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JP6792864B2 - キャスター清掃装置 - Google Patents
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Description

本発明は、キャスター(車輪)を清掃するキャスター清掃装置に関する。
特開2008−149820号公報(特許文献1)には、車輪洗浄装置が記載されている。
特開2008−149820号公報
従来のキャスターを清掃するキャスター清掃装置は、2本のローラ(回転体)の上にキャスターを載せて、2本のローラの間の下方からブラシでキャスターを清掃するよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
キャスターのサイズ(外径、幅)は、製造メーカや用途などによって台車ごとに異なる。例えば、外径が異なるキャスターのそれぞれに対して、同じキャスター清掃装置を用いると、ローラで支持されるキャスターの高さ位置が異なってしまい、十分にブラシで清掃できないおそれが生じる。具体的には、外径が大きいキャスターに対してブラシ毛が短い場合、キャスター底面や側面に届かずに清掃されなくなる。また、外径が大きいキャスターに対してローラの構成を同じとしたままブラシ毛を長くした場合、ローラにブラシ毛が干渉(接触)してしまう。このため、キャスターのサイズごとにローラ、ブラシなどの構成を調整する必要があり、キャスター清掃装置の多くはキャスターのサイズごとに種類(機種)が分けられている。
本発明の一目的は、様々なサイズのキャスターを清掃することのできるキャスター清掃装置を提供することにある。なお、本発明の一目的および他の目的ならびに新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかにしていく。
本発明の一解決手段に係るキャスター清掃装置は、キャスターを清掃するキャスター清掃装置であって、第1回転軸を有する第1回転体と、第2回転軸を有する第2回転体と、を備え、前記第1回転体および前記第2回転体で前記キャスターを支持するように、前記第1回転軸と前記第2回転軸とを互いに平行にして前記第1回転体と前記第2回転体とが配置され、前記第1回転体が、複数の第1ブラシ毛と、複数の第2ブラシ毛とを備えてブラシとして構成され、前記複数の第1ブラシ毛および前記複数の第2ブラシ毛が前記第1回転軸から放射状に伸びて前記第1回転軸に沿うように配置され、前記複数の第1ブラシ毛が前記複数の第2ブラシ毛よりも太く、短く、多く設けられることにより、前記複数の第1ブラシ毛の先端部によって前記キャスターを支持する支持面が構成され、前記複数の第2ブラシ毛が前記支持面から突き出ることを特徴とする。これによれば、様々なサイズのキャスターであっても、キャスターを支持する一方のブラシ(第1回転体)が接するため、キャスターを清掃することができる。
また、キャスターの底面を複数の第1ブラシ毛(支持面)で清掃しつつ、キャスターの側面を複数の第2ブラシ毛で清掃することがより効率的に行える。
前記キャスター清掃装置が、前記第1回転体および前記第2回転体を収容し、前記第1回転体および前記第2回転体を露出する筐体開口部を有する筐体と、前記筐体開口部に前記筐体から突き出して設けられるグレーチングと、を更に備えることがより好ましい。キャスターを支持する一方がブラシ(第1回転体)であると、例えば、キャスターが自在キャスターの場合、自在に回ってしまう。そこで、筐体開口部にグレーチングを設けることで、自在キャスターであっても固定キャスターのように回り止めされて清掃することができる。また、第1回転体および第2回転体のある筐体の内部へスムーズにキャスターを進入させることができる。
前記キャスター清掃装置が、前記第1回転軸および前記第2回転軸と平行な方向において前記グレーチングをスライドさせるスライド機構部を更に備えることがより好ましい。このようにスライド式(可動式)のグレーチングによれば、キャスター位置に合わせてグレーチングがスライドしてキャスターを清掃することができる。
前記スライド機構部が、スライドする方向における前記グレーチングの両側から前記グレーチングを付勢する一対のバネを備えることがより好ましい。これによれば、キャスター位置に合わせてグレーチングがスライドしてキャスターが清掃された後、キャスターが退出するとグレーチングを所定位置へ復帰させることができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次のとおりである。本発明の一解決手段に係るキャスター清掃装置によれば、様々なサイズのキャスターを清掃することができる。
本発明の実施形態に係るキャスター清掃装置の説明図である。 図1に示すキャスター清掃装置の洗浄部の模式的な上面図である。 図1に示すキャスター清掃装置の洗浄部の模式的な正面図である。 図1に示すキャスター清掃装置の洗浄部の模式的な右側面図である。 図1に示すキャスター清掃装置の洗浄部の要部の説明図である。 本発明の実施形態に係る回転ブラシおよび電動ローラの模式的な斜視図である。 図6に示す回転ブラシの模式的な正面図である。 図6に示す回転ブラシの模式的な断面図である。
まず、本発明の実施形態に係るキャスター清掃装置10について、主に図1を参照しながら概略して説明する。図1はキャスター清掃装置10の説明図(模式的斜視図)である。本実施形態では、台車100(積載面が例えば600×900mm)のキャスター101(ハンドル102側にある後輪2輪、反対側にある前輪2輪の計4輪)を洗浄によって清掃する場合について、キャスター清掃装置10を適用して説明する。
キャスター清掃装置10は、キャスター101を洗浄する洗浄部11を備えている。例えば外観が矩形箱状の洗浄部11では、上部が開口しており、その開口から内部へキャスター101が2輪ずつ落ち込むように進入してキャスター101が洗浄される。洗浄部11については、後に詳細に説明する。
また、キャスター清掃装置10は、台車100の通路を構成するように洗浄部11を挟んで設けられ、洗浄部11の上部へと傾斜する一対のスロープ部12、13を備えている。洗浄の際には、例えば、作業者Wによって押された台車100がスロープ部12を上っていき、洗浄部11で前輪2輪、後輪2輪の順でキャスター101が洗浄された後、スロープ部13を下っていく。なお、キャスター清掃装置10への台車100のスムーズな移動のためには、スロープ部12、13の傾斜が緩くなるよう洗浄部11の全高をできるだけ低くすることが好ましい。
また、キャスター清掃装置10は、スロープ部13を下るキャスター101が洗浄により濡れてしまうため、スロープ部13に敷かれる防水マット14を備えている。洗浄後のキャスター101は、乾燥されていることが好ましい。このため、キャスター清掃装置10は、スロープ部13に設けられ、キャスター101にエアを吹き付けるエアブローユニット(不図示)を備えてもよい。
また、キャスター清掃装置10は、洗浄部11を制御する制御部15を備えている。この制御部15は、作業者Wが操作し易いようにスタンド16に支持され、スタンド16のケーブル引出口16aを通るケーブル(不図示)によって洗浄部11と電気的に接続されている。また、制御部15は、起動ボタン17、緊急停止ボタン18およびブレーカ(不図示)を備えている。例えば、作業者Wによって起動ボタン17が押されていることで洗浄が行われ、緊急停止ボタン18が押されることで洗浄が安全に緊急停止される。
次に、本発明の実施形態に係る洗浄部11について、主に図2〜図5を参照しながら説明する。図2、図3および図4はそれぞれキャスター清掃装置10の洗浄部11の模式的な上面図、正面図および右側面図であり、説明を容易にするために、XYZ三次元座標系(XYが水平方向、Zが鉛直方向)に配置した場合を示す。図5はキャスター清掃装置10の洗浄部11の要部の説明図である。なお、図4では、一部を透視した状態で示すと共に、キャスター101を洗浄によって清掃する状態を示す。
洗浄部11は、各部材が設けられる筐体20を備えている。洗浄部11では洗浄水を用いてキャスター101が洗浄によって清掃されるため、筐体20は洗浄水が貯留される箱形に構成されている(図4に洗浄水の最大貯留水位Lを示す)。この筐体20の上部では、長手(図2ではX方向が長手、Y方向が短手となる)において互いに対向して設けられる一対の取手21によって洗浄部11は持ち運びが容易に構成されている。また、筐体20の下部の四隅に設けられる4つ(複数)の脚22によって洗浄部11は例えば床面で支持される。
洗浄水の給排水に関して、洗浄部11は筐体20に設けられる給水口23、給水口23に連結される給水パイプ23a(図4参照)、排水管24およびオーバーフロー管25を備えている。本実施形態の洗浄部11のように、筐体20の右側面に突き出てしまう全ての部品(給水口23など)を集約して筐体20の左側面を平坦面とすることで(図2、図3参照)、例えば筐体20の左側面を壁に付けてキャスター清掃装置10を配置することができる。
洗浄部11では、例えば、開閉可能な手動バルブが取り付けられた排水管24が閉状態で、給水パイプ23aの長手に沿った複数の給水穴(不図示)から洗浄水が筐体20の内部に供給されて貯留される。また、排水管24が開状態で、使用済み(洗浄後)の洗浄水が筐体20の内部から外部へ排出される。また、筐体20の内部に貯留される洗浄水が所定量(最大貯留水位L)以上になった場合には常時開状態のオーバーフロー管25から排出される。
また、洗浄水が貯留される筐体20の上部(図2参照)には、長手(X方向)に沿って並ぶ2つの筐体開口部26が設けられている。2つの筐体開口部26は、洗浄部11でキャスター101を洗浄するために、筐体20の内部へ台車100の前輪2輪や後輪2輪が落ち込む(進入する)ように設けられている。例えば、前輪2輪のうち、一方(右側)のキャスター101が一方(右側)の筐体開口部26に落ち込み、他方(左側)のキャスター101が他方(左側)の筐体開口部26に落ち込むこととなる。
図2に示すように、2つの筐体開口部26のそれぞれからは、筐体20に収容された回転ブラシ30および電動ローラ31が露出されている。したがって、筐体開口部26から筐体20の内部に落ち込んで進入したキャスター101が、図4に示すように、回転ブラシ30および電動ローラ31で支持され、回転ブラシ30で洗浄によって清掃される。なお、図4には、外径が大きいキャスター101A(例えば180mm)および外径が小さいキャスター101B(例えば65mm)が支持されている場合を示している。
このように、キャスター清掃装置10は、回転ブラシ30と、電動ローラ31とを備えている。回転ブラシ30(第1回転体)は、X方向に延在するように、回転軸30a(第1回転軸)を有して回転可能に筐体20に設けられる。また、電動ローラ31(第2回転体)は、X方向に延在するように、回転軸31a(第2回転軸)を有して回転可能に筐体20に設けられる。そして、回転ブラシ30と電動ローラ31とは、キャスター101を支持するように、回転軸30aと回転軸31aとを互いに平行にして配置されている。また、回転ブラシ30と電動ローラ31とは、互いに接触しないように所定間隔で離れて配置されている。
そして、回転ブラシ30と電動ローラ31との間にチェーン(不図示)が結ばれている(掛け回されている)。このため、電動ローラ31が回転(例えば30rpm)することによって回転ブラシ30も同一方向(図4では例えば時計回り方向)に回転することとなる。図4に示すように、回転ブラシ30のブラシ毛(第1ブラシ毛33および第2ブラシ毛34)が、筐体20の内部に貯留された洗浄水と接する(最大貯留水位L以下にくる)ので、洗浄水を含んだ回転ブラシ30によってキャスター101が洗浄によって清掃される。また、清掃によって回転ブラシ30に付着した汚れが洗浄水中で除去される。なお、電動ローラ31とは別個に設けた電動モータによって回転ブラシ30を回転させてもよい。
キャスター101を支持する回転ブラシ30と電動ローラ31とでは、回転ブラシ30より電動ローラ31の摩擦係数が大きくなるようにしている。具体的には、電動ローラ31の支持面31b(外周面)に滑り止め部材(例えばウレタン)を設けている。したがって、電動ローラ31の回転と共に回転ブラシ30も回転するが、キャスター101は摩擦係数が大きい電動ローラ31によって回転される。
また、回転ブラシ30と電動ローラ31との間ではギア比を変えてチェーンで結び、回転ブラシ30と電動ローラ31の回転速度を異ならせている。例えば、回転ブラシ30より電動ローラ31の回転速度を速くなるようにギア比を設定した場合、回転ブラシ30に対してキャスター101を速く回すことができる。このように、回転ブラシ30とキャスター101(電動ローラ31)の回転速度を変えることで、キャスター101の汚れが掻き出される量が大きくなり、洗浄によって清掃される効果を向上させることができる。
ここで、本発明の実施形態に係る回転ブラシ30について、主に図6、図7および図8を参照しながら説明する。図6は回転ブラシ30および電動ローラ31の模式的な斜視図である。また、図7および図8はそれぞれ回転ブラシ30の模式的な正面図および断面図である。
キャスター101を支持する第1回転体(回転ブラシ30)および第2回転体(電動ローラ31)のうち、第1回転体(回転ブラシ30)が複数のブラシ毛(第1ブラシ毛33および第2ブラシ毛34)を備えてブラシとして構成されている。キャスター101を支持する第1回転体が回転ブラシ30である(すなわちキャスター101に回転ブラシ30が接する)ため、第1回転体および第2回転体の他にブラシを設けなくとも、簡便な構成で確実にキャスター101を洗浄によって清掃することができる。
この回転ブラシ30では、第1ブラシ毛33が第2ブラシ毛34に対して太くて短く構成されている(例えば長さ20mm、径0.9mmのナイロン)。第1ブラシ毛33は、例えばキャスター101の底面の溝に入った小石などを力強く掻き出して清掃するために用いられる。また、第2ブラシ毛34が第1ブラシ毛33に対して長くて細く構成されている(例えば長さ45mm、径0.5mmのナイロン)。第2ブラシ毛34は、例えばキャスター101の側面に沿ってしなやかに曲がって清掃するために用いられる。
このように、回転ブラシ30では、第1ブラシ毛33によってキャスター101の底面と、第2ブラシ毛34によってキャスター101の側面とを同時に清掃することができる。また、第1ブラシ毛33と第2ブラシ毛34のように長短のブラシ毛を用いることで、回転ブラシ30は台車100の重みに耐えてキャスター101を支持することができる。また、様々なサイズのキャスター101A、101B(図4参照)であっても、回転ブラシ30が接するため、キャスター101を洗浄によって清掃することができる。
回転ブラシ30では、複数の第1ブラシ毛33および複数の第2ブラシ毛34が回転軸30aから放射状(等配)に伸びて回転軸30aに沿うように配置されている。また、複数の第1ブラシ毛33が複数の第2ブラシ毛34よりも多く、複数の第1ブラシ毛33の先端部によってキャスター101を支持する支持面30b(図8参照)が構成されている。なお、回転ブラシ30は、図8に示すように、回転軸30aを境に上下2つに分割され、固定具によって固定される構成であってもよい。
回転ブラシ30では、例えば、回転軸30a(回転ブラシ30の長手)に沿う一列において、ピッチP(例えば28.5mm)の第2ブラシ毛34の間に第1ブラシ毛33が2本配置されている。また、第1ブラシ毛33および第2ブラシ毛34が回転軸30aに沿う隣接する列において千鳥配置され、回転ブラシ30の回転方向に第2ブラシ毛34がずれていくように配置されている。なお、第1ブラシ毛33および第2ブラシ毛34は、例えば、千鳥配置されたブラシ穴に接着剤によって植毛されている。
また、回転ブラシ30では、複数の第2ブラシ毛34が複数の第1ブラシ毛33よりも長く延びており、複数の第1ブラシ毛33の先端部で構成される支持面30bから突き出ている(延びている)。このような回転ブラシ30によれば、キャスター101を支持しつつ、第1ブラシ毛33によってキャスター101の底面と、第2ブラシ毛34によってキャスター101の側面とをより効率的に清掃することができる。
このように、キャスター清掃装置10は、キャスター101を支持する第1回転体(回転ブラシ30)および第2回転体(電動ローラ31)の一方が回転ブラシ30として構成されている。ところで、例えば、キャスター101が自在キャスターの場合、洗浄時に自在に回ってしまい不安定となり、清掃を十分に行えないおそれがある。そこで、キャスター清掃装置10では、2つの筐体開口部26のそれぞれにグレーチング35を設けている。グレーチング35によれば、自在キャスターであっても固定キャスターのように回り止めされて清掃することができる。なお、図2、図3では、一方(図中、右側)の筐体開口部26に対応するグレーチング35を取り外して示している。
キャスター清掃装置10が備えるグレーチング35は、筐体開口部26に筐体20から突き出して設けられる。これにより、グレーチング35は、筐体開口部26へキャスター101をガイドし、筐体開口部26から回転ブラシ30および電動ローラ31のある筐体20の内部へスムーズにキャスター101を進入させることができる。また、このグレーチング35によれば、作業者Wの足が筐体20の内部に落ちないようにすることができる。
具体的に、グレーチング35は、図2に示すように、平面視矩形状の開口部36を有する枠部37と、開口部36を跨いで枠部37に設けられる複数(5本)のガイドバー38とを備えている。ガイドバー38は、回転ブラシ30の回転軸30aや電動ローラ31の回転軸31aと直交する方向(Y方向)に延びて開口部36を跨いで枠部37から突き出して設けられている。ガイドバー38は、互いに隣接する間隔がキャスター101の幅よりも大きく、キャスター101の外径よりも小さくなるように配置されている。
このようなグレーチング35によれば、ガイドバー38の延在方向(Y方向)に対してキャスター101の径方向が平行となるように2つのガイドバー38の間でキャスター101をガイドすることができる。グレーチング35によってガイドされたキャスター101は筐体20の内部へスムーズに進入して洗浄によって清掃される。なお、開口部36を挟んでガイドバー38の延在方向(Y方向)で対向している縁部37a(図4参照)が、筐体20の内部側へ傾斜していることで、キャスター101を筐体20の内部へスムーズに進入させたり、退出させたりすることができる。
ところで、台車100の前輪2輪間のキャスターピッチや後輪2輪間のキャスターピッチも、製造メーカや用途などによって異なる。仮に、筐体20にグレーチング35が固定されたままであると、例えば2輪ある前輪のうち一方は筐体20の内部に進入して清掃されるが、他方はガイドバー38に乗り上げてしまい清掃されない場合がある。そこで、キャスター清掃装置10は、グレーチング35をスライドさせるスライド機構部40を備えている。本実施形態では、スライド機構部40は2つのグレーチングのそれぞれに対応するように設けている。
スライド機構部40は、図2に示すように、回転ブラシ30の回転軸30aや電動ローラ31の回転軸31aと平行な方向(X方向)においてグレーチング35をスライド(例えば左右10mm)させることができる。本実施形態では、スライド機構部40は、筐体20に設けられるスライドレール41と、スライドレール41上をスライドするキャリッジ42とを備えており、キャリッジ42に取り付けられたグレーチング35をスライドさせることができる。このようなスライド式(可動式)のグレーチング35によれば、様々なキャスター位置(キャスターピッチ)に合うようキャスター101に倣ってグレーチング35がスライドして、キャスター101を筐体20の内部へ進入させることができる。
また、スライド機構部40は、スライドする方向におけるグレーチング35の両側からグレーチング35を付勢する一対のバネ43a、43bを備えている。この一対のバネ43a、43bによって、スライドしたグレーチング35を定位置へ復帰(センタリング)させることができる。
図5に示すように、グレーチング35の一方側では、筐体20側のバネ受け44aとグレーチング35側のバネ受け45aとの間にバネ43aが設けられる。また、グレーチングの他方側では、筐体20側のバネ受け44bとグレーチング35側のバネ受け45bとの間にバネ43bが設けられる。これら一対のバネ43a、43bによってグレーチング35がセンタリングされる。これによれば、キャスター位置に合わせてグレーチング35がスライドしてキャスター101が清掃された後、キャスター101が退出するとグレーチング35を定位置へ復帰させることができる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施形態では、台車のキャスターを清掃する場合について説明した。これに限らず、車椅子、ベビーカー、ショッピングカートなど、キャスターを備える車両にも適用することができる。
例えば、前記実施形態では、2つのグレーチングのそれぞれに対応する2つのスライド機構部を設ける場合について説明した。これに限らず、一方のグレーチングに対応するスライド機構部を設け、他方のグレーチングにスライド機構部を設けずに固定した構成とすることもできる。
例えば、前記実施形態では、洗浄水を用いてキャスターを洗浄して清掃する場合について説明した。これに限らす、洗浄液(薬液)を用いる場合であってもよい。また、洗浄水を用いず回転ブラシでキャスターを清掃する場合であってもよい。
10 キャスター清掃装置 11 洗浄部
12、13 スロープ部 14 防水マット
15 制御部 16 スタンド
16a ケーブル引出口 17 起動ボタン
18 緊急停止ボタン 20 筐体
21 取手 22 脚
23 給水口 23a 給水パイプ
24 排水管 25 オーバーフロー管
26 筐体開口部 30 回転ブラシ
30a 回転軸 30b 支持面
31 電動ローラ 31a 回転軸
31b 支持面 33 第1ブラシ毛
34 第2ブラシ毛 35 グレーチング
36 開口部 37 枠部
38 ガイドバー 40 スライド機構部
41 スライドレール 42 キャリッジ
43a、43b バネ 44a、44b、45a、45b バネ受け
100 台車 101 キャスター
102 ハンドル P ピッチ
W 作業者

Claims (4)

  1. キャスターを清掃するキャスター清掃装置であって、
    第1回転軸を有する第1回転体と、
    第2回転軸を有する第2回転体と、を備え、
    前記第1回転体および前記第2回転体で前記キャスターを支持するように、前記第1回転軸と前記第2回転軸とを互いに平行にして前記第1回転体と前記第2回転体とが配置され、
    前記第1回転体が、
    複数の第1ブラシ毛と、複数の第2ブラシ毛とを備えてブラシとして構成され
    前記複数の第1ブラシ毛および前記複数の第2ブラシ毛が前記第1回転軸から放射状に伸びて前記第1回転軸に沿うように配置され、
    前記複数の第1ブラシ毛が前記複数の第2ブラシ毛よりも太く、短く、多く設けられることにより、前記複数の第1ブラシ毛の先端部によって前記キャスターを支持する支持面が構成され、
    前記複数の第2ブラシ毛が前記支持面から突き出ること
    を特徴とするキャスター清掃装置。
  2. 前記第1回転体および前記第2回転体を収容し、前記第1回転体および前記第2回転体を露出する筐体開口部を有する筐体と、
    前記筐体開口部に前記筐体から突き出して設けられるグレーチングと、を更に備えることを特徴とする請求項記載のキャスター清掃装置。
  3. 前記第1回転軸および前記第2回転軸と平行な方向において前記グレーチングをスライドさせるスライド機構部を更に備えることを特徴とする請求項記載のキャスター清掃装置。
  4. 前記スライド機構部が、スライドする方向における前記グレーチングの両側から前記グレーチングを付勢する一対のバネを備えることを特徴とする請求項記載のキャスター清掃装置。
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