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JP6794764B2 - 減速装置、減速装置付きモータ、及び減速装置の製造方法 - Google Patents
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JP6794764B2 - 減速装置、減速装置付きモータ、及び減速装置の製造方法 - Google Patents

減速装置、減速装置付きモータ、及び減速装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、減速装置、減速装置付きモータ、及び減速装置の製造方法に関する。
従来、モータ本体と減速装置とを備えた減速装置付きモータがある(例えば、特許文献1参照)。減速装置は、モータ本体の回転軸と一体回転するウォームと、該ウォームに噛合される第1ギヤ(ウォームホイール)と、該第1ギヤと噛合される第2ギヤ(出力ホイール)とを備え、これらはギヤハウジング(ギヤケース)の収容部に収容される。ギヤハウジングの収容部の開口部はハウジングカバー(ギヤカバー)にて覆われて、第1及び第2ギヤはギヤハウジング及びハウジングカバーの両部材に跨って支持されている。第1ギヤについては、一端がギヤハウジングに、他端がハウジングカバーにそれぞれ支持される軸部材(ウォームホイール軸)に対して軸支されている。
特開2013−29150号公報
ところで、軸部材の支持状態が十分でない場合、第1ギヤの前後のギヤとの間で発生する反力により、軸部材が傾くおそれがある。軸部材が傾くと、第1ギヤの前後のギヤとの噛み合いが悪化することが懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、噛み合いによる反力が作用してもギヤの姿勢を維持し、該ギヤとの噛み合いを良好に維持することができる減速装置、減速装置付きモータ、及び減速装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する減速装置は、複数のギヤを用いたギヤ列よりなる減速機構と、開口部内の収容部に前記減速機構を収容するギヤハウジング及び該ギヤハウジングの開口部を覆うハウジングカバーを有するハウジング部材とを備え前記複数のギヤのうち、自身に設けた支持孔に軸部材を嵌挿しその軸部材に対して軸支されるギヤにおいて、前記軸部材の第1端部が前記ギヤハウジングに設けた凹状をなす第1圧入部に圧入により固定、第2端部が前記ハウジングカバーに設けた凹状をなす第2圧入部に圧入により固定されている減速装置であって、前記第1及び第2圧入部は、その底面に貫通孔が設けられており、前記第1及び第2圧入部の少なくとも一方の底面には、前記貫通孔を囲う環状の突起が立設され、該突起の先端部と前記軸部材とが当接している
この構成によれば、ギヤを軸支する軸部材の両端部は、ギヤハウジング及びハウジングカバーに設けた凹状の第1及び第2圧入部に対してそれぞれ圧入固定されているため、軸部材が傾くことが防止される。これにより、他のギヤとの噛み合いによって発生した反力が作用しても、軸部材が常に良好な姿勢を維持でき、他のギヤとの噛み合いを良好に維持可能である。
この構成によれば、凹状をなす第1及び第2圧入部への軸部材の圧入の際、各圧入部に設けた貫通孔から圧入に伴う空気の排出がなされ、圧入抵抗の軽減が図れる。
同構成によれば、第1及び第2圧入部の少なくとも一方の底面には、貫通孔を囲う環状の突起が立設され、該突起の先端部と前記軸部材とが当接しているため、軸部材とギヤとの間に設けられたグリスの貫通孔に向かう経路が遮断されグリスが貫通孔から外部に漏れてしまうことが防止される。
上記課題を解決する減速装置は、複数のギヤを用いたギヤ列よりなる減速機構と、開口部内の収容部に前記減速機構を収容するギヤハウジング及び該ギヤハウジングの開口部を覆うハウジングカバーを有するハウジング部材とを備え、前記複数のギヤのうち、自身に設けた支持孔に軸部材を嵌挿しその軸部材に対して軸支されるギヤにおいて、前記軸部材の第1端部が前記ギヤハウジングに設けた凹状をなす第1圧入部に圧入により固定、第2端部が前記ハウジングカバーに設けた凹状をなす第2圧入部に圧入により固定されている減速装置であって、前記第1及び第2圧入部は、その底面に貫通孔が設けられており、前記第1及び第2圧入部の底面に設けた貫通孔に対応して、前記軸部材の端面に目印部が設けられている。
この構成によれば、ギヤを軸支する軸部材の両端部は、ギヤハウジング及びハウジングカバーに設けた凹状の第1及び第2圧入部に対してそれぞれ圧入固定されているため、軸部材が傾くことが防止される。これにより、他のギヤとの噛み合いによって発生した反力が作用しても、軸部材が常に良好な姿勢を維持でき、他のギヤとの噛み合いを良好に維持可能である。
この構成によれば、凹状をなす第1及び第2圧入部への軸部材の圧入の際、各圧入部に設けた貫通孔から圧入に伴う空気の排出がなされ、圧入抵抗の軽減が図れる。
この構成によれば、第1及び第2圧入部の底面に設けた貫通孔に対応して、軸部材の端面に目印部が設けられたことで、貫通孔と目印部との相互関係から軸部材の姿勢(傾き)や位置ずれがハウジング部材の外側から容易に調べることが可能となる。
上記課題を解決する減速装置は、複数のギヤを用いたギヤ列よりなる減速機構と、開口部内の収容部に前記減速機構を収容するギヤハウジング及び該ギヤハウジングの開口部を覆うハウジングカバーを有するハウジング部材とを備えた減速装置であって、前記複数のギヤのうち、自身に設けた支持孔に軸部材を嵌挿しその軸部材に対して軸支されるギヤにおいて、前記軸部材の第1端部が前記ギヤハウジングに設けた凹状または孔状をなす第1圧入部に圧入により固定、第2端部が前記ハウジングカバーに設けた凹状または孔状をなす第2圧入部に圧入により固定されており、前記軸部材は、前記第1及び第2圧入部の周囲に当接することで圧入量を規制すべく、径方向外側に延出するフランジ部を有している。
この構成によれば、ギヤを軸支する軸部材の両端部は、ギヤハウジング及びハウジングカバーに設けた凹状または孔状の第1及び第2圧入部に対してそれぞれ圧入固定されているため、軸部材が傾くことが防止される。これにより、他のギヤとの噛み合いによって発生した反力が作用しても、軸部材が常に良好な姿勢を維持でき、他のギヤとの噛み合いを良好に維持可能である。
この構成によれば、軸部材に設けたフランジ部が第1及び第2圧入部の周囲に当接することで圧入量の規制がなされるため、過度な圧入状態となってギヤが周囲部材に過度に接触することが抑えられ、減速装置の特性の安定化が図れる。
上記減速装置において、前記軸部材にて軸支される前記ギヤは、樹脂にて構成されていることが好ましい。
上記したように、軸部材の傾きが防止されて他のギヤとの噛み合いが良好に維持可能なため、樹脂製のギヤを用いても十分な信頼性を得ることができる。また、樹脂製のギヤを用いることは、減速装置の低コスト化に繋がる。
上記減速装置において、前記軸部材にて軸支される前記ギヤは、異なる直径の第1及び第2ギヤ部が一体的に構成されてなり、直径の小さい側の第2ギヤ部と直径の大きい側の第1ギヤ部との境界部分において前記第2ギヤ部から前記第1ギヤ部に向けて径方向外側に広がる傾斜面にて接続されていることが好ましい。
この構成によれば、直径の小さい側の第2ギヤ部から直径の大きい側の第1ギヤ部に向けて径方向外側に広がる傾斜面にて接続して両ギヤ部間の境界部分が構成されるため、その境界部分において局所的な応力集中が生じることが抑えられ、ギヤの耐久性向上が図れる。特に、樹脂製のギヤへの適用は効果が大きい。
上記減速装置において、前記軸部材は、金属にて構成されていることが好ましい。
この構成によれば、軸部材の強度向上が図れる。
上記減速装置において、前記第1及び第2圧入部は凹状をなすものであり、前記軸部材の圧入状態において、前記第1及び第2圧入部の少なくとも一方側の底面と前記軸部材との間が軸方向に離間して配置されていることが好ましい。
この構成によれば、軸部材の圧入状態において、軸部材の第1及び第2端部と第1及び第2圧入部の少なくとも一方側では軸方向に離間するため、軸部材の寸法精度が緩和され、軸部材の作製が容易となる。
上記減速装置において、前記ギヤハウジング及び前記ハウジングカバーの相互間に、前記軸部材の軸直交方向への移動を規制する規制部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ギヤハウジング及びハウジングカバーの相互間に設けた規制部により軸部材の軸直交方向への移動が規制されるため、組み付け後の軸部材の傾き防止や、組み付け過程において軸部材の各圧入部への圧入が容易になる。
上記課題を解決する減速装置付きモータは、上記減速装置とモータ本体とが駆動連結されて一体的に構成されている。
この構成によれば、ギヤの倒れが抑制されて他のギヤとの噛み合いが良好な減速装置付きモータとして提供できる。
上記課題を解決する減速装置の製造方法は、複数のギヤを用いたギヤ列よりなる減速機構と、開口部内の収容部に前記減速機構を収容するギヤハウジング及び該ギヤハウジングの開口部を覆うハウジングカバーを有し、互いの係合部同士の係合により組み付けられるハウジング部材とを備えた減速装置であり、前記複数のギヤのうち、自身に設けた支持孔に軸部材を嵌挿しその軸部材に対して軸支されるギヤを含む減速装置の製造方法であって、前記ギヤハウジングに設けた凹状をなす第1圧入部に対して前記軸部材の第1端部を正規位置より手前位置に圧入して仮固定する第1工程と、前記第1工程の後、前記ハウジングカバーに設けた凹状をなす第2圧入部に対して前記軸部材の第2端部を圧入しその圧入を前記第1端部の圧入より優先的に行う第2工程と、前記第2工程の後、前記軸部材の第1端部の再圧入とともに、前記ギヤハウジング及び前記ハウジングカバーに設けた係合部を互いに係合させることで前記ギヤハウジング及び前記ハウジングカバーを組み付ける第3工程とを含み、前記第1工程において、前記第2圧入部の底面から前記軸部材の第2端部までの距離が前記ハウジングカバーの係合部から前記ギヤハウジングの係合部までの距離よりも短くなるように、前記軸部材の第1端部と前記第1圧入部の底面との間に空隙を設けて仮固定する。
この構成によれば、軸部材の第1端部を第1圧入部に仮固定する際に、第2圧入部の底面から軸部材の第2端部までの距離がハウジングカバーの係合部からギヤハウジングの係合部までの距離よりも短くなるように、軸部材の第1端部と第1圧入部の底面との間に空隙を設けて軸部材の圧入が行われる。また、軸部材の第2端部の第2圧入部への圧入の方が優先的に行われるため、軸部材の第2端部が第2圧入部に圧入を終えるタイミングは、ハウジングカバーの係合部とギヤハウジングの係合部とが接触するタイミングよりも先になる。つまり、ハウジングカバーの水平性を保ったまま、軸部材の第2端部を第2圧入部に圧入することが可能である。
上記減速装置の製造方法において、前記第1及び第2圧入部の圧入代を異ならせて、前記軸部材の第1及び第2端部間の圧入の優先度を持たせることが好ましい。
この構成によれば、軸部材の第1及び第2端部間で圧入の優先度を持たせる場合、第1及び第2圧入部の圧入代を異ならせるだけで実現可能なため、容易に行うことが可能である。
上記課題を解決する減速装置の製造方法は、前記第1圧入部に前記軸部材の前記第1端部を圧入するとき、及び前記第2圧入部に前記軸部材の前記第2端部を圧入するときの少なくとも一方のときに、前記突起の先端部の全周を前記軸部材により圧潰する圧入圧潰工程を含む。
同方法によれば、圧入圧潰工程では、第1圧入部に軸部材の第1端部を圧入するとき、及び第2圧入部に軸部材の第2端部を圧入するときの少なくとも一方のときに、突起の先端部の全周が軸部材により圧潰される。このようにすると、例えば、突起の先端部の高さが製造誤差等により周方向にばらついていても、突起の先端部を軸部材に全周に亘って密着させることができる。よって、軸部材とギヤとの間に設けられたグリスの貫通孔に向かう経路がより遮断されグリスが貫通孔から外部に漏れてしまうことがより防止される。
本発明の減速装置、減速装置付きモータ、及び減速装置の製造方法によれば、噛み合いによる反力が作用してもギヤの姿勢を維持し、該ギヤとの噛み合いを良好に維持ことができる。
一実施形態の減速装置付きモータの正面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 一実施形態の第1減速ギヤと第2減速ギヤの斜視図である。 図1のB−B線に沿った断面図である。 一実施形態のハウジングカバーの斜視図である。 一実施形態の減速装置の製造方法を説明するための断面図である。 一実施形態の減速装置の製造方法を説明するための断面図である。 一実施形態の減速装置の製造方法を説明するための断面図である。 別例の減速装置の断面図である。 別例の減速装置の一部拡大断面図である。 (a)は別例のハウジングカバーの一部拡大断面図である。(b)は別例のハウジングカバーの一部拡大底面図である。 別例のハウジングカバーの一部拡大断面図である。 別例のハウジングカバーの一部拡大断面図である。
以下、減速装置付きモータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、モータ10は、モータ本体20と該モータ本体20に連結された減速装置30とから構成されている。
モータ本体20は、略有底筒状のヨーク21と、ヨーク21の内側面に固着される図示しないマグネットと、ヨーク21内に収容されたアーマチャ22とを備え、アーマチャ22を回転駆動する。アーマチャ22の回転軸23は、その先端側がヨーク21の開口部から減速装置30の内部に突出している。
前記減速装置30は、ハウジング部材31と、減速機構32と、出力部33とを備えている。
図1及び図2に示すように、ハウジング部材31は、ギヤハウジング41とハウジングカバー42とを備えている。ギヤハウジング41は、例えば樹脂にて形成されている。ギヤハウジング41は、前記ヨーク21に連結固定される側端部(図1において右側の端部)が開口して形成され、その開口の奥(図1において左側の方)には、前記回転軸23と同軸上に筒状に延びるウォーム収容部41aが形成されている。そして、ウォーム収容部41aには、前記減速機構32の一部を構成するウォーム51が収容されている。ウォーム51は、ウォーム収容部41aの内部で回転可能に支持されるとともに、前記回転軸23と一体回転するように回転軸23と連結されている。
また、ギヤハウジング41において、ウォーム収容部41aの軸線直交方向(図1において下方向)には、ウォーム収容部41aと連通する第1ギヤ収容部41bが形成されている。第1ギヤ収容部41bは、その一端側(図1において紙面手前側)が開放された略有底筒状に形成されている。更に、第1ギヤ収容部41bの径方向の側方であってウォーム収容部41aの軸線直交方向(図1において下方向)には、第1ギヤ収容部41bと連通する第2ギヤ収容部41cが形成されている。第2ギヤ収容部41cは、第1ギヤ収容部41bと同様に、その一端側(図1において紙面手前側)が開放された略有底筒状に形成されている。また、第2ギヤ収容部41cは、第1ギヤ収容部41bよりも直径が大きく形成されている。そして、第1ギヤ収容部41b及び第2ギヤ収容部41cの開口部は、前記ハウジングカバー42によって閉塞されている。
図1、図4〜図8に示すように、ハウジングカバー42は、樹脂にて形成され、第1ギヤ収容部41bの開口部に対応した略円板状をなす第1カバー部42aと、第1カバー部42aと一体に形成され第2ギヤ収容部41cの開口部に対応した略円板状をなす第2カバー部42bとを有する。第2カバー部42bは第1カバー部42aよりも直径が大きく形成されている。また、ハウジングカバー42において、第2カバー部42bの周縁部には、第2カバー部42bの軸方向に延びる4つの係合爪42cが形成されている。更に、ハウジングカバー42において、第1カバー部42aの周縁部の1箇所及び第1カバー部42aと第2カバー部42bとの境界部分の2箇所の合計3箇所には、螺子止め部42dが延設されている。ハウジングカバー42は、これらの係合爪42cが第2ギヤ収容部41cの外周面に突出形成された係合突起41dにスナップフィット係合する(図4参照)とともに、3つの螺子43が螺子止め部42dを貫通してギヤハウジング41に螺合することによってギヤハウジング41に固定されている。
図2に示すように、前記第1ギヤ収容部41bには、前記減速機構32の一部を構成する樹脂製の第1減速ギヤ61が収容されている。図3に示すように、第1減速ギヤ61は、円板状のウォームホイール62と、ウォームホイール62よりも小径でウォームホイール62と一体回転する小径ギヤ部63とから構成されている。ウォームホイール62の軸中心と小径ギヤ部63の軸中心とは一致している。小径ギヤ部63は、軸線に対して歯が斜めに刻まれたはすばギヤであり、ウォームホイール62の軸方向の一端面に一体に形成されている。また、小径ギヤ部63のウォームホイール62側の部分(基端部分)には、歯底面63aから隣接の歯面間、更にはウォームホイール62の一端面に延びる傾斜面63bが形成されている。傾斜面63bは、歯底面63aほど高く(厚く)、ウォームホイール62側に向かうにつれて径方向外側に広がって次第に低く(薄く)なる。
また、第1減速ギヤ61の軸中心部には、第1減速ギヤ61を軸方向に貫通する支持孔64が形成されている。そして、ギヤハウジング41及びハウジングカバー42に跨って固定される円柱状金属製の軸部材よりなる第1軸65がその支持孔64に嵌挿されることで、第1減速ギヤ61は第1軸65に対して軸支(回転可能に支持)される。なお、第1減速ギヤ61は、第1ギヤ収容部41bの底部側にウォームホイール62が位置し、第1カバー部42a側に小径ギヤ部63が位置するように第1ギヤ収容部41b内に配置されている。更に、ウォームホイール62は、前記ウォーム51と噛合している。
第1軸65は、ギヤハウジング41側の下端部65aがギヤハウジング41の底部に凹設された第1圧入凹部44に圧入されることで、ギヤハウジング41に固定されている。このとき、下端部65aと第1圧入凹部44の底面44aとは軸方向に離間している。一方、第1軸65のハウジングカバー42側の上端部65bは、小径ギヤ部63の上端面63cから突出している。そして、ハウジングカバー42において、上記第1圧入凹部44と対応する位置に凹設された第2圧入凹部45に圧入され、ハウジングカバー42に固定されている。第1及び第2圧入凹部44,45は、ともに断面円形状をなし、第2圧入凹部45の内径の方が第1圧入凹部44の内径よりもわずかに大きく設定、即ち第2圧入凹部45の方が第1圧入凹部44よりも圧入代が小さく設定されている。
ギヤハウジング41の第1圧入凹部44の底面44a、及びハウジングカバー42の第2圧入凹部45の底面45aには、各底面44a,45aの直径よりも十分に小さい内径の貫通孔46,47がそれぞれ形成されている。各貫通孔46,47は、第1軸65を各圧入凹部44,45に圧入する際に各圧入凹部44,45と第1軸65とで閉じ込められる空気を外部に逃がす機能を有する。このように第1軸65がギヤハウジング41及びハウジングカバー42の第1及び第2圧入凹部44,45に圧入固定されることで、第1減速ギヤ61は第1軸65を回転中心として回転可能となっている。
また、第1軸65の両端部65a,65bの端面の中心には、第1及び第2圧入凹部44,45の各底面44a,45aに設けた貫通孔46,47よりも更に小さい内径の断面円形状の凹部65cが形成されている。これは、少なくとも第1軸65がギヤハウジング41とハウジングカバー42との組み付け後において隠蔽状態となった際に、第1軸65の凹部65cとギヤハウジング41及びハウジングカバー42側の貫通孔46,47との相互関係等から第1軸65の姿勢(傾き)や位置ずれを把握するために設けられている。なお、ギヤハウジング41及びハウジングカバー42の外側から貫通孔46,47と第1軸65の凹部65cとの相互関係等を、撮影装置による画像解析や作業者による目視にて第1軸65の状態把握を行うことが可能である。
図4に示すように、前記第2ギヤ収容部41cには、前記減速機構32の一部を構成する樹脂製の第2減速ギヤ71が収容されている。図3に示すように、第2減速ギヤ71は、円板状の大径ギヤ部72と、大径ギヤ部72の径方向の中央部に一体に形成された略円筒状の第2軸73とから構成されている。
図3及び図4に示すように、大径ギヤ部72は、前記小径ギヤ部63よりも直径が大きく形成されている。そして、大径ギヤ部72は、第2軸73の外周面から径方向外側に延びる円環状の薄肉部72aと、薄肉部72aの外周に同薄肉部72aと一体に設けられた環状の基部72bと、基部72bから径方向外側に突出した複数の歯72cとから構成されている。薄肉部72aは、基部72bよりも軸方向の厚さが薄く形成されている。また、複数の前記歯72cは、軸線に対して斜めに刻まれている。
前記第2軸73は、大径ギヤ部72の軸中心部で大径ギヤ部72の軸方向の両側に突出している。また、第2軸73には、自身を軸方向に貫通する出力孔73aが形成されている。この出力孔73aには、第2減速ギヤ71と一体回転する軸状の前記出力部33が挿入されている。出力部33は、第2軸73の軸方向の両端部から外部に突出している。
これに対して、前記第2ギヤ収容部41cの底部の径方向の中央部には、円環状をなす第1支持部41fが形成されている。また、前記第2カバー部42bの軸中心部には、円環状をなし前記第1支持部41fと対をなす第2支持部42fが形成されている。そして、前記第2軸73の軸方向の一端部(図4において下端部)が第1支持部41fに挿入されるとともに、同第2軸73の軸方向の他端部(図4において上端部)が第2支持部42fに挿入されることで自身を回転中心として第2軸73が回転可能に支持されている。なお、出力部33には外部負荷が接続されることになる。また、大径ギヤ部72は、前記小径ギヤ部63と平行な軸中心を有して該小径ギヤ部63と噛合している。
また、図4に示すように、ハウジングカバー42は、前記第2圧入凹部45が前記第1軸65を支持する第1軸方向長さX1、及び前記第2支持部42fが前記第2軸73を支持する第2軸方向長さX2よりも長い範囲X3で前記第1ギヤ収容部41bの内壁面41gと当接するリブ42gを有している。
詳しくは、図4及び図5に示すように、まずハウジングカバー42の第1カバー部42aには、前記小径ギヤ部63及び大径ギヤ部72を避けつつ第1ギヤ収容部41b内に入り込むように(第1軸65の)軸方向から見て円弧状に膨出した膨出部42hが形成されている。膨出部42hは、その外壁面が第1ギヤ収容部41bの内壁面41gと僅かに離間するように形成されている。そして、膨出部42hには、外側面から径方向外側に突出するとともに軸方向端面から軸方向に突出して前記範囲X3で第1ギヤ収容部41bの内壁面41gと当接するリブ42gが形成されている。リブ42gは、7つ形成され、前記第1カバー部42aの第2圧入凹部45(第1軸65)の軸中心に対して180°よりも大きい範囲に亘って隣接のもの同士がそれぞれ所定間隔を有して配置されている。
また、前記第1ギヤ収容部41bの開口端部及び前記リブ42gの先端部の両方は、第1ギヤ収容部41bに対してハウジングカバー42を前記第1軸65の軸直交方向(その正常な位置)に案内することが可能な案内面41h,42jを有している。案内面41h,42jは、第1ギヤ収容部41bの底部側に向かって第1軸65側に傾斜して形成されることで、ハウジングカバー42を案内することが可能とされている。
次に、減速装置30の組み立ての特に第1軸65を中心とした組み立て手法について説明する。なお、図6〜図8において図面が煩雑とならないようにするため、第1減速ギヤ61及び第2減速ギヤ71の図示を省略する。
図6に示すように、まず、第1軸65の下端部65aがギヤハウジング41の第1圧入凹部44に圧入され、ギヤハウジング41に仮固定される。このとき、第1軸65の下端部65aの圧入は、第1圧入凹部44に対する正規の圧入完了位置より軸方向手前の途中位置まで行われ、第1軸65の下端部65aと第1圧入凹部44の底面44aとが正規組付状態よりも離間するような空隙48が設けられる。なお、この状態またはこの状態となるまでに、ギヤハウジング41内に第1減速ギヤ61及び第2減速ギヤ71が収容される。
次いで、図7に示すように、ハウジングカバー42をギヤハウジング41に対して相対的に第1軸65の軸方向において近接するように移動させることで、第1軸65の上端部65bがハウジングカバー42の第2圧入凹部45の底面45aに当接するまで圧入される。この場合、上記したように、第2圧入凹部45の方が第1圧入凹部44よりも圧入代を小さくしたことから、第2圧入凹部45に対する第1軸65の上端部65bの圧入に対応した小さめの圧入力を以て、第1軸65の上端部65bの第2圧入凹部45への圧入が第1圧入凹部44に対する第1軸65の下端部65aの圧入よりも優先的に行われる。
ここで、前記空隙48は、第2圧入凹部45の底面45aから第1軸65の上端部65bまでの軸方向距離Y1が、ハウジングカバー42の係合爪42cからギヤハウジング41の係合突起41dまでの軸方向距離Y2よりも短くなるようにその空隙48の軸方向長さ(仮固定時における第1軸65の下端部65aの圧入量)が設定されている。つまり、第2圧入凹部45に対する第1軸65の上端部65bの圧入過程において、第1軸65の上端部65bが第2圧入凹部45の底面44aに当接して圧入し終えるまで、ハウジングカバー42の係合爪42cがギヤハウジングの係合突起41dに接触しないようにし、ハウジングカバー42の水平性が保たれるようになっている。
また、ハウジングカバー42のギヤハウジング41に対する近接動作の際、前記案内面41h,42jを含む第1ギヤ収容部41bの内壁面41gとリブ42gとの案内により第1軸65の圧入が安定的に行われる。そして、第1軸65の上端部65bが第2圧入凹部45の底面45aに到達することで、その圧入が完了する。
次いで、図8に示すように、更なるハウジングカバー42のギヤハウジング41に対する近接動作により、圧入途中となっていた第1軸65の下端部65aが第1圧入凹部44に再び圧入される。同時に、ハウジングカバー42の係合爪42cがギヤハウジング41の係合突起41dにスナップフィット係合される。このスナップフィット係合の完了にて、ハウジングカバー42の相対動作が停止し、第1軸65の下端部65aの第1圧入凹部44への圧入も完了する。このようにして、第1軸65の下端部65aと前記上端部65bとがそれぞれギヤハウジング41とハウジングカバー42とに圧入固定されるとともに、ギヤハウジング41とハウジングカバー42とが組み付けられ、モータ10の少なくとも減速装置30の組み付けが完了する。
また、このようにして組み付けられるギヤハウジング41とハウジングカバー42との組み付け後の状態、即ち内部の収容空間が隠蔽された状態において、これら各部材に設けた各貫通孔46,47と、該貫通孔46,47を介して内部を見たときの第1軸65の両端部65a,65bの凹部65cとの相互関係とから、第1軸65の姿勢(傾き)や位置ずれ等が正常範囲内となっているか否かを容易に調べることができるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)第1減速ギヤ61を軸支する第1軸65の両端部65a,65bは、ギヤハウジング41及びハウジングカバー42に設けた凹状の第1及び第2圧入凹部44,45に対してそれぞれ圧入固定されているため、第1軸65が傾くことが防止される。これにより、他のギヤ(ウォーム51及び第2減速ギヤ71)との噛み合いによって発生した反力が作用しても、第1軸65が常に良好な姿勢を維持でき、他のギヤとの噛み合いを良好に維持可能である。
(2)第1減速ギヤ61は樹脂にて構成されているが、上記したように、第1軸65の傾きが防止されて他のギヤとの噛み合いが良好に維持可能なため、十分な信頼性を得ることができる。また、樹脂製の第1減速ギヤ61を用いることで、減速装置30の低コスト化に繋がる。
(3)直径の小さい側の小径ギヤ部63から直径の大きい側のウォームホイール62に向けて径方向外側に広がる傾斜面63bにて接続して小径ギヤ部63及びウォームホイール62間の境界部分が構成されるため、その境界部分において局所的な応力集中が生じることが抑えられ、第1減速ギヤ61の耐久性向上が図れる。特に、樹脂製の第1減速ギヤ61への適用は効果が大きい。
(4)第1軸65は金属にて構成されているため、第1軸65の強度向上が図れる。
(5)第1軸65の圧入状態において、第1軸65の下端部65aと第1圧入凹部44とでは軸方向に離間するため、第1軸65の寸法精度が緩和され、第1軸65の作製が容易となる。
(6)ギヤハウジング41及びハウジングカバー42の相互間に設けたリブ42gにより第1軸65の軸直交方向への移動が規制されるため、組み付け後の第1軸65の傾き防止や、組み付け過程において第1軸65の各圧入凹部44,45への圧入が容易になる。
(7)凹状をなす第1及び第2圧入凹部44,45への第1軸65の圧入の際、各圧入凹部44,45に設けた貫通孔46,47から圧入に伴う空気の排出がなされ、圧入抵抗の軽減が図れる。
(8)第1及び第2圧入凹部44,45の底面44a,45aに設けた貫通孔46,47に対応して、第1軸65の両端部65a,65bの端面に凹部65cが設けられたことで、貫通孔46,47と凹部65cとの相互関係から第1軸65の姿勢(傾き)や位置ずれがギヤハウジング41及びハウジングカバー42の外側から容易に調べることが可能となる。
(9)第1減速ギヤ61の倒れが抑制されて他のギヤとの噛み合いが良好な減速装置付きモータ10として提供できる。
(10)第1軸65の下端部65aを第1圧入凹部44に仮固定する際に、第2圧入凹部45の底面45aから第1軸65の上端部65bまでの軸方向距離Y1がハウジングカバー42の係合爪42cからギヤハウジング41の係合突起41dまでの軸方向距離Y2よりも短くなるように、第1軸65の下端部65aと第1圧入凹部44の底面44aとの間に空隙48を設けて第1軸65の圧入が行われる。また、第1軸65の上端部65bの第2圧入凹部45への圧入の方が優先的に行われるため、第1軸65の上端部65bが第2圧入凹部45に圧入を終えるタイミングは、ハウジングカバー42の係合爪42cとギヤハウジング41の係合突起41dとが接触するタイミングよりも先になる。つまり、ハウジングカバー42の水平性を保ったまま、第1軸65の上端部65bを第2圧入凹部45に圧入することが可能である。
(11)第1及び第2圧入凹部44,45の圧入代を異ならせるという容易な方法で第1軸65の下端部65a及び上端部65b間で圧入の優先度を持たせることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2圧入部は第1及び第2圧入凹部44,45、即ち凹形状であったが、孔形状であってもよい。
・上記実施形態では、第1軸65の第1及び第2圧入凹部44,45に対する圧入代(圧入力)の差は、第1及び第2圧入凹部44,45の内径を異なる径にすることで調整されていたが、第1軸65の各端部65a,65bの直径を変更することで調整してもよい。この場合、第1軸65の上端部65bの径を下端部65aの径よりも小さくすればよい。
・上記実施形態の第1軸65に図9に示すようなフランジ部66を設けてもよい。
図9に示す第1軸65には、上端部65b側の外周面に径方向外側に延出する環状のフランジ部66が一体形成されている。フランジ部66は、第1軸65の上端部65bがハウジングカバー42の第2圧入凹部45に対して過度な圧入状態となることを防止すべく、上端部65bが第2圧入凹部45の底面45aの底面に当接するのと略同時に第2圧入凹部45の周囲に当接する。これにより、第2減速ギヤ71とハウジングカバー42及びギヤハウジング41との間に適度なクリアランスを設定できるため、第2減速ギヤ71が周囲部材に過度に接触することが抑えることができ、減速装置30の特性の安定化、ひいてはモータ10全体の特性の安定化が図れる。
なお、上記の例では、フランジ部66は第1軸65に一体形成されていたが、第1軸65の外周面に対してCリング等を装着することでフランジ部66を構成してもよい。また、Cリング等のようにフランジ部66は環状でなくてもよい。
・上記実施形態では、第1軸65の上端部65bが第2圧入凹部45の底面45aと当接し、下端部65aが第1圧入凹部44の底面44aと離間するように圧入されていたが、当接と離間関係が逆であってもよい。また、両者が当接、両者が離間していてもよい。
・上記実施形態では、第1軸65の両端部65a,65bの端面の中心に円形状の凹部65cを形成していたが、形状はこれに限定されない。例えば凸形状であってもよいし、多角形状であってもよい。また、凹部65cを形成していなくてもよい。
・上記実施形態の第1圧入凹部44及び第2圧入凹部45の底面44a,45aに、貫通孔46,47を囲う環状の突起を立設し、該突起の先端部と第1軸65とを当接させた構成としてもよい。
具体的には、例えば、図10に示すように、変更してもよい。この例では、第2圧入凹部45の底面45aに貫通孔47を囲う環状の突起81が立設され、該突起81の先端部と第1軸65の上端部65bとが当接されている。このようにすると、第1軸65と前記第1減速ギヤ61との間に設けられたグリスの貫通孔47に向かう経路が遮断され、グリスが貫通孔47から外部に漏れてしまうことが防止される。
また、この例の製造方法は、第2圧入凹部45に第1軸65の上端部65bを圧入するときに、突起81の先端部の全周を第1軸65(上端部65b)により圧潰する圧入圧潰工程を含んでいる。
詳しくは、図11(a)及び図11(b)に示すように、この例の突起81は、前記第1軸65が組み付けられる前の状態(ハウジングカバー42が成形されただけの状態)で、先端に向かうほど径方向の幅が狭くなる形状であって、内径が一定で外径が先端に向かうほど徐々に小さくなり先端が尖った形状に形成されている。そして、第2圧入凹部45に第1軸65の上端部65bを圧入するときに、突起81の先端部の全周が第1軸65(上端部65b)により圧潰されるように各寸法が設定されており、組み付けられた状態(図10参照)では、突起81の先端が第1軸65の上端部65bと面接触するように構成されている。このようにすると、例えば、(成形されただけの状態での)突起81の先端部の高さが製造誤差等により周方向にばらついていても、突起81の先端部を第1軸65に全周に亘って密着させることができる。よって、第1軸65と第1減速ギヤ61との間に設けられたグリスの貫通孔47に向かう経路がより遮断され、グリスが貫通孔47から外部に漏れてしまうことがより防止される。
なお、第1軸65が組み付けられる前の状態(ハウジングカバー42が成形されただけの状態)の突起81の形状は他の形状に変更してもよい。
例えば、図12に示すように、内径が先端に向かうほど徐々に大きくなり外径が先端に向かうほど徐々に小さくなり先端が尖った形状に形成された突起82としてもよい。
また、例えば、図13に示すように、先端の断面形状が円弧状とされた突起83としてもよい。
また、勿論、第1圧入凹部44の底面44aに、貫通孔46を囲う環状の突起を同様に立設し、該突起の先端部と第1軸65(下端部65a)とを当接させた構成としてもよい。
・減速装置30を一体に有する減速装置付きのモータ10に適用したが、単なる減速装置に適用してもよい。
10…モータ、20…モータ本体、30…減速装置、31…ハウジング部材、32…減速機構、41…ギヤハウジング、41b…第1ギヤ収容部(収容部)、41c…第2ギヤ収容部(収容部)、41d…係合突起(係合部)、42…ハウジングカバー、42c…係合爪(係合部)、42g…リブ(規制部)、44…第1圧入凹部(第1圧入部)、45…第2圧入凹部(第2圧入部)、46,47…貫通孔、48…空隙、51…ウォーム(ギヤ列)、61…第1減速ギヤ(ギヤ、ギヤ列)、62…ウォームホイール(第1ギヤ部)、63…小径ギヤ部(第2ギヤ部)、63b…傾斜面、64…支持孔、65…第1軸(軸部材)、65a…下端部(第1端部)、65b…上端部(第2端部)、65c…凹部(目印部)、66…フランジ部、71…第2減速ギヤ(ギヤ列)、81〜83…突起、Y1,Y2…軸方向距離(距離)。

Claims (12)

  1. 複数のギヤを用いたギヤ列よりなる減速機構と、
    開口部内の収容部に前記減速機構を収容するギヤハウジング及び該ギヤハウジングの開口部を覆うハウジングカバーを有するハウジング部材とを備え
    前記複数のギヤのうち、自身に設けた支持孔に軸部材を嵌挿しその軸部材に対して軸支されるギヤにおいて、前記軸部材の第1端部が前記ギヤハウジングに設けた凹状をなす第1圧入部に圧入により固定、第2端部が前記ハウジングカバーに設けた凹状をなす第2圧入部に圧入により固定されている減速装置であって、
    前記第1及び第2圧入部は、その底面に貫通孔が設けられており、
    前記第1及び第2圧入部の少なくとも一方の底面には、前記貫通孔を囲う環状の突起が立設され、該突起の先端部と前記軸部材とが当接していることを特徴とする減速装置。
  2. 複数のギヤを用いたギヤ列よりなる減速機構と、
    開口部内の収容部に前記減速機構を収容するギヤハウジング及び該ギヤハウジングの開口部を覆うハウジングカバーを有するハウジング部材とを備え、
    前記複数のギヤのうち、自身に設けた支持孔に軸部材を嵌挿しその軸部材に対して軸支されるギヤにおいて、前記軸部材の第1端部が前記ギヤハウジングに設けた凹状をなす第1圧入部に圧入により固定、第2端部が前記ハウジングカバーに設けた凹状をなす第2圧入部に圧入により固定されている減速装置であって、
    前記第1及び第2圧入部は、その底面に貫通孔が設けられており、
    前記第1及び第2圧入部の底面に設けた貫通孔に対応して、前記軸部材の端面に目印部が設けられていることを特徴とする減速装置。
  3. 複数のギヤを用いたギヤ列よりなる減速機構と、
    開口部内の収容部に前記減速機構を収容するギヤハウジング及び該ギヤハウジングの開口部を覆うハウジングカバーを有するハウジング部材と
    を備えた減速装置であって、
    前記複数のギヤのうち、自身に設けた支持孔に軸部材を嵌挿しその軸部材に対して軸支されるギヤにおいて、前記軸部材の第1端部が前記ギヤハウジングに設けた凹状または孔状をなす第1圧入部に圧入により固定、第2端部が前記ハウジングカバーに設けた凹状または孔状をなす第2圧入部に圧入により固定されており、
    前記軸部材は、前記第1及び第2圧入部の周囲に当接することで圧入量を規制すべく、径方向外側に延出するフランジ部を有していることを特徴とする減速装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の減速装置において、
    前記軸部材にて軸支される前記ギヤは、樹脂にて構成されていることを特徴とする減速装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の減速装置において、
    前記軸部材にて軸支される前記ギヤは、異なる直径の第1及び第2ギヤ部が一体的に構成されてなり、直径の小さい側の第2ギヤ部と直径の大きい側の第1ギヤ部との境界部分において前記第2ギヤ部から前記第1ギヤ部に向けて径方向外側に広がる傾斜面にて接続されていることを特徴とする減速装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の減速装置において、
    前記軸部材は、金属にて構成されていることを特徴とする減速装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の減速装置において、
    前記第1及び第2圧入部は凹状をなすものであり、前記軸部材の圧入状態において、前記第1及び第2圧入部の少なくとも一方側の底面と前記軸部材との間が軸方向に離間して配置されていることを特徴とする減速装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の減速装置において、
    前記ギヤハウジング及び前記ハウジングカバーの相互間に、前記軸部材の軸直交方向への移動を規制する規制部が設けられていることを特徴とする減速装置。
  9. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の減速装置とモータ本体とが駆動連結されて一体的に構成されていることを特徴とする減速装置付きモータ。
  10. 複数のギヤを用いたギヤ列よりなる減速機構と、開口部内の収容部に前記減速機構を収容するギヤハウジング及び該ギヤハウジングの開口部を覆うハウジングカバーを有し、互いの係合部同士の係合により組み付けられるハウジング部材とを備えた減速装置であり、前記複数のギヤのうち、自身に設けた支持孔に軸部材を嵌挿しその軸部材に対して軸支されるギヤを含む減速装置の製造方法であって、
    前記ギヤハウジングに設けた凹状をなす第1圧入部に対して前記軸部材の第1端部を正規位置より手前位置に圧入して仮固定する第1工程と、
    前記第1工程の後、前記ハウジングカバーに設けた凹状をなす第2圧入部に対して前記軸部材の第2端部を圧入しその圧入を前記第1端部の圧入より優先的に行う第2工程と、
    前記第2工程の後、前記軸部材の第1端部の再圧入とともに、前記ギヤハウジング及び前記ハウジングカバーに設けた係合部を互いに係合させることで前記ギヤハウジング及び前記ハウジングカバーを組み付ける第3工程とを含み、
    前記第1工程において、前記第2圧入部の底面から前記軸部材の第2端部までの距離が前記ハウジングカバーの係合部から前記ギヤハウジングの係合部までの距離よりも短くなるように、前記軸部材の第1端部と前記第1圧入部の底面との間に空隙を設けて仮固定することを特徴とする減速装置の製造方法。
  11. 請求項1に記載の減速装置の製造方法において、
    前記第1及び第2圧入部の圧入代を異ならせて、前記軸部材の第1及び第2端部間の圧入の優先度を持たせることを特徴とする減速装置の製造方法。
  12. 請求項に記載の減速装置の製造方法であって、
    前記第1圧入部に前記軸部材の前記第1端部を圧入するとき、及び前記第2圧入部に前記軸部材の前記第2端部を圧入するときの少なくとも一方のときに、前記突起の先端部の全周を前記軸部材により圧潰する圧入圧潰工程を含むことを特徴とする減速装置の製造方法。
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