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JP6600463B2 - 燃料給油管 - Google Patents
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JP6600463B2 - 燃料給油管 - Google Patents

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Description

本発明は、ディーゼル自動車の燃料タンクに軽油を給油する際の通路となる燃料給油管に関する。
従来より、市場では、ガソリンを燃料とするガソリンエンジンを搭載したガソリン自動車と、軽油を燃料とするディーゼルエンジンを搭載したディーゼル自動車とが混在しており、ガソリンスタンドでは、ガソリン自動車の燃料タンクに誤って軽油が給油されないように、軽油用給油ガンのノズル径をガソリン用給油ガンのノズル径より大きくすることでガソリン自動車の給油口に軽油用給油ガンのノズルを差し込めないようにして誤給油の防止を図っている。
しかし、上述の対策は、ガソリン自動車の燃料タンクに軽油を給油できないようにするものであり、ディーゼル自動車の給油口には、ガソリン用給油ガンのノズルを差し込むことができてしまうため、誤ってディーゼル自動車の燃料タンクにガソリンを給油してしまうおそれがある。
これに対応するために、給油ガンに設けられている過給油防止用のオートストップ機能を利用してディーゼル自動車の燃料タンクに誤ってガソリンを給油するのを防止する取り組みがなされている。このオートストップ機能は、給油の際にノズル先端に設けられた検知口から空気を吸入してその空気の流れをセンサが感知することで給油を許容する一方、検知口が燃料等で塞がれると空気の流れを感知しなくなったセンサが給油を停止させるというものである。
例えば、特許文献1に開示されている燃料給油管は、給油口を一端に有し、且つ、燃料タンクに他端が接続された筒状の給油管本体を備え、該給油管本体の給油口側内方に誤給油防止部材が組み付けられている。該誤給油防止部材は、円筒状をなし、給油口側に位置する第1ノズルガイドと、燃料タンク側に位置する第2ノズルガイドとを備えている。上記第1ノズルガイドの燃料タンク側は、当該燃料タンクに近づくにつれて次第に縮径してその燃料タンク側の開口端が給油ガンのノズル差込口を構成している。また、上記第2ノズルガイドの給油口側半分は、燃料タンク側に行くにつれて次第に縮径する一方、第2ノズルガイドの燃料タンク側半分は、ガソリン用給油ガンのノズルの外径に対応する形状をなしている。上記第2ノズルガイドは、周方向に4つの分割片に分割され、各分割片の給油口側は誤給油防止部材の筒中心から離れる方向に回動可能に上記第1ノズルガイドのノズル差込口周縁に軸支される一方、各分割片の燃料タンク側の縁部には、フランジが誤給油防止部材の筒中心側に向かって突設されている。さらに、各分割片はコイルバネにより誤給油防止部材の筒中心側に付勢されている。
そして、上記各分割片は、軽油用給油ガンのノズルを給油口に差し込むと、各分割片の給油口側がノズルの先端周縁に押圧されることにより、上記コイルバネの付勢力に抗して誤給油防止部材の筒中心から離れる方向に回動して上記フランジがノズル先端周縁に引っ掛からない位置となり、ノズルの差し込みを許容する一方、ガソリン用給油ガンのノズルを給油口に差し込むと、当該ノズル先端周縁が上記各フランジに引っ掛かってそれ以上ノズルを差し込むことができなくなるとともに、各分割片の内面及び各フランジがノズルの先端側に密着してノズル先端に設けられた検知口が塞がれることによってオートストップ機能が働いて燃料タンクにガソリンを給油できなくなる。
特開2009−234312号公報
しかし、特許文献1の燃料給油管では、ガソリン用給油ガンのノズルを給油口に差し込むとともに、そのノズルの先端周縁が上記誤給油防止部材の各フランジに引っ掛かった状態において給油者が給油ガンを左右に揺らすと、ノズルの先端側が傾くことによって各分割片が誤給油防止部材の筒中心から離れる方向に回動して分割片の内面及びフランジがノズルの先端側から離間した状態になってしまう。そうすると、ノズルの先端側に設けられた検知口が分割片の内面又はフランジによって塞がれなくなり、オートストップ機能が働かずにディーゼル自動車の燃料タンクに多量のガソリンを給油し続けることになってしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ディーゼル自動車の燃料タンクに対してガソリンの誤給油を最小限に食い止めることができる燃料給油管を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、給油者がディーゼル自動車の燃料タンクに誤ってガソリンを給油しようとした際、給油ガンのノズルから吐出される少量のガソリンによってノズル先端側に設けられた検知口を塞いでオートストップ機能を働かせ、それ以上の給油をできないように工夫を凝らしたことを特徴とする。
すなわち、第1の発明では、給油口を一端に有し、燃料タンクに他端が接続される円筒状給油管本体と、該給油管本体の上記給油口側に組み付けられ、且つ、当該給油口に差し込む軽油用給油ガンのノズルを上記燃料タンク側に案内する円筒状をなし、上記燃料タンク側の開口端が上記軽油用給油ガンのノズルに対応するノズル差込口をなす円筒状ノズルガイドと、該ノズルガイドのノズル差込口周縁にノズル差し込み方向に支軸によって回動可能に軸支され、且つ、該支軸から上記給油管本体の内周面に接近する位置まで上記ノズルガイドの筒中心線と交差する方向に延び、非給油時には付勢手段により上記ノズルガイド側に付勢されて上記ノズル差込口を塞ぐ一方、給油時には上記ノズル差込口に差し込まれる上記軽油用給油ガンのノズル先端に押圧されて上記付勢手段の付勢力に抗してノズル差し込み方向に回動して上記ノズル差込口を開くよう構成された扉部材とを備え、上記ノズルガイドは、上記給油管本体の上記給油口側の部分の内方に組み付けられるとともに、上記ノズル差込口が設けられた位置において、上記給油管本体の上記給油口側の部分における内周面に対して、径方向に離間しており、上記扉部材には、上記軽油用給油ガンのノズルを上記給油口に差し込む際、上記軽油用給油ガンのノズル先端周縁に引っ掛からずに上記扉部材のノズル差し込み方向への回動を許容する一方、上記軽油用給油ガンのノズルよりもノズル径が小さいガソリン用給油ガンのノズルを上記ノズル差込口に差し込む際、上記ガソリン用給油ガンのノズル先端周縁に引っ掛かって上記扉部材のノズル差し込み方向への回動を回動途中で阻止する突起が設けられていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記扉部材は、上記ノズルガイドの筒中心線と交差する方向に延び、中途部に上記突起が突設された平坦板部と、該平坦板部の長手方向一端縁において上記突起と同方向に突設され、内周面が上記ガソリン用給油ガンのノズル外周面に対応する湾曲板部と、該湾曲板部の突出端縁から上記軽油用給油ガンのノズル先端周縁に対応するように上記平坦板部の反対側に張り出した張出板部とを備え、該張出板部の中途部が上記支軸によって上記ノズル差込口周縁に回動可能に軸支され、上記平坦板部の長手方向他端縁は、上記給油管本体の内周面に接近した位置となっていることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、上記突起の突出端縁は、上記湾曲板部の突出端縁より上記平坦板部側に位置していることを特徴とする。
第4の発明は、第2又は第3の発明において、上記張出板部は、張り出すにつれて次第に上記平坦板部の板面から離れるよう傾斜していることを特徴とする
第1の発明では、燃料給油管にガソリン用給油ガンのノズルを差し込むと、ノズルに押圧される扉部材がノズル差し込み方向に少し回動したところでノズル先端周縁が突起に引っ掛かり、それ以上ノズルを差し込むことができなくなる。この状態で給油者がガソリン用給油ガンを操作して給油を開始すると、回動途中で止まった扉部材の支軸とは反対側の縁部が給油管本体の内周面の近くに位置したままなので、ノズル先端から吐出するガソリンが扉部材を伝って給油管本体の内周面に衝突するとともに跳ね返ってノズル先端側に戻ってきてノズル先端に設けられた検知口がガソリンによって塞がれる。したがって、給油ガンのオートストップ機能が働いてそれ以上のガソリンの給油を停止させることができ、ディーゼル自動車の燃料タンクに対してガソリンの誤給油を最小限に食い止めることができる。一方、給油口に軽油用給油ガンのノズルを差し込んで該ノズルに押圧される扉部材がノズル差し込み方向に回動する際、突起がノズル先端周縁に引っ掛からないので、軽油用給油ガンのノズルを給油口に十分に差し込んだ状態で軽油の給油を開始することができる。
第2の発明では、給油口に軽油用給油ガンのノズルを差し込むと、平坦板部から離れた位置の張出板部をノズル先端が押圧することで扉部材が回動するようになる。したがって、扉部材が回動する際に、平坦板部に設けられた突起がノズル先端周縁に引っ掛かることがなく、給油を行うのに十分な位置まで軽油用給油ガンのノズルを差し込むことができる。
第3の発明では、軽油用給油ガンのノズル先端が張出板部に接触した際、ノズル先端周縁と突起の突出端との間の距離が十分に離れるようになるので、扉部材が回動する際に、ノズル先端周縁に突起が引っ掛かるのを確実に防ぐことができる。
第4の発明では、軽油用給油ガンのノズルが扉部材を押圧する際、傾斜する張出板部にノズル先端を摺接させながらノズルが燃料タンク側にスムーズに移動するようになるので、ノズルが張出板部を押圧する際の抵抗が少なくなって給油者に無駄な負荷をかけないようにできる
本発明の実施形態に係る燃料給油管、燃料給油管が接続された燃料タンク、及び燃料給油管の給油口を施蓋する給油キャップの斜視図である。 図1のA−A線における断面図である。 図2のB矢視図である。 本発明の実施形態に係る燃料給油管の給油口に軽油用給油ガンのノズルを差し込んだ直後の状態を示す図2相当図である。 図4の状態から、軽油用給油ガンのノズルをさらに燃料給油管の奥まで差し込んで給油を開始する直前の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る燃料給油管の給油口にガソリン用給油ガンのノズルを差し込んだ直後の状態を示す図2相当図である。 図6の状態から、ガソリン用給油ガンのノズルを真っ直ぐに燃料給油管の奥に向かって差し込んだ状態を示す図である。 図6の状態から、ガソリン用給油ガンのノズルを傾けながら燃料給油管の奥に向かって差し込んだ状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料給油管1を示す。該燃料給油管1は、ディーゼルエンジンを搭載したディーゼル車の燃料タンク10に軽油を給油する際の軽油の通路となるものであり、内周面に雌ネジ部2bが形成された給油口2aを一端に有し、他端が上記燃料タンク10に接続される円筒状給油管本体2と、該給油管本体の上記給油口2a側の内方に組み付けられる短い円筒状のノズルガイド3と、軽油を給油する際において、気化した軽油を含む空気を上記燃料タンク10から上記給油管本体2の給油口2a側に抜くための細い円筒状のブリーザチューブ4とを備えている。そして、上記燃料給油管1は、非給油時は給油キャップ5の雄ネジ部5aを上記給油口2aの雌ネジ部2bに螺合させることで上記給油口2aが施蓋され、給油に際しては軽油用給油ガン11のノズル11aが上記給油口2aに差し込まれるようになっている。
上記軽油用給油ガン11のノズル11aは、一般的に、ガソリン用給油ガン12のノズル12aよりノズル径が大きい(図4及び図6参照)。
また、上記軽油用給油ガン11及びガソリン用給油ガン12には、一般的に、過給油を防止するためのオートストップ機能が設けられている。
このオートストップ機能は、給油の際に上記軽油用給油ガン11のノズル11aの先端側外周面及び上記ガソリン用給油ガン12のノズル12aの先端側外周面にそれぞれ設けられた検知口11b、12bから空気を吸入してその空気の流れをセンサ(図示せず)が感知することで給油を許容する一方、検知口11b、12bが軽油やガソリンで塞がれると空気の流れを感知しなくなったセンサが給油を停止させるものである。
上記給油管本体2の一端側には、図2に示すように、当該給油管本体2の他の部分に比べて径が大きい拡管部20が設けられ、該拡管部20の開口縁部は、外側方に略U字状に折り返されている。
上記ノズルガイド3は、給油口2aに差し込む軽油用給油ガン11のノズル11aを燃料タンク10側に案内するものであり、上記ノズルガイド3における燃料タンク10側の略半分は、給油口2a側の略半分に比べて径が小さくなっている。
上記ノズルガイド3の上記燃料タンク10側の開口端は、上記軽油用給油ガン11のノズル11aに対応したノズル差込口3aをなしており、該ノズル差込口3aには、周方向に略半周ほど切り欠かれてなる切欠部3bが形成されている。
上記ノズル差込口3aは、側面視で略L字状をなす扉部材6によって塞がれている。
該扉部材6は、図3に示すように、上記ノズルガイド3の筒中心線と交差する方向に延びる平面視で略楕円状をなす平坦板部61と、該平坦板部61の長手方向一端の湾曲する端縁から上記ノズルガイド3側に真っ直ぐに突出する湾曲板部62とを備え、該湾曲板部62の内周面は、ガソリン用給油ガン12におけるノズル12a外周面の半周部分に対応している。
上記平坦板部61の長手方向中程における外周縁部には、互いに反対側に開放する一対の切欠凹部61aが形成されている。
該両切欠凹部61a間には、矩形状をなす突起63が上記湾曲板部62と同方向に突設され、当該湾曲板部62と上記突起63との間の距離は、上記ガソリン用給油ガン12のノズル12aの径に対応している。
上記突起63は、上記平坦板部61の長手方向中途部の一部を上記湾曲板部62側に折り曲げることにより形成され、その突出端縁は、上記湾曲板部62の突出端縁より上記平坦板部61側に位置している。
また、上記突起63を折り曲げて形成したことにより、上記平坦板部61の長手方向他端側には、矩形状の貫通孔61bが上記突起63の基端部分に連続して形成されている。
上記湾曲板部62の突出端側には、当該湾曲板部62の突出端縁から上記平坦板部61の反対側に張り出す平面視で略半円弧状の張出板部64が設けられている。
該張出板部64は、張り出すにつれて次第に上記平坦板部61の板面から離れるよう傾斜しており、その形状は、上記軽油用給油ガン11におけるノズル11aの先端周縁の半周部分に対応している。
上記張出板部64の中途部は、図2に示すように、上記切欠部3bの中程(ノズル差込口3a周縁)に支軸7によってノズル差し込み方向に回動可能に軸支され、上記支軸7には、上記扉部材6を上記ノズルガイド3側に付勢するコイルバネ8(付勢手段)が巻装されている。
すなわち、上記扉部材6は、非給油時の状態においては、上記支軸7から上記ノズルガイド3の筒中心線と交差する方向に上記給油管本体2の内周面に向かって延びており、上記平坦板部61の長手方向他端縁が上記給油管本体2の内周面に接近した位置となっている。
また、上記扉部材6は、図4及び図5に示すように、給油の際、上記給油口2aに差し込まれる軽油用給油ガン11のノズル11a先端に押圧されてコイルバネ8の付勢力に抗してノズル差し込み方向に回動してノズル差込口3aを開くよう構成されている。
そして、上記突起63は、上記軽油用給油ガン11のノズル11aを上記給油口2aに差し込む際、上記軽油用給油ガン11のノズル11aの先端周縁に引っ掛からずに上記扉部材6のノズル差し込み方向への回動を許容する一方、上記ガソリン用給油ガン12のノズル12aを上記給油口2aに差し込む際、図6乃至図8に示すように、上記ガソリン用給油ガン12のノズル12aの先端周縁に引っ掛かって扉部材6のノズル差し込み方向への回動を回動途中で阻止するようになっている。
次に、燃料タンク10に上記燃料給油管1が接続されたディーゼル車に対して給油者が軽油用給油ガン11によって給油する場合について説明する。
まず、給油者は、図4に示すように、軽油用給油ガン11を把持して当該軽油用給油ガン11のノズル11aを給油管本体2の給油口2aに差し込む。
次に、給油者は、軽油用給油ガン11のノズル11aをさらに給油管本体2の奥に向かって差し込む。すると、ノズル11aは、ノズルガイド3に案内され、且つ、ノズル差込口3aを通過する際に上記ノズル11aの先端が扉部材6の張出板部64に接触する。
次いで、給油者は、軽油用給油ガン11をさらに給油管本体2の奥に向かって差し込む。すると、傾斜する張出板部64にノズル11a先端を摺接させながらノズル11aが扉部材6を燃料タンク10側に押圧し、これにより、該扉部材6がコイルバネ8の付勢力に抗してノズル差し込み方向に回動してノズル差込口3aが開く。このとき、図5に示すように、突起63は、ノズル11aに引っ掛からない。
その後、給油者は、軽油用給油ガン11を操作して燃料タンク10に対する軽油の給油を開始させる。
このように、本発明の実施形態によると、燃料給油管1の給油口2aに軽油用給油ガン11のノズル11aを差し込んで該ノズル11aに押圧される扉部材6がノズル差し込み方向に回動する際、突起63がノズル11aの先端周縁に引っ掛からないので、軽油用給油ガン11のノズル11aを給油口2aに十分に差し込んだ状態で軽油の給油を開始することができる。
また、燃料給油管1の給油口2aに軽油用給油ガン11のノズル11aを差し込むと、平坦板部61から離れた位置の張出板部64をノズル11a先端が押圧することで扉部材6が回動するので、扉部材6が回動する際に、平坦板部61に設けられた突起63がノズル11aの先端周縁に引っ掛かることがなく、給油を行うのに十分な位置まで軽油用給油ガン11のノズル11aを差し込むことができる。
さらに、突起63の突出端縁は、上記湾曲板部62の突出端縁より上記平坦板部61側に位置しているので、軽油用給油ガン11のノズル11a先端が張出板部64に接触した際、ノズル11a先端周縁と突起63の突出端との間の距離が十分に離れており、扉部材6が回動する際に、ノズル11a先端周縁に突起63が引っ掛かるのを確実に防ぐことができる。
それに加えて、軽油用給油ガン11のノズル11aが扉部材6を押圧する際、傾斜する張出板部64にノズル11a先端を摺接させながらノズル11aが燃料タンク10側にスムーズに移動するようになるので、ノズル11aが張出板部64を押圧する際の抵抗が少なくなって給油者に無駄な負荷をかけないようにできる。
次に、燃料タンク10に上記燃料給油管1が接続されたディーゼル車に対して給油者が誤ってガソリン用給油ガン12によって給油をしようとした場合について説明する。
図6は、給油者が誤ってガソリン用給油ガン12のノズル12aを給油管本体2の給油口2aに差し込んだ状態を示す。この状態から、給油者が、ガソリン用給油ガン12を真っ直ぐに給油管本体2の奥に向かって差し込むと、図7に示すように、ノズル12aの先端側が湾曲板部62と突起63との間に入り込むとともに、上記平坦板部61を押圧する。
平坦板部61がノズル12aに押圧されることによって扉部材6は上記コイルバネ8の付勢力に抗してノズル差し込み方向に回動しようとするが、突起63がノズル12aの先端周縁にノズル12aの外周側から引っ掛かることによって扉部材6の回動が回動途中で止まる。したがって、ガソリン用給油ガン12のノズル12aを給油管本体2の奥まで差し込めないことに給油者が違和感を覚える構造となっていて、給油者に対する誤給油の注意喚起となる。
しかし、それでも尚、給油者がガソリン用給油ガン12を操作して給油を開始してしまった場合、回動途中で止まった扉部材6における平坦板部61の長手方向他端縁が給油管本体2の内周面の近くに位置するので、図7に示す矢印X1のように、ノズル12a先端から吐出するガソリンが扉部材6を伝って給油管本体2の内周面に衝突するとともに跳ね返ってノズル12a先端側に戻ってくる。そして、扉部材6のノズルガイド3側にガソリンの溜まり場L1が出来てノズル12a先端が溜まり場L1に浸されるようになり、ノズル12a先端に設けられた検知口12bがガソリンによって塞がれる。したがって、ガソリン用給油ガン12のオートストップ機能が働いてそれ以上のガソリンの給油を停止させることができ、ディーゼル自動車の燃料タンク10に対してガソリンの誤給油を最小限に食い止めることができる。
尚、図6の状態から、給油者が、ガソリン用給油ガン12を傾けて給油管本体2の奥に向かって差し込む場合もある。このような場合、図8に示すように、突起63がノズル12aの内方に入り込むとともにノズル12aが扉部材6を燃料タンク10側に押圧する。そして、ノズル12aの先端側を平坦板部61に摺接させながらノズル12aが燃料タンク10側に移動することにより扉部材6が回動し始め、その後、突起63がノズル12aの先端周縁にノズル12aの内側から引っ掛かることによって扉部材6の回動が回動途中で止まる。したがって、ガソリン用給油ガン12のノズル12aを給油管本体2に対して傾けて差し込んだ場合であっても、扉部材6の回動を途中で停止させて、給油者に注意喚起を促すことができるとともに、もし仮に給油を開始してしまった場合においても、ガソリン用給油ガン12のオートストップ機能を働かせてそれ以上のガソリンの誤給油を防ぐことができる。
尚、本発明の実施形態では、ノズルガイド3が給油管本体2の給油口2a側の内方に組み付けられているが、これに限らず、例えば、給油管本体2の一端開口にノズルガイド3のノズル差込口3a側半分だけを圧入して、残りの半分が給油管本体2の一端開口から飛び出すように組み付けられるものであってもよい。
本発明は、ディーゼル自動車の燃料タンクに軽油を給油する際の通路となる燃料給油管に適している。
1 燃料給油管
2 給油管本体
2a 給油口
3 ノズルガイド
3a ノズル差込口
6 扉部材
7 支軸
8 コイルバネ(付勢手段)
10 燃料タンク
11 軽油用給油ガン
11a ノズル
12 ガソリン用給油ガン
12a ノズル
61 平坦板部
62 湾曲板部
63 突起
64 張出板部

Claims (4)

  1. 給油口を一端に有し、燃料タンクに他端が接続される円筒状給油管本体と、
    該給油管本体の上記給油口側に組み付けられ、且つ、当該給油口に差し込む軽油用給油ガンのノズルを上記燃料タンク側に案内する円筒状をなし、上記燃料タンク側の開口端が上記軽油用給油ガンのノズルに対応するノズル差込口をなす円筒状ノズルガイドと、
    該ノズルガイドのノズル差込口周縁にノズル差し込み方向に支軸によって回動可能に軸支され、且つ、該支軸から上記給油管本体の内周面に接近する位置まで上記ノズルガイドの筒中心線と交差する方向に延び、非給油時には付勢手段により上記ノズルガイド側に付勢されて上記ノズル差込口を塞ぐ一方、給油時には上記ノズル差込口に差し込まれる上記軽油用給油ガンのノズル先端に押圧されて上記付勢手段の付勢力に抗してノズル差し込み方向に回動して上記ノズル差込口を開くよう構成された扉部材とを備え、
    上記ノズルガイドは、上記給油管本体の上記給油口側の部分の内方に組み付けられるとともに、上記ノズル差込口が設けられた位置において、上記給油管本体の上記給油口側の部分における内周面に対して、径方向に離間しており、
    上記扉部材には、上記軽油用給油ガンのノズルを上記給油口に差し込む際、上記軽油用給油ガンのノズル先端周縁に引っ掛からずに上記扉部材のノズル差し込み方向への回動を許容する一方、上記軽油用給油ガンのノズルよりもノズル径が小さいガソリン用給油ガンのノズルを上記ノズル差込口に差し込む際、上記ガソリン用給油ガンのノズル先端周縁に引っ掛かって上記扉部材のノズル差し込み方向への回動を回動途中で阻止する突起が設けられていることを特徴とする燃料給油管。
  2. 請求項1に記載の燃料給油管において、
    上記扉部材は、上記ノズルガイドの筒中心線と交差する方向に延び、中途部に上記突起が突設された平坦板部と、該平坦板部の長手方向一端縁において上記突起と同方向に突設され、内周面が上記ガソリン用給油ガンのノズル外周面に対応する湾曲板部と、該湾曲板部の突出端縁から上記軽油用給油ガンのノズル先端周縁に対応するように上記平坦板部の反対側に張り出した張出板部とを備え、
    該張出板部の中途部が上記支軸によって上記ノズル差込口周縁に回動可能に軸支され、
    上記平坦板部の長手方向他端縁は、上記給油管本体の内周面に接近した位置となっていることを特徴とする燃料給油管。
  3. 請求項2に記載の燃料給油管において、
    上記突起の突出端縁は、上記湾曲板部の突出端縁より上記平坦板部側に位置していることを特徴とする燃料給油管。
  4. 請求項2又は3に記載の燃料給油管において、
    上記張出板部は、張り出すにつれて次第に上記平坦板部の板面から離れるよう傾斜していることを特徴とする燃料給油管。
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