JP6805041B2 - 螺旋管用帯状部材及び螺旋管 - Google Patents
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Description
特許文献2の図9形態では、係止爪付きの嵌合溝の奥底部に紐状止水部材が収容されているが、嵌合凸条の嵌合空間を確保する必要性から、紐状止水部材を小断面にしなければならない。このため、前記嵌合溝内に砂などの異物が入り込み得ることに変わりはない。
前記一対の縁部のうち一方に沿って形成された第1嵌合部と、
前記一対の縁部のうち他方に沿って形成され、前記第1嵌合部と凹凸嵌合可能な第2嵌合部と、
前記第1嵌合部及び第2嵌合部の一方に形成された嵌合溝内に詰められた発泡材からなる発泡シール部材と、
を備え、前記第1嵌合部及び第2嵌合部の他方に形成された嵌合凸条が前記嵌合溝内に嵌め入れられることによって、前記発泡シール部材が、前記嵌合溝の内面と前記嵌合凸条との間の隙間内に収まるまで圧縮可能かつ該圧縮によってシール性を発現可能であることを特徴とする。
発泡芯部によって、発泡シール部材の圧縮前後の断面積変化率ないしは体積変化率を大きくできる。すなわち、圧縮前は発泡シール部材を大断面積にでき、未嵌合時の嵌合溝を発泡シール部材によって十分に埋めることで、砂等の異物の侵入を確実に防止できる。第1、第2嵌合部どうしの嵌合時では、発泡シール部材を十分に圧縮させることができる。これによって、嵌合不良を確実に防止できるとともに、シール性を確保できる。しかも、非発泡の表皮層によってシール性を一層高めることができる。
発泡芯部の気泡構造は、好ましくは独立気泡である。
前記嵌め入れ前において、前記発泡シール部材が、前記狭隘部を奥側から塞いでいることが好ましい。
これによって、砂等の異物が嵌合溝部分に入り込むのを確実に防止できる。第1、第2嵌合部どうしの嵌合状態においては、狭隘部によって嵌合凸条を抜け止めできる。
前記発泡シール部材の非圧縮時の断面積S1と前記圧縮後の断面積S2との比(S1/S2)が、発泡シール部材の発泡倍率の0.5〜5倍程度であることが好ましい。
これによって、第1、第2嵌合部どうしの嵌合状態においては、発泡シール部材の気泡が圧縮によって潰れ、発泡シール部材が高硬度のソリッド状態になるようにできる。この結果、発泡シール部材がシール性(水密性)を確実に発現するようにできる。
前記帯状部材が、
前記一対の縁部のうち一方に沿って形成された第1嵌合部と、
前記一対の縁部のうち他方に沿って形成された第2嵌合部と、
前記第1、第2嵌合部間に設けられた発泡材からなる発泡シール部材と、を備え、
前記第1嵌合部及び第2嵌合部の一方には、他方に形成された嵌合凸条が嵌る嵌合溝が形成されており、
前記発泡シール部材が、前記嵌合溝に詰められるとともに前記嵌合凸条によって圧縮されて、前記嵌合溝の内面と前記嵌合凸条との間の隙間内に収まり、かつ該圧縮によってシール性が発現されていることを特徴とする。
図6は、地中の既設管2を示したものである。既設管2は、例えば下水道管からなり、その内周面に更生管1(螺旋管)がライニングされている。図3に示すように、既設管2と更生管1との間にはモルタル8が充填されている。これによって、既設管2が更生されている。
更生管1は、帯状部材10によって構成されている。
帯状部材10の材質は、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂である。なお、帯状部材10に鋼製の補強帯材(図示省略)が付加されていてもよい。
帯状部材10は、平帯部11と、リブ12と、嵌合部13,14を含む。平帯部11は、平坦な板状になっており、幅方向(図1の左右方向)と直交する方向(図1の紙面直交方向)へ長尺状に延びている。平帯部11の裏側面(図1において上側の面)が更生管1の外周に向けられる。平帯部11の平滑な表側面(図1において下側の面)が更生管1の内周に向けられる。
なお、リブ12の数は、1つに限られず、2つ以上設けられていてもよい(図7参照)。
好ましくは、前記無負荷状態(非圧縮時)の発泡シール部材20の硬度は、10〜70である。ここで、硬度とは、JIS K 6253に基づいて測定した硬さをいう(以下、同様)。
図1に示すように、発泡シール部材20Aは、嵌合溝13bの嵌合溝部分13bxに詰められている。発泡シール部材20Aの断面形状は、嵌合溝部分13bxの断面形状に合わせて変形されている。発泡シール部材20Aは、弾性に富み、容易に形状変化できる。この発泡シール部材20Aが、狭隘部13dを奥側(嵌合溝部分13bx側)から塞いでいる。係止爪13fが発泡シール部材20Aに係止されることによって、発泡シール部材20Aが嵌合溝部分13bxから抜け止めされている。発泡シール部材20Aの一部が、嵌合溝13bの狭隘部13dよりも開口側(図1において下側)へ盛り上がっている。
なお、発泡シール部材20Aが、嵌合溝部分13bxの内面に接着剤によって接着されていてもよい。
なお、発泡シール部材20Bが、嵌合溝部分14bxの内面に接着剤によって接着されていてもよい。
図5に示すように、帯状部材10から更生管1(螺旋管)が製管される。図3及び図5に示すように、更生管1における帯状部材10は、螺旋状に巻回されており、かつ一周違いに隣接する縁部の嵌合部13,14どうしが凹凸嵌合によって接合されている。
詳しくは、図4に示すように、嵌合溝13bに嵌合凸条14aが嵌め入れられている。嵌合凸条14aは、狭隘部13dを通って嵌合溝部分13bxに嵌り込んでいる。かつ、嵌合溝14bに嵌合凸条13aが嵌め入れられている。嵌合凸条13aは、狭隘部14dを通って嵌合溝部分14bxに嵌り込んでいる。
係止爪13f,14fどうしが互いに係止され、ひいては、嵌合部13,14どうしが嵌合解除不能ないしは嵌合解除困難になっている。
更に、発泡シール部材20の非圧縮時断面積S1と圧縮時断面積S2との比(S1/S2)が、発泡シール部材20の発泡倍率の0.5〜5倍程度であることが好ましい。
したがって、嵌合部13,14どうしの嵌合が阻害されるのを防止でき、更生管1を円滑に製管できる。
発泡シール部材20の外表面を非発泡の表皮層21にて構成することによって、発泡シール部材20の止水性を一層高めることができる。
図7〜図9は、本発明の第2実施形態を示したものである。図7に示すように、第2実施形態においては、帯状部材10の嵌合部13,14の各々が、嵌合凸条13a,14a及び嵌合溝13b,14bのうち何れか片方だけを有している。詳しくは、帯状部材10の幅方向の一方(図7において左側)の第1嵌合部13は、嵌合溝13bだけを有している。他方(図7において右側)の第2嵌合部14は、嵌合凸条14aだけを有している。
例えば、既設管は、下水道管2に限られず、上水道管、農業用水管等であってもよい。
発泡シール部材20(発泡芯部21)の発泡構造は、独立気泡に限られず、連続気泡であってもよい。
帯状部材10の断面形状は、第1、第2実施形態のものに限定されず、適宜改変できる。
嵌合部13が、複数条の嵌合溝13bを有していてもよい。複数条の嵌合溝13bの少なくとも一部に発泡シール部材20が収容されていてもよい。嵌合部14が、複数条の嵌合溝14bを有していてもよい。複数条の嵌合溝14bの少なくとも一部に発泡シール部材20が収容されていてもよい。
本発明に係る螺旋管は、既設管にライニングされる更生管に限られず、好ましくは水密性を要する種々の螺旋管に適用可能である。
2 下水道管(既設管)
10 帯状部材
13 第1嵌合部
13a 第1嵌合凸条(嵌合凸条)
13b 第1嵌合溝(嵌合溝)
13d 狭隘部
13e 開口
13f 係止爪
13bx 嵌合溝部分
14 第2嵌合部
14a 第2嵌合凸条(嵌合凸条)
14b 第2嵌合溝(嵌合溝)
14d 狭隘部
14e 開口
14f 係止爪
14bx 嵌合溝部分
15 隙間
20,20A,20B 発泡シール部材
21 発泡芯部
22 表皮層
Claims (6)
- 螺旋状に巻回されて一周違いに隣接する一対の縁部どうしが接合されることによって螺旋管となるべき螺旋管用帯状部材であって、
前記一対の縁部のうち一方に沿って形成された第1嵌合部と、
前記一対の縁部のうち他方に沿って形成され、前記第1嵌合部と凹凸嵌合可能な第2嵌合部と、
前記第1嵌合部及び第2嵌合部の一方に形成された嵌合溝内に詰められた発泡材からなる発泡シール部材と、
を備え、前記第1嵌合部及び第2嵌合部の他方に形成された嵌合凸条が前記嵌合溝内に嵌め入れられることによって、前記発泡シール部材が、前記嵌合溝の内面と前記嵌合凸条との間の隙間内に収まるまで圧縮可能かつ該圧縮によってシール性を発現可能であることを特徴とする螺旋管用帯状部材。 - 前記発泡シール部材が、独立気泡又は連続気泡を有する発泡芯部と、前記発泡芯部を包む非発泡の表皮層とを含むことを特徴とする請求項1に記載の螺旋管用帯状部材。
- 前記嵌合溝の開口近くが、そこより奥側の嵌合溝部分よりも狭い狭隘部となっており、
前記嵌め入れ前において、前記発泡シール部材が、前記狭隘部を奥側から塞いでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の螺旋管用帯状部材。 - 前記発泡シール部材の断面積が、前記圧縮によって非圧縮時の10%〜80%になることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の螺旋管用帯状部材。
- 前記発泡シール部材の非圧縮時の断面積S1と前記圧縮後の断面積S2との比(S1/S2)が、発泡シール部材の発泡倍率の0.5〜5倍であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の螺旋管用帯状部材。
- 螺旋状に巻回されて一周違いに隣接する一対の縁部どうしが接合された帯状部材からなる螺旋管であって、
前記帯状部材が、
前記一対の縁部のうち一方に沿って形成された第1嵌合部と、
前記一対の縁部のうち他方に沿って形成された第2嵌合部と、
前記第1、第2嵌合部間に設けられた発泡材からなる発泡シール部材と、を備え、
前記第1嵌合部及び第2嵌合部の一方には、他方に形成された嵌合凸条が嵌る嵌合溝が形成されており、
前記発泡シール部材が、前記嵌合溝に詰められるとともに前記嵌合凸条によって圧縮されて、前記嵌合溝の内面と前記嵌合凸条との間の隙間内に収まり、かつ該圧縮によってシール性が発現されていることを特徴とする螺旋管。
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|---|---|---|---|
| JP2017061716A JP6805041B2 (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 螺旋管用帯状部材及び螺旋管 |
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| JP2017061716A JP6805041B2 (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 螺旋管用帯状部材及び螺旋管 |
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| JP2018161859A JP2018161859A (ja) | 2018-10-18 |
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