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JP6594197B2 - 測定装置、測定方法、及びプログラム - Google Patents
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測定装置、測定方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、測定装置、測定方法、及びプログラムに関する。
携帯電話、スマートフォン等の端末装置は、800MHz帯、1.5GHz帯、2GHz帯等の周波数帯を使用して携帯電話基地局と無線通信を行う。
これらの周波数帯のうち、特に2GHz帯の電波は、衛星放送(CS)受信設備から漏洩する電波の周波数に近いため、端末装置と携帯電話基地局との間の通信に支障を与える場合がある。例えば、衛星放送の電波は、コンバータで中間周波数に変換され引込線により宅内に送られる。引込線の同軸ケーブルに手ひねりによる芯線接続や、接続箇所に芯線が剥ぎ出している部分があると、そこから中間周波数の電波が漏洩する。この漏洩電波が干渉電波として端末装置と携帯電話基地局との間の通信に支障をきたす。
CS放送受信設備から漏洩している電波が端末装置と携帯電話基地局との間の通信に支障をきたしているか否かを調べるには、携帯電話基地局からの電波によってカバーされるエリアで、作業員が、干渉電波を測定するためのアンテナとスペクトラムアナライザとを使用して、CS波特有の波形から干渉源を特定する。
携帯電話基地局から送信される電波の強度を測定する際に測定アンテナの姿勢を検出し、該測定アンテナの姿勢と、受信強度とを関連付けて記憶する測定装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012−199727号公報
CS放送受信設備から漏洩している電波が端末装置と携帯電話基地局との間の通信に支障をきたしているか否かを調べるには、作業員が、干渉電波を測定するためのアンテナとスペクトラムアナライザとを使用して、CS波特有の波形から干渉源を特定する。このため、仮に、建物の高層階の内部から外部へ電波が漏洩している場合には、作業員が使用するアンテナでは該電波を受信できない場合がある。この場合、該電波が端末装置と携帯電話基地局との間の通信に支障をきたしているか否かを判断することや、さらに該電波の発生源を特定するのは困難である。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、特定の周波数の電波の発生源を特定することを目的とする。
(1)本発明の一態様は、飛行体に搭載される測定装置であって、1又は複数のアンテナと、該1又は複数のアンテナによって受信される特定の周波数の電波の受信強度を測定する測定部と、前記測定装置の位置を測位する測位部と、前記特定の周波数の受信強度と前記測定装置の位置情報とを紐付けて記憶する記憶部と、前記測定部によって測定された前記特定の周波数の電波の受信強度が所定の閾値以上となった場合に、該閾値以上となったときの該特定の周波数の電波の受信強度と前記測位部によって測位された前記測定装置の位置情報とを紐付けて前記記憶部に記憶する制御を行う制御部とを有し、前記電波は、所定のチャンネル幅で送信される1又は複数のチャンネルの信号である、測定装置である。
(2)本発明の一態様は、上記(1)に記載の測定装置において、前記制御部は、前記測定部によって測定された前記特定の周波数の電波の受信強度が所定の閾値以上となった場合に、前記飛行体の方向を表す情報を前記記憶部に記憶する制御を行う、測定装置である。
(3)本発明の一態様は、上記(1)又は(2)に記載の測定装置において、前記制御部は、前記飛行体の方向を制御し、該飛行体の方向の制御にともなって測定される前記特定の周波数の電波の受信強度が最大となったときの該特定の周波数の電波の受信強度と該飛行体の方向及び前記測位部によって測位された前記測定装置の位置情報を取得する、測定装置である。
(4)本発明の一態様は、上記(1)又は(2)に記載の測定装置において、前記制御部は、前記飛行体に該飛行体の方向を制御させ、該飛行体の方向の制御にともなって測定される前記特定の周波数の電波の受信強度が最大となったときの該特定の周波数の電波の受信強度と該飛行体の方向及び前記測位部によって測位された前記測定装置の位置情報を取得する、測定装置である。
(5)本発明の一態様は、上記(1)から(4)のいずれか1項に記載の測定装置において、前記制御部は、前記特定の周波数の電波の受信強度と前記測位部によって測位された前記測定装置の位置情報とを紐付けて前記記憶部に記憶する制御を行う、測定装置である。
(6)本発明の一態様は、上記(1)から(5)のいずれか1項に記載の測定装置において、前記測定部によって前記特定の周波数の電波の受信強度が測定された場合に前記測定装置の周辺を撮像する撮像部を有し、前記制御部は、前記測定部によって前記特定の周波数の電波が測定された場合に前記撮像部によって撮像した前記測定装置の周辺の画像情報を前記記憶部に記憶する制御を行う、測定装置である。
(7)本発明の一態様は、上記(1)から(6)のいずれか1項に記載の測定装置において、前記記憶部に紐付けて記憶された前記特定の周波数の受信強度と前記測定装置の位置情報とを所定の宛先へ通知する通知部を有する、測定装置である。
(8)本発明の一態様は、飛行体に搭載される測定装置によって実行される測定方法であって、1又は複数のアンテナによって受信される特定の周波数の電波の受信強度を測定するステップと、前記測定装置の位置を測位するステップと、前記測定するステップによって測定された前記特定の周波数の電波の受信強度が所定の閾値以上となった場合に、該閾値以上となったときの該特定の周波数の電波の受信強度と前記測位するステップによって測位された前記測定装置の位置情報とを記憶するステップとを有し、前記電波は、所定のチャンネル幅で送信される1又は複数のチャンネルの信号である、測定方法である。
(9)本発明の一態様は、飛行体に搭載される測定装置に、1又は複数のアンテナによって受信される特定の周波数の電波の受信強度を測定させ、前記測定装置の位置を測位させ、前記測定された前記特定の周波数の電波の受信強度が所定の閾値以上となった場合に、該閾値以上となったときの該特定の周波数の電波の受信強度と前記測位された前記測定装置の位置情報とを記憶させ、前記電波は、所定のチャンネル幅で送信される1又は複数のチャンネルの信号である、プログラムである。
本発明の実施形態によれば、特定の周波数の電波の発生源を特定することができる。
本実施形態に係る測定装置によって測定される干渉電波の発生源の一例を示す図である。 本実施形態に係る測定装置が搭載される飛行体の一例を示す図である。 本実施形態に係る測定装置によって測定される干渉電波の波形の一例を示す図である。 本実施形態に係る測定装置を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る測定装置によって測定される対象となる範囲の一例を示す図である。 本実施形態に係る測定装置によって測定される電波の測定結果情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る測定装置の動作を示すフローチャートである。 本変形例に係る測定装置を示す機能ブロック図である。 本変形例に係る測定装置の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<測定装置によって測定される干渉電波の発生源>
図1は、本実施形態に係る測定装置によって測定される干渉電波の発生源の一例を示す。本実施形態に係る測定装置100は、飛行体200に搭載され、衛星放送(CS)受信設備から漏洩した電波を測定する。
例えば、図1に示されるように、高層ビル30の屋上に設置された衛星放送(CS)アンテナ10によって受信された電波は、コンバータで中間周波数に変換され引込線によって個宅内に送信される。個宅内に送信された電波は、ブースターによって増幅され、分配器によって分配されるが、引込線とブースターとの間の接続部及び引込線と分配器との間の接続部の両方又は一方から電波が漏洩することがある。
引込線とブースターとの間の接続部及び引込線と分配器との間の接続部の両方又は一方から漏洩する電波は、干渉電波として携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等の端末装置と携帯電話基地局との間の通信に支障をきたす場合がある。例えば、該電波と携帯電話基地局から端末装置へ送信される電波とが干渉する。その結果、端末装置と携帯電話基地局との間の通信が不安定になり、端末装置において発信や着信ができなくなること、通信中に切れてしまうこともある。
測定装置100を搭載した飛行体200は高層ビル30の周辺を飛行し、測定装置100は高層ビル30の周辺で所定の周波数帯の電波の受信強度(電波強度)を測定する。所定の周波数帯の電波の一例は、衛星放送(CS)アンテナ10によって受信され、且つコンバータで中間周波数に変換された電波、例えば、2GHz帯域の電波である。2GHz帯域の電波を測定することによって、測定装置100は、干渉源20から漏洩する干渉電波を観測できる。
そして、測定装置100は、干渉電波の電波強度と測定装置100の位置情報とを紐付けて記憶する。測定装置100を搭載した飛行体200は高い高度を飛行できるため、本実施形態に係る測定装置100は高層ビル30の高層階の内部から外部へ干渉電波が漏洩している場合等、作業員が使用するアンテナでは受信できない場所でも、干渉電波の受信強度を測定できる。
<飛行体の構成>
図2は、本実施形態に係る測定装置100が搭載される飛行体200の構成の一例を示す。この飛行体200は、測定装置100と、GPS受信部130と、撮像部140と、電波受信部150と、モータ160とを備えている。
GPS受信部130は、GPS(Global Positioning System)衛星によって送信される電波を受信する。このGPS衛星によって送信される電波には、この電波を受信した位置、つまり、飛行体200の位置を特定するための信号が含まれている。GPS受信部130は、GPS衛星によって送信される電波を受信すると、該電波をGPS信号SGに変換し、該GPS信号SGを測定装置100に出力する。
なお、本実施形態では、GPS受信部130によってGPS衛星が送信する電波が受信される場合について説明するが、GPS受信部130によって受信される電波はGPS衛星が送信する電波に限られない。例えば、GPS受信部130は、測位精度の高い準天頂衛星(Quasi−Zenith Satellites: QZS)等の全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System(s): GNSS)の人工衛星によって送信される電波を受信してもよい。この場合においても、GPS受信部130は、GNSS衛星によって送信される電波を受信すると、該電波をGNSS信号に変換し、該GNSS信号を測定装置100に出力する。
撮像部140は、飛行体200の周辺の風景を撮像する。撮像部140は、撮像した風景の画像を、周辺画像PICとして測定装置100に出力する。本実施形態では、撮像部140の撮像方向と飛行体200の機首方位HDGとが一致しているため、撮像部140は飛行体200の前方の風景を撮像する。
電波受信部150は、1又は複数のアンテナを備えており、該1又は複数のアンテナによって電波を受信する。電波受信部150によって受信される電波の一例は、衛星放送(CS)アンテナ10によって受信され、且つコンバータで中間周波数に変換された電波、例えば、2GHz帯域の電波(干渉電波)である。
図3は、電波受信部150によって受信される干渉電波の波形の一例を示す。図3において、横軸は周波数であり、縦軸は電波の受信強度である。干渉電波は、所定のチャンネル幅で送信される1又は複数のチャンネルの信号である。図3には、3個のチャンネルの信号が連続して放送されている場合に測定される波形の一例を示す。電波受信部150は、1又は複数のチャンネルの信号を受信すると、該1又は複数のチャンネルの信号を測定装置100へ出力する。
また、電波受信部150が複数のアンテナを備えている場合には、該複数のアンテナの各々は通信距離が異なるアンテナであってもよい。例えば、電波受信部150が、10メートルの感度を有するアンテナと、20メートルの感度を有するアンテナと、30メートルの感度を有するアンテナを備えていてもよい。通信距離が異なる複数のアンテナを備えることによって、該電波受信部150から1又は複数のチャンネルの信号を供給された測定装置100は、該1又は複数のチャンネルの信号を受信したアンテナを特定することによって該電波受信部150と干渉電波の発生源との間の距離を推定できる。
また、電波受信部150が複数のアンテナを備えている場合には、該複数のアンテナの各々は受信方位が相違するアンテナであってもよい。例えば、電波受信部150は、飛行体200の機首方位HDGを0度にした場合に、受信方位0度、受信方位120度、及び受信方位240度の3つのアンテナを備えるようにしてもよい。受信方位が相違する複数のアンテナを備えることによって、該電波受信部150から1又は複数のチャンネルの信号を供給された測定装置100は、複数のアンテナの各々によって受信された電波の受信強度に基づいて、受信強度が最も高いアンテナに対応する受信方位を求めることによって電波の受信方位を判定できる。
モータ160は、ロータRTを回転させることにより、飛行体200に揚力及び推進力を与える。本実施形態では、飛行体200は、モータ161−モータ164を備える。モータ161−モータ164の各々は、対応するロータRT1−ロータRT4を回転させる。各モータ160に供給する駆動電流を制御することにより、飛行体200の飛行高度、方位、進行方向を制御することができる。
本実施形態に係る測定装置100は、制御部110と、記憶部120とを備える。本実施形態に係る測定装置100の機能構成について、図4を参照して説明する。
<測定装置の構成>
図4は、本実施形態に係る測定装置100の機能構成の一例を示す。測定装置100は、上述したGPS受信部130と、撮像部140と、電波受信部150と、モータ160と接続される。
記憶部120は、不揮発性の半導体メモリ等によって構成され、測定位置情報201と、測定結果情報202と、プログラム203とが記憶される。この半導体メモリは、飛行体200から取り外せる可搬型のICメモリ等であってもよいし、飛行体200から取り外せないフラッシュROM等であってもよい。
測定位置情報201は、飛行体200が飛行して到着する目的地TGTを示す情報である。目的地TGTが設定されることによって、飛行体200は目的地TGTへ到着することができる。さらに、測定位置情報201に、飛行が禁止されている区域を表す情報が設定されていてもよい。このように構成することによって、飛行体200は飛行が禁止されている区域以外を飛行して、目的地TGTへ到着することができる。
また、測定位置情報201に、目的地TGTまでの飛行ルートが設定されていてもよい。このように構成することによって、飛行体200は、該飛行ルートを飛行して、目的地TGTへ到着することができる。さらに、測定位置情報201に設定される目的地TGTまでの飛行ルートは飛行が禁止されている区域以外の区域を経由するものであってもよい。このように構成することによって、飛行体200は、飛行が禁止されている区域以外の区域の飛行ルートを飛行して、目的地TGTへ到着することができる。
測定位置情報201は、飛行体200の飛行開始前に予め記憶部120に記憶されているのが好ましい。また、飛行体200の飛行しているときに、記憶部120に記憶される測定位置情報201の内容を通知し、測定装置100は、通知された測定位置情報201の内容を設定するようにしてもよい。
測定結果情報202は、測定装置100によって測定された結果を示す情報である。測定結果情報202については後述する。プログラム203は測定装置100の機能を実現させるプログラムである。また、プログラム203は、測定装置100の機能させることに加え、飛行体200の機能を実現させるものであってもよい。
制御部110は、中央演算処理装置(Central Processing Unit: CPU)によって構成される。CPUが、記憶部120に格納されたプログラム203を実行することによって、移動制御部101と、位置演算部102と、方位判定部1021と、電波強度測定部103と、記憶制御部104として機能する。
移動制御部101は、飛行体200の移動を制御する。具体的には、移動制御部101は、測定位置情報201に格納される飛行体200の目的地TGTの座標(緯度、経度、及び高度)と、位置演算部102によって演算される飛行体200の位置を表す情報(以下、「位置情報IP」という)とを比較することにより、目的地TGTまでの飛行ルートを演算し、設定する。目的地TGTの座標は、飛行体200の飛行前に予め記憶部120の測定位置情報201に記憶されている。ただし、移動制御部101は、測定位置情報201に飛行ルートが設定されている場合には、該飛行ルートを設定してもよい。
また、移動制御部101は、設定した飛行ルートに沿って飛行体200が飛行するようにモータ160の駆動電流DCを制御する。モータ160は、移動制御部101の制御によって回転する。このように構成することによって、飛行体200は、目的地TGTに向けて飛行ルートに沿って飛行することができる。すなわち、移動制御部101は、電波の受信強度を測定する位置を示す情報(測定位置情報201)に基づいて、飛行体200を測定位置に移動させる。
位置演算部102は、飛行体200の位置を求める。具体的には、位置演算部102は、GPS受信部130によって供給されるGPS信号SGを取得する。次に、位置演算部102は、GPS信号SGに基づいて、演算処理を行うことによって、飛行体200の位置情報IPを求める。この位置情報IPには、飛行体200の緯度、経度、及び高度が含まれている。位置演算部102は、位置情報IPを、移動制御部101と、記憶制御部104とに出力する。
なお、位置演算部102は、GPS信号SGに加えて、又はGPS信号SGに代えて、撮像部140によって出力される周辺画像PICに基づいて、飛行体200の位置を求めてもよい。この場合、位置演算部102には、既知の位置で撮像された1又は複数の風景画像の画像情報が記憶される。
位置演算部102は、該1又は複数の風景画像の画像情報と、撮像部140によって撮像された周辺画像PICとを比較し、1又は複数の風景画像のうち周辺画像PICに類似するものを選択する。そして、選択した風景画像が撮像された位置を求める。このように構成することによって、位置演算部102は、GPS衛星からの電波を受信できない状況であっても、位置を求めることができる。
また、位置演算部102は、気圧計や高度計等により、飛行体200の高度を演算してもよい。
また、位置演算部102は、方位判定部1021を備える。方位判定部1021は、電波受信部150が備える1又は複数のアンテナによって干渉電波が受信された方位を判定する。具体的には、位置演算部102は、GPS受信部130によって供給されるGPS信号SGに基づいて、飛行体200の機首方位HDGを演算する。方位判定部1021には、電波受信部150が備える1又は複数のアンテナの各々の受信方位と、飛行体200の機首方位HDGとが紐付けられて予め記憶されている。
例えば、電波受信部150が備える1又は複数のアンテナが飛行体200の正面方向の受信感度が高い指向特性を有する場合には、1又は複数のアンテナの受信方位と、飛行体200の機首方位HDGとが一致する。すなわち、電波受信部150が備える1又は複数のアンテナが飛行体200の正面向きに取り付けられている場合には、1又は複数のアンテナの受信方位と、飛行体200の機首方位HDGとが一致する。この場合、方位判定部1021は、機首方位HDGを1又は複数のアンテナの方位として判定する。方位判定部1021は、演算した機首方位HDGの角度θを表す情報を記憶制御部104に出力する。
なお、位置演算部102は、方位判定部1021によって判定されるアンテナの受信方位に代えて、又はアンテナの受信方位に加えて、電波強度測定部103によって測定される干渉電波の飛行体200に対する受信方位を判定してもよい。この場合、位置演算部102は、電波強度測定部103によって測定された電波強度を表す情報を取得する。また、位置演算部102は、単に飛行体200の方位、例えば、機首方位HDGを判定してもよい。
また、電波受信部150が、受信方位が各々相違する複数のアンテナを備えている場合、方位判定部1021は、電波受信部150が受信した電波の強度が最も強い方位を判定するようにしてもよい。この場合、記憶制御部104は、方位判定部1021によって判定された電波の強度が最も強い方位を表す情報を、電波が受信された方位を表す情報として電波強度情報IRと紐付けて記憶部120の測定結果情報202に記憶させる。
また、電波受信部150が、通信距離が各々相違する複数のアンテナを備えている場合、方位判定部1021は、電波受信部150によって干渉電波を受信したアンテナを特定することによって測定装置100と干渉電波の発生源との間の距離を推定するようにしてもよい。この場合、記憶制御部104は、方位判定部1021によって推定された測定装置100と干渉電波の発生源との間の距離を表す情報を電波強度情報IRと紐付けて記憶部120の測定結果情報202に記憶させる。
また、本実施形態では、位置演算部102は、GPS信号SGに基づいて方位を判定する場合について説明したが、これに限られない。飛行体200にジャイロセンサーを備え、測定装置100は該ジャイロセンサーによって慣性航法による測位を行うように構成してもよい。また、飛行体200に方位センサー、磁気コンパス等を備え、測定装置100は、方位センサー、磁気コンパス等によって得られる情報に基づいて、方位を判定するように構成してもよい。
なお、電波受信部150が備える1又は複数のアンテナの受信方位と、飛行体200の機首方位HDGとが一致しない場合には、方位判定部1021は、1又は複数のアンテナの受信方位と、位置演算部102が演算する機首方位HDGとの間の差分等の演算結果に基づいて電波の受信方位を推定するようにしてもよい。
電波強度測定部103は、電波受信部150によって供給される受信信号SRの振幅等の受信信号の特徴に基づいて、電波受信部150によって受信された電波の受信強度を測定する。電波強度測定部103は、測定した電波の受信強度を示す電波強度情報IRを記憶制御部104に出力する。すなわち、電波強度測定部103は、測定位置における、干渉電波の受信強度を測定する。
記憶制御部104は、位置演算部102によって供給される位置情報IPと、方位判定部1021によって供給される機首方位HDGの角度θ等の飛行体200の方位を表す情報と、電波強度測定部103によって測定された電波強度情報IRとを紐付けて、記憶部120の測定結果情報202に記憶させる。
なお、記憶制御部104は、方位判定部1021によって各アンテナによって受信された電波の強度順に、電波が受信された方位を電波強度情報IRに各々紐付けて、記憶部120の測定結果情報202に記憶させてもよい。具体的には、記憶制御部104は、電波の受信強度が最も強い方位と、電波の強度が次に強い方位と、電波の強度が次に強い方位とを、電波強度情報IRに各々紐付けて、記憶部120の測定結果情報202に記憶させてもよい。
記憶制御部104は、測定位置情報201と、位置情報IPと、電波強度情報IRとに基づいて測定結果情報202を作成し、該測定結果情報202を記憶部120に記憶させる。
また、記憶制御部104は、位置演算部102によって供給される位置情報IPと、記憶部120に記憶されている測定位置情報201とを比較して、飛行体200が目的地TGT、すなわち測定位置に到達したか否かを判定する。
記憶制御部104は、飛行体200が目的地TGTに到達したと判定した場合には、位置情報IPと、電波強度情報IRとを紐付けて、記憶部120の測定結果情報202に記憶させる。すなわち、記憶制御部104は、飛行体200の位置を表す位置情報と、電波強度測定部103によって測定された電波の強度を示す情報とを対応付けて記憶部120に記憶させる。
<測定位置(目的地TGT)への移動>
図5は、本実施形態に係る測定装置100によって測定の対象となる範囲MOAの一例を示す。測定装置100は、衛星放送(CS)受信設備から漏洩した電波の受信強度を測定する。高層ビル30の側面の近傍位置が、飛行体200の目的地TGTとして定められる。目的地TGTは、測定装置100の記憶部120に測定位置情報201として予め記憶される。本実施形態では、目的地TGTは、基地局BSから所定の距離dstだけ離れた位置に定められている。
飛行体200は、車両等に積載されて目的地TGTの付近の発着位置PDまで運搬される。飛行体200は、GPS衛星によって送信される電波を受信すると、該電波によって示される位置情報に基づいて、発着位置PDから目的地TGTに向けて飛行ルートFRを飛行する。
なお、飛行体200は、目的地TGTまで運搬される場合もありうる。この場合には、飛行体200は、該目的地TGTにおいて飛行を開始し、電波の受信強度の測定を行う。
<測定範囲の具体例>
飛行体200は、目的地TGTに到着すると、測定装置100によって電波の受信強度の測定を開始する。ここで、飛行体200は、目的地TGTの周囲の所定の範囲である測定対象範囲MOAにおいて、電波の受信強度を測定する。例えば、飛行体200は、測定対象範囲MOA内の各測定ポイントにおいて、電波の受信強度を測定する。本実施形態では、測定対象範囲MOAは、目的地TGTの位置を中心軸CLにした半径r、高さhの円筒状の領域として定められている。また、一例として、測定対象範囲MOAの測定ポイントとして、測定ポイントP010と、測定ポイントP011とが定められている。
飛行体200は、測定対象範囲MOA内を移動し、各測定ポイントにおいて電波強度を測定し、結果ID、基地局ID、電波強度、位置情報、撮像画像等を互いに紐付けて、測定結果情報202として記憶部120に記憶させる。この測定結果情報202の具体例について、図6を参照して説明する。
<測定結果の具体例>
図6は、本実施形態に係る測定装置100によって測定される測定結果情報202の一例を示す。測定結果情報202には、結果ID、電波強度、位置情報、方位情報、及び撮像画像が含まれる。
結果IDは、測定結果の識別情報である。測定装置100の記憶制御部104は、測定ポイントにおいて電波の受信強度を測定する毎に、測定結果に結果IDを付与する。例えば、記憶制御部104は、測定ポイントP010における測定結果に「P010」を結果IDとして付与する。
測定結果情報202における電波強度は、測定ポイントにおいて受信された電波の受信強度を示す情報である。本実施形態では、測定ポイントP010において受信された電波の受信強度が、−89[dBm]である。また、測定ポイントP011において受信された電波の受信強度が、−85[dBm]である。つまり、本実施形態では、測定ポイントP011において受信された電波の方が、測定ポイントP010において受信された電波よりも受信強度が強いことを示している。
測定結果情報202における位置情報とは、測定ポイントの位置を示す情報である。測定ポイントの位置は、緯度、経度、及び高度によって示される。本実施形態では、測定ポイントP010が北緯N、東経E、高度Hによって示される。
また、測定ポイントにおける電波受信部150によって受信された電波の受信方位、電波受信部150のアンテナの方位、又は飛行体200の機首方位HDGに基づいて、演算処理を行うことにより電波の到来方向を演算することができる場合がある。この場合には、測定結果情報202に含まれる方位を示す情報に基づいて、電波の到来方向を演算する。例えば、測定ポイントにおける電波の到来方向が、北の方位DNを基準にした角度θによって示される。また、例えば、干渉源20から漏洩している干渉電波が到来している場合、測定ポイントにおける電波の到来方向は、角度θ1によって示される。
なお、本実施形態では干渉電波の到来方向を水平方向の角度によって示しているが、垂直方向の角度によって示されてもよい。つまり、測定結果情報202における位置情報が、測定ポイントにおける電波受信部150のアンテナの水平方向の角度及び垂直方向の角度を示す情報であってもよい。
なお、測定装置100は、ある測定ポイントにおいて、複数の干渉電波を受信している場合がある。この場合には、測定装置100は、ある測定ポイントにおける最大強度を示す干渉電波について測定結果を残してもよく、受信したそれぞれの干渉電波について個別に測定結果を残してもよい。
例えば、図6に示す測定結果情報202のうち、結果ID「P010」は、図5に示す測定ポイントP010において、干渉電波が最も強かったことを示す。つまり、結果ID「P010」の測定結果とは、測定ポイントP010において受信した干渉電波のうち、最大強度を示す干渉電波についての測定結果である。
また、図6に示す測定結果情報202のうち、結果ID「P020」、「P021」、及び「P022」は、図5に示す測定ポイントP02において、3つの干渉電波をそれぞれ受信したことを示す。つまり、結果ID「P020」、「P021」、及び「P022」の測定結果とは、測定ポイントP02における、複数の干渉電波について、個別に測定された測定結果である。
測定結果情報202における撮像画像とは、測定ポイントにおいて撮像部140が撮像した画像である。つまり、この撮像画像とは、測定ポイントの周囲の風景の画像である。
なお、撮像部140の撮像方向と、電波受信部150のアンテナの方位とが一致している場合には、この撮像画像は、干渉電波の到来方向、例えば干渉電波の発生源を示す。
また、撮像部140の撮像方向と、電波受信部150のアンテナの方位とが一致していない場合であっても、測定装置100が、撮像画像と、撮像部140の撮像方向とを対応付けて測定結果情報202として記憶させることにより、撮像画像が飛行体200の周辺のいずれの方向を撮像した画像であるかを判定することができる。また、測定装置100は、ある測定ポイントにおける測定結果を測定結果情報202として記憶させる場合に、該測定ポイントにおける電波の到来方向に撮像部140の撮像方向を向けて撮像してもよい。このように構成しても、測定装置100は、電波の到来方向の風景を示す撮像画像を、測定結果情報202として記憶させることができる。
また、測定結果情報202に、測定ポイントにおいて電波の受信強度を測定した日時等の測定した時間を表す情報が含まれてもよい。
<測定の終了>
測定装置100は、目的地TGTにおける測定対象範囲MOA内の各測定ポイントにおいて電波強度の測定が終了した場合には、その目的地TGTにおける測定を終了する。測定が終了すると、測定装置100の移動制御部101は、図5に示す目的地TGTから発着位置PDに飛行体200を移動させる。このように構成することにより、測定装置100は、飛行体200を発着位置PDから目的地TGTに移動させて電波強度を測定し、測定が終了すれば飛行体200を元の発着位置PDに帰還させることができる。本実施形態に係る測定装置100によれば、飛行体200による電波強度の測定を自動化することができる。
なお、飛行体200の各部は、不図示のバッテリによって駆動される。測定装置100は、このバッテリの残量が所定の判定しきい値未満になった場合には、電波の強度の測定が終了したか否かにかかわらず、その目的地TGTにおける測定を終了するようにしてもよい。
また、バッテリ残量の判定しきい値は、測定対象範囲MOA内の測定ポイント数、飛行距離、飛行時間等に基づいて定められていてもよい。また、測定装置100は、測定対象範囲MOA内の測定ポイント数、飛行距離、飛行時間等に基づいてバッテリ残量の判定しきい値を演算してもよい。この場合、測定装置100は、測定対象範囲MOA内の測定ポイント数、飛行距離、飛行時間等に基づいて演算された判定しきい値と、バッテリ残量とを比較することにより、その目的地TGTにおける測定を終了する。
このように構成することにより、測定装置100は、測定途中すなわち飛行体200の飛行中において、バッテリ残量が不足する前に、飛行体200を着陸させることができる。また、測定装置100は、バッテリ残量不足によって生じる、飛行体200の落下による破損や、測定データの消滅等を抑止することができる。
なお、飛行体200が発着位置PDに帰還後に、測定装置100の記憶部120に記憶されている測定結果情報202を解析装置に読み出すこともできる。この場合、記憶部120は、メモリーカード等の可搬媒体であってもよい。
<解析装置>
解析装置は、測定結果情報202に含まれる飛行体200の位置情報と、方位情報と、電波強度情報とに基づいて、演算処理を行うことによって目的地TGT、すなわち測定位置における電波の強度分布を演算する。具体的には、解析装置は、測定装置100の記憶部120から、複数の位置における測定結果情報202を読み出す。また、解析装置は、読み出した測定結果情報202に含まれる複数の位置のそれぞれの位置情報と、方位情報と、電波強度情報とに基づいて、電波の強度分布を演算する。そして、解析装置は、電波の強度分布に基づいて、干渉電波の発生源を特定する。例えば、解析装置は、電波の強度分布に基づいて、電波強度が最も高い位置を干渉電波の発生源として特定するようにしてもよい。
また、飛行体200の飛行中において、測定装置100は、解析装置に対して測定結果情報202を無線送信してもよい。つまり、測定装置100は、測定結果情報202を記憶部120に記憶させることなく、又は測定結果情報202を記憶部120に記憶させるとともに、測定結果情報202を無線通信によって解析装置等の他の装置に送信してもよい。
また、飛行体200が自動飛行しながら、特定の周波数の電波の受信強度を測定し、該特定の周波数の電波の受信強度が閾値以上であることによって高いと判定した場合には、飛行体200は、該電波の受信強度を測定した場所でホバリングするようにしてもよい。そして、飛行体200は、無線通信によって解析装置等の他の装置へ測定結果情報202を送信してもよい。さらに、飛行体200は、他の装置へ測定結果情報202を送信した後に、自動飛行から遠隔操作モードへ移行するようにしてもよい。この場合、飛行体200を操作する者は、該飛行体200を遠隔で操作し、特定の周波数の電波の受信強度が高い場所の周辺の動画や静止画の撮像を指示する。飛行体200は、操作する者が指示した動作を行うことによって撮像した動画や静止画を他の装置へ送信するようにしてもよい。このように構成することによって、解析装置等の他の装置は、測定結果情報202に加え、特定の周波数の電波の受信強度が高い場所の周辺の動画や静止画を受信することができる。
測定結果情報202を無線通信によって他の装置に送信する場合、測定装置100は、例えば、赤外線通信(Infrared Data Association: IrDA)等の近距離無線通信を行う近距離無線通信部を備えていてもよい。測定装置100は、近距離無線通信部により解析装置に対して測定結果情報202を送信する。
このように構成することによって、測定装置100は、飛行体200が発着位置PDに帰還する前に測定結果情報202を解析装置に送信することができる。赤外線通信によって測定結果情報202を送信することによって、携帯電話によって使用される電波によって測定結果情報202を解析装置に送信する場合に比べ、測定装置100によって測定される電波の受信強度の測定結果への影響を低減することができる。
なお、測定装置100が飛行体200の外部に測定結果情報202を送信する通信の種類は赤外線通信に限られない。例えば、測定装置100は、可視光による通信や、携帯電話によって使用される電波による通信によって解析装置に対して測定結果情報202を送信してもよい。また、測定装置100は、有線通信によって解析装置に対して測定結果情報202を送信してもよい。
また、測定装置100は、飛行体200が飛行する時間帯に応じた電波の受信状態を測定するようにしてもよい。例えば、特定の時間帯に生じるノイズ等の影響により、電波の受信状態が特定の時間帯に悪化するような場合がある。このような場合に、飛行体200が周期的に飛行しつつ測定装置100が電波の受信状態を測定することにより、電波の受信状態が悪化する時間帯を把握することができる。
<測定装置100の動作>
図7は、本実施形態に係る測定装置100の動作を示す。
測定装置100を搭載した飛行体200は、端末装置と携帯電話基地局との間の通信に支障をきたす干渉電波の発生源が存在すると想定される高層ビル30の周辺へ到着し、高層ビル30の周辺を飛行する。
ステップS702では、測定装置100の電波強度測定部103は、電波受信部150によって受信された電波の波形が図3に示されるような1又は複数のチャンネルの信号に該当する場合には干渉電波と判定し、該干渉電波の受信強度を測定する。例えば、電波強度測定部103は、電波受信部150によって受信された電波の波形を認識し、干渉電波の特徴である1又は複数のチャンネルの信号に類似するか否かを判定するようにしてもよい。電波受信部150によって受信された電波の波形が1又は複数のチャンネルの信号に類似すると判定された場合、電波強度測定部103は、干渉電波の受信強度を表す情報を記憶制御部104へ入力する。
ステップS704では、測定装置100の位置演算部102は、飛行体200の位置を測位する。位置演算部102は、飛行体200の位置を表す情報を記憶制御部104へ入力する。ここで、測定装置100の方位判定部1021は、電波が受信された方位を判定するようにしてもよい。この場合、方位判定部1021は、電波が受信された方位を表す情報を記憶制御部104へ入力する。さらに、測定装置100の位置演算部102は、電波が受信されたときに撮像部140によって撮像された画像を取得するようにしてもよい。この場合、位置演算部102は、撮像部140から取得した画像の画像情報を記憶制御部104へ入力する。
ステップS706では、測定装置100の記憶制御部104は、記憶部120の測定結果情報202へ、電波強度を表す情報と、位置を表す情報とを紐付けて記憶する。さらに、記憶制御部104は、方位判定部1021によって電波が受信された方位を表す情報が入力された場合には、該方位を表す情報と、電波強度を表す情報と、位置を表す情報とを紐付けて記憶する。さらに、記憶制御部104は、位置演算部102によって撮像された画像の画像情報が入力された場合には、該画像の画像情報と、方位を表す情報と、電波強度を表す情報と、位置を表す情報とを紐付けて記憶する。
本実施形態に係る測定装置100において、電波強度測定部103は移動制御部101に飛行体200の方向を変化させるように制御させて、電波強度測定部103は電波強度を測定するようにしてもよい。また、電波強度測定部103は、飛行体200の方向を変化させる代わりに、又は飛行体200の方向を変化させるとともに、電波受信部150にアンテナの向きを変化させて、電波強度測定部103は電波強度を測定するようにしてもよい。
本実施形態に係る測定装置100において、移動制御部101、及び位置演算部102は測定装置100の外部に設けられてもよい。この場合、電波強度測定部103は、移動制御部101に対して飛行体200の方向を変化させる命令を入力するようにしてもよい。
本実施形態に係る測定装置によれば、該測定装置が搭載された飛行体が、端末装置と携帯電話基地局との間の通信に支障をきたす干渉電波が漏洩すると想定される高層ビルの側面の周辺を飛行することによって、測定装置は電波の受信強度と、該電波を受信したときの位置とを測定できる。そして、測定装置は、電波の受信強度を表す情報と、該電波を受信したときの位置を表す情報とを紐付けて記憶できる。このように構成することによって、解析装置は、電波の受信強度と、該電波を受信したときの位置に基づいて、干渉電波の発生源を特定できる。
また、測定装置は特定の周波数の電波の受信強度と、該特定の周波数の電波を受信したときの位置とを測定するようにしてもよい。そして、測定装置は、特定の周波数の電波の受信強度を表す情報と、該特定の周波数の電波を受信したときの位置を表す情報とを紐付けて記憶できる。このように構成することによって、解析装置は、干渉電波の発生源に限らず、違法電波等の特定の周波数の電波の発生源を特定できる。
さらに、測定装置は、電波が受信された方位を測定し、該電波が受信された方位を表す情報を、電波の受信強度を表す情報と、該電波を受信したときの位置を表す情報と紐付けて記憶するようにしてもよい。このように構成することによって、解析装置は、電波の受信強度と、該電波を受信したときの位置と、電波が受信された方位とに基づいて、干渉電波の発生源を特定できる。
さらに、測定装置は、電波が受信されたときに撮像された画像を取得し、該撮像された画像の画像情報を、電波の受信強度を表す情報と、該電波を受信したときの位置を表す情報とを紐付けて記憶するようにしてもよい。このように構成することによって、解析装置は、電波の受信強度と、該電波を受信したときの位置と、電波が受信されたときに撮像部140によって撮像された画像に基づいて、干渉電波の発生源を特定できる。
<変形例>
本変形例に係る測定装置によって測定される干渉電波の発生源の一例は、図1を適用できる。本変形例に係る測定装置300は、飛行体200に搭載され、衛星放送(CS)受信設備から漏洩した電波を測定する。そして、測定装置300は、干渉電波の受信強度が所定の閾値以上となった場合に、該閾値以上となったときの該干渉電波の受信強度と測定装置300の位置を表す情報とを紐付けて記憶する。
干渉電波の受信強度が所定の閾値以上となった場合に、該閾値以上となったときの該干渉電波の受信強度と測定装置300の位置を表す情報とを紐付けて記憶することによって、記憶する情報量を減少させることができるため、本変形例に係る測定装置300は、第1の実施形態に係る測定装置100と比較して記憶部120の容量を減少させることができる。
本変形例に係る測定装置300が搭載される飛行体200の構成の一例は、図2を適用できる。
<測定装置の構成>
図8は、本実施形態に係る測定装置300の機能構成の一例を示す。測定装置300は、上述したGPS受信部130と、撮像部140と、電波受信部150と、モータ160と接続される。
記憶部320は、不揮発性の半導体メモリ等によって構成され、測定位置情報401と、測定結果情報402と、プログラム403とが記憶される。この半導体メモリは、飛行体200から取り外せる可搬型のICメモリ等であってもよく、飛行体200から取り外せないフラッシュROM等であってもよい。
測定位置情報401は上述した測定位置情報201を適用できる。
測定結果情報402は、測定装置300によって測定された結果を示す情報である。測定結果情報402については後述する。プログラム403は測定装置300を測定装置300として機能させるプログラムである。また、プログラム403は、測定装置300を測定装置300として機能させることに加え、飛行体200を飛行体200として機能させるものであってもよい。
制御部310は、CPUによって構成され、記憶部320に格納されたプログラム403を実行することによって、移動制御部301と、位置演算部302と、方位判定部3021と、電波強度測定部303と、記憶制御部304として機能する。
移動制御部301、位置演算部302、方位判定部3021、及び電波強度測定部303は、上述した移動制御部101、位置演算部102、方位判定部1021、及び電波強度測定部103を適用できる。
記憶制御部304は、電波強度測定部303によって測定された電波強度情報IRによって表される電波強度が所定の閾値以上である場合に、該電波強度情報IRと、位置演算部302によって供給される位置情報IPと、方位判定部3021によって供給された機首方位HDGの角度θ等の飛行体200の方位を表す情報とを紐付けて、記憶部320の測定結果情報402に出力する。
なお、記憶制御部304は、電波強度測定部303によって測定された電波強度情報IRによって表される電波強度が所定の閾値以上である場合に、方位判定部3021によって電波が受信された方位が判定されるときに使用された各アンテナによって受信された電波の受信強度順に、電波が受信された方位を電波強度情報IRに各々紐付けて、記憶部320の測定結果情報402に記憶させてもよい。具体的には、記憶制御部304は、電波の電波強度が最も強い方位と、電波の受信強度が次に強い方位と、電波の受信強度が次に強い方位とを、電波強度情報IRに各々紐付けて、記憶部320の測定結果情報402に記憶させてもよい。
記憶制御部304は、測定位置情報401と、位置情報IPと、電波強度情報IRとに基づいて測定結果情報402を作成し、該測定結果情報402を記憶部320に記憶させる。具体的には、記憶制御部304は、位置演算部302によって供給される位置情報IPと、記憶部320に記憶されている測定位置情報401とを比較して、飛行体200が目的地TGT、すなわち測定位置に到達したか否かを判定する。
記憶制御部304は、飛行体200が目的地TGTに到達したと判定した場合には、位置情報IPと、電波強度情報IRとを紐付けて、記憶部320の測定結果情報402に記憶させる。すなわち、記憶制御部304は、飛行体200の位置を表す位置情報と、電波強度測定部303によって測定された電波の強度を示す情報とを対応付けて記憶部320に記憶させる。
<測定装置300の動作>
図9は、測定装置300の動作を示す。
測定装置300を搭載した飛行体200は、端末装置と携帯電話基地局との間の通信に支障をきたす干渉電波の発生源が存在すると想定される高層ビル30の周辺へ到着し、高層ビル30の周辺を飛行する。
ステップS902では、測定装置300の電波強度測定部303は、電波受信部150によって受信された電波の波形が図3に示されるような1又は複数のチャンネルの信号に該当する場合には干渉電波と判定し、干渉電波の受信強度を測定する。例えば、電波強度測定部303は、電波受信部150によって受信された電波の波形を認識し、干渉電波の特徴である1又は複数のチャンネルの信号に類似するか否かを判定するようにしてもよい。電波受信部150によって受信された電波の波形が1又は複数のチャンネルの信号に類似すると判定された場合、電波強度測定部303は、干渉電波の受信強度を表す情報を記憶制御部304へ入力する。
ステップS904では、測定装置300の位置演算部302は、飛行体200の位置を測位する。位置演算部302は、飛行体200の位置を表す情報を記憶制御部304へ入力する。ここで、測定装置300の方位判定部3021は、電波が受信された方位を判定するようにしてもよい。この場合、方位判定部3021は、電波が受信された方位を表す情報を記憶制御部304へ入力する。さらに、測定装置300の位置演算部302は、電波が受信されたときに撮像部340によって撮像された画像を取得するようにしてもよい。この場合、位置演算部302は、撮像部140から取得した画像の画像情報を記憶制御部104へ入力する。
ステップS906では、測定装置300の記憶制御部304は、電波強度測定部303によって供給された干渉電波の電波強度が閾値以上であるか否かを判定する。干渉電波の電波強度が閾値未満である場合には、ステップS902へ戻る。
ステップS908では、測定装置300の記憶制御部304は、電波強度測定部303によって供給された干渉電波の受信強度が閾値以上である場合、記憶部320の測定結果情報402へ、受信強度を表す情報と、位置を表す情報とを紐付けて記憶する。さらに、記憶制御部304は、方位判定部3021によって電波が受信された方位を表す情報が入力された場合には、該方位を表す情報を紐付けて記憶する。さらに、記憶制御部304は、位置演算部302によって撮像された画像の画像情報が入力された場合には、該画像の画像情報を紐付けて記憶する。
本実施形態に係る測定装置300において、電波強度測定部303は移動制御部301に飛行体200の方向を変化させるように制御させて、電波強度測定部303は電波強度を測定するようにしてもよい。また、電波強度測定部303は、飛行体200の方向を変化させる代わりに、又は飛行体200の方向を変化させるとともに、電波受信部150にアンテナの向きを変化させるように制御させて、電波強度測定部303は電波強度を測定すて測定するようにしてもよい。
本実施形態に係る測定装置300において、移動制御部301、及び位置演算部302は測定装置300の外部に設けられてもよい。この場合、電波強度測定部303は、移動制御部301に対して飛行体200の方向を変化させる命令を入力するようにしてもよい。
本実施形態に係る測定装置によれば、該測定装置が搭載された飛行体が、端末装置と携帯電話基地局との間の通信に支障をきたす干渉電波が漏洩すると想定される高層ビルの側面の周辺を飛行することによって、測定装置は電波の受信強度が所定の閾値以上である場合に該受信強度と、該電波を受信したときの位置とを測定できる。そして、測定装置は、電波の受信強度を表す情報と、該電波を受信したときの位置を表す情報とを紐付けて記憶できる。このように構成することによって、解析装置は、電波の受信強度と、該電波を受信したときの位置に基づいて、干渉電波の発生源を特定できる。
また、測定装置は特定の周波数の電波の受信強度が所定の閾値以上である場合に該特定の周波数の電波の受信強度と、該特定の周波数の電波を受信したときの位置とを測定するようにしてもよい。そして、測定装置は、特定の周波数の電波の受信強度を表す情報と、該特定の周波数の電波を受信したときの位置を表す情報とを紐付けて記憶できる。このように構成することによって、解析装置は、干渉電波の発生源に限らず、違法電波等の特定の周波数の電波の発生源を特定できる。
さらに、測定装置は、電波が受信された方位を測定し、該電波が受信された方位を表す情報を、電波の受信強度を表す情報と、該電波を受信したときの位置を表す情報と紐付けて記憶するようにしてもよい。このように構成することによって、解析装置は、電波の受信強度と、該電波を受信したときの位置と、電波が受信された方位とに基づいて、干渉電波の発生源を特定できる。
さらに、測定装置は、電波が受信されたときに撮像された画像を取得し、該撮像された画像の画像情報を、電波の受信強度を表す情報と、該電波を受信したときの位置を表す情報と紐付けて記憶するようにしてもよい。このように構成することによって、解析装置は、電波の受信強度と、該電波を受信したときの位置と、電波が受信されたときに撮像部140によって撮像された画像に基づいて、干渉電波の発生源を特定できる。
なお、上述の各装置は内部にコンピュータを有している。そして、上述した各装置の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
上述した実施形態において、電波受信部150が備えるアンテナはアンテナの一例であり、電波強度測定部103及び電波強度測定部303は測定部及び制御部の一例であり、位置演算部102及び位置演算部302は測位部の一例であり、記憶制御部104及び記憶制御部304は制御部の一例であり、記憶部120及び記憶部320は記憶部の一例である。さらに、撮像部140は撮像部の一例である。
本発明は特定の実施形態、変形例を参照しながら説明されてきたが、各実施形態、変形例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施形態に従った装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
100…測定装置
101…移動制御部
102…位置演算部
103…電波強度測定部
104…記憶制御部
110…制御部
120…記憶部
130…GPS受信部
140…撮像部
150…電波受信部
160…モータ
200…飛行体
201…測定位置情報
202…測定結果情報
203…プログラム
300…測定装置
301…移動制御部
302…位置演算部
303…電波強度測定部
304…記憶制御部
310…制御部
320…記憶部
401…測定位置情報
402…測定結果情報
403…プログラム

Claims (9)

  1. 飛行体に搭載される測定装置であって、
    1又は複数のアンテナと、
    該1又は複数のアンテナによって受信される特定の周波数の電波の受信強度を測定する測定部と、
    前記測定装置の位置を測位する測位部と、
    前記特定の周波数の受信強度と前記測定装置の位置情報とを紐付けて記憶する記憶部と、
    前記測定部によって測定された前記特定の周波数の電波の受信強度が所定の閾値以上となった場合に、該閾値以上となったときの該特定の周波数の電波の受信強度と前記測位部によって測位された前記測定装置の位置情報とを紐付けて前記記憶部に記憶する制御を行う制御部と
    を有し、
    前記電波は、所定のチャンネル幅で送信される1又は複数のチャンネルの信号である、測定装置。
  2. 前記制御部は、前記測定部によって測定された前記特定の周波数の電波の受信強度が所定の閾値以上となった場合に、前記飛行体の方向を表す情報を前記記憶部に記憶する制御を行う、請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記制御部は、前記飛行体の方向を制御し、該飛行体の方向の制御にともなって測定される前記特定の周波数の電波の受信強度が最大となったときの該特定の周波数の電波の受信強度と該飛行体の方向及び前記測位部によって測位された前記測定装置の位置情報を取得する、請求項1又は請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記制御部は、前記飛行体に該飛行体の方向を制御させ、該飛行体の方向の制御にともなって測定される前記特定の周波数の電波の受信強度が最大となったときの該特定の周波数の電波の受信強度と該飛行体の方向及び前記測位部によって測位された前記測定装置の位置情報を取得する、請求項1又は請求項2に記載の測定装置。
  5. 前記制御部は、前記特定の周波数の電波の受信強度と前記測位部によって測位された前記測定装置の位置情報とを紐付けて前記記憶部に記憶する制御を行う、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の測定装置。
  6. 前記測定部によって前記特定の周波数の電波の受信強度が測定された場合に前記測定装置の周辺を撮像する撮像部
    を有し、
    前記制御部は、前記測定部によって前記特定の周波数の電波が測定された場合に前記撮像部によって撮像した前記測定装置の周辺の画像情報を前記記憶部に記憶する制御を行う、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の測定装置。
  7. 前記記憶部に紐付けて記憶された前記特定の周波数の受信強度と前記測定装置の位置情報とを所定の宛先へ通知する通知部
    を有する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の測定装置。
  8. 飛行体に搭載される測定装置によって実行される測定方法であって、
    1又は複数のアンテナによって受信される特定の周波数の電波の受信強度を測定するステップと、
    前記測定装置の位置を測位するステップと、
    前記測定するステップによって測定された前記特定の周波数の電波の受信強度が所定の閾値以上となった場合に、該閾値以上となったときの該特定の周波数の電波の受信強度と前記測位するステップによって測位された前記測定装置の位置情報とを記憶するステップと
    を有し、
    前記電波は、所定のチャンネル幅で送信される1又は複数のチャンネルの信号である、測定方法。
  9. 飛行体に搭載される測定装置に、
    1又は複数のアンテナによって受信される特定の周波数の電波の受信強度を測定させ、
    前記測定装置の位置を測位させ、
    前記測定された前記特定の周波数の電波の受信強度が所定の閾値以上となった場合に、該閾値以上となったときの該特定の周波数の電波の受信強度と前記測位された前記測定装置の位置情報とを記憶させ
    前記電波は、所定のチャンネル幅で送信される1又は複数のチャンネルの信号である、プログラム。
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