以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。一般に、量子化されたデジタル映像データは、ビット間に重要度の差異が存在し、上位ビットは下位ビットよりも、データ誤りが検知されやすい。上位ビットにデータ誤りが発生した映像と、下位ビットにデータ誤りが発生した映像とを比較すると、映像を見る人は、前者の方が違和感を受け易い。
本発明では、映像信号の上位ビットほど重要なデータとして扱い、映像信号の上位ビットと下位ビットとを分離し、それぞれをパケットに変換する。そして、本発明では、品質が異なる複数の伝送路を介して映像信号を伝送する場合、映像信号の上位ビットが格納されたパケットを、高い品質の伝送路を介して伝送し、映像信号の下位ビットが格納されたパケットを、低い品質の伝送路を介して伝送する。また、本発明では、品質がほぼ等しい複数の伝送路を介して伝送する場合、上位ビットが格納されたパケットを、高い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化して伝送し、下位ビットが格納されたパケットを、低い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化して伝送する。
以下、実施例1〜4について説明する。実施例1,2は共に、品質が異なる複数の伝送路を介して映像信号を伝送する場合を想定した例であり、実施例2は、伝送路の数が少ない構成に適用がある。実施例3,4は共に、品質がほぼ同等の複数の伝送路を介して映像信号を伝送する場合を想定した例であり、実施例4は、伝送路の数が少ない構成に適用がある。
〔実施例1〕
まず、実施例1について説明する。実施例1は、品質が異なる複数の伝送路を前提とし、映像信号の上位ビットが格納されたパケットを、品質の高い伝送路を介して伝送し、映像信号の下位ビットが格納されたパケットを、品質の低い伝送路を介して伝送する例である。
(映像信号送信装置/実施例1)
実施例1の映像信号送信装置について詳細に説明する。図1は、実施例1の映像信号送信装置の構成例を示すブロック図である。この映像信号送信装置1−1は、映像ビット列分離部11、N個のパケット変換部12−1〜12−N、及びN個の伝送路符号化部13−1〜13−Nを備えている。Nは2以上の整数である。
映像信号送信装置1−1は、送信対象の映像信号をN個の映像信号に分離し、N個に分離された映像信号が、映像信号送信装置1−1から伝送路30−1〜30−Nを介して、後述する映像信号受信装置2−1へ伝送される。
伝送路30−1〜30−Nは、それぞれ異なる品質、または一部が異なる品質であるとする。例えば、伝送路30−1が最も高品質の伝送路とし、伝送路30−2が2番目に高品質の伝送路とし、・・・、伝送路30−Nが最も低品質の伝送路とするように定義する。
ここで、伝送路の品質は、通信回線の誤り率(誤り発生確率)により決定される。通信回線の誤り率の低い伝送路は品質が高く、誤り率の高い伝送路は品質が低い。例えば、波長分割多重したパケット信号を、1本の光ファイバーを用いて伝送する場合、波長毎に伝送路の信号電力対雑音電力比(SN比)が異なる。このため、パケット信号が伝送される各波長の伝送路を、伝送路30−1〜30−Nとして扱うことができる。つまり、伝送路30−1〜30−Nは、1本の光ファイバーからなり、それぞれの波長に応じた伝送路であり、SN比が高いほど品質は高くなる。
映像ビット列分離部11は、送信対象の映像信号を入力し、予め設定された規則に従い、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータを、伝送路30−1〜30−Nの品質に応じて分離し、上位側のビットデータが品質の高い伝送路に対応し、下位側のビットデータが品質の低い伝送路に対応するように、N個(N系統)のビット列を生成する。分離数Nは、伝送路30−1〜30−Nに応じた数とする。
映像ビット列分離部11により生成されたN系統のビット列は、対応するパケット変換部12−1〜12−Nへ入力される。すなわち、第1番目のビット列はパケット変換部12−1へ入力され、第2番目のビット列はパケット変換部12−2へ入力され、・・・、第N番目のビット列はパケット変換部12−Nへ入力される。
ここで、送信対象の映像信号は、量子化されたデジタル映像信号であり、例えば、ARIB STD−B58に規定された信号である。
例えば、予め設定された規則として、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータ(上位側のビットから下位側のビットまでの一連のビットデータ)を、伝送路30−1〜30−Nの品質に応じて、伝送路30−1〜30−Nに対応するNグループ(伝送路30−1〜30−Nの数分のグループ)に等分し、N系統のビット列を生成する規則が定義されている。
伝送路30−1が最も高品質であり、伝送路30−1から伝送路30−Nへ品質が順番に低下し、伝送路30−Nが最も低品質である場合、伝送路30−1に対応するビット列は、映像データにおける上位側のビットデータからなるように生成され、伝送路30−Nに対応するビット列は、下位側のビットデータからなるように生成される。つまり、伝送路30−1〜30−Nの品質が高いほど、映像データにおける上位側のビットデータからなるビット列が生成され、品質が低いほど、下位側のビットデータからなるビット列が生成される。
また、例えば、予め設定された規則として、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータ(上位側のビットから下位側のビットまでの一連のビットデータ)を、伝送路30−1〜30−Nの品質に応じて、伝送路30−1〜30−Nに対応するNグループ(伝送路30−1〜30−Nの数分のグループ)に、かつ伝送路30−1〜30−Nの伝送速度に比例するビット長となるように分離し、N系統のビット列を生成する規則が定義されている。
伝送路30−1が最も高品質かつ高速度(高速度に伝送可能)であり、伝送路30−1から伝送路30−Nへ品質が順番に低下し、伝送路30−1から伝送路30−Nへ速度が順番に遅くなり、伝送路30−Nが最も低品質かつ低速度である(低速度にしか伝送できない)場合、伝送路30−1に対応するビット列は、映像データにおける上位側のビットデータからなり、長いビット長になるように生成され、伝送路30−Nに対応するビット列は、下位側のビットデータからなり、短いビット長になるように生成される。つまり、伝送路30−1〜30−Nの品質が高いほど、映像データにおける上位側のビットデータからなるビット列が生成され、品質が低いほど、下位側のビットデータからなるビット列が生成される。また、伝送路30−1〜30−Nの伝送速度が速いほど、ビット長の長いビット列が生成され、伝送速度が遅いほど、ビット長の短いビット列が生成される。
この規則を用いることにより、高品質の伝送路には、映像への影響が大きい上位側のビットデータが割り当てられ、高速度の伝送路には、多くのビットデータが割り当てられるから、映像信号を効率的に伝送することができる。
また、例えば、予め設定された規則として、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータ(上位側のビットから下位側のビットまでの一連のビットデータ)を、伝送路30−1〜30−N毎の予め設定されたビット長に分離し、N系統のビット列を生成する規則が定義されている。この場合、異なるビット長のN個のビット列に分離するようにしてもよい。
この規則を用いることにより、オペレータは、伝送路30−1〜30−N毎にビット長を自由に設定することができるから、自由度の高い、映像信号の伝送を実現することができる。
パケット変換部12−1〜12−Nは、映像ビット列分離部11から対応するビット列を入力し、ビット列を、対応する伝送路30−1〜30−Nの通信方式に応じた伝送フレーム構造のパケット信号に変換する。例えば、伝送路30−1の通信方式がイーサネット(登録商標)である場合、パケット変換部12−1は、ビット列を、イーサネット(登録商標)の伝送フレーム構造のパケット信号(イーサネットパケット)に変換する。
パケット変換部12−1〜12−Nにより変換されたパケット信号は、対応する伝送路符号化部13−1〜13−Nへ入力される。
伝送路符号化部13−1〜13−Nは、対応するパケット変換部12−1〜12−Nからパケット信号を入力し、パケット信号に対し、対応する伝送路30−1〜30−Nの通信方式に応じた伝送路符号化を行う。例えば、伝送路30−1の通信方式が10ギガビットイーサネットである場合、伝送路符号化部13−1は、パケット信号に対し、64B/66B符号化を行う。
伝送路符号化部13−1〜13−Nにより伝送路符号化された信号は、伝送信号として対応する伝送路30−1〜30−Nを介して、後述する映像信号受信装置2−1へ送信される。
(映像ビット列分離部11)
次に、図1に示した映像ビット列分離部11について詳細に説明する。図2は、量子化された映像データの例における分離処理を説明する図であり、図3は、図2の続きを説明する図である。量子化された映像データは、映像ビット列分離部11が入力する映像信号である。
映像信号である量子化された映像データの例として、ARIB STD−B56に規定された12ビット量子化Yデータ系列を挙げて説明する。以下、具体的な説明のために、ARIB規格に従う映像データを挙げるが、本発明の映像信号は、ARIB規格の映像データに限定されるものではない。本発明は、例えば、線形量子化データまたは非線形量子化データに適用があるが、エントロピー符号化等のように、データの生成確率等に応じてビット長が異なる映像データには適用がない。
Yデータ系列は、映像の輝度信号を量子化したものである。図2に示すように、STD−B56の規定において、12ビット量子化Yデータ系列の黒レベルは256(10進数)、ピークレベルが3760(10進数)に定められている。図3に示すように、12ビット量子化Yデータ系列は、10ビット量子化の際に、下位2ビットにゼロをスタッフィングすることにより、12ビット長の映像データと等しく取り扱われる。
12ビット量子化Yデータ系列の映像データでは、1ビットの誤りが生じる場合、誤りが最下位ビットであれば、正誤データ間の輝度差はわずかに1(10進数)である。一方、誤りが最上位ビットであれば、正誤データ間の輝度差は2048(10進数)となり、1ビットの誤りの影響度合いは大きく異なる。つまり、図3に示すように、映像データを構成する12ビットのうち、上位ビットほど、ビット誤りの影響は大きくなり、下位ビットほど、ビット誤りの影響は小さくなる。
そこで、本発明の実施例1では、この点に着目し、量子化ビットの最上位ビットを最重要ビットと位置付け、上位ビット側の映像信号を、高い品質の伝送路を介して伝送し、下位ビットの映像信号を、低い品質の伝送路を介して伝送するようにした。これにより、伝送路におけるビット誤りの画質への影響を、最小限に抑えることができる。
図4は、映像ビット列分離部11による分離処理を説明する図である。図4に示すように、映像ビット列分離部11は、映像信号である量子化映像データを構成する12ビットのデータから、最も上位側の複数のビットデータを分離し、第1パケット用のビット列を生成する。また、映像ビット列分離部11は、次に上位側の複数のビットデータを分離して第2パケット用のビット列を生成し、同様に、最も下位側の複数のビットデータを分離し、第Nパケット用のビット列を生成する。
図5は、一般的なパケット化手法(従来技術)を説明する図である。従来技術のパケット化手法では、量子化映像データが逐次パケット化される。このため、低遅延性に優れるというメリットがある。しかし、量子化映像データの最上位ビット及び最下位ビットにおいて、誤りが発生する確率は等しくなる。このため、わずかなビット誤りによっても、映像の誤りとして検知されてしまう場合を排除できないというデメリットがある。
このように、本発明の実施例1では、映像ビット列分離部11により、映像データのうち上位側のビットデータは、品質が高い伝送路に対応するように分離され、下位側のビットデータは、品質が低い伝送路に対応するように分離される。これにより、誤り訂正符号を用いる処理のような複雑な信号処理が不要となり、装置が大型化することもなく、中継車等の限られたスペースへ収容することも可能となり、消費電力も低く抑えることができる。そして、上位側のビットデータは高い品質の伝送路を介して伝送され、下位側のビットデータは低い品質の伝送路を介して伝送される。
以上のように、実施例1の映像信号送信装置1−1によれば、映像ビット列分離部11は、予め設定された規則に従い、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータを、伝送路30−1〜30−Nの品質に応じて分離し、上位側のビットデータが品質の高い伝送路に対応し、下位側のビットデータが品質の低い伝送路に対応するように、N個(N系統)のビット列を生成する。そして、パケット変換部12−1〜12−Nは、対応するビット列をパケット信号に変換し、伝送路符号化部13−1〜13−Nは、対応するパケット信号を伝送路符号化する。
これにより、伝送路符号化された信号は、品質が異なる伝送路30−1〜30−Nを介して後述する映像信号受信装置2−1へ送信される。そして、映像信号受信装置2−1は、伝送路符号化された信号に対し、映像信号送信装置1−1と逆の処理を行うことで、元の映像信号を復元する。
したがって、高額な帯域保証型高速通信回線の伝送路を用いることなく、ビット誤り率が高い一部の低廉な通信回線を用いて、実用的な映像伝送を実現することができる。一般的に、ビット誤り率が極めて低い回線(帯域保証型通信回線)は、ビット誤り率が比較的高い回線よりも高額である。しかし、全ての映像データを、帯域保証型通信回線を用いて伝送する必要がないことから、経済的な回線を用いた伝送を実現することができる。さらに、伝送路30−1〜30−Nの途中に存在するスイッチまたはルーター等の通信機器に変更を加える必要がないため、映像信号送信装置1−1の導入が容易になると共に、システム全体を低廉化することができる。また、圧縮符号化処理を用いる伝送と比較して、映像信号送信装置1−1自体を簡単化でき、低消費電力化、省スペース化によって、番組制作現場での運用効率を向上させることができる。
つまり、大容量の映像信号の伝送を、複雑な信号処理を行うことなく低廉に実現し、かつ誤りの発生による画質への悪影響を抑制することが可能となる。
(映像信号受信装置/実施例1)
次に、実施例1の映像信号受信装置について詳細に説明する。図6は、実施例1の映像信号受信装置の構成例を示すブロック図である。この映像信号受信装置2−1は、N個の伝送路復号部21−1〜21−N、N個のパケット再変換部22−1〜22−N、及び映像ビット列合成部23を備えている。Nは2以上の整数である。
映像信号受信装置2−1は、映像信号送信装置1−1から伝送路30−1〜30−Nを介して送信された伝送信号を受信し、伝送路復号部21−1〜21−Nは、対応する伝送路30−1〜30−Nから受信した伝送信号を入力する。そして、伝送路復号部21−1〜21−Nは、図1に示した映像信号送信装置1−1の対応する伝送路符号化部13−1〜13−Nの逆の処理を行う。具体的には、伝送路復号部21−1〜21−Nは、伝送信号に対し、対応する伝送路30−1〜30−Nの通信方式に応じた伝送路復号を行い、対応する伝送路30−1〜30−Nの通信方式に応じた伝送フレーム構造のパケット信号を生成する。
伝送路復号部21−1〜21−Nにより伝送路復号されたパケット信号は、対応するパケット再変換部22−1〜22−Nへ入力される。
パケット再変換部22−1〜22−Nは、対応する伝送路復号部21−1〜21−Nからパケット信号を入力し、図1に示した映像信号送信装置1−1の対応するパケット変換部12−1〜12−Nの逆の処理を行う。具体的には、パケット再変換部22−1〜22−Nは、対応する伝送路30−1〜30−Nの通信方式に応じた伝送フレーム構造のパケット信号を、ビット列に再変換する。
パケット再変換部22−1〜22−Nにより再変換されたN個(N系統)のビット列は、映像ビット列合成部23へ入力される。
映像ビット列合成部23は、パケット再変換部22−1〜22−NからN個(N系列)のビット列を入力し、図1に示した映像信号送信装置1−1の対応する映像ビット列分離部11の逆の処理を行う。具体的には、映像ビット列合成部23は、予め設定された規則(映像ビット列分離部11にて用いた規則に対して逆の規則)に従い、N個(N系統)のビット列を合成することで、元の映像信号を生成し外部へ出力する。つまり、映像ビット列合成部23は、N個(N系統)のビット列である、伝送路30−1〜30−Nの品質に応じて分離された、品質の高い伝送路に対応した上位側のビットデータからなるビット列、及び品質の低い伝送路に対応した下位側のビットデータであるビット列を合成し、元の映像信号を生成する。
ここで、映像ビット列合成部23は、伝送路30−1〜30−Nにおいてビット誤りが発生し、パケット信号の消失またはパケット信号のビット誤りが発生したと判定した場合、消失等したビットデータを、誤りなく受信した隣接するビットデータを用いて補完する。補完処理は、例えば線形補完の手法が用いられる。
尚、映像ビット列合成部23は、消失等したビットデータを補完する際に、隣接するビットデータが長い期間に渡って誤っていると判定した場合、補完が困難であると判断し、消失等したビットデータを、ゼロのデータで補完(スタッフィング)する。ここで、パケット信号の消失は、パケット信号のシーケンス番号に基づいて判定することができ、パケット信号のビット誤りは、パケット信号の誤り検出符号(例えばフレームチェックシーケンス)に基づいて判定することができる。
例えば、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータのうち下位側のビットデータは、品質の低い伝送路を介して伝送されるから、パケット信号の消失またはパケット信号のビット誤りによるビットエラーが発生しやすい。映像ビット列合成部23の補完処理により、簡単な処理にて、映像信号のビットエラーを目視で検知し難くすることができる。
以上のように、実施例1の映像信号受信装置2−1によれば、伝送路復号部21−1〜21−Nは、対応する伝送路30−1〜30−Nを介して受信した伝送信号を伝送路復号してパケット信号を生成し、パケット再変換部22−1〜22−Nは、対応するパケット信号をビット列に再変換する。そして、映像ビット列合成部23は、予め設定された規則(映像ビット列分離部11にて用いた所定の規則に対して逆の規則)に従い、N個(N系統)のビット列を合成することで、元の映像信号を生成する。
これにより、高額な帯域保証型高速通信回線の伝送路を用いることなく、ビット誤り率が高い一部の低廉な通信回線を用いて、実用的かつ経済的な映像伝送を実現することができる。さらに、伝送路30−1〜30−Nの途中に存在するスイッチまたはルーター等の通信機器に変更を加える必要がないため、映像信号受信装置2−1の導入が容易になると共に、システム全体を低廉化することができる。また、映像信号受信装置2−1自体を簡単化でき、低消費電力化、省スペース化によって、番組制作現場での運用効率を向上させることができる。
つまり、大容量の映像信号の伝送を、複雑な信号処理を行うことなく低廉に実現し、かつ誤りの発生による画質への悪影響を抑制することが可能となる。
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明する。実施例2は、品質が異なる複数の伝送路を前提とし、映像信号の上位ビットが格納されたパケットを多重し、品質の高い伝送路を介して伝送し、映像信号の下位ビットが格納されたパケットを多重し、品質の低い伝送路を介して伝送する例である。実施例2では、映像信号をビット列に分離する分離数Nと伝送路の数とが同一でない場合(分離数Nよりも伝送路の数が少ない場合)の伝送を実現し、柔軟な運用を可能とする。
(映像信号送信装置/実施例2)
実施例2の映像信号送信装置について詳細に説明する。図7は、実施例2の映像信号送信装置の構成例を示すブロック図である。この映像信号送信装置1−2は、映像ビット列分離部11、N個のパケット変換部12−1〜12−N、1個以上のパケット多重部14−1等、及びM個の伝送路符号化部13−1〜13−Mを備えている。Nは2以上の整数であり、Mは1以上の整数である。NはMよりも大きい。
図1に示した実施例1の映像信号送信装置1−1と図7に示す実施例2の映像信号送信装置1−2とを比較すると、両映像信号送信装置1−1,1−2は、映像ビット列分離部11、N個のパケット変換部12−1〜12−Nを備えている点で同一である。
一方、実施例1の映像信号送信装置1−1は、1個以上のパケット多重部14−1等を備えていないのに対し、実施例2の映像信号送信装置1−2は、1個以上のパケット多重部14−1等を備えている点で相違する。また、実施例1の映像信号送信装置1−1は、N個の伝送路符号化部13−1〜13−Nを備えているのに対し、実施例2の映像信号送信装置1−2は、Nより小さいM個の伝送路符号化部13−1〜13−Mを備えている点で相違する。
映像ビット列分離部11及びパケット変換部12−1〜12−Nは、図1に示した実施例1と同様であるから、ここでは説明を省略する。
パケット変換部12−1,12−2により生成されたパケット信号は、パケット多重部14−1へ入力され、パケット変換部12−Nにより生成されたパケット信号は、伝送路符号化部13−Mへ入力される。パケット変換部12−3〜12−(N−1)により生成されたパケット信号は、対応するパケット多重部14−2等または伝送路符号化部13−2〜13−(M−1)へ入力される。
パケット多重部14−1は、パケット変換部12−1からパケット信号を入力すると共に、パケット変換部12−2からパケット信号を入力し、これらのパケット信号を多重する。パケット多重部14−1により多重されたパケット信号は、伝送路符号化部13−1へ入力される。
パケット多重部14−2等は、対応するパケット変換部12−3等からパケット信号を入力して多重する。パケット多重部14−2等により多重されたパケット信号は、対応する伝送路符号化部13−2等へ入力される。
伝送路符号化部13−1は、パケット多重部14−1から多重されたパケット信号を入力し、パケット信号を伝送路符号化する。伝送路符号化部13−Mは、パケット変換部12−Nからパケット信号を入力し、パケット信号を伝送路符号化する。
伝送路符号化部13−2〜13−(M−1)は、対応するパケット多重部14−2等またはパケット変換部12−3〜12−(N−1)から多重されたパケット信号またはパケット信号を入力し、パケット信号を伝送路符号化する。
つまり、伝送路符号化部13−1〜13−Mは、パケット変換部12−1〜12−Nにより生成されたパケット信号のうち、パケット多重部14−1等による多重対象の複数のパケット信号を除くパケット信号、及び、パケット多重部14−1等により多重されたパケット信号(多重後のパケット信号)に対し、対応する伝送路30−1〜30−Mの通信方式に応じた伝送路符号化を行う。
伝送路符号化部13−1〜13−Mにより伝送路符号化された信号は、伝送信号として対応する伝送路30−1〜30−Mを介して、後述する映像信号受信装置2−2へ送信される。
尚、パケット多重部14−1は、2個のパケット信号を入力して多重するようにしたが、3個以上のパケット信号を入力して多重するようにしてもよい。つまり、パケット多重部14−1等は、2個以上のパケット信号を入力して多重する。また、図7では、伝送路30−1〜30−Mの数Mを複数とした構成例を示しているが、Mは1であってもよい。この場合、映像信号送信装置1−2は、映像ビット列分離部11、パケット変換部12−1等、パケット多重部14−1及び伝送路符号化部13−1のみを備える。
以上のように、実施例2の映像信号送信装置1−2によれば、映像ビット列分離部11及びパケット変換部12−1〜12−Nは、実施例1と同様の処理を行う。パケット多重部14−1等は、対応する複数のパケット信号を多重し、伝送路符号化部13−1〜13−Mは、対応する多重したパケット信号またはパケット信号を伝送路符号化する。
これにより、伝送路符号化された信号は、品質の異なる伝送路30−1〜30−Mを介して後述する映像信号受信装置2−2へ送信される。そして、映像信号受信装置2−2は、伝送路符号化された信号に対し、映像信号送信装置1−2と逆の処理を行うことで、元の映像信号を復元する。
したがって、実施例1と同様の効果を奏し、大容量の映像信号の伝送を、複雑な信号処理を行うことなく低廉に実現し、かつ誤りの発生による画質への悪影響を抑制することが可能となる。また、分離数Nよりも小さい数Mの伝送路30−1〜30−Mによる映像信号の伝送を実現することができる。
(映像信号受信装置/実施例2)
次に、実施例2の映像信号受信装置について詳細に説明する。図8は、実施例2の映像信号受信装置の構成例を示すブロック図である。この映像信号受信装置2−2は、M個の伝送路復号部21−1〜21−M、1個以上のパケット分離部24−1等、N個のパケット再変換部22−1〜22−N、及び映像ビット列合成部23を備えている。Nは2以上の整数であり、Mは1以上の整数である。NはMよりも大きい。
図6に示した実施例1の映像信号受信装置2−1と図8に示す実施例2の映像信号受信装置2−2とを比較すると、両映像信号受信装置2−1,2−2は、N個のパケット再変換部22−1及び映像ビット列合成部23を備えている点で同一である。
一方、実施例1の映像信号受信装置2−1は、N個の伝送路復号部21−1〜21−Nを備えているのに対し、実施例2の映像信号受信装置2−2は、Nより小さいM個の伝送路復号部21−1〜21−Mを備えている点で相違する。また、実施例1の映像信号受信装置2−1は、1個以上のパケット分離部24−1等を備えていないのに対し、実施例2の映像信号受信装置2−2は、1個以上のパケット分離部24−1等を備えている点で相違する。
映像信号受信装置2−2は、映像信号送信装置1−2から伝送路30−1〜30−Mを介して送信された伝送信号を受信し、伝送路復号部21−1〜21−Mは、対応する伝送路30−1〜30−Mから受信した伝送信号を入力する。そして、伝送路復号部21−1〜21−Mは、図7に示した映像信号送信装置1−2の対応する伝送路符号化部13−1〜13−Mの逆の処理を行う。
伝送路復号部21−1により伝送路復号されたパケット信号は、パケット分離部24−1へ入力され、伝送路復号部21−Mにより伝送路復号されたパケット信号は、パケット再変換部22−Nへ入力される。伝送路復号部21−2〜21−(M−1)により伝送路復号されたパケット信号は、対応するパケット分離部24−2等またはパケット再変換部22−3〜22−(N−1)へ入力される。
パケット分離部24−1は、図7に示した映像信号送信装置1−2の対応するパケット多重部14−1の逆の処理を行う。具体的には、パケット分離部24−1は、伝送路復号部21−1からパケット信号(多重されたパケット信号)を入力し、多重されたパケット信号から2つのパケット信号を分離する。パケット分離部24−1により分離されたパケット信号の一方は、パケット再変換部22−1へ入力され、他方は、パケット再変換部22−2へ入力される。
パケット分離部24−2等は、図7に示した映像信号送信装置1−2の対応するパケット多重部14−2等の逆の処理を行う。具体的には、パケット分離部24−2等は、対応する伝送路復号部21−2等からパケット信号(多重されたパケット信号)を入力し、多重されたパケット信号から所定数のパケット信号を分離する。パケット分離部24−2等により分離されたパケット信号は、パケット再変換部22−3等へ入力される。
パケット再変換部22−1は、パケット分離部24−1からパケット信号を入力し、パケット再変換部22−2は、パケット分離部24−2からパケット信号を入力し、図7に示した映像信号送信装置1−2の対応するパケット変換部12−1,12−2の逆の処理をそれぞれ行う。パケット再変換部22−Nは、対応する伝送路復号部21−Mからパケット信号を入力し、対応するパケット変換部12−Nの逆の処理を行う。
パケット再変換部22−3〜22−(N−1)は、対応するパケット分離部24−2等または伝送路復号部21−2〜21−(M−1)からパケット信号を入力し、対応するパケット変換部12−3〜12−(N−1)の逆の処理を行う。
つまり、パケット再変換部22−1〜22−Nは、伝送路復号部21−1〜21−Mにより生成されたパケット信号のうち、パケット分離部24−1等による分離の対象でないパケット信号(パケット分離部24−1等に入力されないパケット信号)、及び、パケット分離部24−1等により分離されたパケット信号を、ビット列に再変換する。
映像ビット列合成部23は、図6に示した実施例1と同様であるから、ここでは説明を省略する。
尚、図8では、伝送路30−1〜30−Mの数Mを複数とした構成例を示しているが、Mは1であってもよい。この場合、映像信号受信装置2−2は、伝送路復号部21−1、パケット分離部24−1、パケット再変換部22−1等及び映像ビット列合成部23のみを備えている。
以上のように、実施例2の映像信号受信装置2−2によれば、伝送路復号部21−1〜21−Mは、対応する伝送路30−1〜30−Mを介して受信した伝送信号を伝送路復号してパケット信号を生成し、パケット分離部24−1等は、多重されたパケット信号から所定数のパケット信号を分離し、パケット再変換部22−1〜22−N及び映像ビット列合成部23は、実施例1と同様の処理を行う。
これにより、実施例1と同様の効果を奏し、大容量の映像信号の伝送を、複雑な信号処理を行うことなく低廉に実現し、かつ誤りの発生による画質への悪影響を抑制することが可能となる。また、分離数Nよりも小さい数Mの伝送路30−1〜30−Mによる映像信号の伝送を実現することができる。
〔実施例3〕
次に、実施例3について説明する。実施例3は、品質がほぼ同等の複数の伝送路を前提とし、映像信号の上位ビットが格納されたパケットを、高い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化して伝送し、下位ビットが格納されたパケットを、低い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化して伝送する例である。実施例1,2は、品質がほぼ同等の複数の伝送路について、適用することができない。そこで、実施例3では、実施例1の構成に異なる複数の誤り訂正機能を加えることで、このような伝送路に適用できるようにする。
(映像信号送信装置/実施例3)
実施例3の映像信号送信装置について詳細に説明する。図9は、実施例3の映像信号送信装置の構成例を示すブロック図である。この映像信号送信装置1−3は、映像ビット列分離部11、N個のパケット変換部12−1〜12−N、N個の誤り訂正符号化部15−1〜15−N、及びN個の伝送路符号化部13−1〜13−Nを備えている。Nは2以上の整数である。
映像信号送信装置1−3は、送信対象の映像信号をN個の映像信号に分離して誤り訂正符号化を施す。N個に分離され誤り訂正符号化された映像信号は、映像信号送信装置1−3から伝送路30−1〜30−Nを介して、後述する映像信号受信装置2−3へ伝送される。伝送路30−1〜30−Nの品質は、ほぼ同等であるものとする。つまり、伝送路30−1〜30−N内に伝送されるパケット信号のそれぞれの誤り率は、所定の範囲内の値をとり、ほぼ同じである。後述する実施例4の伝送路30−1〜30−Mについても同様である。
図1に示した実施例1の映像信号送信装置1−1と図9に示す実施例3の映像信号送信装置1−3とを比較すると、両映像信号送信装置1−1,1−3は、映像ビット列分離部11、N個のパケット変換部12−1〜12−N、及びN個の伝送路符号化部13−1〜13−Nを備えている点で同一である。
一方、実施例1の映像信号送信装置1−1は、N個の誤り訂正符号化部15−1〜15−Nを備えていないのに対し、実施例3の映像信号送信装置1−3は、N個の誤り訂正符号化部15−1〜15−Nを備えている点で相違する。また、実施例1における映像信号送信装置1−1の映像ビット列分離部11は、伝送路30−1〜30−Nの品質に応じた規則に従って分離処理を行うのに対し、実施例3における映像信号送信装置1−3の映像ビット列分離部11は、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nの訂正性能に応じた規則に従って分離処理を行う点で相違する。また、実施例1の伝送路30−1〜30−Nは、品質が異なるのに対し、実施例3の伝送路30−1〜30−Nは、品質がほぼ同等である点で相違する。
映像ビット列分離部11は、送信対象の映像信号を入力し、予め設定された規則に従い、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータを、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nの訂正性能に応じて分離し、上位側のビットデータが高い訂正性能の符号を用いる誤り訂正符号化部に対応し、下位側のビットデータが低い訂正性能の符号を用いる誤り訂正符号化部に対応するように、N個(N系統)のビット列を生成する。分離数Nは、伝送路30−1〜30−Nに応じた数とする。
映像ビット列分離部11により生成されたN系統のビット列は、対応するパケット変換部12−1〜12−Nへ入力される。
例えば、予め設定された規則として、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータ(上位側のビットから下位側のビットまでの一連のビットデータ)を、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nの訂正性能に応じて、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nに対応するNグループ(伝送路30−1〜30−Nの数分のグループ)に等分し、N系統のビット列を生成する規則が定義されている。
誤り訂正符号化部15−1が最も高い訂正性能を有し、誤り訂正符号化部15−1から誤り訂正符号化部15−Nへ訂正性能が順番に低下し、誤り訂正符号化部15−Nが最も低い訂正性能を有する場合、誤り訂正符号化部15−1に対応するビット列は、映像データにおける上位側のビットデータからなるように生成され、誤り訂正符号化部15−Nに対応するビット列は、下位側のビットデータからなるように生成される。つまり、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nの訂正性能が高いほど、映像データにおける上位側のビットデータからなるビット列が生成され、訂正性能が低いほど、下位側のビットデータからなるビット列が生成される。
また、例えば、予め設定された規則として、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータ(上位側のビットから下位側のビットまでの一連のビットデータ)を、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nの訂正性能に応じて、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nに対応するNグループ(伝送路30−1〜30−Nの数分のグループ)に、かつ伝送路30−1〜30−Nの伝送速度に比例するビット長となるように分離し、N系統のビット列を生成する規則が定義されている。
誤り訂正符号化部15−1が最も高い訂正性能を有し、誤り訂正符号化部15−1から誤り訂正符号化部15−Nへ訂正性能が順番に低下し、誤り訂正符号化部15−Nが最も低い訂正性能を有し、また、伝送路30−1が最も高速度であり、伝送路30−1から伝送路30−Nへ速度が順番に遅くなり、伝送路30−Nが最も低速度である場合を想定する。この場合、誤り訂正符号化部15−1に対応するビット列(伝送路30−1に対応するビット列)は、映像データにおける上位側のビットデータからなり、長いビット長になるように生成され、誤り訂正符号化部15−Nに対応するビット列(伝送路30−Nに対応するビット列)は、下位側のビットデータからなり、短いビット長になるように生成される。つまり、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nの訂正性能が高いほど、映像データにおける上位側のビットデータからなるビット列が生成され、訂正性能が低いほど、下位側のビットデータからなるビット列が生成される。また、伝送路30−1〜30−Nの伝送速度が速いほど、ビット長の長いビット列が生成され、伝送速度が遅いほど、ビット長の短いビット列が生成される。
この規則を用いることにより、高い訂正性能の誤り訂正符号化処理が行われる映像信号の伝送路には、映像への影響が大きい上位側のビットデータが割り当てられ、高速度の伝送路には、多くのビットデータが割り当てられるから、映像信号を効率的に伝送することができる。
また、例えば、予め設定された規則として、実施例1と同様に、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータ(上位側のビットから下位側のビットまでの一連のビットデータ)を、誤り訂正符号化部15−1〜15−N(伝送路30−1〜30−N)毎の予め設定されたビット長に分離し、N系統のビット列を生成する規則が定義されている。この場合、異なるビット長のN個のビット列に分離するようにしてもよい。
この規則を用いることにより、オペレータは、誤り訂正符号化処理の系統毎(伝送路30−1〜30−N毎)にビット長を自由に設定することができるから、自由度の高い、映像信号の伝送を実現することができる。
N個のパケット変換部12−1〜12−N及び伝送路符号化部13−1〜13−Nは、図1に示した実施例1と同様であるから、ここでは説明を省略する。
誤り訂正符号化部15−1〜15−Nは、対応するパケット変換部12−1〜12−Nからパケット信号を入力し、上位側のビットデータを含むパケット信号に対し高い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化し、下位側のビットデータを含むパケット信号に対し低い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化する。
誤り訂正符号化部15−1〜15−Nにより誤り訂正符号化されたパケット信号は、対応する伝送路符号化部13−1〜13−Nへ入力される。
例えば、パケット変換部12−1から入力したパケット信号には最も上位側のビットデータが含まれ、パケット変換部12−1からパケット変換部12−Nへ順番に下位側のビットデータが多く含まれ、パケット変換部12−Nから入力したパケット信号には最も下位側のビットデータが含まれる場合を想定する。この場合、誤り訂正符号化部15−1は、最も高い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化処理を行い、誤り訂正符号化部15−Nは、最も低い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化処理を行う。つまり、パケット信号が上位側のビットデータを含むほど、高い訂正性能の誤り訂正符号化処理が行われ、下位側のビットデータを含むほど、低い訂正能力の誤り訂正符号化処理が行われる。
誤り訂正符号化部15−1〜15−Nには、上位側のビットデータを含むパケット信号に対して高い訂正性能となり、下位側のビットデータを含むパケット信号に対し低い訂正性能となるように、誤り訂正符号化の方式が予め設定されている。誤り訂正符号化の冗長度を同じとすると、高い訂正性能の誤り訂正符号化の方式として、例えばLDPC符号が用いられ、低い訂正性能の誤り訂正符号化の方式として、例えばBCH符号が用いられる。
尚、誤り訂正符号化の訂正性能は、上位側のビットデータに対して高くなり、下位側のビットデータに対して低くなるように、全ての系統において異なるようにしてもよいし、一部のみ異なるようにしてもよい。
図9では、映像信号送信装置1−3は、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nを、パケット変換部12−1〜12−Nと伝送路符号化部13−1〜13−Nとの間に備えるようにしたが、映像ビット列分離部11とパケット変換部12−1〜12−Nとの間に備えるようにしてもよい。
以上のように、実施例3の映像信号送信装置1−3によれば、映像ビット列分離部11は、予め設定された規則に従い、映像信号である映像データを構成する複数のビットデータを、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nの訂正性能に応じて分離し、上位側のビットデータが訂正性能の高い誤り訂正符号化部に対応し、下位側のビットデータが訂正性能の低い誤り訂正符号化部に対応するように、N個(N系統)のビット列を生成する。そして、パケット変換部12−1〜12−Nは、対応するビット列をパケット信号に変換し、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nは、上位側のビットデータを含むパケット信号に対し高い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化し、下位側のビットデータを含むパケット信号に対し低い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化する。そして、伝送路符号化部13−1〜13−Nは、対応するパケット信号を伝送路符号化する。
これにより、伝送路符号化された信号は、品質がほぼ同等の伝送路30−1〜30−Nを介して後述する映像信号受信装置2−3へ送信される。そして、映像信号受信装置2−3は、伝送路符号化された信号に対し、映像信号送信装置1−3と逆の処理を行うことで、元の映像信号を復元する。
したがって、実施例1と同様の効果を奏し、大容量の映像信号の伝送を、複雑な信号処理を行うことなく低廉に実現し、かつ誤りの発生による画質への悪影響を抑制することが可能となる。また、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nにおいて、低い訂正性能の符号も用いるようにしたから、誤り訂正符号化処理を行うLSIの回路規模を縮小することができ、それに伴う小型化及び低消費電力化を実現し、訂正パリティビット数の低減による伝送効率を向上させることができる。
(映像信号受信装置/実施例3)
次に、実施例3の映像信号受信装置について詳細に説明する。図10は、実施例3の映像信号受信装置の構成例を示すブロック図である。この映像信号受信装置2−3は、N個の伝送路復号部21−1〜21−N、N個の誤り訂正復号部25−1〜25−N、N個のパケット再変換部22−1〜22−N、及び映像ビット列合成部23を備えている。Nは2以上の整数である。
図6に示した実施例1の映像信号受信装置2−1と図10に示す実施例3の映像信号受信装置2−3とを比較すると、両映像信号受信装置2−1,2−3は、N個の伝送路復号部21−1〜21−N、N個のパケット再変換部22−1〜22−N、及び映像ビット列合成部23を備えている点で同一である。
一方、実施例1の映像信号受信装置2−1は、N個の誤り訂正復号部25−1〜25−Nを備えていないのに対し、実施例3の映像信号受信装置2−3は、N個の誤り訂正復号部25−1〜25−Nを備えている点で相違する。また、実施例1における映像信号受信装置2−1の映像ビット列合成部23は、伝送路30−1〜30−Nの品質に応じた規則に従って合成処理を行うのに対し、実施例3における映像信号受信装置2−3の映像ビット列合成部23は、誤り訂正復号部25−1〜25−Nの訂正性能(誤り訂正符号化部15−1〜15−Nの訂正性能)に応じた規則に従って合成処理を行う点で相違する。また、実施例1の伝送路30−1〜30−Nは、品質が異なるのに対し、実施例3の伝送路30−1〜30−Nは、品質がほぼ同等である点で相違する。
映像信号受信装置2−3は、映像信号送信装置1−3から伝送路30−1〜30−Nを介して送信された伝送信号を受信する。伝送路復号部21−1〜21−Nは、図6に示した実施例1と同じであるから、ここでは説明を省略する。
誤り訂正復号部25−1〜25−Nは、図9に示した映像信号送信装置1−3の対応する誤り訂正符号化部15−1〜15−Nの逆の処理を行う。具体的には、誤り訂正復号部25−1〜25−Nは、上位側のビットデータを含むパケット信号に対し高い訂正性能の符号にて誤り訂正復号し、下位側のビットデータを含むパケット信号に対し低い訂正性能の符号にて誤り訂正復号する。
誤り訂正復号部25−1〜25−Nにより誤り訂正復号されたパケット信号は、対応するパケット再変換部22−1〜22−Nへ入力される。パケット再変換部22−1〜22−Nは、図6に示した実施例1と同じであるから、ここでは説明を省略する。
映像ビット列合成部23は、パケット再変換部22−1〜22−NからN個(N系列)のビット列を入力し、図9に示した映像信号送信装置1−3の対応する映像ビット列分離部11の逆の処理を行う。具体的には、映像ビット列合成部23は、予め設定された規則(映像ビット列分離部11にて用いた規則に対して逆の規則)に従い、N個(N系統)のビット列を合成することで、元の映像信号を生成し外部へ出力する。つまり、映像ビット列合成部23は、N個(N系統)のビット列である、誤り訂正復号部25−1〜25−Nの訂正性能(誤り訂正符号化部15−1〜15−Nの訂正性能)の訂正性能に応じて分離された、訂正性能の高い誤り訂正復号部に対応した上位側のビットデータであるビット列、及び訂正性能の低い誤り訂正復号部に対応した下位側のビットデータであるビット列を合成し、元の映像信号を生成する。
ここで、映像ビット列合成部23は、実施例1と同様に、伝送路30−1〜30−Nにおいてビット誤りが発生し、パケット信号の消失またはパケット信号のビット誤りが発生したと判定した場合、消失等したビットデータを、誤りなく受信した隣接するビットデータを用いて補完する。
尚、図10では、映像信号受信装置2−3は、誤り訂正復号部25−1〜25−Nを、伝送路復号部21−1〜21−Nとパケット再変換部22−1〜22−Nとの間に備えるようにしたが、パケット再変換部22−1〜22−Nと映像ビット列合成部23との間に備えるようにしてもよい。
以上のように、実施例3の映像信号受信装置2−3によれば、伝送路復号部21−1〜21−Nは、対応する伝送路30−1〜30−Nを介して受信した伝送信号を伝送路復号してパケット信号を生成する。そして、誤り訂正復号部25−1〜25−Nは、上位側のビットデータを含むパケット信号に対し高い訂正性能の符号にて誤り訂正復号し、下位側のビットデータを含むパケット信号に対し低い訂正性能の符号にて誤り訂正復号する。そして、パケット再変換部22−1〜22−Nは、対応するパケット信号をビット列に再変換し、映像ビット列合成部23は、予め設定された規則(図9に示した映像ビット列分離部11にて用いた規則に対して逆の規則)に従い、N個(N系統)のビット列を合成することで、元の映像信号を生成する。
これにより、実施例1と同様の効果を奏し、大容量の映像信号の伝送を、複雑な信号処理を行うことなく低廉に実現し、かつ誤りの発生による画質への悪影響を抑制することが可能となる。また、誤り訂正復号部25−1〜25−Nにおいて、低い訂正性能の符号も用いるようにしたから、誤り訂正復号処理を行うLSIの回路規模を縮小することができ、それに伴う小型化及び低消費電力化を実現し、訂正パリティビット数の低減による伝送効率を向上させることができる。
〔実施例4〕
次に、実施例4について説明する。実施例4は、品質がほぼ同等の複数の伝送路を前提とし、映像信号の上位ビットが格納されたパケットを多重し、高い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化して伝送し、下位ビットが格納されたパケットを多重し、低い訂正性能の符号にて誤り訂正符号化して伝送する例である。実施例1,2は、品質がほぼ同等の複数の伝送路に対して適用することができない。そこで、実施例4では、実施例2の構成に異なる複数の誤り訂正機能を加えることで、このような伝送路に適用できるようにする。また、実施例4では、映像信号をビット列に分離する分離数Nと伝送路の数とが同一でない場合(分離数Nよりも伝送路の数が少ない場合)の伝送を実現し、柔軟な運用を可能とする。
(映像信号送信装置/実施例4)
実施例4の映像信号送信装置について詳細に説明する。図11は、実施例4の映像信号送信装置の構成例を示すブロック図である。この映像信号送信装置1−4は、映像ビット列分離部11、N個のパケット変換部12−1〜12−N、N個の誤り訂正符号化部15−1〜15−N、1個以上のパケット多重部14−1等、及びM個の伝送路符号化部13−1〜13−Mを備えている。Nは2以上の整数であり、Mは1以上の整数である。NはMよりも大きい。
図9に示した実施例3の映像信号送信装置1−3と図11に示す実施例4の映像信号送信装置1−4とを比較すると、両映像信号送信装置1−3,1−4は、映像ビット列分離部11、N個のパケット変換部12−1〜12−N、及びN個の誤り訂正符号化部15−1を備えている点で同一である。一方、実施例3の映像信号送信装置1−3は、1個以上のパケット多重部14−1等を備えていないのに対し、実施例4の映像信号送信装置1−4は、1個以上のパケット多重部14−1等を備えている点で相違する。また、実施例3の映像信号送信装置1−3は、N個の伝送路符号化部13−1〜13−Nを備えているのに対し、実施例4の映像信号送信装置1−4は、Nより小さいM個の伝送路符号化部13−1〜13−Mを備えている点で相違する。
映像ビット列分離部11、パケット変換部12−1〜12−N及び誤り訂正符号化部15−1〜15−Nは、図9に示した実施例3と同様であるから、ここでは説明を省略する。
誤り訂正符号化部15−1,15−2により生成されたパケット信号は、パケット多重部14−1へ入力され、誤り訂正符号化部15−Nにより生成されたパケット信号は、伝送路符号化部13−Mへ入力される。誤り訂正符号化部15−3〜15−(N−1)により生成されたパケット信号は、対応するパケット多重部14−2等または伝送路符号化部13−2〜13−(M−1)へ入力される。
パケット多重部14−1は、誤り訂正符号化部15−1からパケット信号を入力すると共に、誤り訂正符号化部15−2からパケット信号を入力し、これらのパケット信号を多重する。パケット多重部14−1により多重されたパケット信号は、伝送路符号化部13−1へ入力される。
パケット多重部14−2等は、対応する誤り訂正符号化部15−3等からパケット信号を入力して多重する。パケット多重部14−2等により多重されたパケット信号は、対応する伝送路符号化部13−2等へ入力される。
伝送路符号化部13−1は、パケット多重部14−1から多重されたパケット信号を入力し、パケット信号を伝送路符号化する。伝送路符号化部13−Mは、誤り訂正符号化部15−Nからパケット信号を入力し、パケット信号を伝送路符号化する。
伝送路符号化部13−2〜13−(M−1)は、対応するパケット多重部14−2等または誤り訂正符号化部15−3〜12−(N−1)から多重されたパケット信号またはパケット信号を入力し、パケット信号を伝送路符号化する。
つまり、伝送路符号化部13−1〜13−Mは、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nにより生成されたパケット信号のうち、パケット多重部14−1等による多重対象の複数のパケット信号を除くパケット信号、及び、パケット多重部14−1等により多重されたパケット信号(多重後のパケット信号)に対し、対応する伝送路30−1〜30−Mの通信方式に応じた伝送路符号化を行う。
伝送路符号化部13−1〜13−Mにより伝送路符号化された信号は、伝送信号として対応する伝送路30−1〜30−Mを介して、後述する映像信号受信装置2−4へ送信される。
尚、パケット多重部14−1は、2個のパケット信号を入力して多重するようにしたが、3個以上のパケット信号を入力して多重するようにしてもよい。つまり、パケット多重部14−1等は、2個以上のパケット信号を入力して多重する。また、図11では、伝送路30−1〜30−Mの数Mを複数とした構成例を示しているが、Mは1であってもよい。この場合、映像信号送信装置1−4は、映像ビット列分離部11、パケット変換部12−1等、誤り訂正符号化部15−1等、パケット多重部14−1及び伝送路符号化部13−1のみを備える。
また、図11では、映像信号送信装置1−4は、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nを、パケット変換部12−1〜12−Nとパケット多重部14−1等及び伝送路符号化部13−1〜13−Mとの間に備えるようにしたが、映像ビット列分離部11とパケット変換部12−1〜12−Nとの間に備えるようにしてもよい。
以上のように、実施例4の映像信号送信装置1−4によれば、映像ビット列分離部11、パケット変換部12−1〜12−N及び誤り訂正符号化部15−1〜15−Nは、実施例3と同様の処理を行う。パケット多重部14−1等は、実施例2と同様に、対応する複数のパケット信号を多重し、伝送路符号化部13−1〜13−Mは、実施例2と同様に、対応する多重したパケット信号またはパケット信号を伝送路符号化する。
これにより、伝送路符号化された信号は、品質がほぼ同等の伝送路30−1〜30−Mを介して後述する映像信号受信装置2−4へ送信される。そして、映像信号受信装置2−4は、伝送路符号化された信号に対し、映像信号送信装置1−4と逆の処理を行うことで、元の映像信号を復元する。
したがって、実施例1と同様の効果を奏し、大容量の映像信号の伝送を、複雑な信号処理を行うことなく低廉に実現し、かつ誤りの発生による画質への悪影響を抑制することが可能となる。また、実施例2と同様に、分離数Nよりも小さい数Mの伝送路30−1〜30−Mによる映像信号の伝送を実現することができる。また、実施例3と同様に、誤り訂正符号化部15−1〜15−Nにおいて、低い訂正性能の符号も用いるようにしたから、誤り訂正符号化処理を行うLSIの回路規模を縮小することができ、それに伴う小型化及び低消費電力化を実現し、訂正パリティビット数の低減による伝送効率を向上させることができる。
(映像信号受信装置/実施例4)
次に、実施例4の映像信号受信装置について詳細に説明する。図12は、実施例4の映像信号受信装置の構成例を示すブロック図である。この映像信号受信装置2−4は、M個の伝送路復号部21−1〜21−M、1個以上のパケット分離部24−1等、N個の誤り訂正復号部25−1〜25−N、N個のパケット再変換部22−1〜22−N、及び映像ビット列合成部23を備えている。Nは2以上の整数であり、Mは1以上の整数である。NはMよりも大きい。
図10に示した実施例3の映像信号受信装置2−3と図12に示す実施例4の映像信号受信装置2−4とを比較すると、両映像信号受信装置2−3,2−4は、N個の誤り訂正復号部25−1〜25−N、N個のパケット再変換部22−1〜22−N、及び映像ビット列合成部23を備えている点で同一である。
一方、実施例3の映像信号受信装置2−3は、N個の伝送路復号部21−1〜21−Nを備えているのに対し、実施例4の映像信号受信装置2−4は、Nより小さいM個の伝送路復号部21−1〜21−Mを備えている点で相違する。また、実施例3の映像信号受信装置2−3は、1個以上のパケット分離部24−1等を備えていないのに対し、実施例4の映像信号受信装置2−4は、1個以上のパケット分離部24−1等を備えている点で相違する。
映像信号受信装置2−4は、図11に示した映像信号送信装置1−4から伝送路30−1〜30−Mを介して送信された伝送信号を受信する。伝送路復号部21−1〜21−Mは、対応する伝送路30−1〜30−Mから受信した伝送信号を入力する。伝送路復号部21−1〜21−M及びパケット分離部24−1等は、図8に示した実施例2と同様であるから、ここでは説明を省略する。
誤り訂正復号部25−1〜25−N、パケット再変換部22−1〜22−N及び映像ビット列合成部23は、図10に示した実施例3と同様であるから、ここでは説明を省略する。
ここで、伝送路復号部21−1により伝送路復号されたパケット信号は、パケット分離部24−1へ入力され、伝送路復号部21−Mにより伝送路復号されたパケット信号は、誤り訂正復号部25−Nへ入力される。伝送路復号部21−2〜21−(M−1)により伝送路復号されたパケット信号は、対応するパケット分離部24−2等または誤り訂正復号部25−3〜25−(N−1)へ入力される。
パケット分離部24−1により分離されたパケット信号の一方は、誤り訂正復号部25−1へ入力され、他方は、誤り訂正復号部25−2へ入力される。パケット分離部24−2等により分離されたパケット信号は、対応する誤り訂正復号部25−3等へ入力される。
誤り訂正復号部25−1〜25−Nは、伝送路復号部21−1〜21−Mにより生成されたパケット信号のうち、パケット分離部24−1等による分離対象でないパケット信号(パケット分離部24−1等に入力されないパケット信号)、及び、パケット分離部24−1等により分離されたパケット信号を入力する。そして、誤り訂正復号部25−1〜25−Nは、上位側のビットデータを含むパケット信号に対し高い訂正性能の符号にて誤り訂正復号し、下位側のビットデータを含むパケット信号に対し低い訂正性能の符号にて誤り訂正復号する。
尚、図12では、伝送路30−1〜30−Mの数Mを複数とした構成例を示しているが、Mは1であってもよい。この場合、映像信号受信装置2−4は、伝送路復号部21−1、パケット分離部24−1、誤り訂正復号部25−1等、パケット再変換部22−1等及び映像ビット列合成部23のみを備える。
図12では、映像信号受信装置2−4は、誤り訂正復号部25−1〜25−Nを、伝送路復号部21−1〜21−N及びパケット分離部24−1等とパケット再変換部22−1〜22−Nとの間に備えるようにしたが、パケット再変換部22−1〜22−Nと映像ビット列合成部23との間に備えるようにしてもよい。
以上のように、実施例4の映像信号受信装置2−4によれば、伝送路復号部21−1〜21−Mは、対応する伝送路30−1〜30−Mを介して受信した伝送信号を伝送路復号してパケット信号を生成し、パケット分離部24−1等は、多重されたパケット信号を所定数のパケット信号に分離する。そして、誤り訂正復号部25−1〜25−Nは、上位側のビットデータを含むパケット信号に対し高い訂正性能の符号にて誤り訂正復号し、下位側のビットデータを含むパケット信号に対し低い訂正性能の符号にて誤り訂正復号する。そして、パケット再変換部22−1〜22−N及び映像ビット列合成部23は、実施例3と同様の処理を行う。
これにより、実施例1と同様の効果を奏し、大容量の映像信号の伝送を、複雑な信号処理を行うことなく低廉に実現し、かつ誤りの発生による画質への悪影響を抑制することが可能となる。また、実施例2と同様に、分離数Nよりも小さい数Mの伝送路30−1〜30−Mによる映像信号の伝送を実現することができる。また、実施例3と同様に、誤り訂正復号部25−1〜25−Nにおいて、低い訂正性能の符号も用いるようにしたから、誤り訂正復号処理を行うLSIの回路規模を縮小することができ、それに伴う小型化及び低消費電力化を実現し、訂正パリティビット数の低減による伝送効率を向上させることができる。
以上、実施例1〜4を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施例1〜4に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、実施例1〜4において、映像信号送信装置1−1〜1−4の映像ビット列分離部11は、予め設定された規則に従い、映像信号の分離処理を行うようにしたが、外部から規則である優先度設定情報を入力し、予め設定された規則を変更し、変更後の規則に従って映像信号の分離処理を行うようにしてもよい。例えば、オペレータは、映像信号受信装置2−1〜2−4により出力された映像信号について、その品質を判断する。そして、映像信号送信装置1−1〜1−4の映像ビット列分離部11は、オペレータの操作により、その品質が反映された優先度設定情報を入力する。この場合、映像信号送信装置1−1〜1−4は、入力した優先度設定情報に従って変更した規則を、映像信号受信装置2−1〜2−4へ送信し、映像信号受信装置2−1〜2−4の映像ビット列合成部23は、変更した規則の逆の規則に従って、合成処理を行う。