JP6561337B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
次に、自動変速機ATの構成について説明する。入力軸Input側から軸方向出力軸Output側に向けて、第1遊星ギヤセットGS1,第2遊星ギヤセットGS2の順に配置されている。また、摩擦締結要素として複数のクラッチC1,C2,C3及びブレーキB1,B2,B3,B4が配置されている。また、複数のワンウェイクラッチF1,F2が配置されている。
図2はコントロールバルブユニットCVUの油圧回路を表す回路図である。以下、回路構成について説明する。実施例1の油圧回路には、エンジンにより駆動された油圧源としてのオイルポンプOP及び電動オイルポンプEOPと、運転者のシフトレバー操作と連動して、ライン圧PLを供給する油路を切り換えるマニュアルバルブMVと、ライン圧を所定の一定圧に減圧するパイロットバルブPVが設けられている。オイルポンプOPと電動オイルポンプEOPとの間は油路100で接続されている。油路100上には、電動オイルポンプEOPからオイルポンプOP側への油の流れのみ許容するチェック弁100aを有する。
エンジンにより駆動されるオイルポンプOPの吐出圧は、プレッシャレギュレータバルブPRVをライン圧ソレノイドSOL8により調圧することでライン圧に調圧し、その後、油路101及び油路102に供給される。油路101には、運転者のシフトレバー操作に連動して作動するマニュアルバルブMVと接続された油路101aと、フロントブレーキB1の締結圧の元圧を供給する油路101bと、H&LRクラッチC3の締結圧の元圧を供給する油路101cが接続されている。
[変速作用]
図3は実施例1の自動変速機用歯車変速装置での前進7速後退1速の締結作動表を示す図である。各クラッチC1,C2,C3及び各ブレーキB1,B2,B3,B4には、正常時には図3の締結作動表に示すように、前進7速後退1速の各変速段にて締結圧(○印)や解放圧(無印)が供給される。各ソレノイドは、これら締結状態を達成するように制御される。
プリチャージとは、各調圧弁CV1〜CV6を全開とし、ライン圧PLをそのまま摩擦締結要素に所定時間供給することで、ピストンのロスストローク分を補償する制御である。実施例1の自動変速機ATの場合、例えば、現在の変速段が7速のとき、運転者がアクセルペダルを踏み込むと、ダウンシフト要求が出力されると共に、目標変速段が確定する前の状態では、6速、5速、4速、3速といった複数の目標変速段が生じる(以下、目標変速段が確定する前に変速の可能性が生じる変速段を暫定変速段と記載する。)。ここで、運転者がアクセルペダルをどの程度踏み込むか、についてはダウンシフト要求が出力された時点では確定できない。そこで、通常は、運転者のアクセルペダル操作が落ち着くと考えられる予め設定された所定時間が経過するまで、もしくは所定時間が経過する前であっても、例えば運転点の変化を表すAPO変化率が所定値以下となるまでは、目標変速段の確定を禁止する。そして、ダウンシフト要求を出力してから所定時間経過後、もしくは所定時間経過前であってAPO変化率が所定値以下となった場合は、目標変速段を確定してダウンシフトを実行する。
ステップS1では、変速要求が出力されているか否かを判断し、変速要求があるときはステップS2に進み、それ以外の場合は本制御フローを終了する。
ステップS2では、変速種からプリチャージ時ライン圧PLpreを演算する。具体的には、変速要求後にプリチャージが必要な摩擦締結要素において、ピストン面積にストローク量を掛けた値を、予め設定された目標ストローク時間で除算し、必要流量を演算する。そして、必要流量に基づいてプリチャージ時ライン圧PLpreを演算する。すなわち、摩擦締結要素によってピストン面積やストローク量が変わるため、必要流量も異なるため、変速種に応じてプリチャージ時ライン圧PLpreを演算することで、概ね目標ストローク時間でピストンストロークを得ることができる。尚、複数の摩擦締結要素にプリチャージを行う場合は、各摩擦締結要素の必要流量を合計すればよい。
ステップS8では、ディレイカウンタのカウント値Tがディレイ時間T0以上か否かを判断し、T0以上のときはステップS9に進み、T0未満のときはステップS7に戻ってライン圧上昇制御を継続する。
ステップS9では、プリチャージを開始する。具体的には、変速種に応じた摩擦締結要素の調圧弁を全開とする。
ステップS10では、変速種に応じた摩擦締結要素の調圧弁を全開にし、プリチャージを開始する。
ステップS10では、変速種に応じた摩擦締結要素のピストンストロークが完了したか否かを判断し、完了したときはステップS11に進み、完了していない場合はステップS9に戻ってプリチャージを継続する。尚、ピストンストローク状態は、例えば、摩擦締結要素の締結圧を検出し、締結圧がリターンスプリング反力やフリクションを考慮した油圧よりも高くなった時、もしくはストローク状態を直接検出するセンサ等を用いて検出してもよく、特に限定しない。
ステップS11では、ライン圧PLをプリチャージ時ライン圧PLpreから通常のライン圧PLnorに変更する。
時刻t1において、ダウンシフト要求が判断されると、ライン圧をプリチャージ時ライン圧PLpreに上昇させる。このとき、プリチャージ時ライン圧PLpreを達成するのにオイルポンプOPのみでは対応できないため、電動オイルポンプEOPを作動させる。
時刻t2において、ディレイ時間T0が経過すると、プリチャージを開始し、変速種に応じた摩擦締結要素の制御弁を全開にする。このとき、プリチャージ時ライン圧PLpreは、目標ストローク時間に基づいて算出されているため、安定したプリチャージ時間でピストンストロークを完了できる。
時刻t3において、ピストンストロークが完了すると、制御弁の全開を終了し、徐々に締結圧を上昇させる。そして、時刻t4からイナーシャフェーズが開始し、時刻t5においてダウンシフトが終了する。
(1)複数の摩擦締結要素B1,B2,B3,C1,C2,C3の組み合わせにより複数の変速段を達成する自動変速機ATと、摩擦締結要素B1,B2,B3,C1,C2,C3の締結圧を開弁量に基づいて制御する調圧弁CV1,CV2,CV3,CV4,CV5,CV6(制御弁)と、オイルポンプOPと調圧弁CV1,CV2,CV3,CV4,CV5,CV6との間に設けられ、ライン圧PLを制御するプレッシャレギュレータバルブPRV(ライン圧制御弁)と、調圧弁CV1,CV2,CV3,CV4,CV5,CV6及びプレッシャレギュレータバルブPRVを制御するATCU20(コントローラ)と、を備え、ATCU20は、解放状態の摩擦締結要素に、調圧弁を全開にして締結圧を供給するプリチャージ時に、ライン圧を摩擦締結要素の種類に応じた高さまで上昇させることとした。
よって、変速種によらず、プリチャージ時間を安定化できる。
よって、ライン圧の上昇に伴う油圧の変動が安定してからプリチャージを行うことができ、ピストンストロークの完了にかかる時間を安定化できる。
よって、ライン圧の高さが高いほど油圧の安定に時間がかかるため、第1ディレイ時間T1を長くすることで、ライン圧を安定化させることができ、プリチャージ時間を安定化できる。
電動オイルポンプEOPを作動させると、電動オイルポンプEOPの回転数上昇に時間が必要であり、また、電動オイルポンプEOPとライン圧油路との間の油路100内の油の充填時間が必要となる。そこで、電動オイルポンプEOPの作動時は第2ディレイ時間T2を加算することで、ライン圧を安定化させたうえでプリチャージを開始するため、プリチャージ時間を安定化できる。また、多段化に伴い、暫定変速段が増えることで複数のプリチャージを実施するような場合でも、プリチャージ時間を安定化できる。
20 自動変速機コントローラ
30 モータコントローラ
OP オイルポンプ
EOP 電動オイルポンプ
Claims (3)
- 複数の摩擦締結要素の組み合わせにより複数の変速段を達成する自動変速機と、
前記摩擦締結要素の締結圧を開弁量に基づいて制御する制御弁と、
オイルポンプと前記制御弁との間に設けられ、ライン圧を制御するライン圧制御弁と、
前記制御弁及び前記ライン圧制御弁を制御するコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、解放状態の前記摩擦締結要素に前記制御弁を全開にして締結圧を供給するプリチャージ時に、前記ライン圧を前記摩擦締結要素の種類に応じた高さまで上昇させてから、所定時間経過後、前記プリチャージを開始することを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項1に記載の自動変速機の制御装置において、
前記コントローラは、前記ライン圧の高さが高いほど、前記所定時間を長くすることを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項2に記載の自動変速機の制御装置において、
前記オイルポンプは、エンジンにより駆動する第1のポンプと、電動モータにより駆動する第2のポンプとを有し、
前記第1のポンプに加えて前記第2のポンプを駆動するときは、前記所定時間に第2の所定時間を加算することを特徴とする自動変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
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| JP2015190642A JP6561337B2 (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | 自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015190642A JP6561337B2 (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | 自動変速機の制御装置 |
Publications (2)
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|---|---|
| JP2017067105A JP2017067105A (ja) | 2017-04-06 |
| JP6561337B2 true JP6561337B2 (ja) | 2019-08-21 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2015190642A Active JP6561337B2 (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | 自動変速機の制御装置 |
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| JP2017067105A (ja) | 2017-04-06 |
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