JP6701026B2 - 判定装置、判定方法および判定プログラム - Google Patents
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Description
〔1−1.判定装置の一例〕
まず、図1を用いて、判定装置が実行する判定処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る判定装置が実行する判定処理の一例を示す図である。図1では、判定装置10は、インターネット等の所定のネットワークNを介して、所定のコンテンツを配信するコンテンツサーバ50や、管理者端末200と通信可能である。なお、判定装置10は、ネットワークNを介して、利用者U01が使用する端末装置101、利用者U02が使用する端末装置102と通信可能であってもよい。
ここで、一般的な検定手法においては、有意差の判定対象となる標本ごとに平均値を算出し、算出した平均値を用いて有意差が存在するか否かを判定する。例えば、Z検定といわれる手法においては、情報の母集団から1つ以上の情報をランダムに抽出した標本Y(t)および標本Y(c)を生成し、以下の式(1)の値が所定の閾値よりも多い場合には、標本Y(t)および標本Y(c)に有意差があると判定する。なお、式(1)においてオーバーラインを付したY(t)は、標本Y(t)として抽出された値の平均値を示し、オーバーラインを付したY(c)は、標本Y(c)として抽出された値の平均値を示す。なお、以下の説明では、オーバーラインを付した記号は、その記号が示す値の平均値を示すものとする。
ここで、推定指標値を算出する際のXの値は、任意の値を採用することができる。一方で、有意差の検出力は、採用される情報のカバレッジを増加させた場合や、採用される情報間の相関性を強化した場合に増大する。
ここで、判定装置10は、利用者の属性に基づく値であれば、任意の属性に基づく値を第2の指標値としてもよく、利用者の属性から任意のルールに基づいて生成された値を第2の指標値としてよい。
ここで、判定装置10は、利用者の属性に応じて利用者の分類を行うモデルを用いて、利用者の分類を行い、分類結果に応じた値を第2の指標値として採用してもよい。例えば、判定装置10は、SVM(Support Vector Machine)やニューラルネットワーク、ディープラーニング等といった任意の学習手法により、利用者の属性を学習したモデルを用いて、利用者の分類を行ってよい。
ここで、判定装置10は、所定のコンテンツとして任意のコンテンツを採用してよい。例えば、判定装置10は、所定のコンテンツがウェブ検索を受付けるポータルサイト、オークション、経路検索、電子商店街、ゲーム、宿泊予約、ファイナンス、天気予報、レストランの情報サイト、不動産サイト、自動車関連のサイト、各種の掲示板やブログ、レシピ等の提供を行うウェブサイト等を所定のコンテンツとして良い。また、判定装置10は、ウェブサイトのみならず、所定のコンテンツと関連するアプリケーションやウィジェットを所定のコンテンツとし、かかるコンテンツにおける利用者の行動を示す値を第1の指標値としてもよい。
また、判定装置10は、第1の指標値が示す行動を行った利用者の属性に基づく値のみならず、他の利用者の属性に基づく値を第2の指標値に加えてもよい。すなわち、判定装置10は、第1の指標値に関する利用者と、第2の指標値に関する利用者とを完全に同一とする必要はなく、第1の指標値が示す行動を行った利用者と、第2の指標値が属性を示す利用者との一部が共通するように、第2の指標値を取得してもよい。すなわち、判定装置10は、所定のコンテンツについて複数の利用者が行った行動を示す第1の指標値と、かかる複数の利用者のうち、所定の数の利用者を含む複数の利用者の属性に基づく第2の指標値とを用いて、推定指標値を算出すればよい。
ここで、判定装置10は、例えば、所定のコンテンツに関する利用者の行動を示す指標値として、所定のコンテンツを閲覧中に利用者が行ったクリックの有無やクリックしたリンク又はコンテンツ等を示す値を指標値とする。しかしながら、実施形態は、これに限定するものではない。例えば、判定装置10は、クリック以外にも、例えば、ウェブ検索を行う際に入力したクエリの内容やクエリを入力した回数を指標値としてもよい。すなわち、判定装置10は、任意の行動を示す値を指標値としてよい。
次に、図1を用いて、判定装置10が実行する処理の一例について説明する。なお、以下の説明では、所定のコンテンツに関する利用者の行動を示す情報を第1の指標値とし、その利用者の属性を示す情報を第2の指標値として用いる処理の一例について説明する。また、図1に示す例では、利用者U01の属性情報が「属性#1」であり、利用者U02の属性情報が「属性#2」である例について説明する。
以下、上記した判定処理を実現する判定装置10が有する機能構成の一例について説明する。図2は、実施形態に係る判定装置の構成例を示す図である。図2に示すように、判定装置10は、通信部20、記憶部30、および制御部40を有する。
続いて、図6を用いて、判定装置10が実行する処理の流れについて説明する。図6は、実施形態にかかる判定装置が実行する判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。例えば、判定装置10は、各利用者の行動履歴と属性情報とを収集する(ステップS101)。そして、判定装置10は、収集した属性情報に基づいて、利用者のグルーピングを行う(ステップS102)。続いて、判定装置10は、所定のコンテンツに関する第1の指標値を標本ごとに算出し(ステップS103)、各標本と関連する利用者と同じ利用者のグルーピング結果に基づく第2の指標値を、標本ごとに算出する(ステップS104)。
上記では、判定装置10による判定処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、判定装置10が実行する判定処理のバリエーションについて説明する。
ここで、判定装置10は、所定のコンテンツに関する第1の指標値のみならず、利用者の属性に基づく第2の指標値を用いて、所定のコンテンツに関する指標値の有意差を判定するのであれば、式(3)として示した式以外の式を用いてもよい。また、判定装置10は、第1の指標値および第2の指標値から、θの値やEXの値を任意の手法により求めてもよい。
ここで、式(3)として示したコントロールバリエーションの式においては、Xに任意の情報を適用可能である。そこで、判定装置10は、第1の指標値が示す行動に関連するウェブページとはクロスドメインの関係を有するウェブページ等、所定のウェブページとは異なるウェブページに関する利用者の行動を示す値を第2の指標値としてもよい。
ここで、判定装置10は、所定のコンテンツに関する利用者の行動を示す第1の指標値を用いて、推定指標値を算出し、推定指標値を用いて、標本の有意差を判定した。すなわち、判定装置10は、所定のコンテンツに関する利用者の行動を示す情報の有意差を判定した。ここで、判定装置10は、所定のコンテンツに関する利用者の行動を示すのであれば、任意の行動を示す情報を第1の指標値とし、その情報の有意差を判定してもよい。例えば、判定装置10は、ABテストの結果、商品や任意の投稿に対する評価、音楽や映画等の各種コンテンツに対する評価等、所定のコンテンツに対して利用者が行った評価の内容を第1の指標値としてもよく、有意差の判定対象としてもよい。
判定装置10は、端末装置100や管理者端末200と情報のやり取りを行うフロントエンドサーバと、コンテンツサーバ50と情報をやり取りし、上述した判定処理を実行するバックエンドサーバとにより実現されてもよい。このような場合、フロントエンドサーバには、図2に示す出力部45が配置され、バックエンドサーバには、収集部41、選択部42、算出部43、判定部44、行動履歴データベース31、およびユーザデータベース32が配置されることとなる。また、記憶部30に格納された各データベース31、32や分類モデルデータ33は、判定装置10の内部ではなく、例えば、外部のストレージサーバ等に格納されていてもよい。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、上述してきた実施形態に係る判定装置10は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
上述したように、判定装置10は、所定のコンテンツに関する利用者U01、U02の行動を示す第1の指標値と、利用者U01、U02の属性に基づく第2の指標値とに基づいて、所定のコンテンツに関して推定される利用者の行動を示す推定指標値を、所定のコンテンツに関する標本ごとに算出する。そして、判定装置10は、標本ごとに算出された推定指標値に基づいて、各標本間の有意差を判定する。この結果、判定装置10は、有意差の判定に用いる情報の相関性を悪化させることなく、カバレッジを向上させることができるので、推定指標値の分散を低下させ、有意差の検出精度を向上させることができる。
20 通信部
30 記憶部
31 行動履歴データベース
32 ユーザデータベース
33 分類モデルデータ33
40 制御部
41 収集部
42 選択部
43 算出部
44 判定部
45 出力部
46 学習部
50 コンテンツサーバ
100〜102 端末装置
200 管理者端末
Claims (8)
- 第1の標本および第2の標本に属する利用者をそれぞれランダムに選択し、標本ごとに、当該標本に属する利用者の行動であって、所定のコンテンツに関する各利用者の行動を示す値の集合に基づく第1の指標値と、各利用者の属性を示す値の集合に基づく第2の指標値とに基づいて、前記所定のコンテンツについて推定される平均的な利用者の行動を示す値である推定指標値を算出する算出部と、
前記標本ごとに算出された前記推定指標値に基づいて、各標本間の有意差を判定する判定部と
を有することを特徴とする判定装置。 - 前記算出部は、前記利用者の属性に応じた分類を行うモデルを用いて、前記利用者を分類し、当該分類結果に応じた値の集合を前記第2の指標値とする
ことを特徴とする請求項1に記載の判定装置。 - 前記算出部は、前記所定のコンテンツの閲覧中に行った選択操作の内容を示す値の平均値を前記第1の指標値とする
ことを特徴とする請求項1または2に記載の判定装置。 - 前記算出部は、前記所定のコンテンツに関する各利用者の行動を示す値の平均である第1の指標値と、各利用者の属性を示す値の平均である第2の指標値とを算出し、当該第1の指標値から、所定の係数と前記第2の指標値との積を減算し、当該所定の係数と前記第2の指標値の期待値との積を加算した値を、前記推定指標値とする
ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の判定装置。 - 前記算出部は、前記所定のコンテンツについて複数の利用者が行った行動を示す値に基づく第1の指標値と、当該第1の指標値が示す行動を行った複数の利用者のうち、所定の数の利用者を含む複数の利用者の属性を示す値に基づく第2の指標値とを用いて、前記推定指標値を算出する
ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の判定装置。 - 前記判定部による判定結果を出力する出力部
を有することを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の判定装置。 - 判定装置が実行する判定方法であって、
第1の標本および第2の標本に属する利用者をそれぞれランダムに選択し、標本ごとに、当該標本に属する利用者の行動であって、所定のコンテンツに関する各利用者の行動を示す値の集合に基づく第1の指標値と、各利用者の属性を示す値の集合に基づく第2の指標値とに基づいて、前記所定のコンテンツについて推定される平均的な利用者の行動を示す値である推定指標値を算出する算出工程と、
前記標本ごとに算出された前記推定指標値に基づいて、各標本間の有意差を判定する判定工程と
を含むことを特徴とする判定方法。 - 第1の標本および第2の標本に属する利用者をそれぞれランダムに選択し、標本ごとに、当該標本に属する利用者の行動であって、所定のコンテンツに関する各利用者の行動を示す値の集合に基づく第1の指標値と、各利用者の属性を示す値の集合に基づく第2の指標値とに基づいて、前記所定のコンテンツについて推定される平均的な利用者の行動を示す値である推定指標値を算出する算出手順と、
前記標本ごとに算出された前記推定指標値に基づいて、各標本間の有意差を判定する判定手順と
をコンピュータに実行させるための判定プログラム。
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