JP6572707B2 - 用紙加湿装置及び加湿制御方法 - Google Patents
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Description
この結果、乾燥した用紙がカールしたり波打ち状に変形したりすることが問題となる。また、この定着工程により、用紙がカールするだけでなく、静電気を帯びたり、熱を持ったりすることもある。そして、ジャムが発生しやすくなったり、後処理工程に悪影響を与えたりすることも問題になる。
以上特許文献1や特許文献2のように、加熱定着装置から排出された用紙を用紙加湿装置により加湿することで、用紙のカールや波打ち等を低減して平面性を確保することができる。
(1)本発明の一側面が反映された用紙加湿装置は、搬送される用紙を検知する検知部と、前記用紙を可変の加湿量で加湿する加湿部と、画像形成に関する画像形成関連情報と加湿後に施される後処理に関する後処理関連情報を取得して前記加湿部を制御する制御部と、を有する用紙加湿装置であって、前記制御部は、前記用紙を加湿する加湿量として、前記画像形成関連情報に基づいて第1加湿量を決定するとともに、前記後処理関連情報に基づいて前記第1加湿量より加湿量が少ない第2加湿量を決定し、前記後処理関連情報に基づいて前記後処理における用紙搬送方向の先端側に前記第2加湿量で加湿される第2領域と、前記第1加湿量で加湿され、前記第2領域とは異なる領域である第1領域とを前記用紙に設定し、設定された領域について、対応する加湿量で加湿されるよう前記加湿部を制御する。
(3)以上の(2)において、前記第3加湿量は、前記第1加湿量より加湿量が少なく、前記第2加湿量より加湿量が多い。
(6)以上の(1)〜(5)において、前記加湿部は、前記用紙を挟持搬送する際に前記用紙を加湿する一対の加湿ローラを備え、前記制御部は、前記加湿ローラの前記用紙に対する接触状態を変更することで加湿量を切り替える。
(8)以上の(7)において、前記制御部は、前記挟持調整部による前記加湿ローラの挟持圧又は挟持間隔を調整し、前記用紙と前記加湿ローラとの接触面積を変更する。
画像形成装置の加熱定着部から排出された用紙のカールや波打ち等を低減して平面性を確保するために用紙を加湿する際に、後処理における用紙搬送方向の先端側になる領域を除いた用紙の領域を第1領域、後処理における用紙搬送方向の先端側になる領域を第2領域と定め、画像形成関連情報を参照して用紙の第1領域を加湿する第1加湿量を決定すると共に、後処理関連情報を参照して用紙の第2領域を加湿する加湿量として第1加湿量より低減された第2加湿量を決定し、用紙の第1領域を第1加湿量で加湿すると共に、用紙の第2領域を第2加湿量で加湿するよう加湿部を制御する。これにより、用紙反転の有無にかかわらず、後処理での用紙搬送や位置制御に悪影響を与えないようにしつつ用紙の加湿が可能になる。
〔画像形成システム及び用紙加湿装置の構成〕
図1〜図3を参照して、本実施の形態に係る用紙加湿装置200を含む画像形成システム1の構成について説明する。
給紙装置50は、制御部51と、通信部52と、給紙部55と、を有して構成されている。ここで、制御部51は、給紙に関する制御を行う。通信部52は、他の装置と通信する。給紙部55は、制御部51の制御に従って、用紙を画像形成装置100に向けて給紙する。
〔加湿部の構成〕
ここで、用紙加湿装置200の主要部である加湿部220は、一例として、図3のように構成されている。ここでは、搬送される用紙は垂直方向に加湿経路210bに沿って、一旦下降し、その後上昇しつつ加湿される場合を具体例にしている。
なお、この加湿手段221は、用紙を挟む際の圧力や間隔を調整可能に構成された、挟持調整手段としての、第1加湿手段221aと第2加湿手段221bとを有して構成されている。
第2加湿手段221bにおいて、第2給水ローラ223bが反時計方向に回転しつつ、表面に設けられた溝又は表面の多孔質材料により、水槽222bから水分を吸い出す。また、第2給水ローラ223bと接する規制ローラ224bが時計方向に回転しつつ、第2給水ローラ223b表面の水分を掻き落とす。また、第2給水ローラ223bと接すると共に、加湿経路210bを介して第1加湿ローラ225aと接触可能な第2加湿ローラ225bが、時計方向に回転しつつ、用紙を加湿しながら当該用紙を搬送する。
なお、第1加湿手段221aと第2加湿手段221bとの作用により、第1加湿ローラ225aと第2加湿ローラ225bとによる用紙に対する接触状態(挟持圧、挟持間隔、接触面積)が制御されて、用紙の搬送方向の先端側領域、中間領域、後端領域を、それぞれ所定の加湿量で加湿する。
〔加湿部の加湿〕
なお、本実施形態では、以下の(1)〜(6)のように加湿部220における加湿を制御する。
(5)第2加湿量は、後処理での用紙の搬送や位置制御において、用紙のコシを確保して、用紙の撓みを防止できるように、第1加湿量より少なくなるように、加湿部220で加湿する。
〔動作〕
以下、図4のフローチャート、図5以降の説明図を用いて、本実施形態の加湿処理について動作説明を行う。
一方、画像形成において用紙の加湿処理を伴わないとの指示を制御部101から受けた制御部201は、搬送部210の搬送経路を初期位置のバイパス経路210aにしたまま、加湿処理を終了する(図4中のステップS100でNO、エンド)。
ここで、制御部201は、画像形成条件や用紙種類などの画像形成関連情報を参照して、定着部160の熱定着により奪われた用紙の水分を補給し、用紙のカール防止、波打ち防止、平面性確保を実現するのに必要な規定加湿量としての第1加湿量を決定する。そして、制御部201は、加湿後に施される後処理に関する後処理関連情報を参照して、この第1加湿量で用紙を加湿した場合に、後処理での用紙の位置制御において加湿されてコシが弱くなった用紙の端部が撓んでしまって正確な位置制御が困難になる場合、または、加湿された用紙の先端部分のコシが弱くなっていて用紙が搬送ローラに巻き付いてしまう可能性がある場合、などでは、加湿量変更が必要であると判定する(図4中のステップS104でYES)。
一方、第1加湿量で加湿された用紙のローラへの撒き付きや位置制御時の撓みが発生しないと想定される場合には、加湿量変更が必要でないと判定する(図4中のステップS104でNO)。
制御部201は、用紙の撓みや巻き付きが発生する可能性があって加湿量変更が必要であると判定した場合(図4中のステップS104でYES)、後処理関連情報を参照して、加湿処理の後において反転装置300において用紙の搬送方向反転処理が実行されるか否かを確認する(図4中のステップS106)。
後処理での後端位置制御としては、図6のように、搬送ローラ420R1と搬送ローラ420R2とで用紙をx方向に搬送しつつ(図6(a)(b))、用紙先端が位置制御板420S1に当接しない状態で用紙を一時停止させ(図6(c))、停止状態の用紙の後方から位置制御板420S2で用紙をx1方向に押し出し(図6(d))、位置制御板420S1に用紙の先端を突き当てて位置制御をするものである。そして、このような後方からの位置制御の際に、用紙後端に近いd1領域(図6(d))で用紙の撓みを防止することを目的とする。
また、制御部201は、加湿された用紙が加湿ローラ225a,225bに対して巻き付くことを防止できるようにするため、加湿時の先端側を含む用紙の領域について、以上の第2領域と同等に扱って、第1加湿量より低減された加湿量を決定する(図4中のステップS111、図7(c)中の領域V2’におけるW2)。
そして、制御部201は、用紙を加湿部220に搬送し(図4中のステップS113)、図示されないセンサを有する検知部によって、一対の加湿ローラ225a,225bが最も接近した位置(挟持位置)に用紙の先端が到達するか否かを検知している(図4中のステップS114)。なお、この場合に、センサは、上述した挟持位置に設けられている必要はない。他の位置の検知結果と用紙搬送速度と搬送距離とから、挟持位置に用紙が到達することを把握できれば良い。従って、用紙が一定速度で搬送されている場合には、用紙加湿装置200の入り口付近のセンサを用いることも可能である。
以下、図8以降の説明図を用いて、以上の加湿処理における加湿ローラの制御について説明を行う。
用紙の搬送方向先端が加湿ローラ225a,225bの挟持位置に到達する以前は、加湿ローラ225aと225bの中心間隔はDab0であるとする(図8(a))。ここで、加湿ローラ225aの半径をR1、加湿ローラ225bの半径をR2、とした場合、Dab0=R1+R2、又は、Dab0=R1+R2+d、と表現できる。ここで、dは用紙厚である。
なお、以上のように第1加湿量よりも低減された第2加湿量、第3加湿量としては、ローラに対する用紙の巻き付きやすさや、後処理での位置制御における用紙の撓みやすさなどを考慮して、巻き付きや撓みが発生しないように定めれば良い。
また、後処理での位置制御における用紙の撓みやすさとしては、用紙厚dに反比例した用紙の撓みやすさ、第1加湿量の絶対値に応じた用紙の撓みやすさ、などが該当する。
〔加湿量の詳細制御〕
以上の図8や図9の説明において、加湿ローラ225a,225bにより用紙を挟持搬送する際に、加湿ローラ225a,225bによる用紙に対する接触状態を変更することで、加湿量を切り替えるようにしていたが、これに限定されるものではない。
また、以上の実施形態では、加湿ローラ225a,225bにより用紙に対して加湿を実現していたが、水蒸気噴霧手段を使用して、加湿量を制御することも可能である。
また、図7において加湿量を切り替えるタイミングでは、W2,W1,W3とステップ状に切り替えているが、これに限定されるものではない。例えば、切り替えタイミング前後で滑らかに切り替わるように制御しても良い。
以上の各実施形態において、用紙加湿装置200は画像形成装置の下流に接続されているが、このような構成に限定されず、画像形成装置100内の定着部160の下流側、後処理装置400内の上流側に配置されていても良い。また、図示されない他の中間反転装置などに内蔵されていても良い。
200 用紙加湿装置
300 反転装置
400 後処理装置
Claims (13)
- 搬送される用紙を検知する検知部と、
前記用紙を可変の加湿量で加湿する加湿部と、
画像形成に関する画像形成関連情報と加湿後に施される後処理に関する後処理関連情報を取得して前記加湿部を制御する制御部と、
を有する用紙加湿装置であって、
前記制御部は、
前記用紙を加湿する加湿量として、前記画像形成関連情報に基づいて第1加湿量を決定するとともに、前記後処理関連情報に基づいて前記第1加湿量より加湿量が少ない第2加湿量を決定し、
前記後処理関連情報に基づいて前記後処理における用紙搬送方向の先端側に前記第2加湿量で加湿される第2領域と、前記第1加湿量で加湿され、前記第2領域とは異なる領域である第1領域とを前記用紙に設定し、
設定された領域について、対応する加湿量で加湿されるよう前記加湿部を制御する、
ことを特徴とする用紙加湿装置。 - 前記後処理において用紙搬送方向の後端側の端部に対して位置制御が行われる場合に、
前記制御部は、
前記後処理関連情報に基づいて前記第1加湿量及び前記第2加湿量とは異なる第3加湿量を決定し、
前記後処理関連情報に基づいて前記後処理における用紙搬送方向の後端側に前記第3加湿量で加湿され、前記第1領域及び前記第2領域とは異なる領域である第3領域を前記用紙に設定し、
前記用紙の前記第3領域を前記第3加湿量で加湿するよう前記加湿部を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の用紙加湿装置。 - 前記第3加湿量は、前記第1加湿量より加湿量が少なく、前記第2加湿量より加湿量が多い、
ことを特徴とする請求項2に記載の用紙加湿装置。 - 前記制御部は、
前記後処理関連情報に基づいて、前記後処理において用紙搬送方向における前記用紙の先端と後端とを反転させる反転動作が含まれない場合には、加湿時における用紙搬送方向の先端側に前記第2領域を設定し、前記反転動作が含まれる場合には、加湿時における用紙搬送方向の後端側に前記第2領域を設定する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の用紙加湿装置。 - 前記制御部は、加湿時の用紙搬送方向の先端側を含む前記用紙の領域を加湿する加湿量として、加湿時の用紙搬送方向の後端側を含む前記用紙の領域を加湿する加湿量よりも低減された加湿量に決定する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の用紙加湿装置。 - 前記加湿部は、前記用紙を挟持搬送する際に前記用紙を加湿する一対の加湿ローラを備え、
前記制御部は、前記加湿ローラの前記用紙に対する接触状態を変更することで加湿量を切り替える、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の用紙加湿装置。 - 前記加湿部は、前記加湿ローラによる前記用紙の挟持圧又は挟持間隔を調整する挟持調整部を更に備え、
前記制御部は、前記挟持調整部による前記加湿ローラの挟持圧又は挟持間隔を調整することで、前記接触状態を変更する、
ことを特徴とする請求項6に記載の用紙加湿装置。 - 前記制御部は、前記挟持調整部による前記加湿ローラの挟持圧又は挟持間隔を調整し、前記用紙と前記加湿ローラとの接触面積を変更する、
ことを特徴とする請求項7に記載の用紙加湿装置。 - 前記制御部は、前記用紙に画像が形成される場合の画像形成条件、又は、前記用紙の特性、の少なくとも一方を参照して、前記加湿部により前記用紙を加湿する際に、領域別に異なる加湿量による加湿を実行するか、全領域について一律の加湿量の加湿を実行するか、を切り替えるように制御する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の用紙加湿装置。 - 搬送される用紙を検知する検知部と、前記用紙を可変の加湿量で加湿する加湿部と、画像形成に関する画像形成関連情報と加湿後に施される後処理に関する後処理関連情報を取得して前記加湿部を制御する制御部と、を有する用紙加湿装置における加湿制御方法であって、
前記用紙を加湿する加湿量として、前記画像形成関連情報に基づいて第1加湿量を決定するとともに、前記後処理関連情報に基づいて前記第1加湿量より加湿量が少ない第2加湿量を決定し、
前記後処理関連情報に基づいて前記後処理における用紙搬送方向の先端側に前記第2加湿量で加湿される第2領域と、前記第1加湿量で加湿され、前記第2領域とは異なる領域である第1領域とを前記用紙に設定し、
設定された領域について、対応する加湿量で加湿されるよう前記加湿部を制御する、
ことを特徴とする加湿制御方法。 - 前記後処理において用紙搬送方向の後端側の端部に対して位置制御が行われる場合に、
前記後処理関連情報に基づいて前記第1加湿量及び前記第2加湿量とは異なる第3加湿量を決定し、
前記後処理関連情報に基づいて前記後処理における用紙搬送方向の後端側に前記第3加湿量で加湿され、前記第1領域及び前記第2領域とは異なる領域である第3領域を前記用紙に設定し、
前記用紙の前記第3領域を前記第3加湿量で加湿するよう前記加湿部を制御する、
ことを特徴とする請求項10に記載の加湿制御方法。 - 前記第3加湿量を、前記第1加湿量より加湿量が少なく、前記第2加湿量より加湿量が多くなるよう決定する、
ことを特徴とする請求項11に記載の加湿制御方法。 - 前記後処理において用紙搬送方向における前記用紙の先端と後端とを反転させる反転動作が含まれない場合には、加湿時における用紙搬送方向の先端側に前記第2領域を設定し、前記反転動作が含まれる場合には、加湿時における用紙搬送方向の後端側に前記第2領域を設定する、
ことを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか一項に記載の加湿制御方法。
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