JP6586866B2 - 移動式クレーン - Google Patents
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Description
特許文献1は、エンジンを搭載した車体と、前記車体に俯仰動可能に設けられたブームと、前記エンジンを点検するため前記車体に開閉可能に設けられたエンジンカバーと、前記エンジンカバーの上方に位置して前記車体に設けられ、吊荷作業用のロープの巻取り、巻出しを行うロープウインチとからなる油圧クレーンにおいて、前記車体には、前記ロープウインチを前記エンジンカバーの上方に位置する作動位置と前記エンジンカバーの上方から左,右方向の一側に退避した退避位置との間で水平方向に移動可能に支持するウインチ支持機構を設ける構成とした油圧クレーンを開示する。
さらに、横たわるように格納されたマスト部材10は大型の部材であるので、特許文献1のように別の位置に移動(退避)させることは不可能である。
以上述べたことにより、駆動部などのメンテナンスが行うためには、駆動部(エンジン)の側方に、作業者がメンテナンス作業するためのメンテナンスエリアを確実に確保する必要があることがわかる。また、マスト部材がガード部材の上部に横たわって格納されるので、ガード部材の上部に設けられる扉部は、メンテナンスエリアに容易に進入することができるようになっていることも必要である。
本発明のかかる移動式クレーンは、上部旋回体に駆動部とブームが配備されている移動式クレーンにおいて、前記駆動部の側方にメンテナンスエリアが設けられており、前記駆動部と前記メンテナンスエリアを囲む領域を上方から被さるように覆うガード部材が、前記上部旋回体上に配備されていることを特徴とする。
好ましくは、前記ブームを起伏させる際に用いられるマスト部材が、格納時に前記ガード部材の上方に倒れこんで収納される構成とされ、前記扉部は、前記マスト部材と前記ガード部材の上部との間を、水平を向く方向に移動可能なスライド扉とされているとよい。
本実施形態においては、移動式クレーン1のうち、クローラクレーンを例に挙げて、図を基に説明する。
図1、図2を参照して、本実施形態によるクローラクレーン1の基本的な構成を説明する。
なお、本明細書では、下部走行体2の走行方向と上部旋回体3に備えられたブーム5の軸長方向が一致する位置、すなわちクローラクレーン1の基準位置(ホームポジション)において、上部旋回体3から伸びるように配備されたブーム5及びキャブ4側をクローラクレーン1の前側とし、上部旋回体3に搭載されているカウンタウェイト7側をクローラクレーン1の後側とする。また、上部旋回体3の幅方向一方側をクローラクレーン1の右方向とし、上部旋回体3の幅方向他方側をクローラクレーン1の左方向とする。これは、キャブ4に搭乗したオペレータから見た方向と一致する。
一方、上部旋回体3の幅方向中央前側には、起伏自在のブーム5が配備されている。そのブーム5には、吊荷を吊るためのフック装置9が、吊りロープ8を介して先端から吊り下げられている。また、ブーム5の先端には、起伏ロープ11が掛回されている。
また、上部旋回体3の上部には、ブーム5を起伏させる際に用いられるマスト部材10が配備されている。マスト部材10は、上部旋回体3の上部に格納される際には、水平方向を向くように傾倒される。つまり、マスト部材10は、格納時にエンジンガード12(詳細は後述)の上方に倒れこんで収納される構成とされている。このマスト部材10には、起伏ロープ11が掛回されている。
さらに、上部旋回体3の幅方向一方側(右側)の前方には、ブーム5を操作する操作ユニットが内部に配備されたキャブ4(運転室)が搭載されている。また、ウインチ6の後方(上部旋回体3の前後方向中途部からやや後方)には、エンジン13やエンジン13に関する付帯機器14などの駆動部を格納するガード部材12が配備されている。
駆動部は、移動式クレーン1の機能(クローラ2aの走行、ウインチ6の駆動、ブーム5の起伏など)を動作させるものである。なお、駆動部には、エンジン13のみならず、冷却装置、油圧ポンプ、油圧モータ、コントロールバルブ、作動油タンク18などの付帯機器14などが含まれている。
本実施形態においては、ガード部材12の内部、すなわちエンジンルーム17には、駆動部の一部、エンジン13、エンジン13に関する付帯機器14(ラジエター16、ファン15など)が格納されていて、例えば前から順に、縦に並ぶように配備されている(図4参照)。また、ガード部材12の後側壁には、ガード部材12内に冷却用の空気を吸入する吸気部(図示せず)が配備されている。
作動油タンク18は、平面視で、ガード部材12から所定の距離をあけた右側に隣接するように配備されている。この作動油タンク18の内部には、数々の油圧機器を動作させるための作動油が貯留されていて、図示はしないが、油圧配管を介してコントロールバルブ(メインバルブ)に接続されている。作動油は、メインバルブが操作されることで、その供給先が変更され、数々の油圧機器の動作し、ブーム5の姿勢変更やクレーン作業(フック装置9の吊下など)が行われる。
このメンテナンスエリア22は、その近傍にエンジン13、作動油タンク18などの大型機器や、フレーム部材21などクレーン1を構成する部材が密集して配備されているため、限られた領域である。この限られた領域であるメンテナンスエリア22において、作業者がメンテナンス作業を行いやすくするためには、この限られた領域を確実に確保する必要がある。
すなわち、本実施形態のガード部材12は、エンジン13とメンテナンスエリア22を囲む領域を上方から被さるように覆っていて、上部旋回体3を構成するフレーム部材21に、左右側方から挟まれるように配備されている。このガード部材12は、平面視で右側壁の前後方向中途部が右方向に突出した、凸形状のカバー体とされている。
以上より、メンテナンスエリア22は、ガード部材12で囲まれることで、確実に確保されている。また、このようにメンテナンスエリア22をガード部材12で囲うことで、エンジンルーム17内が従来に比べて広くなり、エンジンルーム17内の通風抵抗が小さくなる。それ故、エンジン13を効果的に冷却することが可能となる。
扉部23は、ガード部材12の上部における凸形状の箇所を覆うように閉ざして閉鎖状態にすると共に、ガード部材12の上部のおよそ中央に略水平移動して、メンテナンスエリア22の上方を開いて開放状態にする構成である。
以上本発明におけるガード部材12は、エンジン13及び、ラジエター16などエンジン13に関する付帯機器14、さらにエンジン13の側方に確保されたメンテナンスエリア22を、上方から覆うようにまとめて囲って、上部旋回体3上に配備される。つまり、ガード部材12は、エンジン13、付帯機器14、メンテナンスエリア22を一括して覆い、それらを覆った空間をエンジンルーム17とするものである。
このスライド扉23は、上部旋回体3を構成し、且つエンジン13などの近傍に、左右側方から挟まれるように配備されているフレーム部材21の一方側から他方側に移動する、すなわち、外側に凸形状の箇所から反対方向(内側)に向かって移動して、メンテナンスエリア22を開放するものである。例えば、スライド扉23は、作動油タンク18側から離れてエンジン13の上方に移動して、メンテナンスエリア22を開くものである。
また、燃料フィルタ24や、ラジエター用の冷媒(冷却水)のリザーバタンク25等のメンテナンスが必要なエンジン13の補機類(付帯機器14)を、メンテナンスエリア22内における、ガード部材12の右側壁(作動油タンク18の左壁面)に集中して設置することができるので、メンテナンスエリア22内の1か所でメンテナンス作業を行うことができる。
なお、今回開示された各実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
特に、今回開示された各実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
また、扉部23は、ガード部材12の上部に設けられた凹形状のフレームで支持され、凹形状のフレーム上を移動するようになっていてもよい。この凹形状のフレームは、ガード部材12に雨が降った時の雨どいの役目を果たすものとされていることが好ましい。また、車輪の転動面及び弾性体を凹形状フレームの底面より浮かすことにより、ごみや錆による噛み込みを防止する役目を果たすものとされていることが好ましい。
本発明を説明する上でクローラクレーン1を例に挙げて説明したが、本発明の技術はエンジンなどの駆動部を覆うガード部材が配備されている建設機械に適用可能である。
2 下部走行体
2a クローラ
3 上部旋回体
4 キャブ
5 ブーム
6 ウインチ
7 カウンタウェイト
8 吊りロープ
9 フック装置
10 マスト部材
11 起伏ロープ
12 ガード部材
13 エンジン
14 付帯機器
15 ファン
16 ラジエター
17 エンジンルーム
18 作動油タンク
19 マフラー
20 自力脱着装置
21 フレーム部材
22 メンテナンスエリア
23 扉部
24 燃料フィルタ
25 リザーバタンク
Claims (3)
- 上部旋回体に駆動部とブームが配備されている移動式クレーンにおいて、
前記駆動部の側方にメンテナンスエリアが設けられており、
前記駆動部と前記メンテナンスエリアを囲む領域を上方から被さるように覆うガード部材が、前記上部旋回体上に配備され、
前記ブームを起伏させる際に用いられるマスト部材が、格納時に前記ガード部材の上方に倒れこんで収納される構成とされ、
前記扉部は、前記マスト部材と前記ガード部材の上部との間を、水平を向く方向に移動可能なスライド扉とされている
ことを特徴とする移動式クレーン。 - 前記ガード部材は、前記上部旋回体を構成するフレーム部材に、左右側方から挟まれるように配備されており、
前記ガード部材の上部には、前記メンテナンスエリア内に進入可能な扉部が配備されている
ことを特徴とする請求項1に記載の移動式クレーン。 - 前記駆動部は、エンジンを含み、
前記ガード部材は、エンジンを覆うエンジンガードとされている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の移動式クレーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015237575A JP6586866B2 (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 移動式クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015237575A JP6586866B2 (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 移動式クレーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017100872A JP2017100872A (ja) | 2017-06-08 |
| JP6586866B2 true JP6586866B2 (ja) | 2019-10-09 |
Family
ID=59016108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015237575A Active JP6586866B2 (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | 移動式クレーン |
Country Status (1)
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Family Cites Families (4)
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