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JP6652004B2 - 情報処理装置、インタラクション方法、およびインタラクションプログラム - Google Patents
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情報処理装置、インタラクション方法、およびインタラクションプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、インタラクション方法、およびインタラクションプログラムに関する。
昨今、Augmented Reality(AR)やInternet of Things(IoT)など、現実世界と仮想情報を連携させ、インタラクションを実現する技術開発が盛んである。距離センサにより実物体と手指の位置を特定し、実物体と手指のインタラクションを可能にするインターフェース装置が開発されている。実物体と手指のインタラクションとは、実物体への手指のタッチやなぞる等の操作を意味する。
また、ユーザの操作によって入力画像に含まれるオブジェクトが動かされる環境においても、ユーザの手による操作や指示位置の誤検出を低減する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−22624号公報 特開2001−282456号公報
渡邉 航、他3名、「プロジェクタとデプスカメラを用いた投影面タッチUIの開発と操作性向上」、第21回画像センシングシンポジウム、2015年6月
実物体(対象物体)と手指のインタラクションを行う場合、対象物体を設置し、あらかじめキャリブレーション処理を行う。キャリブレーション処理とは、対象物体を置き、距離センサの撮影範囲から手を除いた状態で対象物体の位置、例えば距離センサからの対象物体の距離を登録する処理である。また、対象物体が移動した場合にもキャリブレーション処理を行っている。
対象物体の設置や移動のたびに、キャリブレーション処理を行うのは、非常に煩雑であり、ユーザビリティを損なうという問題がある。
本発明は、キャリブレーション処理を不要とし、ユーザビリティを向上させることを目的とする。
実施の形態に係る情報処理装置は、記憶部、手領域算出部、移動検出部、補完部、および更新部を備える。
前記記憶部は、過去に生成した対象物体までの距離を示す対象領域画像を記憶する。
前記手領域算出部は、手と前記対象物体までの距離を示し、前記対象領域画像の生成よりも後に取得された距離画像内の手領域を算出する。
前記移動検出部は、前記距離画像から前記手領域を削除した画像と前記対象領域画像とを比較して、前記対象物体の移動を検出する。
前記補完部は、前記対象物体の移動が検出されない場合、前記手領域を削除した画像の前記手領域を前記対象領域画像を用いて補完することにより補完画像を生成する。
前記更新部は、前記対象物体の移動が検出されない場合、前記対象領域画像を前記補完画像で更新し、前記対象物体の移動が検出された場合、前記対象領域画像を前記手領域を削除した画像で更新する。
実施の形態に係る情報処理装置によれば、キャリブレーション処理が不要となり、ユーザビリティが向上する。
実施の形態に係る距離センサを備える情報処理装置の使用例である。 実施の形態に係るインタラクティブプロジェクタを備える情報処理装置の使用例である 実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。 実施の形態に係るインタラクション処理のフローチャートである。 実施の形態に係るインタラクション処理を説明する図である。 タッチ検出を説明する図である。 他の実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。 他の実施の形態に係るインタラクション処理のフローチャートである。 他の実施の形態に係るインタラクション処理を説明する図である。 情報処理装置(コンピュータ)の構成図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に係る距離センサを備える情報処理装置の使用例である。
図1において、対象物体201がテーブルの上に置かれており、距離センサ22は、対象物体201および手301の上方に設置されており、対象物体201および手301までの距離を測定し、測定結果を情報処理装置21に出力する。
情報処理装置21は、測定結果に基づいて、ユーザの手301の指先の対象物体201へのタッチやなぞる等の動作を検出し、検出した動作に対応する処理を行う。情報処理装置21は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等である。
図2は、実施の形態に係るインタラクティブプロジェクタを備える情報処理装置の使用例である。
図2において、対象物体201がテーブルの上に置かれており、インタラクティブプロジェクタ23は、対象物体201および手301の近くに設置されている。
インタラクティブプロジェクタ23は、ミラーを備え、所定の画像を映すための投影光をミラーに照射する。投影光はミラーにより反射し、対象物体201に照射され、対象物体上に所定の画像が映し出される。
また、インタラクティブプロジェクタ23は、距離センサを備え、距離センサと対象物体201や手301との間の距離を測定し、測定結果を情報処理装置21に出力する。
情報処理装置21は、測定結果に基づいて、ユーザの手301の指先の対象物体201へのタッチやなぞる等の動作を検出し、検出した動作に対応する処理を行う。
図3は、実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。
情報処理装置101は、距離画像取得部111、手領域算出部121、対象物体領域算出部131、対象物体移動検出部141、対象物体領域補完部151、登録部161、インタラクション検出部171、および記憶部181を備える。
情報処理装置101は、例えば、PC等のコンピュータである。情報処理装置101は、図1および図2の情報処理装置21に相当する。
距離画像取得部111は、距離画像取得部111と撮影範囲に含まれる物体との間の距離を測定し、測定した距離を所定の範囲(例えば、0から255)の値に変換し、変換した値を画素値とする距離画像(デプスマップ)を生成する。距離画像は、測定した距離を濃淡で表したグレースケール画像であり、例えば、各画素の画素値は0から255の範囲の値となる。距離画像において、距離が近いほど黒く(濃く)表示され、画素値は小さくなり、距離が遠いほど白く(淡く)表示され、画素値は大きくなる。距離画像取得部111は、例えば、距離センサである。距離画像取得部111は、図1の距離センサ22およびインタラクティブプロジェクタ23に含まれる距離センサに相当する。
手領域算出部121は、距離画像から手の領域(手領域)を算出する。手領域算出部121は、例えば、距離画像の画素値で示される距離に基づいて、手領域を算出する。例えば、図1のように、距離センサが対象物体201の上方に設置されている場合、手は対象物体よりも距離センサに近い位置にあると考えられる。そこで、手領域算出部121は、距離画像の画素の画素値が閾値以内の領域を手領域として算出する。また、手領域算出部121は、距離画像内の手領域の指先の位置(座標)を算出する。手領域算出部121は、手領域に含まれる全ての指先の位置を算出しても良いし、所定の指(例えば、人差し指)の指先の位置のみを算出してよい。
対象物体領域算出部131は、距離画像から手領域を削除する。以下、距離画像から手領域が削除された画像を手領域削除画像と称する。
対象物体移動検出部141は、対象物体の移動を検出する。詳細には、対象物体移動検出部141は、手領域削除画像と過去に作成した対象領域画像182と比較し、対象物体が移動しているか否か判定する。過去に作成した対象領域画像182は、前回のインタラクション処理の実行時に記憶部181に格納した対象領域画像182である。
対象物体領域補完部151は、手領域を削除した画像の手領域の部分を過去に作成した対象領域画像182を用いて補完した補完画像を作成する。
登録部161は、対象物体の移動を検出しなかった場合、補完画像を新たな対象領域画像182として記憶部181に格納(登録)する。詳細には、登録部161は、現在、記憶部181に格納されている過去に作成した対象領域画像182を補完画像に更新する。また、登録部161は、対象物体の移動を検出した場合、手領域削除画像を新たな対象領域画像182として記憶部181に格納(登録)する。詳細には、登録部161は、現在、記憶部181に格納されている過去に作成した対象領域画像182を手領域削除画像に更新する。登録部161は、更新部の一例である。
インタラクション検出部171は、基準高さZref、指先の高さZ、およびマージンαに基づいて、対象物体に対するタッチを検出する。
記憶部181は、情報処理装置101で使用されるプログラムやデータ等を記憶する記憶装置である。記憶部181は、対象領域画像182を記憶する。
図4は、実施の形態に係るインタラクション処理のフローチャートである。
図5は、実施の形態に係るインタラクション処理を説明する図である。
実施の形態において、テーブルの上に直方体の物体(対象物体)201が置かれており、距離画像取得部111は、対象物体201の上方に設置されているものとする。また、ユーザは、対象物体201に対して手の指先でタッチ等の操作を行い、情報処理装置101は操作を検出して、操作に対応する処理を実行する。
ステップS501において、距離画像取得部111は距離画像401を取得する。図5において、距離画像401には、対象物体201と手301が含まれている。
ステップS502において、手領域算出部121は、距離画像401から手301の領域(手領域)を算出する。また、手領域算出部121は、手領域の指先の位置を算出する。実施の形態において、指先の位置として人差し指の指先の位置を検出する。
ステップS503において、対象物体領域算出部131は、距離画像401から手領域を削除し、手領域削除画像402を生成する。
ステップS504において、対象物体移動検出部141は、手領域削除画像402の各画素の画素値と記憶部181に格納されている過去の対象領域画像182の各画素の画素値との差分を算出する。対象物体移動検出部141は、算出した複数の差分のうち、閾値a以上である差分の数を評価値として算出する。過去の対象領域画像182は、前回のインタラクション処理の実行時に記憶部181に格納した対象領域画像である。
対象物体移動検出部141は、評価値を閾値bと比較し、比較結果に基づいて、対象物体201が移動したか否か判定する。詳細には、対象物体移動検出部141は、評価値が閾値b以下の場合、対象物体201は移動していないと判定し、制御はステップS505に進む。対象物体移動検出部141は、評価値が閾値bより大きい場合、対象物体201は移動したと判定し、制御はステップS507に進む。
対象物体201が前回のインタラクション処理を実行したときから移動している場合、評価値は閾値bより大きくなる。また、対象物体201が前回のインタラクション処理を実行したときと同じ位置にあれば、評価値は閾値b以下となる。
ステップS505において、対象物体領域補完部151は、手領域削除画像402の手領域の部分を過去に作成した対象領域画像182を用いて補完し、補完画像403を作成する。
ステップS506において、補完画像403を新たな対象領域画像182として記憶部181に格納(登録)する。詳細には、登録部161は、現在、記憶部181に格納されている過去に作成した対象領域画像182を補完画像403に更新する。
ステップS507において、登録部161は、手領域削除画像402を新たな対象領域画像182として記憶部181に格納(登録)する。詳細には、登録部161は、現在、記憶部181に格納されている過去に作成した対象領域画像182を手領域削除画像402に更新する。
ステップS508において、インタラクション検出部171は、手領域の指先の位置における対象領域画像182の高さが測定されているか判定する。インタラクション検出部171は、手領域の指先の位置に対応する対象領域画像182の位置の画素値がある場合、指先の位置における対象領域画像182の高さが測定されていると判定し、制御はステップS509に進む。インタラクション検出部171は、手領域の指先の位置に対応する対象領域画像182の位置の画素値がない場合、指先の位置における対象領域画像182の高さが測定されていないと判定し、制御はステップS511に進む。
ステップS509において、インタラクション検出部171は、距離画像401における手301の指先の位置の高さ(画素値)Zが基準高さZrefからマージンαを減算した値より大きいか否か判定する。基準高さZrefは、距離画像401における指先の位置に対応する対象領域画像182の位置の高さ(画素値)である。Z>Zref−αである場合(すなわち、基準高さZrefと指先の高さZとの差分がマージンαより小さい場合)、制御はステップS510に進む。Z≦Zref−αである場合、インタラクション検出部171は、タッチ非検出と判定し、処理は終了する。
図6は、タッチ検出を説明する図である。
図6において、指の高さZや基準高さZrefは、対象物体201の上方に備えられた距離画像取得部111(不図示)からの距離を示し、指の高さZや基準高さZrefは、距離画像401および対象領域画像182の画素の画素値である。
図6において、指311の指先は、対象物体201の上方、すなわち距離画像401において対象物体201の領域内に存在している。このとき、基準高さZrefは、対象物体201の高さ、すなわち対象領域画像182の対象物体201の領域内の指先の位置に対応する画素の画素値Zrefとなる。また、指先が距離画像401において対象物体201の領域外に存在している場合、基準高さZrefは、テーブルの高さ、すなわち対象領域画像182の対象物体201の領域外の指先の位置に対応する画素の画素値Zrefとなる。
指311の指先が対象物体201の上面からマージンα以上離れた位置にあり、このときの指先の高さはZであるとする。このとき、Z≦Zref−αとなり、タッチは検出されない。
指311の指先が対象物体201の上面からマージンα離れた位置より近い位置にあり、このときの指先の高さはZであるとする。このとき、Z>Zref−αとなり、インタラクション検出部171はタッチを検出する。
ステップS510において、インタラクション検出部171は、タッチを検出する。インタラクション検出部171は、指先の位置が対象領域画像182の対象物体201の領域内にあれば、指先が対象物体201にタッチしたと判定する。また、インタラクション検出部171は、指先の位置が対象領域画像182の対象物体201の領域外にあれば、指先がテーブルにタッチしたと判定する。そして、インタラクション検出部171は、対象物体201またはテーブルへのタッチの検出に対応する所定の処理を実行する。
ステップS511において、インタラクション検出部171は、前フレームのインタラクションを継続する。すなわち、インタラクション検出部171は、前回のインタラクション処理においてタッチを検出した場合、今回のインタラクション処理においてもタッチを検出したと判定し、タッチの検出に対応する所定の処理を実行する。またインタラクション検出部171は、前回のインタラクション処理においてタッチを検出していない場合、今回のインタラクション処理においてもタッチを検出していない判定する。
実施の形態のインタラクション処理は、短い間隔(例えば、60分の1秒〜30分の1秒)で繰り返し実行される。それにより、対象物体201の位置を示す対象領域画像182は、対象物体201を設置または移動すると即座に登録される。また、手により隠れている部分の対象物体201の高さの情報を過去の対象領域画像182で補完することにより、従来のようなキャリブレーション処理が不要となる。
実施の形態に係る情報処理装置によれば、対象物体を設置または移動した場合に、即座にインタラクションが可能となる。
実施の形態に係る情報処理装置によれば、対象物体を設置または移動した場合に、従来のようなキャリブレーション処理を行う必要が無く、ユーザビリティが向上する。
また、実施の形態に係る情報処理装置によれば、特許文献2に記載のような対象物体の3次元形状を特定するためのマーカ(バーコード)の付与の必要が無くユーザビリティが向上する。
図7は、他の実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。
情報処理装置601は、距離画像取得部611、手領域算出部621、対象物体領域算出部631、対象物体移動検出部641、対象物体領域補完部651、登録部661、インタラクション検出部671、および記憶部681を備える。
情報処理装置601は、例えば、PC等のコンピュータである。情報処理装置601は、図1および図2の情報処理装置21に相当する。
距離画像取得部611は、距離画像取得部611と撮影範囲に含まれる物体との間の距離を測定し、測定した距離を所定の範囲(例えば、0から255)の値に変換し、変換した値を画素値とする距離画像(デプスマップ)を生成する。距離画像は、測定した距離を濃淡で表したグレースケール画像であり、例えば、各画素の画素値は0から255の範囲の値となる。距離画像において、距離が近いほど黒く(濃く)表示され、画素値は小さくなり、距離が遠いほど白く(淡く)表示され、画素値は大きくなる。距離画像取得部611は、例えば、距離センサである。距離画像取得部611は、図1の距離センサ22およびインタラクティブプロジェクタ23に含まれる距離センサに相当する。
手領域算出部621は、距離画像から手の領域(手領域)を算出する。手領域算出部621は、例えば、距離画像の画素値で示される距離に基づいて、手領域を算出する。例えば、図1のように、距離センサが対象物体201の上方に設置されている場合、手301は対象物体201よりも距離センサに近い位置にあると考えられる。そこで、手領域算出部621は、距離画像の画素の画素値が閾値以内の領域を手領域として算出する。また、手領域算出部621は、距離画像内の手領域の指先の位置(座標)を算出する。手領域算出部621は、手領域に含まれる全ての指先の位置を算出しても良いし、所定の指(例えば、人差し指)の指先の位置のみを算出してよい。
対象物体領域算出部631は、距離画像から手領域を削除する。以下、距離画像から手領域が削除された画像を手領域削除画像と称する。
対象物体移動検出部641は、対象物体の移動を検出する。詳細には、対象物体移動検出部641は、手領域削除画像と過去に作成した対象領域画像682と比較し、対象物体が移動しているか否か判定する。過去に作成した対象領域画像682は、前回のインタラクション処理の実行時に記憶部681に格納した対象領域画像682である。
対象物体領域補完部651は、手領域を削除した画像の手領域の部分を過去に作成した対象領域画像682を用いて補完し、さらに手領域以外の領域を対象領域画像682と画素毎の平均化回数を用いて平均化し、補完画像を作成する。
登録部661は、対象物体の移動を検出しなかった場合、補完画像を新たな対象領域画像682として記憶部681に格納(登録)する。詳細には、登録部661は、現在、記憶部681に格納されている過去に作成した対象領域画像682を補完画像に更新する。登録部661は、対象領域画像682の画素毎の平均化回数を更新する。
登録部661は、対象物体の移動を検出した場合、手領域削除画像を新たな対象領域画像682として記憶部681に格納(登録)する。詳細には、登録部661は、現在、記憶部681に格納されている過去に作成した対象領域画像682を手領域削除画像に更新する。登録部661は、対象領域画像682の画素毎の平均化回数を初期化する。登録部661は、更新部の一例である。
インタラクション検出部671は、基準高さZref、指先の高さZ、およびマージンαに基づいて、対象物体に対するタッチを検出する。
記憶部681は、情報処理装置601で使用されるプログラムやデータ等を記憶する記憶装置である。記憶部681は、対象領域画像682を記憶する。また、記憶部681は、対象領域画像682の各画素の平均化回数を記憶する。ある画素の平均化回数は、当該画素の画素値の算出に用いられた画素値の数である。また、平均化回数は、当該画素の画素値のために行われた平均化処理の回数を示し、平均化処理の回数に1加算した値となる。
図8は、他の実施の形態に係るインタラクション処理のフローチャートである。
図9は、他の実施の形態に係るインタラクション処理を説明する図である。
他の実施の形態において、テーブルの上に直方体の物体(対象物体)201が置かれており、距離画像取得部611は、対象物体201の上方に設置されているものとする。また、ユーザは、対象物体201に対して手の指先でタッチ等の操作を行い、情報処理装置601は操作を検出して、操作に対応する処理を実行する。
ステップS701において、距離画像取得部611は距離画像401を取得する。図9において、距離画像401には、対象物体201と手301が含まれている。
ステップS702において、手領域算出部621は、距離画像401から手301の領域(手領域)を算出する。また、手領域算出部621は、手領域の指先の位置を算出する。実施の形態において、指先の位置として人差し指の指先の位置を検出する。
ステップS703において、対象物体領域算出部631は、距離画像401から手領域を削除し、手領域削除画像402を生成する。
ステップS704において、対象物体移動検出部641は、手領域削除画像402の各画素の画素値と記憶部681に格納されている過去の対象領域画像682の各画素の画素値との差分を算出する。対象物体移動検出部141は、算出した複数の差分のうち、閾値a以上である差分の数を評価値として算出する。過去の対象領域画像682は、前回のインタラクション処理の実行時に記憶部681に格納した対象領域画像である。
対象物体移動検出部641は、評価値を閾値bと比較し、比較結果に基づいて、対象物体201が移動したか否か判定する。詳細には、対象物体移動検出部641は、評価値が閾値b以下の場合、対象物体201は移動していないと判定し、制御はステップS705に進む。対象物体移動検出部641は、評価値が閾値bより大きい場合、対象物体201は移動したと判定し、制御はステップS708に進む。
対象物体201が前回のインタラクション処理を実行したときから移動している場合、評価値は閾値bより大きくなる。また、対象物体201が前回のインタラクション処理を実行したときと同じ位置にあれば、評価値は閾値b以下となる。
ステップS705において、対象物体領域補完部651は、手領域削除画像402の手領域を過去に作成した対象領域画像682を用いて補完する。さらに、対象物体領域補完部651は、手領域削除画像402の手領域以外の第1の領域の各画素を第1の領域に対応する過去の対象領域画像682の第2の領域の各画素と第2の領域の各画素の平均化回数を用いて平均化し、補完画像404を作成する。ただし、第2の領域において、距離が測定されていない箇所、すなわち画素値が存在しない箇所は、当該箇所に対応する第1の領域の画素の画素値をそのまま用いて、補完画像404を作成する。
例えば、手領域削除画像402の第1の領域の画素p(x,y)の画素値がv(x,y)であり、対象領域画像682の第2の領域の画素p’(x,y)の画素値がv’(x,y)とする。また、画素p’(x,y)の平均化回数をnxyとする。このとき、補完画像404の画素p’’(x,y)の画素値v’’(x,y)は、v’’(x,y)=(v(x,y)+nxy*v’(x,y))/(nxy+1)となる。
登録部661は、対象領域画像682の第2の領域の各画素の平均化回数を1加算する。
ステップS706において、登録部661は、補完画像404を新たな対象領域画像682として記憶部681に格納(登録)する。詳細には、登録部661は、現在、記憶部681に格納されている過去に作成した対象領域画像682を補完画像403に更新する。
ステップS707において、インタラクション検出部671は、対象領域画像682の各画素のマージンαを各画素の平均化回数に基づいて変更する。対象領域画像682の画素p(x,y)のマージンαxyは、画素p(x,y)の平均化回数をnxyとすると下式で算出される。
αxy=(1*β)/(nxy)*α
αは初期マージンであり、βは任意の定数(ただし、0<β≦1)であり、距離画像取得部611の測定精度に応じて予め設定されている。βは、平均化回数nxyをどの程度考慮させるかを示す定数である。上式のように、平均化回数nxyが大きくなるとマージンαxyは小さくなる。
ステップS708において、登録部661は、手領域削除画像402を新たな対象領域画像682として記憶部681に格納(登録)する。詳細には、登録部661は、現在、記憶部681に格納されている過去に作成した対象領域画像182を手領域削除画像402に更新する。登録部661は、対象領域画像682の各画素の平均化回数を初期化する。詳細には、登録部661は、対象領域画像682のうち手領域の画素の平均化回数を0にし、対象領域画像682のうち手領域以外の領域の画素の平均化回数を1にする。
ステップS709において、インタラクション検出部671は、手領域の指先の位置における対象領域画像682の高さが測定されているか判定する。インタラクション検出部171は、手領域の指先の位置に対応する対象領域画像682の位置の画素値がある場合、指先の位置における対象領域画像682の高さが測定されていると判定し、制御はステップS710に進む。インタラクション検出部671は、手領域の指先の位置に対応する対象領域画像182の位置の画素値がない場合、指先の位置における対象領域画像182の高さが測定されていないと判定し、制御はステップS712に進む。
ステップS710において、インタラクション検出部671は、距離画像401における手301の指先の位置p(x,y)の高さ(画素値)Zが基準高さZrefから指先の位置に対応するマージンαxyを減算した値より大きいか否か判定する。Z>Zref−αxyである場合(すなわち、基準高さZrefと指先の高さZとの差分がマージンαxyより小さい場合)、制御はステップS711に進む。基準高さZrefは、距離画像401における指先の位置に対応する対象領域画像682の位置の高さ(画素値)である。Z≦Zref−αxyである場合、インタラクション検出部671は、タッチ非検出と判定し、処理は終了する。
ステップS711において、インタラクション検出部671は、タッチを検出する。インタラクション検出部671は、指先の位置が対象領域画像682の対象物体201の領域内にあれば、指先が対象物体201にタッチしたと判定する。また、インタラクション検出部171は、指先の位置が対象領域画像682の対象物体201の領域外にあれば、指先がテーブルにタッチしたと判定する。そして、インタラクション検出部171は、対象物体201またはテーブルへのタッチの検出に対応する所定の処理を実行する。
ステップS712において、インタラクション検出部671は、前フレームのインタラクションを継続する。すなわち、インタラクション検出部671は、前回のインタラクション処理においてタッチを検出した場合、今回のインタラクション処理においてもタッチを検出したと判定し、タッチの検出に対応する所定の処理を実行する。またインタラクション検出部671は、前回のインタラクション処理においてタッチを検出していない場合、今回のインタラクション処理においてもタッチを検出していない判定する。
他の実施の形態のインタラクション処理は、短い間隔(例えば、60分の1秒〜30分の1秒)で繰り返し実行される。それにより、対象物体201の位置を示す対象領域画像682は、対象物体201を設置または移動すると即座に登録される。また、手により隠れている部分の対象物体201の高さの情報を過去の対象領域画像182で補完することにより、従来のようなキャリブレーション処理が不要となる。
他の実施の形態に係る情報処理装置によれば、対象物体を設置または移動した場合に、即座にインタラクションが可能となる。
他の実施の形態に係る情報処理装置によれば、対象物体201の位置を示す対象領域画像を過去の対象領域画像の平均を用いて算出することで、精度が向上し、誤判定の可能性が低減する。
他の実施の形態に係る情報処理装置によれば、対象物体を設置または移動した場合に、従来のようなキャリブレーション処理を行う必要が無く、ユーザビリティが向上する。
また、他の実施の形態に係る情報処理装置によれば、特許文献2に記載のような対象物体の3次元形状を特定するためのマーカ(バーコード)の付与の必要が無くユーザビリティが向上する。
図10は、情報処理装置(コンピュータ)の構成図である。
実施の形態の情報処理装置101、601は、例えば、図10に示すような情報処理装置(コンピュータ)1によって実現可能である。
情報処理装置1は、CPU2、メモリ3、入力装置4、出力装置5、記憶部6、記録媒体駆動部7、及びネットワーク接続装置8を備え、それらはバス9により互いに接続されている。
CPU2は、情報処理装置1全体を制御する中央処理装置である。CPU2は、手領域算出部121,621、対象物体領域算出部131,631、対象物体移動検出部141,641、対象物体領域補完部151,651、登録部161,661、およびインタラクション検出部171,671として動作する。
メモリ3は、プログラム実行の際に、記憶部6(あるいは可搬記録媒体10)に記憶されているプログラムあるいはデータを一時的に格納するRead Only Memory(ROM)やRandom Access Memory(RAM)等のメモリである。CPU2は、メモリ3を利用してプログラムを実行することにより、上述した各種処理を実行する。
この場合、可搬記録媒体10等から読み出されたプログラムコード自体が実施の形態の機能を実現する。
入力装置4は、ユーザ又はオペレータからの指示や情報の入力、情報処理装置1で用いられるデータの取得等に用いられる。入力装置4は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、カメラ、または距離センサ等である。入力装置4は、距離画像取得部111に対応する。
出力装置5は、ユーザ又はオペレータへの問い合わせや処理結果を出力したり、CPU2による制御により動作する装置である。出力装置5は、例えば、ディスプレイ、またはプリンタ等である。
記憶部6は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置1は、記憶部6に、上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ3に読み出して使用する。メモリ3および記憶部6は、記憶部181,681に対応する。
記録媒体駆動部7は、可搬記録媒体10を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体としては、メモリカード、フレキシブルディスク、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。ユーザは、この可搬記録媒体10に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ3に読み出して使用する。
ネットワーク接続装置8は、Local Area Network(LAN)やWide Area Network(WAN)等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インターフェースである。ネットワーク接続装置8は、通信ネットワークを介して接続された装置へデータの送信または通信ネットワークを介して接続された装置からデータを受信する。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
過去に生成した対象物体までの距離を示す対象領域画像を記憶する記憶部と、
手と前記対象物体までの距離を示し、前記対象領域画像の生成よりも後に取得された距離画像内の手領域を算出する手領域算出部と、
前記距離画像から前記手領域を削除した画像と前記対象領域画像とを比較して、前記対象物体の移動を検出する移動検出部と、
前記対象物体の移動が検出されない場合、前記手領域を削除した画像の前記手領域を前記対象領域画像を用いて補完することにより補完画像を生成する補完部と、
前記対象物体の移動が検出されない場合、前記対象領域画像を前記補完画像で更新し、前記対象物体の移動が検出された場合、前記対象領域画像を前記手領域を削除した画像で更新する更新部と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記補完部は、前記距離画像の前記手領域以外の第1の領域を前記第1の対象領域画像の前記第1の領域に対応する第2の領域と前記第2の領域の平均化回数に基づいて平均化することより前記補完画像を生成すること特徴とする付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記平均化回数に基づいてマージンを算出し、前記手領域の指先の高さと前記対象物体の高さとの差分が前記マージンより小さい場合に、前記対象物体に対するタッチを検出するタッチ検出部をさらに備える付記2記載の情報処理装置。
(付記4)
前記マージンは、前記平均化回数が多いほど小さくなることを特徴とする付記3記載の情報処理装置。
(付記5)
過去に生成した対象物体までの距離を示す対象領域画像を記憶する情報処理装置が実行するインタラクション方法であって、
手と前記対象物体までの距離を示し、前記対象領域画像の生成よりも後に取得された距離画像内の手領域を算出し、
前記距離画像から前記手領域を削除した画像と前記対象領域画像とを比較して、前記対象物体の移動を検出し、
前記対象物体の移動が検出されない場合、前記手領域を削除した画像の前記手領域を前記対象領域画像を用いて補完することにより補完画像を生成し、
前記対象物体の移動が検出されない場合、前記対象領域画像を前記補完画像で更新し、前記対象物体の移動が検出された場合、前記対象領域画像を前記手領域を削除した画像で更新する、
処理を備えるインタラクション方法。
(付記6)
前記補完画像を生成する処理において、前記距離画像の前記手領域以外の第1の領域を前記第1の対象領域画像の前記第1の領域に対応する第2の領域と前記第2の領域の平均化回数に基づいて平均化すること特徴とする付記5記載のインタラクション方法。
(付記7)
前記平均化回数に基づいてマージンを算出し、前記手領域の指先の高さと前記対象物体の高さとの差分が前記マージンより小さい場合に、前記対象物体に対するタッチを検出する処理をさらに備える付記6記載のインタラクション方法。
(付記8)
前記マージンは、前記平均化回数が多いほど小さくなることを特徴とする付記7記載のインタラクション方法。
(付記9)
過去に生成した対象物体までの距離を示す対象領域画像を記憶するコンピュータに、
手と前記対象物体までの距離を示し、前記対象領域画像の生成よりも後に取得された距離画像内の手領域を算出し、
前記距離画像から前記手領域を削除した画像と前記対象領域画像とを比較して、前記対象物体の移動を検出し、
前記対象物体の移動が検出されない場合、前記手領域を削除した画像の前記手領域を前記対象領域画像を用いて補完することにより補完画像を生成し、
前記対象物体の移動が検出されない場合、前記対象領域画像を前記補完画像で更新し、前記対象物体の移動が検出された場合、前記対象領域画像を前記手領域を削除した画像で更新する、
処理を実行させるインタラクションプログラム。
(付記10)
前記補完画像を生成する処理において、前記距離画像の前記手領域以外の第1の領域を前記第1の対象領域画像の前記第1の領域に対応する第2の領域と前記第2の領域の平均化回数に基づいて平均化すること特徴とする付記9記載のインタラクションプログラム。
(付記11)
前記平均化回数に基づいてマージンを算出し、前記手領域の指先の高さと前記対象物体の高さとの差分が前記マージンより小さい場合に、前記対象物体に対するタッチを検出する処理をさらに備える付記10記載のインタラクションプログラム。
(付記12)
前記マージンは、前記平均化回数が多いほど小さくなることを特徴とする付記11記載のインタラクションプログラム。
21 情報処理装置
22 距離センサ
23 インタラクティブプロジェクタ
101 情報処理装置
111 距離画像取得部
121 手領域算出部
131 対象物体領域算出部
141 対象物体移動検出部
151 対象物体領域補完部
161 登録部
171 インタラクション検出部
181 記憶部
182 対象領域画像
201 対象物体
301 手
601 情報処理装置
611 距離画像取得部
621 手領域算出部
631 対象物体領域算出部
641 対象物体移動検出部
651 対象物体領域補完部
661 登録部
671 インタラクション検出部
681 記憶部
682 対象領域画像

Claims (6)

  1. 過去に生成した対象物体までの距離を示す対象領域画像を記憶する記憶部と、
    手と前記対象物体までの距離を示し、前記対象領域画像の生成よりも後に取得された距離画像内の手領域を算出する手領域算出部と、
    前記距離画像から前記手領域を削除した画像と前記対象領域画像とを比較して、前記対象物体の移動を検出する移動検出部と、
    前記対象物体の移動が検出されない場合、前記手領域を削除した画像の前記手領域を前記対象領域画像を用いて補完することにより補完画像を生成する補完部と、
    前記対象物体の移動が検出されない場合、前記対象領域画像を前記補完画像で更新し、前記対象物体の移動が検出された場合、前記対象領域画像を前記手領域を削除した画像で更新する更新部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記補完部は、前記距離画像の前記手領域以外の第1の領域を前記第1の対象領域画像の前記第1の領域に対応する第2の領域と前記第2の領域の平均化回数に基づいて平均化することより前記補完画像を生成すること特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記平均化回数に基づいてマージンを算出し、前記手領域の指先の高さと前記対象物体の高さとの差分が前記マージンより小さい場合に、前記対象物体に対するタッチを検出するタッチ検出部をさらに備える請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記マージンは、前記平均化回数が多いほど小さくなることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 過去に生成した対象物体までの距離を示す対象領域画像を記憶する情報処理装置が実行するインタラクション方法であって、
    手と前記対象物体までの距離を示し、前記対象領域画像の生成よりも後に取得された距離画像内の手領域を算出し、
    前記距離画像から前記手領域を削除した画像と前記対象領域画像とを比較して、前記対象物体の移動を検出し、
    前記対象物体の移動が検出されない場合、前記手領域を削除した画像の前記手領域を前記対象領域画像を用いて補完することにより補完画像を生成し、
    前記対象物体の移動が検出されない場合、前記対象領域画像を前記補完画像で更新し、前記対象物体の移動が検出された場合、前記対象領域画像を前記手領域を削除した画像で更新する、
    処理を備えるインタラクション方法。
  6. 過去に生成した対象物体までの距離を示す対象領域画像を記憶するコンピュータに、
    手と前記対象物体までの距離を示し、前記対象領域画像の生成よりも後に取得された距離画像内の手領域を算出し、
    前記距離画像から前記手領域を削除した画像と前記対象領域画像とを比較して、前記対象物体の移動を検出し、
    前記対象物体の移動が検出されない場合、前記手領域を削除した画像の前記手領域を前記対象領域画像を用いて補完することにより補完画像を生成し、
    前記対象物体の移動が検出されない場合、前記対象領域画像を前記補完画像で更新し、前記対象物体の移動が検出された場合、前記対象領域画像を前記手領域を削除した画像で更新する、
    処理を実行させるインタラクションプログラム。
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