Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP6702287B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP6702287B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP6702287B2
JP6702287B2 JP2017196060A JP2017196060A JP6702287B2 JP 6702287 B2 JP6702287 B2 JP 6702287B2 JP 2017196060 A JP2017196060 A JP 2017196060A JP 2017196060 A JP2017196060 A JP 2017196060A JP 6702287 B2 JP6702287 B2 JP 6702287B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coated particles
negative electrode
positive electrode
particles
electrolytic solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017196060A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019071194A (ja
Inventor
敦史 杉原
敦史 杉原
直利 小野寺
直利 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017196060A priority Critical patent/JP6702287B2/ja
Publication of JP2019071194A publication Critical patent/JP2019071194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6702287B2 publication Critical patent/JP6702287B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Description

本開示は非水電解液二次電池に関する。
特開2000−123866号公報(特許文献1)は、熱硬化性樹脂組成物を含有する電解液を開示している。
特開2000−123866号公報
電解液が熱硬化性樹脂組成物を含有することにより、短絡発生時、短絡電流によるジュール熱によって熱硬化性樹脂組成物が重合し得る。これによりリチウムイオンの拡散が阻害され得る。すなわち短絡電流の抑制が期待される。
しかし重合のトリガーが熱であるため、短絡状態がある程度持続することにより、ジュール熱によって電解液の温度が上昇した後でなければ、短絡電流の抑制効果が得られない可能性もある。
本開示の目的は、短絡発生後、速やかに短絡電流を抑制することである。
以下、本開示の技術的構成および作用効果が説明される。ただし本開示の作用メカニズムは推定を含んでいる。作用メカニズムの正否により特許請求の範囲が限定されるべきではない。
非水電解液二次電池は、正極、負極、電解液および被覆粒子を少なくとも含む。被覆粒子は電解液中に分散している。被覆粒子はコア粒子およびシェル層を含む。コア粒子は強磁性体を含む。シェル層はコア粒子の表面を被覆している。シェル層は絶縁体を含む。電解液および被覆粒子の合計に対する、被覆粒子の比率は3体積%以上15体積%以下である。コア粒子は50nm以上2000nm以下の平均粒子径を有する。
図1は、本開示の作用メカニズムを説明するための概念図である。
たとえば、釘のような導電性異物20により、正極110と負極120とが短絡することが考えられる。これにより短絡電流(I)が発生する。短絡電流(I)の発生と同時に、短絡電流(I)による磁界(H)が発生すると考えられる。磁界(H)は、アンペールの法則に従って、短絡電流(I)の周りに渦状に発生すると考えられる。
被覆粒子10は電解液中に分散している。被覆粒子10は、電解液と共に、正極110および負極120の内部の空隙にも浸透している。被覆粒子10はコアシェル構造を有する。すなわち被覆粒子10はコア粒子11およびシェル層12を含む。コア粒子11は強磁性体を含む。被覆粒子10は渦状の磁界に応答し、短絡電流の周囲に集まると考えられる。その結果、短絡部位(すなわち導電性異物20)に被覆粒子10が付着することが期待される。シェル層12は絶縁体を含む。したがって導電性異物20に被覆粒子10が付着することにより、導電性異物20の表面が絶縁体により被覆されることになる。これにより導電性異物20を通じて電流が流れることが阻害され得る。すなわち短絡電流の抑制が期待される。
被覆粒子10の移動開始のトリガーは磁界である。前述のように磁界は、短絡電流の発生と同時に発生すると考えられる。したがって本開示の非水電解液二次電池では、短絡発生後、速やかに短絡電流が抑制されることが期待される。
ただし電解液および被覆粒子10の合計に対する、被覆粒子10の比率は3体積%以上15体積%以下である。同比率が3体積%未満であると、短絡電流の抑制効果が小さい傾向がある。被覆粒子10が少ないため、導電性異物20の表面を十分被覆できないと考えられる。同比率が15体積%を超えても、短絡電流の抑制効果が小さい傾向がある。電解液および被覆粒子10全体の流動性が低下するため、被覆粒子10の磁界への応答が鈍化すると考えられる。同比率が15体積%を超えると、抵抗の増加幅が大きい傾向もある。
さらにコア粒子11は50nm以上2000nm以下の平均粒子径を有する。平均粒子径が50nm未満であると、短絡電流の抑制効果が小さい傾向がある。被覆粒子10が過度に小さいため、導電性異物20の表面を十分被覆できないと考えられる。平均粒子径が2000nmを超えても、短絡電流の抑制効果が小さい傾向がある。被覆粒子10が過度に大きいため、磁界への応答が鈍化していると考えられる。
図1は、本開示の作用メカニズムを説明するための概念図である。 図2は、本実施形態の非水電解液二次電池の構成の一例を示す概略図である。 図3は、本実施形態の電極群の構成の一例を示す概略図である。 図4は、本実施形態の正極の構成の一例を示す概略図である。 図5は、本実施形態の負極の構成の一例を示す概略図である。
以下、本開示の実施形態(本明細書では「本実施形態」と記される)が説明される。ただし以下の説明は、特許請求の範囲を限定するものではない。たとえば本実施形態では、非水電解液二次電池の一例として「リチウムイオン二次電池」が説明される。ただし非水電解液二次電池はリチウムイオン二次電池に限定されるべきではない。本実施形態の非水電解液二次電池は、たとえば「ナトリウムイオン二次電池」等であってもよい。以下「非水電解液二次電池」が「電池」と略記される場合がある。
<非水電解液二次電池>
図2は、本実施形態の非水電解液二次電池の構成の一例を示す概略図である。
電池100はケース190を含む。ケース190は角形(扁平直方体)である。もちろんケースは円筒形であってもよい。ケース190は容器191および蓋192を含む。蓋192は、たとえばレーザ溶接により容器191と接合されている。ケース190は密閉されている。ケース190は、たとえばアルミニウム(Al)合金製等であってもよい。ケースが密閉され得る限り、ケースは、たとえばAlラミネートフィルム製のパウチ等であってもよい。すなわち電池はラミネート型電池であってもよい。
蓋192には、外部端子193が設けられている。蓋192には、たとえば、注液孔、電流遮断機構(CID)、ガス排出弁等が設けられていてもよい。
ケース190は、電極群150および電解液を収納している。図2中の一点鎖線は電解液の液面を示している。電解液は電極群150内の空隙にも存在している。電解液中には、被覆粒子10(図1)が分散している。本実施形態では、短絡発生時、被覆粒子10が磁界に応答することにより、短絡電流が抑制されることが期待される。
《電解液》
電解液は非水電解液である。すなわち電解液は非プロトン性溶媒および支持塩を含む。非プロトン性溶媒は特に限定されるべきではない。非プロトン性溶媒は、たとえば、環状カーボネートおよび鎖状カーボネートを含んでもよい。環状カーボネートおよび鎖状カーボネートの混合比は、たとえば「環状カーボネート/鎖状カーボネート=1/9〜5/5(体積比)」であってもよい。
環状カーボネートは、たとえば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)等であってもよい。1種の環状カーボネートが単独で使用されてもよい。2種以上の環状カーボネートが組み合わされて使用されてもよい。
鎖状カーボネートは、たとえば、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)等であってもよい。1種の鎖状カーボネートが単独で使用されてもよい。2種以上の鎖状カーボネートが組み合わされて使用されてもよい。
非プロトン性溶媒は、たとえば、ラクトン、環状エーテル、鎖状エーテル、カルボン酸エステル等を含んでもよい。ラクトンは、たとえば、γ−ブチロラクトン(GBL)、δ−バレロラクトン等であってもよい。環状エーテルは、たとえば、テトラヒドロフラン(THF)、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキサン等であってもよい。鎖状エーテルは、1,2−ジメトキシエタン(DME)等であってもよい。カルボン酸エステルは、たとえば、メチルホルメート(MF)、メチルアセテート(MA)、メチルプロピオネート(MP)等であってもよい。
電解液は、たとえば0.5mоl/l以上2mоl/l以下の支持塩を含んでもよい。支持塩は、たとえばLiPF6、LiBF4、Li[N(FSO22]、Li[N(CF3SO22]等であってもよい。1種の支持塩が単独で使用されてもよい。2種以上の支持塩が組み合わされて使用されてもよい。
電解液は、非プロトン性溶媒および支持塩に加えて、各種の機能性添加剤をさらに含んでもよい。電解液は、たとえば1質量%以上5質量%以下の機能性添加剤を含んでもよい。機能性添加剤としては、たとえば、ガス発生剤(いわゆる過充電添加剤)、SEI(solid electrolyte interface)膜形成剤等が挙げられる。ガス発生剤は、たとえば、シクロヘキシルベンゼン(CHB)、ビフェニル(BP)等であってもよい。SEI膜形成剤は、たとえば、ビニレンカーボネート(VC)、ビニルエチレンカーボネート(VEC)、Li[B(C242]、LiPO22、プロパンサルトン(PS)、エチレンサルファイト(ES)等であってもよい。1種の機能性添加剤が単独で使用されてもよい。2種以上の機能性添加剤が組み合わされて使用されてもよい。
《被覆粒子》
被覆粒子10はコア粒子11およびシェル層12を含む(図1)。被覆粒子10は電解液中に分散している。被覆粒子10は電解液と共に、正極110および負極120内の空隙にも浸透し得る。そのため被覆粒子10が少量であっても、短絡電流の抑制効果が得られることが期待される。
電解液および被覆粒子10の合計に対する、被覆粒子10の比率は3体積%以上15体積%以下である。同比率が3体積%未満であると、短絡電流の抑制効果が小さい傾向がある。被覆粒子10が少ないため、導電性異物20の表面を十分被覆できないと考えられる。同比率が15体積%を超えても、短絡電流の抑制効果が小さい傾向がある。電解液および被覆粒子10全体の流動性が低下するため、被覆粒子10の磁界への応答が鈍化すると考えられる。同比率が15体積%を超えると、抵抗の増加幅が大きい傾向もある。同比率は、たとえば5体積%以上であってもよい。同比率は、たとえば10体積%以下であってもよい。該範囲において短絡電流の抑制効果が大きいことが期待される。
(コア粒子)
コア粒子11は被覆粒子10に磁性を付与する。すなわちコア粒子11は強磁性体を含む。コア粒子11は実質的に強磁性体のみから形成されていてもよい。「強磁性体」は、磁性原子または金属の自由電子が、正の交換相互作用によって磁気モーメントを平行に整列させることにより、自発磁化を形成している物質を示す。強磁性体は磁界に引き寄せられる。そのため本実施形態では、短絡発生時、被覆粒子10が短絡部位に引き寄せられ、短絡部位に付着すると考えられる。本実施形態では、たとえば数ミリ秒程度で被覆粒子10が短絡部位に付着することが期待される。
強磁性体は、たとえば、鉄、マグネタイト、フェライト、窒化鉄等であってもよい。1種の強磁性体が単独で使用されてもよい。2種以上の強磁性体が組み合わされて使用されてもよい。すなわち強磁性体は、たとえば、鉄、マグネタイト、フェライトおよび窒化鉄からなる群より選択される少なくとも1種であってもよい。強磁性体は、たとえば鉄およびマグネタイトからなる群より選択される少なくとも1種であってもよい。
コア粒子11は50nm以上2000nm以下の平均粒子径を有する。「平均粒子径」は、散乱光強度基準による調和平均粒子径(直径)を示す。平均粒子径が50nm未満であると、短絡電流の抑制効果が小さい傾向がある。被覆粒子10が過度に小さいため、導電性異物20の表面を十分被覆できないと考えられる。平均粒子径が2000nmを超えても、短絡電流の抑制効果が小さい傾向がある。被覆粒子10が過度に大きいため、磁界への応答が鈍化していると考えられる。コア粒子11は、たとえば100nm以上の平均粒子径を有してもよい。コア粒子11は、たとえば1000nm以下の平均粒子径を有してもよい。該範囲において、短絡電流の抑制効果が大きいことが期待される。
(シェル層)
シェル層12はコア粒子11の表面を被覆している。シェル層12は被覆粒子10に絶縁性を付与する。すなわちシェル層12は絶縁体を含む。シェル層12は絶縁体のみから形成されていてもよい。シェル層12が絶縁体を含むため、被覆粒子10が短絡部位に付着することにより、短絡部位が高抵抗化され得る。
シェル層12はコア粒子11の表面全体を被覆していることが望ましい。ただし短絡部位が高抵抗化し得る限り、コア粒子11の表面の一部にシェル層12によって被覆されていない部分があってもよい。
本実施形態の絶縁体は、たとえば106Ω・m以上の抵抗率を有してもよい。絶縁体は、たとえば1010Ω・m以上1020Ω・m以下の抵抗率を有してもよい。絶縁体は有機物であってもよい。シェル層12は、たとえば、シランカップリング剤、界面活性剤等によりコア粒子11が表面処理されることにより形成されてもよい。すなわちシェル層12はシリル化合物を含んでもよい。シリル化合物はシリル基を有する化合物を示す。
絶縁体は無機物であってもよい。シェル層12は、たとえば、セラミック粒子がコア粒子11の表面に付着することにより形成されてもよい。セラミック粒子は、たとえば、シリカ、チタニア、アルミナ等であってもよい。シェル層12は、たとえば1nm以上10nm以下の厚さを有してもよい。
《電極群》
図3は、本実施形態の電極群の構成の一例を示す概略図である。
電極群150は巻回型である。すなわち電極群150は、正極110、セパレータ130、負極120およびセパレータ130がこの順序で積層され、さらにこれらが渦巻状に巻回されることにより形成されている。もちろん電極群は積層(スタック)型であってもよい。スタック型の電極群は、正極および負極が交互に積層されることにより形成され得る。各電極間には、それぞれセパレータが配置される。
《正極》
図4は、本実施形態の正極の構成の一例を示す概略図である。
本実施形態の正極110は帯状のシートである。正極110は、正極集電体111および正極合材層112を含む。正極集電体111は、たとえばAl箔等であってもよい。正極集電体111は、たとえば5μm以上50μm以下の厚さを有してもよい。
本実施形態において各構成の厚さは、たとえばマイクロメータ等により測定され得る。各構成の厚さは、各構成の断面顕微鏡画像等において測定されてもよい。厚さは、少なくとも3箇所で測定され得る。3箇所の厚さの算術平均が測定結果として採用され得る。測定個所の間隔は略均等であることが望ましい。
正極合材層112は、正極集電体111の表面に形成されている。正極合材層112は、正極集電体111の表裏両面に形成されていてもよい。正極合材層112は、たとえば10μm以上200μm以下の厚さを有してもよい。図4のx軸方向において、正極集電体111が正極合材層112よりも外側に突出した部分は、外部端子193との接続に利用され得る。
正極合材層112は正極活物質を少なくとも含む。正極合材層112は、たとえば、正極活物質、導電材およびバインダを含んでもよい。正極活物質は特に限定されるべきではない。正極活物質は、たとえば、LiCoO2、LiNiO2、LiMnO2、LiMn24、Li(Ni,Co,Mn)O2〔たとえばLiNi1/3Co1/3Mn1/32等〕、Li(Ni,Co,Al)O2〔たとえばLiNi0.82Co0.15Al0.032等〕、LiFePO4等であってもよい。1種の正極活物質が単独で使用されてもよい。2種以上の正極活物質が組み合わされて使用されてもよい。
導電材は、100質量部の正極活物質に対して、たとえば1質量部以上20質量部以下であってもよい。導電材は特に限定されるべきではない。導電材は、たとえばアセチレンブラック(AB)等であってもよい。バインダは、100質量部の正極活物質に対して、たとえば0.5質量部以上5質量部以下であってもよい。バインダは特に限定されるべきではない。バインダは、たとえばポリフッ化ビニリデン(PVdF)等であってもよい。
《負極》
図5は、本実施形態の負極の構成の一例を示す概略図である。
本実施形態の負極120は帯状のシートである。負極120は、負極集電体121および負極合材層122を含む。負極集電体121は、たとえば銅(Cu)箔等であってもよい。負極集電体121は、たとえば5μm以上50μm以下の厚さを有してもよい。負極合材層122は、負極集電体121の表面に形成されている。負極合材層122は、負極集電体121の表裏両面に形成されていてもよい。負極合材層122は、たとえば10μm以上50μm以下の厚さを有してもよい。図5のx軸方向において、負極集電体121が負極合材層122よりも外側に突出した部分は、外部端子193との接続に利用され得る。
負極合材層122は負極活物質を少なくとも含む。負極合材層122は、たとえば、負極活物質およびバインダを含んでもよい。負極活物質は特に限定されるべきではない。負極活物質は、たとえば、黒鉛、易黒鉛化性炭素、難黒鉛化性炭素、珪素、酸化珪素、珪素基合金、錫、酸化錫、錫基合金等であってもよい。1種の負極活物質が単独で使用されてもよい。2種以上の負極活物質が組み合わされて使用されてもよい。バインダは、100質量部の負極活物質に対して、たとえば0.5質量部以上10質量部以下であってもよい。バインダは特に限定されるべきではない。バインダは、たとえば、カルボキシメチルセルロース(CMC)およびスチレンブタジエンゴム(SBR)等であってもよい。
《セパレータ》
本実施形態のセパレータ130は帯状のシートである。セパレータ130は、たとえば5μm以上50μm以下の厚さを有してもよい。セパレータ130は多孔質である。セパレータ130は絶縁体である。セパレータ130は、たとえば、ポリエチレン(PE)製、ポリプロピレン(PP)製等であってもよい。
セパレータ130は、たとえば単層構造を有してもよい。セパレータ130は、たとえばPE製の多孔質シートのみから形成されていてもよい。セパレータ130は、たとえば多層構造を有してもよい。セパレータ130は、たとえば、PP製の多孔質シート、PE製の多孔質シートおよびPP製の多孔質シートがこの順序で積層されることにより形成されていてもよい。
セパレータ130の表面に耐熱層が形成されていてもよい。耐熱層は、たとえば1μm以上8μm以下の厚さを有してもよい。耐熱層は耐熱材料を含む。耐熱材料は、たとえばアルミナ等であってもよい。
以下、本開示の実施例が説明される。ただし以下の説明は、特許請求の範囲を限定するものではない。
<実施例1>
《被覆粒子の準備》
鉄粒子(平均粒子径 100nm)が準備された。鉄粒子は実質的に鉄(強磁性体)のみから形成されるコア粒子11である。シランカップリング剤により、鉄粒子に表面処理が施された。これによりコア粒子11(鉄粒子)を被覆するシェル層12が形成された。すなわち被覆粒子10が形成された。シェル層12はシリル化合物を含むと考えられる。
《電解液の調製》
以下の非プロトン性溶媒およびLi塩を含む電解液が調製された。
Li塩:LiPF6(1mоl/l)
非プロトン性溶媒:[EC/DMC/EMC=3/4/3(体積比)]
電解液および被覆粒子10が混合された。これにより被覆粒子10が電解液中に分散した。電解液および被覆粒子10の合計に対する被覆粒子10の比率は10体積%である。
《正極の製造》
以下の材料が準備された。
正極活物質:Li(Ni,Co,Mn)O2
導電材:AB
バインダ:PVdF
溶媒:N−メチル−2−ピロリドン(NMP)
正極集電体:Al箔(厚さ 20μm)
正極活物質、導電材、バインダおよび溶媒が混合されることにより、ペーストが調製された。固形分の混合比は「正極活物質/導電材/バインダ=100/8/2(質量比)」である。ペーストが正極集電体111の表面(表裏両面)に塗布され、乾燥されることにより、正極合材層112が形成された。正極合材層112が圧延された。正極合材層112および正極集電体111が裁断された。以上より正極110が製造された。正極110は以下の外形寸法を有する。
正極110の厚さ寸法(図4のy軸方向の寸法):70μm
正極110の長さ寸法(図4のz軸方向の寸法):3000mm
正極110の幅寸法(図4のx軸方向の寸法):114mm
正極合材層112の幅寸法(図4のx軸方向の寸法):94mm
《負極の製造》
以下の材料が準備された。
負極活物質:黒鉛
バインダ:CMCおよびSBR
溶媒:水
負極集電体:Cu箔(厚さ 10μm)
負極活物質、バインダおよび水が混合されることにより、ペーストが調製された。固形分の混合比は「負極活物質/バインダ=100/2」である。CMCおよびSBRは等量である。ペーストが負極集電体121の表面(表裏両面)に塗布され、乾燥されることにより、負極合材層122が形成された。負極合材層122が圧延された。負極合材層122および負極集電体121が裁断された。以上より負極120が製造された。負極120は以下の外形寸法を有する。
負極120の厚さ寸法(図5のy軸方向の寸法):80μm
負極120の長さ寸法(図5のz軸方向の寸法):3300mm
負極120の幅寸法(図5のx軸方向の寸法):120mm
負極合材層122の幅寸法(図5のx軸方向の寸法):100mm
《組み立て》
セパレータ130が準備された。セパレータ130は20μmの厚さを有する。セパレータ130は、PP製の多孔質シート、PE製の多孔質シートおよびPP製の多孔質シートがこの順序で積層されることにより形成されている。
アルミナ、アクリル系バインダおよび溶媒が混合されることにより、ペーストが調製された。ペーストがセパレータ130の表面(片面)に塗布され、乾燥されることにより耐熱層が形成された。
正極110、セパレータ130、負極120およびセパレータ130がこの順序で積層され、さらに渦巻状に巻回されることにより電極群150が形成された。セパレータ130は、耐熱層が負極120と対向するように配置された。電極群150が扁平状に成形された。ケース190が準備された。電極群150がケース190に収納された。
被覆粒子10が分散した電解液が、ケース190に注入された。ケース190が密閉された。以上より電池100(リチウムイオン二次電池)が製造された。電池100は、3〜4.1Vの電圧範囲において4Ahの定格容量を有するように設計されている。
4Aの電流で電池100が4.1Vまで充電された。4Aの電流により電池100が3Vまで放電された。これにより電池100が初期状態とされた。
<実施例2〜5>
下記表1の平均粒子径を有する鉄粒子が使用されることを除いては、実施例1と同様に、電池100が製造され、電池100が初期状態とされた。
<実施例6〜8>
下記表1の比率となるように、電解液および被覆粒子10が混合されることを除いては、実施例1と同様に、電池100が製造され、電池100が初期状態とされた。
<実施例9>
鉄粒子に代えてマグネタイト粒子が使用されることを除いては、実施例1と同様に、電池100が製造され、電池100が初期状態とされた。
<実施例10>
鉄粒子に代えてマグネタイト粒子が使用されることを除いては、実施例7と同様に、電池100が製造され、電池100が初期状態とされた。
<比較例1>
被覆粒子10が使用されないことを除いては、実施例1と同様に、電池100が製造され、電池100が初期状態とされた。
<比較例2および3>
下記表1の平均粒子径を有する鉄粒子が使用されることを除いては、実施例1と同様に、電池100が製造され、電池100が初期状態とされた。
<比較例4および5>
下記表1の比率となるように、電解液および被覆粒子10が混合されることを除いては、実施例1と同様に、電池100が製造され、電池100が初期状態とされた。
<比較例6>
下記表1の平均粒子径を有するマグネタイト粒子が使用されることを除いては、実施例9と同様に、電池100が製造され、電池100が初期状態とされた。
<評価>
《釘刺し試験》
4Aの電流により、電池100が4.1Vまで充電された。釘が準備された。釘は3mmの胴部径を有する。1mm/秒の速度で釘が電池100に刺し込まれた。釘が電池100に刺し込まれてから1秒後の電圧降下量が測定された。結果は下記表1に示される。電圧降下量が小さい程、短絡発生後、早い段階で短絡電流の抑制効果が得られていると考えられる。
《初期抵抗》
電池100の電圧が3.7Vに調整された。25℃の温度環境において、40Aの電流により電池100が放電された。放電開始から10秒後の電圧降下量が測定された。電圧降下量が電流で除されることにより抵抗が算出された。結果は下記表1に示される。
Figure 0006702287
<結果>
上記表1に示されるように、電解液に被覆粒子10が分散していることにより、短絡電流が抑制される傾向が認められる。短絡電流による磁界に被覆粒子10が応答し、被覆粒子10が釘(導電性異物20)の表面に付着することにより、釘が速やかに絶縁化されていると考えられる。
比較例2は短絡電流の抑制効果が小さい。被覆粒子10(コア粒子11)が過度に大きいため、磁界への応答が鈍化していると考えられる。
比較例3は短絡電流の抑制効果が小さい。被覆粒子10が過度に小さいため、釘の表面を十分被覆できないと考えられる。
比較例4は短絡電流の抑制効果が小さい。被覆粒子10が少ないため、釘の表面を十分被覆できないと考えられる。
比較例5は短絡電流の抑制効果が小さい。被覆粒子10が過度に多いため、電解液および被覆粒子10全体の流動性が低下することにより、磁界への応答が鈍化していると考えられる。また比較例5は、被覆粒子10の添加に伴う初期抵抗の増加幅が大きい。
実施例1、7、9、10の結果より、強磁性体の種類を問わず、短絡電流の抑制効果が得られると考えられる。
今回開示された実施形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではない。特許請求の範囲の記載によって確定される技術的範囲は、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
10 被覆粒子、11 コア粒子、12 シェル層、20 導電性異物、100 電池(非水電解液二次電池)、110 正極、111 正極集電体、112 正極合材層、120 負極、121 負極集電体、122 負極合材層、130 セパレータ、150 電極群、190 ケース、191 容器、192 蓋、193 外部端子。

Claims (1)

  1. 正極、負極、電解液および被覆粒子
    を少なくとも含み、
    前記被覆粒子は前記電解液中に分散しており、
    前記被覆粒子はコア粒子およびシェル層を含み、
    前記コア粒子は強磁性体を含み、
    前記シェル層は前記コア粒子の表面を被覆しており、
    前記シェル層は絶縁体を含み、
    前記電解液および前記被覆粒子の合計に対する前記被覆粒子の比率は3体積%以上15体積%以下であり、
    前記コア粒子は50nm以上2000nm以下の平均粒子径を有する、
    非水電解液二次電池。
JP2017196060A 2017-10-06 2017-10-06 非水電解液二次電池 Active JP6702287B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017196060A JP6702287B2 (ja) 2017-10-06 2017-10-06 非水電解液二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017196060A JP6702287B2 (ja) 2017-10-06 2017-10-06 非水電解液二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019071194A JP2019071194A (ja) 2019-05-09
JP6702287B2 true JP6702287B2 (ja) 2020-06-03

Family

ID=66441262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017196060A Active JP6702287B2 (ja) 2017-10-06 2017-10-06 非水電解液二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6702287B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11916201B2 (en) * 2020-12-11 2024-02-27 GM Global Technology Operations LLC Motion-generating particles for desulfation of lead-acid batteries
KR102600364B1 (ko) * 2021-02-23 2023-11-09 재단법인대구경북과학기술원 대류 유도형 이차전지용 전해질 및 이를 포함하는 이차전지
JP7453203B2 (ja) * 2021-11-09 2024-03-19 トヨタ自動車株式会社 蓄電デバイスの評価方法、および蓄電デバイスの製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3077218B2 (ja) * 1991-03-13 2000-08-14 ソニー株式会社 非水電解液二次電池
JPH10334730A (ja) * 1997-04-04 1998-12-18 Showa Denko Kk 有機電解液及びその用途
JP5088727B2 (ja) * 2006-03-17 2012-12-05 日本合成化学工業株式会社 リチウム二次電池
US9590274B2 (en) * 2014-09-26 2017-03-07 Ut-Battelle, Llc Impact resistant electrolytes

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019071194A (ja) 2019-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110313089B (zh) 非水电解质二次电池用负极和非水电解质二次电池
JP6911700B2 (ja) 電極群
JP2017120766A (ja) 非水電解質二次電池用正極及び非水電解質二次電池
JP2019149269A (ja) リチウムイオン二次電池
KR102239060B1 (ko) 비수전해질 이차 전지, 부극 합재층의 평가 방법 및 비수전해질 이차 전지의 제조 방법
JP6988584B2 (ja) 正極、非水電解質二次電池、および正極の製造方法
US10886569B2 (en) Non-aqueous electrolyte secondary battery and method of producing the same
CN109713219B (zh) 正极和具备该正极的非水电解质二次电池
JP6868835B2 (ja) 非水電解質二次電池用正極及び非水電解質二次電池
KR102243458B1 (ko) 비수 전해질 이차전지, 및, 비수 전해질 이차전지의 제조 방법
CN110890520B (zh) 非水电解质二次电池
JP6702287B2 (ja) 非水電解液二次電池
JP5277044B2 (ja) 非水電解液
JP6798531B2 (ja) 非水電解質二次電池
US11217861B2 (en) Battery
JP6794971B2 (ja) 非水電解質二次電池
KR102216076B1 (ko) 전해액 및 리튬 이온 전지
JP7006450B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP6729642B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP2014241267A (ja) 非水電解液二次電池及びその製造方法
JP2019160505A (ja) リチウムイオン二次電池用電解液組成物
JP6702345B2 (ja) リチウムイオン二次電池
JP2019083138A (ja) 非水電解質二次電池
JP6939636B2 (ja) 電解液およびリチウムイオン電池
JP2014154220A (ja) 非水電解質二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6702287

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250