JP6586835B2 - プロキシミティ露光装置およびプロキシミティ露光方法 - Google Patents
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Description
特許文献1には、VUV光によるSAM膜の光パターニング処理を行う光照射装置が開示されている。VUV光は、大気等の酸素を含む処理雰囲気中では酸素に吸収され減衰する。そのため、特許文献1に記載の光照射装置では、VUV光が進行する光路を包囲する包囲部材内部を不活性ガスによりパージし、VUV光を減衰させることなくSAM膜に照射するようにしている。
そこで、本発明は、良好なパターニングを実現することができるプロキシミティ露光装置およびプロキシミティ露光方法を提供することを課題としている。
このように、酸素を含む処理気体が供給された空間において、マスクとワークとの距離を第一の距離よりも大きい第二の距離に切り替えるので、マスクとワークとの間隙がミクロンオーダーといった非常に小さい場合であっても、当該間隙に酸素を含む処理気体を供給することができる。そのため、酸素を含む処理気体の雰囲気中で真空紫外光による光パターニング処理を行うことができ、パターニング処理の処理速度を向上させることができる。
さらに、上記のプロキシミティ露光装置において、前記マスクステージを移動するマスクステージ移動機構をさらに備え、前記制御部は、前記マスクステージ移動機構を駆動制御することで、前記マスクと前記ワークとの距離を切り替えてもよい。これにより、簡易な構成でマスクとワークとの距離を調整することができる。この場合、簡易な構成でマスクとワークとの距離を調整することができる。
さらにまた、上記のプロキシミティ露光装置において、前記処理気体は、酸素、オゾン、および水蒸気の少なくとも1つを含んでもよい。これにより、マスクとワークとの間隙に適切に光パターニングに寄与する酸素を供給することができる。
これにより、マスクとワークとの間隙がミクロンオーダーといった非常に小さい場合であっても、当該間隙に酸素を含む処理気体を供給することができる。そのため、酸素を含む処理気体の雰囲気中で真空紫外光による光パターニング処理を行うことができ、パターニング処理の処理速度を向上させることができる。
図1は、本実施形態における光照射装置の構成例を示す図である。
光照射装置100は、ワークWをマスクMに対して所定の間隙を設けて平行に配置し、マスクパターンが形成されたマスクMを介してワークWに露光光を照射するプロキシミティ露光装置である。光照射装置100は、ワークW上の露光部分において表面改質を行わせ、マスクパターンをワークWに転写する光パターニング装置である。
光照射装置100は、真空紫外光(VUV光)を放射する真空紫外光光源装置10を備える。真空紫外光光源装置10は、図2に示す光源11を有する光源部10aと、ランプハウジング13と、ランプハウジング13に設けられた窓部14とを備える。
光源11は、例えば点光源である。光源11としては、例えば、VUV領域の光強度が強いフラッシュランプを用いることができる。本実施形態では、光源11として、ショートアークフラッシュランプ(SFL)を用いる場合について説明する。光源11は、例えば、波長200nm以下の範囲に連続スペクトルを有するVUV光を放射するSFLとする。なお、本実施形態でいう連続スペクトルとは、線スペクトルではなく、例えば10nm以上といった充分に広い波長幅にわたって発光波長が連続的に分布している状態をいう。
図2は、光源11の構成例を示す図である。この図2に示す光源11は、ダブルエンド型のSFLである。
光源11は、石英ガラス等のVUV光透過性材料からなる楕円球形状の発光管111aを備える。発光管111aの両端には第一封止管111bと第二封止管111cとが連設されている。また、第二封止管111cには封止用ガラス管112が挿入されており、両者は二重管部分で溶着されている。発光管111a内には、例えばキセノン(Xe)やクリプトン(Kr)等の希ガスが単独で、あるいは、上記の希ガスと、ハロゲンガス、H2ガス又はN2ガスとの混合ガスが封入されている。
発光管111a内には、互いに対向する一対の電極(第一の主電極(陽極)113aと第二の主電極(陰極)113b)が配置されている。ここで、一対の電極113a,113bの電極間距離は、例えば1mm〜10mmである。
電極棒114a,114bおよびトリガ電極115a,115bに係る外部リード117a,117bは、それぞれ外部の給電部15に接続されている。この給電部15は、所定のエネルギーを蓄えるコンデンサ(不図示)を有する。そして、給電部15は、当該コンデンサを充電することで一対の電極113aと113bとの間に高電圧を印加すると共に、トリガ電極115aと115bとの間にトリガ電圧としてパルス電圧を印加する。
これにより、陰極113bと陽極113aとの間でアーク放電(主放電)を生じさせ、光源11を点灯させることができる。
照射光学系10bは、図3に示すように、インテグレータレンズ16と、折り返しミラー17と、コリメータレンズ18とを備える。光源11から放射され、楕円集光ミラー12によって反射されたVUV光は、インテグレータレンズ16に入射する。インテグレータレンズ16から出射されたVUV光は、折り返しミラー17によって反射しコリメータレンズ18を介して、マスクMおよびワークWに対して照射される。このような構成により、ワークWに照射される露光光は、照度分布の均一性が保たれたVUV平行光となる。
なお、ランプハウジング13内部は、例えば真空であってもよいし、僅かに酸素を含む雰囲気であってもよい。また、コリメータレンズ18を窓部14の代わりに用い、ランプハウジング13を気密に組み立ててもよい。
マスクMとしては、例えば、バイナリーマスク、位相シフトマスクなどのフォトマスクを使用することができる。また、マスクMとして、金属等の遮光性基板に対して透光部である開口部がパターン状に設けられたメタルマスクを使用することもできる。
真空紫外光光源装置10の光出射側には、真空紫外光光源装置10から放射されマスクMに入射される光が進行する光路を包囲する包囲部材21が設けられている。マスクMは、包囲部材21に連結されたマスクステージ22によって水平状態を保って吸着保持されている。
なお、ランプハウジング13内部は、例えば真空であってもよいし、僅かに酸素を含む雰囲気であってもよい。
具体的には、マスクMの光出射側に、マスクMを通過しワークWに照射される光が進行する光路を包囲する包囲部材24が設けられており、包囲部材24に形成された空気導入口24aから包囲部材24内部に、処理気体としての空気Bが導入されている。包囲部材24内部の空間が、マスクステージ22に保持されたマスクMとワークステージ23に保持されたワークWとの間隙に連通する空間であり、当該空間が、処理気体の雰囲気(本実施形態では、大気雰囲気)とされた処理空間となっている。また、空気導入口24aから導入された空気Bは、排気口24bから排気可能である。本実施形態では、露光光をワークWへ照射する露光処理(光パターニング処理)中は、処理空間への処理気体の導入を停止し、処理気体である空気Bが流れないようにする。例えば、光パターニング処理中は、空気導入口24aおよび排気口24bを閉じ、処理空間を密閉空間としてもよい。
また、図1では、空気導入口24aをマスクMとワークWとの間隙に向けて配置し、当該間隙に向けて空気を噴射させる構成としているが、空気導入口24aの配置位置は図1に示す位置に限定されない。空気導入口24aは、包囲部材24内部に空気Bを導入可能な構成であればよい。さらに、包囲部材24内部の空気Bを外部に排気することは、必ずしも必要ではない。つまり、排気口24bは、必ずしも設ける必要はない。
上記置換処理では、制御部31は、Z方向移動機構32cによってワークステージ23をZ方向(上下方向)に移動する。すなわち、制御部31は、空気パージ空間である密閉空間内でワークステージ23を上下方向に水平移動させる。なお、この置換処理については、後で詳述する。
ワークWには、有機成分を含む基板を用いることができる。例えば、基板材料として、脂肪族化合物ポリマーを用いることができる。基板材料の具体例としては、例えば、脂環式炭化水素基を有する環状ポリオレフィンがある。
環状ポリオレフィンの原料としては、例えばジシクロペンタジエン(dicyclopentadiene:DCPD)やDCPDの誘導体(ノルボルネン誘導体)を用いる。ポリマーとしては、これらの環状オレフィンを単独重合することは立体障害の影響で困難であるので、αオレフィンと付加重合する方法や環状オレフィンの開環重合による方法を用いる。前者のポリマーをシクロオレフィンコポリマー(Cyclic Olefin Copolymer:COC)といい、後者のポリマーをシクロオレフィンポリマー(Cyclic Olefin Polymer:COP)という。
COCの分子構造は、例えば、下記(1)式で表される。
で示される少なくとも1種の多環式オレフィンを、下記(3)式
で示される少なくとも1種の非環式オレフィンでメタロセン触媒の存在下で共重合して得られたものとする。
COPとしては、例えば、遷移金属ハロゲン化物と有機金属化合物から成るメタセシス重合触媒を用いて、シクロオレフィン系単量体を開環重合して得られた重合体を用いることができる。
また、ワークWとしては、適宜の素材からなる基材上に有機単分子膜(例えば、自己組織化単分子膜(Self-Assembled Monolayer:SAM膜))が設けられたものを使用することもできる。
有機単分子膜を構成する材料としては、VUV光により励起され、分解され得る有機分子であれば適用可能である。有機単分子膜がSAM膜の場合には、基材表面と化学反応する官能基を有し、分子間の相互作用によって自己組織化するような有機分子であればよい。
具体的には、SAM膜を構成する有機分子として、以下の一般式(4)で示されるホスホン酸系化合物を使用することができる。
このようなホスホン酸系化合物の具体例としては、ブチルホスホン酸、ヘキシルホスホン酸、オクチルホスホン酸、デシルホスホン酸、テトラデシルホスホン酸、ヘキサデシルホスホン酸、オクタデシルホスホン酸、6−ホスホノヘキサン酸、11−アセチルメルカプトウンデシルホスホン酸、11−ヒドロキシウンデシルホスホン酸、11−メルカプトウンデシルホスホン酸、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクタンホスホン酸、11−ホスホノウンデシルホスホン酸、16−ホスホノヘキサデカン酸、1,8−オクタンジホスホン酸、1,10−デシルジホスホン酸、1,12−ドデシルジホスホン酸、ベンジルホスホン酸、4−フルオロベンジルホスホン酸、2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジルホスホン酸、4−ニトロベンジルホスホン酸、12−ペンタフルオロフェノキシドデシルホスホン酸、(12−ホスホノドデシル)ホスホン酸、16−ホスホノヘキサデカン酸、11−ホスホノウンデカン酸等を挙げることができる。また、式(1)の化合物以外にも[2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]ホスホン酸等の化合物も適用可能である。
また、SAM膜を構成する有機分子の別の例として、以下の一般式(5)で示されるチオール系化合物を使用することができる。
このようなチオール系化合物又はその誘導体の具体例としては、1−ブタンチオール、1−デカンチオール、1−ドデカンチオール、1−ヘプタンチオール、1−ヘキサデカンチオール、1−ヘキサンチオール、1−ノナンチオール、1−オクタデカンチオール、1−オクタンチオール、1−ペンタデカンチオール、1−ペンタンチオール、1−プロパンチオール、1−テトラデカンチオール、1−ウンデカンチオール、11−メルカプトウンデシルトリフルオロアセテート、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデカンチオール、2−ブタンチオール、2−エチルヘキサンチオール、2−メチル−1−プロパンチオール、2−メチル−2−プロパンチオール、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−1−ヘキサンチオール、3−メルカプト−N−ノニルプロピオンアミド、3−メチル−1−ブタンチオール、4−シアノ−1−ブタンチオール、ブチル3−メルカプトプロピオネート、cis−9−オクタデセン−1−チオール、3−メルカプトプロピオン酸メチル、tert−ドデシルメルカプタン、tert−ノニルメルカプタン、1,11−ウンデカンジチオール、1,16−ヘキサデカンジチオール、1,2−エタンジチオール、1,3−プロパンジチオール、1,4−ブタンジチオール、1,5−ペンタンジチオール、1,6−ヘキサンジチオール、1,8−オクタンジチオール、1,9−ノナンジチオール、2,2’−(エチレンジオキシ)ジエタンチオール、2,3−ブタンジチオール、5,5’−ビス(メルカプトメチル)−2,2’−ビピリジン、ヘキサ(エチレングリコール)ジチオール、テトラ(エチレングリコール)ジチオール、ベンゼン−1,4−ジチオール、(11−メルカプトウンデシル)−N,N,N−トリメチルアンモニウムブロミド、(11−メルカプトメルカプトウンデシル)ヘキサ(エチレングリコール)、(11−メルカプトウンデシル)テトラ(エチレングリコール)、1(11−メルカプトウンデシル)イミダゾール、1−メルカプト−2−プロパノール、11−(1H−ピロール−1−イル)ウンデカン−1−チオール、11−(フェロセニル)ウンデカンチオール、11−アミノ−1−ウンデカンチオール塩酸塩、11−アジド−1−ウンデカンチオール、11−メルカプト−1−ウンデカノール、11−メルカプトウンデカンアミド、11−メルカプトウンデカン酸、11−メルカプトウンデシルヒドロキノン、11−メルカプトウンデシルホスホン酸、11−メルカプトウンデシルリン酸、12−メルカプトドデカン酸、12−メルカプトドデカン酸NHSエステル、16−メルカプトヘキサデカン酸、3−アミノ−1−プロパンチオール塩酸塩、3−クロロ−1−プロパンチオール、3−メルカプト−1−プロパノール、3−メルカプトプロピオン酸、4−メルカプト−1−ブタノール、6−(フェロセニル)ヘキサンチオール、6−アミノ−1−ヘキサンチオール塩酸塩、6−メルカプト−1−ヘキサノール、6−メルカプトヘキサン酸、8−メルカプト−1−オクタノール、8−メルカプトオクタン酸、9−メルカプト−1−ノナノール、トリエチレングリコールモノ−11−メルカプトウンデシルエーテル、1,4−ブタンジチオールジアセテート、[11−(メチルカルボニルチオ)ウンデシル]ヘキサ(エチレングリコール)メチルエーテル、[11−(メチルカルボニルチオ)ウンデシル]テトラ(エチレングリコール)、[11−(メチルカルボニルチオ)ウンデシル]トリ(エチレングリコール)酢酸、[11−(メチルカルボニルチオ)ウンデシル]トリ(エチレングリコール)メチルエーテル、ヘキサ(エチレングリコール)モノ−11−(アセチルチオ)ウンデシルエーテル、S,S’−[1,4−フェニレンビス(2,1−エチンジイル−4,1−フェニレン)]ビス(チオアセタート)、S−[4−[2−[4−(2−フェニルエチニル)フェニル]エチニル]フェニル]チオアセテート、S−(10−ウンデセニル)チオアセテート、チオ酢酸S−(11−ブロモウンデシル)、S−(4−アジドブチル)チオアセテート、S−(4−ブロモブチル)チオアセテート(安定化剤として銅を含有)、チオ酢酸S−(4−シアノブチル)、1,1’,4’,1’’−テルフェニル−4−チオール、1,4−ベンゼンジメタンチオール、1−アダマンタンチオール、ADT、1−ナフタレンチオール、2−フェニルエタンチオール、4’−ブロモ−4−メルカプトビフェニル、4’−メルカプトビフェニルカルボニトリル、4,4’−ビス(メルカプトメチル)ビフェニル、4,4’−ジメルカプトスチルベン、4−(6−メルカプトヘキシルオキシ)ベンジルアルコール、4−メルカプト安息香酸、9−フルオレニルメチルチオール、9−メルカプトフルオレン、ビフェニル−4,4−ジチオール、ビフェニル−4−チオール、シクロヘキサンチオール、シクロペンタンチオール、m−カルボラン−1−チオール、m−カルボラン−9−チオール、p−テルフェニル−4,4’’−ジチオール、チオフェノール等を挙げることができる。
さらに、別の例として、SAM膜として以下の一般式(6)で示されるシラン系化合物を使用することができる。
このようなシラン系化合物の具体例としては、ビス(3−(メチルアミノ)プロピル)トリメトキシシラン、ビス(トリクロロシリル)メタン、クロロメチル(メチル)ジメトキシシラン、ジエトキシ(3−グリシジルオキシプロピル)メチルシラン、ジエトキシ(メチル)ビニルシラン、ジメトキシ(メチル)オクチルシラン、ジメトキシメチルビニルシラン、N,N−ジメチル−4−[(トリメチルシリル)エチニル]アニリン、3−グリシドキシプロピルジメチルエトキシシラン、メトキシ(ジメチル)オクタデシルシラン、メトキシ(ジメチル)オクチルシラン、オクテニルトリクロロシラン、トリクロロ[2−(クロロメチル)アリル]シラン、トリクロロ(ジクロロメチル)シラン、3−(トリクロロシリル)プロピルメタクリレート、N−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]−N’−(4−ビニルベンジル)エチレンジアミン塩酸塩、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン、2−[(トリメチルシリル)エチニル]アニソール、トリス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]イソシアヌレート、アジドトリメチルシラン、3−[2−(2−アミノエチルアミノ)エチルアミノ]プロピルトリメトキシシラン、[3−(2−アミノエチルアミノ)プロピル]トリメトキシシラン、3−アミノプロピル(ジエトキシ)メチルシラン、(3−アミノプロピル)トリエトキシシラン、(3−アミノプロピル)トリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、アリルトリクロロシラン、アリルトリメトキシシラン、イソブチル(トリメトキシ)シラン、エトキシジメチルフェニルシラン、エトキシトリメチルシラン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、(3−クロロプロピル)トリメトキシシラン、クロロメチルトリエトキシシラン、クロロメチルトリメトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)トリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルジメトキシメチルシラン、3−シアノプロピルトリエトキシシラン、3−シアノプロピルトリクロロシラン、[3−(ジエチルアミノ)プロピル]トリメトキシシラン、ジエトキシジフェニルシラン、ジエトキシジメチルシラン、ジエトキシ(メチル)フェニルシラン、ジクロロジフェニルシラン、ジフェニルシランジオール、(N,N−ジメチルアミノプロピル)トリメトキシシラン、ジメチルオクタデシル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アンモニウムクロリド、ジメトキシジフェニルシラン、ジメトキシ−メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)シラン、トリエトキシ(イソブチル)シラン、トリエトキシ(オクチル)シラン、3−(トリエトキシシリル)プロピオニトリル、3−(トリエトキシシリル)プロピルイソシアナート、トリエトキシビニルシラン、トリエトキシフェニルシラン、トリクロロ(オクタデシル)シラン、トリクロロ(オクチル)シラン、トリクロロシクロペンチルシラン、トリクロロ(3,3,3−トリフルオロプロピル)シラン、トリクロロ(1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチル)シラン、トリクロロビニルシラン、トリクロロ(フェニル)シラン、トリクロロ(フェネチル)シラン、トリクロロ(ヘキシル)シラン、トリメトキシ[2−(7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタ−3−イル)エチル]シラン、トリメトキシ(オクタデシル)シラン、トリメトキシ(オクチル)シラン、トリメトキシ(7−オクテン−1−イル)シラン、3−(トリメトキシシリル)プロピルアクリラート、N−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アニリン、N−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、3−(トリメトキシシリル)プロピルメタクリラート、1−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]尿素、トリメトキシ(3,3,3−トリフルオロプロピル)シラン、トリメトキシ(2−フェニルエチル)シラン、トリメトキシフェニルシラン、トリメトキシ[3−(メチルアミノ)プロピル]シラン、p−トリルトリクロロシラン、ドデシルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロドデシルトリクロロシラン、1,2−ビス(トリエトキシシリル)エタン、1,2−ビス(トリクロロシリル)エタン、1,6−ビス(トリクロロシリル)ヘキサン、1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタン、ビス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アミン、3−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロピル−トリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ブチルトリクロロシラン、tert−ブチルトリクロロシラン、(3−ブロモプロピル)トリクロロシラン、(3−ブロモプロピル)トリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、ヘキサクロロジシラン、ヘキサデシルトリメトキシシラン、メトキシトリメチルシラン、(3−メルカプトプロピル)トリメトキシシラン、(3−ヨードプロピル)トリメトキシシラン等を挙げることができる。
以上のようなSAM膜を構成する種々の有機分子は、一例に過ぎず、これに限定されるものではない。
まず、制御部31は、真空チャック機構等を駆動制御し、マスクステージ22の所定の位置にセットされたマスクMを真空吸着により保持する。次に、制御部31はステージ移動機構32によりワークステージ23を下降し、ワークWをワークステージ23上に載置させた後、ステージ移動機構32によりワークステージ23を上昇し、ワークWを所定のVUV光照射位置にセットする。VUV光照射位置は、マスクMとワークWとの間の間隙の大きさ(ギャップ)が、例えば15μm〜25μmとなる位置である。なお、上記ギャップは、マスクパターンや実現すべきパターンの解像度などに応じて適宜設定することができる。ワークWがVUV光照射位置に配置されているときのマスクMとワークWとの距離が、上述した第一の距離に対応している。
マスクMとワークWの位置合わせが終了すると、制御部31は、光パターニング処理を開始する。すなわち、図5(a)に示すように、制御部31は、真空紫外光光源装置10から、平行光であるVUV光を、マスクMを介してワークW上に照射する。これにより、ワークWに対して表面改質によるパターン形成が行われる。
制御部31は、補給工程と第二の照射工程とを複数回(例えば2回)繰り返した後、VUV照射処理を終了する。例えば、第一の照射工程と第二の照射工程とにおける露光時間をそれぞれ5分とした場合、VUV照射処理は15分程度で終了する。
VUV照射処理が終了すると、制御部31は、光源11を消灯してワークステージ23を下降し、ワークステージ23への真空の供給を停止することで、照射済のワークWをワークステージ23から取り出し可能な状態とする。
これにより、置換処理を介在させずに連続的に光パターニング処理を行う場合と比較して、短い処理時間で所望のパターンを形成することができる。例えば、基板上にSAM膜が形成されたワークWに対し、ラインアンドスペース(L&S)が20μmのパターンを形成するのに、連続的に光パターニング処理を行った場合、処理時間が30分かかった。これに対し、5分おきに置換処理を介在させて断続的に光パターニング処理を行った場合、処理時間が15分でL&Sが20μmのパターンを形成することができた。
なお、上記実施形態においては、光源としてショートアーク型フラッシュランプを適用する場合について説明したが、VUV光を含む光を放射する光源であれば、種々の構成からなる光源を用いることができる。また、上記光源として点光源を適用する場合にも、ショートアーク型フラッシュランプに限定されず、種々の構成からなる光源を用いることができる。例えば、フラッシュランプに限定されず、電極間距離が1mm〜10mm程度と短く、アーク放電により発光するショートアークランプを適用することもできる。
さらに、上記実施形態においては、制御部31がワークステージ23を上下方向(Z方向)に水平移動させることで、マスクMとワークWとの距離を変更する場合について説明したが、ワークステージ23を水平移動する構成に限定されない。例えば、水平面に対するワークステージ23の傾きを変更することで、マスクMとワークWとの距離を変更してもよい。
また、上記実施形態においては、マスクMおよびワークWの近傍に、酸素を含む処理気体を溜めておく空間を設けてもよい。これにより、マスクMとワークWとの距離を、露光時における第一の距離から第二の距離へ切り替えたときに、マスクMおよびワークWの周囲の空間からマスクMとワークWとの間隙に新鮮な処理気体が流れ込み易くすることができる。
Claims (7)
- 所定のパターンが形成され、ワークと所定の間隙を設けて配置されるマスクを介して前記ワークを露光するプロキシミティ露光装置であって、
露光光としてショートアーク型フラッシュランプからの真空紫外光を含む平行光を放射する光源部と、
前記マスクを保持するマスクステージと、
前記ワークを保持するワークステージと、
前記マスクステージに保持された前記マスクと前記ワークステージに保持された前記ワークとの間隙に連通する空間に、酸素を含む処理気体を供給する気体供給部と、
前記露光光を前記ワークへ照射する露光処理に先立って、前記マスクと前記ワークとの距離を、露光時における前記マスクと前記ワークとの距離である第一の距離よりも大きい第二の距離に切り替える制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記露光処理中に、前記ショートアーク型フラッシュランプを消灯して当該露光処理を停止し、
前記マスクと前記ワークとの距離を前記第一の距離から前記第二の距離に切り替えた後、前記マスクに対する前記ワークの位置を変えずに、前記マスクと前記ワークとの距離を前記第二の距離から前記第一の距離に切り替え、
前記ショートアーク型フラッシュランプを再点灯して前記露光処理を再開することを特徴とするプロキシミティ露光装置。 - 前記ワークステージを移動するワークステージ移動機構をさらに備え、
前記制御部は、
前記ワークステージ移動機構を駆動制御することで、前記マスクと前記ワークとの距離を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のプロキシミティ露光装置。 - 前記マスクステージを移動するマスクステージ移動機構をさらに備え、
前記制御部は、
前記マスクステージ移動機構を駆動制御することで、前記マスクと前記ワークとの距離を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のプロキシミティ露光装置。 - 前記制御部は、
前記ワークステージに前記ワークが搬入されてから、前記ワークステージから前記ワークが搬出されるまでの間に、複数回、前記露光処理の停止、前記マスクと前記ワークとの距離の切り替え、および前記露光処理の再開を繰り返すことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプロキシミティ露光装置。 - 前記気体供給部は、
前記露光処理中、前記空間への前記処理気体の供給を停止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロキシミティ露光装置。 - 前記処理気体は、酸素、オゾン、および水蒸気の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のプロキシミティ露光装置。
- 所定のパターンが形成され、ワークと所定の間隙を設けて配置されたマスクを介して前記ワークを露光するプロキシミティ露光方法であって、
露光光としてショートアーク型フラッシュランプからの真空紫外光を含む平行光を放射する第1のステップと、
マスクステージに保持された前記マスクとワークステージに保持された前記ワークとの間隙に連通する空間に、酸素を含む処理気体を供給する第2のステップと、
前記露光光を前記ワークへ照射する露光処理に先立って、前記マスクと前記ワークとの距離を、露光時における前記マスクと前記ワークとの距離である第一の距離よりも大きい第二の距離に切り替える第3のステップと、を含み、
前記第3のステップでは、
前記露光処理中に、前記ショートアーク型フラッシュランプを消灯して当該露光処理を停止し、
前記マスクと前記ワークとの距離を前記第一の距離から前記第二の距離に切り替えた後、前記マスクに対する前記ワークの位置を変えずに、前記マスクと前記ワークとの距離を前記第二の距離から前記第一の距離に切り替え、
前記ショートアーク型フラッシュランプを再点灯して前記露光処理を再開することを特徴とするプロキシミティ露光方法。
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