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JP6804285B2 - 建具 - Google Patents
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Description

本発明は、建物の開口部に設けられる建具に関する。
従来、躯体の開口部に納めされるサッシ等の建具において、アングルを介して内装材を枠体に固定する技術が知られている。この種の内装材保持部に関する技術を開示するものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、建物開口部に固定して設けられる建具枠と、建具枠の室内側部分を構成し、かつ建物開口部に設けられる額縁の室外側に嵌合される略コ字形部を有するアングルと、コ字形部の内面に突出して設けられ、額縁のアングルに対する室外若しくは室内方向の動きを規制する係合部とを備えた建具について記載されている。
特開2010−13924号公報
特許文献1に開示されるような構造のアングルでは、内装材の室外側端部をアングルの内側に差し込んだ状態で内装材が固定される。内装材をアングルに差し込む作業では、内装材におけるアングルの内側に差し込まれる部分(室外側端部)の姿勢を見込方向に向け、この状態を維持しながらアングルの内側に内装材を押し込む必要がある。アングルは枠体の上下左右のそれぞれに配置されており、施工対象のアングルの位置によっては見込方向に沿わせた状態を維持しながら内装材を挿入しにくい場合があった。例えば、上枠側に配置されるアングルに対して内装材の姿勢を見込方向に維持しながらアングルの内側に押し込むために、内装材が傾かないように下支えして姿勢を保ちながら見込方向に内装材を押し込む必要がある。
本発明は、建物の開口部に用いられる建具において、内装材を施設する作業をスムーズに行うことができる構成を提供することを目的とする。
本発明は、建物の開口部に設けられ、内装材(例えば、後述の額縁5)を室内側で保持する内装材保持部(例えば、後述のアングル部410,420,440,510)を備える建具(例えば、後述の建具1)であって、前記内装材保持部は、前記内装材の表面に位置し、見込方向室内側に延びる表側片(例えば、後述の表側片410a,420a,440a,510a)と、前記内装材の裏面に位置し、見込方向室内側に延びる裏側片(例えば、後述の裏側片410b,420b,440b,510b)と、を有し、前記裏側片及び前記表側片の何れか一方の片は、他方の片よりも見込方向室内側に長く、かつ、その先端部が対向する片に向かって曲がる屈曲部(例えば、後述の屈曲部410c,420c,440c,510c)を有する。
前記裏側片が、前記表側片よりも見込方向室内側に長く、かつ、前記屈曲部を有する片であることが好ましい。
本発明の建具の構成によれば、建物の開口部に用いられる建具において、内装材を施設する作業をスムーズに行うことができる。
本発明の一実施形態に係る建具を室内側から見た内観図である。 本実施形態の建具1を室外側から見た外観図である。 本実施形態の建具1の横断面図である。 本実施形態の建具1の縦断面図である。 本実施形態の建具1が備える縦樹脂カバー44及びその近傍を示す拡大横断面図である。 本実施形態の建具1が備える下樹脂カバー42及びその近傍を示す拡大縦断面図である。 本実施形態の建具1が備える上樹脂カバー41及びその近傍を示す拡大縦断面図である。 本実施形態の上樹脂カバー41のアングル部410に額縁5の室外側端部51を挿入する様子を模式的に示す拡大縦断面図である。 変形例の上樹脂カバー500のアングル部510を示す拡大縦断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に形成された開口部に納められた建具1における障子20の面方向を意味し、「見込方向」とは、障子20の厚み方向を意味する。
図1及び図2に示す建具1は、建物の躯体2により形成される開口部に用いられる開口部装置である。この建具1により室内側と室外側が区画される。
まず、建具1の全体構成について説明する。本実施形態の建具1は、躯体2に固定される枠体10と、枠体10の内側に配置される障子20と、障子20を開閉可能に支持する丁番70と、枠体10の室内側に配置される樹脂カバー40と、を主要な構成として備える。
枠体10は、上枠11と、下枠12と、吊元側縦枠13と、戸先側縦枠14と、が矩形に枠組みされて構成される。本実施形態の枠体10は、アルミニウム合金の押出し形材によって成形される。
図3及び図4に示すように、障子20は、ガラス21と、ガラス21を保持する框30と、を備える。框30は、上框31と、下框32と、吊元側縦框33と、戸先側縦框34と、が矩形に枠組みされて構成される。ガラス21の上端部は上框31のガラス保持溝310に収容され、下端部は下框32のガラス保持溝320に収容される。また、ガラス21の吊元側の端部は吊元側縦框33のガラス保持溝330に収容され、ガラス21の戸先側の端部は戸先側縦框34のガラス保持溝340に収容される。
障子20の戸先側縦框34にはレバーハンドル26と、レバーハンドル26に連動するラッチ機構27と、が配置される。障子20の開閉はレバーハンドル26の操作によって行われる。また、戸先側縦枠14には、ラッチ機構27の受け部28が設けられる。
丁番70は、吊元側縦枠13に固定され、障子20を開閉可能に支持する。丁番70は、上下方向に複数配置される。
樹脂カバー40は、枠体10の室内側を覆う樹脂製のカバー部材である。樹脂カバー40は、枠体10の構成に対応しており、上樹脂カバー41と、下樹脂カバー42と、左右両側にそれぞれ配置される縦樹脂カバー44と、を備える。
上樹脂カバー41は、額縁5の上部を保持するアングル部410を備え、下樹脂カバー42は、額縁5の下部を支持するアングル部420を備える。また、縦樹脂カバー44は、額縁5の側部を支持するアングル部440をそれぞれ備える。このように、本実施形態では、樹脂カバー40を介して額縁5が保持される。
図5を参照して戸先側縦枠14及び縦樹脂カバー44の構成について説明する。
戸先側縦枠14は、躯体側に固定される縦枠本体部140と、縦枠本体部140から見込方向室内側に延びる縦枠延出片141と、縦枠延出片141の先端でアングル部440を支持する金属製支持部145と、を備える。
縦樹脂カバー44は、縦枠本体部140に固定される第1縦樹脂部材441と、第1縦樹脂部材441に嵌合固定される第2縦樹脂部材442と、第1縦樹脂部材441の室内側端部に配置される上述のアングル部440と、を備える。
第1縦樹脂部材441は、その室内側の面に配置される弾性部材445を保持するクッション材保持部441aを備える。弾性部材445は、障子20の閉鎖時に戸先側縦框34の室内側の見付面に接触する。本実施形態の戸先側縦框34は、その室内側の面に樹脂部材345が配置されており、この樹脂部材345が弾性部材445に接触する。
第2縦樹脂部材442は、アングル部440の裏側(見込方向室外側)に位置し、第1縦樹脂部材441の見込面側に形成される凹部441bに嵌合固定される。
アングル部440は、縦樹脂カバー44の室内側端部に位置しており、内装材としての額縁5の室外側端部51を支持する。アングル部440は、平面視でその断面形状が見込方向室内側に開口する略C字状に形成される。
本実施形態のアングル部440は、見付方向の障子20側で見込方向室内側に延びる表側片440aと、見付方向の躯体側で見込方向室内側に延びる裏側片440bと、支持片嵌合部440dと、を備える。
アングル部440は、縦樹脂カバー44の長手方向(上下方向)全長に延びる一体的な部材で構成される。表側片440aと裏側片440bと支持片嵌合部440dは、分割される部品で構成されているわけではなく一体的な部材である。また、アングル部440自体も第1縦樹脂部材441と一体的に成形されている。
額縁5の室外側端部51が挿入された状態で、表側片440aは、額縁5の室外側端部51の表面(躯体側と反対側の面)に対向し、裏側片440bは、額縁5の室外側端部51の裏面(躯体側の面)に対向する。表側片440aと裏側片440bの間に額縁5の室外側端部51が挿入される挿入口446が形成される。なお、以下の説明において、裏側は額縁5において躯体側に位置して外側から見えない側とし、表側は裏側の反対側であって外側から見える側又は相対的に外側にある側とする。
裏側片440bが表側片420aよりも長く形成されている。また、裏側片440bの端部には表側片420aに向かって折り返すように屈曲する屈曲部440cが形成される。本実施形態の屈曲部440cは、その先端が見付方向吊元側を向いており、略直角に折れ曲がっている。屈曲部440cの室内側にはスペース447が形成され、該スペース447を利用して額縁5の挿入作業をスムーズに行うことができるようになっている。本実施形態では、屈曲部440cの先端面が額縁5に当接している。
支持片嵌合部440dは、金属製支持部145によって支持される部位である。本実施形態の金属製支持部145は、アングル部440の支持片嵌合部440dに嵌合する嵌合部145aと、アングル部440の裏側片440bを支持する裏側支持片145bと、躯体側に接触する接触片145c,145dと、を備える。
アングル部440の支持片嵌合部440dが金属製支持部145の嵌合部145aに嵌合することにより、アングル部440の基端側が金属製である金属製支持部145によって強固に支持される状態となる。本実施形態では、支持片嵌合部440dと嵌合部145aの間には軟質性の樹脂で構成される弾性部材146が配置される。弾性部材146は、左右方向(見付方向)で支持片嵌合部440dと嵌合部145aに挟み込まれており、該弾性部材146が弾性変形した状態で支持片嵌合部440dと嵌合部145aが嵌合される。なお、弾性部材146を省略することもできる。
裏側支持片145bは、躯体側からアングル部440の裏側片440bの基端部まで延びた後、見込方向室内側に屈曲し、裏側片440bの裏側面に沿って延びている。この裏側支持片145bによって裏側片440bが裏側から支持される。
接触片145c,145dは、何れも躯体側に接触する部位である。接触片145cは、嵌合部145a側から見付方向躯体側に延びており、その端面が躯体2に接触している。接触片145dは、接触片145cの基端部から見込方向室内側に延びた後、躯体側に傾斜するように延びており、その端面が躯体2に接触している。接触片145c,145dにより、躯体2に対する金属製支持部145の位置が適切なものとなっている。
本実施形態では、戸先側縦枠14(枠体10)の長手方向に帯状に延びる加熱発泡材80が第1縦樹脂部材441と縦枠本体部140の間に配置される。加熱発泡材80は、火災時等の高温環境で発泡し、障子20と戸先側縦枠14の隙間を塞ぐためのものである。戸先側縦枠14と縦樹脂カバー44によって構成される加熱発泡材保持部94によって加熱発泡材80が保持されている。
以上、図5を参照して戸先側縦枠14及び戸先側の縦樹脂カバー44について説明したが、吊元側縦枠13及び吊元側の縦樹脂カバー44も、左右対称となっている以外は同様の構成である。次に、図6を参照して下枠12及び下樹脂カバー42の構成について説明する。
下枠12は、躯体側に固定される下枠本体部120と、下枠本体部120から見込方向室内側に配置される室内側下枠部材121と、室内側下枠部材121の先端でアングル部420を支持する金属製支持部125と、を備える。
下樹脂カバー42は、下枠本体部120及び室内側下枠部材121に固定される第1下樹脂部材421と、第1下樹脂部材421に嵌合固定される第2下樹脂部材422と、第1下樹脂部材421の室内側端部に配置される上述のアングル部420と、を備える。
第1下樹脂部材421は、障子20の閉鎖時に下框32の室内側の見付面に対向する位置関係にある。本実施形態の下框32は、その室内側の面に樹脂部材325が配置されており、この樹脂部材325と第1下樹脂部材421が見込方向で対向した状態となる。
第2下樹脂部材422は、アングル部420の裏側(見込方向室外側)に位置し、第1下樹脂部材421の見込面側に形成される凹部421aに嵌合固定される。
アングル部420は、下樹脂カバー42の室内側端部に位置しており、内装材としての額縁5の室外側端部51を支持する。アングル部420は、左右方向視でその断面形状が見込方向室内側に開口する略C字状に形成される。
本実施形態のアングル部420は、上側で見込方向室内側に延びる表側片420aと、下側で見込方向室内側に延びる裏側片420bと、支持片嵌合部420dと、を備える。
アングル部420は、下樹脂カバー42の長手方向(左右方向)全長に延びる一体的な部材で構成される。表側片420aと裏側片420bと支持片嵌合部420dは、分割される部品で構成されているわけではなく一体的な部材である。また、アングル部420自体も第1下樹脂部材421と一体的に成形されている。
額縁5の室外側端部51が挿入された状態で、表側片420aは、額縁5の室外側端部51の表面(躯体側と反対側の面)に対向し、裏側片420bは、額縁5の室外側端部51の裏面(躯体側の面)に対向する。表側片420aと裏側片420bの間に額縁5の室外側端部51が挿入される挿入口426が形成される。
裏側片420bが表側片420aよりも長く形成されている。また、裏側片420bの端部には表側片420aに向かって折り返すように屈曲する屈曲部420cが形成される。屈曲部420cは、その先端が上方を向いており、略直角に折れ曲がっている。本実施形態の屈曲部420cは、その先端が裏側片420bに対向しており、略直角に折れ曲がっている。屈曲部420cの室内側にはスペース427が形成され、該スペース427を利用して額縁5の挿入作業をスムーズに行うことができるようになっている。本実施形態では、屈曲部420cの先端面が額縁5に当接している。
支持片嵌合部420dは、金属製支持部125によって支持される部位である。本実施形態の金属製支持部125は、アングル部420の支持片嵌合部420dに嵌合する嵌合部125aと、アングル部420の裏側片420bを支持する裏側支持片125bと、躯体側に接触する接触片125cと、を備える。
アングル部420の支持片嵌合部420dが金属製支持部125の嵌合部125aに嵌合することにより、アングル部420の基端側が金属製である金属製支持部125によって強固に支持される状態となる。本実施形態では、支持片嵌合部420dと嵌合部125aの間には軟質性の樹脂で構成される弾性部材126が配置される。弾性部材126は、上下方向で支持片嵌合部420dと嵌合部125aの上部に挟み込まれており、該弾性部材126が弾性変形した状態で支持片嵌合部420dと嵌合部125aが嵌合される。なお、弾性部材126を省略することもできる。
裏側支持片125bは、躯体側からアングル部420の裏側片420bの基端部まで延びた後、見込方向室内側に屈曲し、裏側片420bの裏側面に沿って延びている。この裏側支持片125bによって裏側片420bが裏側から支持される。
接触片125cは、躯体側に接触する部位である。接触片125cは、嵌合部125a側から下方(見付方向躯体側)に延びており、その端面が躯体2に接触している。接触片125cにより、躯体2に対する金属製支持部125の位置が適切なものとなっている。
本実施形態では、下枠12(枠体10)の長手方向に帯状に延びる加熱発泡材80が第1下樹脂部材421と下枠本体部120の間に配置される。加熱発泡材80は、火災時等の高温環境で発泡し、障子20と下枠12の間の隙間を塞ぐためのものである。下枠12と下樹脂カバー42によって構成される加熱発泡材保持部92によって加熱発泡材80が保持されている。
次に、図7を参照して上枠11及び上樹脂カバー41の構成について説明する。
上枠11は、躯体側に固定される上枠本体部110と、上枠本体部110から見込方向室内側に配置される室内側上枠部材112と、室内側上枠部材112の先端でアングル部410を支持する金属製支持部115と、を備える。本実施形態の室内側上枠部材112は、樹脂製の結合部材111を介して上枠本体部110に連結固定されている。
上樹脂カバー41は、上枠本体部110及び室内側上枠部材112に固定される第1上樹脂部材411と、第1上樹脂部材411の内側に嵌合固定される第2上樹脂部材412と、第1上樹脂部材411の室内側端部に配置される上述のアングル部410と、を備える。
第1上樹脂部材411は、障子20の閉鎖時に上框31の室内側の見付面に対向する位置関係にある。本実施形態の上框31は、その室内側の面に樹脂部材315が配置されており、この樹脂部材315と第1上樹脂部材411が見込方向で対向した状態となる。
第2上樹脂部材412は、アングル部410の裏側(見込方向室外側)に位置し、第1上樹脂部材411の見込面側に形成される凹部411aに嵌合固定される。
アングル部410は、上樹脂カバー41の室内側端部に位置しており、内装材としての額縁5の室外側端部51を支持する。アングル部410は、左右方向視でその断面形状が見込方向室内側に開口する略C字状に形成される。
本実施形態のアングル部410は、下側で見込方向室内側に延びる表側片410aと、上側で見込方向室内側に延びる裏側片410bと、支持片嵌合部410dと、を備える。
アングル部410は、上樹脂カバー41の長手方向(左右方向)全長に延びる一体的な部材で構成される。表側片410aと裏側片410bと支持片嵌合部410dは、分割される部品で構成されているわけではなく一体的な部材である。また、アングル部410自体も第1上樹脂部材411と一体的に成形されている。
額縁5の室外側端部51が挿入された状態で、表側片410aは、額縁5の室外側端部51の表面(躯体側と反対側の面)に対向し、裏側片410bは、額縁5の室外側端部51の裏面(躯体側の面)に対向する。表側片410aと裏側片410bの間に額縁5の室外側端部51が挿入される挿入口416が形成される。
裏側片410bが表側片410aよりも長く形成されている。また、裏側片410bの端部には表側片410aに向かって折り返すように屈曲する屈曲部410cが形成される。本実施形態の屈曲部410cは、その先端が下方を向いており、略直角に折れ曲がっている。屈曲部410cの室内側にはスペース417が形成される。本実施形態では、屈曲部410cの先端面が額縁5に当接している。
支持片嵌合部410dは、金属製支持部115によって支持される部位である。本実施形態の金属製支持部115は、アングル部410の支持片嵌合部410dに嵌合する嵌合部115aと、アングル部410の裏側片410bを支持する裏側支持片115bと、躯体側に接触する接触片115cと、を備える。
アングル部410の支持片嵌合部410dが金属製支持部115の嵌合部115aに嵌合することにより、アングル部410の基端側が金属製である金属製支持部115によって強固に支持される状態となる。
裏側支持片115bは、躯体側からアングル部410の裏側片410bの基端部まで延びた後、見込方向室内側に屈曲し、裏側片410bの裏側面に沿って延びている。この裏側支持片115bによって裏側片410bが裏側から支持される。本実施形態では、支持片嵌合部410dと裏側支持片115bの屈曲部分の間には軟質性の樹脂で構成される弾性部材116が配置される。弾性部材116は、上下方向で支持片嵌合部410dと裏側支持片115bの屈曲部分に挟み込まれており、該弾性部材116が弾性変形した状態で支持片嵌合部410dと嵌合部115aが嵌合される。なお、弾性部材116を省略することもできる。
接触片115cは、躯体側に接触する部位である。接触片115cは、嵌合部115a側から上方(見付方向躯体側)に延びており、その端面が躯体2に接触している。接触片115cにより、躯体2に対する金属製支持部115の位置が適切なものとなっている。
本実施形態では、上枠11(枠体10)の長手方向に帯状に延びる加熱発泡材80が第1上樹脂部材411と上枠本体部110の間に配置される。加熱発泡材80は、火災時等の高温環境で発泡し、障子20と上枠11の間の隙間を塞ぐためのものである。上枠11と上樹脂カバー41によって構成される加熱発泡材保持部91によって加熱発泡材80が保持されている。
次に、図8を参照して額縁(内装材)5の施工方法について説明する。図8では、上樹脂カバー41のアングル部410に額縁5を挿入する様子が示されている。額縁5の室外側端部51の先端を見込方向に対して裏側片410b側に傾け、この姿勢を維持した状態で、挿入口416から室外側端部51をアングル部410の内側に挿入する。上述のように、アングル部410には、屈曲部410cの室外側にスペース417が形成されており、このスペース417により室外側端部51の姿勢を傾けた状態を維持しながら室外側まで深く挿入できるようになっている。
アングル部410の挿入口416に室外側端部51を挿入した後、室外側端部51の姿勢が見込方向(水平方向)に沿うように額縁5の室内側を上方に回動させる。室外側端部51の姿勢が見込方向に沿った状態で室外側に水平方向に押し込むことで、額縁5がアングル部410に保持される状態となる。本実施形態では、額縁5はネジ等を使うことなく接着により躯体2に固定される。
以上、上樹脂カバー41のアングル部410に額縁5を挿入する例を説明したが、下樹脂カバー42のアングル部420及び左右の縦樹脂カバー44のアングル部440についても方向が異なるだけで基本的な施工方法は同じである。
即ち、額縁5の室外側端部51(先端部)を見込方向に対して裏面側に傾けた状態で挿入した後、各屈曲部の見込方向室内側のスペースを利用して額縁5の室外側端部51の姿勢を見込方向に沿うように額縁5の室内側端部(基端部)を回動させて見込方向室外側に押し込むことで額縁5をアングル部に保持させる工程をスムーズに行うことができる。
以上説明した本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の建具1が備えるアングル部410,420,440は、額縁5の表面に位置し、見込方向室内側に延びる表側片410a,420a,440aと、額縁5の裏面に位置し、見込方向室内側に延びる裏側片410b,420b,440bと、を有し、前記裏側片410b,420b,440b及び表側片410a,420a,440aの何れか一方の片は、他方の片よりも見込方向室内側に長く、かつ、その先端部が対向する片に向かって曲がる屈曲部410c,420c,440cを有する。
これにより、屈曲部410c,420c,440cの見込方向室内側に形成されるスペース417,427,447を利用し、額縁5の室外側端部51の姿勢を見込方向に対して傾けた状態でアングル部410,420,430,440の内側に挿入することができる。例えば、上樹脂カバー41のアングル部410では、従来構造ではスペース417がないため額縁5の室外側端部51の姿勢を水平方向にするため、挿入口416の高さまで額縁5を持ち上げなければならず、施工性に難があった。本実施形態の構成によれば、額縁5の室外側端部51を斜めに向けて下から差し込むことができ、挿入作業をスムーズに行うことができる。
また、屈曲部410cによって額縁5の室外側端部51を差し込むスペース417を形成しているので、外側に開口する挿入口416を小さくすることができ、挿入後の額縁5も小さい挿入口416によって安定的に保持できる。
また、本実施形態では、裏側片410b,420b,440bが、表側片410a,420a,440aよりも見込方向室内側に長く、かつ、屈曲部410c,420c,440cを有する片である。
これにより、建具1の内側(表面側)から額縁5の挿入を行うことができるので、上下左右のアングル部410,420,430,440への額縁5のそれぞれの差込作業も躯体2に干渉することなく、よりスムーズに行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
次に、図9を参照して上記実施形態の変形例について説明する。図9に示すように、変形例の上樹脂カバー500が備えるアングル部510は、下側で見込方向室内側に延びる表側片510aと、上側で見込方向室内側に延びる裏側片510bと、支持片嵌合部510dと、を備える。
裏側片510bが表側片510aよりも長く形成されている。また、裏側片510bの端部には表側片510aに向かって折り返すように屈曲する屈曲部510cが形成される。本実施形態の屈曲部510cは、その先端が下方を向いており、略直角に折れ曲がっている。屈曲部510cの室内側にはスペース517が形成される。また、表側片510aの端部には裏側片510bに向かって折り返すように屈曲する屈曲部510eが形成される。屈曲部510eも略直角に折れ曲がっている。表側片510aと裏側片510bの間に額縁5の室外側端部51が挿入される挿入口516が形成される。本変形例では、額縁5が挿入された状態で、屈曲部510c及び屈曲部510eのそれぞれの先端面が額縁5に当接する。
支持片嵌合部510dは、金属製支持部615によって支持される部位である。変形例の金属製支持部615は、アングル部510の支持片嵌合部510dに嵌合する嵌合部615aと、嵌合部615aからアングル部510の裏側片510b(下側)に向って延びる延出片615bと、延出片615bとは反対側の躯体側に延びる接触片615cと、を備える。延出片615bと裏側片510bの間には弾性部材116が配置される。なお、この弾性部材116を省略してもよい。
以上説明した変形例においても、屈曲部510cの室内側に形成されるスペース517を利用して額縁5の挿入作業をスムーズに行うことができる。また、樹脂製のアングル部510によって断熱性を向上させるとともに金属製支持部615によってアングル部510の支持構造も強固に構成することができる。即ち、上記実施形態と同様の効果を奏することができるのである。
上記実施形態及び変形例では、何れもアングル部(内装材保持部)の裏側片が表側片よりも長くなるように構成された例を説明したがこの構成に限定されない。例えば、表側片が、裏側片よりも見込方向室内側に長く、かつ、屈曲部を有する片である構成とすることもできる。
上記実施形態及び変形例では、内装材保持部としてのアングル部が樹脂製であるが、アングル部を金属で構成したものにも本発明を適用することができる。
1:建具
5:額縁(内装材)
10:枠体(金属製枠体)
11:上枠、12:下枠、13:吊元側縦枠、14:戸先側縦枠(金属製枠体)
40:樹脂カバー(カバー部材)
41:上樹脂カバー、42:下樹脂カバー、44:縦樹脂カバー(カバー部材)
51:室外側端部
115,125,145,615:金属製支持部
115b,125b,145b:裏側支持片(支持片)
410,420,440,510:アングル部(内装材保持部)
410a,420a,440a,510a:表側片
410b,420b,440b,510b:裏側片
410c,420c,440c,510c:屈曲部

Claims (2)

  1. 建物の開口部に設けられ、内装材を室内側で保持する内装材保持部を備える建具であって、
    前記内装材保持部は、
    前記内装材の表面に位置し、見込方向室内側に延びる表側片と、
    前記内装材の裏面に位置し、見込方向室内側に延びる裏側片と、
    を有し、
    前記裏側片及び前記表側片の何れか一方の片は、他方の片よりも見込方向室内側に長く、かつ、その先端部が対向する片に向かって曲がり、前記内装材に当接する屈曲部を有し、
    前記屈曲部は、前記他方の片の見込方向室内側の先端よりも見込方向室内側に位置する建具。
  2. 前記裏側片が、前記表側片よりも見込方向室内側に長く、かつ、前記屈曲部を有する片である請求項1に記載の建具。
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