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JP6797653B2 - 入出場管理装置、入出場管理システム、入出場管理方法、およびプログラム - Google Patents
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入出場管理装置、入出場管理システム、入出場管理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、入出場管理装置、入出場管理システム、入出場管理方法、およびプログラムに関する。
電子マネーの残高を媒体に記憶し、自動改札機において料金収受を行うシステムが普及している。このシステムにおいては、媒体に記憶される情報と自動改札機の処理負荷が比較的大きくなるため、媒体が専ら識別情報を自動改札機に伝え、自動改札機からセンターサーバに識別情報を送信し、センターサーバにおいて入出場の可否判定や料金収受の処理を行って処理結果を自動改札機に返すシステムが提唱されている。しかしながら、後者のシステムでは、一人の利用者が複数の権限(定期券、乗車券、電子マネーなど)を保有する場合に、一つの媒体によって権限を使い分けることができない場合があった。
特開2004−133605号公報 特開2005−242939号公報
本発明が解決しようとする課題は、利用者が複数の権限を使い分けることができる入出場管理装置、入出場管理システム、入出場管理方法、およびプログラムを提供することである。
実施形態の入出場管理装置は、第1通信部と、第2通信部と、管理部とを持つ。第1通信部は、利用者の端末装置と通信する。第2通信部は、利用者の媒体から識別情報を読み取り可能な自動改札機と通信する。管理部は、記憶部において利用者の識別情報に対応付けられた一以上の権限情報を参照して前記利用者の入出場の可否を判定し、前記第2通信部を用いて判定結果を前記自動改札機に送信すると共に、前記第1通信部により前記端末装置から受信された、識別情報と、利用者により指定された権限を示す権限指定情報とに基づいて、前記記憶部において前記第2通信部により前記自動改札機から受信された識別情報に対応づけられている権限情報のうち一以上の権限情報を選択し、前記選択した権限情報に基づいて前記利用者の入出場の可否を判定する。
実施形態の入出場管理システム1の構成図。 一つの自動改札機10を上方から見た図。 自動改札機10の機能構成を示す図。 実施形態の端末装置200の機能構成を示す図。 タッチパネル202に表示された権限選択画面の一例を示す図。 実施形態のセンターサーバ100の機能構成を示す図。 権限情報テーブル122の内容の一例を示す図。 利用履歴情報テーブル123の内容の一例を示す図。 入出場管理システム1の全体の流れの一例を示すシーケンス図。 センターサーバ100の動作の流れの一例を示すフローチャート。
以下、実施形態の入出場管理装置、入出場管理システム、入出場管理方法、およびプログラムを、図面を参照して説明する。
[全体構成]
図1は、実施形態の入出場管理システム1の構成図である。入出場管理システム1は、例えば、複数の駅に設置された自動改札機10と、センターサーバ(入出場管理装置)100と、端末装置200とを備える。各駅には、駅サーバ50が設けられる。各駅の自動改札機10は、駅サーバ50を介してネットワークNWにアクセスし、センターサーバ100と通信する。駅サーバ50には、駅務機器40などの機器が接続される場合もある。ネットワークNWは、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)などを含む。端末装置200は、例えば、利用者によって利用される端末装置である。
[自動改札機]
次に、図2および図3を参照して、自動改札機10について説明する。図2は、一つの自動改札機10を上方から見た図である。図3は、自動改札機10の機能構成を示す図である。自動改札機10は、通路を挟んで対向配置される主機20と従機30とを備える。主機20は、例えば、光学読取部21と、上面表示部22と、正面表示部23と、扉部24および25と、制御部26と、改札機側通信部27とを備える。また、従機30は、光学読取部31と、上面表示部32と、正面表示部33と、扉部34および35とを備える。
主機20の光学読取部21は、図2のa方向に通過しようとする利用者によって翳された媒体に表されている画像(例えば、二次元コード)に含まれる識別情報(例えば、利用者ID)を光学的に読み取って、読み取った利用者IDを制御部26に送信する。利用者IDは、各利用者を識別する固有の情報である。識別情報は、各媒体に割り当てられた固有の情報であってもよい。上面表示部22は、制御部26によって処理された結果を表示する。正面表示部23は、図2のa方向に通過可能であるか否かを示すマークや図形、文字等を表示する。正面表示部23の表示内容は、制御部26によって決定される。図2の例では、自動改札機10は、a方向の通過のみ許可する動作モード(第1の動作モード)に設定されているため、主機20の正面表示部23は、通過を許可することを示すマークを表示している。制御部26は、主機20と従機30の各部を制御する。
一方、従機30の光学読取部31は、b方向に通過しようとする利用者によって翳された媒体に表されている画像(例えば、二次元コード)に含まれる識別情報(例えば、利用者ID)利用者IDを光学的に読み取って、読み取った利用者IDを主機20の制御部26に送信する。上面表示部32は、主機20の制御部26によって処理された結果を表示する。正面表示部33は、b方向に通過可能であるか否かを示すマークや図形、文字等を表示する。正面表示部33の表示内容は、主機20の制御部26によって決定される。図2の例では、自動改札機10は、a方向の通過のみ許可する第1の動作モードに設定されているため、従機30の正面表示部33は、通過を禁止することを示すマークを表示している。
主機20の制御部26は、通信制御部26Aと扉制御部26Bとを備える。通信制御部26Aは、光学読取部21または31から受信した利用者IDに、自動改札機10が設置されている駅を示す情報や、現在の日時を示す情報等を対応付けて、改札機側通信部27に出力する。改札機側通信部27は、通信制御部26Aから入力される情報を、駅サーバ50およびネットワークNWを介してセンターサーバ100に送信する。
扉制御部26Bは、自動改札機10が第1の動作モードに設定されている場合には、扉部25および35を開放状態に維持すると共に、扉部24および34を開放状態または閉止状態に制御することで、a方向の利用者の通過を許可または禁止する。また、扉制御部26Bは、自動改札機10が図2のb方向の通過のみ許可する動作モード(第2の動作モード)に設定されている場合には、扉部24および34を開放状態に維持すると共に、扉部25および35を開放状態または閉止状態に制御することで、b方向の利用者の通過を許可または禁止する。
また、扉制御部26Bは、ネットワークNWおよび駅サーバ50を介してセンターサーバ100から受信した開閉コマンドに基づき、扉部24,25,34,35を制御する。例えば、扉制御部26Bは、第1の動作モードに設定されている状態において、センターサーバ100から開放コマンドを受信した場合、扉部24および34を開放状態に制御し、センターサーバ100から閉止コマンドを受信した場合、扉部24および34を開放状態に制御する。また、扉制御部26Bは、第2の動作モードに設定されている状態において、センターサーバ100から開放コマンドを受信した場合、扉部25および35を開放状態に制御し、センターサーバ100から閉止コマンドを受信した場合、扉部25および35を開放状態に制御する。
[端末装置]
図4は、実施形態の端末装置200の機能構成を示す図である。端末装置200は、例えば、タッチパネル202と、端末側通信部204と、二次元コード生成部206と、権限指示情報生成部208と、記憶部210とを備える。タッチパネル202は、操作部と表示部とを備え、操作部を用いて利用者からの操作を受け付け、受け付けた操作を示す情報を、二次元コード生成部206または権限指示情報生成部208に出力する。また、タッチパネル202は、二次元コード生成部206または権限指示情報生成部208から入力する情報に基づく画像を表示部に表示させる。端末側通信部204は、ネットワークNWを介してセンターサーバ100と通信する。
記憶部210は、プロセッサが実行するプログラムである入出場アプリケーションプログラム(以下、入出場アプリと記す)212を格納する。また、記憶部210は、例えば、入出場アプリ212により取り扱われる情報である識別情報214と、選択可能権限情報216とを格納する。入出場アプリ212は、利用者に対応付けられて登録された権限の中から使用する権限を指定するためのインターフェース等を、タッチパネル202を用いてユーザに提供するとともに、インターフェースを介して入力された情報等をセンターサーバ100に送信するための処理を、端末装置200に実行させるプログラムである。識別情報214は、二次元コードが生成される元となる利用者IDである。選択可能権限情報216は、例えば、センターサーバ100からダウンロードされる、利用者が利用可能な権限に関する情報である。記憶部210に記憶されている入出場アプリ212は、例えば、ネットワークNWを介してアプリケーションサーバやセンターサーバ100からダウンロードされてもよいし、SDカードなどの可搬型記憶媒体に格納されたものが端末装置200にインストールされてもよいし、端末装置200にプリインストールされていてもよい。また、選択可能権限情報216は、利用者がシステムを利用する度にセンター竿場100からダウンロードされ、一回の利用が終了すると削除されるものであってもよい。
二次元コード生成部206および権限指示情報生成部208は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、記憶部210に記憶された入出場アプリ212などのプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。二次元コード生成部206および権限指示情報生成部208の機能のうち一部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
二次元コード生成部206は、記憶部210の識別情報214を参照して、利用者IDを含む二次元コードを生成し、タッチパネル202に出力する。
権限指示情報生成部208は、利用者による認証が行われた場合、記憶部210に記憶された選択可能権限情報216を参照し、利用者により利用可能な権限の中から少なくとも一つの権限を選択させるための権限選択画面を作成し、タッチパネル202に出力する。なお、この認証に用いられる利用者IDは、二次元コード生成の元となる利用者IDと同じであってもよいし、異なってもよい。異なる場合、センターサーバ100においてマッチング処理などが行われる。権限選択画面については、図5を参照して後述する。また、権限指示情報生成部208は、権限選択画面の中から選択された権限を示す情報(以下、権限指示情報と記す)がタッチパネル202から入力された場合、権限指示情報を端末側通信部204に出力し、センターサーバ100に送信させる。なお、権限指示情報生成部208は、権限選択画面の中から複数の権限が選択された場合、選択された複数の権限を示す権限指定情報を生成してよい。
図5は、タッチパネル202に表示された権限選択画面の一例を示す図である。権限選択画面には、利用可能乗車券一覧202Aと、確定ボタン202Bとが表示されている。利用可能乗車券一覧202Aには、複数(例えばn個)の利用可能権限表示枠202A(1)〜202A(n)が含まれる。利用可能権限202A(1)〜202A(n)は、選択可能権限情報216に含まれるすべての権限を表示する表示枠である。権限指示情報生成部208は、権限選択画面を表示させた状態で、利用可能乗車券一覧202Aのうち少なくとも一つが利用者により選択され、確定ボタン202Bがタッチされると、選択された利用可能権限表示枠に対応する利用可能権限を示す情報を、利用者IDと共にセンターサーバ100に送信する。
[センターサーバ]
図6は、実施形態のセンターサーバ100の機能構成を示す図である。センターサーバ100は、例えば、通信部110と、記憶部120と、管理部130とを備える。
通信部110は、第1通信部112と第2通信部114とを備える。第1通信部112は、ネットワークNWを介して端末装置200と通信する。第2通信部114は、ネットワークNWおよび駅サーバ50を介して自動改札機10と通信する。これらの通信部は、例えば、NIC(Network Interface Card)などのハードウェアを含む。なお、第1通信部112と第2通信部114とは、物理的に別体の通信部であってもよいし、ハードウェアが共通化され、概念的に或いは仮想的に二つの機能として表現されるものであってもよい。
記憶部120は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により実現される。記憶部120には、運賃テーブル121と、権限情報テーブル122と、利用履歴情報テーブル123とが記憶されている。また、記憶部120には、上記の各種情報の他、アプリケーションプログラムなどの各種プログラム、管理部130による処理結果などが記憶される。
運賃テーブル121は、例えば、駅の区間に対して運賃が対応付けられた情報である。
図7は、権限情報テーブル122の内容の一例を示す図である。権限情報テーブル122は、利用者の権限に関する情報を保存するテーブルである。権限情報テーブル122では、例えば、図7に示す通り、利用者IDに、対応する利用者の権限を示す権限情報が対応付けられている。権限情報には、権限IDや権限の効力情報等が含まれる。権限には、例えば、電子マネーにより運賃を支払って乗車する権限(以下、電子マネー権限と記す)、定期券により乗車する権限(以下、定期券権限と記す)、回数券により乗車する権限(以下、回数券権限と記す)、指定された区間の普通乗車券により乗車する権限(以下、普通乗車券権限と記す)等が含まれる。権限IDは、各権限を識別する識別情報であり、例えば、電子マネーIDと、定期券IDと、回数券IDと、普通乗車券IDとを含む。効力情報には、例えば、電子マネーの残高や、定期券の有効区間および有効期間、回数券の有効区間、有効期間および残り回数等が含まれる。
図8は、利用履歴情報テーブル123の内容の一例を示す図である。図8に示す通り、利用履歴情報テーブル123は、利用者の利用状況を示すテーブルであって、例えば、入場時の権限ID、入場駅、入場時刻、出場時の権限ID、出場駅、出場時刻を示す情報等が互いに対応付けられたテーブルである。なお、入場時および出場時の権限IDに代えて、入場時および出場時の利用者IDが利用履歴情報テーブル123に格納されてもよい。
管理部130は、例えば、権限特定部131と、入出場可否判定部132と、料金収受処理部133とを備える。管理部130の各機能部は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、管理部130の機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアにより実現されてもよい。
権限特定部131は、第1通信部112により端末装置200から受信された利用者IDと権限指定情報とに基づいて、記憶部120において利用者IDと対応付けられている権限情報のうち一以上の権限情報を、利用者が使用する権限(以下、今回利用権限と記す)に決定する。例えば、権限特定部131は、記憶部120を参照して、権限情報テーブル122において、端末装置200から受信した利用者IDと対応付けられている権限情報のうち、権限指定情報が示す一以上の権限IDを今回利用権限に決定し、今回利用権限に決定した権限IDを示す情報を利用者IDと共に入出場可否判定部132に出力する。
入出場可否判定部132は、第1通信部112による利用者IDおよび権限指定情報の受信よりも後に、第2通信部114により自動改札機10から利用者IDが受信された場合、権限特定部131により決定された今回利用権限のうち、受信された利用者IDに対応する今回利用権限に基づいて、利用者の入出場の可否を判定する。そして、入出場可否判定部132は、第2通信部114を用いて判定結果を自動改札機10に送信する。
また、入出場可否判定部132は、利用履歴情報テーブル123を参照し、入場処理を行うか、出場処理を行うかを決定する。利用履歴情報テーブル123の入場時の権限IDには、入場処理が行われた場合に、権限指定情報に対応する権限IDが書き込まれる。また、利用履歴情報テーブル123の出場時の権限IDには、出場処理が行われた場合に、権限指定情報に対応する権限IDが書き込まれる。そして、入出場可否判定部132は、権限特定部131により今回利用権限に決定された権限の権限IDと一致する権限IDが、利用履歴情報テーブル123において、入場時の権限IDと一致し且つ対応する出場時の権限IDが空欄であるかを判定し、そうである場合に出場処理を行い、そうでない場合に入場処理を行う。また、これに代えて、入出場可否判定部132は、自動改札機10から、入場駅として機能しているか、出場駅として機能しているかを示す情報を利用者IDと共に取得し、その情報に基づいて、入場処理を行うか、出場処理を行うかを切り替えてもよい。
また、入出場可否判定部132は、入場処理や出場処理において、権限が有効であるか否かを判定する。権限が有効であることには、例えば、残高が収受される金額以上あること、有効期間内における定期券区間の利用であること、または、有効期間内の回数券区間内の利用であり且つ残り回数が1回以上残っていること等が含まれる。また、入出場可否判定部132は、出場処理を行う際、利用履歴情報テーブル123の入場時の権限IDと出場時に取得された権限IDとが一致するか否かを判定し、一致しない場合には権限が有効でないと判定する。なお、入場の際に受信した権限指定情報に二つの権限が含まれている場合、それら二つの権限IDが出場の際に受信した権限指定情報に含まれる二つの権限IDと一致することが要求される。
そして、入出場可否判定部132は、権限特定部131により今回利用権限に決定された権限と、権限が有効か否かを判定した結果とに基づいて、利用者の入出場の可否を判定する。例えば、入出場可否判定部132は、今回利用権限に決定された権限が有効であると判定した場合、第2通信部114を用いて、自動改札機10に扉部を開放させるコマンドを送信する。一方、乗車券の効力が有効でないと判定した場合、入出場可否判定部132は、第2通信部114を用いて、自動改札機10に扉部を閉止させるコマンドを送信する。
さらに、入出場可否判定部132は、記憶部120を参照して、登録されている権限のうち予告対象となる権限があるか否かを定期的に判定する機能を有してもよい。予告対象とは、端末装置200を用いて利用者に通知されることが好ましい事象であって、例えば、電子マネーの残高が予め決められた基準よりも少なくなったことや、定期券権限あるいは回数券権限の有効期間が予め決められた基準よりも短くなったこと等が含まれる。入出場可否判定部132は、例えば、権限情報テーブル122を参照して、電子マネーの残高が基準よりも少なくなった権限IDを取得し、電子マネーの残高が不足していることを示す予告情報を作成する。また、入出場可否判定部132は、権限情報テーブル122を参照して、定期券権限または回数券権限の有効期間が基準よりも短くなった権限IDを取得し、定期券権限または回数券権限の有効期限が迫っていることを示す予告情報を作成してもよい。そして、入出場可否判定部132は、権限情報テーブル122において、取得した権限IDと対応付けられている端末IDを取得し、取得した端末IDが示す端末に対して、予告情報を送信する。
料金収受処理部133は、権限特定部131により今回利用権限に決定された権限に基づいて、利用者から料金を収受するための処理を行う。料金収受処理部133は、例えば、権限特定部131により今回利用権限に決定された権限が入出場可否判定部132により有効であると判定された場合、料金の精算が必要な権限について料金を収受するための処理を行う。料金を収受するための処理には、例えば、運賃テーブル121と利用履歴情報テーブル123を参照して運賃を算出する処理、電子マネーの残高から運賃を差し引いて権限情報テーブル122を更新する処理、および、回数券の残り回数を1回減らして権限情報テーブル122を更新する処理等が含まれる。
入出場可否判定部132および料金収受処理部133は、権限指定情報に含まれる権限が一つである場合、単独入場処理または単独出場処理を行い、権限指定情報に含まれる権限が二つである場合、複合入場処理または複合出場処理を行い、権限指定情報に含まれる権限が三つ以上である場合、エラーであると判定する。単独入場処理および単独出場処理は、一つの権限に基づいて入出場の可否の判定処理と料金の収受処理を行う処理である。一方、複合入場処理または複合出場処理は、二つの権限に基づいて入出場の可否の判定処理と料金の収受処理を行う処理であって、二つの権限を併用して利用者に不利益とならないような料金収受を行う。例えば、入場駅と出場駅が定期券区間または回数券区間に収まる場合、電子マネーからの運賃の収受は行われない。また、稀なケースであるが、入場駅から出場駅までの運賃をそのまま電子マネーで支払う場合よりも、入場駅から出場駅までの区間から定期券区間を除いた区間の運賃が高くなってしまう場合は、入場駅から出場駅までの運賃をそのまま電子マネーで収受してもよい。また、回数券区間の中間地点で入場した場合など、回数券の有効期間に余裕があるならば、電子マネーで支払った方が利用者にとって有利な場合もあり得る。入出場可否判定部132および料金収受処理部133は、このような有利/不利を総合的に判断し、いずれの権限で収受を行うかを決定してもよい。
次に、図9を参照して、入出場管理システム1の全体の流れについて説明する。図9は、入出場管理システム1の全体の流れの一例を示すシーケンス図である。端末装置200は、権限を登録するための操作画面をタッチパネル202に表示させる(S1)。そして、端末装置200は、タッチパネル202が受け付けた利用者からの操作に基づいて、登録する権限に関する情報等をセンターサーバ100に送信する(S2)。センターサーバ100は、端末装置200から、例えば、登録する権限に関する情報と、利用者IDと、端末IDとを受信し、これらを対応付けて権限情報テーブル122に書き込む(S3)。なお、権限の登録に関する処理は、端末装置200ではなく、駅などに設置された券売機や専用端末を用いて行われてもよい。
その後、端末装置200は、タッチパネル202が受け付けた利用者からの操作に基づいて、権限選択画面をタッチパネル202に表示させ、利用者がこれから使用する権限の指定を受け付ける(S4)。端末装置200は、タッチパネル202が受け付けた利用者からの操作に基づいて権限指定情報を作成し、権限指定情報に利用者IDを対応付けてセンターサーバ100に送信する(S5)。センターサーバ100は、端末装置200から、例えば、権限指定情報と利用者IDとを受信し、記憶部120に一時的に保存する(S6)とともに、タイマー機能を作動させる(S7)。
次いで、端末装置200は、二次元コード生成部206により生成された利用者IDを含む二次元コードをタッチパネル202に表示させる(S8)。利用者は、自動改札機10を通過するとき、タッチパネル202を自動改札機10の光学読取部21または31に翳す。これにより、光学読取部21または31は、タッチパネル202に表示されている二次元コードを読み取り、二次元コードから利用者IDを取得する(S9)。光学読取部21または31は、取得した利用者IDを通信制御部26Aに出力する。通信制御部26Aは、入力された利用者IDを、改札機側通信部27を用いてセンターサーバ100に送信する(S10)。
一方、センターサーバ100は、S6において作動されたタイマー機能によって所定の時間がカウントされるよりも前に、S6において受信した利用者IDと同一の利用者IDを自動改札機10から受信したか否かを判定する(S11)。同一の利用者IDを自動改札機10から受信したと判定した場合、センターサーバ100は、入出場の可否判定と収受処理を行う(S12)。そして、センターサーバ100は、入出場の可否判定の判定結果に応じたコマンドを自動改札機10に送信する(S13)。自動改札機10は、センターサーバ100から受信したコマンドに基づいて、扉部24および34を開放状態または閉止状態に制御する(S14)。
なお、予め決められた確認タイミングとなった場合、入出場可否判定部132は、記憶部120の権限情報テーブル122を参照して、予告対象、例えば、電子マネーの残高が予め決められた基準よりも少なくなった電子マネーIDや、定期券権限または回数券権限の有効期間が予め決められた基準よりも短くなった定期券IDまたは回数券ID等があるか否かを判定する(S15)。予告対象がある場合、入出場可否判定部132は、予告情報を作成し(S16)、予告対象の権限IDと対応付けられた端末装置200に対して、作成した予告情報を送信する(S17)。端末装置200は、受信した予告情報をタッチパネル202に表示させる(S18)。
次に、図10を参照して、センターサーバ100の動作について説明する。図10は、センターサーバ100の動作の流れの一例を示すフローチャートである。管理部130は、端末装置200から、登録する権限に関する情報と、利用者IDと、端末IDとを受信した場合、これらを対応付けて権限情報テーブル122に書き込み、権限を登録する(ステップS101)。次いで、管理部130は、端末装置200から利用者IDとともに権限の照会指示を受信したか否かを判定する(ステップS102)。端末装置200から権限の照会指示を受信した場合、管理部130は、権限情報テーブル122において受信した利用者IDと対応付けられている権限に関する情報を読み出し、第1通信部112を用いて端末装置200に送信する(ステップS103)。
次いで、権限特定部131は、利用者IDと権限指定情報とを端末装置200から受信したか否かを判定し(ステップS104)、受信したと判定した場合、権限指定情報に基づいて利用者が指定した権限を、今回利用権限に決定する(ステップS105)。そして、入出場可否判定部132は、ステップS104において権限指定情報を受信したときから所定時間内に、ステップS104において受信した利用者IDと同一の利用者IDを受信したか否かを判定する(ステップS106)。入出場可否判定部132は、所定時間が経過するまで同一の利用者IDを受信したか否かの判定を繰り返す(ステップS107)。同一の利用者IDを受信した場合、入出場可否判定部132は、上述したように、入場処理か出場処理かを判定し(ステップS108)、今回利用権限に決定された権限に基づいて、入場処理(ステップS109)または出場処理(ステップS110)を行う。
次いで、入出場可否判定部132は、予め決められた確認タイミングとなったか否かを判定し(ステップS111)、確認タイミングになった場合、記憶部120の権限情報テーブル122を参照して、予告対象を取得し(ステップS112)、予告情報を作成して端末装置200に送信する(ステップS113)。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、利用者の端末装置200と通信する第1通信部112と、利用者の媒体から識別情報を読み取り可能な自動改札機10と通信する第2通信部114と、記憶部120において利用者の識別情報に対応付けられた一以上の権限情報を参照して利用者の入出場の可否を判定し、第2通信部114を用いて判定結果を自動改札機に送信する管理部130であって、第1通信部112により端末装置から受信された、識別情報と、利用者により指定された権限を示す権限指定情報とに基づいて、権限指定情報が示す一以上の権限情報を選択し、選択した権限情報に基づいて利用者の入出場の可否を判定する管理部130とを持つことにより、利用者が複数の権限を使い分けることができる。
また、以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、利用者によりこれから使用する権限が指定され、センターサーバ100が権限指定情報により示される権限を今回利用権限として決定することができるため、媒体から権限IDを読み取る従来の入出場処理のシステムを利用することができる。
また、以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、事前に利用する権限を通知しており、自動改札機10に提供する情報は識別情報でよいため、自動改札機10を通過する際に複数の媒体を用いる必要がなく、利用者の操作性を向上させることができる。
また、以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、携帯端末200のタッチパネル202に、利用者が登録している権限を照会した結果を表示したり、権限選択画面を表示することができるため、利用者は簡単に権限の内容を確認することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、利用者IDを含む二次元コードは、媒体に印刷されているものであってもよい。また、自動改札機10は、光学読取部21および31に替えて、利用者IDが記憶されているICカードと通信をして利用者IDを読み取るリーダ部を備えるものであってもよい。この構成の場合、端末装置200は、端末側通信部204を用いて、利用者IDを自動改札機10に送信してもよい。
また、上記実施形態では、入場時と出場時の双方において、端末装置200からセンターサーバ100に権限指定情報が送信されるものとしたが、入場時のみ送信されるようにしてもよい。この場合、出場時には利用者IDが自動改札機10からセンターサーバ100に送信されると、センターサーバ100では、権限情報テーブル122を検索して利用者IDに対応する権限IDを取得し、取得した権限IDのうち利用履歴情報テーブル123に登録されている権限IDを用いて出場可否の判定処理などを行う。
また、権限ごとに権限IDが割り当てられて管理されているものとして説明したが、利用者の権限は、利用者に対して割り当てられた識別情報を用いて一元管理されてもよい。
また、端末装置200は、入出場アプリ212を保持せず、端末装置200は、センターサーバ100により作成されたインターフェースをブラウザでタッチパネル202に表示させるものであってもよい。
1…入出場管理システム、10…自動改札機、20…主機、21…光学読取部、22…上面表示部、23…正面表示部、24…扉部、25…扉部、26…制御部、27…改札機側通信部、30…従機、31…光学読取部、32…上面表示部、33…正面表示部、34…扉部、35…扉部、40…駅務機器、50…駅サーバ、100…センターサーバ、110…通信部、112…第1通信部、114…第2通信部、120…記憶部、121…運賃テーブル、122…権限情報テーブル、123…利用履歴情報テーブル、130…制御部、131…権限特定部、132…入出場可否判定部、133…料金収受処理部、202…タッチパネル、204…端末側通信部、206…二次元コード生成部、208…権限指示情報生成部、210…記憶部、212…入出場アプリ、214…識別情報、216…選択可能権限情報

Claims (8)

  1. 利用者の端末装置と通信する第1通信部と、
    利用者の媒体から識別情報を読み取り可能な自動改札機と通信する第2通信部と、
    記憶部において利用者の識別情報に対応付けられた一以上の権限情報を参照して前記利用者の入出場の可否を判定し、前記第2通信部を用いて判定結果を前記自動改札機に送信する管理部と、を備え、
    前記管理部は、前記第1通信部により前記端末装置から受信された、識別情報と、利用者により指定された権限を示す権限指定情報とに基づいて、前記記憶部において前記第2通信部により前記自動改札機から受信された識別情報に対応づけられている権限情報のうち一以上の権限情報を選択し、前記選択した権限情報に基づいて前記利用者の入出場の可否を判定する、
    入出場管理装置。
  2. 前記管理部は、前記第1通信部により前記端末装置から受信された識別情報および権限指定情報を用いて、前記第1通信部からの前記識別情報および権限指定情報の受信よりも後に前記第2通信部により前記自動改札機から受信された、識別情報に対応づけられている権限情報のうち一以上の権限情報を選択する、
    請求項1記載の入出場管理装置。
  3. 前記管理部は、前記選択した一以上の権限情報に基づいて、前記利用者から料金を収受するための処理を行う、
    請求項1または2記載の入出場管理装置。
  4. 前記管理部は、
    前記記憶部において利用者の識別情報に対応付けられた一以上の権限情報を読み出し、読み出した情報を、前記第1通信部を用いて前記端末装置に送信する
    請求項1から3のうちいずれか1項記載の入出場管理装置。
  5. 前記記憶部において利用者の識別情報に対応付けられた一以上の権限情報は、権限の有効期間または残高を示す効力情報を含み、
    前記管理部は、前記権限情報における有効期間が基準よりも短くなった権限または残高が基準よりも少なくなった権限に対応する利用者の端末装置に対し、前記第1通信部を用いて有効期間または残高に関する情報を送信する、
    請求項1から4のうちいずれか1項記載の入出場管理装置。
  6. 請求項1から5のうちいずれか1項記載の入出場管理装置と、
    利用者の識別情報を読み取り可能な自動改札機であって、前記読み取った利用者の識別情報を前記入出場管理装置に送信し、前記入出場管理装置から受信した入出場の可否の判定結果に基づいて、利用者の通過を許可または禁止する自動改札機と、
    を備える入出場管理システム。
  7. 利用者の端末装置が、識別情報および権限指定情報を入出場管理装置に送信し、
    自動改札機が、利用者の媒体から識別情報を読み取り、読み取った識別情報を入出場管理装置に送信し、
    入出場管理装置が、記憶部において利用者の識別情報に対応付けられた一以上の権限情報を参照して前記利用者の入出場の可否を判定し、判定結果を前記自動改札機に送信する、入出場管理方法であって、
    前記判定する処理は、前記端末装置から受信された識別情報と権限指定情報とに基づいて、前記記憶部において前記自動改札機から受信された識別情報に対応づけられている権限情報のうち一以上の権限情報を選択し、前記選択した権限情報に基づいて前記利用者の入出場の可否を判定する処理を含む、
    入出場管理方法。
  8. 利用者の端末装置と通信する第1通信部と、利用者の媒体から識別情報を読み取り可能な自動改札機と通信する第2通信部とを備える入出場管理装置のコンピュータに、
    記憶部において利用者の識別情報に対応付けられた一以上の権限情報を参照して前記利用者の入出場の可否を判定させ、
    前記第2通信部を用いて判定結果を前記自動改札機に送信させ、
    前記判定させる処理において、前記第1通信部により前記端末装置から受信された、識別情報と、利用者により指定された権限を示す権限指定情報とに基づいて、前記記憶部において前記第2通信部により前記自動改札機から受信された識別情報に対応づけられている権限情報のうち一以上の権限情報を選択させ、前記選択させた権限情報に基づいて前記利用者の入出場の可否を判定させる、
    プログラム。
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