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JP6683538B2 - カード処理装置及び自動取引装置 - Google Patents
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JP6683538B2 - カード処理装置及び自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気カードを取り扱うカード処理装置及び自動取引装置に関する。
ATM(Automatic Teller Machine)及びCD(Cash Dispenser)等の磁気カードを取り扱う装置に搭載されるカード処理装置であって、磁気データを読み取り(リード)及び情報を書き込む(ライト)する装置においては、搬送路に沿って設けられたローラ対で、カードの上下から挟み込んで搬送する構造が一般的である。また、磁気データをリード及び、ライトする磁気ヘッドをバネなどによって、磁気カード上の磁気ストライプに付勢する構成となっている構造が一般的である。
上記の構成のカード処理装置にあっては、ローラの押圧及び磁気ヘッドの押圧は、カードが変形している場合及び、カード表面に汚れが付着している場合の様な悪条件下で、カードがジャムを起こして搬送不良にならない様に、高めの値に固定する構成とするか、又は特許文献1に記載のカード処理装置の様に、磁気データのリード又はライトが正常に完了しなかった場合に、ローラの押圧及び磁気ヘッドの押圧を変化させてリトライして磁気データのリード又はライトの成功率を向上させる構成が提案されている。
特開2004−227453号公報
しかしながら、上述したカード処理装置においては磁気データのリード及びライトのエラーが発生する原因についての分析をする術が無く、予め設定したローラ押圧及びローラギャップと、磁気ヘッドの押圧及びヘッドギャップの組み合わせの内の幾つかのパターンを用いてリトライするしかないため、カード状媒体側の外乱、即ちカードの変形及びカード表面の汚れと、カード処理装置の搬送系の劣化に起因する内的な変動の全てに対応して、磁気データのリード及びライトの成功率を向上することが難しい。また、磁気データのライト結果の判定をベリファイリードができるかどうかだけで判断するため、正常なライト状態の基準値に対するマージンの評価が出来ないので、予防保全が出来ない。
本発明は係る課題に鑑み、磁気カード側の外乱や磁気カードの搬送系の影響でリードデータにエラーが生じても、エラーの原因となる制御対象を特定して制御することで、再度リードデータにエラーが生じるのを防止することができるカード処理装置及び自動取引装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、磁気情報が記録された磁気カードを搬送するための空間となる搬送路の途中にプラテンローラと相対向した配置され、前記搬送路に沿って搬送される前記磁気カードの磁気情報を読み取り、読み取った磁気情報をアナログのリード信号として出力する磁気ヘッドと、前記搬送路に沿って一対ずつ分散した配置された複数の搬送ローラを含み、前記各搬送ローラを回転させて前記磁気カードを前記搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送路における前記磁気カードの位置を検出し、検出信号を出力する位置検出手段と、前記複数の搬送ローラのうち各対の搬送ローラ間のローラギャップをそれぞれ調整する複数のローラギャップ調整手段と、前記複数の搬送ローラに属する各対の搬送ローラのうち一方の搬送ローラから前記搬送路における前記磁気カードに作用するローラ押圧をそれぞれ調整する複数のローラ押圧調整手段と、前記プラテンローラと前記磁気ヘッドとの間のヘッドギャップを調整するヘッドギャップ調整手段と、前記プラテンローラから前記搬送路における前記磁気カードに作用するヘッド押圧を調整するヘッド押圧調整手段と、前記磁気ヘッドの出力信号と前記位置検出手段の検出信号を処理し、処理結果を基に前記各調整手段の中から制御対象となる調整手段を選択して制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記磁気ヘッドの出力信号を複数のビットから構成されるリードデータに変換し、前記変換されたリードデータの各ビットの読取り時間値の変動率を示すジッタとその発生位置を計算し、当該計算結果の中に限界値を超えたジッタが存在する場合、前記限界値を超えたジッタの発生場所を特定し、前記特定したジッタの発生場所と前記位置検出手段の検出による前記磁気カードの位置を基に前記各調整手段の中から前記制御対象となる調整手段を選択することを特徴とする。
本発明によれば、磁気カード側の外乱や磁気カードの搬送系の影響でリードデータにエラーが生じても、エラーの原因となる制御対象を特定して制御することで、再度リードデータにエラーが生じるのを防止することができる。
本実施の形態のカード処理装置を示す図であって、カード処理装置の平面図である。 本実施の形態のカード処理装置を示す図であって、図1AのX−X線断面図である。 本実施の形態に係るカード処理装置のハードウェア資源を示すブロック図である。 本実施の形態の作用を説明するためのフローチャートである。 カード処理装置の縦断面図であって、磁気カードの位置を時系列に沿って遷移的に説明するための縦断面図である。 磁気カードをリードした時に磁気ヘッドから出力されるアナログ電圧の波形図である。 磁気データの各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率を示す特性図である。 リードエラー発生時における磁気データの各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率を示す特性図である。 リードエラー発生時における磁気データの各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率を示す特性図である。 警告発生時における磁気データの各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率を示す特性図である。 警告発生時における磁気データの各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率を示す特性図である。 磁気カードに記録された磁気データの特性図である。 磁気カードに記録された磁気データをリードして得られたリードデータの波形図である。 磁気カードに記録された磁気データをリードして得られたリードデータを増幅した際の波形図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1Aは、本実施の形態のカード処理装置を示す図であって、カード処理装置の平面図、図1Bは、図1AのX−X線断面図である。
図1A、図1Bにおいて、カード処理装置10は、例えば、箱型に形成されており、カード処理装置10内には、磁気カード11の情報読み書き系として、磁気ヘッド40が収納され、磁気カード11の搬送系(搬送ローラ)として、複数のドライブローラ20A、20B、20C、20Dと、複数のアイドラローラ30A、30B、30C、30Dが収納されている。
磁気ヘッド40は、磁気情報が記録された磁気カード11を搬送するための空間となる搬送路(図示せず)の途中に、プラテンローラ50と相対向した配置され、搬送路に沿って搬送される磁気カード11の磁気情報を読み取り、読み取った磁気情報をアナログのリード信号として出力する。なお、磁気ヘッド40は、磁気カード11に対して磁気データの書き込み(ライト)を行うこともできる。
各ドライブローラ20A、20B、20C、20Dと各アイドラローラ30A、30B、30C、30Dは、それぞれカード挿入口(カード挿入排出口)60側から、それぞれ第1ローラ、第2ローラ、第3ローラ、第4ローラとして、一対ずつ搬送路に沿って分散して配置されている。アイドラローラ30A〜30Dは、各アイドラローラ30A〜30Dを上下動自在に保持する保持レバー31A〜31Dに保持されている(保持レバー31Cは図示せず)。各保持レバー31A〜31Dは、各上端側が押圧バネ32A〜32D(押圧バネ32Cは図示せず)を介してローラ押圧制御アクチュエータ33A〜33Dに連結され(ローラ押圧制御アクチュエータ33Cは図示せず)、各先端側がローラギャップ制御アクチュエータ34A〜34Dに連結されている(ローラギャップ制御アクチュエータ34Cは図示せず)。各ドライブローラ20A〜20Dは、エンコーダ付モータ(図示せず)にベルト(図示せず)を介して連結され、エンコーダ付モータの回転力を受けて回転し、磁気カード11を搬送する。各アイドラローラ30A〜30Dは、各ドライブローラ20A〜20Dとの間に挿入された磁気カード11を押圧しながら回転する。この際、各ドライブローラ20A〜20Dと、各アイドラローラ30A〜30Dと、エンコーダ付モータ及びベルトは、磁気カード11を搬送路に沿って搬送する搬送手段として機能する。
また、各アイドラローラ30A〜30Dから磁気カード11に作用する押圧力が、ローラ押圧制御アクチュエータ33A〜33Dによって調整され、各アイドラローラ30A〜30Dと各ドライブローラ20A〜20Dとの間のギャップ(ローラギャップ)が、ローラギャップ制御アクチュエータ34A〜34Dによって調整される。この際、ローラ押圧制御アクチュエータ33A〜33Dは、各対の搬送ローラ(ドライブローラとアイドラローラ)のうち一方の搬送ローラ(アイドラローラ)から搬送路における磁気カード11に作用するローラ押圧を調整するローラ押圧調整手段として機能し、ローラギャップ制御アクチュエータ34A〜34Dは、各対の搬送ローラ間のローラギャップをそれぞれ調整するローラギャップ調整手段として機能する。
また、アイドラローラ30C近傍に配置された磁気ヘッド40に相対向してプラテンローラ50が配置されている。プラテンローラ50は、プラテンローラ50を上下動自在に保持する保持レバー51に保持されている。保持レバー51は、その上端側が押圧バネ53を介してヘッド押圧制御アクチュエータ52に連結されている。また、磁気ヘッド40には、ヘッドギャップ制御アクチュエータ41が連結されている。プラテンローラ50は、プラテンローラ50と磁気ヘッド40との間に搬送された磁気カード11を押圧しながら回転する。この際、プラテンローラ50から磁気カード11に作用する押圧力が、ヘッド押圧制御アクチュエータ52によって調整され、磁気ヘッド40とプラテンローラ50との間のギャップ(ヘッドギャップ)が、ヘッドギャップ制御アクチュエータ41によって調整される。ヘッド押圧制御アクチュエータ52は、プラテンローラ50から搬送路における磁気カード11に作用するヘッド押圧を調整するヘッド押圧調整手段として機能し、ヘッドギャップ制御アクチュエータ41は、プラテンローラ50と磁気ヘッド40との間のヘッドギャップを調整するヘッドギャップ調整手段として機能する。
図2は、本実施の形態に係るカード処理装置のハードウェア資源を示すブロック図である。図2において、カード処理装置10は、磁気カード11のリードライト処理の制御、磁気カード11の搬送制御、搬送ローラの押圧とギャップの制御、磁気ヘッド40の押圧とギャップの制御を実行するための制御部70を備えている。制御部70は、例えば、マイクロコンピュータ71で構成される。マイクロコンピュータ71は、CPU(Central Processing Unit)72、RAM(Random Access Memory)73、ROM(Read Only Memory)74、入出力部(I/O)76及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス75を有している。
入出力部(I/O)76には、カード処理装置10の外部の装置、例えば、ATMに属する装置と情報の送受信を行うためのインタフェイス(I/F)77が接続され、カード搬送動作の入力系として、フォトセンサ78、プリヘッド79が接続され、カード搬送動作の入出力系として、エンコーダ付モータ80が接続されている。入出力部(I/O)76には、情報読み書き系として、磁気ヘッド40が接続され、搬送ローラの押圧とギャップの制御系として、ローラ押圧制御アクチュエータ33、ローラギャップ制御アクチュエータ34が接続され、磁気ヘッド40の押圧とギャップの制御系として、ヘッド押圧制御アクチュエータ52、ヘッドギャップ制御アクチュエータ41が接続されている。
フォトセンサ78は、複数の発光素子と複数の受光素子を含み、磁気カード11の搬送位置を検出するために、各発光素子と各受光素子が、第1ローラ〜第4ローラの近傍の領域に、それぞれ磁気カード11の搬送路(図示せず)を間にして相対向して配置されている。この際、フォトセンサ78は、搬送路における磁気カード11の位置を検出し、検出信号を制御部70に出力する位置検出手段として機能する。プリヘッド79は、カード挿入口60に挿入された磁気カード11の磁気ストライプを検知した場合、検知信号を制御部70に出力する。この場合、制御部70は、カード挿入口60を開閉するシャッタ(図示せず)を開くための制御を実行する。エンコーダ付モータ80は、第1ローラと第2ローラとの間に配置されて複数のスリットを有する回転盤(図示せず)と、指定のスリットを通過した光を検知するためのフォトセンサ(回転盤を間にした相対向して配置された発光素子と受光素子)を含み、ベルト(図示せず)を介してドライブローラ20A〜20Dを回転駆動すると共に、フォトセンサの出力によるエンコーダ信号(タイミングパルス信号)を、磁気カード11の速度情報として制御部70に出力する。この際、制御部70は、磁気カード11の速度情報を基にエンコーダ付モータ80の回転速度を制御することで、磁気カード11の移動速度を制御することができる。ローラ押圧制御アクチュエータ33は、ローラ押圧制御アクチュエータ33A〜33Dから構成され、ローラギャップ制御アクチュエータ34は、ローラギャップ制御アクチュエータ34A〜34Dから構成される。
また、制御部70は、磁気ヘッド40の出力信号とフォトセンサ(位置検出手段)78の検出信号を処理し、処理結果を基に各調整手段(ローラ押圧制御アクチュエータ33、ローラギャップ制御アクチュエータ34、ヘッド押圧制御アクチュエータ52、ヘッドギャップ制御アクチュエータ41)の中から制御対象となる調整手段を選択して制御する制御手段として機能する。
以下、本実施の形態の作用を、図3に従って説明する。図3は、本実施の形態の作用を説明するためのフローチャートである。図3において、磁気カード11がカード挿入口60から挿入されると、第1ローラ近傍のフォトセンサ78が磁気カード11の挿入を検知して検知信号を制御部70に出力し、プリヘッド79が磁気カード11の磁気ストライプを検知して検知信号を制御部70に出力し、エンコーダ付モータ80がカード搬送ローラ(ドライブローラ20A〜20D)を駆動し、制御部70のCPU72が磁気リード処理を開始する(S1)。この際、CPU72は、フォトセンサ78からの検知信号を基に磁気カード11の位置を判定し、この判定結果とプリヘッド79からの検知信号を基にシャッタを開く制御を実行する。
CPU72は、磁気カード11に、例えば、FM変調方式による磁気信号(アナログ信号)が記録されている場合、ステップS1の磁気リード処理では、磁気ヘッド40が磁気カード11の磁気情報をリードして得られたアナログ信号を復調し、復調して得られたアナログ信号をアナログ・デジタル(A/D)変換し、アナログ・デジタル(A/D)変換で得られたデジタル信号を「1」又は「0」のリードデータ(磁気データ)であって、複数のビットで構成されるリードデータとしてRAM73に格納する。この際、CPU72は、ROM74に格納されたソフトウェア(プログラム)に従ってリードデータ(磁気データ)をデコードするデコード処理を実行する。
次に、CPU72は、磁気ヘッド40から磁気信号の取得を実行し(S2)、リードOKか否かを判定する(S3)。即ち、CPU72は、ステップS2で取得した磁気信号から得られたリードデータが、水平パリティや垂直パリティを含むフォーマットに適合しているか否かを判定する。CPU72は、ステップS3で肯定の判定結果を得た場合、ステップS12の処理に移行し、ステップS3で否定の判定結果を得た場合、即ち、リードNGである場合、ジッタOKか否かを判定する(S4)。この場合、CPU72は、RAM73に格納されたリードデータの各ビットの読取り時間値の変動率を示すジッタが、予め設定された限界値よりも低いか否かを判定する。
CPU72は、ステップS4で否定の判定結果を得た場合、即ち、いずれかのビットのジッタが限界値を超えている場合、ジッタNG場所の特定を行い(S5)、続いて、ローラ押圧とギャップの最適化を行う(S6)。この際、CPU72は、ジッタが限界値を超えたビットと磁気カード11との位置関係を計算し、ジッタが限界値を超えた場所となるカード位置を特定し、特定したカード位置におけるアイドラローラに対するローラ押圧を最適化するために、ローラ押圧制御アクチュエータ33を制御すると共に、特定したカード位置におけるアイドラローラとドライブローラとのローラギャップを最適化するために、ローラギャップ制御アクチュエータ34を制御する。
次に、ステップS4で肯定の判定結果を得た場合、又はステップS6の処理が終了した場合、CPU72は、出力OKか否かを判定する(S7)。即ち、CPU72は、RAM73に格納されたリードデータの各ビットの振幅(電圧)を測定し、各ビットの測定値が設定値よりも低いか否かを判定する。
CPU72は、ステップS7で肯定の判定結果を得た場合、ステップS10の処理に移行し、ステップS7で否定の判定結果を得た場合、即ち、いずれかのビットの測定値が設定値よりも低い場合、出力NG場所の特定を行い(S8)、続いて、ヘッド押圧とギャップの最適化を行う(S9)。この際、CPU72は、測定値が設定値よりも低いビットと磁気カード11との位置関係を計算し、計算結果を基に出力NG場所(測定値が設定値よりも低い場所)となるカード位置を特定し、特定したカード位置における磁気ヘッド40に対するヘッド押圧を最適化するために、ヘッド押圧制御アクチュエータ52を制御すると共に、特定したカード位置における磁気ヘッド40と磁気カード11とのギャップ(ヘッドギャップ)を最適化するために、ヘッドギャップ制御アクチュエータ41を制御する。
次に、ステップS7で肯定の判定結果を得た場合、又はステップS9の処理が終了した場合、CPU72は、リトライリード処理を実行する(S10)。この際、CPU72は、磁気カード11をカード挿入口60まで戻し、再度、磁気カード11をカード挿入口60側から磁気ヘッド40側に搬送する制御を実行し、磁気カード11に記録された磁気情報を、再度、磁気ヘッド40でリードしてリードデータを生成する処理を実行する。或いは、CPU72は、磁気カード11をカード挿入口60まで戻す処理を実行すると共に、磁気カード11がカード挿入口60に戻るまでの間に、磁気カード11に記録された磁気情報を、再度、磁気ヘッド40でリードしてリードデータを生成する処理を実行する。
次に、CPU72は、リードOKか否かを判定する(S11)。即ち、CPU72は、ステップS10のリトライリード処理で得られたリードデータが、水平パリティや垂直パリティを含むフォーマットに適合しているか否かを判定する。CPU72は、ステップS11で肯定の判定結果を得た場合、あるいはステップS3で肯定の判定結果を得た場合、リードデータをインタフェイス77を介して上位装置、例えば、ATMに報告(転送)し(S12)、このルーチンでの処理を終了し、ステップS11で否定の判定結果を得た場合、即ち、リードNGである場合、リードエラーをインタフェイス77を介して上位装置に報告し(S13)、このルーチンでの処理を終了する。
上述したように、リードエラーが発生した場合、リードエラーの原因となる場所(カード位置)を特定し、特定した場所のアクチュエータ(制御対象)を適切に制御することで、再度リードエラーが発生するのを防止することができ、磁気データ(リードデータ)のリードの成功率を高めることができる。また、リトライリード処理が成功した後、磁気データ(ライトデータ)の書き込みを行うことで、磁気データ(ライトデータ)のライトの成功率を高めることができる。
次に、一般的なFM変調方式を使ったカード処理装置における磁気カードの位置と磁気カードのリード波形との関係を図4A〜図4Cを参照して説明する。
図4Aは、カード処理装置の縦断面図であって、磁気カードの位置を時系列に沿って遷移的に説明するための縦断面図である。図4Aにおいて、磁気カード11の位置を示すカード位置は、フォトセンサ78の出力信号とエンコーダ付モータ80の出力信号を基にCPU72によって算出され、算出されたカード位置は、例えば、カード位置1〜カード位置4まで設定される。カード位置1は、磁気カード11の前端が、第1ローラ(ドライブローラ20A)と第2ローラ(ドライブローラ20B)を通過して磁気ヘッド40に到達した位置である。カード位置2は、磁気カード11の後端が、第2ローラ(ドライブローラ20B)を抜ける領域に到達した位置である。カード位置3は、磁気カード11の前端が、第3ローラ(ドライブローラ20C)を通過して、第4ローラ(ドライブローラ20D)に到達する位置である。カード位置4は、磁気カード11の後端が、第3ローラ(ドライブローラ20C)を抜ける領域に到達した位置である。
図4Bは、磁気カードをリードした時に磁気ヘッドから出力されるアナログ電圧の波形図である。図4Bにおいて、横軸は時間(t)で、縦軸は電圧(V)を示す振幅(Am)である。磁気カード11に記録された磁気情報を磁気ヘッド40がリードした場合、磁気ヘッド40からは、アナログ電圧による磁気信号が出力される。このアナログ電圧の波形のあるピークから次のピークまでの時間値T(n)が、データの最小単位のビット(1ビットのデータ)である。また、あるピークと次のピークとの電圧差が振幅Amである。
図4Cは、磁気データの各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率を示す特性図である。図4Cにおいて、横軸はビットであり、縦軸は、変動率(%)である。図4Cには、ISO規格で規定されている磁気データの書き込みビット長さと磁気カードの搬送速度とから一義的に決まるビット読み取り時間の基準値Tに対する、各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率、即ちジッタを磁気カード11の先端から後端までプロットして得られた特性図(グラフ)が示されている。この特性図において、読み取り時間値の変動率が正、即ち読み取り時間が基準値T(図示せず)に対して長いビットは、磁気カード11のカード搬送速度が遅くなっていることを示し、変動率が負、即ち読み取り時間が基準値Tに対して短いビットは、磁気カード11のカード搬送速度が速くなっていることを示す。
また固定長方式のFM変調方式においては、0と1のデータを判別するためには、読み取り時間の基準値Tに対する、各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率、即ちジッタJの限界値Jmax及びJminが存在し、この範囲を超えた変動率が発生するとリードエラーとなる。この限界値は0と1のデータを正確に判別する為に、概ねマイナス25からプラス25パーセントに設定される。
次に、磁気カード11がカード処理装置10に挿入された後に、磁気カード11の前端が磁気ヘッド40を通過する時のジッタの変動について説明する。磁気カード11の前端が、図4Aのカード位置1、即ち磁気ヘッド40に到達した時、磁気ヘッド40のギャップが、磁気カード11の厚みよりも狭く設定されていること及び磁気ヘッド40に押圧が掛かっていることによって磁気カード11の搬送速度は遅くなる。その結果として、磁気ヘッド40による磁気データ(ビット)の読み取り時間が長くなり、図4Cのカード位置1に示すように、ジッタが正の方向に変動する。その後、磁気カード11がさらに搬送されて、カード位置2、即ち磁気カード11の後端が、第2ローラを抜ける位置に達した時、第2ローラの蹴り出し効果によってカード搬送速度が速くなる。その結果として、磁気ヘッド40による磁気データ(ビット)の読み取り時間が短くなり、図4Cのカード位置2に示すように、ジッタが負の方向に変動する。この磁気カード11のカード搬送速度が変動する位置は、カード処理装置10のカード搬送系の構成、特に、各搬送用ローラの位置関係に依存しており、磁気カード11のカード搬送速度が変動する位置は概ね決まっている。つまりカード処理装置10の特異的なカード搬送速度の変動が発生する位置は、磁気カード11の先端から順次プロットして得られたジッタのうち概ね何ビット目のジッタであるかを予測することができる。
図5Aと図5Bは、リードエラー発生時における磁気データの各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率を示す特性図である。図5Aと図5Bにおいて、横軸はビットであり、縦軸は、変動率(%)である。図5Aと図5Bには、図4Cと同様に、ビット読み取り時間の基準値Tに対する、各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率、即ちジッタを磁気カード11の先端から後端までプロットして得られた特性図(グラフ)が示されている。
ここで、カード処理装置を製造する時には、ジッタが限界値Jmax及びJminの範囲内に余裕を持って収まるように、ヘッドギャップ及びローラギャップを調整する構成が一般的である。その後、市場でカード処理装置が稼働すると、カード状媒体(磁気カード11)側の外乱、即ち、磁気カード11の変形及び、表面の汚れ、又はカード処理装置内部のカード搬送系の突発的な劣化又は継時的な劣化の影響によってジッタが、限界値Jmax及びJminの範囲を超える場合が発生する。
例えば、図5Aに示すように、磁気カード11の前端が、磁気ヘッド40に突入した際に、カード位置1で、カード搬送速度が低下して、ジッタが正の方向に限界値を超えることがある。また、図5Bに示すように、カード位置2で、磁気カード11の後端が、第2ローラから蹴り出される時の速度が速くなり過ぎて、ジッタが負の方向に限界値を超えることがある。これらの場合は、カード処理装置10のCPU72が、「0」と「1」のデータを判別出来ない可能性が大きくなり、結果としてリードエラーとなる。
次に、本実施の形態のカード処理装置10での搬送用ローラの押圧及びローラギャップの制御方法と、磁気ヘッド40の押圧及びヘッドギャップの制御方法を図6A、図6Bを参照して述べる。図6A、図6Bは、警告発生時における磁気データの各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率を示す特性図である。図6Aと図6Bにおいて、横軸はビットであり、縦軸は、変動率(%)である。図6Aと図6Bには、図4Cと同様に、ビット読み取り時間の基準値Tに対する、各ビットの読み取り時間値T(n)の変動率、即ちジッタを磁気カード11の先端から後端までプロットして得られた特性図(グラフ)が示されている。
ここで、カード処理装置10が市場で稼働している状態で、磁気カード11側の変動に起因して、図6Aに示すように、カード位置1となるヘッド突入領域で、ジッタが、限界値Jmax及びJminの範囲内であるが、予め設定した警告値WmaxからWminの範囲を超えることがある。この場合、リードエラーにはならないが、CPU72は、リードエラーの発生する状況に近付いていると判定し、インタフェイス77を介して上位装置に警告を送信する。これにより、上位装置では予防保全することができる。この際、直近の改善策として、CPU72は、磁気ヘッド40のヘッドギャップを広げる又は磁気ヘッド40に対する押圧を下げるという制御を実行することで、ジッタを、警告値WmaxからWminの範囲内に入れることができる。
また、カード処理装置10のローラ搬送系の経時的な変化、例えば、搬送用ローラのゴムに油分が浸潤して外径が大きくなる場合及び、搬送用ローラの外周に汚れが堆積して実質的なローラ外径が大きくなる場合、磁気カード11の後端が、第2ローラから蹴り出される時の速度が速くなり過ぎて、ジッタが負の方向に大きくなり、図6Bに示すように、カード位置2で、ジッタが、限界値Jmax以下であるが、警告値WmaxからWminの範囲を超えることがある。この場合、リードエラーにはならないが、CPU72は、リードエラーの発生する状況に近付いていると判定し、インタフェイス77を介して上位装置に、予防保全のための情報を含む警告を送信する。これにより、上位装置では予防保全することができる。この際、直近の改善策として、CPU72は、第2ローラのギャップを広げる又は第2ローラの押圧を下げるという制御を実行することで、ジッタを、警告値WmaxからWminの範囲内に入れることができる。また、磁気カード11の先端が、第3ローラの領域に突入する際に、ジッタが、限界値Jmax以下であるが、警告値WmaxからWminの範囲を超えた場合も、同様に、CPU72は、リードエラーの発生する状況に近付いていると判定し、インタフェイス77を介して上位装置に警告を送信する。これにより、上位装置では予防保全することができる。この際、直近の改善策として、CPU72は、第3ローラのギャップを広げる又は第3ローラの押圧を下げるという制御を実行することで、ジッタを、警告値WmaxからWminの範囲内に入れることができる。
次に、磁気カードからリードした磁気データの振幅が小さい場合の制御方法を図7A〜図7Cに従って説明する。
図7Aは、磁気カードに記録された磁気データの特性図であり、図7Bは、磁気カードに記録された磁気データをリードして得られたリードデータの波形図であり、図7Cは、磁気カードに記録された磁気データをリードして得られたリードデータを増幅した際の波形図である。
磁気カード11に記録された磁気データが外部磁界によって減衰した場合又は、磁気カード11の磁気ストライプ上に汚れがある場合、図7Aに示すように、磁気データの振幅が部分的に小さくなる(第3ブロックB3の磁気データ100)。
一般的なFM変調方式を使って、磁気カード11に記録された磁気データを、磁気ヘッド40でリードする場合、図7Bに示すように、磁気データをリードして得られた電圧波形を微分してピークPを検出した後に、ピークP間の時間値を測定して1ビットとしている。また、デコード方法がハードウェアデコードであってもソフトウェアデコードであっても、電圧波形のピーク高さは、予め設定されたVmaxからVminの間に入っている必要がある。
また、図7Bに示すように、磁気データをリードして得られた電圧波形の一部200が部分的に出力低下すると、磁気データをリードできないことがある。そこで、磁気データのリード率を向上するために、磁気ヘッド40の出力信号を増幅するリードアンプのゲインを予め二段階準備しておき、出力低下で磁気データをリードできない場合には、ゲインを大きい方に切り替えて、電圧波形の振幅を大きくする方法を採用することができる。しかし、リードアンプのゲインを上げ過ぎると、図7Cに示すように、電圧波形のうち一部200の電圧は高くなるが、出力低下していない部分300の電圧波形が飽和し、電圧波形のピークを検出することができなくことがある。
そこで、本実施の形態では、図7Aに示すように、予めリードデータの全長を複数のブロック、例えば、4つのブロック(第1ブロックB1〜第4ブロックB4)に分割して管理し、いずれかのブロックに属するリードデータが、出力低下でリードできない場合、どのブロックで出力低下が発生したかをRAM73に記憶し、例えば、第3ブロックB3を出力低下のブロックとしてRAM73に記憶し、リトライリードの際に、出力低下したブロック(第3ブロックB3)に対するリード時に、磁気ヘッド40の押圧を強くするか、又は磁気カード11の全長に渡って押圧を強くするという対策を講じる。この際、CPU72は、各ブロックから得られたリードデータの電圧レベル(振幅)を監視し、いずれかのブロックに属するリードデータの電圧レベル(振幅)が設定値よりも低い場合、このブロックのリードデータの電圧レベル(振幅)が低下したと判定し、出力低下したブロック(例えば、第3ブロックB3)に対するリトライリード時に、磁気ヘッド40の押圧を強くするために、ヘッド押圧制御アクチュエータ52を制御するか、又は各ブロックに対するリトライリード時に、磁気カード11の全長に渡って、磁気ヘッド40の押圧を強くするために、ヘッド押圧制御アクチュエータ52を制御する。出力低下したブロックでのみ、磁気ヘッド40に対する押圧を強くすれば、磁気ヘッド40の磨耗を最小化することができる。また、磁気カード11の搬送抵抗の増加が一部分に限定されるので、磁気カード11の変形によるジャムが発生しにくいという利点がある。
本実施の形態において、CPU72は、磁気ヘッド40の出力信号を複数のビットから構成されるリードデータに変換し、変換されたリードデータの各ビットの読取り時間値の変動率を示すジッタとその発生位置を計算し、この計算結果の中に限界値を超えたジッタが存在する場合、限界値を超えたジッタの発生場所を特定し、特定したジッタの発生場所とフォトセンサ(位置検出手段)78の検出による磁気カード11の位置を基に各調整手段(ローラ押圧制御アクチュエータ33、ローラギャップ制御アクチュエータ34、ヘッド押圧制御アクチュエータ52、ヘッドギャップ制御アクチュエータ41)の中から制御対象となる調整手段を選択することができる。また、CPU72は、ジッタとその発生位置を含む計算結果の中に限界値以下であって警告値を超えたジッタが存在する場合、警告値を超えたジッタの発生場所を特定し、特定したジッタの発生場所とフォトセンサ(位置検出手段)78の検出による磁気カード11の位置を基に各調整手段(ローラ押圧制御アクチュエータ33、ローラギャップ制御アクチュエータ34、ヘッド押圧制御アクチュエータ52、ヘッドギャップ制御アクチュエータ41)の中から制御対象となる調整手段を選択し、且つ予防保全のための情報を含む警告を上位装置に送信することができる。
本実施の形態によれば、磁気カード側の外乱や磁気カード11の搬送系の影響でリードデータにエラー(リードエラー)が生じても、エラーの原因となる制御対象を特定して制御することで、再度リードデータにエラーが生じるのを防止することができる。結果として、磁気データのリード及びライト性能の向上を図ることができる。また、ジッタが警告値を超えた場合には、上位装置に予防保全のための情報を送信することができる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態におけるカード処理装置10を自動取引装置に適用することができる。具体的には、情報の入出力を行う入出力部(タッチパネル)と、磁気カードに記録された磁気情報を読み取って処理するカード処理部(カードリーダ)と、レシートに情報を記録して処理するレシート処理部と、現金(紙幣と硬貨を含む)の入出力を行う現金処理部と、全体を統括制御すると共に、データベースと情報の送受信を行う制御部とを備えた自動取引装置を構成する場合、カード処理部に、カード処理装置10の機能を搭載することができる。上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に記録して置くことができる。
10 カード処理装置、11 磁気カード、20A、20B、20C、20D ドライブローラ、30A、30B、30C、30D アイドラローラ、31A、31B、31C、31D 保持レバー、32A、32B、32C、32D 押圧バネ、33A、33B、33C、33D ローラ押圧制御アクチュエータ、34A、34B、34C、34D ローラギャップ制御アクチュエータ、40 磁気ヘッド、41 ヘッドギャップ制御アクチュエータ、50 プラテンローラ、51 保持レバー、52 ヘッド押圧制御用アクチュエータ、53 押圧バネ、60 カード挿入口、70 制御部、71 マイクロコンピュータ、72 CPU、73 RAM、74 ROM、75 バス、76 入出力部(I/O)、77 I/F、78 フォトセンサ、79 プリヘッド、80 エンコーダ付モータ

Claims (8)

  1. 磁気情報が記録された磁気カードを搬送するための空間となる搬送路の途中にプラテンローラと相対向した配置され、前記搬送路に沿って搬送される前記磁気カードの磁気情報を読み取り、読み取った磁気情報をアナログのリード信号として出力する磁気ヘッドと、
    前記搬送路に沿って一対ずつ分散して配置された複数の搬送ローラを含み、前記各搬送ローラを回転させて前記磁気カードを前記搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送路における前記磁気カードの位置を検出して、検出信号を出力する位置検出手段と、
    前記複数の搬送ローラのうち各対の搬送ローラ間のローラギャップをそれぞれ調整する複数のローラギャップ調整手段と、
    前記複数の搬送ローラに属する各対の搬送ローラのうち一方の搬送ローラから前記搬送路における前記磁気カードに作用するローラ押圧をそれぞれ調整する複数のローラ押圧調整手段と、
    前記プラテンローラと前記磁気ヘッドとの間のヘッドギャップを調整するヘッドギャップ調整手段と、
    前記プラテンローラから前記搬送路における前記磁気カードに作用するヘッド押圧を調整するヘッド押圧調整手段と、
    前記磁気ヘッドの出力信号と前記位置検出手段の検出信号を処理し、処理結果を基に前記各調整手段の中から制御対象となる調整手段を選択して制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記磁気ヘッドの出力信号を複数のビットから構成されるリードデータに変換し、前記変換されたリードデータの各ビットの読取り時間値の変動率を示すジッタとその発生位置を計算し、当該計算結果の中に限界値を超えたジッタが存在する場合、前記限界値を超えたジッタの発生場所を特定し、前記特定したジッタの発生場所と前記位置検出手段の検出による前記磁気カードの位置を基に前記各調整手段の中から前記制御対象となる調整手段を選択する
    ことを特徴とする、カード処理装置。
  2. 請求項1に記載のカード処理装置であって、
    前記制御手段は、
    前記変換されたリードデータの全長を複数のブロックに分割して管理すると共に、前記変換されたリードデータの各ビットの読取り時間値と振幅を前記各ブロックに対応づけて計算し、当該計算結果の中に前記振幅が設定値よりも低くなる出力低下のブロックが存在する場合、前記出力低下のブロックに対するリトライリード時における前記制御対象として、前記ヘッド押圧調整手段を選択する
    ことを特徴とする、カード処理装置。
  3. 請求項1に記載のカード処理装置であって、
    前記制御手段は、
    前記変換されたリードデータの全長を複数のブロックに分割して管理すると共に、前記変換されたリードデータの各ビットの読取り時間値と振幅を前記各ブロックに対応づけて計算し、当該計算結果の中に前記振幅が設定値よりも低くなる出力低下のブロックが存在する場合、前記磁気カードに対するリトライリード時における前記制御対象として、前記ヘッド押圧調整手段を選択する
    ことを特徴とする、カード処理装置。
  4. 請求項1に記載のカード処理装置であって、
    前記制御手段は、
    前記ジッタとその発生位置を含む前記計算結果の中に前記限界値以下であって警告値を超えたジッタが存在する場合、前記警告値を超えたジッタの発生場所を特定し、前記特定したジッタの発生場所と前記位置検出手段の検出による前記磁気カードの位置を基に前記各調整手段の中から前記制御対象となる調整手段を2以上選択し、且つ予防保全のための情報を含む警告を上位装置に送信する
    ことを特徴とする、カード処理装置。
  5. 請求項に記載のカード処理装置であって、
    前記制御手段は、
    前記磁気カードに対するリトライリード時における前記制御対象として、前記ヘッドギャップ調整手段と前記ヘッド押圧調整手段を選択した場合、前記選択したヘッドギャップ調整手段に対して前記ヘッドギャップを広げる制御を実行すると共に、前記選択したヘッド押圧調整手段に対して前記ヘッド押圧を下げる制御を実行する
    ことを特徴とする、カード処理装置。
  6. 請求項に記載のカード処理装置であって、
    前記制御手段は、
    前記磁気カードに対するリトライリード時における前記制御対象として、前記複数のローラギャップ調整手段の中から一つのローラギャップ調整手段と前記複数のローラ押圧調整手段の中から一つのローラ押圧調整手段を選択した場合、前記選択した一つのローラギャップ調整手段に対して前記ローラギャップを広げる制御を実行すると共に、前記選択した一つのローラ押圧調整手段に対して前記ローラ押圧を下げる制御を実行する
    ことを特徴とする、カード処理装置。
  7. 請求項2又は3に記載のカード処理装置であって、
    前記制御手段は、
    前記制御対象として前記ヘッド押圧調整手段を選択した場合、前記ヘッド押圧調整手段に対して前記磁気カードに作用するヘッド押圧を強くする制御を実行する
    ことを特徴とする、カード処理装置。
  8. 情報の入出力を行う入出力部と、磁気カードに記録された磁気情報を読み取って処理するカード処理部と、レシートに情報を記録して処理するレシート処理部と、現金の入出力を行う現金処理部と、全体を統括制御すると共に、データベースと情報の送受信を行う制御部とを備えた自動取引装置であって、
    前記カード処理部に、請求項1〜7のうちいずれか1項に記載のカード処理装置の構成要素を搭載する
    ことを特徴とする、自動取引装置。
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