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JP6586866B2 - 移動式クレーン - Google Patents
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Description

本発明は、エンジンやエンジンに関する付帯機器などが格納されたガード部材を備えた移動式クレーンに関する。
クローラクレーンなどに代表される移動式クレーンは、クレーン作業者が乗り込むキャブなどを備えた上部旋回体と、上部旋回体を旋回自在に下側から支持すると共に、走行を行う下部走行体と、を備えている。その上部旋回体上には、様々な荷物を吊下する作業(クレーン作業)に用いられるフック装置を、吊りロープを介して吊り下げる長いブームと、吊りロープを巻回するウインチとが備えられている。
このようなクレーン作業を行う移動式クレーンの上部旋回体には、この移動式クレーンの機能(クローラの走行、ウインチの駆動、ブームの起伏、上部旋回体の旋回動作など)を動作させる駆動部が配備されている。なお、駆動部としては、エンジンのみならず、ウインチ、油圧ポンプ、油圧モータ、コントロールバルブ、冷却装置、作動油タンクなどの付帯機器などがあげられる。これらエンジンなどの駆動部は、全部が一体的に、または、それらの一部が組み合わされた状態で、ガード部材(エンジンガード)に格納されている場合がある。また、駆動部は、各機器がそれぞれ別々にガード部材に格納されている場合もある。なお、外部に配置可能な駆動部の一部については、ガード部材に格納されていない場合もある。
エンジンなどの駆動部は、定期的に点検・整備などメンテナンス作業を行う必要があるため、一定広さの作業場所、すなわちメンテナンスエリアが移動式クレーンに設けられていることが好ましい。また、ガード部材の外壁にメンテナンス作業する際に開かれる扉部が設けられているとよい。扉部は、例えば、片開きとされた扉や、観音開きとされた2つの扉からなるものが挙げられる。
これら扉部を開閉するための手段としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1は、エンジンを搭載した車体と、前記車体に俯仰動可能に設けられたブームと、前記エンジンを点検するため前記車体に開閉可能に設けられたエンジンカバーと、前記エンジンカバーの上方に位置して前記車体に設けられ、吊荷作業用のロープの巻取り、巻出しを行うロープウインチとからなる油圧クレーンにおいて、前記車体には、前記ロープウインチを前記エンジンカバーの上方に位置する作動位置と前記エンジンカバーの上方から左,右方向の一側に退避した退避位置との間で水平方向に移動可能に支持するウインチ支持機構を設ける構成とした油圧クレーンを開示する。
特開2001−187690号公報
特許文献1に記載されているクレーンは小型のクレーンであり、エンジンカバーの上部に建屋カバーを備え、その建屋カバーの上方にウインチが配備されている。このままの状態であると、建屋カバーを開いて内部のエンジンなどの点検・整備などのメンテナンス作業を行うことができない。そのため同文献では、ウインチを建屋カバーの上方から別の位置(ブームを挟んでキャブと対面する位置)に移動させた上で、ヒンジ機構を介して建屋カバーに取付けられたエンジンカバーを、そのヒンジ機構を中心として上下方向に開閉可能にしている。
一方、本明細書の図5(特開2006−219240号公報の図8)及び、本明細書の図6(特開2014−114137号公報の図8)に示すように、分解可能なクレーンにおいては、マスト部材10の格納時にガード部材の上部に横たわって格納されて、マスト部材10がフレーム部材21内に配置されたウインチ6近傍にくるようになる。この状況を鑑みると、駆動部などのメンテナンスを行いにくいことがわかる。また、ガード部材の上部に、上方に開く機構(例えば、特許文献1の片開き機構など)の扉部を設置すると、マスト部材に扉部が干渉する虞がある。
また、フレーム部材21内は狭く、十分なメンテナンスエリアを確保できてはいない。
さらに、横たわるように格納されたマスト部材10は大型の部材であるので、特許文献1のように別の位置に移動(退避)させることは不可能である。
以上述べたことにより、駆動部などのメンテナンスが行うためには、駆動部(エンジン)の側方に、作業者がメンテナンス作業するためのメンテナンスエリアを確実に確保する必要があることがわかる。また、マスト部材がガード部材の上部に横たわって格納されるので、ガード部材の上部に設けられる扉部は、メンテナンスエリアに容易に進入することができるようになっていることも必要である。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、メンテナンスエリアが十分に確保されたガード部材が配備された移動式クレーンを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明のかかる移動式クレーンは、上部旋回体に駆動部とブームが配備されている移動式クレーンにおいて、前記駆動部の側方にメンテナンスエリアが設けられており、前記駆動部と前記メンテナンスエリアを囲む領域を上方から被さるように覆うガード部材が、前記上部旋回体上に配備されていることを特徴とする。
好ましくは、前記ガード部材は、前記上部旋回体を構成するフレーム部材に、左右側方から挟まれるように配備されており、前記ガード部材の上部には、前記メンテナンスエリア内に進入可能な扉部が配備されているとよい。
好ましくは、前記ブームを起伏させる際に用いられるマスト部材が、格納時に前記ガード部材の上方に倒れこんで収納される構成とされ、前記扉部は、前記マスト部材と前記ガード部材の上部との間を、水平を向く方向に移動可能なスライド扉とされているとよい。
好ましくは、前記駆動部は、エンジンを含み、前記ガード部材は、エンジンを覆うエンジンガードとされているとよい。
本発明によれば、上方に横たわるように格納されたマスト部材に干渉することなく開閉することができる扉部をガード部材に設けることで、作業者がメンテナンスエリアに容易に進入することができる。
移動式クレーンの概略を模式的に示した図である。 本発明にかかる移動式クレーンの格納及び搬送時における概略を模式的に示した平面図であり、マストが略水平方向に載置された状態を示した図である。 本実施形態における移動式クレーンに備えられたガード部材の構成を模式的示す平面図であり、扉部が閉じられた状態を示す図である。 本実施形態における移動式クレーンに備えられたガード部材の構成を模式的示す平面図であり、扉部が開かれた状態を示す図である。 本実施形態における移動式クレーンに備えられたガード部材の構成を模式的示す、A−A断面図である。 ガード部材の上方にマスト部材が格納された状態のときの構成を示す側面図である(従来技術)。 ガード部材の上方にマスト部材が格納された状態のときの構成を示す平面図である(従来技術)。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
本実施形態においては、移動式クレーン1のうち、クローラクレーンを例に挙げて、図を基に説明する。
図1、図2を参照して、本実施形態によるクローラクレーン1の基本的な構成を説明する。
図1、図2に示すように、クローラクレーン1(以下、単にクレーンということもある)は、上部旋回体3と、上部旋回体3を旋回自在に下から支持するとともに、走行を行う下部走行体2と、を備えている。また、上部旋回体3の幅方向中央の前方には、フック装置9を吊りロープ8を介して吊り下げるブーム5が備えられている。
なお、本明細書では、下部走行体2の走行方向と上部旋回体3に備えられたブーム5の軸長方向が一致する位置、すなわちクローラクレーン1の基準位置(ホームポジション)において、上部旋回体3から伸びるように配備されたブーム5及びキャブ4側をクローラクレーン1の前側とし、上部旋回体3に搭載されているカウンタウェイト7側をクローラクレーン1の後側とする。また、上部旋回体3の幅方向一方側をクローラクレーン1の右方向とし、上部旋回体3の幅方向他方側をクローラクレーン1の左方向とする。これは、キャブ4に搭乗したオペレータから見た方向と一致する。
クレーン1の下部走行体2は、金属製の帯体を環状に形成してなる無限軌道(クローラ2a)を左右方向の両端にそれぞれ備え、このクローラ2aにより地面を走行可能とされている。この下部走行体2の中央上部には、上部旋回体3を旋回自在に下から支持し、且つ上部旋回体3を上下方向軸心回りに旋回させる旋回手段(図示せず)が搭載されている。
上部旋回体3は、鋼材で形成され、前後方向の長さが、左右方向の幅より長い板状の枠体である。上部旋回体3の後部の左右両側には、カウンタウェイト7がそれぞれ1つずつ配備されている。
一方、上部旋回体3の幅方向中央前側には、起伏自在のブーム5が配備されている。そのブーム5には、吊荷を吊るためのフック装置9が、吊りロープ8を介して先端から吊り下げられている。また、ブーム5の先端には、起伏ロープ11が掛回されている。
ブーム5の後方であって、枠体とされた上部旋回体3の内部には、ウインチ6が前後方向に並ぶように複数搭載されている。これらウインチ6は、吊りロープ8の巻き取りや繰り出しを行って、フック装置9の引き上げや降下を行う。
また、上部旋回体3の上部には、ブーム5を起伏させる際に用いられるマスト部材10が配備されている。マスト部材10は、上部旋回体3の上部に格納される際には、水平方向を向くように傾倒される。つまり、マスト部材10は、格納時にエンジンガード12(詳細は後述)の上方に倒れこんで収納される構成とされている。このマスト部材10には、起伏ロープ11が掛回されている。
ブーム5は、マスト部材10を介して、上部旋回体3に配備されたウインチ6による起伏ロープ11の巻き取りや繰り出し動作により、起伏される。
さらに、上部旋回体3の幅方向一方側(右側)の前方には、ブーム5を操作する操作ユニットが内部に配備されたキャブ4(運転室)が搭載されている。また、ウインチ6の後方(上部旋回体3の前後方向中途部からやや後方)には、エンジン13やエンジン13に関する付帯機器14などの駆動部を格納するガード部材12が配備されている。
キャブ4は、内部が空間とされた筐体とされ、その内部には、座席とクレーン操作を行う操作部が設けられ、右側面には操作者が搭乗可能な乗降扉(ドア)が設けられている。キャブ4の内部の座席に着座したオペレータは、操作部を操作することによりクレーン操作を行う。
駆動部は、移動式クレーン1の機能(クローラ2aの走行、ウインチ6の駆動、ブーム5の起伏など)を動作させるものである。なお、駆動部には、エンジン13のみならず、冷却装置、油圧ポンプ、油圧モータ、コントロールバルブ、作動油タンク18などの付帯機器14などが含まれている。
エンジン13は、移動式クレーン1の機能を動作させる主要なものであり、油圧モータを駆動させて、下部走行体2のクローラ2aを駆動させてクレーン1を走行させたり、ウインチ6の油圧モータを動作させて、ウインチ6を駆動させて吊りロープ8の巻き取りや繰り出しを行って、フック装置9の引き上げや降下を行う。また、エンジン13は発電または蓄電した電力で、バルブ、エアコン、表示モニタの操作画面、各種センサなど制御機器を動作させている。
そのエンジン13の近傍には、エンジン13を冷却した後の冷媒を冷却するラジエター16と、外部から取り入れた冷却風(空気)をラジエター16に送風するファン15などのエンジン13に関する付帯機器14が配備されている。また、エンジン13の近傍には、エンジン13の燃料を貯留し且つその燃料を当該エンジン13に供給する燃料タンク、燃料フィルタ24などの付帯機器14も配備されていることがある。
ガード部材12は、上部旋回体3を構成するフレーム部材21、カウンタウェイト7、作動油タンク18、ウインチ6、マフラー19で囲まれた上部旋回体3の中央部に配備されている。なお、本実施形態においては、自力脱着装置20が上部旋回体3の後方に配備されているため、ガード部材12は上部旋回体3の中央部に配備されている。また、ガード部材12の前後方向及び左右方向は、クローラクレーン1の前後方向及び左右方向と一致する。
このガード部材12は、内部が空間とされていて、エンジンなどの駆動部の全部又はその一部を、別個乃至は組み合わせた状態で、格納するものである。なお、外部に配置可能な駆動部の一部については、ガード部材に格納されていない場合もある。
本実施形態においては、ガード部材12の内部、すなわちエンジンルーム17には、駆動部の一部、エンジン13、エンジン13に関する付帯機器14(ラジエター16、ファン15など)が格納されていて、例えば前から順に、縦に並ぶように配備されている(図4参照)。また、ガード部材12の後側壁には、ガード部材12内に冷却用の空気を吸入する吸気部(図示せず)が配備されている。
本実施形態においては、ガード部材12の右側方には、作動油タンク18が隣接配備されている。すなわちガード部材12と作動油タンク18は、左右方向に並ぶように配備されている(図3A、図3B参照)。
作動油タンク18は、平面視で、ガード部材12から所定の距離をあけた右側に隣接するように配備されている。この作動油タンク18の内部には、数々の油圧機器を動作させるための作動油が貯留されていて、図示はしないが、油圧配管を介してコントロールバルブ(メインバルブ)に接続されている。作動油は、メインバルブが操作されることで、その供給先が変更され、数々の油圧機器の動作し、ブーム5の姿勢変更やクレーン作業(フック装置9の吊下など)が行われる。
これら、ガード部材12内に格納されているエンジン13やエンジン13に関する付帯機器14など、すなわち駆動部は、性能を維持するために、定期的にメンテナンス作業が行われる。そのため、図3A、図3Bに示すように、エンジン13と作動油タンク18との間、すなわちエンジン13の側方には、メンテナンスエリア22が設けられている。
このメンテナンスエリア22は、その近傍にエンジン13、作動油タンク18などの大型機器や、フレーム部材21などクレーン1を構成する部材が密集して配備されているため、限られた領域である。この限られた領域であるメンテナンスエリア22において、作業者がメンテナンス作業を行いやすくするためには、この限られた領域を確実に確保する必要がある。
本実施形態においては、メンテナンスエリア22は、エンジン13側方に設けられ、且つガード部材12に囲われている。
すなわち、本実施形態のガード部材12は、エンジン13とメンテナンスエリア22を囲む領域を上方から被さるように覆っていて、上部旋回体3を構成するフレーム部材21に、左右側方から挟まれるように配備されている。このガード部材12は、平面視で右側壁の前後方向中途部が右方向に突出した、凸形状のカバー体とされている。
なお、ガード部材12の右側壁の前後方向中途部と、作動油タンク18の左側壁とを1つの壁面としてもよい。このように2つの側壁を一体化することで、メンテナンススペースを広く確保することができる。また、ガード部材12の右側壁の前後方向中途部を、作動油タンク18の左側壁にほぼ間隔無く隣接させていてもよい。
以上より、メンテナンスエリア22は、ガード部材12で囲まれることで、確実に確保されている。また、このようにメンテナンスエリア22をガード部材12で囲うことで、エンジンルーム17内が従来に比べて広くなり、エンジンルーム17内の通風抵抗が小さくなる。それ故、エンジン13を効果的に冷却することが可能となる。
本実施形態においては、ガード部材12(収納部)の上部に、ガード部材12内部と外部とを連通可能な、すなわち作業者がメンテナンスエリア22内に進入可能な扉部23を設けている。そして、格納されたマスト部材10とガード部材12の上部との間は高さがないので、扉部23にスライド扉(スライドドア)を採用している。スライド扉23は、略水平方向に格納されたマスト部材10とガード部材12の上面との間を、水平を向く方向に移動可能なものである。
図3A、図3Bに示すように、扉部23は、ガード部材12の凸形状(メンテナンスエリア22の上方)の上部に配備され、凸形状の箇所において、ガード部材12の水平を向く左右方向にスライドするものとされている。
扉部23は、ガード部材12の上部における凸形状の箇所を覆うように閉ざして閉鎖状態にすると共に、ガード部材12の上部のおよそ中央に略水平移動して、メンテナンスエリア22の上方を開いて開放状態にする構成である。
なお、本実施形態にかかる扉部23は引き戸のようなスライド式のドアとしているが、このスライド式のドアは当業者常法に基づいて構成されているので、この構成・形状について特に限定はしない。また、扉部23の開閉方向は、水平を向く方向であれば、如何なる方向でもよい。
以上本発明におけるガード部材12は、エンジン13及び、ラジエター16などエンジン13に関する付帯機器14、さらにエンジン13の側方に確保されたメンテナンスエリア22を、上方から覆うようにまとめて囲って、上部旋回体3上に配備される。つまり、ガード部材12は、エンジン13、付帯機器14、メンテナンスエリア22を一括して覆い、それらを覆った空間をエンジンルーム17とするものである。
このガード部材12は、平面視で、一方の側壁(作動油タンク18側の側壁)が外側へ凸形状とされたケース体であり、その凸形状の箇所はメンテナンスエリア22を囲っている領域である。また、ガード部材12に上部であって、凸形状に該当する箇所には、スライド扉(扉部23)が設けられている。
このスライド扉23は、上部旋回体3を構成し、且つエンジン13などの近傍に、左右側方から挟まれるように配備されているフレーム部材21の一方側から他方側に移動する、すなわち、外側に凸形状の箇所から反対方向(内側)に向かって移動して、メンテナンスエリア22を開放するものである。例えば、スライド扉23は、作動油タンク18側から離れてエンジン13の上方に移動して、メンテナンスエリア22を開くものである。
このように、エンジン13側方に設けられたメンテナンスエリア22をガード部材12で囲むことで確実に確保すると共に、作業者が進入可能な大きさの開口を備え、且つ水平方向に容易に開閉動作をすることができるスライド扉(扉部23)をガード部材12の上部に配備することで、マスト部材10が降下し、ガード部材12に近接して格納されている状態においても、メンテナンスエリア22の上方を完全に開放することが可能となり、作業者がメンテナンスエリア22に容易に進入できると共に、十分に広いスペースのメンテナンスエリア22内でエンジン13などのメンテナンス作業をスムーズに行うことができる。
また扉部23を、作業者がメンテナンスエリア22内に進入可能なスライド扉23としておくことで、作業者がガード部材12の上部でうつぶせ状態などの無理な姿勢で、エンジン13などのメンテナンス作業を行わなくて済む。
また、燃料フィルタ24や、ラジエター用の冷媒(冷却水)のリザーバタンク25等のメンテナンスが必要なエンジン13の補機類(付帯機器14)を、メンテナンスエリア22内における、ガード部材12の右側壁(作動油タンク18の左壁面)に集中して設置することができるので、メンテナンスエリア22内の1か所でメンテナンス作業を行うことができる。
さらに、本実施形態においては、ガード部材12の上部の扉部23を開放したまま、クレーン1の運転することも可能であるので、エンジン13のオーバーヒート対策となる。
なお、今回開示された各実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
特に、今回開示された各実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
例えば、扉部23が4点で支持される構造とされ、4点支持のうち、2点が回転自在の車輪構造とされ、他の2点が弾性体とされたスライド支持構造とされていてもよい。この構造により、扉部23の上面に作業者が搭乗した場合に、急激にスライド式の扉部23が移動して、作業者が滑って転倒してしまうことを防止することができる。
また、扉部23は、ガード部材12の上部に設けられた凹形状のフレームで支持され、凹形状のフレーム上を移動するようになっていてもよい。この凹形状のフレームは、ガード部材12に雨が降った時の雨どいの役目を果たすものとされていることが好ましい。また、車輪の転動面及び弾性体を凹形状フレームの底面より浮かすことにより、ごみや錆による噛み込みを防止する役目を果たすものとされていることが好ましい。
また、スライド式の扉部23は、アコーディオンカーテンのような機構でもよい。ガード部材12と作動油タンク18の間にある程度の空間があれば、ガード部材12の側壁に、スライド式の扉部23を設けてもよい。
本発明を説明する上でクローラクレーン1を例に挙げて説明したが、本発明の技術はエンジンなどの駆動部を覆うガード部材が配備されている建設機械に適用可能である。
1 移動式クレーン
2 下部走行体
2a クローラ
3 上部旋回体
4 キャブ
5 ブーム
6 ウインチ
7 カウンタウェイト
8 吊りロープ
9 フック装置
10 マスト部材
11 起伏ロープ
12 ガード部材
13 エンジン
14 付帯機器
15 ファン
16 ラジエター
17 エンジンルーム
18 作動油タンク
19 マフラー
20 自力脱着装置
21 フレーム部材
22 メンテナンスエリア
23 扉部
24 燃料フィルタ
25 リザーバタンク

Claims (3)

  1. 上部旋回体に駆動部とブームが配備されている移動式クレーンにおいて、
    前記駆動部の側方にメンテナンスエリアが設けられており、
    前記駆動部と前記メンテナンスエリアを囲む領域を上方から被さるように覆うガード部材が、前記上部旋回体上に配備され
    前記ブームを起伏させる際に用いられるマスト部材が、格納時に前記ガード部材の上方に倒れこんで収納される構成とされ、
    前記扉部は、前記マスト部材と前記ガード部材の上部との間を、水平を向く方向に移動可能なスライド扉とされている
    ことを特徴とする移動式クレーン。
  2. 前記ガード部材は、前記上部旋回体を構成するフレーム部材に、左右側方から挟まれるように配備されており、
    前記ガード部材の上部には、前記メンテナンスエリア内に進入可能な扉部が配備されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動式クレーン。
  3. 前記駆動部は、エンジンを含み、
    前記ガード部材は、エンジンを覆うエンジンガードとされている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の移動式クレーン。
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