JP6741203B2 - 分析装置 - Google Patents
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Description
本発明は、分析装置にかかり、特に、データストリームを分析する分析装置に関する。
ネットワークの侵入検知装置(IDS)や工場の温度センサーといったセンサー機器は、観測した状態や値(観測値)をその観測時刻などの情報(タイムスタンプ)と紐付けて時々刻々と生成している。これらの観測値とタイムスタンプを含むデータをストリーム形式で配信することで、ネットワークや工場などを常時監視することができる。このストリーム形式で配信される観測値とタイムスタンプを含むデータのシーケンスはデータストリームと呼ばれる。すなわち、前述の監視は、データストリームを取得し、観測することで行われる。
さらにデータストリームを分析することで、監視対象が正常であるかを判別したり、疑わしい挙動を発見したり、といった状態把握が可能となる。データストリームの例として、Twitterなどのミニブログ(つぶやき)や、プロキシサーバのログ、IDSのアラートログ、などがある。
データストリームには様々な事象が入り混じっている。そのため、データストリーム中で生じている事象を理解するためには、“よく発現する”、“異常である”などの“意味のある”1つ以上のデータ(観測値とタイムスタンプおよびそれ以外の情報)の組を抽出する必要がある。この“意味のある”1つ以上のデータの組を“イベント”と呼ぶ。
データストリームで生じるイベントは、常に同じ周期や時間で発現するわけではない。あるときは1時間以内であっても、あるときは10分、1日を掛けて発現する場合もある。これらは対象とする機器に異常が生じる、ネットワークへのサイバー攻撃のようにパターンの発生時間を人間によって恣意的に歪められる、といった場合に生じ得る。
一方、データストリームは時間方向に対して無限長もしくは非常に長いといった特性を持つ。そのため、データストリームを分析する際には、ある時間Wで発現する事象に注目し、パターンを発見することが行われる。例えば、24時間以内に生じる温度の変化などが該当する。さらにデータストリームをある時間Wで分割し、分割後の複数のサブシーケンスで共通に発現するパターンを発見することも行われる。例えば、W=24時間とすると、一日の温度変化の平均的なパターンや、特定の時間によく発現するネットワーク上の疑わしい挙動、を発見することができる。
Gaber, Mohamed Medhat, Arkady Zaslavsky, and Shonali Krishnaswamy. "Mining data streams: a review." ACM Sigmod Record 34.2 (2005): 18-26.
Rakthanmanon, Thanawin. "Addressing Big Data Time Series: Mining Trillions of Time Series Subsequences Under Dynamic Time Warping". ACM Transactions on Knowledge Discovery from Data. 7 (3): 10:1-10:31
Sepp Hochreiter; Jurgen Schmidhuber (1997). "Long short-term memory". Neural Computation. 9 (8): 1735-1780.
しかしながら、上述のように時間的な歪みが生じている場合、時間Wを基にしたサブシーケンスを対象とする分析方法では、分割する時間Wを超える時間で完了するイベントを他の同一のイベントと同一視することができない、という問題がある。また、歪みがない場合であっても、分割する時間Wがどの程度であるかを事前に知っていることが求められる。
よって、既存のデータストリーム分析手法では、データストリームに関する事前知識を有さない場合に、データストリームから歪みが含まれ得るイベントを発見できない、または、本来同一視されるはずのイベントが同一視されない、といった問題がある。
ここで、非特許文献1には、データストリームを分析する様々な手法について記載されている。データストリームを分析する際には、ウィンドウまたはスライディングウィンドウ(滑走窓)を用いることが一般的であり、このウィンドウ長は、分析の精度等に大きな影響を与える。
時系列データ(波形形式のデータ)に対しては、非特許文献2などの文献にてdynamic time warpingを用いた、時間的歪みを解消する方法が知られている。しかしながら、本発明が想定するデータストリームは、かならずしも波形形式をとらず、また複数のイベントが重なりあっているため、dynamic time warpingの概念を適用することができない。同様に、ARなどの線形モデルによる時系列モデルの適用も困難である。
また、自然言語処理で用いられるn−gramモデルは、近傍に含まれる前後の単語間のパターンを統計的なモデルで表現する手段として知られている。しかし、データストリームでは、イベントを成すタプルが非常に長い間隔を持って出現することがあるため、また複数のイベントが交じり合っているため、イベントを成すタプル間の前後関係を、近傍を考慮するn−gramで捉えることが難しい。同様に非特許文献3に示されたLSTMのようなメモリを用いた手法で解決することも困難である。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、データストリームからイベントを検出できない、ということを解決することができる情報処理装置を提供することにある。
本発明の一形態である分析装置は、
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定するウィンドウ長決定部と、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築するグラフ構築部と、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築するテンソル構築部と、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出するパターン抽出部と、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出する差分抽出部と、
備え、
前記ウィンドウ長決定部は、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、
前記グラフ構築部は、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する、
という構成をとる。
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定するウィンドウ長決定部と、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築するグラフ構築部と、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築するテンソル構築部と、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出するパターン抽出部と、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出する差分抽出部と、
備え、
前記ウィンドウ長決定部は、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、
前記グラフ構築部は、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する、
という構成をとる。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定するウィンドウ長決定部と、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築するグラフ構築部と、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築するテンソル構築部と、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出するパターン抽出部と、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出する差分抽出部と、
を実現させると共に、
前記ウィンドウ長決定部は、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、
前記グラフ構築部は、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する、
ことを実現させる、
という構成をとる。
情報処理装置に、
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定するウィンドウ長決定部と、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築するグラフ構築部と、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築するテンソル構築部と、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出するパターン抽出部と、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出する差分抽出部と、
を実現させると共に、
前記ウィンドウ長決定部は、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、
前記グラフ構築部は、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する、
ことを実現させる、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である分析方法は、
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定し、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築し、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築し、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出し、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出し、
さらに、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築して、前記テンソルの構築、前記パターンの抽出、前記残差部分の抽出を繰り返す、
という構成をとる。
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定し、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築し、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築し、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出し、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出し、
さらに、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築して、前記テンソルの構築、前記パターンの抽出、前記残差部分の抽出を繰り返す、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、データストリームからイベントを検出することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面は、本発明の実施形態を説明するものである。ただし、本発明は、各図面の記載に限定されるものではない。また、各図面の同様の構成には、同じ番号を付し、その繰り返しの説明を省略する場合がある。また、以下の説明に用いる図面において、本発明の説明に関係しない部分の構成については、記載を省略し、図示しない場合もある。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図17を参照して説明する。図1は、実施形態1における分析装置の構成を説明するための図であり、図2は、分析処理の様子を示すフローチャートである。図3乃至図17は、分析処理による各情報の一例を示す図である。
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図17を参照して説明する。図1は、実施形態1における分析装置の構成を説明するための図であり、図2は、分析処理の様子を示すフローチャートである。図3乃至図17は、分析処理による各情報の一例を示す図である。
図1のブロック図に示すように、本発明における分析装置100は、グラフ構築部101と、テンソル構築部103と、パターン抽出部105と、差分抽出部107と、収束判定部109と、ウィンドウ長決定部111と、パターン・グラフ変換部113と、を備えている。また、分析装置100は、データストリーム201を入力可能となっており、グラフ構築ルール202と、残差グラフ203と、テンソル204と、パターン205と、残差206と、発見済みパターングラフ207と、を記憶可能なよう構成されている。
なお、本実施形態における分析装置100が備える各部101〜111は、ハードウェア回路で構成されていてもよく、情報処理装置に装備されたCPU(Central Processing Unit)にプログラムが読み込まれることによって構築されてもよい。
はじめに、上述した各部101〜111の概要について説明する。なお、各部101〜111の詳細については、以下の動作説明時に詳述する。
まず、本発明における処理対象となるデータストリームは、後述するように、タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含んで構成されている。
上記ウィンドウ長決定部111は、まず、次のイテレーションで利用するウィンドウ長Wi+1を、初期ウィンドウ長W0、ウィンドウ長Wi、ウィンドウ長倍率β、を用いて決定する。例えば、Wi+1=βWi=βiW0、のように決定する。
上記グラフ構築部101は、入力されるデータストリーム(201)もしくはその一部(残差部分)に対して、それらをウィンドウ長Wiで分割する。そして、データストリームもしくはその一部を分割した部分シーケンス(ウィンドウ)それぞれに対して、タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する。具体的には、グラフ構築ルール(202)を参照してウィンドウ毎のタプルであるグラフを作成し、作成したグラフの列GΔ(203)を出力する。
また、グラフ構築部101は、後述するように、収束判定部109にてデータストリームに対する処理が収束しない場合には、差分抽出部107にて抽出した残差(206)(残差部分)に対して、上述同様にグラフを構築する。
上記テンソル構築部103は、グラフ構築部101でウィンドウ毎にそれぞれ構築した複数のグラフ列を積み重ねて、テンソルZ204を構築して出力する。このとき、テンソル構築部103は、後述するように、過去にパターン・グラフ変換部113にて出力したパターンPを変換したグラフGP(207)と、グラフ構築部101にて直前に構築されたグラフ列GΔ(203)と、を積み重ねて、テンソルZを構築する。または、テンソル構築部103は、グラフGPとグラフ列GΔとから、テンソルZを行列化(Matricization,Unfolding)した当該テンソルZと等価な行列Yを構築してもよい。
上記パターン抽出部105は、テンソル構築部103で構築したテンソルZ(または行列Y)から主要なパターンP(205)を抽出する。パターンの抽出は、例えば、テンソル因子分解(tensor factorization)などの所定のテンソルから一つ以上のパターン、もしくは代表的な特徴量を抽出するような任意の分析方法を用いることができる。例えば行列Yに対しては、主成分分析(Principal Component Analysis),特異値分解(Singular Value Decomposition)などの行列分解(Matrix Factorization),多様体学習(Manifold Learning)などによって同様に一つ以上のパターン、もしくは代表的な特徴量を抽出するような任意の分析方法を用いることができる。
上記差分抽出部107は、入力されたデータストリームのうち、パターン抽出部105が抽出したパターンPに該当しないデータストリームの部分集合である残差Δ(206)(残差部分)を抽出する。この残差Δは、データストリームに対する処理が収束しない場合に、上述したグラフ構築部101によって、次のイテレーションによるグラフ構築の対象となる。
上記収束判定部109は、分析装置100による分析によってこれ以上パターンが抽出できないかどうかを判定する。つまり、データストリームに対する処理が収束したか否かを判定する。これ以上パターンが抽出できない場合には分析装置100の動作を終了させる。一方で、残差Δが十分に残っており、まだパターンを抽出できると判定した場合、つまり、処理は収束していないと判定した場合には、上述したように、残差Δを用いて、次のイテレーションを実行する。
そして、上記ウィンドウ長決定部111は、収束判定部109で処理が収束していないと判定した場合には、次のイテレーションで利用するウィンドウ長Wi+1を、初期ウィンドウ長W0、ウィンドウ長Wi、ウィンドウ長倍率β、を用いて決定する。例えば、Wi+1=βWi=βiW0、のように決定する。これにより、ウィンドウ長決定部111は、過去に決定したウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定する。この新たなウィンドウ長を用いて、グラフ構築部101は、データストリームの残差Δ(206)に対してグラフ構築を行う。
上記パターン・グラフ変換部113は、パターン抽出部105で抽出したパターンP(205)を1つ以上のグラフからなるグラフ列(207)に変換する。このとき、個々のグラフが独立したパターンを表す。
[動作]
次に、上述した構成である分析装置100の動作を、図2のフローチャート及びその他の図面を参照して説明する。
次に、上述した構成である分析装置100の動作を、図2のフローチャート及びその他の図面を参照して説明する。
まず、入力されたデータストリームを残差Δとし、残差Δに対してグラフ構築部101によるグラフの構築を行い、グラフ列GΔを生成する(ステップS11)。ここで、図3は、入力されたデータストリームを示している。データストリームは、タイムスタンプである「time」と、観測値である「Alert type」、「src(送信元)」、「dst(宛先)」と、からなるタプルを複数含んでいる。
ここでは、ウィンドウ長W0=6(初期ウィンドウ長)、ウィンドウ長倍率β=2とする。すると、図3のデータストリームは、属性timeの値が、[1,6]、[7,12]、[13,18]、[19,24]である部分シーケンス(ウィンドウ)に分割される。そして、各部分シーケンス内におけるタプル間の関係を表すグラフを構築する。
ここでは、グラフ構築ルールは予め設定され記憶されており、本実施形態では、以下の二つのルールを想定する。
(1)属性timeにおいて、ti<tjであるタプル間に、tiであるタプルの宛先dstとtjであるタプルの送信元srcが同一であるときに、tiのalert typeからtjのalert typeに辺を張る。
(2)属性timeにおいて、ti<tjであるタプル間に、tiであるタプルの送信元srcとtjであるタプルの送信元srcが同一であるときにtiのalert typeからtjのalert typeに辺を張る。
なお、上述したグラフ構築ルールは一例であって、かかるルールに限定されず、いかなるルールであってもよい。
(1)属性timeにおいて、ti<tjであるタプル間に、tiであるタプルの宛先dstとtjであるタプルの送信元srcが同一であるときに、tiのalert typeからtjのalert typeに辺を張る。
(2)属性timeにおいて、ti<tjであるタプル間に、tiであるタプルの送信元srcとtjであるタプルの送信元srcが同一であるときにtiのalert typeからtjのalert typeに辺を張る。
なお、上述したグラフ構築ルールは一例であって、かかるルールに限定されず、いかなるルールであってもよい。
上述したグラフ構築ルールに合致するタプルを探索し、当該タプル間の時間的な前後関係を有向グラフによって表現すると、[1,6]、[7,12]からは、それぞれ図4(a),(b)に示す有向グラフを構築することができる。また、図4(a),(b)のグラフは、それぞれ図5(a),(b)で示した行列と等価である。この行列は、ある「alert type」から他の「alert type」に辺を1回張ることができるとき、当該セルに1を加える。値が空のセルは、辺が0を意味する。なお、図4(a),(b)のグラフの辺上に、図5(a),(b)のように辺を張ることができた回数を重みとして付与してもよい。
また、図4(a),(b)、図5(a),(b)が、辺上、セル内に格納する値は、辺を張ることができた回数に基づいて算出した計算値でもよい。例えば、ある「alert type」から出る辺の総数で除した値(出次数で正規化した値)を付与してもよい。
続いて、テンソル構築部103が、グラフ構築部101が出力したグラフ列GΔと、後述するようにパターン・グラフ変換部113が出力したグラフ列GPとを、積み重ねて構築したテンソルZを生成する(ステップS13)。なお、パターンPから変換したグラフ列GPが存在しない空の場合は、グラフ構築部101が構築したグラフ列GΔだけを対象として、テンソルを生成する。
ここで、1回目のイテレーションでは、パターンPをまだ抽出していないため、グラフ列GPが存在しない。そこで、テンソル構築部103は、グラフ構築部101が生成した図5(a),(b),(c)を対象にテンソルを構築する。ここでは、ウィンドウ長で分割したウィンドウ毎のグラフ列(行列の列)を、time属性の値が小さい順に並べて積み重ねて、図6に示すようなテンソルZを生成する。
続いて、パターン抽出部105が、テンソル構築部103が生成したテンソルZに対してテンソル分解などによるパターン抽出を行い、主要なパターンPを抽出する。パターンPを抽出すると、差分抽出部107が入力されたオリジナルのデータストリームとパターンPを比較して、パターンPに合致しないデータストリームの部分集合である残差Δを導出する(ステップS15)。
ここで、パターン抽出部105のパターン抽出として、Parafac(CP分解)法によるテンソル因子分解を用いることができる。図7は、Parafacで得られたパターンPの一例を示している。図7中の行列は、図5(a),(b),(c)で共通もしくは複数回出現したパターンを示しており、図8の有向グラフと等価である。また、図7中の斜め方向に記載された1x4のベクトルは、ウィンドウ長で分割したどの時間に当該パターンが出現したかを示している。図7では、1番目、2番目に1の値が格納されている。これは時間[P1,6]、[7,12]に図7中の行列で示されたパターンが存在することを示している。
また、テンソル分解によって出力されたパターンPを、主要なパターンに限定する方法として、得られるパターンPがスパースに(0が多く)なるようにする方法であるスパース推定を導入したスパーステンソル分解を用いることができる。また、主要なパターンを構成する潜在因子(Latent Component)の数kは、MDL理論やBICなどの情報量基準に基づいて決定してもよい。図7のパターンPは、スパーステンソル分解によって得られたパターンの一例である。なお、実際のスパーステンソル分解で得られる値を正確に説明することよりも、説明としての分かりやすさを優先して、単純な値で例を示している。
ここで、図8に示した有向グラフは、パターン・グラフ変換部113が、パターンPから生成したグラフ列GPである。なお、パターンPが空(サイズ0の列)の場合は、パターン・グラフ変換部113を用いたパターンPからグラフ列GPへの変換は行わない。
続いて、パターンPを用いて、差分抽出部107がデータストリームからパターンPに該当しないデータストリームの部分集合である残差Δを得る。ここでは、図3に示すデータストリームと図7に示すパターンPから、図9に示す残差Δを得る。
そして、収束判定部109が、パターンPが前回のパターン抽出から変化していない、残差Δが空である、などの条件によって、データストリームに対する処理が収束したか否か、つまり、分析装置100の動作を停止するか否かを判定する(ステップS17)。
動作を停止しない場合には、ウィンドウ長決定部111が次のイテレーションで利用するウィンドウ長Wi+1を導出する(ステップS19)。ここでは、図9に示す残差Δに十分な量のタプルが残っているため、動作を停止しない。このとき、次のイテレーションにおける新たなウィンドウ長W1は、W0=6、β=2より、「12」となる。そして、この新たなウィンドウ長W1を用いて、上述同様に、グラフ構築部101、テンソル構築部103、パターン抽出部105、差分抽出部107、収束判定部109などによる処理を繰り返す。
2回目のイテレーションでは、図9に示す残差Δから、図10に示すグラフが時間[1,12]から生成され、図11(a)の行列が生成される。同様に、時間[13,24]から図11(b)の行列が生成される。
さらにイテレーション1のパターンPからΔPとして図7に示すテンソルに変換したもの、もしくはグラフ列を生成する。図7をテンソルに変換したものは、図7の行列とベクトルの外積(outer product)を取ったものと等価である。よって、2回目のイテレーションでは、テンソル構築部103は、図7の行列とベクトルの外積を取ったものと、図11(a),(b)の行列を積み重ねて生成したテンソルZを生成する。
さらに、2回目のイテレーションでは、パターン抽出部105は、テンソルZから図12に示すパターンPを抽出する。図12に示すパターンPは、二つの項の和でテンソルZ中の主要なパターンを表している。第一項は、イテレーション1で抽出したパターンと同様のパターンが抽出され、1x6のベクトルが付されている。この1x6のベクトルは、イテレーション1でW0=6で分割された時間[1,6]、[7,12]、[13,18]、[19,24]、さらにイテレーション1の後の残差Δに対してイテレーション2にてW1=12のウィンドウによって分割された時間[1,12]、[13,24]に、当該パターンがどの程度出現するかを示している。同様に第二項は、イテレーション2で新たに抽出されたパターンであり、[1,12]、[13,24]にそれぞれ出現するE→Eなるパターンを示している。
その後、2回目のイテレーションでは、差分抽出部107によって図13に示す残差Δを得る。すると、収束判定部109は、図13に示す残差Δに十分なタプル数があるため、処理を継続する。
続いて、3回目のイテレーションでは、さらにウィンドウ長決定部111にて新たなウィンドウ長W2=24を決定し、かかる新たなウィンドウ長を用いて、グラフ構築部101によって、図13の残差Δから図14に示すグラフを得て、図15に示す行列を得る。続いて、テンソル構築部103が図12に示す過去のパターンPから得たテンソルと、図15に示す行列を積み重ねたテンソルZを生成し、パターン抽出部105が図16に示すパターンPを抽出する。
そして、差分抽出部107が図17に示す残差Δを抽出する。収束判定部109は、図17にパターン抽出に十分なタプル数がないため、動作を停止する。
以上のように、本発明によれば、データストリームから、発現時刻、間隔といった時間的歪みが生じている複数のイベントを、同一のパターンとして抽出できる。このとき、イベント毎にウィンドウ長を設定せずに、時間的歪みのある複数のイベントを同一のパターンとして抽出できる。
<実施形態2>
以上の説明した分析装置100は、次のように構成される。例えば、分析装置100の各構成部は、ハードウェア回路で構成されても良い。また、分析装置100は、各構成部が、ネットワークを介して接続した複数の装置を用いて、構成されても良い。また、分析装置100は、複数の構成部を1つのハードウェアで構成しても良い。
以上の説明した分析装置100は、次のように構成される。例えば、分析装置100の各構成部は、ハードウェア回路で構成されても良い。また、分析装置100は、各構成部が、ネットワークを介して接続した複数の装置を用いて、構成されても良い。また、分析装置100は、複数の構成部を1つのハードウェアで構成しても良い。
また、分析装置300は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを含むコンピュータ装置として実現してもよい。分析装置300は、上記構成に加え、さらに、入出力接続回路(IOC:Input / Output Circuit)と、ネットワークインターフェース回路(NIC:Network Interface Circuit)とを含むコンピュータ装置として実現しても良い。
図18は、実施形態2における分析装置300の構成の一例を示すブロック図である。分析装置300は、CPU310と、ROM320と、RAM330と、内部記憶装置340と、IOC350と、入力機器360と、表示機器370と、NIC380とを含み、コンピュータ装置を構成している。
CPU310は、ROM320からプログラムを読み込む。そして、CPU310は、読み込んだプログラムに基づいて、RAM330と、内部記憶装置340と、IOC350と、NIC380とを制御する。そして、CPU310を含むコンピュータは、これらの構成を制御し、図1に示す、グラフ構築部101と、テンソル構築部103と、パターン抽出部105と、差分抽出部107と、収束判定部109と、ウィンドウ長決定部111と、パターン・グラフ変換部113としての各機能を実現する。
CPU310は、各機能を実現する際に、RAM330又は内部記憶装置340を、プログラムの一時記憶として使用しても良い。
また、CPU310は、コンピュータで読み取り可能にプログラムを記憶した記憶媒体(図示せず)が含むプログラムを、図示しない記憶媒体読み取り装置を用いて読み込んでも良い。あるいは、CPU310は、NIC380を介して、図示しない外部の装置からプログラムを受け取り、RAM330に保存して、保存したプログラムを基に動作しても良い。
ROM320は、CPU310が実行するプログラム及び固定的なデータを記憶する。ROM320は、例えば、P−ROM(Programmable-ROM)又はフラッシュROMである。RAM330は、CPU310が実行するプログラム及びデータを一時的に記憶する。RAM330は、例えば、D−RAM(Dynamic-RAM)である。内部記憶装置340は、分析装置300が長期的に保存するデータ及びプログラムを記憶する。また、内部記憶装置340は、CPU310の一時記憶装置として動作しても良い。内部記憶装置340は、例えば、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)又はディスクアレイ装置である。
ここで、ROM320と内部記憶装置340は、不揮発性(non-transitory)の記憶媒体である。一方、RAM330は、揮発性(transitory)の記憶媒体である。そして、CPU310は、ROM320、内部記憶装置340、又は、RAM330に記憶されているプログラムを基に動作可能である。つまり、CPU310は、不揮発性記憶媒体又は揮発性記憶媒体を用いて動作可能である。
IOC350は、CPU310と、入力機器360及び表示機器370とのデータを仲介する。IOC350は、例えば、IOインターフェースカード又はUSB(Universal Serial Bus)カードである。入力機器360は、分析装置300の操作者からの入力指示を受け取る機器である。入力機器360は、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネルである。表示機器370は、分析装置300の操作者に情報を表示する機器である。表示機器370は、例えば、液晶ディスプレイである。
NIC380は、ネットワークを介した図示しない外部の装置とのデータのやり取りを中継する。NIC380は、例えば、LAN(Local Area Network)カードである。
このように構成された分析装置300は、CPU610がプログラムに基づいて実施形態1で説明した分析装置100と同様の機能を実現できるため、当該分析装置100と同様の効果を得ることができる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における分析装置(図19参照)、プログラム、分析方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における分析装置(図19参照)、プログラム、分析方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定するウィンドウ長決定部410と、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築するグラフ構築部420と、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築するテンソル構築部430と、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出するパターン抽出部440と、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出する差分抽出部450と、
備え、
前記ウィンドウ長決定部410は、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、
前記グラフ構築部420は、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する、
分析装置400。
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定するウィンドウ長決定部410と、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築するグラフ構築部420と、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築するテンソル構築部430と、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出するパターン抽出部440と、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出する差分抽出部450と、
備え、
前記ウィンドウ長決定部410は、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、
前記グラフ構築部420は、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する、
分析装置400。
(付記2)
付記1に記載の分析装置であって、
前記データストリームから抽出した前記残差部分に基づいて、前記データストリームに対する処理が収束したか否かを判定する収束判定部をさらに備え、
前記データストリームに対する処理が収束していないと判定された場合に、前記ウィンドウ長決定部、前記グラフ構築部、前記テンソル構築部、前記パターン抽出部及び前記差分抽出部がさらに作動する、
分析装置。
付記1に記載の分析装置であって、
前記データストリームから抽出した前記残差部分に基づいて、前記データストリームに対する処理が収束したか否かを判定する収束判定部をさらに備え、
前記データストリームに対する処理が収束していないと判定された場合に、前記ウィンドウ長決定部、前記グラフ構築部、前記テンソル構築部、前記パターン抽出部及び前記差分抽出部がさらに作動する、
分析装置。
(付記3)
付記1又は2に記載の分析装置であって、
前記テンソル構築部は、過去に抽出された前記パターンと、直前に構築された前記グラフとから、前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築する、
分析装置。
付記1又は2に記載の分析装置であって、
前記テンソル構築部は、過去に抽出された前記パターンと、直前に構築された前記グラフとから、前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築する、
分析装置。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の分析装置であって、
抽出した前記パターンを前記グラフに変換するパターン・グラフ変換部をさらに備えた、
分析装置。
付記1乃至3のいずれかに記載の分析装置であって、
抽出した前記パターンを前記グラフに変換するパターン・グラフ変換部をさらに備えた、
分析装置。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載の分析装置であって、
前記パターン抽出部は、スパース推定を導入したテンソル分解を用いて、スパースなベクトル、行列及びテンソルとしてパターンを抽出する、
分析装置。
付記1乃至4のいずれかに記載の分析装置であって、
前記パターン抽出部は、スパース推定を導入したテンソル分解を用いて、スパースなベクトル、行列及びテンソルとしてパターンを抽出する、
分析装置。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の分析装置であって、
前記グラフ構築部は、前記タプル間の時間的な前後関係を有向グラフによって表現した前記グラフを構築する、
分析装置。
付記1乃至5のいずれかに記載の分析装置であって、
前記グラフ構築部は、前記タプル間の時間的な前後関係を有向グラフによって表現した前記グラフを構築する、
分析装置。
(付記7)
情報処理装置に、
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定するウィンドウ長決定部と、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築するグラフ構築部と、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築するテンソル構築部と、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出するパターン抽出部と、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出する差分抽出部と、
を実現させると共に、
前記ウィンドウ長決定部は、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、
前記グラフ構築部は、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する、
ことを実現させるためのプログラム。
情報処理装置に、
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定するウィンドウ長決定部と、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築するグラフ構築部と、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築するテンソル構築部と、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出するパターン抽出部と、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出する差分抽出部と、
を実現させると共に、
前記ウィンドウ長決定部は、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、
前記グラフ構築部は、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する、
ことを実現させるためのプログラム。
(付記8)
付記7に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置に、
前記データストリームから抽出した前記残差部分に基づいて、前記データストリームに対する処理が収束したか否かを判定する収束判定部をさらに実現させ、
前記データストリームに対する処理が収束していないと判定された場合に、前記ウィンドウ長決定部、前記グラフ構築部、前記テンソル構築部、前記パターン抽出部及び前記差分抽出部をさらに作動させる、
プログラム。
付記7に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置に、
前記データストリームから抽出した前記残差部分に基づいて、前記データストリームに対する処理が収束したか否かを判定する収束判定部をさらに実現させ、
前記データストリームに対する処理が収束していないと判定された場合に、前記ウィンドウ長決定部、前記グラフ構築部、前記テンソル構築部、前記パターン抽出部及び前記差分抽出部をさらに作動させる、
プログラム。
(付記9)
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定し、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築し、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築し、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出し、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出し、
さらに、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築して、前記テンソルの構築、前記パターンの抽出、前記残差部分の抽出を繰り返す、
分析方法。
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定し、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築し、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築し、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出し、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出し、
さらに、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築して、前記テンソルの構築、前記パターンの抽出、前記残差部分の抽出を繰り返す、
分析方法。
(付記10)
付記9に記載の分析方法であって、
前記データストリームから抽出した前記残差部分に基づいて、前記データストリームに対する処理が収束したか否かを判定し、前記データストリームに対する処理が収束していないと判定された場合に、前記新たなウィンドウ長の決定、前記グラフの構築、前記テンソルの構築、前記パターンの抽出、前記残差部分の抽出を繰り返す、
分析方法。
付記9に記載の分析方法であって、
前記データストリームから抽出した前記残差部分に基づいて、前記データストリームに対する処理が収束したか否かを判定し、前記データストリームに対する処理が収束していないと判定された場合に、前記新たなウィンドウ長の決定、前記グラフの構築、前記テンソルの構築、前記パターンの抽出、前記残差部分の抽出を繰り返す、
分析方法。
なお、上述したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
100 分析装置
101 グラフ構築部
103 テンソル構築部
105 パターン抽出部
107 差分抽出部
109 収束判定部
111 ウィンドウ長決定部
113 パターン・グラフ変換部
300 分析装置
310 CPU
320 ROM
330 RAM
340 内部記憶装置
350 IOC
360 入力機器
370 表示機器
380 NIC
400 分析装置
410 ウィンドウ長決定部
420 グラフ構築部
430 テンソル構築部
440 パターン抽出部
450 差分抽出部
101 グラフ構築部
103 テンソル構築部
105 パターン抽出部
107 差分抽出部
109 収束判定部
111 ウィンドウ長決定部
113 パターン・グラフ変換部
300 分析装置
310 CPU
320 ROM
330 RAM
340 内部記憶装置
350 IOC
360 入力機器
370 表示機器
380 NIC
400 分析装置
410 ウィンドウ長決定部
420 グラフ構築部
430 テンソル構築部
440 パターン抽出部
450 差分抽出部
Claims (10)
- タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定するウィンドウ長決定部と、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築するグラフ構築部と、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築するテンソル構築部と、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出するパターン抽出部と、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出する差分抽出部と、
備え、
前記ウィンドウ長決定部は、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、
前記グラフ構築部は、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する、
分析装置。 - 請求項1に記載の分析装置であって、
前記データストリームから抽出した前記残差部分に基づいて、前記データストリームに対する処理が収束したか否かを判定する収束判定部をさらに備え、
前記データストリームに対する処理が収束していないと判定された場合に、前記ウィンドウ長決定部、前記グラフ構築部、前記テンソル構築部、前記パターン抽出部及び前記差分抽出部がさらに作動する、
分析装置。 - 請求項1又は2に記載の分析装置であって、
前記テンソル構築部は、過去に抽出された前記パターンと、直前に構築された前記グラフとから、前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築する、
分析装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の分析装置であって、
抽出した前記パターンを前記グラフに変換するパターン・グラフ変換部をさらに備えた、
分析装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の分析装置であって、
前記パターン抽出部は、スパース推定を導入したテンソル分解を用いて、スパースなベクトル、行列及びテンソルとしてパターンを抽出する、
分析装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の分析装置であって、
前記グラフ構築部は、前記タプル間の時間的な前後関係を有向グラフによって表現した前記グラフを構築する、
分析装置。 - 情報処理装置に、
タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定するウィンドウ長決定部と、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築するグラフ構築部と、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築するテンソル構築部と、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出するパターン抽出部と、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出する差分抽出部と、
を実現させると共に、
前記ウィンドウ長決定部は、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、
前記グラフ構築部は、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築する、
ことを実現させるためのプログラム。 - 請求項7に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置に、
前記データストリームから抽出した前記残差部分に基づいて、前記データストリームに対する処理が収束したか否かを判定する収束判定部をさらに実現させ、
前記データストリームに対する処理が収束していないと判定された場合に、前記ウィンドウ長決定部、前記グラフ構築部、前記テンソル構築部、前記パターン抽出部及び前記差分抽出部をさらに作動させる、
プログラム。 - タイムスタンプと観測値とからなるタプルを含むデータストリームのウィンドウ長を決定し、
前記データストリームから、決定された前記ウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築し、
複数の前記ウィンドウ毎にそれぞれ構築された複数の前記グラフからテンソルまたは前記テンソルと等価な行列を構築し、
前記テンソルまたは前記テンソルと等価な行列からパターンを抽出し、
前記データストリームから、抽出した前記パターンに合致しない残差部分を抽出し、
さらに、過去に決定した前記ウィンドウ長とは異なる新たなウィンドウ長を決定し、前記データストリームから抽出された前記残差部分から、決定された前記新たなウィンドウ長で分割されたウィンドウ内における前記タプル間の予め設定された関係を表すグラフを構築して、前記テンソルの構築、前記パターンの抽出、前記残差部分の抽出を繰り返す、
分析方法。 - 請求項9に記載の分析方法であって、
前記データストリームから抽出した前記残差部分に基づいて、前記データストリームに対する処理が収束したか否かを判定し、前記データストリームに対する処理が収束していないと判定された場合に、前記新たなウィンドウ長の決定、前記グラフの構築、前記テンソルの構築、前記パターンの抽出、前記残差部分の抽出を繰り返す、
分析方法。
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