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JP6715087B2 - 気密容器 - Google Patents
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JP6715087B2 - 気密容器 - Google Patents

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Description

本発明は、気密容器に関する。
内容物を充填する凹部空間を備えた気密容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の気密容器は、内容物の排出用スリットを有し凹部空間の全域を覆い隠すカバーを備えている。
特開2003−312701号公報
上記のような気密容器では、カバーが押圧されることで凹部空間(収容空間)内の内容物が排出用スリットを通してカバーの表面に排出される。これにより、使用者は、凹部空間内の内容物を取り出すことができる。しかし、上記のような気密容器の場合、凹部空間内の内容物の残量が少なくなると、内容物を取り出しにくくなる問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みて、残量が少なくなっても内容物を容易に取り出すことができる気密容器を提供することを目的の一つとする。
本発明の気密容器の一つの態様は、内容物が収容される収容空間、外部に向けて開口する外孔、前記収容空間に向けて開口する内孔、および前記外孔と前記内孔とを連通する連通空間が形成された容器本体と、前記外孔を開閉する蓋体と、外端部を前記外孔から前記容器本体の外部に突出させた状態で、前記連通空間内に回転可能に収容されたボール体と、前記容器本体と前記蓋体との間の内部空間と、前記内孔と、の前記連通空間を通した連通を開放可能に遮断するシール部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の気密容器の一つの態様によれば、内孔から連通空間に収容空間内の内容物が流入し、連通空間内に配置されたボール体が内容物と接触し、ボール体の表面に内容物が付着する。この状態で、ボール体を回転させることで、ボール体における内容物が付着した表面を、ボール体のうち外孔を介して容器本体の外部に突出する外端部に移動させることができる。これにより、例えば、パフ等を介してボール体を回転させる場合、ボール体の表面に付着した内容物がパフ等に付着する。
上述したようにボール体を回転させることによって、収容空間内の内容物を外部に取り出すことができるため、収容空間内の内容物の残量が少なくなっても、内孔から連通空間に流入した内容物にボール体が接触していれば、ボール体を回転させることで内容物を外部に取り出すことができる。したがって、本実施形態によれば、残量が少なくなっても内容物を容易に取り出すことができる。
また、本発明の気密容器の一つの態様によれば、蓋体が閉じた状態において、シール部によって、容器本体と蓋体との間の内部空間と、内孔と、の連通空間を通した連通を遮断すれば、収容空間内の内容物が気化することを抑制できる。また、本発明の気密容器の一つの態様によれば、内孔および外孔を介して収容空間と外部とを繋ぐ連通空間にボール体が収容されているため、連通空間の内側面とボール体の表面との間を狭くできる。これにより、蓋体が開いて、連通空間を通した内部空間(気密容器の外部空間)と内孔との連通が開放された状態であっても、収容空間内の内容物が気化することを抑制できる。
以上により、収容空間に収容された内容物の減りが早くなったり、成分(濃度等)が変化したりすることを抑制できる。
前記蓋体は、前記蓋体が閉じた状態において前記ボール体の前記外端部を押圧する第1押圧部を有し、前記シール部は、前記ボール体を支持し前記外孔と前記内孔との前記連通空間を通した連通を開放可能に遮断する内側シール部を含む構成としてもよい。
この構成によれば、蓋体が閉じた状態においてボール体を内側シール部に押し付けて、連通空間をシールすることができる。これにより、蓋体が閉じた状態において、収容空間内の内容物が気化することをより抑制できる。したがって、蓋体が閉じた状態において、収容空間に収容された内容物の減りが早くなることをより抑制できる。また、ボール体が内側シール部に押し付けられることで、ボール体の回転を抑制できる。そのため、ボール体が回転して内容物が内孔から外孔に移動することを抑制できる。
前記シール部は、前記容器本体における前記外孔の開口周縁部に設けられた外側シール部を含み、前記蓋体は、前記蓋体が閉じた状態において前記外側シール部を押圧する第2押圧部を有する構成としてもよい。
この構成によれば、蓋体が閉じた状態において第2押圧部と外側シール部とを密着させて、容器本体と蓋体との間の内部空間と、外孔と、の間をシールすることができる。これにより、蓋体が閉じた状態において、収容空間内の内容物が気化することをより抑制できる。したがって、蓋体が閉じた状態において、収容空間に収容された内容物の減りが早くなることをより抑制できる。
前記外側シール部は、弾性変形可能に構成されており、前記第2押圧部は、前記蓋体が閉じた状態において、前記外側シール部を弾性変形させて前記ボール体に向けて押し付けている構成としてもよい。
この構成によれば、蓋体が閉じた状態において、ボール体の回転をより抑制することができ、ボール体が回転して内容物が内孔から外孔に移動することをより抑制できる。また、外側シール部によって、連通空間の内周面とボール体の表面との間の少なくとも一部をシールできるため、外孔と内孔との連通空間を通した連通をより好適に遮断できる。
前記容器本体は、前記蓋体と対向する対向面を有し、前記対向面の周縁部は、平面視において、外側に向かうに従って前記蓋体側に位置する曲面状である構成としてもよい。
この構成によれば、外孔から取り出された内容物が対向面上に漏れ出た場合であっても、内容物が対向面の周縁部よりも内側に留まり、対向面上から零れることを抑制できる。また、パフ等で内容物を取り出す場合に、パフ等を対向面の周縁部に沿って移動させることで、対向面上に漏れ出た内容物をパフ等によって拭い取りやすい。
前記連通空間の少なくとも一部を構成し、前記ボール体を支持する支持部材を備え、前記支持部材には、前記内孔が形成され、前記収容空間の内側面のうち前記内孔と対向する部分には、凹部が形成されており、前記凹部内には、前記支持部材の一部と前記ボール体の一部とのうちの少なくとも一方が位置する構成としてもよい。
この構成によれば、ボール体を収容空間の内側面に近づけて配置することができ、内容物の残量がより少なくなっても、ボール体によって内容物を取り出しやすい。これにより、収容空間内の内容物を、残量がより少なくなるまで容易に取り出すことができ、使い切りやすい。
本発明の一つの態様によれば、残量が少なくなっても内容物を容易に取り出すことができる気密容器が提供される。
蓋体が閉じた状態の第1実施形態の気密容器を示す平面図である。 蓋体が閉じた状態の第1実施形態の気密容器を示す図であって、図1におけるII−II断面図である。 蓋体が開いた状態の第1実施形態の気密容器を示す断面図である。 第1実施形態の気密容器が設置されたコンパクト容器を示す断面図である。 蓋体が閉じた状態の第2実施形態の気密容器を示す平面図である。 蓋体が閉じた状態の第2実施形態の気密容器を示すであって、図5におけるVI−VI断面図である。 蓋体が閉じた状態の第1実施形態の気密容器の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る気密容器について説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、各構造における縮尺および数等を、実際の構造における縮尺および数等と異ならせる場合がある。
<第1実施形態>
本実施形態の気密容器10は、図1および図2に示すように、容器本体11と、ボール体13と、蓋体12と、を備える。容器本体11には内容物C1が収容されている。ボール体13は、回転可能に容器本体11に保持されている。ボール体13の一部は、内容物C1に接触し、ボール体13の他の一部は、容器本体11の外部に露出している。蓋体12は、容器本体11に対して回転軸J2周りに回動可能に取り付けられている。蓋体12は、閉じた状態においてボール体13を覆っている。以下、各部について詳細に説明する。
なお、以下の説明における蓋体12と他の部材との位置関係および蓋体12の各部同士の位置関係は、特に断りのない限り、蓋体12が閉じた状態における位置関係とする。
容器本体11は、図2に示すように、底部材20と、カバー部材30と、支持部材40と、を有する。底部材20は、有底の円筒状である。以下では、底部材20の中心軸線(容器本体11の中心軸線)を容器軸J1と呼び、容器軸J1に沿う方向を上下方向(Z軸方向)と呼ぶ。上下方向に沿って蓋体12側(+Z側)を上側と呼び、容器本体11側(−Z側)を下側と呼ぶ。容器軸J1は、回転軸J2に沿う方向と直交する。
また、回転軸J2に沿う方向を左右方向(Y軸方向)と呼び、上下方向および左右方向の両方に直交する方向を前後方向(X軸方向)と呼ぶ。前後方向に沿って、容器軸J1に対する回転軸J2側(+X側)を後側と呼び、その反対側(−X側)を前側と呼ぶ。また、上下方向から視た平面視において、容器軸J1を通り容器軸J1に直交する方向を径方向と呼ぶ。
底部材20は、底板部21と、筒部22と、を有する。
底板部21は、容器軸J1と同軸に配置された円板状である。底板部21の上面21aの中央には、下側に窪む中央凹部(凹部)21bが形成されている。底板部21の上面21aの外周縁には、下側に窪み、全周に亘って延びる溝部21cが形成されている。
筒部22は、底板部21の外周縁から上側に延びる円筒状である。筒部22の内周面における上部には、径方向外側に窪む係合凹部22aが形成されている。係合凹部22aは、全周に亘って連続して延びている。
カバー部材30は、底部材20の上端開口を閉塞している。カバー部材30は、天板部32と、嵌合筒部31と、外側保持筒部33と、内側保持筒部34と、一対の軸支持部37と、軸部38と、を有する。
天板部32は、容器軸J1と同軸に配置された円板状である。天板部32は、底部材20の上端開口を覆っている。天板部32の上面は、蓋体12と対向する対向面32aである。対向面32aの周縁部は、平面視において、外側に向かうに従って蓋体12側(+Z側)に位置する曲面状である。
天板部32の中央には、天板部32を上下方向に貫通する外孔36が形成されている。外孔36は、容器本体11の外部に向けて開口している。図1に示すように、外孔36の平面視形状は、容器軸J1と同軸に配置された円形状である。天板部32における外孔36の開口周縁部には、外側シール部35が設けられている。外側シール部35は、図2に示すように、径方向内側に向かって斜め上方に延びている。外側シール部35は、容器軸J1と同軸に配置された円環状である。本実施形態において外側シール部35は、弾性変形可能に構成されている。外側シール部35の内周面35aは、容器軸J1と同軸に配置された円環状であり、ボール体13の表面に沿った曲面状である。
嵌合筒部31は、容器軸J1と同軸に配置され、天板部32の外周縁から下側に延びる円筒状である。嵌合筒部31は、底部材20の筒部22内に嵌合されている。嵌合筒部31の下端部は、溝部21c内に嵌合されている。嵌合筒部31は、フランジ部31aと、下側係合突起31bと、上側係合突起31cと、を有する。
フランジ部31aは、嵌合筒部31の外周面の上部から径方向外側に突出する鍔状である。フランジ部31aは、容器軸J1と同軸に配置された円環状である。フランジ部31aの下面は、底部材20の筒部22の上端開口縁に接触している。
下側係合突起31bは、嵌合筒部31の外周面のうちフランジ部31aよりも下側に位置する部分から径方向外側に突出する。下側係合突起31bは、筒部22の係合凹部22aに係合されている。下側係合突起31bは、全周に亘って連続して延びている。
上側係合突起31cは、嵌合筒部31の外周面におけるフランジ部31aよりも上側に位置する部分から径方向外側に突出する。上側係合突起31cは、容器軸J1を径方向に挟む軸部38の反対側(前側,−X側)に設けられている。
底部材20の底板部21と、カバー部材30の天板部32および嵌合筒部31と、によって収容空間14が形成されている。収容空間14には、流動性を有する内容物C1が収容されている。内容物C1は、流動性を有していれば、液体であってもよいし、ゲル状であってもよいし、ゼリー状であってもよい。内容物C1は、例えば、揮発性の成分を含んでいる。内容物C1は、例えば、化粧品である。
外側保持筒部33は、天板部32の下面32bから下側に突出し、容器軸J1と同軸に配置された円筒状である。外側保持筒部33の内周面の下端部には、径方向内側に突出する係合突起33aが形成されている。
内側保持筒部34は、天板部32の下面32bから下側に突出し、容器軸J1と同軸に配置された円筒状である。内側保持筒部34は、外側保持筒部33よりも径方向内側に位置する。内側保持筒部34の下端は、外側保持筒部33の下端よりも上側に位置する。
一対の軸支持部37は、嵌合筒部31から後側に突出する。一対の軸支持部37は、図1に示すように、左右方向に間隔を空けて配置されている。
軸部38は、回転軸J2と同軸に配置された円柱状である。軸部38は、一対の軸支持部37の左右方向の間に配置されている。軸部38の両端は、それぞれ軸支持部37に接続されている。
支持部材40は、図2に示すように、天板部32の下側に取り付けられている。支持部材40は、取付部41と、半球状部42と、内側シール部43と、を有する。取付部41は、環状に形成され、外側保持筒部33と内側保持筒部34との径方向の間に嵌合されている。取付部41の下端は、外側保持筒部33の係合突起33aに上側から係合されている。これにより、支持部材40がカバー部材30に取り付けられている。
半球状部42は、取付部41の下端から下側に延びている。半球状部42は、中空で上側に開口し、下側に張り出した半球状に形成されている。半球状部42は、底板部21の中央凹部21bと対向して配置されている。半球状部42の下端部は、中央凹部21b内に位置する。半球状部42の上端は、内側保持筒部34の下端と接触している。半球状部42の下端中央には、半球状部42を上下方向に貫通する内孔44が形成されている。内孔44は、収容空間14に向けて開口している。内孔44の平面視形状は、例えば、容器軸J1と同軸に配置された円形状である。内孔44は、中央凹部21bと対向している。本実施形態において内孔44の下端部は、中央凹部21b内に位置する。
内側シール部43は、半球状部42の内側面における内孔44の開口周縁部から上側に突出している。内側シール部43は、容器軸J1と同軸に配置された円環状である。内側シール部43は、ボール体13のうち後述する連通空間15内に配置された部分を支持している。本実施形態では、内側シール部43は、ボール体13の下端部を支持している。なお、内側シール部43によって支持されるボール体13の部分は、下端部でなくてもよい。
外側シール部35の内周面35aと内側保持筒部34の内周面と半球状部42の内周面とによって、連通空間15が形成されている。連通空間15は、外孔36と内孔44とを連通している。連通空間15は、略球状の空間である。連通空間15内には、内孔44を介して、収容空間14内に収容された内容物C1が流入する。これにより、連通空間15の下部には、内容物C1が収容されている。
ボール体13は、連通空間15内に回転可能に収容されている。ボール体13は、球状である。ボール体13の上端部(外端部)は、外孔36から容器本体11の外部に突出している。ボール体13の上端部は、天板部32の外側シール部35よりも上側に突出している。ボール体13の下部における表面は、連通空間15内に収容された内容物C1と接触している。
蓋体12は、外孔36を開閉する。蓋体12は、蓋体本体50と、押圧部材70と、嵌合部材60と、を有する。蓋体本体50は、蓋部51と、筒部53と、環状凸部52と、軸受部54と、留め部55と、を有する。
蓋部51は、図1に示すように、容器軸J1と同軸に配置された略円板状である。筒部53は、図2に示すように、蓋部51の外周縁から下側に突出する円筒状である。筒部53は、容器軸J1と同軸に配置されている。
環状凸部52は、蓋部51の下面から下側に突出する。環状凸部52は、容器軸J1と同軸に配置された円環状である。環状凸部52の下端は、筒部53の下端よりも上側に位置している。
軸受部54は、筒部53から後側に突出している。軸受部54は、図1に示すように、左右方向に沿って延びる筒状である。軸受部54は、一対の軸支持部37の間に配置されている。軸受部54は、図2に示すように、軸部38に外嵌されている。軸受部54は、図2に示す蓋体12が閉じた状態において径方向外側に開口する開口部54aを有する。軸受部54は、軸部38に対して回転軸J2周りに回転可能である。これにより、蓋体12は、容器本体11に対して回転軸J2周りに開閉する。
留め部55は、筒部53から前側に突出している。留め部55は、容器軸J1を径方向に挟む軸受部54の反対側に設けられている。すなわち、留め部55が突出する向きは、軸受部54が突出する向きと逆向きである。留め部55は、摘み部56と、係合部57と、を有する。
摘み部56は、図2に示すように、筒部53の外周縁に接続されている。摘み部56は、上下方向と直交する板状である。摘み部56の平面視形状は、図1に示すように、左右方向に長い略長方形状である。
係合部57は、図2に示すように、摘み部56の下面から下側に延びている。係合部57は、筒部53と接続されている。係合部57は、摘み部56の径方向外端よりも径方向内側に位置している。係合部57の下端部には、径方向内側に突出する係合突起57aが設けられている。係合突起57aは、嵌合筒部31の上側係合突起31cに下側から係合している。係合部57の下端は、嵌合筒部31のフランジ部31aの上面と対向している。
押圧部材70は、蓋部51の下側に取り付けられている。押圧部材70は、板部71と、嵌合部75と、押圧本体部70aと、を有する。板部71は、容器軸J1と同軸に配置された円環板状である。板部71の上面は、蓋部51の下面と対向している。板部71の径方向外端は、環状凸部52よりも径方向外側に位置する。
嵌合部75は、板部71の上面から上側に突出する。嵌合部75は、容器軸J1と同軸に配置された円環状である。嵌合部75は、環状凸部52内に嵌合されている。これにより、押圧部材70は、蓋体本体50に対して取り付けられている。
押圧本体部70aは、円環板状の板部71の内縁から下側に突出して設けられている。押圧本体部70aは、筒部72と、接触部73と、を有する。
筒部72は、容器軸J1と同軸に配置され、板部71の内縁から下側に延びる円筒状である。筒部72は、外孔36よりも径方向外側に位置する。筒部72は、平面視において、天板部32の外側シール部35の径方向外端と重なっている。
接触部73は、筒部72の下端に接続されている。接触部73は、容器本体11およびボール体13と接触する部分である。接触部73は、上側に凸となる椀状である。接触部73の下面は、上側に窪みボール体13と対向する球面状であり、ボール体13の表面に沿っている。接触部73は、第1押圧部74と、第2押圧部73aと、を有する。
第1押圧部74は、接触部73の下面から下側に突出する。第1押圧部74は、容器軸J1と同軸に配置された円環状である。第1押圧部74は、外孔36の外周縁よりも径方向内側に位置する。第1押圧部74の下端は、蓋体12が閉じた状態においてボール体13に上側から接触する。第1押圧部74は、蓋体12が閉じた状態においてボール体13の上端部(外端部)を下側に押圧する。
第2押圧部73aは、接触部73の外周縁部である。第2押圧部73aは、蓋体12が閉じた状態において外側シール部35に上側から接触する。第2押圧部73aは、蓋体12が閉じた状態において外側シール部35を押圧する。これにより、第2押圧部73aと外側シール部35の外周面とは、密着する。また、本実施形態では、外側シール部35は弾性変形可能に構成されているため、第2押圧部73aによって押圧されることで、外側シール部35は、弾性変形する。これにより、第2押圧部73aは、蓋体12が閉じた状態において、外側シール部35を弾性変形させてボール体13に押し付ける。
嵌合部材60は、筒部53の径方向内側において蓋体本体50に取り付けられている。嵌合部材60は、容器軸J1と同軸に配置された円環状である。嵌合部材60は、被挟持部61と、外嵌部62と、を有する。
被挟持部61は、容器軸J1と同軸に配置された円環板状である。被挟持部61は、環状凸部52と筒部53との径方向の間に位置する。被挟持部61は、蓋部51の下面と、押圧部材70の板部71における外周縁部の上面と、によって上下方向に挟持されている。これにより、嵌合部材60は、蓋体本体50に取り付けられている。
外嵌部62は、被挟持部61の外周縁から下側に延びている。外嵌部62は、容器軸J1と同軸に配置された円筒状である。外嵌部62の下端部は、天板部32に外嵌されている。
蓋体12が閉じた状態において、容器本体11と蓋体12との間には、内部空間17が形成されている。内部空間17は、押圧本体部70aの外周面を囲む円環状の空間である。内部空間17は、押圧部材70と天板部32と嵌合部材60とによって囲まれて構成されている。
気密容器10は、内部空間17と内孔44との連通空間15を通した連通を開放可能に遮断するシール部を備えている。本実施形態においてシール部は、上述した外側シール部35および内側シール部43を含む。
図1および図2に示すように、蓋体12が閉じた状態においては、押圧部材70の第1押圧部74がボール体13を下側に押圧することで、ボール体13の下端部が内側シール部43に押し付けられる。これにより、内側シール部43によって、連通空間15の内側面とボール体13の表面との間がシールされ、外孔36と内孔44との連通空間15を通した連通が遮断される。また、蓋体12が閉じた状態において、第1押圧部74によって内側シール部43に押し付けられることで、ボール体13の回転は抑制される。
また、押圧部材70の第2押圧部73aが外側シール部35を押圧することで、第2押圧部73aと外側シール部35とが密着する。これにより、内部空間17と外孔36との間がシールされる。また、本実施形態では、蓋体12が閉じた状態において、外側シール部35は弾性変形して、ボール体13に向けて押し付けられる。これにより、ボール体13の回転がより抑制される。また、外側シール部35によっても、連通空間15の内側面とボール体13の表面との間の少なくとも一部をシールすることができる。なお、外側シール部35は、外側シール部35が弾性変形してボール体13に押し付けられた際に、外側シール部35とボール体13の表面との間のシールをより確実にできる構成としてもよい。この場合、外側シール部35は、外孔36と内孔44との連通空間15を通した連通を開放可能に遮断する内側シール部としても機能する。
以上のように、蓋体12が閉じた状態においては、外側シール部35と内側シール部43とによって、内部空間17と内孔44との連通空間15を通した連通が遮断される。
一方、図3に示すように、蓋体12が開いた状態においては、第1押圧部74および第2押圧部73aによるボール体13および外側シール部35の押圧状態が解除される。そのため、外側シール部35は弾性変形した状態から復元し、外側シール部35とボール体13の表面との間にはわずかに隙間が生じる。また、第2押圧部73aと外側シール部35とが離れるため、内部空間17と外孔36との間のシール状態も解除される。なお、蓋体12が開いた状態においては、内部空間17は、気密容器10の外部空間に解放されている。また、ボール体13の回転抑制が解除され、ボール体13は回転可能な状態となる。
気密容器10が図1から図3に示す状態に配置される場合、蓋体12が開いた状態においても、ボール体13の下端部は、ボール体13の自重によって内側シール部43と接触している。しかし、ボール体13が回転可能な状態であるため、例えば、ボール体13が回転する際、ボール体13がわずかに浮き上がる等によって、内側シール部43とボール体13の表面との間にはわずかに隙間が生じる。
以上のように、蓋体12が開いた状態においては、内側シール部43および外側シール部35によるシール状態が解除され、外孔36と内孔44との連通空間15を通した連通が開放される。
次に、気密容器10における内容物C1の取り出し方法について説明する。図3に示すように、蓋体12が開いた状態において、例えば、パフP等をボール体13に上側から押し付けて前後方向あるいは左右方向に動かすことで、ボール体13を回転させることができる。ボール体13の下端部は内容物C1と接触しているため、ボール体13の下端部における表面には、内容物C1が付着している。ボール体13における内容物C1が付着した表面が、ボール体13の回転によって、ボール体13のうち外孔36を介して容器本体11の外部に露出する上端部(外端部)に移動すると、ボール体13の表面に付着した内容物C1がパフP等に付着する。このようにして、収容空間14内の内容物C1を、内孔44、連通空間15、および外孔36を介して、容器本体11の外部に取り出すことができる。
なお、以下の説明においては、上述した内容物C1を取り出す機構を、取出機構16と呼ぶ場合がある。取出機構16は、天板部32における外側シール部35および外側シール部35の周縁近傍と、外側保持筒部33と、内側保持筒部34と、支持部材40と、ボール体13と、によって構成されている。
本実施形態の気密容器10は、例えば、図4に示すように、コンパクト容器1内に設置される。図示は省略するが、コンパクト容器1は、平面視矩形状の扁平容器である。コンパクト容器1は、底部材2と、蓋部材3と、仕切部材6と、を有する。
底部材2は、上側に開口する箱状である。図示は省略するが、底部材2の平面視形状は、前後方向(X軸方向)に長い長方形状である。底部材2の内部空間は、仕切部材6によって、前後方向に沿って2つの空間5,7に仕切られている。空間5には、パフPが収納される。空間7には、気密容器10が設置される。
底部材2は、上下方向に直交する底板部2aと、底板部2aの外縁から上側に延びる枠状の枠部2bと、を有する。底板部2aにおける空間5を形成する部分には、底板部2aを上下方向に貫通する複数の貫通孔2cが形成されている。貫通孔2cが形成されることで、コンパクト容器1内の通気性を向上できる。
底板部2aには、貫通孔2dが形成されている。貫通孔2dは、空間7と上下方向に重なる。気密容器10の下面の径方向外端部は、底板部2aにおける貫通孔2dの周縁部に上側から接触している。気密容器10の下面は、貫通孔2dを介してコンパクト容器1の外部に露出している。
蓋部材3は、底部材2の上側の開口を開閉可能である。図示は省略するが、蓋部材3は、底部材2に対して、ヒンジを介して開閉可能に取り付けられている。蓋部材3の下面には、鏡4が固定されている。
使用者は、コンパクト容器1の蓋部材3を開けた後に、気密容器10の蓋体12を開け、パフPによって内容物C1を取り出すことができる。使用者は、コンパクト容器1に設置された気密容器10の内容物C1が無くなった場合、内容物C1が無くなった気密容器10をコンパクト容器1から取り外し、内容物C1が充填された新しい気密容器10をコンパクト容器1に設置できる。
本実施形態の気密容器10によれば、上述したようにボール体13を回転させることによって、内容物C1を外部に取り出すことができる。そのため、収容空間14内の内容物C1の残量が少なくなっても、内孔44から連通空間15に流入した内容物C1にボール体13が接触していれば、ボール体13を回転させることで内容物C1を外部に取り出すことができる。したがって、本実施形態によれば、残量が少なくなっても内容物C1を容易に取り出すことができる。
また、本実施形態によれば、連通空間15には、内部空間17と内孔44との連通空間15を通した連通を開放可能に遮断するシール部(内側シール部43および外側シール部35)が形成されている。そのため、蓋体12が閉じた状態において、シール部によって内部空間17と内孔44との連通空間15を通した連通を遮断すれば、内容物C1が揮発性を有していても、収容空間14内の内容物C1が気化することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、内孔44および外孔36を介して収容空間14と外部とを繋ぐ連通空間15にボール体13が収容されているため、連通空間15の内側面とボール体13の表面との間を狭くできる。これにより、蓋体12が開いて、連通空間15を通した内部空間17(気密容器10の外部空間)と内孔44との連通が開放された状態であっても、収容空間14内の内容物C1が気化することを抑制できる。
以上により、収容空間14に収容された内容物C1の減りが早くなったり、成分(濃度等)が変化したりすることを抑制できる。
本実施形態では、蓋体12が第1押圧部74を有するため、蓋体12が閉じた状態においてボール体13を内側シール部43に押し付けて、連通空間15をシールすることができる。これにより、蓋体12が閉じた状態において、収容空間14内の内容物C1が気化することをより抑制できる。したがって、蓋体12が閉じた状態において、収容空間14に収容された内容物C1の減りが早くなることをより抑制できる。また、ボール体13が内側シール部43に押し付けられることで、ボール体13の回転を抑制できる。そのため、ボール体13が回転して内容物C1が内孔44から外孔36に移動することを抑制できる。
また、本実施形態では、蓋体12が第2押圧部73aを有するため、蓋体12が閉じた状態において第2押圧部73aと外側シール部35とを密着させて、容器本体11と蓋体12との間の内部空間17と、外孔36と、の間をシールすることができる。これにより、蓋体12が閉じた状態において、収容空間14内の内容物C1が気化することをより抑制できる。したがって、蓋体12が閉じた状態において、収容空間14に収容された内容物C1の減りが早くなることをより抑制できる。
また、例えば、外側シール部35が設けられていない場合、連通空間15における内側シール部43よりも上側の部分に残留している内容物C1が気化し、外孔36から漏れる虞がある。これに対して、本実施形態によれば、外側シール部35は、外孔36の開口周縁部に設けられている。そのため、連通空間15における内側シール部43よりも上側の部分に残留している内容物C1が気化することを抑制できる。したがって、内容物C1の減りが早くなることをより抑制できる。
また、本実施形態によれば、外側シール部35は、弾性変形可能に構成されており、第2押圧部73aによってボール体13に押し付けられる。そのため、蓋体12が閉じた状態において、ボール体13の回転をより抑制することができ、ボール体13が回転して内容物C1が内孔44から外孔36に移動することをより抑制できる。また、外側シール部35によって、連通空間15の内周面とボール体13の表面との間の少なくとも一部をシールできるため、外孔36と内孔44との連通空間15を通した連通をより好適に遮断できる。
また、本実施形態によれば、容器本体11は、蓋体12と対向する対向面32aを有し、対向面32aの周縁部は、平面視において、外側に向かうに従って蓋体12側に位置する曲面状である。そのため、取出機構16によって取り出された内容物C1が対向面32a上に漏れ出た場合であっても、液状の内容物C1が対向面32aの周縁部よりも内側に留まり、対向面32a上から零れることを抑制できる。また、図3に示すようにパフP等で内容物C1を取り出す場合に、パフP等を対向面32aの周縁部に沿って移動させることで、対向面32a上に漏れ出た内容物C1をパフP等によって拭い取りやすい。
また、本実施形態によれば、収容空間14の内側面のうち内孔44と対向する部分、すなわち本実施形態では底板部21の上面のうち内孔44と対向する部分に、中央凹部21bが形成されている。中央凹部21b内には、ボール体13を支持する支持部材40の下端部が位置している。そのため、ボール体13を底板部21に近づけて配置することができ、内容物C1の残量がより少なくなっても、ボール体13によって内容物C1を取り出しやすい。これにより、収容空間14内の内容物C1を、残量がより少なくなるまで容易に取り出すことができ、使い切りやすい。
なお、シール部は、内部空間17と内孔44との連通空間15を通した連通を開放可能に遮断できるならば、特に限定されず、内側シール部43および外側シール部35以外の構成であってもよい。また、シール部は、内側シール部43および外側シール部35以外に他のシール部を含んでいてもよいし、他のシール部のみからなる構成であってもよいし、内側シール部43および外側シール部35のいずれか一方のみからなる構成であってもよい。また、上述したように、弾性変形可能に構成された外側シール部35の構成を、外側シール部35の内周面35aとボール体13の表面との間におけるシール性をより確実にできる構成として、外側シール部35を内側シール部として機能させてもよい。また、外側シール部35は、弾性変形しない構成であってもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態に対して、取出機構が2つ設けられ、各取出機構を介して2種類の内容物を取り出せる点において異なる。なお、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
本実施形態の気密容器110の容器本体111には、図5および図6に示すように、2つの取出機構として、第1取出機構116aと、第2取出機構116bと、が設けられている。第1取出機構116aと第2取出機構116bとは、容器軸J1を径方向に挟んで配置されている。第1取出機構116aは、容器軸J1に対して前側に配置されている。第2取出機構116bは、容器軸J1に対して後側に配置されている。
第1取出機構116aは、図6に示すように、内容物C1を取り出すための機構である。第2取出機構116bは、内容物C1と種類が異なる内容物C2を取り出すための機構である。第1取出機構116aのその他の構成は、第1実施形態の取出機構16の構成と同様である。第2取出機構116bのその他の構成は、第1実施形態の取出機構16の構成と同様である。
容器本体111は、底部材120と、カバー部材130と、を有する。底部材120は、底板部121と、外側突出筒部123と、内側突出筒部124と、を有する。底板部121は、中央凹部21bの代わりに、下側に窪む2つの凹部121bが形成されている点において、第1実施形態の底板部21と異なる。2つの凹部121bは、第1取出機構116aおよび第2取出機構116bと対向する位置にそれぞれ形成されている。
外側突出筒部123および内側突出筒部124は、底板部121から上側に突出する円筒状である。内側突出筒部124は、外側突出筒部123の内側に位置する。外側突出筒部123と内側突出筒部124とは、互いに同軸である。外側突出筒部123および内側突出筒部124は、平面視において第2取出機構116bを囲んでいる。内側突出筒部124の上端は、外側突出筒部123の上端よりも上側に位置する。
カバー部材130は、天板部132と、仕切壁部139と、を有する。天板部132は、外孔36および外側シール部35が、第1取出機構116aおよび第2取出機構116bに対応して、それぞれ2つずつ設けられている。天板部132のその他の構成は、第1実施形態の天板部32の構成と同様である。
仕切壁部139は、天板部132の下面から下側に突出する円筒状である。仕切壁部139は、図5に示すように、平面視において、第2取出機構116bを囲んでいる。仕切壁部139の下端は、図6に示すように、外側突出筒部123と内側突出筒部124との間に嵌合されている。仕切壁部139によって収容空間14は、第1収容空間114aと、第2収容空間114bと、に仕切られている。
第2収容空間114bは、仕切壁部139の内側の部分である。第2収容空間114bには、内容物C2が収容されている。第1収容空間114aは、収容空間14のうち第2収容空間114b以外の部分である。第1収容空間114aには、内容物C1が収容されている。図5に示すように、第1収容空間114aは、第2収容空間114bよりも大きい。第1収容空間114aは、第2収容空間114bを囲んでいる。
底部材120のその他の構成は、第1実施形態の底部材20の構成と同様である。カバー部材130のその他の構成は、第1実施形態のカバー部材30の構成と同様である。容器本体111のその他の構成は、第1実施形態の容器本体11の構成と同様である。
気密容器110の蓋体112は、図6に示すように、押圧部材170を有する。押圧部材170は、2つの押圧本体部として、第1押圧本体部170aと、第2押圧本体部170bと、を有する。第1押圧本体部170aは、第1取出機構116aにおいてボール体13および外側シール部35を押圧する。第2押圧本体部170bは、第2取出機構116bにおいてボール体13および外側シール部35を押圧する。
第1押圧本体部170aのその他の構成は、第1実施形態の押圧本体部70aの構成と同様である。第2押圧本体部170bのその他の構成は、第1実施形態の押圧本体部70aの構成と同様である。気密容器110のその他の構成は、第1実施形態の気密容器10の構成と同様である。
本実施形態によれば、第1収容空間114aと第2収容空間114bとにそれぞれ異なる種類の内容物C1,C2を収容することができ、第1取出機構116aと第2取出機構116bとによって、各内容物C1,C2を取り出すことができる。本実施形態の気密容器110においては、各内容物C1,C2は、別々に取り出すこともできるし、各内容物C1,C2を天板部132の上面で混合して取り出すこともできる。これにより、気密容器110の用途の幅を広くすることができる。
なお、本実施形態においては、取出機構が3つ以上設けられ、3種類以上の内容物を取り出し可能であってもよい。
なお、上記説明した各実施形態においては、内孔44と対向する凹部(中央凹部21b、凹部121b)内に支持部材40の下端部が位置する構成としたが、これに限られない。内孔44と対向する凹部内には、支持部材40の一部とボール体13の一部とのうちの少なくとも一方が位置していればよく、図7に示す気密容器210のようにボール体13の下端部が位置する構成であってもよい。
気密容器210における容器本体211の支持部材240は、半球状部242を備える。半球状部242の下端は、図2に示した半球状部42よりも上側に位置する。半球状部242の下端は、ボール体13の下端よりも上側に位置し、かつ、外径が最大となるボール体13の上下方向の中心よりも下側に位置する。このように、半球状部242の下端が、外径が最大となるボール体13の上下方向の中心よりも下側に位置すれば、半球状部242の内周面に設けられた内側シール部43によってボール体13を支持可能である。支持部材240に支持されたボール体13の下端部は、内孔44を介して収容空間14内に突出している。気密容器210においてボール体13の下端部は、中央凹部21b内に位置する。
この構成によれば、ボール体13をより底板部21に近づけることができ、内容物C1の残量がより少なくなっても、ボール体13によって内容物C1を取り出しやすい。これにより、収容空間14内の内容物C1を、残量がより少なくなるまで容易に取り出すことができ、使い切りやすい。なお、支持部材240における半球状部242の下端部が、中央凹部21b内に位置してもよい。
また、上記説明した各実施形態においては、内孔44にスポンジ等の含浸体を配置し、この含浸体を介して収容空間14内の内容物C1が連通空間15に流入するような構成としてもよい。この構成によれば、含浸体によって、過剰な内容物C1が収容空間14から連通空間15内に流入したり、連通空間15内に流入した内容物C1が内孔44から収容空間14内に流出することを抑制できる。また、ボール体13の下端を含浸体と接触させることで、含浸体に吸収された内容物C1を、含浸体からボール体13の表面に付着させることができる。これにより、含浸体によって収容空間14内の内容物C1を吸い上げて、ボール体13の表面に付着させることができ、収容空間14内の内容物C1の残量が少なくなった場合であっても、内容物C1をより取り出しやすくできる。なお、含浸体は、ボール体13の下端が押し付けられて圧縮変形する構成であってもよい。また、含浸体は、内孔44の内周面に固定されていてもよいし、底板部21の上面に固定されていてもよい。
また、上記説明した各実施形態の気密容器に収容される内容物は、特に限定されず、化粧品以外の流動性を有する物質であってもよい。また、上記説明した各実施形態の気密容器の用途は、特に限定されず、コンパクト容器に設置される以外の用途に用いられてもよい。
また、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10,110…気密容器、11,111…容器本体、12,112…蓋体、13…ボール体、14…収容空間、15…連通空間、17…内部空間、21b…中央凹部(凹部)、32a…対向面、35…外側シール部、36…外孔、40,240…支持部材、43…内側シール部、44…内孔、73a…第2押圧部、74…第1押圧部、121b…凹部、C1,C2…内容物

Claims (5)

  1. 内容物が収容される収容空間、外部に向けて開口する外孔、前記収容空間に向けて開口する内孔、および前記外孔と前記内孔とを連通する連通空間が形成された容器本体と、
    前記外孔を開閉する蓋体と、
    外端部を前記外孔から前記容器本体の外部に突出させた状態で、前記連通空間内に回転可能に収容されたボール体と、
    前記容器本体と前記蓋体との間の内部空間と、前記内孔と、の前記連通空間を通した連通を開放可能に遮断するシール部と、
    前記連通空間の少なくとも一部を構成し、前記ボール体を支持する支持部材と、
    を備え
    前記支持部材には、前記内孔が形成され、
    前記収容空間の内側面のうち前記内孔と対向する部分には、凹部が形成されており、
    前記凹部内には、前記支持部材の一部と前記ボール体の一部とのうちの少なくとも一方が位置することを特徴とする気密容器。
  2. 前記蓋体は、前記蓋体が閉じた状態において前記ボール体の前記外端部を押圧する第1押圧部を有し、
    前記シール部は、前記ボール体を支持し前記外孔と前記内孔との前記連通空間を通した連通を開放可能に遮断する内側シール部を含むことを特徴とする請求項1に記載の気密容器。
  3. 前記シール部は、前記容器本体における前記外孔の開口周縁部に設けられた外側シール部を含み、
    前記蓋体は、前記蓋体が閉じた状態において前記外側シール部を押圧する第2押圧部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の気密容器。
  4. 前記外側シール部は、弾性変形可能に構成されており、
    前記第2押圧部は、前記蓋体が閉じた状態において、前記外側シール部を弾性変形させて前記ボール体に向けて押し付けていることを特徴とする請求項3に記載の気密容器。
  5. 前記容器本体は、前記蓋体と対向する対向面を有し、
    前記対向面の周縁部は、平面視において、外側に向かうに従って前記蓋体側に位置する曲面状であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の気密容器。
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