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JP6803666B2 - 整備記録簿作成装置及び整備記録簿作成方法 - Google Patents
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JP6803666B2 - 整備記録簿作成装置及び整備記録簿作成方法 - Google Patents

整備記録簿作成装置及び整備記録簿作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、整備記録簿作成装置、整備記録簿作成システム、整備記録簿作成方法及び整備記録簿作成プログラムに係り、特に、車検証との同一性を照合する車両照合の照合結果が記入された整備記録簿を作成するための整備記録簿作成装置、整備記録簿作成システム、整備記録簿作成方法及び整備記録簿作成プログラムに関する。
一般に、車両の定期的な検査を義務化することで車両の安全な運行を確保するための車検制度がある。車検は、国土交通省が定めた保安基準に基づいて外観、安全面や公害面で問題がないことを検査するものであって、例えば自動車では2年に一度、運輸局や、運輸局から認可を受けた車検整備指定工場において自動車の状態を検査する必要がある。そして検査合格した自動車に対して2年間有効な車検証が発行又は更新されている。
また、車検を受ける前には自動車の定期点検整備が行われるものであって、一般に自動車整備工場や自動車販売店(ディーラー)で実施されている。その中には、車検整備指定工場の認可を受けた整備工場や販売店があり、定期点検整備と車検を一式で実施する場所が多くなっている。
自動車整備工場にて定期点検整備と車検を一式で実施する場合のフローとしては、一般に受入点検(整備作業含む)、中間点検、そして完成検査を経た後、指定整備記録簿(分解整備記録簿)が発行される。指定整備記録簿の内容に基づいて整備事業者(検査員)が保安基準に適合していると認めると、保安基準適合証と保安基準適合標章が交付される。
そして、指定整備記録簿や保安基準適合証等の必要書類(車検証交付書類)を運輸局へ提出することで、新たな車検証が交付される。
なお、保安基準適合標章は、車検証交付までの間に、検査を終えた車両が公道を運行することができるように、指定期間、車検証の代わりとなるものである。
ところで、指定整備記録簿に記載された点検項目及び検査項目は、国土交通省が定めた法規制に基づいて、自動車整備工場の管轄エリア(各都道府県)によらず共通の内容となっているが、一方で、点検項目及び検査項目に対する点検結果及び検査結果の記入様式については、国土交通省が定めた法規制に従った上で、都道府県毎に異なった記入様式が採用されている(都道府県毎に独自の記入様式が定められている)。
そのため、整備事業者(検査員)は、都道府県毎に設定された記入様式に従って、点検結果及び検査結果を記入した指定整備記録簿を作成しなければならない。
そうした中で、検査員による指定整備記録簿作成の支援をしようとするシステムが提案されているところである(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の車両点検支援システムでは、一般に指定整備記録簿が自動車の区分(例えば、自家用乗用、自家用貨物、事業用、被牽引、二輪等)によって異なったフォーマットとなり、点検項目及び検査項目も異なってくるところ、過去の車検証記載の情報を読み取ることで、指定整備記録簿のフォーマットを自動判別することができる。
そのため、検査員が、自動車の区分で間違ったフォーマットを選択してしまい、不要な点検/検査項目については該当なしの記入を行って、最後まで気づかずに指定整備記録簿を完成させてしまうような虞がなくなる。
また、上記車両点検システムでは、管轄エリア(都道府県)毎に対応づけられた点検結果のチェック記号パターン(例えば良好の場合、A県では「レ」、Z県では「良」等)を記憶しており、管轄エリア毎に対応したチェック記号パターンを抽出することができる。
そのため、例えばA県にいる検査員が、A県のチェック記号パターン(例えば良好「レ」、交換「×」、調整「A」等)を表示画面上に表示させて点検結果を入力することができる。そうすることで、点検結果のみについてA県のチェック記号パターンにて指定整備記録簿を出力することができる。
特開2005−16949号公報
しかしながら、特許文献1のような車両点検支援システムでは、例えば、別の管轄エリアから異動してきた整備事業者(検査員)にとって、以前とは異なったチェック記号パターンで点検結果を入力する必要が生じるため、結局は異動先のチェック記号パターンを把握しないと記載ミスが生じてしまう虞があった。
また、指定整備記録簿には車両点検の点検結果だけでなく、車両検査の検査結果も記入される必要があって、当該検査結果についても管轄エリア毎に異なった複雑な記入様式が存在する。そのため、車両検査の検査結果については、検査員が管轄エリア毎に異なった記入様式を把握して手書きする等の必要があった。
そのため、自動車整備工場の管轄エリア毎に異なった記入様式が存在する中で、検査員が不便を感じることなく、指定整備記録簿を効率良く作成することが可能なシステムが求められていた。
また、一般に指定整備記録簿は、車両点検の点検結果、車両検査の検査結果に加えて車両の照合結果(車検証との照合結果)の内容が記入されて完成となるところ、車両の照合結果についても管轄エリア毎に異なった記入様式が存在する。例えば、A県では、指定整備記録簿のうち各照合項目に対して照合結果「レ」が1つ記入される必要がある。一方で、B県では、各照合項目に対して照合結果「レ」が2つ記入される必要がある(車両点検及び車両検査の際に照合したことを意味する)。当該照合結果の記入様式についてもミスが許されるものではなかった。
そのため、車両の照合結果についても、検査員が管轄エリア毎に異なった記入様式を把握して手書きする等の必要があった。
そこで、検査員がほぼ手書きする必要がなく、整備記録簿を作成することが可能なシステムが求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、整備記録簿を作成する事業所の管轄エリア毎に異なった記入様式が存在する中で、整備事業者(検査員)が整備記録簿を効率良く作成することが可能な整備記録簿作成装置及び整備記録簿作成方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、車両の点検結果、検査結果及び照合結果が記入されて完成となる整備記録簿を作成する際に、検査員が手書きする必要がない整備記録簿作成装置及び整備記録簿作成方法を提供することにある。
前記課題は、本発明の整備記録簿作成装置によれば、車検証との同一性を照合する車両照合の照合結果が記入された整備記録簿を作成するための整備記録簿作成装置であって、前記整備記録簿を作成する事業所の管轄エリアと、前記整備記録簿のうち前記照合結果について前記管轄エリア別に設定された入力様式との関係を示す管轄エリア別入力様式データを記憶する記憶部と、複数の前記管轄エリアの中から、ユーザー操作に応じた管轄エリアを特定する管轄エリア特定部と、特定された前記管轄エリアをキーとして前記管轄エリア別入力様式データを参照し、特定された前記管轄エリアの入力様式に従ったユーザー操作の入力を受け付けて、特定された前記管轄エリアの入力様式に応じた前記照合結果の内容を示す照合結果データを取得するデータ取得部と、前記照合結果データの内容が記入された前記整備記録簿の内容を示す整備記録簿データを出力するデータ出力部と、を備えており、前記整備記録簿には、車両点検の点検結果がさらに記入され、前記記憶部は、前記管轄エリアと、前記整備記録簿のうち前記点検結果について前記管轄エリア別に設定された出力様式との関係を示す管轄エリア別出力様式データをさらに記憶しており、前記データ取得部は、前記管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、前記点検結果の内容を示す点検結果データをさらに取得し、前記データ出力部は、特定された前記管轄エリアをキーとして前記管轄エリア別出力様式データを参照し、特定された前記管轄エリアの出力様式に従って、前記点検結果データの内容が記入された前記整備記録簿データを出力すること、により解決される。
上記構成により、整備記録簿を作成する事業所の管轄エリア毎に異なった記入様式が存在する中で、検査員が従来よりも不便を感じることなく、整備記録簿を効率良く作成することが可能な整備記録簿作成装置を実現できる。
詳しく説明すると、特定された管轄エリアの入力様式に従ったユーザー操作の入力を受け付けて、特定された管轄エリアの入力様式に応じた照合結果の内容を示す照合結果データを取得するデータ取得部を備えているため、従来のように、検査員が管轄エリア毎に異なった記入様式を把握して照合結果を手書きする必要がなくなる。
すなわち、特定された管轄エリアの入力様式に従ったユーザー入力をするだけの簡単な操作で、特定された管轄エリアの記入様式に応じた照合結果が記入された整備記録簿を出力することができる。
なお、整備記録簿を作成するときに、管轄エリア毎に異なった記入様式に応じた照合結果を出力できる装置は今までになかったこと、また、検査員が点検結果及び検査結果の記入様式に加えて、照合結果の記入様式までも把握しておくことは相当の負担であったことから、本発明の効果は大変有意義なものといえる。
このとき、前記整備記録簿には、車両検査の検査結果がさらに記入され、前記記憶部は、前記管轄エリアと、前記整備記録簿のうち前記点検結果及び前記検査結果について前記管轄エリア別に設定された出力様式との関係を示す前記管轄エリア別出力様式データを記憶しており、前記データ取得部は、前記管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、前記検査結果の内容を示す検査結果データをさらに取得し、前記データ出力部は、特定された前記管轄エリアをキーとして前記管轄エリア別出力様式データを参照し、特定された前記管轄エリアの出力様式に従って、前記点検結果データ及び前記検査結果データの内容が記入された前記整備記録簿データを出力し、前記管轄エリア別出力様式データのうち前記管轄エリア別に設定された出力様式には、前記整備記録簿のうち所定の検査項目において設定された小数点以下桁数の内容が含まれ、前記データ出力部は、特定された前記管轄エリアの小数点以下桁数の出力様式に従って、前記所定の検査項目に対する前記検査結果が記入された前記整備記録簿データを出力すると良い。
上記構成により、一般に整備記録簿は、車両の点検結果、検査結果及び照合結果の全てが管轄エリアの記入様式に従って記入されて初めて完成するところ、当該整備記録簿を作成するときに、検査員が手書きする必要が全くない整備記録簿作成装置を実現できる。
詳しく説明すると、管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、点検結果及び検査結果の内容を示す点検/検査結果データを取得するデータ取得部を備えているため、整備記録簿を作成するときに、検査員が管轄エリアを特に意識することなく、全国共通の入力操作によって点検結果又は点検項目を入力することができる。すなわち、整備記録簿の点検項目及び検査項目については、国土交通省が定めた法規制に基づいて管轄エリアによらず共通の内容となっていることから、入力操作について管轄エリア全て共通化することで、別の管轄エリアから異動してきた検査員であっても効率良く作業することができる。
また、特定された管轄エリアの出力様式に従って、点検/検査結果データの内容が記入された整備記録簿の内容を示す整備記録簿データを出力するデータ出力部を備えているため、共通の入力操作によって点検結果、点検項目が入力された後は、特定された管轄エリアの出力様式に従って整備記録簿が作成されるため、検査員が管轄エリアを全く意識することなく、整備記録簿の作成に専念することができる。
また上記構成により、一般に整備記録簿は、車両の点検結果、検査結果及び照合結果の全てが管轄エリアの出力様式に従って記入されて初めて完成するところ、当該整備記録簿を作成するときに、検査員が手書きする必要が全くない整備記録簿作成装置を実現できる。
また上記構成により、整備記録簿のうち所定の検査項目(例えば、制動力の左右差/軸重)に対して、設定された小数点以下桁数(例えば、A県の場合「2ケタ」、B県の場合「3ケタ」、C県の場合「1ケタ」等)の出力様式に従って検査結果が記入されて整備記録簿が作成されるため、点検結果だけでなく検査結果の出力様式も反映させた、各管轄エリアにおける整備記録簿を作成することができる。
特に、検査結果の出力様式については管轄エリア別に複雑なルールが存在し、検査員が検査結果を手書きすることが通常であったことから、本発明の効果は格別なものとなる。
このとき、取得された前記照合結果データが、特定された前記管轄エリアの入力様式に応じた前記照合結果の内容を満たしているか否かを判定するデータ判定部と、該データ判定部によって前記照合結果データが前記内容を満たしていないと判定された場合に、ユーザーに対して前記照合結果の入力操作を促すための報知を行うユーザー報知部と、を備え、該データ判定部によって前記照合結果データが前記内容を満たしていると判定された場合には、前記データ出力部が前記整備記録簿データを出力すると良い。
上記構成により、ユーザーとなる検査員が、特定された管轄エリアの入力様式に従って照合結果を入力していないことが判明したときに、検査員に対して正しい照合結果の入力操作を促すように報知することで、検査員が管轄エリアを意識していなくても、正確な整備記録簿を作成することができる。
特に、検査員は、国から委任を受けて検査を代行するみなし公務員であって、例えば、整備記録簿の記入様式にミスが発覚すれば業務停止等の処分を受ける虞があることから、本発明の効果は有意義なものといえる。
また、車検証との同一性を照合する車両照合の照合結果が記入された整備記録簿を作成するための整備記録簿作成方法であって、前記整備記録簿を作成する事業所の管轄エリアと、前記整備記録簿のうち前記照合結果について前記管轄エリア別に設定された入力様式との関係を示す管轄エリア別入力様式データを記憶する記憶部を備えたコンピュータが、複数の前記管轄エリアの中から、ユーザー操作に応じた管轄エリアを特定する管轄エリア特定処理と、特定された前記管轄エリアをキーとして前記管轄エリア別入力様式データを参照し、特定された前記管轄エリアの入力様式に従ったユーザー操作の入力を受け付けて、特定された前記管轄エリアの入力様式に応じた前記照合結果の内容を示す照合結果データを取得するデータ取得処理と、前記照合結果データの内容が記入された前記整備記録簿の内容を示す整備記録簿データを出力するデータ出力処理と、を実行し、前記整備記録簿には、車両点検の点検結果がさらに記入され、前記記憶部は、前記管轄エリアと、前記整備記録簿のうち前記点検結果について前記管轄エリア別に設定された出力様式との関係を示す管轄エリア別出力様式データをさらに記憶しており、前記データ取得処理では、前記管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、前記点検結果の内容を示す点検結果データをさらに取得し、前記データ出力処理では、特定された前記管轄エリアをキーとして前記管轄エリア別出力様式データを参照し、特定された前記管轄エリアの出力様式に従って、前記点検結果データの内容が記入された前記整備記録簿データを出力する整備記録簿作成方法も実現できる。
本発明の整備記録簿作成装置、整備記録簿作成システム及び整備記録簿作成方法によれば、整備記録簿を作成する事業所の管轄エリア毎に異なった記入様式が存在する中で、整備事業者(検査員)が整備記録簿を効率良く作成することができる。
また、車両の点検結果、検査結果及び照合結果が記入されて完成となる整備記録簿を作成する際に、検査員が手書きする必要が全くなくなる。
本実施形態の整備記録簿作成システム全体の構成図である。 整備記録簿作成装置のハード構成図である。 整備記録簿作成装置及びデータサーバーのソフト構成図である。 管轄エリア一覧データの一例を示す図である。 車検証登録データの一例を示す図である。 管轄エリア別入力様式データの一例を示す図である。 管轄エリア別出力様式データの一例を示す図である。 共通フォーマットデータのうち上段の点検欄の一例を示す図である。 共通フォーマットデータのうち下段の検査欄、照合欄の一例を示す図である。 点検結果データの一例を示す図である。 検査結果データの一例を示す図である。 照合結果データの一例を示す図である。 整備記録簿データのうち上段の点検欄の一例を示す図である。 整備記録簿データのうち下段の検査欄、照合欄の一例を示す図である。 本実施形態の整備記録簿作成方法の処理の一例を示すフロー図である。
以下、本発明に係る実施形態について図1〜図13を参照して説明する。
本実施形態は、車両照合の照合結果が記入された整備記録簿を作成するための整備記録簿作成装置であって、整備記録簿を作成する事業所の管轄エリアと、整備記録簿のうち照合結果について管轄エリア別に設定された入力様式との関係を示す管轄エリア別入力様式データを記憶する記憶部と、複数の管轄エリアの中から、ユーザー操作によって指定された管轄エリアを特定する管轄エリア特定部と、特定された管轄エリアをキーとして管轄エリア別入力様式データを参照し、特定された管轄エリアの入力様式に従ったユーザー操作の入力を受け付けて、特定された管轄エリアの入力様式に応じた照合結果の内容を示す照合結果データを取得するデータ取得部と、照合結果データの内容が記入された整備記録簿の内容を示す整備記録簿データを出力するデータ出力部と、を備えていることを特徴とする発明に関するものである。
本実施形態となる、指定整備記録簿を作成するための整備記録簿作成装置1を含む整備記録簿作成システムS全体の構成を図1に示す。
整備記録簿作成システムSは、整備工場(整備事業所)において整備事業者(検査員)によって保有され、指定整備記録簿を作成するときに用いられる整備記録簿作成装置1と、整備記録簿作成装置1とネットワークを通じて接続され、指定整備記録簿を作成するための各種データを保管するデータサーバー10と、から主に構成されている。
なお、指定整備記録簿とは、主に車両点検の点検項目と、車両検査の検査項目と、車両照合の照合項目との内容が記載されたものであって、これら項目に対する点検結果、検査結果及び照合結果が記入された後、車検証交付書類の一つとして運輸局へ提出されるものである。
また、整備工場とは、車検整備指定工場の認可を受けて、定期点検整備と車検を一式で実施可能な自動車整備工場であって、指定整備記録簿を作成する事業所である。整備工場を管轄する管轄エリアは47都道府県に分かれている。
整備記録簿作成装置1は、検査員によって保有される携帯情報端末であって、車両点検又は車両検査のときに、指定整備記録簿に基づいて設定された点検項目、検査項目に対する点検結果、検査結果の入力を受け付けることができ、また、指定整備記録簿に基づいて設定された照合項目に対する照合結果の入力を受け付けることができる。そして、点検結果、検査結果及び照合結果の入力完了後、これらの結果が記入された指定整備記録簿のデータを出力することができる。
また整備記録簿作成装置1は、データサーバー10と情報データ通信を行い、データサーバー10に記憶されている最新のデータを一時的に読み込んで記憶しておくことができる。
データサーバー10は、整備工場によって所有される専用サーバーであって、車検依頼者となる顧客から入手した車検証の記載内容を示す車検証登録データを一括管理して保管しておくための顧客管理用データサーバーとしての機能と、指定整備記録簿を作成するための各種プログラム及び各種データを一括管理して保管しておくための記録簿作成用データサーバー(マスターサーバー)としての機能と、を有している。
またデータサーバー10は、整備工場において所有されている整備記録簿作成装置1を含む整備工場内の情報通信端末と、外部企業の情報通信端末とを効率良くネットワーク接続するための専用サーバーである。
データサーバー10には、上述の車検証登録データが保管されているほか、後述の管轄エリア一覧データ、管轄エリア別出力様式データ、指定整備記録簿の共通フォーマットデータ、点検結果データ、検査結果データ、照合結果データ、整備記録簿データがそれぞれ保管されている。
なお、データサーバー10は、顧客管理用データサーバーとしての機能と、記録簿作成用データサーバーとしての機能とを兼ね備えているが、特に限定されることなくそれぞれ別のサーバーであっても良い。
例えば、顧客管理用データサーバーが整備工場によって所有され、記録簿作成用データサーバー(マスターサーバー)が整備工場以外の外部企業(クラウドサービス事業者)によって所有されていても良い。
整備記録簿作成装置1のハード構成を図2に示す。
整備記録簿作成装置1は、データの演算・制御処理装置としてのCPUと、記憶装置としてのROM、RAM、及びHDDと、ホームネットワーク又はインターネットを通じて情報データの送受信を行う通信用インターフェイスとを備えたコンピュータである。
また整備記録簿作成装置1は、所定の書式で表示される文字又は画像の情報を表示する表示装置と、CPUに所定の指令を入力するときユーザー入力操作される入力装置と、外付けハードディスク等の記憶媒体装置と、文字又は画像の情報を出力する印刷装置と、を備えていても良い。
なお、データサーバー10についても同様のハード構成を備えたコンピュータである。
整備記録簿作成装置1のROM、HDD、及び外部記憶装置には、図3に示すように、コンピュータとして必要な機能を果たすメインプログラムに加えて、整備記録簿作成プログラムが記憶されており、これらプログラムがCPUによって実行されることにより、整備記録簿作成装置1の機能が発揮されることになる。
整備記録簿作成装置1のソフト構成を図3に示す。
整備記録簿作成装置1は、機能面から説明すると、データサーバー10から各種プログラム及び各種データを読み込んで一時的に記憶しておく記憶部2と、複数の管轄エリアの中からユーザー操作によって指定された管轄エリアを特定する管轄エリア特定部3と、特定された管轄エリアをキーとして記憶部2に記憶された管轄エリア別入力様式データを参照し、特定された管轄エリアの入力様式に従ったユーザー操作の入力を受け付けて、特定された管轄エリアの入力様式に応じた照合結果の内容を示す照合結果データを取得するデータ取得部4と、取得された照合結果データが、特定された管轄エリアの入力様式に応じた照合結果の内容を満たしているか否かを判定するデータ判定部5と、データ判定部5によって照合結果データが上記内容を満たしていないと判定された場合に、ユーザーに対して照合結果の入力操作を促すための報知を行うユーザー報知部6と、データ判定部5によって照合結果データが上記内容を満たしていると判定された場合に、照合結果データの内容が記入された整備記録簿の内容を示す整備記録簿データを出力するデータ出力部7と、を構成要素として備えている。
また整備記録簿作成装置1は、データサーバー10から最新の管轄エリア一覧データ、車検証登録データ、管轄エリア別入力様式データ及び管轄エリア別出力様式データ等を受信するデータ受信部8と、車検証登録データを参照し、ユーザー操作の入力を受け付けて車検対象となる車両を設定する車両設定部9と、ユーザー操作の入力受付け部と、を構成要素として備えている。
これらは、CPU、ROM、RAM、HDD、通信用インターフェイス、及び各種プログラム等によって構成されている。
記憶部2には、図4に示す管轄エリア一覧データ、図5に示す車検証登録データ、図6に示す管轄エリア別入力様式データと、図7に示す管轄エリア別出力様式データと、図8A、Bに示す共通フォーマットデータと、図9に示す点検結果データと、図10に示す検査結果データと、図11に示す照合結果データと、図12A、Bに示す整備記録簿データとがそれぞれ一時的に記憶されている。
データ取得部4は、照合結果データを取得するほか、管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、点検結果の内容を示す点検結果データ及び検査結果の内容を示す検査結果データを取得する。
ユーザー報知部6は、データ判定部5によって照合結果データが、特定された管轄エリアの入力様式に応じた照合結果の内容を満たしていないと判定された場合に、検査員に対して照合結果の再入力操作を促すための報知を行うものである。
例えば、検査員に向けて表示画面上で「照合結果が正しくありません」や「車両照合が完了していません」等の報知内容をポップアップ表示するものである。そのほか、検査員に向けて音声によって報知しても良いし、画面表示と音声を組み合わせる等しても良い。
データ出力部7は、照合結果データの内容に加えて、特定された管轄エリアをキーとして管轄エリア別出力様式データを参照し、特定された管轄エリアの出力様式に従って、点検結果データ及び検査結果データの内容が記入された整備記録簿データを出力する。
なお、データ出力部7は、表示画面上に各種データ内容を表示するための画面出力部7aとしての機能と、各種データ内容を紙媒体として印刷するための紙出力部7bとしての機能とを有している。
なお、データサーバー10についても機能面から説明すると、各種プログラム及び各種情報データを保持して記憶しておく格納部11と、整備記録簿作成装置に向けて最新のプログラム及びデータを発信するデータ発信部12と、データ受信部13と、を主な構成要素として備えている。
次に、整備記録簿作成装置1に記憶される管轄エリア一覧データ、車検証登録データ、管轄エリア別入力様式データ、管轄エリア別出力様式データ、指定整備記録簿の共通フォーマットデータ、点検結果データ、検査結果データ、照合結果データ、整備記録簿データについて図4〜図12に基づいて詳細に説明する。
なお、図9の点検結果データ及び図10の検査結果データは、特許請求の範囲の点検/検査結果データに相当するものである。
管轄エリア一覧データは、図4に示すように、管轄エリア(都道府県)と、管轄エリア内に所属している整備工場との関係を示すデータテーブルである。
具体的には、管轄エリア一覧データには管轄エリアと、管轄エリアを所管する運輸局(事務局)と、運輸支局(運輸事務所)と、管轄エリア内に属する整備工場とが対応付けられている。
図4の本実施例を見ると、管轄エリア「A県」に対して運輸局「第1運輸局」、運輸支局「第1−1運輸支局」、整備工場「A1整備工場〜A10整備工場」が入力されている。
車検証登録データは、図5に示すように、顧客から入手した車検証の記載内容を示すデータテーブルであって、ユーザー操作の入力を受け付けて車検証に基づいて設定された項目に対する登録内容が更新されるものである。
具体的には、車検証登録データには顧客情報と、車両情報とが対応付けられている。
顧客情報の項目欄には、顧客氏名、住所等の登録内容が入力される。また、車両情報の項目欄には、主に登録番号、車台番号、車両の種別、用途、自家用・事業用の別、車体の形状、車名等の登録内容が入力される。
図5の本実施例を見ると、車両の種別「普通」、用途「乗用」、自家用・事業用の別「自家用」等が入力されており、例えば、本車検証登録データの内容から自動車の区分が「自家用乗用」であることが判別できる。
管轄エリア別入力様式データは、図6に示すように、整備工場の管轄エリア(都道府県)と、指定整備記録簿の照合結果のみについて管轄エリア別に設定された入力様式との関係を示すデータテーブルであって、所定の期間毎に最新のデータ内容に更新されるものである。
具体的には、管轄エリアと、管轄エリア別に設定された照合結果(チェック記号「レ」等)の入力様式とが対応付けられている。
図6の本実施例を見ると、管轄エリア「A県」の場合、照合結果について車両点検時「なし」、車両検査時「レ」が記入されている一方で、管轄エリア「B県」の場合、車両点検時「レ」、車両検査時「レ」が記入されている。
すなわち、管轄エリア別に(例えばA県、B県、C県別に)照合結果の入力様式が異なっていることが分かる。詳しく言うと、管轄エリア別に、車両点検時及び車両検査時それぞれの際に照合結果の入力を必要とするか否かを示す入力様式が異なっている。
管轄エリア別出力様式データは、図7に示すように、整備工場の管轄エリアと、指定整備記録簿について管轄エリア別に設定された出力様式との関係を示すデータテーブルであって、所定の期間毎に最新のデータ内容に更新されるものである。
具体的には、管轄エリア別出力様式データには、管轄エリアと、管轄エリア別に設定された点検結果、検査結果、及び照合結果それぞれの出力様式とが対応付けられている。
点検結果の項目欄には、点検欄、点検色、点検指示記号等の内容が入力される。また、検査結果の項目欄には、検査数値色、制動力 左右差/軸重、前照灯の取付高さ等の内容が入力される。また、照合結果の記入欄には、車両点検時、車両検査時におけるチェック記号の内容が入力される。
図7の本実施例を見ると、管轄エリア「A県」の場合、点検結果について点検欄「記号記入方式」、点検色「レ:赤色、レ以外:黒色」点検指示記号「赤字」等が入力されており、また、検査結果について検査数値色「赤字」、制動力 左右差/軸重「小数点以下2ケタ」、前照灯の取付高さ「小数点以下なし」等が入力されており、また、照合結果について車両点検時「なし」、車両検査時「レ」等が入力されている。
すなわち、管轄エリア別に(例えばA県、B県、C県別に)点検結果、検査結果、及び照合結果の出力様式が異なっていることが分かる。
共通フォーマットデータは、図8A、図8Bに示すように、管轄エリア全てにおいて共通の点検項目、検査項目及び照合項目が記入された指定整備記録簿フォーマットの内容を示すデータテーブルである。
具体的には、共通フォーマットデータには、図8Aに示す車両の点検欄が上段に設けられ、図8Bに示す車両の検査欄及び車両の照合欄が下段に設けられている。
なお、上記以外に車両情報や顧客情報に関する欄が所定位置に設けられている。
図8Aの本実施例を見ると、車両の点検名称として「エンジン・ルーム点検」や「室内点検」等が入力されており、また、点検名称毎に設定される点検項目として「パワーステアリング ベルトの緩み、損傷」や「パワーステアリング 取付けの緩み」、「点火装置 スパークプラグの状態」等が入力されている。
図8Bの本実施例を見ると、車両の検査項目として「制動力の左右差/軸重」や「前照灯の取付高さ」、「前部霧灯」等が入力されており、また、車両の照合項目として「自動車の種別」、「用途」等が入力されている。
点検結果データは、図9に示すように、車両点検において設定された点検項目に対する点検結果を示すデータテーブルであって、管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、点検結果が更新されるものである。
具体的には、点検結果データには、車両の点検名称と、点検項目と、点検項目に対する点検結果とが対応付けられている。
点検結果の項目欄には、管轄エリア共通の入力様式で点検結果が入力されるものであって、具体的には、良好の場合には記号「レ」が黒色で入力される。そして、交換の場合には記号「×」、調整の場合には記号「A」、分解の場合には記号「〇」、清掃の場合には記号「C」、修理の場合には記号「△」がそれぞれ黒色で入力される。
図9の実施例を見ると、点検項目「パワーステアリング ベルトの緩み、損傷」に対して良好「レ」が入力され、点検項目「パワーステアリング 取付けの緩み」に対して調整「A」が入力され、点検項目「点火装置 スパークプラグの状態」に対して交換「×」が入力されている。
上記において、ユーザーとなる検査員による点検結果の入力操作の時点では、管轄エリア共通の入力様式によって点検結果が入力されるため、従来と比較して検査員は管轄エリアを特に意識することなく検査結果の入力作業に専念することができる。
また、以下の検査結果の入力作業についても同様である。
検査結果データは、図10に示すように、車両検査において設定された検査項目に対する検査結果を示すデータテーブルであって、同様に管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、検査結果が更新されるものである。
具体的には、検査結果データには、車両の検査項目と、検査項目に対する点検結果とが対応付けられている。
検査結果の項目欄には、管轄エリア共通の入力様式で検査結果が入力されるものであって、具体的には、検査値を入力する場合には任意の小数点以下桁数までの検査値が黒色で入力され、該当なしの場合には記号「/」が黒色で入力される。
図10の実施例を見ると、検査項目「制動力 左右差/軸重」に対して検査値「0.131」が入力され、検査項目「前照灯の取付高さ 右」に対して検査値「58.0」が入力され、検査項目「前部霧灯」に対して該当なし「/」が入力されている。
上記において、点検結果及び検査結果の入力操作の時点では、管轄エリア共通の入力様式によって全ての結果が入力されるため、従来と比較して、検査員は管轄エリアを全く意識することなく検査結果の入力作業に専念できる。
照合結果データは、図11に示すように、車両点検又は車両検査の際に車検証との同一性を照合するための照合項目に対する照合結果を示すデータテーブルであって、管轄エリア別に設定されたユーザー操作の入力を受け付けて、照合結果が更新されるものである。
具体的には、照合結果データには、車両の照合項目と、照合項目に対する照合結果とが対応付けられている。
照合結果の記入欄には、管轄エリア別に設定された入力様式で照合結果が入力されるものであって、具体的には、(1)車両検査時においてのみ、各照合項目に対して照合結果(照合完了)「レ」が入力されるパターンと、(2)車両点検時において照合結果「レ」が入力され、かつ、車両検査時において照合結果「レ」が入力されるパターンと、(3)どちらの検査時においても照合結果「レ」の入力が不要であるパターンとがある。
図11の実施例を見ると、管轄エリア「A県」では、上記(1)車両検査時においてのみ、照合結果「レ」が入力されるパターンであることが分かる。そして、各照合項目に対して照合結果「レ」が入力されていることが分かる。一方で、車両点検時については照合結果の入力が不要のため、車両点検時の照合欄に対して斜線「/」が引かれてある。なお、予め車両点検時の照合欄を非表示にする等しても良い。
上記において、検査員は実務上は、国土交通省が定めた法規制に基づいて車両点検時及び車両検査時の両方において必ず照合確認を実施することになっている。
その上で、整備記録簿作成装置1においては、ユーザーとなる検査員による照合確認の入力操作の負担を軽減するために、管轄エリア別の入力様式に対応させて上記入力パターン(1)〜(3)のいずれかを設定している。
整備記録簿データは、図12A、Bに示すように、管轄エリア別の出力様式に従って、点検結果データの内容と、検査結果データの内容と、照合結果データの内容とが全て記入された指定整備記録簿の内容を示すデータテーブルである。
具体的には、整備記録簿データには、図12Aに示す点検欄が上段に設けられ、図12Bに示す検査欄及び照合欄が下段に設けられており、それぞれ対応付けられている。また車両情報や顧客情報に関する欄が所定位置に設けられている。
図12A、Bの本実施例は、管轄エリア「A県」の指定整備記録簿である。
図12Aの点検欄を見ると、車両の点検名称「エンジン・ルーム点検」において点検項目「パワーステアリング ベルトの緩み、損傷」に対して検査結果(良好)「レ」が赤色で出力されている。また点検項目「パワーステアリング 取付けの緩み」に対して検査結果(調整)「A」が黒色で出力され、かつ、点検指示記号「−A」が赤色で出力されている。また点検項目「点火装置 スパークプラグの状態」に対して検査結果(交換)「×」が黒色で出力され、かつ、点検指示記号「−×」が赤色で出力されている。
このように、「A県」独自の点検結果の出力様式として、記号「レ」が赤色で、記号「レ」以外が黒色で出力されていることや、記号「レ」以外の場合には点検指示記号「−A」等が赤色で出力されていることが分かる。
図12Bの検査欄を見ると、車両の検査項目「制動力の左右差/軸重」に対して、小数点以下桁数が2ケタとなるように検査値「0.13」が赤色で出力されている。また検査項目「前照灯の取付高さ 右」に対して、小数点以下桁数なしとなるように検査値「58」が赤色で出力されている。また検査項目「前部霧灯」に対して該当なし「/」が赤色で出力されている。
このように、「A県」独自の検査結果の出力様式として、設定された小数点以下桁数までの検査値が出力されていることや、検査値が赤色で出力されていることが分かる。
また図12Bの照合欄を見ると、車両の照合項目「自動車の種別(普通)」、「用途(乗用)」、及び「自家用・事業用の別(自家用)」等それぞれに対して「レ」が赤色で1つ出力されている。
このように、「A県」独自の照合結果(照合完了)の出力様式として、照合完了を示す「レ」が赤色で1つ出力されていることが分かる。
<整備記録簿作成方法>
次に、整備記録簿作成装置1で実行される整備記録簿作成プログラムの処理について、図13に基づいて説明する。
図13は、本実施形態に係る整備記録簿作成プログラムの処理のうち、コンピュータに相当する整備記録簿作成装置1が、複数の管轄エリアの中からユーザー操作によって指定された管轄エリアを特定し、特定された管轄エリアをキーとして管轄エリア別入力様式データを参照し、特定された管轄エリアの入力様式に従ったユーザー操作の入力を受け付けて、特定された管轄エリアの入力様式に応じた照合結果の内容を示す照合結果データを取得し、照合結果データの内容が記入された整備記録簿の内容を示す整備記録簿データを出力する処理を主として実行するフローチャートである。
本実施形態に係る整備記録簿作成プログラムは、記憶部2を備えた整備記録簿作成装置1の機能的な構成要素として、上述した管轄エリア特定部3と、データ取得部4と、データ判定部5と、ユーザー報知部6と、データ出力部7(画面出力部7a、紙出力部7b)と、データ受信部8と、車両設定部9と、入力受付け部と、を実現させるために各種プログラムを集約させたユーティリティプログラムであって、整備記録簿作成装置1のCPUがこの整備記録簿作成プログラムを実行する。
図13に示す整備記録簿作成フローでは、まず、整備記録簿作成装置1のデータ受信部8が、所定のユーザー操作をキーとして、データサーバー10から管轄エリア一覧データを受信するステップ01(ST01)から始まる。
管轄エリア一覧データは、図4に示すように、管轄エリアと、管轄エリア内に所属している整備工場との関係を示すデータであって、当該データ受信後に記憶部2に記憶される。
次に、ステップ02で、管轄エリア特定部3が、ユーザー操作の入力を受け付けて、複数の管轄エリアの中からユーザー操作によって指定された管轄エリアを特定する。
詳しく言うと、ステップ01のユーザー操作をキーとして、画面出力部7aが整備記録簿作成装置1の表示画面上に管轄エリア一覧データの内容を出力表示する。そして、管轄エリア特定部3が、ユーザーの選択操作の入力を受け付けて、表示画面上に表示された複数の管轄エリアの中から指定された管轄エリアを特定する。
例えば、A1整備工場の検査員が、整備記録簿作成装置1の表示画面上で管轄エリア一覧データの内容を確認しながら、管轄エリア「A県」を容易に選択できる。
次に、ステップ03で、データ受信部8が、所定のユーザー操作をキーとして、データサーバー10から車検証登録データを受信する。
車検証登録データは、図5に示すように、顧客から入手した車検証の記載内容を示すデータであって、当該データ受信後に記憶部2に記憶される。
次に、ステップ04で、車両設定部9が、ユーザー操作の入力を受け付けて、複数の車両の中からユーザー操作によって指定された車検対象となる車両を設定する。
詳しく言うと、画面出力部7aが表示画面上に車検証登録データの内容を出力表示する。そして、車両設定部9が、ユーザーの確認操作の入力を受け付けて、表示画面上に表示された車検対象となる車両を設定する。
次に、ステップ05で、データ受信部8が、所定のユーザー操作をキーとして、データサーバー10から管轄エリア別入力様式データを受信する。
管轄エリア別入力様式データは、図6に示すように、管轄エリアと、指定整備記録簿の照合結果についてのみ管轄エリア別に設定された記入様式との関係を示すデータであって、当該データ受信後に記憶部2に記憶される。
次に、ステップ06で、データ取得部4が、特定された管轄エリアをキーとして管轄エリア別入力様式データを参照し、特定された管轄エリアの入力様式に従ったユーザー操作の入力を受け付けて、特定された管轄エリアの入力様式に応じた照合結果の内容を示す照合結果データを取得する。
照合結果データは、図11に示すように、車両の照合項目と、照合項目に対する照合結果とが対応付けられたデータであって、当該データ取得後に記憶部2に記憶される。
詳しく言うと、所定のユーザー操作をキーとして、まず画面出力部7aが、表示画面上に車検証との同一性を照合するための照合項目の内容を、特定された管轄エリアの入力様式に従って出力表示する。そして、データ取得部4が、ユーザー操作の入力を受け付けて、表示画面上に表示された照合項目に対する照合結果が入力された照合結果データを取得する。
例えば、A1整備工場の検査員が、表示画面上でA県の入力様式に従って表示された各照合項目の内容を確認しながら、各照合項目に対して照合結果「レ」を入力することで、照合結果データが作成される。
このとき、照合結果データは、図11に示すように、A県で設定された入力様式に従って、車両検査時においてのみ照合結果「レ」が入力されたパターンで作成される。
次に、ステップ07で、データ判定部5が、取得された照合結果データは、特定された管轄エリアの入力様式に応じた照合結果の内容を満たしているか否かを判定する(正しい内容となっているか否かを判定する)。
取得された照合結果データが上記内容を満たしている場合(ステップ07:Yes)、ステップ09に進み、一方で満たしていない場合(ステップ07:No)、ステップ08に進む。
ステップ08では、ユーザー報知部6がユーザーに対して正しい照合結果の入力操作を促すための報知を行う。
詳しく言うと、ユーザー報知部6は、検査員に向けて表示画面上で「照合結果が正しくありません」や「車両照合が完了していません」等の報知内容をポップアップ表示する。
ステップ08でユーザー報知が実行された後、再びステップ06に戻り、照合結果の再入力操作を受け付ける。
次に、ステップ09で、データ取得部4が、管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、点検結果及び検査結果の内容を示す点検/検査結果データを取得する。
点検結果データは、図9に示すように、車両の点検項目と、点検項目に対する点検結果とが対応付けられたデータであって、当該データ取得後に記憶部2に記憶される。
詳しく言うと、所定のユーザー操作をキーとして、画面出力部7aが表示画面上に各点検項目の内容を出力表示する。そして、データ取得部4が、管轄エリア共通のユーザー操作の入力を受け付けて、表示画面上に表示された点検項目に対して点検結果が入力された点検結果データを取得する。
例えば、A1整備工場の検査員が、表示画面上で各点検項目の内容を確認しながら、管轄エリア共通のユーザー操作として、各点検項目に対して良好「レ」や交換「×」、調整「A」等の記号を入力することで、点検結果データが作成される。
検査結果データは、図10に示すように、検査項目と、検査項目に対する検査結果とが対応付けられたデータであって、当該データ取得後に記憶部2に記憶される。
詳しく言うと、所定のユーザー操作をキーとして、画面出力部7aが表示画面上に各検査項目の内容を出力表示する。そして、データ取得部4が、管轄エリア共通のユーザー操作の入力を受け付けて、表示画面上に表示された検査項目に対して検査結果が入力された検査結果データを取得する。
例えば、A1整備工場の検査員が、表示画面上で各検査項目の内容を確認しながら、管轄エリア共通のユーザー操作として、各検査項目に対して具体的な検査値や、該当なし「/」の記号を入力することで、検査結果データが作成される。
上記のように、管轄エリア共通の入力操作(入力様式)によって照合結果、点検結果及び検査結果を入力することができるため、検査員が管轄エリアを全く意識することなく、非常に効率良くこれら結果を入力することができる。
次に、ステップ10で、データ受信部8が、所定のユーザー操作をキーとして、データサーバー10から管轄エリア別出力様式データを受信する。
管轄エリア別出力様式データは、図7に示すように、管轄エリアと、指定整備記録簿について管轄エリア別に設定された記入様式との関係を示すデータであって、当該データ受信後に記憶部2に記憶される。
次に、ステップ11で、データ出力部7(紙出力部7b)が、特定された管轄エリアをキーとして管轄エリア別出力様式データを参照し、特定された管轄エリアの出力様式に従って、照合結果データ、点検/検査結果データの内容が記入された整備記録簿の内容を示す整備記録簿データを出力(印刷)する。
整備記録簿データは、図12A、Bに示すように、管轄エリア別の出力様式に従って、点検結果データと、検査結果データと、照合結果データとの内容が全て記入された指定整備記録簿の内容を示すデータであって、当該データ取得後に記憶部2に記憶される。
例えば、A1整備工場の検査員が指定整備記録簿を作成する場合、管轄エリアとなるA県の出力様式に従って指定整備記録簿が出力される。
具体的には、図12A、Bに示すように、照合項目「自動車の種別(普通)」に対して照合結果「レ」が赤色で1つ出力されている。また、点検項目「パワーステアリング
取付けの緩み」に対して検査結果(調整)「A」が黒色で出力され、かつ、点検指示記号「−A」が赤色で出力されている。また、検査項目「制動力の左右差/軸重」に対して、小数点以下桁数が2ケタ(3ケタ目切り上げ)となるように検査値「0.13」が赤色で出力されている。
上記ステップ01からステップ11を経て図13のプロセスを終了する。
上記の整備記録簿作成プログラムの処理フローにより、整備工場の管轄エリア毎に異なった記入様式が存在する中で、検査員が整備記録簿を効率良く作成できる。
また、車両の点検結果、検査結果及び照合結果が記入されて完成となる整備記録簿を作成する際に、検査員が手書きする必要が全くなくなる。
また、整備記録簿のうち照合結果の入力操作を行うときに、検査員による入力操作の負担を軽減することができ、また、正確な整備記録簿となる。
<その他の実施形態>
上記実施形態において、整備記録簿作成装置1は、「整備記録簿」として運輸局へ提出するための指定整備記録簿を作成するが、指定整備記録簿に特に限定されることなく変更可能であって、例えば定期点検時に使用するための定期点検整備記録簿等であっても良い。
上記実施形態において、整備記録簿作成装置1は、携帯情報端末であるが、特に限定されることなく変更可能であって、比較的大型な情報通信端末であっても良く、当該情報通信端末が、データサーバー10の機能を兼ね備えていても良い。
上記実施形態において、図3に示すように、整備記録簿作成装置1は、管轄エリア特定部3と、データ取得部4と、データ出力部7とを備えているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、データサーバー10が管轄エリア特定部3を備えており、整備記録簿作成装置1がデータ取得部4と、データ出力部7とを備えたシステム構成としても良い。
その場合、整備記録簿作成装置1が、データサーバー10から、特定された管轄エリアの情報を受信して、その後、特定された管轄エリアの入力様式に応じた照合結果データを取得し、照合結果データの内容が記入された整備記録簿データを出力することが望ましい。
上記実施形態において、図13に示すように、データ判定部5は、ステップ07のタイミングで、照合結果データが、特定された管轄エリアの入力様式に従って入力されているか否かを判定しているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、データ判定部5が、ステップ9とステップ10の間のタイミングで判定しても良いし、ステップ10とステップ11の間のタイミングで判定しても良い。
上記実施形態において、データ出力部7は、指定整備記録簿の内容を示す整備記録簿データを紙媒体で出力するが、特に限定されることなく変更可能であって、例えば、整備記録簿作成装置1の表示画面上において整備記録簿データを出力表示しても良いし、また、当該整備記録簿データを外部のサーバーに向けて出力しても良い。
本実施形態では、主として本発明に係る整備記録簿作成装置、整備記録簿作成システム、整備記録簿作成方法及び整備記録簿作成プログラムに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S 整備記録簿作成システム
1 整備記録簿作成装置
2 記憶部
3 管轄エリア特定部
4 データ取得部
5 データ判定部
6 ユーザー報知部
7 データ出力部
7a 画面出力部
7b 紙出力部
8 データ受信部
9 車両設定部
10 データサーバー
11 格納部
12 データ発信部
13 データ受信部

Claims (4)

  1. 車検証との同一性を照合する車両照合の照合結果が記入された整備記録簿を作成するための整備記録簿作成装置であって、
    前記整備記録簿を作成する事業所の管轄エリアと、前記整備記録簿のうち前記照合結果について前記管轄エリア別に設定された入力様式との関係を示す管轄エリア別入力様式データを記憶する記憶部と、
    複数の前記管轄エリアの中から、ユーザー操作に応じた管轄エリアを特定する管轄エリア特定部と、
    特定された前記管轄エリアをキーとして前記管轄エリア別入力様式データを参照し、特定された前記管轄エリアの入力様式に従ったユーザー操作の入力を受け付けて、特定された前記管轄エリアの入力様式に応じた前記照合結果の内容を示す照合結果データを取得するデータ取得部と、
    前記照合結果データの内容が記入された前記整備記録簿の内容を示す整備記録簿データを出力するデータ出力部と、を備えており、
    前記整備記録簿には、車両点検の点検結果がさらに記入され、
    前記記憶部は、前記管轄エリアと、前記整備記録簿のうち前記点検結果について前記管轄エリア別に設定された出力様式との関係を示す管轄エリア別出力様式データをさらに記憶しており、
    前記データ取得部は、前記管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、前記点検結果の内容を示す点検結果データをさらに取得し、
    前記データ出力部は、特定された前記管轄エリアをキーとして前記管轄エリア別出力様式データを参照し、特定された前記管轄エリアの出力様式に従って、前記点検結果データの内容が記入された前記整備記録簿データを出力することを特徴とする整備記録簿作成装置。
  2. 前記整備記録簿には、車両検査の検査結果がさらに記入され、
    前記記憶部は、前記管轄エリアと、前記整備記録簿のうち前記点検結果及び前記検査結果について前記管轄エリア別に設定された出力様式との関係を示す前記管轄エリア別出力様式データを記憶しており、
    前記データ取得部は、前記管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、前記検査結果の内容を示す検査結果データをさらに取得し、
    前記データ出力部は、特定された前記管轄エリアをキーとして前記管轄エリア別出力様式データを参照し、特定された前記管轄エリアの出力様式に従って、前記点検結果データ及び前記検査結果データの内容が記入された前記整備記録簿データを出力し、
    前記管轄エリア別出力様式データのうち前記管轄エリア別に設定された出力様式には、前記整備記録簿のうち所定の検査項目において設定された小数点以下桁数の内容が含まれ、
    前記データ出力部は、特定された前記管轄エリアの小数点以下桁数の出力様式に従って、前記所定の検査項目に対する前記検査結果が記入された前記整備記録簿データを出力することを特徴とする請求項1に記載の整備記録簿作成装置。
  3. 取得された前記照合結果データが、特定された前記管轄エリアの入力様式に応じた前記照合結果の内容を満たしているか否かを判定するデータ判定部と、
    該データ判定部によって前記照合結果データが前記内容を満たしていないと判定された場合に、ユーザーに対して前記照合結果の入力操作を促すための報知を行うユーザー報知部と、を備え、
    該データ判定部によって前記照合結果データが前記内容を満たしていると判定された場合には、前記データ出力部が前記整備記録簿データを出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の整備記録簿作成装置。
  4. 車検証との同一性を照合する車両照合の照合結果が記入された整備記録簿を作成するための整備記録簿作成方法であって、
    前記整備記録簿を作成する事業所の管轄エリアと、前記整備記録簿のうち前記照合結果について前記管轄エリア別に設定された入力様式との関係を示す管轄エリア別入力様式データを記憶する記憶部を備えたコンピュータが、
    複数の前記管轄エリアの中から、ユーザー操作に応じた管轄エリアを特定する管轄エリア特定処理と、
    特定された前記管轄エリアをキーとして前記管轄エリア別入力様式データを参照し、特定された前記管轄エリアの入力様式に従ったユーザー操作の入力を受け付けて、特定された前記管轄エリアの入力様式に応じた前記照合結果の内容を示す照合結果データを取得するデータ取得処理と、
    前記照合結果データの内容が記入された前記整備記録簿の内容を示す整備記録簿データを出力するデータ出力処理と、を実行し、
    前記整備記録簿には、車両点検の点検結果がさらに記入され、
    前記記憶部は、前記管轄エリアと、前記整備記録簿のうち前記点検結果について前記管轄エリア別に設定された出力様式との関係を示す管轄エリア別出力様式データをさらに記憶しており、
    前記データ取得処理では、前記管轄エリア全てにおいて共通のユーザー操作の入力を受け付けて、前記点検結果の内容を示す点検結果データをさらに取得し、
    前記データ出力処理では、特定された前記管轄エリアをキーとして前記管轄エリア別出力様式データを参照し、特定された前記管轄エリアの出力様式に従って、前記点検結果データの内容が記入された前記整備記録簿データを出力することを特徴とする整備記録簿作成方法。
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