以下に、本願の開示する電源制御装置、情報処理装置及び電源制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する電源制御装置、情報処理装置及び電源制御方法が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係るストレージ装置のハードウェア構成図である。図1では、ストレージ装置1は、一例としてサーバ2と接続される。
ストレージ装置1は、FRT(Front End Router)11、CM(Controller Module)121〜124及び記憶媒体格納装置131〜132を有する。本実施例では、ストレージ装置1は、FRT11を複数有する。また、ストレージ装置1は、各CM121〜124に対応する複数の記憶媒体格納装置131及び132を有する。
FRT11は、PCIe(Peripheral Component Interconnect express)スイッチである。各FRT11は、サーバ2に接続する。また、各FRT11は、CM121〜124にそれぞれ接続する。FRT11は、読出命令や書込命令をサーバ2から受信する。そして、FRT11は、受信した命令の宛先を判定し、宛先となるCM121〜124へ出力する。また、FRT11は、読出命令などに対する応答としてCM121〜124からデータを取得する。そして、FRT11は、取得したデータをサーバ2へ送信する。
図1では、CM121〜125は、二重化されている。具体的には、CM121とCM122とが組となり、CM123とCM124とが組となり、それぞれが二重化構成を実現する。CM121〜124は、いずれも同様の機能を有する。そこで、以下では、CM121〜124のそれぞれを区別しない場合、「CM120」という。
各CM120は、複数のFRT11に接続される。また、CM121及び122は、複数の記憶媒体格納装置131に接続される。CM123及び124は、複数の記憶媒体格納装置132に接続される。CM120とFRT111との通信には、PCIeのような高速シリアル通信が用いられる。
CM120には、CPU(Central Processing Unit)などが搭載される。そして、CM120は、記憶媒体格納装置131及び132に搭載されたハードディスクなどの記憶媒体に対するI/O(Input/Output)処理を実行する。例えば、CM120は、FRT11を介してサーバ2からの読出命令及び書込命令を受信する。そして、CM120は、読出命令の場合、指定されたデータが格納された記憶媒体を搭載する記憶媒体格納装置131又は132にアクセスし、指定されたデータを記憶媒体から読み出す。そして、CM120は、読み出したデータをサーバ2へFRT11を介して送信する。また、CM120は、書込命令の場合、指定されたデータの書込み先となる記憶媒体を特定する。そして、CM120は、特定した記憶媒体が搭載された記憶媒体格納装置131又は132にアクセスし、データを特定した記憶媒体に格納する。
記憶媒体格納装置131及び132は、それぞれハードディスクやSSD(Solid State Drive)といった記憶媒体を複数搭載する。記憶媒体131に搭載された各記憶媒体には、CM120から送信されたデータが格納される。
図2は、Controller Moduleにおけるハードウェア構成と電力供給系統の概略図である。ただし、図2は電力の供給元と供給先を示したものであり、電源制御装置などは省略している。
図2に示すように、CM120は、CPU221、SAS(Serial Attached Small Computer System Interface)コントローラ222、PCIeスイッチ223、PCIeコネクタ231〜233及びSASコネクタ234〜236を有する。また、CM120は、AC(Alternating Current)/DCコンバータ201及びDC/DCコンバータ211〜218を有する。図2に示す、各部を接続する線は電力供給経路を示す。ここで、図2に記載したCM120に搭載されたデバイスは一例であり、他のデバイスが搭載されても良い。
CPU221は、I/O処理を実行する。また、CPU221は、受信した命令にしたがい、SASコントローラ222に対してRAID構成やデータの読み出し又は書き込みをなど指示する。また、CPU221は、受信した命令にしたがい、PCIeコネクタ231〜233を介して他のCM120と通信を行う。
SASコントローラ222は、SASコネクタ234〜236を介して記憶媒体格納装置131又は132と通信を行う。SASコントローラ222は、記憶媒体格納装置131又は132に格納された複数の記憶媒体を用いてRAIDを構成する。また、SASコントローラ222は、CPU221からの指示にしたがい、記憶媒体格納装置131又は132に格納された複数の記憶媒体に対してデータの読み出し及び書込みを行う。
PCIeスイッチ223は、CPU221からの指示にしたがい、指示で指定されたPCIeコネクタ231〜233を選択し、接続を切り替える。
PCIeコネクタ231〜233は、他のCM120と通信するためのケーブルが接続される。SASコネクタ234〜236は、記憶媒体格納装置131と通信するためのケーブルが接続される。
次に、CPU221、SASコントローラ222、PCIe223、PCIeコネクタ231〜233及びSASコネクタ234〜236への電力供給を説明する。
AC/DCコンバータ201は、商用電源3に接続する。また、AC/DCコンバータ201は、DC/DCコンバータ211〜218と接続される。
AC/DCコンバータ201は、交流の電気の供給を商用電源3から受ける。そして、AC/DCコンバータ201は、供給された交流の電気を直流に変換するとともに電圧を調整する。例えば、AC/DCコンバータ201は、入力された直流の電気を12Vの交流の電気に変換する。その後、AC/DCコンバータ201は、電圧調整した交流の電気をDC/DCコンバータ211〜218へ供給する。
DC/DCコンバータ211〜218は、AC/DCコンバータ201と接続される。また、DC/DCコンバータ211〜213は、CPU221に接続される。また、DC/DCコンバータ214及び215は、SASコントローラ222に接続される。また、DC/DCコンバータ216及び217は、PCIeスイッチ223に接続される。さらに、DC/DCコンバータ218は、PCIeコネクタ231〜233及びSASコネクタ234〜236に接続される。DC/DCコンバータ211〜218は、AC/DCコンバータ201から電力供給を受ける。そして、DC/DCコンバータ211〜218は、それぞれ接続されたデバイスの駆動電圧に電圧を調整し、接続されたデバイスに電力供給を行う。
具体的には、DC/DCコンバータ211〜213は、12Vの交流の電気の供給をAC/DCコンバータ201から受ける。そして、DC/DCコンバータ211〜213は、供給された12Vの交流の電気を1.0Vに変換しCPU221へ供給する。
DC/DCコンバータ214及び215は、12Vの交流の電気の供給をAC/DCコンバータ201から受ける。そして、DC/DCコンバータ214は、供給された12Vの交流の電気を1.0Vに変換しSASコントローラ222へ供給する。DC/DCコンバータ215は、供給された12Vの交流の電気を1.5Vに変換しSASコントローラ222へ供給する。
DC/DCコンバータ216及び217は、12Vの交流の電気の供給をAC/DCコンバータ201から受ける。そして、DC/DCコンバータ216は、供給された12Vの交流の電気を1.8Vに変換しPCIeスイッチ223へ供給する。DC/DCコンバータ217は、供給された12Vの交流の電気を0.9Vに変換しPCIeスイッチ223へ供給する。
DC/DCコンバータ218は、12Vの交流の電気の供給をAC/DCコンバータ201から受ける。そして、DC/DCコンバータ218は、供給された12Vの交流の電気を3.3Vに変換しPCIeコネクタ231〜233及びSASコネクタ234〜236へ供給する。このように、DC/DCコンバータ218は、複数のデバイスに電力供給を行う。このDC/DCコンバータ218が、「電源」の一例にあたる。そして、DC/DCコンバータ218から電力供給を受けるPCIeコネクタ231〜233及びSASコネクタ234〜236が、「動作部」の一例にあたる。
次に、図3を参照して、DC/DCコンバータ218からの電力供給について詳細に説明する。ここで、図3は、電源制御装置の詳細を表すブロック図である。
ここで、実際にはDC/DCコンバータ218は図2に示すようにPCIeコネクタ231〜233及びSASコネクタ234〜236に接続するが、ここでは、DC/DCコンバータ218が3つのデバイス301〜302に接続するものとして説明する。すなわち、デバイス301〜302が、「動作部」の一例にあたる。
ただし、DC/DCコンバータ218に接続するデバイス数が異なる場合でも同様の構成をとることで、同様の機能を実現することができる。また、本実施例では、DC/DCコンバータ218のみに複数のデバイスが接続されるが、CM120は、他にも複数のデバイスが接続されるDC/DCコンバータを有してもよい。その場合、複数のデバイスが接続されるDC/DCコンバータから電力供給対象のデバイスへの電力系統は、DC/DCコンバータ218からデバイス301〜302へ電力系統と同様の構成を有する。
DC/DCコンバータ218とデバイス301〜303のそれぞれとを結ぶ電力供給経路の上には、負荷調整部311〜313が配置される。また、DC/DCコンバータ218から出力された電気のフィードバック経路上に、フィードバック電圧調整機構320が配置される。さらに、電圧を監視し、フィードバック電圧の調整及び負荷調整部311〜313の制御を行う監視制御部400が配置される。負荷調整部311〜313、フィードバック電圧調整機構320及び監視制御部400は、DC/DCコンバータ218の出力電圧を制御する電源制御装置240である。
DC/DCコンバータ218は、AC/DCコンバータ201から提供された電気を交流に変換し、さらに電圧を調整して出力する。DC/DCコンバータ218から出力された電気は、負荷調整部311〜313へ供給される。また、DC/DCコンバータ218から出力された電気はフィードバック電圧調整機構320を介して、DC/DCコンバータ218へフィードバックされる。
負荷調整部311は、DC/DCコンバータ218とデバイス301とを結ぶ電力供給経路上に配置された電圧降下を制御するための機構である。負荷調整部311は、パターンインピーダンスの調整又は負荷電流の調整などにより、負荷インピーダンスを変更することで電圧降下を制御し、デバイス301の入力電圧を下げる。ここで、負荷調整部311は、電圧降下を制御可能であれば他の構成でもよい。
例えば、負荷調整部311は、監視制御部400からの指示を受けて電圧降下を大きくする。負荷調整部311は、例えば、予め決められた1ステップ毎の電圧降下量を有する。そして、負荷調整部311は、監視制御部400からの指示を受けるとデバイス301の入力電圧を1ステップ分降下させる。
負荷調整部312及び313も、負荷調整部311と同様の機構を有する。そして、負荷調整部312及び313は、それぞれ、監視制御部400からの指示を受けて、デバイス302及び303の入力電圧を下げる。
監視制御部400は、DC/DCコンバータ218の出力電圧及びデバイス301〜303の各入力電圧を監視し、デバイス301〜303の各入力電圧を調整する。そこで、図4を参照して、監視制御部400について説明する。図4は、監視制御部の詳細を表すブロック図である。
監視制御部400は、図4に示すように、出力電圧監視部401、入力電圧監視部411〜413、電圧降下差分比較部421、出力電圧調整部422、記憶部423、動作保証値比較部424及び入力電圧調整部431〜433を有する。電圧降下差分比較部421、出力電圧調整部422及び動作保証値比較部424は、CPUやFPGA(Field Programmable Gate Array)などで実現される。また、記憶部423は、メモリなどで実現される。
記憶部423は、メモリなどの記憶媒体である。記憶部423は、各デバイス301〜303のそれぞれの動作保証適正値を保持する。ここで、動作保証適正値とは、各デバイス301〜303がそれぞれ動作するうえで最も適切な電圧の値である。
出力電圧監視部401は、DC/DCコンバータ218から出力された電気の電圧を計測する。以下では、DC/DCコンバータ218から出力された電気の電圧を「電源出力電圧」という。そして、出力電圧監視部401は、計測した電源出力電圧の電圧値を電圧降下差分比較部421へ出力する。
入力電圧監視部411は、デバイス301の入力端における電圧を計測し、デバイス301の入力電圧を取得する。そして、入力電圧監視部411は、取得したデバイス301の入力電圧の電圧値を電圧降下差分比較部421及び動作保証値比較部424へ出力する。
入力電圧監視部412は、デバイス302の入力端における電圧を計測し、デバイス302の入力電圧を取得する。そして、入力電圧監視部412は、取得したデバイス302の入力電圧の電圧値を電圧降下差分比較部421及び動作保証値比較部424へ出力する。
入力電圧監視部413は、デバイス301の入力端における電圧を計測し、デバイス303の入力電圧を取得する。そして、入力電圧監視部413は、取得したデバイス303の入力電圧の電圧値を電圧降下差分比較部421及び動作保証値比較部424へ出力する。
電圧降下差分比較部421は、電源出力電圧の電圧値の入力を出力電圧監視部401から受ける。さらに、電圧降下差分比較部421は、デバイス301〜303の各入力電圧の電圧値の入力を入力電圧監視部411〜413のそれぞれから受ける。そして、電圧降下差分比較部421は、電源出力電圧とデバイス301〜303の各入力電圧のそれぞれとの差分を算出する。
次に、電圧降下差分比較部421は、算出した差分の中で最も大きい差分を特定する。さらに、電圧降下差分比較部421は、最も大きい差分を有するデバイスである最大差分デバイスをデバイス301〜303の中から特定する。ここでは、最大差分デバイスが、デバイス303である場合で説明する。
次に、電圧降下差分比較部421は、最大差分デバイスであるデバイス303の動作保証適正値を記憶部423から取得する。そして、電圧降下差分比較部421は、最大差分デバイスであるデバイス303の入力電圧がデバイス303の動作保証適正値か否かを判定する。デバイス303の入力電圧が動作保証適正値である場合、電圧降下差分比較部421は、デバイス301〜303の入力電圧の調整を終了する。
これに対して、デバイス303の入力電圧が動作保証適正値以下の場合、電圧降下差分比較部421は、電源出力電圧の上昇を出力電圧調整部422に指示する。さらに、電圧降下差分比較部421は、最大差分デバイスであるデバイス303の情報及び電源出力電圧の上昇の実行の通知を動作保証値比較部424へ送信する。
その後、電圧降下差分比較部421から入力電圧の調整終了の通知を受けると、電圧降下差分比較部421は、最大差分デバイスであるデバイス303の入力電圧の電圧値を再度取得する。そして、電圧降下差分比較部421は、最大差分デバイスであるデバイス303の入力電圧がデバイス303の動作保証適正値か否かを判定する。デバイス303の入力電圧が動作保証適正値以下の場合、電圧降下差分比較部421は、電源出力電圧の上昇の出力電圧調整部422への指示及び動作保証値比較部424への通知を繰り返す。
そして、デバイス303の入力電圧が動作保証適正値となった場合、電圧降下差分比較部421は、デバイス301〜303の入力電圧の調整を終了する。この電圧降下差分比較部421が、「電圧降下算出部」の一例にあたる。
出力電圧調整部422は、DC/DCコンバータ218へフィードバックされた電気の電流であるフィードバック電流の入力を受ける。ここで、出力電圧調整部422は、1ステップ毎の電源出力電圧の上昇させる値として所定値を有する。
出力電圧調整部422は、電源出力電圧の上昇の指示を電圧降下差分比較部421から受ける。そして、抵抗321は、電源出力電圧の上昇の指示を受けると、フィードバック電流を用いて、現在の電源出力電圧に対して1ステップ分の電圧上昇が加わるように、すなわち電源出力電圧が所定値上昇するように制御量を算出する。その後、出力電圧調整部422は、フィードバック電圧調整機構320を算出した制御量で調整する。出力電圧調整部422は、電圧降下差分比較部421からの指示にしたがい電源出力電圧を1ステップずつ上昇させることを繰り返して、電源出力電圧を動作保証適正値に調整する。この動作保証適正値が、「所定電圧」の一例である。
例えば、後述するようにフィードバック電圧調整機構320が有する抵抗の抵抗値を変更することでフィードバック電圧を変更する場合には以下の処理を行う。出力電圧調整部422は、電源出力電圧を所定値上昇させるための抵抗値を算出する。そして、出力電圧調整部422は、算出した抵抗値となるようにフィードバック電圧調整機構320が有する抵抗の抵抗値を変更する。
動作保証値比較部424は、各デバイスの入力電圧の電圧値の入力を入力電圧監視部411〜413から受ける。次に、動作保証値比較部424は、最大差分デバイスであるデバイス303の情報及び電源出力電圧の上昇の実行の通知を電圧降下差分比較部421から受信する。
動作保証値比較部424は、デバイス301〜303の中の最大差分デバイスであるデバイス303以外のデバイスから1つデバイスを選択する。例えば、動作保証値比較部424は、デバイス301を選択する。
そして、動作保証値比較部424は、選択したデバイス301の動作保証適正値を記憶部423から取得する。そして、動作保証値比較部424は、選択したデバイス301の入力電圧がデバイス301の動作保証適正値か否かを判定する。
デバイス301の入力電圧が動作保証適正値を超過する場合、動作保証値比較部424は、入力電圧調整部431に電圧降下の増加を指示する。動作保証値比較部424は、デバイス301の入力電圧が動作保証適正値になるまで、入力電圧調整部431に電圧降下の増加の指示を繰り返す。
デバイス301の入力電圧が動作保証適正値になった場合、動作保証値比較部424は、最大降下デバイスであるデバイス303以外のデバイス301及び302の中から入力電圧の調整が完了していないデバイスを1つ選択する。この場合、動作保証値比較部424は、デバイス302を選択する。そして、動作保証値比較部424は、デバイス301の場合と同様に、入力電圧調整部432に対して電圧降下の増加を指示してデバイス302の入力電圧を動作保証適正値にする。
ここでは、DC/DCコンバータ218にデバイス301〜303の3つのデバイスが接続されている場合で説明したが、より多くのデバイスが接続されていてもよい。動作保証値比較部424は、順次デバイスを選択し、選択したデバイスの入力電圧を動作保証適正値に調整する処理を、最大降下デバイスを除く全てのデバイスに対して繰り返す。最大降下デバイスを除く全てのデバイスの入力電圧の調整が終了すると、動作保証値比較部424は、入力電圧の調整終了を電圧降下差分比較部421に通知する。この動作保証値比較部424が、「電圧降下調整部」の一例にあたる。
入力電圧調整部431は、電圧降下の増加の指示を動作保証値比較部424から受ける。ここで、入力電圧調整部431は、電圧降下を所定量増加させるための負荷調整部311の1ステップ毎の制御量を有する。そして、入力電圧調整部431は、電圧降下の増加の指示を受けて、負荷調整部311に対して1ステップ分の制御を行う。これにより、デバイス301の入力電圧は所定量減少する。
また、入力電圧調整部432は、電圧降下の増加の指示を動作保証値比較部424から受ける。ここで、入力電圧調整部432は、電圧降下を所定量増加させるための負荷調整部312の1ステップ毎の制御量を有する。そして、入力電圧調整部432は、電圧降下の増加の指示を受けて、負荷調整部312に対して1ステップ分の制御を行う。これにより、デバイス302の入力電圧は所定量減少する。
ここでの説明では、デバイス303が最大降下デバイスの場合で説明したため、入力電圧調整部433による調整は行われない。ただし、他のデバイス301又は302が最大降下デバイスであれば、入力電圧調整部433によりデバイス303の入力電圧の調整が行われる。
フィードバック電圧調整機構320は、DC/DCコンバータ218の出力である電源出力電圧の入力を受ける。そして、フィードバック電圧調整機構320は、入力された電源出力電圧に対して所定の処理を行い、処理後の電圧フィードバック電圧をフィードバック電圧としてDC/DCコンバータ218へ出力する。
さらに、フィードバック電圧調整機構320は、電源出力電圧を所定値上昇させるための1ステップ分の制御を出力電圧調整部422から受ける。そして、フィードバック電圧調整機構320は、制御を受ける前のフィードバック電圧から生成される電源出力電圧よりも所定値高い電源出力電圧を生成させるフィードバック電圧をDC/DCコンバータ218へ出力する。
ここで、フィードバック電圧調整機構320によるDC/DCコンバータ218の出力電圧の調整の具体例について図5を参照して説明する。図5は、フィードバック電圧調整機構及びDC/DCコンバータの概略回路図である。図5では、デバイス301〜303のそれぞれを区別せずに、単に「デバイス300」として示している。
DC/DCコンバータ218は、例えば、図5に示すように、比較器501、基準電圧出力部502、PWM(Pulse Width Modulation)コントローラ503、FET(Field Effect Transistor)スイッチ504及び505を有する。FETスイッチ504及び505は、図5では「FET」と表されている。
AC/DCコンバータ201の出力電圧は、FETスイッチ504へ供給される。そして、FETスイッチ504は、FETスイッチ505と接続される。また、FETスイッチ505は、グランドに接続される。さらに、FETスイッチ504とFETスイッチ505とを結ぶ経路はインダクタ510に接続される。インダクタ510は、図5では、「L」と表されている。
FETスイッチ504及び505は、スイッチングのタイミングの入力をPWMコントローラ503から受ける。FETスイッチ504がオンで、FETスイッチ505がオフの場合、AC/DCコンバータ201の電圧がインダクタ501に印加される。また、FETスイッチ504がオフで、FETスイッチ505がオンの場合、インダクタ501はグランドに接続される。これにより、デバイス300は、FETスイッチ504及び505のスイッチングタイミングに応じた電圧の印加を受ける。
PWMコントローラ503は、フィードバック電圧と基準電圧との差部の入力を比較器501から受ける。そして、PWMコントローラ503は、出力電圧に入力された差分を加えるようにFETスイッチ504及び505のスイッチングのタイミングを制御する。具体的には、出力電圧を上昇させる場合、PWMコントローラ503は、FETスイッチ504のオンの時間を長くし、FETスイッチ505のオンの時間を短くする。反対に出力電圧を下降させる場合、PWMコントローラ503は、FETスイッチ504のオンの時間を短くし、FETスイッチ505のオンの時間を長くする。
比較器501は、基準電圧の入力を基準電圧出力部502から受ける。また、比較器501は、後述する抵抗321及び322の抵抗値により決定されたフィードバック電圧の入力を受ける。そして、比較器501は、フィードバック電圧と基準電圧との差分を算出する。その後、比較器501は、算出したフィードバック電圧と基準電圧との差分をPWMコントローラ503へ出力する。
インダクタ510は、入力端がFETスイッチ504の出力端子とFETスイッチ505の入力端子とを結ぶ経路に接続される。また、インダクタ510の出力端は、デバイス300に接続される。
インダクタ510は、DC/DCコンバータ218から出力された電圧である電源出力電圧の印加及びグランドへの接続の繰り返しにより、電圧の印加及びグランドへの接続のタイミングに応じた電圧を有する交流の電気を出力する。インダクタ501から出力された電気は、デバイス300へ供給されるとともに、フィードバック電圧調整機構320へ出力される。デバイス300は、インダクタ510から入力された電気により駆動する。
フィードバック電圧調整機構320は、例えば図5に示すように、抵抗321及び322を有する。抵抗321及び322は、図5では「R」で表される。
抵抗321は、可変抵抗である。抵抗321は、一端がインダクタ510の出力端に接続される。また、抵抗321の他端は、抵抗322の一端に接続される。さらに、抵抗322の他端は、グランドに接続される。また、抵抗321と抵抗322との接続点は、比較器501の休力端子へ接続される。さらに、抵抗321と抵抗322との接続点は、出力電圧調整部422へ接続される。
抵抗321は、インダクタ510から出力された電気の入力を受ける。そして、インダクタ510の出力電圧に対する抵抗321及び322による分圧を有する電気が、比較器501へ入力される。すなわち、インダクタ510の出力電圧に対する抵抗321及び322による分圧がフィードバック電圧となる。
また、抵抗321から出力される電流であるフィードバック電流が、出力電圧調整部422へ入力される。その後、抵抗321は、出力電圧調整部422からの制御を受けて、現在の電源出力電圧に対して1ステップ分の電圧上昇を加える抵抗値、すなわち電源出力電圧が所定値上昇する抵抗値に調整される。これにより、比較器501に入力されるフィードバック電圧が下がり、DC/DCコンバータ218から出力される電源出力電圧が所定電値上昇する。
ここで、本実施例では、抵抗321と抵抗322とを有するフィードバック電圧調整機構320を用いて、抵抗321の抵抗値を変化させることでフィードバック電圧を変化させたが、フィードバック電圧調整機構320の構成はこれに限らない。フィードバック電圧調整機構320は、フィードバック電圧を決まった値に調整できる構成であれば他の構成でもよい。
次に、図6を参照して、本実施例に係る電源制御装置240による各デバイスへの入力電圧の制御の流れについて説明する。図6は、実施例1に係る電源制御装置による各デバイスへの入力電圧の制御のフローチャートである。ここでは、DC/DCコンバータ218がデバイス301〜303に電力供給を行う場合で説明する。
出力電圧監視部401は、DC/DCコンバータ218の出力電圧である電源出力電圧を測定する。また、入力電圧監視部411〜413は、デバイス301〜303のそれぞれの入力電圧を測定する(ステップS1)。出力電圧監視部401は、電源出力電圧を電圧降下差分比較部421へ出力する。また、入力電圧監視部411〜413は、デバイス301〜303の入力電圧をそれぞれ電圧降下差分比較部421及び動作保証値比較部424へ出力する。
電圧降下差分比較部421は、電源出力電圧の入力を出力電圧監視部401から受ける。また、電圧降下差分比較部421は、デバイス301〜303のそれぞれの入力電圧の入力を入力電圧監視部411〜413から受ける。次に、電圧降下差分比較部421は、電源出力電圧とデバイス301〜303の入力電圧のそれぞれとの差分を求める。そして、電圧降下差分比較部421は、電源であるDC/DCコンバータ218と各デバイス301〜303との間の電圧差分を比較する(ステップS2)。
次に、電圧降下差分比較部421は、電圧降下が最大値である最大降下デバイスをデバイス301〜303の中から特定する(ステップS3)。
次に、電圧降下差分比較部421は、記憶部423が記憶する各デバイス301〜303の動作保証適正値を用いて、最大降下デバイスの入力電圧が最大降下デバイスの動作保証適正値か否かを判定する(ステップS4)。
最大降下デバイスの入力電圧が動作保証適正値の場合(ステップS4:肯定)、電圧降下差分比較部421は、各デバイス301〜303への入力電圧の制御を終了する。
これに対して、最大降下デバイスの入力電圧が動作保証適正値でない場合(ステップS4:否定)、電圧降下差分比較部421は、電源出力電圧の上昇を出力電圧調整部422に指示する。出力電圧調整部422は、電源出力電圧の上昇の指示を電圧降下差分比較部421から受けて、フィードバック電圧調整機構320を制御しフィードバック電圧を調整することで、電源電圧を1ステップ分の上昇値である所定値上昇させる(ステップS5)。そして、電圧降下差分比較部421は、最大降下デバイスの情報及び電源出力電圧の上昇の実行の通知を動作保証値比較部424へ送信する。
動作保証値比較部424は、最大降下デバイスの情報及び電源出力電圧の上昇の実行の通知を電圧降下差分比較部421から受信する。そして、動作比較対象部424は、デバイス301〜303の中から最大降下デバイス以外のデバイスを一つ選択する(ステップS6)。
また、動作保証値比較部424は、デバイス301〜303のそれぞれの入力電圧の入力を入力電圧監視部411〜413から受ける。そして、動作保証値比較部424は、記憶部423が記憶する各デバイス301〜303の動作保証適正値を用いて、選択したデバイスの入力電圧が選択したデバイスの動作保証適正値か否かを判定する(ステップS7)。
選択したデバイスの入力電圧が動作保証適正値でない場合(ステップS7:否定)、動作保証値比較部424は、入力電圧調整部431〜433の中の選択したデバイスに繋がるものを制御する。これにより、動作保証値比較部424は、電源であるDC/DCコンバータ218と選択したデバイスとの間の負荷を調整して選択したデバイスの入力電圧を1ステップ分降下させる(ステップS8)。その後、各デバイス301〜303の入力電圧の制御は、ステップS7へ戻る。
これに対して、選択したデバイスの入力電圧が動作保証適正値の場合(ステップS7:肯定)、動作保証値比較部424は、最大降下デバイス以外の全てのデバイスの入力電圧の調整が完了したか否かを判定する(ステップS9)。
最大降下デバイス以外のデバイスの中に入力電圧の調整が終了していないデバイスが存在した場合(ステップS9:否定)、動作保証値比較部424は、ステップS6へ戻り、新たにデバイスの選択を行う。
これに対して、最大降下デバイス以外のデバイスの入力電圧の調整が終了した場合(ステップS9:肯定)、電源制御装置240は、ステップS4へ戻る。
以上に説明したように、本実施例に係る電源制御装置は、最大降下デバイスの入力電圧が動作保証適正値になるように電源出力電圧を調整する。さらに、本実施例に係る電源制御装置は、電源とデバイス間の負荷を調整して最大降下デバイス以外のデバイスの入力電圧が動作保証適正値になるように制御する。これにより、1つの電源から複数のデバイスに電力供給が行われる場合に、各デバイスの入力電圧を高精度に調整することができ、各デバイスへの供給電圧を適切な値に調整することができる。
また、デバイス毎に入力電圧を調整するため、1つの電源から電力供給を受ける複数のデバイスの消費電力が異なる場合でも、各デバイスへの供給電圧を一定化することができる。さらに、デバイスは電源に対して自由に配置することができるため、電源回路をフレキシブルに配置配線でき、アートワーク容易となる。
また、単に電圧降下の最大値に合わせて電源出力電圧を調整する技術と比較して、デバイスへの電気的ストレスを最小化するとともに、消費電力を低減することができる。
次に、実施例2に係る電源制御装置ついて説明する。本実施例に係る電源制御装置240も、図3〜5で表される。以下では、図4を参照して、本実施例に係る電源制御装置240の監視制御部400について説明する。以下の説明では、実施例1と同じ各部の機能については説明を省略する。
記憶部423は、各デバイス301〜302の動作保証適正値に加えて、動作保証上限値を記憶する。
電圧降下差分比較部421は、最大降下デバイスを特定する。ここでも、最大降下デバイスがデバイス303の場合で説明する。そして、電圧降下差分比較部421は、デバイス303の入力電圧が動作保証適正値であるか否かを判定する。
動作保証適正値でない場合、電圧降下差分比較部421は、出力電圧調整部422に電源出力電圧の上昇を指示する。また、電圧降下差分比較部421は、最大降下デバイスの情報及び電源出力電圧の上昇の通知を動作保証値比較部424に送信する。
電圧降下差分比較部421は、デバイス303の入力電圧が動作保証適正値になるまで、出力電圧調整部422への電源出力電圧の上昇の指示を繰り返す。そして、デバイス303の入力電圧が動作保証適正値になると、電圧降下差分比較部421は、動作保証値比較部424に最大降下デバイスの情報及び電源出力電圧の調整完了の通知を動作保証値比較部424に送信する。
動作保証値比較部424は、最大降下デバイスの情報及び電源出力電圧の上昇の通知を電圧降下差分比較部421から受ける。そして、動作保証値比較部424は、最大降下デバイスであるデバイス303以外のデバイス301及び302の入力電圧を、動作保証上限値に収まるように調整する。
その後、動作保証値比較部424は、最大降下デバイスの情報及び電源出力電圧の調整完了の通知を電圧降下差分比較部421から受ける。デバイス303の入力電圧が動作保証適正値になったことを受けて、動作保証値比較部424は、デバイス301及び302の入力電圧を動作保証適正値に調整する。ここで、動作保証上限値は、デバイス301〜303が動作可能な電圧の上限値である。動作保証上限値は、動作保証適正値よりも大きな値をとる。
次に、図7を参照して、本実施例に係る電源制御装置240による各デバイスへの入力電圧の制御の流れについて説明する。図7は、実施例2に係る電源制御装置による各デバイスへの入力電圧の制御のフローチャートである。ここでは、DC/DCコンバータ218がデバイス301〜303に電力供給を行う場合で説明する。
出力電圧監視部401は、DC/DCコンバータ218の出力電圧である電源出力電圧を測定する。また、入力電圧監視部411〜413は、デバイス301〜303のそれぞれの入力電圧を測定する(ステップS11)。出力電圧監視部401は、電源出力電圧を電圧降下差分比較部421へ出力する。また、入力電圧監視部411〜413は、デバイス301〜303の入力電圧をそれぞれ電圧降下差分比較部421及び動作保証値比較部424へ出力する。
電圧降下差分比較部421は、電源出力電圧の入力を出力電圧監視部401から受ける。また、電圧降下差分比較部421は、デバイス301〜303のそれぞれの入力電圧の入力を入力電圧監視部411〜413から受ける。次に、電圧降下差分比較部421は、電源出力電圧とデバイス301〜303の入力電圧のそれぞれとの差分を求める。そして、電圧降下差分比較部421は、電源であるDC/DCコンバータ218と各デバイス301〜303との間の電圧差分を比較する(ステップS12)。
次に、電圧降下差分比較部421は、電圧降下が最大値である最大降下デバイスをデバイス301〜303の中から特定する(ステップS13)。
次に、電圧降下差分比較部421は、記憶部423が記憶する各デバイス301〜303の動作保証適正値を用いて、最大降下デバイスの入力電圧が最大降下デバイスの動作保証適正値か否かを判定する(ステップS14)。
最大降下デバイスの入力電圧が動作保証適正値でない場合(ステップS14:否定)、電圧降下差分比較部421は、電源出力電圧の上昇を出力電圧調整部422に指示する。出力電圧調整部422は、電源出力電圧の上昇の指示を電圧降下差分比較部421から受けて、フィードバック電圧調整機構320を制御しフィードバック電圧を調整することで、電源出力電圧を1ステップ分の上昇値である所定値上昇させる(ステップS15)。そして、電圧降下差分比較部421は、最大降下デバイスの情報及び電源出力電圧の上昇の実行の通知を動作保証値比較部424へ送信する。
動作保証値比較部424は、最大降下デバイスの情報及び電源出力電圧の上昇の実行の通知を電圧降下差分比較部421から受信する。そして、動作比較対象部424は、デバイス301〜303の中から最大降下デバイス以外のデバイスを一つ選択する(ステップS16)。
また、動作保証値比較部424は、デバイス301〜303のそれぞれの入力電圧の入力を入力電圧監視部411〜413から受ける。そして、動作保証値比較部424は、記憶部423が記憶する各デバイス301〜303の動作保証上限値を用いて、選択したデバイスの入力電圧が選択したデバイスの動作保証上限値内に収まっているか否かを判定する(ステップS17)。
選択したデバイスの入力電圧が動作保証上限値外である場合(ステップS17:否定)、動作保証値比較部424は、入力電圧調整部431〜433の中の選択したデバイスに繋がるものを制御する。これにより、動作保証値比較部424は、電源であるDC/DCコンバータ218と選択したデバイスとの間の負荷を調整して選択したデバイスの入力電圧を1ステップ分降下させる(ステップS18)。その後、各デバイス301〜303の入力電圧の制御は、ステップS17へ戻る。
これに対して、選択したデバイスの入力電圧が動作保証上限値内の場合(ステップS17:肯定)、動作保証値比較部424は、最大降下デバイス以外の全てのデバイスの入力電圧の調整が完了したか否かを判定する(ステップS19)。
最大降下デバイス以外のデバイスの中に入力電圧の調整が終了していないデバイスが存在した場合(ステップS19:否定)、動作保証値比較部424は、ステップS16へ戻り、新たにデバイスの選択を行う。
これに対して、最大降下デバイス以外のデバイスの入力電圧の調整が終了した場合(ステップS19:肯定)、電源制御装置240は、ステップS14へ戻る。
一方、最大降下デバイスの入力電圧が動作保証適正値の場合(ステップS14:肯定)、電圧降下差分比較部421は、最大降下デバイスの入力電圧の調整完了を動作保証値比較部424に通知する。動作保証値比較部424は、最大降下デバイスの入力電圧の調整完了の通知を電圧降下差分比較部421から受けて、デバイス301〜303の中から最大降下デバイス以外のデバイスを一つ選択する(ステップS20)。
また、動作保証値比較部424は、デバイス301〜303のそれぞれの入力電圧の入力を入力電圧監視部411〜413から受ける。そして、動作保証値比較部424は、記憶部423が記憶する各デバイス301〜303の動作保証適正値を用いて、選択したデバイスの入力電圧が選択したデバイスの入力電圧が動作保証適正値か否かを判定する(ステップS21)。
選択したデバイスの入力電圧が動作保証適正値でない場合(ステップS21:否定)、動作保証値比較部424は、入力電圧調整部431〜433の中の選択したデバイスに繋がるものを制御する。これにより、動作保証値比較部424は、電源であるDC/DCコンバータ218と選択したデバイスとの間の負荷を調整して選択したデバイスの入力電圧を1ステップ分降下させる(ステップS22)。その後、各デバイス301〜303の入力電圧の制御は、ステップS21へ戻る。
これに対して、選択したデバイスの入力電圧が動作保証適正値の場合(ステップS21:肯定)、動作保証値比較部424は、最大降下デバイス以外の全てのデバイスの入力電圧の調整が完了したか否かを判定する(ステップS23)。
最大降下デバイス以外のデバイスの中に入力電圧の調整が終了していないデバイスが存在した場合(ステップS23:否定)、動作保証値比較部424は、ステップS20へ戻り、新たにデバイスの選択を行う。
これに対して、最大降下デバイス以外のデバイスの入力電圧の調整が終了した場合(ステップS23:肯定)、電源制御装置240は、各デバイス301〜303への入力電圧の制御を終了する。
このように、実施例1では、動作保証値比較部424は、電源出力電圧の上昇に応じて、最大降下デバイスであるデバイス303以外のデバイス301及び302の入力電圧を動作保証適正値に調整したが、調整手順は他の手順を用いることもできる。
さらに、電圧上昇によるデバイスへの影響が小さい場合、電源制御装置240は、次のような手順で入力電圧の調整を行ってもよい。例えば、電圧降下差分比較部421が、電源出力電圧の調整により最大降下デバイスであるデバイス303の入力電圧を動作適正値に調整する。その後、動作保証値比較部424が、デバイス303以外のデバイス301及び302の入力電圧を動作保証適正値に調整する。すなわち、最終的に各デバイスの入力電圧が動作保証適正値になれば、入力電圧の制御の手順は、電源制御装置が搭載された情報処理装置の運用に合わせて適切な手順を選ぶことができる。
以上に説明したように、本実施例に係る電源制御装置は、入力電圧の制御の手順が実施例1と異なる場合であっても、1つの電源から複数のデバイスに電力供給が行われる構成において、各デバイスへの供給電圧を適切な値に調整することができる。