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JP6818205B2 - トランスボックス用化粧フィルム貼付け治具 - Google Patents
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JP6818205B2 - トランスボックス用化粧フィルム貼付け治具 - Google Patents

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Description

本発明は、電線地中化に伴って地上に設置されるトランスボックスの装飾に用いて好適なトランスボックス用化粧フィルム貼付け治具に関するものである。
近年、景観の改善、防災(電柱倒壊の防止)、路上スペースの確保等のため、電線を地中化し、電力送電用の電柱をなくすことが行われている。一方、電線を地中化した場合でも、トランス(変圧機)は地上に設置する必要があり、このため例えば幹線道路の歩道上に、所定間隔毎に、前記トランスやその他の機器を収納したトランスボックスが設置される。トランスボックスの表面には、多数の小さい凸部を一面に設けてなる貼り付け防止面が設けられている場合が多い。貼り付け防止面は、前記多数の凸部を設けることによって、チラシやポスターやその他の各種広告用紙等の貼り紙を貼り付けることができないように(又は容易に剥がれるように)するために設けられている。
しかし、一方で、前記貼り付け防止面を含むトランスボックスの表面に、スプレーや刷毛等によって、各種落書きを行ういたずらについては、これを防止することができなかった。特に貼り付け防止面は、凸凹状なので、平面状の部分に比べて、前記落書きを取り除くことがより一層困難であり、対策が急がれていた。上記落書き等を防止する方法として、トランスボックス表面への通常の塗装の上に、透明なクリア塗料を再度塗布しておくことで、その表面を滑らかにし、これによって落書きした塗料を除去し易くしたり、貼り紙をさらに貼り付けにくくしたりする方法も考えられている。しかし、この方法を用いても、落書きや貼り紙を行うこと自体を防止する効果は限定的であった。
そこで、上記落書き等を防止するさらに有効な方法として、例えば特許文献1に示すように、化粧フィルムをトランスボックスの貼り付け防止面に貼り付ける方法が考えられている。即ち、各種デザインを施した化粧フィルムを、トランスボックスの貼り付け防止面の凹凸面に対応して密着するように貼り付ける方法である。このように化粧フィルムを直接トランスボックスの表面に密着して貼り付けて装飾すれば、落書き等のいたずらをしようとする行為に心理的な抑制が働き、前記いたずら等を効果的に防止することができる。
以上のように、上記化粧フィルムは、落書き等のいたずらを効果的に防止することができるので、その普及が進んでいる。このため、上記化粧フィルムには、さらなる美感の向上が求められていた。
また、凹凸面を有するトランスボックス表面への化粧フィルムの密着した貼り付けは、従来容易とはいえなかった。即ち従来、凹凸の無い面に化粧フィルムを貼り付ける際は、ヘラのようなスキージを用いていたが、凹凸のある面に化粧フィルムを貼り付ける場合は、従来よりも薄い化粧フィルムを使用する必要があるばかりか、前記スキージでは凹凸面を均一に押圧することができなかった。即ち、スキージでは、凸の部分のみを強く押してしまうことになり、凸となっている部分とその周囲の凹となっている部分の間において、化粧フィルムが密着しない(又は貼り付け時は密着していてもその後経時的に剥がれてしまう)部分が生じてしまう虞があった。このため、スキージに代えて、凹凸面に薄い化粧フィルムを均一に押し付け圧着することができる施工治具が求められていた。
実用新案登録第3198432号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、トランスボックスへの密着性を向上させることができるトランスボックス用化粧フィルム貼付け治具を提供することにある。
発明は、地中に埋設した電線の変圧を行うトランスを収納するトランスボックスの表面に、トランスボックス用化粧フィルムを押し付けて貼り付けるトランスボックス用化粧フィルム貼付け治具であって、前記トランスボックス用化粧フィルム貼付け治具は、少なくとも外周部分が弾性体からなるローラと、前記ローラの回転軸の両端を前記ローラの左右両側面側でそれぞれ軸支する一対のアーム部と、前記ローラの外周面に対向する位置に配置されると共に前記一対のアーム部を一体に固定する把持部とを有する治具本体部とを具備し、前記把持部は、前記ローラの外周面の回転方向に沿う方向に向かって前後に伸びる形状を有すると共に、前記伸びた先端部分に指保護用弾性部を設けたことを特徴としている。
トランスボックス用化粧フィルム(以下「化粧フィルム」という)をトランスボックスの表面に当接し、次に本発明に係るトランスボックス用化粧フィルム貼付け治具の把持部の外周面側を手に持って、ローラの外周面を化粧フィルムに押し当て、化粧フィルムをトランスボックスの表面に押し付けながらローラを回転させることで、トランスボックスの表面に化粧フィルムを密着させていく。その際、トランスボックスの表面に凹凸があっても、弾性体からなるローラの表面が前記凹凸に対応して凹んだり突出したりすることでこれに追従し、これによって化粧フィルムを前記トランスボックスの表面の凹凸に対応して密着させることができる。弾性体としては、ゴムやスポンジ等、各種の弾性体が考えられる。
また、把持部は、ローラの外周面の回転方向に沿う方向に向かって前後に伸びているので、掌に略ぴったり包まれて把持し易く、さらに指保護用弾性部を設けているので、力を加えても手の指の特定箇所に無理な力が集中せず、強い力で化粧フィルムを押圧することができる。
発明にかかるトランスボックス用化粧フィルム貼付け治具によれば、トランスボックス用化粧フィルムのトランスボックスへの密着性を向上させることができる。
化粧付きトランスボックス1の一設置例を示す概略斜視図である。 化粧付きトランスボックス1を示す斜視図である。 化粧付きトランスボックス1の製造方法説明図である。 表面15の一部を拡大して示す要部拡大斜視図である。 化粧フィルム30の構造を示す拡大概略断面図である。 トランスボックス用化粧フィルム貼付け治具100を示す図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は右側面図、図6(c)は平面図、図6(d)は底面図である。 貼付け治具100を用いて化粧フィルム30をトランスボックス1の表面15に貼り付ける手順を示す図である。 貼付け治具100の把持部161を把持する手の状態を示す図である。 他のトランスボックス用化粧フィルム貼付け治具100を示す図である。 他のトランスボックス用化粧フィルム貼付け治具100を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本考案の一実施形態にかかるトランスボックス用化粧フィルム(以下単に「化粧フィルム」という)30を貼り付けた化粧付きトランスボックス1の一設置例を示す概略斜視図である。同図に示すように、化粧付きトランスボックス1は、車道10両側の歩道11上(地上)に、所定間隔毎に設置されている。化粧付きトランスボックス1内には、歩道11の地下(地中)に埋設された電線の途中に接続されて、送電されてきた電力の電圧を変圧するトランスやその他の機器が収納されている。化粧付きトランスボックス1は、トランスボックス1Aの表面に所望の化粧(下記するデザイン面31と縁部分33)を施して構成されている。
図2は1つの化粧付きトランスボックス1を示す斜視図である。同図に示すように、化粧付きトランスボックス1は、箱型形状であって、歩道11の進行方向に沿う両側面(車道10側を向く表面13と歩道11側を向く表面15)の面積が大きくなる形状に形成されている。歩道側を向く表面15は、これを左右に観音開きできるようにするため、一対の開閉扉16a、16bとなっている。
そして、化粧付きトランスボックス1の表面15には、化粧が施された本実施形態に係る化粧フィルム30が密着して貼り付けられ、これによって表面15が装飾されている。即ち化粧フィルム30によって、黒色や茶色の単一色からなる無味乾燥なトランスボックス1Aが装飾され、街の景観の向上に寄与できるようになる。表面15を構成する2枚の開閉扉16a,16bの間には隙間S1部分があり、化粧フィルム30もこの隙間S1部分で2枚(第1フィルム部30−1と第2フィルム部30−2)に分割されている。ここで実際には、化粧付きトランスボックス1の表面15の略全面には、図4に拡大して示すように、多数の凸部17が等間隔に形成され、この多数の凸部17を形成した部分全体(表面15の略全面)を貼り付け防止面19としている。
図3は、化粧付きトランスボックス1の製造方法説明図である。同図に示すように、化粧付きトランスボックス1を構成するには、化粧フィルム30を用意する。化粧フィルム30は、下記するような多層構造のフィルムであり、熱可塑性の材質からなっている。化粧フィルム30は、その全面が化粧面となっており、各種デザイン(図柄、模様等)を行ったデザイン面31と、デザイン面31の周囲を囲む所定幅の縁部分33とを有している。デザイン面31は、所望の各種図柄や模様、文字、色彩、広告用のデザイン等、所望の自由なデザインであればよい。一方、縁部分33は、化粧フィルム30の外周縁に沿うように形成されており、この例の場合は、その色彩を、化粧フィルム30の周囲のトランスボックス1の色彩と同一色(又は同系色)の色彩としている。
図5は、化粧フィルム30の構造を示す拡大概略断面図である。同図に示すように、化粧フィルム30は、基材フィルム43と加飾用印刷層49と保護フィルム51とを具備して構成されており、貼り付け前には、基材フィルム43の下面に剥離紙41が、保護フィルム51の上面にアプリケーションテープ57が、積層して取り付けられている。
基材フィルム43は、基材フィルム本体47の下面全体に粘着剤層45を形成して構成されている。粘着剤層45は、この化粧フィルム30を化粧付きトランスボックス1の表面15に貼り付けるのに十分な粘着強度を有するアクリル系の感圧型恒久接着タイプの白色の接着材料によって構成されている。基材フィルム本体47は、この例では、可撓性を有する熱可塑性の不透明な白色のアクリルフィルムによって構成されている。この基材フィルム本体47は、不透明な白色とすることで、高い下地隠蔽性を有している。そしてその上面(粘着剤層45を設けた反対側の面)は、対応するプリンタによる高画質のグラフィック作成が可能な仕上げ面に形成されている。
加飾用印刷層49は、例えばインクジェットプリンタを用いて溶剤をインクジェット方式で印刷することによって形成される。前述のように、この実施形態では、基材フィルム本体47が不透明な白色フィルムなので、その上に印刷を行った場合、高画質で鮮明な印刷を行うことができる。
保護フィルム51は、保護フィルム本体55の下面全体に粘着剤層53を形成して構成されている。粘着剤層53は、保護フィルム本体55を前記加飾用印刷層49に貼り付けるのに十分な粘着強度を有するアクリル系の感圧型恒久接着タイプの透明な接着材料によって構成されている。保護フィルム本体55は、この例では、可撓性を有する熱可塑性の透明なアクリルフィルムによって構成されている。保護フィルム本体55は、長期にわたる屋外耐久性を有しており、前記加飾用印刷層49を覆うことによって、紫外線等から加飾用印刷層49を保護し、また化粧フィルム30の表面の物理的強度並びに耐久・耐候性を向上し、加飾用印刷層49の脱落を防止している。そしてその上面(粘着剤層53を設けた反対側の面)は、艶消し仕上げとしている。なお、アプリケーションテープ57は、透明なオレフィンフィルムによって形成されている。また剥離紙41は、その両面がポリエチレンコートされた紙で構成されている。
化粧フィルム30は、剥離紙41を取り付けた基材フィルム43の上面に、インクジェットプリンタによって所望のデザインの加飾用印刷層49を形成し、次に、加飾用印刷層49の上面に、アプリケーションテープ57を取り付けた保護フィルム51を積層してその粘着剤層53を貼り付けて一体化することによって製造される。化粧フィルム30は、基材フィルム43として白色系のフィルムを用い、その上に加飾用印刷層49を形成するので、加飾印刷層49が引き立ち、装飾性を向上することができる。さらに加飾用印刷層49の上に透明フィルムからなる保護フィルム51を積層するので、加飾用印刷層49がクリアに浮き上がり、さらにその装飾性が向上する。
ここで、上記化粧フィルム30の他の実施形態として、下記する各種材質のものもある。即ち、上記実施形態では、化粧フィルム30の基材フィルム本体47として、可撓性を有する不透明な白色のアクリルフィルムを用い、また粘着剤層45として、アクリル系の感圧型恒久接着タイプの白色の接着材料を用い、一方、保護フィルム51の保護フィルム本体55として、可撓性を有する透明なアクリルフィルムを用い、また粘着剤層53として、アクリル系の感圧型恒久接着タイプの透明な接着材料を用いたが、それらの代わりに、例えば、化粧フィルム30の基材フィルム本体47として、可撓性を有する熱可塑性の不透明な白色のポリ塩化ビニルフィルムを用い、また粘着剤層45として、アクリル系の感圧型再剥離タイプのグレー色の接着材料を用い、一方、保護フィルム51の保護フィルム本体55として、可撓性を有する熱可塑性の透明なポリ塩化ビニルフィルムを用い、また粘着剤層53として、アクリル系の感圧型接着タイプの透明な接着材料を用いてもよい。
さらに、基材フィルム本体47としてウレタンフィルム、保護フィルム本体55としてウレタンフィルムを用いても良いし、基材フィルム本体47としてオレフィン系フィルム、保護フィルム本体55としてオレフィン系フィルムを用いても良いし、基材フィルム本体47としてポリ塩化ビニルフィルム、保護フィルム本体55としてフッ素樹脂フィルムを用いても良いし、基材フィルム本体47としてウレタン樹脂フィルム、保護フィルム本体55としてポリ塩化ビニルフィルムを用いても良い。さらに言えば、基材フィルム本体47としてオレフィン系フィルム、アクリル系フィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ウレタンフィルム、フッ素フィルムの内の何れか、保護フィルム本体55としてオレフィン系フィルム、アクリル系フィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ウレタンフィルム、フッ素フィルムの内の何れかを用いても良い。
図6は、化粧フィルム30をトランスボックス1の表面15に貼り付ける際に使用するトランスボックス用化粧フィルム貼付け治具(以下単に「貼付け治具」という)100を示す図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は右側面図、図6(c)は平面図、図6(d)は底面図である。同図に示すように、貼付け治具100は、弾性を有する略円柱形状のローラ110と、前記ローラ110を回転自在に保持する治具本体部150と、を有して構成されている。また治具本体部150は、前記ローラ110をその左右両側面側で軸支する一対のアーム部151と、前記ローラ110の外周面(化粧フィルム押圧面)133に対向する位置に配置されると共に前記一対のアーム部151を一体に固定する把持部161と、を有して構成されている。
ローラ110は、略円柱形状であって、その回転中心部分に設置される図示しない軸支部材の周囲に、弾性体131を取り付けて構成されている。軸支部材は、図示はしないが、その中心に設置される略円柱形状の硬質材料(例えば金属や合成樹脂等)からなる心棒と、心棒の外周に回転自在に設置される略円筒状の硬質材料(例えば金属や合成樹脂等)からなる回転体とを具備して構成されている。心棒の両端には、メネジからなる取付穴が形成されている。弾性体131は、円筒状であって、ゴム又はスポンジ等からなる弾性体によって構成されている。そして弾性体131の中央の孔に前記回転体を挿入して一体に回転する構成となっている。弾性体131の外周面は、化粧フィルム押圧面133となっている。化粧フィルム押圧面133は、図6(b)に示すように、幅方向に向かって直線状に形成されている。
治具本体部150の一対のアーム部151は、何れも平板状であって、前記ローラ110の左右両側面に対して所定の隙間を介して平行に対向して配置されている。各アーム部151の下部には、オネジからなる取付部材155のネジ部分を挿入する取付孔(図示せず)が設けられている。そして、アーム部151の外面側からその取付孔内に、取付部材155のネジ部分を挿入し、さらに前記ローラ110の心棒の端面に設けたメネジに螺合して固定する。これによって、ローラ110(その弾性体131と回転体の部分)は、両アーム部151(及びローラ110の心棒)に対して回転自在に軸支される。
治具本体部150の把持部161は、平板状であって、前記ローラ110の外周面(化粧フィルム押圧面)133の曲率半径よりも大きい曲率半径で円弧状に湾曲する形状に形成されている。そしてこの治具本体部130は、上から見て略小判形状(長円形状、略長方形状)であり、ローラ110の外周面(化粧フィルム押圧面)133の回転方向に沿う方向に向かって前後に伸びる長尺の形状を有している。さらに把持部161の前記伸びた両先端部分の外縁は、円弧状に形成されており、この外縁部分に沿って、これを包み込む指保護用弾性部163が設けられている。指保護用弾性部163は、ゴム材などからなる弾性材料によって構成されている。
以上のように構成された貼付け治具100を用いて、化粧フィルム30をトランスボックス1の表面15に貼り付ける手順について説明する。まず、図5に示す化粧フィルム30の剥離紙41を剥がしながら、その粘着剤層45をトランスボックス1の表面15に貼り付ける。このとき、表面15の略全面には、前述のように、多数の凸部17が形成されているので、前記粘着剤層45は各凸部17の先端部分に貼り付いている状態(仮接着の状態)となる。次に、前記図5に示すアプリケーションテープ57を剥がしながら、図7に示すように、露出した保護フィルム51の上からドライヤー等の加熱手段170で熱風Haを当てて化粧フィルム30を軟化させながら、同時に貼付け治具100のローラ110の化粧フィルム押圧面133を軟化した化粧フィルム30の表面に押し当てて、満遍なく表面15に押し付けて、転がしていく。これによって化粧フィルム30のローラ110によって押圧されている部分全体が、表面15に密着するように変形しながらその粘着剤層45によって接着されていく。ローラ110の化粧フィルム押圧面133は、弾性を有しているので、これを表面15に押圧した際、表面15の凹凸形状に合わせて変形して密着する。このため化粧フィルム30を、容易かつ確実に、表面15の凹凸形状に合わせて変形させて密着して接着することができる。上記貼付け治具100による密着作業を、化粧フィルム30の全体にわたって行うことで、上記貼り付け作業を終了する。
ところで、上記貼付け治具100による化粧フィルム30の貼り付け作業の際、貼付け治具100の把持部161を把持する手は、図8に点線で示すようになる。即ち、人差し指と中指の第2関節の部分を折り曲げて、第2関節から指先側の部分で把持部161の一方の指保護用弾性部163の部分を押え、同時に親指の指先の腹の部分を把持部161の側面又はアーム部151の外側面を押え、薬指と小指で反対側の把持部161の側面又は反対側のアーム部151の外側面を押え、さらに掌の腹の部分を把持部161の上面に押し当てる。このように、貼付け治具100は、その治具本体部150を手によって多方向からを押えることができる形状としているので、貼付け治具100の手による保持が確実になり、且つ掌全体で把持部161を上から押さえることができてローラ110を化粧フィルム30に押圧する力を安定して大きく維持することができる。また人差し指と中指が当たる把持部161の先端辺部分に指保護用弾性部163を形成しているので、把持部161を強い力で把持しても指が痛くならず、さらにしっかりと治具本体部150を把持して固定することができる。
そして、以上のようにして表面15に密着して貼り付いた化粧フィルム30の前記図2に示す隙間S1に対向している部分を、隙間S1の中央部分でカッター等によってカットし、化粧フィルム30を第1フィルム部30−1と第2フィルム部30−2に分離する。このとき隙間S1内に位置している化粧フィルム30のカット辺部分を、隙間S1内の対向する開閉扉16a、16bの側面に折り返して接着する。このようにすれば、化粧フィルム30のカット辺が隙間S1内に入り込み、外部からは見えなくなり(見えにくくなり)、フィルム30を貼り付けてあることが、より認識できず、好適である。
ところで、上述のように、貼付け治具100のローラ110の化粧フィルム押圧面133は、図6(b)に示すように、幅方向に向かって直線状に形成されている。これによってローラ110の全幅分の表面15への押圧力はほぼ均一になる。これによって化粧フィルム30上にローラ110を押圧しながら転がしていくだけで、押圧したローラ110の全幅分の化粧フィルム30を表面15に確実に接着することができる。そしてさらに、図9に示す貼付け治具100のローラ110のように、化粧フィルム押圧面133を、幅方向に向かって中央部分が凹む弧状に形成しても良い。これは、中央部分に比べてその両端部分は、その外側に弾性体が存在しないため、表面15を押圧した際、弾性力が弱くなる傾向にあるので、両端部分の厚みを増すことで、その分の弾性力を強くし、これによって幅方向全体としての弾性力をさらに均一化するためである。一方、図10に示す貼付け治具100のローラ110のように、化粧フィルム押圧面133を、幅方向に向かって中央部分が突出する弧状に形成することも可能であるが、このように構成した場合は、表面15を押圧した際の押圧力が中央部分に集中してしまって、押圧面全体の均一な押圧ができなくなり、また表面15を押圧した際に貼付け治具100が左右(矢印A方向)にぶれ易くなる虞がある。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では、基材フィルム本体47として白色のフィルムを用いているが、場合によっては白色以外の有色系フィルムを用いても良い。またフィルム全体を有色にする代わりに、透明なフィルムの表面に有色系の印刷を行ったフィルムを用いても良い。但し、加飾印刷層49を効果的に表示するためには、白色のフィルムがより好ましい。化粧フィルム30の外形形状は矩形状に限られず、他の各種外形形状でも良いことは言うまでもない。また、上記記載及び各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1 化粧付きトランスボックス
1A トランスボックス
15 表面
30 化粧フィルム(トランスボックス用化粧フィルム)
43 基材フィルム
49 加飾用印刷層
51 保護フィルム
41 剥離紙
57 アプリケーションテープ
100 貼付け治具(トランスボックス用化粧フィルム貼付け治具)
110 ローラ
111 回転軸
133 外周面(化粧フィルム押圧面)
150 治具本体部
151 アーム部
161 把持部
163 指保護用弾性部

Claims (1)

  1. 地中に埋設した電線の変圧を行うトランスを収納するトランスボックスの表面に、トランスボックス用化粧フィルムを押し付けて貼り付けるトランスボックス用化粧フィルム貼付け治具であって、
    前記トランスボックス用化粧フィルム貼付け治具は、
    少なくとも外周部分が弾性体からなるローラと、
    前記ローラの回転軸の両端を前記ローラの左右両側面側でそれぞれ軸支する一対のアーム部と、前記ローラの外周面に対向する位置に配置されると共に前記一対のアーム部を一体に固定する把持部とを有する治具本体部とを具備し、
    前記把持部は、前記ローラの外周面の回転方向に沿う方向に向かって前後に伸びる形状を有すると共に、前記伸びた先端部分に指保護用弾性部を設けたことを特徴とするトランスボックス用化粧フィルム貼付け治具。
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