JP6561572B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
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Description
このうちの両外側ディスクは、それぞれが断面円弧形である互いの軸方向片側面同士を対向させた状態で前記回転軸の両端部に、この回転軸と同期した回転を自在に、それぞれ支持されている。
又、前記内側ディスクは、前記回転軸の軸方向中間部の周囲に、断面円弧形である軸方向両側面を前記両外側ディスクの軸方向片側面に対向させた状態で、前記回転軸に対する相対回転を自在に支持されたもので、一体又は1対の素子を結合して成る。
又、前記各パワーローラは、前記回転軸に対し捩れの位置にある枢軸を中心とする揺動変位を自在に支持され、球状凸面としたそれぞれの周面を、前記内側ディスクの軸方向両側面と前記両外側ディスクの軸方向片側面とに当接させている。
この為に、軸方向に関して前記内側ディスクの軸方向両側面と前記両外側ディスクの軸方向片側面との間位置にそれぞれ複数個ずつ、前記回転軸に対し捩れの位置にある枢軸を中心とする揺動変位を自在に設けられた支持部材(トラニオン)に対し、前記各パワーローラを回転自在に支持する事ができる。
又、前記押圧装置は、前記回転軸と、前記両外側ディスクのうちの一方の外側ディスクとの間に設けられ、この一方の外側ディスクを、これら両外側ディスクのうちの他方の外側ディスクに向け押圧する。この様な押圧装置としては、機械式又は油圧式の構造を採用する事ができる。
又、前記予圧付与部材は、前記回転軸と前記一方の外側ディスクとの間に設けられ、この一方の外側ディスクを前記他方の外側ディスクに向け、軸方向に押圧する。これにより、前記押圧装置が押圧力を発生しない状態でも、前記両外側ディスクを前記内側ディスクに向け押圧し、前記各パワーローラの周面と前記両外側ディスク及び前記内側ディスクの側面との転がり接触部(トラクション部)に面圧を付与する。この様な予圧付与部材としては、例えば皿ばねやコイルばね等のばねやゴム等の弾性部材を利用できる。
又、前記係止部材は、前記回転軸のうち、軸方向に関して前記他方の外側ディスクが配置された側の端部(先端部)に係止され、この他方の外側ディスクが前記一方の外側ディスクから軸方向に離れる方向に変位するのを阻止する。
これと共に、前記他方の外側ディスクの内周面のうちで、前記内周面側凹凸部の軸方向他側(係止部材側)に隣接する部分に形成されたディスク側嵌合面部を、前記回転軸の外周面のうちで、軸方向に関して前記外周面側凹凸部と前記係止部材が係止された部分との間部分に形成された軸側嵌合面部に、直接圧入している。
この様な構造により、前記他方の外側ディスクを前記回転軸に対し、この回転軸と同期した回転を自在に(これら他方の外側ディスクと回転軸との間で動力の伝達を可能に)支持している。
更に、本発明のトロイダル型無段変速機の場合には、前記ディスク側嵌合面部と前記軸側嵌合面部との間の圧入部に於ける締め代の大きさを、前記予圧付与部材が発揮する弾力に基づき、前記他方の外側ディスクを前記回転軸に対して軸方向に相対変位させられる(回転軸を外側ディスクから軸方向に引き抜く事が可能となる)大きさに規制している。
又は、前記係止部材として、ローディングナットを使用する事もできる。このローディングナットは、前記回転軸の端部に形成された雄ねじ部に螺合して更に緊締される。そして、このローディングナットは、その先端部を直接又は他の部材(予圧ばね等)を介し、前記他方の外側ディスクの軸方向他側面に当接させる(突き当てる)事により、この他方の外側ディスクが前記一方の外側ディスクから離れる方向に変位するのを阻止する。
即ち、本発明の場合には、前記外側ディスクの内周面のうちで、回転軸の外周面に相対回転不能に係合させた内周面側凹凸部の軸方向他側(係止部材側)に隣接する部分に形成されたディスク側嵌合面部を、この回転軸の外周面のうちで、軸方向に関して前記内周面側凹凸部に相対回転不能に係合させた外周面側凹凸部と前記係止部材が係止された部分との間部分に形成された軸側嵌合面部に、直接圧入している。
この為、前記外側ディスクのうち、軸方向他端部(係止部材側の端部)の前記回転軸に対する支持剛性を高くできる。又、この外側ディスクの内周面のうち、軸方向他端部の縮径方向の剛性を高くできる。従って、前記押圧装置の発生する推力に基づいて、前記外側ディスクの内周面のうち、軸方向他端部が縮径する方向に弾性変形する傾向となるのを抑えられ、延いては、前記外側ディスクの外径寄り部分が軸方向に弾性変形するのを抑えられる(この外側ディスクの軸方向への弾性変形量を小さくできる)。この結果、この外側ディスクの他側面と前記係止部材の側面とが互いに擦れ合って、これら両側面に著しいフレッチング摩耗が発生するのを防止できる。
即ち、前記入力側ディスク2fの中心部に、この入力側ディスク2fを軸方向に貫通する状態で中心孔28を形成している。そして、この中心孔28の内周面のうちの軸方向中間部にのみ、雌スプライン部13aを形成している。又、この中心孔28の内周面のうち、この雌スプライン部13aの軸方向内側(図4の左側)に隣接した部分には、ディスク側円筒面部29を形成しており、この雌スプライン部13aの軸方向外側(図4の右側)に隣接した部分には、ディスク側嵌合面部30を形成している。
即ち、前述した従来構造の第2例の場合には、前記入力側ディスク2dの内周面の軸方向中間部乃至外端部に亙る範囲に雌スプライン部13を設け、この雌スプライン部13と、入力回転軸1aの先端寄り部分の外周面に形成した雄スプライン部14とを係合させている。この為、押圧装置10の発生する推力に基づいて、前記入力側ディスク2dの外径寄り部分が軸方向外側(図13の右側)に弾性変形すると、前記雌スプライン部13の軸方向外端寄り部分が、入力回転軸1aの外周面に押し付けられて、その内径を縮める(縮径する)方向に弾性変形し易くなる。
これに対し、本例の構造によれば、前記予圧ばね11dの弾力に基づき、前記入力側ディスク2fを前記入力回転軸1bに対し軸方向に相対変位させられる為、この様な問題を生じずに済む。
図7は、本発明に関する参考例を示している。本参考例の場合には、入力側ディスク2gと入力回転軸1cとを、円環状の中間部材32を介して間接的に圧入している。より具体的には、この中間部材32を、前記入力回転軸1cの先端寄り部分に形成された軸側嵌合面部31aに対し圧入している。又、前記中間部材32の外周面に対し、前記入力側ディスク2gの内周面の軸方向他端部(図6の右端部)に形成されたディスク側嵌合面部30aを圧入している。本参考例の場合、前記入力側ディスク2gの内周面の軸方向外端部に、雌スプライン部13aの歯底円直径よりも内径寸法が大きくなった環状凹部33を全周に亙り形成しており、この環状凹部33の底面を、前記ディスク側嵌合面部30aとしている。又、この環状凹部33の側面を前記中間部材32の側面に当接させている。
その他の構成及び作用効果に就いては、前記実施の形態の第1例の場合と同様である。
2a〜2g 入力側ディスク
3 ボールスプライン
4 出力筒
5 出力歯車
6、6a、6b 出力側ディスク
7 パワーローラ
8 トラニオン
9 駆動軸
10、10a、10b 押圧装置
11a〜11d 予圧ばね
12 ローディングナット
13、13a 雌スプライン部
14、14a 雄スプライン部
15、15a 係止溝
16、16a 係止環
17、17a 抑え環
18、18a 止め輪
19 第一シリンダハウジング
20 第一ピストン
21 第一油圧室
22 第一圧油給排路
23 第二シリンダハウジング
24 第二ピストン
25 第二油圧室
26 第二圧油給排路
27 中心孔
28、28a 中心孔
29 ディスク側円筒面部
30、30a ディスク側嵌合面部
31、31a 軸側嵌合面部
32 中間部材
33 環状凹部
Claims (1)
- 回転軸と、
それぞれが断面円弧形である互いの軸方向片側面同士を対向させた状態で、前記回転軸と同期した回転を自在として支持された1対の外側ディスクと、
前記回転軸の軸方向中間部の周囲に、断面円弧形である軸方向両側面を前記両外側ディスクの軸方向片側面に対向させた状態で、前記回転軸に対する相対回転を自在に支持された、一体又は1対の素子を結合して成る、内側ディスクと、
前記回転軸に対し捩れの位置にある枢軸を中心とする揺動変位を自在に支持され、球状凸面としたそれぞれの周面を、前記内側ディスクの軸方向両側面と前記両外側ディスクの軸方向片側面とに当接させたパワーローラと、
前記回転軸と前記両外側ディスクのうちの一方の外側ディスクとの間に設けられ、この一方の外側ディスクを、これら両外側ディスクのうちの他方の外側ディスクに向け押圧する押圧装置と、
前記回転軸と前記一方の外側ディスクとの間に設けられ、この一方の外側ディスクを前記他方の外側ディスクに向け押圧する事で、前記押圧装置が押圧力を発生しない状態でも、これら両外側ディスクを前記内側ディスクに向け押圧する予圧付与部材と、
前記回転軸のうち、軸方向に関して前記他方の外側ディスクが配置される側の端部に係止され、この他方の外側ディスクが前記一方の外側ディスクから軸方向に離れる方向に変位するのを阻止する係止部材と、を備えたトロイダル型無段変速機に於いて、
前記他方の外側ディスクの内周面の軸方向一部に形成された内周面側凹凸部と、前記回転軸の外周面の軸方向一部に形成された外周面側凹凸部とを相対回転不能に係合させると共に、前記他方の外側ディスクの内周面のうちで、前記内周面側凹凸部の軸方向他側に隣接する部分に形成されたディスク側嵌合面部を、この回転軸の外周面のうちで、軸方向に関して前記外周面側凹凸部と前記係止部材が係止された部分との間部分に形成された軸側嵌合面部に、直接圧入する事により、前記他方の外側ディスクを前記回転軸に対し、この回転軸と同期した回転を可能に支持しており、且つ、前記ディスク側嵌合面部と前記軸側嵌合面部との間の圧入部に於ける締め代の大きさを、前記予圧付与部材が発揮する弾力に基づき、前記他方の外側ディスクを前記回転軸に対して軸方向に相対変位させられる大きさに規制している、事を特徴とするトロイダル型無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015098077A JP6561572B2 (ja) | 2015-05-13 | 2015-05-13 | トロイダル型無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015098077A JP6561572B2 (ja) | 2015-05-13 | 2015-05-13 | トロイダル型無段変速機 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016211708A JP2016211708A (ja) | 2016-12-15 |
| JP2016211708A5 JP2016211708A5 (ja) | 2018-06-21 |
| JP6561572B2 true JP6561572B2 (ja) | 2019-08-21 |
Family
ID=57550045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015098077A Active JP6561572B2 (ja) | 2015-05-13 | 2015-05-13 | トロイダル型無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6561572B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3005925B2 (ja) * | 1992-09-18 | 2000-02-07 | 本田技研工業 株式会社 | スプライン結合構造 |
| JP2006342941A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Jtekt Corp | 駆動力伝達装置の取付構造 |
| JP2007247771A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Ntn Corp | トルク伝達機構 |
| JP2014062569A (ja) * | 2012-09-20 | 2014-04-10 | Nsk Ltd | トロイダル型無段変速機 |
-
2015
- 2015-05-13 JP JP2015098077A patent/JP6561572B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2016211708A (ja) | 2016-12-15 |
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