実施形態のキーボード20を使用してキー入力を擬似する場合、図8に示すように、キーボード20の外部に、パソコン等の制御装置101と、キーコードアドレス変換回路102と、を設ける。
制御装置101は、あらかじめ作成されて搭載されたプログラムにより、擬似して入力したいキー入力の列(キーコードストリーム)を、キーコードアドレス変換回路102に出力する。前述のように、出力するキーコードは数100ms続き、キーコードが変化する時には、いずれのキーも押されない状態に対応するオープン状態を設ける。
キーコードアドレス変換回路102は、キーコードストリームの各キーコードを、キーボード20のキーマトリックスに対応するアドレス、すなわち行番(X)と列番(Y)に変換し、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’を出力する。オープン状態については、X座標を示すキーマトリックススキャン信号がとることないスキャン値を割り当てる。さらに、キーコードアドレス変換回路102は、アクティブである擬似入力モード信号を出力する。
キーコードアドレス変換回路102の出力する擬似X座標X’および擬似Y座標Y’は、外部端子50を介して、一致検出回路51に送られる。また、キーコードアドレス変換回路102の出力する擬似入力モード信号は、外部端子50を介して、一致検出回路51、Xセレクタ52およびYセレクタ53に送られる。
通常動作時には、制御装置101およびキーコードアドレス変換回路102は取り外されるため、一致検出変換回路51、Xセレクタ52およびYセレクタ53に入力する擬似入力モード信号は非アクティブとなる。これにより、一致検出変換回路51は動作を停止し、Xセレクタ52およびYセレクタ53は、キーボードコントローラ31の出力するX座標およびY座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値を選択する。これにより、第1実施形態のキーボードは、通常時には、図4のキーボードと同じ動作を行う。
入力キーを擬似して入力を行う場合には、制御装置101およびキーコードアドレス変換回路102を外部端子50に接続する。これにより、一致検出変換回路51、Xセレクタ52およびYセレクタ53に入力する擬似入力モード信号はアクティブとなり、一致検出変換回路51は動作状態になり、Xセレクタ52およびYセレクタ53は、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’を選択する。
次に、キーボード20のキースイッチ部32における所定キー(ここではキーコード“0”)を押し下げた状態にする。そして、制御装置101からキーコードストリームの出力を開始し、キーコードアドレス変換回路102は、キーコードストリームに対応する擬似X座標X’および擬似Y座標Y’を出力する。
キーボードコントローラ31は、キーマトリックススキャン信号のX座標およびY座標のスキャン値を順次変化させるスキャン動作を繰り返し行う。ここで、一致検出変換回路51は、スキャン値が擬似X座標X’および擬似Y座標Y’と一致すると、X座標およびY座標のスキャン値を所定キー(ここではキーコード“0”)の座標のスキャン値に変換する。なお、スキャン値が擬似X座標X’および擬似Y座標Y’と一致しない時には、一致検出変換回路51は、所定キー以外の座標の変換X座標および変換Y座標を出力する。
キースイッチ部32は、所定キーの座標のスキャン値に変換された変換X座標および変換Y座標を受けると、変換X座標をデコードして所定キーの行ラインに電圧信号を印加する。所定キーが押し下げられているため、所定キーの列ラインに電圧信号が出現し、押下検出回路が所定キーの列ラインでの電圧信号を検出し、エンコーダが所定キーの列ラインのY座標を出力する。このY座標は変換Y座標と一致するので、キースイッチ部32は、一致信号をキーボードコントローラ31に出力する。
一致信号を受信した時にキーボードコントローラ31が出力しているX座標およびY座標は、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’と一致した値である。したがって、キーボードコントローラ31は、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’のキーが押し下げられているとして、対応するキーコードを生成する。
キーコードストリームの変化にしたがって入力したいキー入力(擬似するキー入力)が変化すると、それに応じて擬似X座標X’および擬似Y座標Y’が変化し、所望のキーコードストリームが入力されることになる。
図9は、キーコードストリームで、擬似するキー入力が変化した時の、キーマトリックススキャン信号のスキャン値(キースキャン値)、変換キースキャン値および一致信号の変化例を示す図、およびその変化を示すタイムチャートである。
図9は、行ラインが5本で、列ラインが2本で、X座標は0から4まで、Y座標は0から1まで変化するものとし、X座標およびY座標は、(0,0)、(0,1)、(1,0)、…、(4,1)、(0,0)…の変化を繰り返すものとする。したがって、キーマトリックスは、10アドレスを有し、1スキャン中に(X,Y)は、10回変化する。ここでは、10アドレスが「0」から「9」に対応する、言い換えれば10キーであるとする。擬似するキー入力は、「2」、「5」、「8」と変化し、「2」が1スキャンの3/10の期間、「5」が1スキャンの3/10の期間、「8」が1スキャンの4/10の期間維持される。
図9の(A)に示すように、1スキャンの1番目の変化でキースキャン値(X,Y)が(0,0)になると、これは所定キー「0」の座標と一致するので、キースキャン値(X,Y)を(0,0)からそれ以外のキーの座標に変換する。ここでは、(0,0)から(3,0)に変換するものとする。なお、所定キーの座標以外の座標であればどの座標でもよく、例えば、Y座標を0から1に変換しても、X座標とY座標の両方を変換してもよい。
2番目の変化で、キースキャン値(X,Y)が(0,1)になった場合、そのままキースキャン値(X,Y)を(0,1)に維持する。なお、この場合も、所定キーの座標以外の座標であればどの座標に変換してもよい。
3番目の変化で、キースキャン値(X,Y)が(1,0)になった場合、これは擬似する「2」のキースキャン値(座標)と一致するので、キースキャン値(X,Y)が所定キーの座標(0,0)になるように変換する。これに応じて、キースイッチ部32は一致信号を出力する。ここでは、一致信号は発生する場合を丸印で、不一致信号の場合を×印で表す。
4番目の変化で、擬似するキー入力が「5」に変化し、キースキャン値(X,Y)が(1,1)になった場合、そのままキースキャン値(X,Y)を(1,1)に維持する。さらに次の5番目の変化で、キースキャン値(X,Y)が(2,0)になった場合、そのままキースキャン値(X,Y)を(2,0)に維持する。
6番目の変化で、キースキャン値(X,Y)が(2,1)になった場合、これは擬似する「5」のキースキャン値(座標)と一致するので、キースキャン値(X,Y)が所定キーの座標(0,0)になるように変換する。これに応じて、キースイッチ部32は一致信号を出力する。
7番目の変化で、擬似するキー入力が「8」に変化する。7番目と8番目の変化で、キースキャン値(X,Y)が(3,0)(3,1)になった場合、そのままキースキャン値(X,Y)を維持する。
9番目の変化で、キースキャン値(X,Y)が(4,0)になった場合、これは擬似する「8」のキースキャン値(座標)と一致するので、キースキャン値(X,Y)が所定キーの座標(0,0)になるように変換する。これに応じて、キースイッチ部32は一致信号を出力する。
10番目の変化で、キースキャン値(X,Y)が(4,1)になった場合、そのままキースキャン値(X,Y)を維持する。
図9の(B)のタイムチャートは、上記の変化例の場合の各信号の変化を示す。
図9では、擬似するキー入力が、1スキャン内に3回変化する短時間で変化する例を示した。しかし、人間によるキーボードからの入力を擬似するので、人間によるキーボードからの入力と同程度で、擬似するキー入力が変化するようにキーコードストリームを作成することが望ましい。
図10は、擬似するキー入力が、人間によるキー入力と同様に数100ms続くキーコードストリームで、擬似するキー入力が変化した時の、キースキャン値、変換キースキャン値および一致信号の変化例を示す図である。擬似するキー入力が長時間続く以外は、図9と同じである。
図10では、キー入力「2」が数100msの間入力されるので、キー入力「2」について一致信号が多数回発生する。
図11は、制御装置101に搭載するキーコードストリームのプログラムを作成する手順を示すフローチャートである。
ステップS11で、擬似する入力キーを選択する。
ステップS12で、選択した擬似入力キーの入力時間、すなわちキーを押し下げている時間を選択する。
ステップS13で、擬似入力キーの後にオープン状態を設けるか決定し、設ける場合にはステップS14に、設けない場合にはステップS15に進む。
ステップS14で、オープン状態の時間を選択する。
ステップS15で、さらに別の入力キーの擬似を続けるかを決定し、続ける場合にはステップS11に戻り、終了する時には、ステップS16に進む。S11からS15を繰り返すことにより、一連の擬似するキーコードストリームが作成される。
ステップS16で、上記のキーコードストリームを繰り返す回数を入力する。
ステップS17で、さらに別の入力キーの擬似を続けるかを決定し、続ける場合にはステップS11に戻り、続けない場合には終了する。
制御装置101は、動作の単位時間にしたがってプログラムを実行し、擬似する入力キーの列(キーコードストリーム)を、キーコードアドレス変換回路102に出力する。
第1実施形態によれば、あらかじめ擬似する入力キーの列を記憶したプログラムを作成しておき、制御装置101およびキーコードアドレス変換回路102をキーボード20に接続した状態で、キーボード20で所定キーを押し下げた状態にする。その上で、制御装置101を実行すれば、所望のキー入力を自動的に行うことが可能である。しかもこの自動キー入力は、キースイッチ部22における信号処理を通して行われるので、より実際の入力動作に近い形でキー入力を擬似するという効果を奏する。
第1実施形態は、図4の構成を有するキーボードをベースにしているが、図3の構成を有するキーボードをベースにすることも可能である。次に説明する第2実施形態は、図3の構成を有するキーボードをベースにするものである。
図12は、第2実施形態のキーボードおよびキー入力を擬似する場合の構成を示す図である。
図12において、制御装置101およびキーコードアドレス変換回路102は、第1実施形態と同じものが使用される。
第2実施形態のキーボード20は、キーボードコントローラ21と、キースイッチ部22と、外部端子60と、X一致検出変換回路61と、Xセレクタ62と、Y変換セレクタ63と、を有する。言い換えれば、第2実施形態のキーボード20は、図3のキーボードに、外部端子60と、X一致検出変換回路61と、Xセレクタ62と、Y変換セレクタ63と、を追加した構成を有する。
X一致検出変換回路61は、キー入力を擬似する擬似入力モード信号がアクティブの時に動作し、通常時は動作を停止する。X一致検出変換回路61は、キーボードコントローラ21の出力するX座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値と、外部から入力される擬似X座標X’と、を受ける。X一致検出変換回路61は、キーマトリックススキャン信号のX座標のスキャン値と、外部からの擬似X座標X’とが一致するか検出する。X一致検出変換回路61は、一致した時に、X座標のスキャン値を所定キーのキーコードのスキャン値(行ラインの行番)に変換する。所定キーは、例えばキーコード“0”であり、“0”のキーの行ラインの行番に変換する。以下、所定キーがキーコード“0”であるとして説明する。X一致検出変換回路61は、一致しない時には、X座標のスキャン値を維持するが、所定キーのX座標のスキャン値の場合は、所定キー以外のキーの行のスキャン値に変換する。なお、一致しない時には、X座標のスキャン値を維持せず、所定キー以外の任意のキーの行のスキャン値に変換してもよい。
Xセレクタ62は、通常時には、キーボードコントローラ21の出力するX座標を示すキーマトリックススキャン信号のスキャン値を選択してキースイッチ部22に出力する。
Xセレクタ62は、キー入力を擬似する時には、X一致検出変換回路61の出力する変換X座標のスキャン値を選択してキースイッチ部22に出力する。Xセレクタ62は、外部端子60を介して入力される擬似入力モード信号がアクティブの時には、キー入力を擬似するように動作し、擬似入力モード信号が非アクティブの時には、通常時の動作を行う。
Y変換セレクタ63は、通常時には、キースイッチ部22の出力するY座標を示すデータ信号を選択してキーボードコントローラ21に出力する。これにより、Xセレクタ62の動作と合わせて、第2実施形態のキーボードは、通常時には、図3のキーボードと同じ動作を行う。
Y変換セレクタ63は、キー入力を擬似する時には、キースイッチ部22から所定キーのY座標のデータを受けた時に、そのY座標を、キーコードアドレス変換回路102から供給される擬似Y座標Y’に変換して出力する。
Y変換セレクタ63から変換した擬似Y座標Y’を受信した時にキーボードコントローラ21が出力しているX座標は、擬似X座標X’と一致した値である。したがって、キーボードコントローラ21は、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’のキーが押し下げられているとして、対応するキーコードを生成する。
図13は、第2実施形態で、キーコードストリームで、擬似するキー入力が変化した時の、キーマトリックススキャン信号のスキャン値(キースキャン値)、変換キースキャン値および一致信号の変化例を示す図である。
図13は、行ラインが5本で、列ラインが2本で、X座標は0から4まで、Y座標は0から1までとし、X座標は0から4の変化を繰り返すものとする。押し下げられたキーがある場合には、キースイッチ部22が、そのX座標のスキャン値の時にY座標を出力する。ここでは、テンキー「0」、「1」、「2」、…「9」が、座標(0,0)、(1,0)、(2,0)、…(4,1)に対応する。
1スキャンの1番目の変化でキースキャン値(X)が(0)になると、これは所定キー「0」のX座標と一致するので、キースキャン値(X)を(0)以外のキーのX座標に変換する。なお、所定キーのX座標以外の座標であればどのX座標でもよい。この時、キースイッチ部22はY座標を出力しない。
2番目の変化で、キースキャン値(X)が(1)になった場合、そのままキースキャン値(X)を(1)に維持する。なお、この場合も、所定キーの座標以外の座標であればどの座標に変換してもよく、キースイッチ部22はY座標を出力しない。
3番目の変化で、キースキャン値(X)が(2)になった場合、これは擬似する「2」のキースキャン値(X座標)と一致するので、キースキャン値(X)が所定キーのX座標(0)になるように変換する。これに応じて、キースイッチ部22は所定キーのY座標(0)を出力し、Y変換セレクタ63は、Y座標(0)を擬似Y座標Y’(0)に変換してキーボードコントローラ21に出力する。キーボードコントローラ21は、その時に擬似X座標X’に一致するX座標を出力しており、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’(2,0)のキーが押し下げられていると判定する。
4番目の変化時に、擬似するキー入力が「5」に変化し、キースキャン値(X)が(3)になった場合、そのままキースキャン値(3)を維持する。さらに次の5番目の変化で、キースキャン値(X)が(4)になった場合、そのままキースキャン値(4)を維持する。
6番目の変化で、キースキャン値(X)が(0)に戻った場合、これは擬似する「5」のキースキャン値(X座標)と一致するので、キースキャン値(X)が所定キーの座標(0)になるように変換する。これに応じて、キースイッチ部22は所定キーのY座標(0)を出力し、Y変換セレクタ63は、Y座標(0)を擬似Y座標Y’(0)に変換してキーボードコントローラ21に出力する。キーボードコントローラ21は、その時に擬似X座標X’に一致するX座標を出力しており、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’(0,1)のキーが押し下げられていると判定する。
7番目の変化時に、擬似するキー入力が「8」に変化する。7番目と8番目の変化で、キースキャン値(X)が(1)、(2)になった場合、そのままキースキャン値を維持する。
9番目の変化で、キースキャン値(X)が(3)になった場合、これは擬似する「8」のキースキャン値(座標)と一致するので、キースキャン値(X)が所定キーの座標(0)になるように変換する。これに応じて、キースイッチ部22は所定キーのY座標(0)を出力し、Y変換セレクタ63は、Y座標(0)を擬似Y座標Y’(1)に変換してキーボードコントローラ21に出力する。キーボードコントローラ21は、その時に擬似X座標X’に一致するX座標を出力しており、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’(3,1)のキーが押し下げられていると判定する。
制御装置101およびキーコードアドレス変換回路102を使用した動作・処理は第1実施形態と同じである。
以上の通り、第2実施形態では、外部から入力される擬似X座標X’および擬似Y座標Y’のキーが押し下げられているとした擬似キー入力が、キースイッチ部22における信号処理を通して行える。これにより、より実際の入力動作に近い形でキー入力を擬似するという効果を奏する。
第1および第2実施形態では、制御装置およびキーコードアドレス変換回路を、外部端子を介してキーボードに接続した状態で、キー入力を擬似する。しかし、キーボードに外部端子を設けず、制御装置およびキーコードアドレス変換回路を準備せずにキー入力を擬似できることが望ましい。次に説明する第3実施形態では、キーボードに制御装置およびキーコードアドレス変換回路を接続せずにキー入力を擬似する。
図14は、第3実施形態のキーボードの構成を示す図である。
第3実施形態のキーボードは、キーボードコントローラ31と、キースイッチ部32と、一致検出変換回路51と、セレクタ54と、を有する。キースイッチ部32および一致検出変換回路51は、図8の第1実施形態のキーボードの対応部分と同じであり、セレクタ54は、Xセレクタ52とYセレクタ53を合わせたものである。
前述のように、キーボードコントローラは、汎用のプロセッサ、ROMおよびRAM等で形成されるか、それらを含むマイクロコンピュータ等で形成されており、RAMや書き換え可能な不揮発性メモリ等を有している。そこで、第3実施形態では、キーコードストリームを、キーボードコントローラの有するメモリに記憶する。また、キーコードストリームの生成を、キーボードのキースイッチ部を利用して行う。
図14に示すように、一般的なキーボードコントローラは、キーボードコントローラ用CPU71と、RAM/フラッシュメモリ等のメモリ72と、I/Oポート73と、スキャンアドレスポート74と、バス75と、を有する。CPU71は、バス75を介して、メモリ72、I/Oポート73およびスキャンアドレスポート74にアクセスする。CPU71の動作プログラムは、フラッシュメモリに記憶されるが、フラッシュメモリが搭載されていない場合には、図示していないROMに記憶される。
スキャンアドレスポート74は、I/Oポートの一部であるが、ここでは特別なポートとして別に示している。CPU71は、内部で生成したキーマトリックススキャン信号のスキャン値(X,Y座標)を、スキャンアドレスポート74に出力する。また、キースイッチ部32から出力された一致信号は、CPU71の割り込み信号端子IRQに入力する。CPU71は、メモリ72に記憶されたキーコードストリームから擬似するキー入力の情報を読み出し、擬似X座標X’および擬似Y座標Y’を生成して、I/O73に出力する。I/O73の出力には、さらに擬似入力モードを示すビットが含まれる。マイクロコンピュータ等に関する構成は、広く知られているので、これ以上の説明は省略する。
第3実施形態では、キースイッチ部からのキー入力にしたがってキーコードストリームを生成し、メモリ72に記憶する記憶モードと、記憶したキーコードストリームを出力する実行モードを行うためのプログラムを、動作プログラムに搭載する。
図15は、キーコードストリームを生成して記憶する記憶モードにおける動作を示すフローチャートである。
ステップS21では、キーコードストリーム記憶モードが指示されたか判定し、指示されるまで待機する。記憶モードは、ファンクションキー、キーの組み合わせで指示される。記憶モードを指示するファンクションキー、キーの組み合わせは、通常動作で使用するファンクションキー、キーの組み合わせ以外であるように決められる。キーコードストリーム記憶モードが指示されると、ステップS22に進む。
ステップS22で、キースイッチ部32におけるキー入力により、図11に示した操作にしたがって、キーコードストリームを生成し、メモリ72に記憶する。なお、プログラムに、実際のキー入力動作を計時する機能を設け、実際の入力動作を模したキーコードストリームを作成するようにしてもよい。擬似するすべてのキー入力が終了すると、終了を指示するキー入力を行い、終了する。
図16は、記憶したキーコードストリームにしたがって擬似するキー入力を実行するモードにおけるCPUの動作を示すフローチャートである。
ステップS31で、キーコードストリーム実行モードが指示されたか判定し、指示されるまで待機する。実行モードも、通常動作で使用するファンクションキー、キーの組み合わせ以外のファンクションキー、キーの組み合わせで指示される。キーコードストリーム実行モードが指示されると、ステップS32に進む。
ステップS32で、キーコードストリーム出力状態を設定する。具体的には、I/O73から出力する擬似入力モードを示すビットをアクティブにする。これにより、一致検出変換回路51およびセレクタ54が、擬似入力を行う状態に設定される。
ステップS33で、実行するキーコードストリームを記憶したメモリの読み出し開始位置(アドレス)を設定する。
ステップS34で、キーコードストリームを読み出し、キー入力の擬似X座標および擬似Y座標を生成する。
ステップS35で、擬似X座標および擬似Y座標をI/O73に出力する。これにより、第1実施形態で説明した擬似キー入力が行われる。
ステップS36で、擬似しているキー入力を行う時間が経過するまで待つ。これにより、実際のキー入力動作に近い形でキー入力が行われる。時間経過後ステップS37に進む。
ステップS37で、読み出し位置(アドレス)を次のキーコードのアドレスに変更する。
ステップS38で、入力するキーコードが無いか判定し、有ればステップS34に戻る。ステップS34からS38を繰り返すことにより、記憶されたキーコードストリームに対応するキー入力が行われる。これ以上入力するキーコードが無い場合は、終了する。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
[付記1]
キースイッチ部にキーマトリックススキャンのスキャン値を入力し、
前記キースイッチ部からの前記キーマトリックススキャンのスキャン値に対する応答を受け、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値および前記キースイッチ部からの応答から、前記キースイッチ部におけるキーの押し下げ状態を検出するキーボードにおいて、
前記キースイッチ部で、所定キーが押し下げられた状態に設定し、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値と、擬似するキーのスキャン値と、を比較し、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致した時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を前記所定キーのスキャン値に変換し、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致しない時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を、前記所定キーのスキャン値以外になるように変換し、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値、前記擬似するキーのスキャン値および前記キースイッチ部からの応答から、前記キースイッチ部における押し下げキーを判定することを特徴とするキーボード入力擬制方法。
[付記2]
前記キーマトリックススキャンのスキャン値は、前記キースイッチ部の全てのキーをスキャンし、
前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値に変換したスキャン値を受けた時に一致信号を出力し、
前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値以外のスキャン値を受けた時に不一致信号を出力する付記1に記載のキーボード入力擬制方法。
[付記3]
前記キースイッチ部のキーマトリックスは、複数の行と複数の列でキーの位置が規定され、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値は、前記キーマトリックスの前記複数の行をスキャンし、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値と、擬似するキーの行番と、を比較し、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーの行番とが一致した時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を前記所定キーの行番に変換し、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーの行番とが一致しない時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を、前記所定キーの行番以外になるように維持または変換し、
前記キースイッチ部が前記所定キーの列番を出力した時に、前記擬似するキーの列番に変換する付記1に記載のキーボード入力擬制方法。
[付記4]
前記擬似するキーのスキャン値は、当該キーボードの外部から供給される付記1から3のいずれか1つに記載のキーボード入力擬制方法。
[付記5]
前記擬似するキーのスキャン値は、当該キーボード内の記憶部から供給される付記1から3のいずれか1つに記載のキーボード入力擬制方法。
[付記6]
複数のキーを配列したキーマトリックスを有するキースイッチ部と、
前記キースイッチ部にキーマトリックススキャンのスキャン値を出力するキーボードコントローラと、
入力擬制時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と、擬似するキーのスキャン値と、を比較し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致した時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を所定キーのスキャン値に変換し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致しない時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を、前記所定キーのスキャン値以外になるように変換する変換回路と、を有し、
前記キースイッチ部は、前記キーマトリックススキャンのスキャン値に対する応答を出力し、
前記キーボードコントローラは、前記キースイッチ部からの前記キーマトリックススキャンのスキャン値に対する前記応答を受け、前記キーマトリックススキャンのスキャン値、前記擬似するキーのスキャン値および前記キースイッチ部からの応答から、前記キースイッチ部におけるキーの押し下げ状態を判定することを特徴とするキーボード。
[付記7]
前記変換回路は、非入力擬制時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を変換せずに出力する付記6に記載のキーボード。
[付記8]
前記キーマトリックススキャンのスキャン値は、前記キースイッチ部の全てのキーをスキャンし、
前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値を受けた時に一致信号を出力し、
前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値以外のスキャン値を受けた時に不一致信号を出力する付記6に記載のキーボード。
[付記9]
前記キースイッチ部のキーマトリックスは、複数の行と複数の列でキーの位置が規定され、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値は、前記キーマトリックスの前記複数の行をスキャンし、
前記変換回路は、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と、擬似するキーの行番と、を比較し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーの行番とが一致した時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を前記所定キーの行番に変換し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーの行番とが一致しない時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を、前記所定キーの行番以外になるように変換し、前記キースイッチ部が前記所定キーの列番を出力した時に、前記擬似するキーの列番に変換する付記6に記載のキーボード。
[付記10]
外部から供給される前記所定キーのスキャン値を受ける外部端子を有する付記6から9のいずれか1つに記載のキーボード。
[付記11]
前記擬似するキーに関する情報を記憶する記憶部を有する付記6から9のいずれか1つに記載のキーボード。
[付記12]
前記記憶部に記憶する前記擬似するキーに関する情報は、前記キーボードコントローラにより、前記キースイッチ部からのキー入力に基づいて記憶される付記11に記載のキーボード。
[付記13]
キーボードのキースイッチ部を、所定キーが押し下げられた状態に設定し、
キーボードコントローラが出力するキーマトリックススキャンのスキャン値と、擬似するキーのスキャン値と、を比較し、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致した時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を前記所定キーのスキャン値に変換し、
前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致しない時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を、前記所定キーのスキャン値以外になるように変換し、
前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値を受けた時に、前記キーボードコントローラに一致信号を出力し、
前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値以外のスキャン値を受けた時に、前記キーボードコントローラに不一致信号を出力する、ことを特徴とするキーボード入力擬制方法。
[付記14]
前記擬似するキーのスキャン値は、当該キーボードの外部から供給される付記13に記載のキーボード入力擬制方法。
[付記15]
前記擬似するキーのスキャン値は、当該キーボード内の記憶部から供給される付記13に記載のキーボード入力擬制方法。
[付記16]
キーマトリックススキャンのスキャン値を出力するキーボードコントローラと、
入力擬制時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と、擬似するキーのスキャン値と、を比較し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致した時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を所定キーのスキャン値に変換し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致しない時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を、前記所定キーのスキャン値以外になるように変換する変換回路と、
複数のキーを配列したキーマトリックスを有し、前記変換回路から前記キーマトリックススキャンのスキャン値を受けるキースイッチ部と、を有し、
前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値を受けた時に一致信号を出力し、前記所定キーのスキャン値以外のスキャン値を受けた時に不一致信号を出力し、
前記キーボードコントローラは、前記キースイッチ部から前記一致信号を受けた時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値に対応するキーが押し下げられていると判定することを特徴とするキーボード。
[付記17]
前記変換回路は、非入力擬制時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を変換せずに出力する付記16に記載のキーボード。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
10 パーソナルコンピュータ(パソコン)
20 キーボード
21,31 キーボードコントローラ
22,32 キースイッチ部
51 一致検出変換回路
52 Xセレクタ
53 Yセレクタ
61 X一致検出変換回路
62 Xセレクタ
63 Y変換セレクタ
101 制御装置
102 キーコードアドレス変換回路

Claims (11)

  1. キースイッチ部にキーボードコントローラが出力するキーマトリックススキャンのスキャン値を入力し、
    前記キースイッチ部からの前記キーマトリックススキャンのスキャン値に対する応答を受け、
    前記キーマトリックススキャンのスキャン値および前記キースイッチ部からの応答から、前記キースイッチ部におけるキーの押し下げ状態を検出するキーボードにおいて、
    入力キーを擬似して入力を行う疑似入力モードの場合、
    前記キースイッチ部で、所定キーが押し下げられた状態に設定し、
    前記キーマトリックススキャンのスキャン値と、擬似するキーのスキャン値と、を比較し、
    前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致した時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を前記所定キーのスキャン値に変換し、
    前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致しない時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を、前記所定キーのスキャン値以外になるように変換し、
    前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値を受けたときに、前記キーボードコントローラに一致信号を出力し、
    前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値以外のスキャン値を受けた時に、前記キーボードコントローラに不一致信号を出力することを特徴とするキーボード入力擬制方法。
  2. 前記キーボードコントローラは、前記キースイッチ部から前記一致信号を受けた時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値に対応するキーが押し下げられていると判定する請求項1に記載のキーボード入力擬制方法。
  3. 前記キーマトリックススキャンのスキャン値は、前記キースイッチ部の全てのキーをスキャンする請求項1または2に記載のキーボード入力擬制方法。
  4. 前記キースイッチ部のキーマトリックスは、複数の行と複数の列でキーの位置が規定され、
    前記キーマトリックススキャンのスキャン値は、前記キーマトリックスの前記複数の行をスキャンし、
    前記キーマトリックススキャンのスキャン値による行番と、前記擬似するキーのスキャン値による行番と、を比較し、
    前記キーマトリックススキャンのスキャン値による行番と前記擬似するキーのスキャン値による行番とが一致した時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値による行番を前記所定キーのスキャン値による行番に変換し、
    前記キーマトリックススキャンのスキャン値による行番と前記擬似するキーのスキャン値による行番とが一致しない時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値による行番を、前記所定キーのスキャン値による行番以外になるように維持または変換し、
    前記キースイッチ部が前記所定キーの列番を出力した時に、前記擬似するキーのスキャン値による列番に変換する請求項1または2に記載のキーボード入力擬制方法。
  5. 前記擬似するキーのスキャン値は、当該キーボードの外部から供給される請求項1から4のいずれか1項に記載のキーボード入力擬制方法。
  6. 前記擬似するキーのスキャン値は、当該キーボード内の記憶部から供給される請求項1から4のいずれか1項に記載のキーボード入力擬制方法。
  7. 複数のキーを配列したキーマトリックスを有するキースイッチ部と、
    前記キースイッチ部にキーマトリックススキャンのスキャン値を出力するキーボードコントローラと、
    入力キーを擬似して入力を行う疑似入力モードの場合、前記キースイッチ部で、所定キーが押し下げられた状態に設定し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と、擬似するキーのスキャン値と、を比較し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致した時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を所定キーのスキャン値に変換し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値と前記擬似するキーのスキャン値とが一致しない時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を、前記所定キーのスキャン値以外になるように変換する変換回路と、を有し、
    前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値を受けたときに、前記キーボードコントローラに一致信号を出力し、
    前記キースイッチ部は、前記所定キーのスキャン値以外のスキャン値を受けた時に、前記キーボードコントローラに不一致信号を出力することを特徴とするキーボード。
  8. 前記キーボードコントローラは、前記キースイッチ部から前記一致信号を受けた時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値に対応するキーが押し下げられていると判定する請求項7に記載のキーボード。
  9. 前記変換回路は、非入力擬制時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値を変換せずに出力する請求項7または8に記載のキーボード。
  10. 前記キーマトリックススキャンのスキャン値は、前記キースイッチ部の全てのキーをスキャンする請求項7または8に記載のキーボード。
  11. 前記キースイッチ部のキーマトリックスは、複数の行と複数の列でキーの位置が規定され、
    前記キーマトリックススキャンのスキャン値は、前記キーマトリックスの前記複数の行をスキャンし、
    前記変換回路は、前記キーマトリックススキャンのスキャン値による行番と、前記擬似するキーのスキャン値による行番と、を比較し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値による行番と前記擬似するキーのスキャン値による行番とが一致した時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値による行番を前記所定キーのスキャン値による行番に変換し、前記キーマトリックススキャンのスキャン値による行番と前記擬似するキーのスキャン値による行番とが一致しない時に、前記キーマトリックススキャンのスキャン値による行番を、前記所定キーのスキャン値による行番以外になるように維持または変換し、前記キースイッチ部が前記所定キーの列番を出力した時に、前記擬似するキーのスキャン値による列番に変換する請求項7または8に記載のキーボード。
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