JP6801402B2 - アンテナ方向調整システム - Google Patents
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Description
を備える、アンテナ方向調整システムが提供される。
まずは、図1を参照して、本発明の実施形態に係るアンテナ方向調整システム10の構成の概要を説明する。図1は、本実施形態に係るアンテナ方向調整システム10の構成を説明する説明図である。図1に示されるように、本実施形態に係るアンテナ方向調整システム10は、無人飛行体40a、40bと、サーバ(処理装置)70と、を主に有する。無人飛行体40a、40bと、サーバ70とは、公衆通信網30によって互いに通信可能に構成されている。なお、公衆通信網30は、例えば、電気通信事業者が提供する、携帯電話、PHS(Personal Handy−phone System)等のための移動体通信サービスによる無線通信ネットワークであることができ、後述する指向性アンテナ420a、420bを介して行われる無線通信と干渉を起こさない無線通信網であることが好ましい。
以上、本実施形態に係るアンテナ方向調整システム10の構成の概要を説明した。次に、本実施形態に係るアンテナ方向調整システム10に含まれる各装置の詳細構成について説明する。まずは、図4から図6を参照して、無人飛行体40の詳細について説明する。図4は、本実施形態に係る無人飛行体40の外観の模式図であり、詳細には、無人飛行体40をその正面42から見た場合の模式図である。図5は、当該無人飛行体40のブロック図である。さらに、図6は、本実施形態に係るアンテナ可変ユニット430の構成を説明する説明図であって、詳細には、図6の上段が、アンテナ可変ユニット430を上方から見た際の模式図であり、図6の下段が、アンテナ可変ユニット430を横から見た際の模式図である。
プロペラ400は、図4に示すように無人飛行体40の上部に複数設けられ、無人飛行体40の内部に設けられたプロペラ駆動部402から伝達された動力により回転することにより、無人飛行体40に推進力を与えたり、無人飛行体40の姿勢を水平に保持したりする。また、プロペラ駆動部402は、無人飛行体40の内部に設けられ、後述する制御ユニット440の飛行制御部442からの制御に従って、各プロペラ400を回転させる。
測位ユニット410は、無人飛行体40の内部に設けられ、無人飛行体40の位置情報である二次元位置情報(経度情報、緯度情報)G及び高度情報Hと、無人飛行体40の姿勢情報及び加速度情報とを取得し、後述する制御ユニット440の飛行制御部442に出力する。なお、以下の説明においては、二次元位置情報Gと高度情報Hとを合わせて位置情報と呼ぶ。出力された位置情報や姿勢情報等は、無人飛行体40を所望する場所へ飛行させたり、無人飛行体40を水平姿勢に維持したりするために用いられる。さらに、出力された位置情報は、後述する通信ユニット460を介してサーバ70へ送信されることもできる。
指向性アンテナ420は、図4に示されるように、無人飛行体40に設けられ、事前検証において用いる試験用指向性アンテナとして試験用電波の送受信を行う。当該指向性アンテナ420は、後述するアンテナ可変ユニット430によって、水平面において回転することが可能であり、さらに垂直面において回転することが可能である。そして、指向性アンテナ420は、回転することにより、自身の方位角θ及び仰角φを変化させることができる。当該指向性アンテナ420は、先に説明したように、LANアクセスポイント間の無線通信で使用される2.4GHz帯や5GHz帯の信号を用いたWi-Fi通信を行うことができ、当該無線通信で使用される常設用指向性アンテナと同等の機能を持つ。
アンテナ可変ユニット430は、無人飛行体40に設けられ、図6に示すように、指向性アンテナ420と接続されており、指向性アンテナ420を回転させることができる。詳細には、アンテナ可変ユニット430は、水平面で回転するステップモータ432aと、ステップモータ432aの回転を指向性アンテナ420に伝達する回転軸434aと、垂直面上で回転するステップモータ432bと、ステップモータ432bの回転を指向性アンテナ420に伝達する回転軸434bとを有する。具体的には、ステップモータ432aが水平面において回転し、当該回転が回転軸434aを介して指向性アンテナ420に伝達することにより、指向性アンテナ420の方位角θが変化する。また、ステップモータ432bは垂直面上において回転し、当該回転が回転軸434bを介して指向性アンテナ420に伝達することにより、指向性アンテナ420の仰角φが変化する。さらに、ステップモータ432a、432bは、後述する制御ユニット440のアンテナ方向制御部444から出力された回転制御パルス信号に従って回転することができる。
制御ユニット440は、無人飛行体40の内部に設けられた、CPU、ROM、RAM等のハードウェアを中心に構成されている。さらに、制御ユニット440は、図5に示すように、飛行制御部442、アンテナ方向制御部(角度制御部)444、アンテナ送受信制御部446、電波品質測定部448、選択部450、記憶部452等の機能ブロックを有する。
通信ユニット460は、無人飛行体40の内部に設けられ、操縦者が有する操縦装置(図示省略)との間で通信を行ったり、サーバ70との間で通信を行ったりする。通信ユニット460は、図5に示すように、上記操縦装置との間で通信を行う飛行制御用通信部462と、サーバ70との間で通信を行うアンテナ制御用通信部464とを主に有する。
以上、本実施形態に係る無人飛行体40の詳細構成を説明した。続いて、本実施形態に係るサーバ70の詳細構成を、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係るサーバ70のブロック図である。サーバ70は、先に説明したように、無人飛行体40a、40bの位置する設置候補位置CAP1、CAP2とは異なる場所に設置された処理装置であり、CPU、ROM、RAM等のハードウェアを中心にして構成されている。当該サーバ70は、図7に示すように、算出部700と、記憶部702と、通信ユニット704とを主に有する。以下に、サーバ70の各機能ユニットについて説明する。
算出部700は、後述する通信ユニット704を介して、無人飛行体40a、40bから取得した位置情報に基づいて、無人飛行体40a、40bの位置関係を算出する。詳細には、算出部700は、無人飛行体40a、40bから、各無人飛行体40a、40bの二次元位置情報(経度情報、緯度情報)G及び高度情報Hを取得することができる。そして、算出部700は、これら位置情報(二次元位置情報G、高度情報H)を用いて、水平面上における無人飛行体40a、40bの位置関係、及び、垂直面上の無人飛行体40a、40bの位置関係を認識することができる。さらに、算出部700は、認識した位置関係から、幾何学的に、水平面における無人飛行体40aから見た無人飛行体40bの方位を示す方位情報と、同じく水平面における無人飛行体40bから見た無人飛行体40aの方位を示す方位情報とを算出することができる。さらに、算出部700は、同様に、垂直面における無人飛行体40aから見た無人飛行体40bの方位を示す方位情報と、同じく垂直面における無人飛行体40bから見た無人飛行体40aの方位を示す方位情報とを算出することができる。例えば、方位情報は、無人飛行体40aの有する指向性アンテナ420aの基準点(例えば、回転軸)を中心とした、無人飛行体40bの緯度情報、経度情報、高度情報(座標)であることができ、もしくは、これらを、基準点を中心とした角度として示す角度情報であってもよい。そして、算出部700は、算出結果を、後述する通信ユニット704を介して無人飛行体40a、40bに送信する。さらに、算出部700は、算出結果を後述する記憶部702に出力してもよい。
記憶部702は、算出部700等の動作を実行するプログラムや、算出部700等の動作のために用いる情報を格納する。また、記憶部702は、後述する通信ユニット460を介して無人飛行体40a、40bから送信された情報等を格納することもできる。
通信ユニット704は、先に説明したように、公衆通信網30を介して無人飛行体40a、40bとの間で無線通信を行うことができる。例えば、通信ユニット704は、無人飛行体40a、40bから送信された位置情報を、上述の算出部700や記憶部702等に出力したり、算出部700の算出結果を無人飛行体40a、40bへ送信したりすることができる。
以上、本発明の実施形態に係るアンテナ方向調整システム10に含まれる各装置の詳細構成について説明した。次に、本発明の実施形態に係るアンテナ方向調整システム10の動作について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係るアンテナ方向調整システム10の動作フロー図である。まず、本実施形態に係るアンテナ方向調整システム10の動作は、図8のフロー図に示すように、ステップS100からステップS300までの3つの主なステップで構成される。
アンテナ方向調整システム10の無人飛行体40a、40bの有する指向性アンテナ420a、420bの方位角θa、θbを調整する(方位角調整ステップ)。
指向性アンテナ420a、420bの仰角φa、φbを調整する(仰角調整ステップ)。
指向性アンテナ420a、420bのうちのいずれかの指向性アンテナの方位角θ及び仰角φを微小に変化させながら、指向性アンテナ420a、420bを介して送受信された電波の品質の測定を行う(電波品質測定ステップ)。
まずは、本実施形態に係るアンテナ方向調整システム10の動作のうちの方位角調整ステップS100を説明する。本実施形態に係る方位角調整ステップS100の大まかな流れを説明すると、無人飛行体40a、40bを設置候補位置CAP1、CAP2に飛行させ、無人飛行体40a、40bの二次元位置情報Ga、Gbを取得する。アンテナ方向調整システム10は、取得した二次元位置情報Ga、Gbに基づいて、水平面における無人飛行体40aから見た無人飛行体40bの方位を示す方位情報と、同じく水平面における無人飛行体40bから見た無人飛行体40aの方位を示す方位情報とを算出する。さらに、アンテナ方向調整システム10は、算出した結果に基づき、指向性アンテナ420a、420bの方位角θa、θbを制御する。以下に、図9を参照して、本実施形態に係る方位角調整ステップS100の詳細を説明する。図9は、本実施形態に係る動作フローのうちの方位角調整ステップ(S100)のシーケンス図である。図9に示すように、当該方位角調整ステップS100は、ステップS101からステップS119で主に構成されている。
設置候補位置CAP1、CAP2へそれぞれ無人飛行体40a、40bを飛行させる。例えば、操縦者が操縦装置(図示省略)を介して無人飛行体40a、40bを制御し、無人飛行体40a、40bを設置候補位置CAP1、CAP2へ飛行させる。
無人飛行体40a、40bは、自身の有する測位ユニット410を用いて、それぞれ二次元位置情報(緯度情報、経度情報)Ga、Gbを取得する。そして、取得した二次元位置情報により、無人飛行体40a、40bは、無人飛行体40a、40bが設置候補位置CAP1、CAP2に到着したこと、詳細には、無人飛行体40a、40bが有する指向性アンテナ420a、420bの基準点(例えば、指向性アンテナ420a、420bの回転中心)が設置候補位置CAP1、CAP2に位置するようになったことを確認した場合には、次のステップへ進む。
無人飛行体40a、40bは、無人飛行体40a、40bが設置候補位置CAP1、CAP2に到着した際に取得した二次元位置情報Ga、Gbをサーバ70へ公衆通信網30を介して送信する。
サーバ70は、無人飛行体40a、40bから送信された二次元位置情報Ga、Gbを、公衆通信網30を介して受信する。
サーバ70は、無人飛行体40a、40bから受信した二次元位置情報Ga、Gbに基づき、水平面における無人飛行体40aから見た無人飛行体40bの方位を示す方位情報と、同じく水平面における無人飛行体40bから見た無人飛行体40aの方位を示す方位情報とを算出する。さらに、サーバ70は、設置候補位置CAP1に対応する二次元位置情報Gaと、設置候補位置CAP2に対応する二次元位置情報Gbとの間の距離d、すなわち、地表上に無人飛行体40a、40bを投影させた場合の、地表上における無人飛行体40a、40bの間の距離dを算出してもよい。この算出した距離dは、仰角調整ステップS200で用いてもよい。
サーバ70は、上述のステップS109で算出した算出結果を記憶部702に格納する。
サーバ70は、上述のステップS109で算出した算出結果を、無人飛行体40a、40bへ公衆通信網30を介して送信する。詳細には、サーバ70は、水平面における無人飛行体40aから見た無人飛行体40bの方位を示す方位情報を無人飛行体40aへ送信し、水平面における無人飛行体40bから見た無人飛行体40aの方位を示す方位情報を無人飛行体40bへ送信する。
無人飛行体40a、40bは、サーバ70から送信された算出結果を、公衆通信網30を介してそれぞれ受信する。
無人飛行体40a、40bは、サーバ70から送信された算出結果に基づいて、指向性アンテナ420aが無人飛行体40bへ向き、指向性アンテナ420bが無人飛行体40aへ向くようにする(以下においては、このような状態を、指向性アンテナ420aと指向性アンテナ420bとが互いに対向する状態と呼ぶ)ために、指向性アンテナ420a、420bの水平面における回転すべき回転角度をそれぞれ算出する。さらに、無人飛行体40a、40bは、算出した回転角度を回転制御パルス信号に変換する。なお、無人飛行体40a、40bは、サーバから送信された算出結果や、指向性アンテナ420aと指向性アンテナ420bとを互いに対向させるようにした場合の、指向性アンテナ420a及び指向性アンテナ420bの方位角θa、θbを記憶部452に格納する。また、格納した情報は、サーバ70へ送信されてもよい。
無人飛行体40a、40bは、ステップS117で変換した回転制御パルス信号を自身の有するアンテナ可変ユニット430に出力し、指向性アンテナ420aと指向性アンテナ420bとが互いに対向するように、指向性アンテナ420a、420bを水平面上にて回転させる。
次に、本実施形態に係るアンテナ方向調整システム10の動作のうちの仰角調整ステップS200を説明する。本実施形態に係る仰角調整ステップS200の大まかな流れを説明すると、設置候補位置CAP1、CAP2に位置する無人飛行体40a、40bは、無人飛行体40a、40bの高度情報Ha、Hbを取得する。アンテナ方向調整システム10は、既に取得した二次元位置情報Ga、Gbと高度情報Ha、Hbとに基づいて、垂直面における無人飛行体40aから見た無人飛行体40bの方位を示す方位情報と、同じく垂直面における無人飛行体40bから見た無人飛行体40aの方位を示す方位情報とを算出する。そして、アンテナ方向調整システム10は、算出した結果に基づき、指向性アンテナ420a、420bの仰角φa、φbを制御する。このようにして、本実施形態に係る仰角調整ステップS200は実施され、指向性アンテナ420a、420bの仰角φa、φbが調整される。
次に、本実施形態に係るアンテナ方向調整システム10の動作のうちの電波品質測定ステップS300を説明する。本実施形態に係る電波品質測定ステップS300の大まかな流れを説明すると、方位角調整ステップS100及び仰角調整ステップS200において決定された方位角θa及び仰角φa(所定の方位角及び仰角)を中心値として、指向性アンテナ420aの方位角θa及び仰角φaを微小に変化させる。そして、指向性アンテナ420aの方位角θa及び仰角φaを微小に変化させるごとに、指向性アンテナ420aから指向性アンテナ420bに対して試験用電波を送信する。指向性アンテナ420aからの試験用電波を受信した無人飛行体40bは、受信した試験用電波の品質を測定し、測定結果を無人飛行体40aへ送信する。さらに、アンテナ方向調整システム10は、あらかじめ定められた複数の方向(方位角θ、仰角φ)において測定を行い、複数の測定結果が得られた場合には、これら測定結果を比較し、最も良好な電波品質を示す測定結果を選択する。そして、アンテナ方向調整システム10は、選択した測定結果に紐づけられた指向性アンテナ420aの方位角θa及び仰角φaを、指向性アンテナ420aの最適な方位角θa及び仰角φaとして選択する。なお、この選択された方位角θa及び仰角φaは、常設用指向性アンテナの設置の際に活用されることとなる。
指向性アンテナ420aの方位角及び仰角を、方位角調整ステップS100及び仰角調整ステップS200において決定された方位角θa及び仰角φaと同じになるようにした状態において、指向性アンテナ420aを用いて試験電波の送受信を行い、試験電波の品質の測定を行う。さらに、指向性アンテナ420aの方位角を当初のθaに維持したまま、指向性アンテナ420aの仰角を、φaから上方へΔφa回転させてφa+Δφaとした場合と、φaから下方へΔφa回転させてφa−Δφaとした場合とにおいて、同様に試験電波の品質の測定を行う。従って、指向性アンテナ420aの方向(方位角、仰角)が、(θa、φa)、(θa、φa+Δφa)、(θa、φa−Δφa)の3つの状態とした場合の、試験電波の品質の測定結果を得ることができる。測定によって得られた結果は、測定された際の指向性アンテナ420aの方位角及び仰角の情報と紐づけられて、記憶部452に格納される。なお、上述のΔφaは、あらかじめ決定された微小角度であり、所望する指向性アンテナ420aの方向の調整精度に応じて、適宜選択することができる。
指向性アンテナ420aの方位角θaを、方位角調整ステップS100において決定された方位角θaからΔθa右回転させてθa+Δθaとする。そして、指向性アンテナ420aの方位角θaをθa+Δθaに維持したまま、指向性アンテナ420aの仰角を、仰角調整ステップS200において決定された仰角φaと同じにした場合と、φaから上方へΔφa回転させてφa+Δφaとした場合と、φaから下方へΔφa回転させてφa−Δφaとした場合とにおいて、試験電波の品質の測定を行う。従って、指向性アンテナ420aの方向(方位角、仰角)が、(θa+Δθa、φa)、(θa+Δθa、φa+Δφa)、(θa+Δθa、φa−Δφa)の3つの状態として場合の、試験電波の品質の測定結果を得ることができる。なお、上述のΔθaは、Δφaと同様に、あらかじめ決定された微小角度であり、所望する指向性アンテナ420aの方向の調整精度に応じて、選択することができる。
ステップS320と同様に、指向性アンテナ420aの方位角θaを、方位角調整ステップS100において決定された方位角θaからΔθa左回転させてθa−Δθaとする。そして、指向性アンテナ420aの方位角をθa−Δθaに維持したまま、指向性アンテナ420aの仰角を、仰角調整ステップS200において決定された仰角φaと同じにした場合と、φaから上方へΔφa回転させてφa+Δφaとした場合と、φaから下方へΔφa回転させてφa−Δφaとした場合とにおいて、試験電波の品質の測定を行う。従って、指向性アンテナ420aの方向(方位角、仰角)が、(θa−Δθa、φa)、(θa−Δθa、φa+Δφa)、(θa−Δθa、φa−Δφa)の3つの状態として場合の、試験電波の品質の測定結果を得ることができる。
上述のステップS310からステップS330において得られた複数の測定結果を比較する。詳細には、複数の測定結果を比較し、最も良好な電波品質を示す測定結果を選択する。例えば、図12に示す例においては、9つの測定結果RSSI(X)の中から最も高い受信強度を持つRSSI(X)を選択する。
ステップS340で選択された測定結果が取得された際の指向性アンテナ420aの方位角及び仰角、すなわち、選択された測定結果に紐づけられた指向性アンテナ420aの方位角及び仰角を、指向性アンテナ420aの最適な方位角及び仰角として選択する。例えば、図13に示すように、図13の左側に示される複数の受信強度RSSI(X)の中から最も高い受信強度を持つRSSI(X)を選択し、図13に右側に示すように、選択した受信強度RSSI(X)と紐づけられた方位角θ(X)及び仰角φ(X)を、指向性アンテナ420aの最適な方位角及び仰角として選択する。
アンテナ方向制御部444は、記憶部452に格納された制御プログラムに従って、指向性アンテナ420aの方位角が所望の方位角θa(X)になるように回転するための回転角度Δθaを算出し、算出した回転角度Δθaを回転制御パルス信号に変換する。
アンテナ方向制御部444は、上述のステップS3100で変換した回転制御パルス信号をアンテナ可変ユニット430に伝達し、指向性アンテナ420aを水平面上でΔθa回転させる。
指向性アンテナ420aは、試験用電波を指向性アンテナ420bに送信し、試験用電波の電波品質の測定を始める。なお、ステップS3120の詳細については、図16を用いて後で説明する。
アンテナ方向制御部444は、記憶部452に格納された制御プログラムに従って、指向性アンテナ420aの仰角φaが所望の仰角φa(X)になるように回転するための回転角度Δφaを算出し、算出した回転角度Δφaを回転制御パルス信号に変換する。
アンテナ方向制御部444は、上述のステップS3130で変換した回転制御パルス信号をアンテナ可変ユニット430に伝達し、指向性アンテナ420aを垂直面上でΔφa回転させる。
ステップS3150は、ステップS3120と同様であるため、ここでは説明を省略する。
アンテナ方向制御部444は、アンテナ可変ユニット430を制御して、指向性アンテナ420aに対して、ステップS3140で行われた回転と逆になるような回転を行わせる。そして、指向性アンテナ420aの仰角は、ステップS3120の状態に復帰する。
ステップS3170、ステップS3180及びステップS3190は、ステップS3180にて、ステップS3140における指向性アンテナ420aの回転とは逆向きの垂直面上での回転を行うこと以外は、ステップS3130、ステップS3140及びステップS3150と同様であるため、ここでは説明を省略する。
アンテナ方向制御部444は、アンテナ可変ユニット430を制御して、指向性アンテナ420aに対して、ステップS3180で行われた回転と逆になるような回転を行わせる。そして、指向性アンテナ420aの仰角は、ステップS3120の状態に復帰する。さらに、アンテナ方向制御部444は、アンテナ可変ユニット430を制御して、指向性アンテナ420aに対して、ステップS3110で行われた回転と逆になるような回転を行わせる。そして、指向性アンテナ420aの方位角は、ステップS3120の状態に復帰する。
無人飛行体40aは、指向性アンテナ420aから試験用電波を指向性アンテナ420bに向かって送信する。
無人飛行体40bは、無人飛行体40aから送信された試験用電波を、指向性アンテナ420bを介して受信する。
無人飛行体40bは、受信した試験用電波を解析して、試験用電波の電波品質を測定する。なお、無人飛行体40bは、所定の時間を経過しても、試験用電波を受信できない場合や、所定の強度以上の電波を受信できない場合には、電波品質の測定結果として、試験用電波を受信できない旨や所定の強度以上の電波を受信できない旨を示す情報、例えば、ゼロの数値を割り当てる。
無人飛行体40bは、測定結果を無人飛行体40aに送信する。この際、測定結果を信号に変換して、試験用電波に重畳させて指向性アンテナ420bを用いて送信してもよく、もしくは、変換した信号を、公衆通信網30を介して送信してもよい。
無人飛行体40aは、無人飛行体40bから送信された測定結果を受信する。
無人飛行体40aは、受信した測定結果を記憶部452に格納する。
20 GPS衛星
30 公衆通信網
40、40a、40b 無人飛行体
42、42a、42b 正面
70 サーバ
90、90a、90b 建造物
400 プロペラ
402 プロペラ駆動部
410 測位ユニット
412 姿勢検出部
414 GPSユニット
416 高度計
420、420a、420b 指向性アンテナ
430 アンテナ可変ユニット
432a、432b ステップモータ
434a、434b 回転軸
440 制御ユニット
442 飛行制御部
444 アンテナ方向制御部
446 アンテナ送受信制御部
448 電波品質測定部
450 選択部
452、702 記憶部
460、704 通信ユニット
462 飛行制御用通信部
464 アンテナ制御用通信部
700 算出部
CAP1、CAP2 設置候補位置
Ga、Gb 二次元位置情報
Ha、Hb 高度情報
Sa、Sb 基準方向
d 距離
θa、θb 方位角
φa、φb 仰角
Claims (8)
- 第1の指向性アンテナを有する、三次元空間を飛行する無人飛行体と、前記第1の指向性アンテナとの間で電波を送受信する第2の指向性アンテナを有する調整補助装置と、を含むアンテナ方向調整システムであって、
前記第1の指向性アンテナの方位角及び仰角を可変させる角度可変部と、
前記無人飛行体の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記位置情報に基づいて前記無人飛行体と前記調整補助装置との位置関係を算出する算出部と、
前記算出部で算出された位置関係に基づいて、前記角度可変部を制御する角度制御部と、
前記第1及び第2の指向性アンテナを介して送受信された前記電波の品質を測定する測定部と、
前記第1及び第2の指向性アンテナを介さずに前記無人飛行体と前記調整補助装置との間で通信する通信部と、
を備える、
アンテナ方向調整システム。 - 前記算出部は、前記位置情報に基づいて、水平面上における前記無人飛行体から見た前記調整補助装置の方位を示す第1の方位情報、及び、垂直面における前記無人飛行体から見た前記調整補助装置の方位を示す第2の方位情報を算出し、
前記角度制御部は、算出した前記第1の方位情報及び前記第2の方位情報に基づいて前記角度可変部を制御する、
請求項1に記載のアンテナ方向調整システム。 - 前記角度制御部は、所定の方位角及び仰角を中心値として、前記第1の指向性アンテナの前記方位角及び前記仰角を変化させるように、前記角度可変部を制御し、
前記第1の指向性アンテナの前記方位角及び前記仰角が変化するごとに、前記第1の指向性アンテナと前記第2の指向性アンテナとの間で前記電波を送受信が行われ、前記測定部は、当該電波の品質を測定する、
請求項1又は2に記載のアンテナ方向調整システム。 - 前記測定部によって測定された前記電波の品質に基づいて、前記第1の指向性アンテナの前記方位角及び前記仰角を選択する選択部をさらに備える、
請求項3に記載のアンテナ方向調整システム。 - 前記角度可変部は、前記無人飛行体の向きを変えることにより、前記第1の指向性アンテナの前記方位角を可変させる、請求項1から4のいずれか1項に記載のアンテナ方向調整システム。
- 前記角度可変部は、
水平面上で回転する第1のステップモータと、
前記第1のステップモータの回転を前記第1の指向性アンテナに伝達する第1の回転軸と、
垂直面上で回転する第2のステップモータと、
前記第2のステップモータの回転を前記第1の指向性アンテナに伝達する第2の回転軸と、
を有する、
請求項1から4のいずれか1項に記載のアンテナ方向調整システム。 - 前記無人飛行体は、前記無人飛行体に電力を供給する電力供給線を有する、請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ方向調整システム。
- 前記調整補助装置は、前記無人飛行体とは別の無人飛行体である、請求項1から7のいずれか1項に記載のアンテナ方向調整システム。
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