以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのかご天井装置を示す縦断面図である。また、図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図において、エレベータのかご天井装置1は、エレベータのかごの上部に配置されている。また、かご天井装置1は、図示しないかご床の四隅に立てられた4本の縦柱のそれぞれの上端部に支持されている。これにより、かご天井装置1は、かご床の上方に配置されている。
かご天井装置1及びかご床には、かごの内部の空間を形成するかご壁2が固定されている。かご壁2の上端部は、かご天井装置1の外周部に固定されている。かご壁2の下端部は、かご床に固定されている。
かご壁2は、一対の側面壁2aと、正面壁2bと、背面壁2cとを有している。一対の側面壁2aは、図2に示すように、かごの幅方向について互いに対向している。正面壁2bと背面壁2cとは、図1に示すように、かごの奥行き方向について互いに対向している。正面壁2bには、かご出入口3が設けられている。かご出入口3の間口方向は、かごの幅方向と一致している。正面壁2bは、かご出入口3の左右両側に位置する一対の袖壁部を有している。
かご天井装置1は、天井ユニット4と、天井ユニット4に保持されている第1の中間照明ユニット5とを有している。
天井ユニット4は、各縦柱のそれぞれの上端部に支持されている上枠6と、上枠6に複数の天井板部材として保持されている第1の天井板部材7及び第2の天井板部材8とを有している。
図3は、図1の上枠6を示す上面図である。また、図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。さらに、図5は、図3のV−V線に沿った断面図である。上枠6は、互いに平行に配置されている一対の第1梁9と、一対の第1梁9のそれぞれの一端部同士を連結している第2梁10と、一対の第1梁9のそれぞれの他端部同士を連結している第3梁11と、第2梁10と第3梁11との間に配置されている第1の中間梁12とを複数の梁として有している。第1の中間梁12は、一対の第1梁9のそれぞれの中間部同士を連結している。上枠6は、各第1梁9、第2梁10、第3梁11及び第1の中間梁12をそれぞれ水平にして配置されている。
この例では、一対の第1梁9のそれぞれがかごの奥行き方向に沿って配置されている。また、この例では、第2梁10、第3梁11及び第1の中間梁12のそれぞれがかごの幅方向に沿って配置されている。さらに、この例では、図2に示すように、各第1梁9が各側面壁2aの上方に側梁としてそれぞれ配置されている。また、この例では、図1に示すように、第2梁10がかご出入口3の上方に前梁として配置され、第3梁11が背面壁2cの上方に後梁として配置されている。
一対の第1梁9のそれぞれは、図5に示すように、水平に配置された下板部9aと、下板部9aの上方に位置する上板部9bと、下板部9a及び上板部9b間を繋ぐ側板部9cとを有している。また、第1梁9の長手方向に直交する平面における第1梁9の断面形状は、下板部9a、上板部9b及び側板部9cによってU字状になっている。これにより、一対の第1梁9のそれぞれには、下板部9a、上板部9b及び側板部9cによって形成された溝が第1梁9の長手方向に沿って設けられている。一対の第1梁9は、各第1梁9のそれぞれの溝の開放部をかごの幅方向に互いに対向させた状態で配置されている。
第2梁10は、図4に示すように、水平に配置された下板部10aと、下板部10aから上方へ突出している側板部10bとを有している。また、第2梁10の長手方向に直交する平面における第2梁10の断面形状は、下板部10a及び側板部10bによってL字状になっている。
第3梁11は、水平に配置された下板部11aと、下板部11aから上方へ突出している側板部11bとを有している。また、第3梁11の長手方向に直交する平面における第3梁11の断面形状は、下板部11a及び側板部11bによってL字状になっている。
第2梁10及び第3梁11は、図4に示すように、第2梁10及び第3梁11のそれぞれの下板部10a,11aをかごの奥行き方向に互いに対向させた状態で配置されている。各第1梁9、第2梁10及び第3梁11のそれぞれの下面は、同一の水平面に位置している。また、各第1梁9、第2梁10及び第3梁11のそれぞれの下面は、上枠6の下面を構成している。
第1の中間梁12は、図4に示すように、水平に配置された上板部12aと、上板部12aの両側部からそれぞれ下方へ突出している一対の側板部12bとを有している。また、第1の中間梁12の長手方向に直交する平面における第1の中間梁12の断面形状は、上板部12a及び一対の側板部12bによってU字状になっている。これにより、第1の中間梁12には、上板部12a及び一対の側板部12bによって形成された第1の凹部としての溝13が第1の中間梁12の長手方向に沿って設けられている。第1の中間梁12は、第1の中間梁12の溝13を下方に向けて配置されている。この例では、第1の中間梁12の高さ方向のどの位置でも第1の中間梁12の幅寸法が一定となっている。また、この例では、図5に示すように、第1の中間梁12の両端部が一対の第1梁9のそれぞれの下板部9aの上面に載せられている。これにより、この例では、第1の中間梁12の下面の位置が各第1梁9の下面よりも高い位置となっている。また、この例では、上枠6を上から見たときの第1の中間梁12の面積が0.12m2以下になっている。即ち、第1の中間梁12の幅方向寸法W1と、第1の中間梁12の長手方向寸法L1との積、即ちW1×L1の値が0.12m2以下になっている。
上枠6には、図3に示すように、一対の第1梁9、第2梁10、第3梁11及び第1の中間梁12のうち、4つの梁でそれぞれ囲まれた第1の開口部14及び第2の開口部15が複数の開口部として形成されている。第1の開口部14は、一対の第1梁9、第2梁10及び第1の中間梁12で囲まれている。第2の開口部15は、一対の第1梁9、第3梁11及び第1の中間梁12で囲まれている。第1及び第2の開口部14,15のそれぞれの形状は、四角形状である。
第1及び第2の天井板部材7,8は、図1〜図3に示すように、第1及び第2の開口部14,15にそれぞれ個別に配置されている。第1の天井板部材7は、第1の天井板部材7が配置された第1の開口部14を囲む4つの梁のそれぞれに保持されている。即ち、第1の天井板部材7は、一対の第1梁9、第2梁10及び第1の中間梁12のそれぞれに保持されている。第2の天井板部材8は、第2の天井板部材8が配置された第2の開口部15を囲む4つの梁のそれぞれに保持されている。即ち、第2の天井板部材8は、一対の第1梁9、第3梁11及び第1の中間梁12のそれぞれに保持されている。
第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれは、本体板部21と、本体板部21の外周部に設けられた4つの取付部22とを有している。本体板部21及び4つの取付部22は、一枚の単一板を折り曲げることによって一体に形成されている。
第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれは、本体板部21を水平にした状態で上枠6に保持されている。また、第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの下面の位置は、上枠6の下面よりも低い位置となっている。この例では、第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの本体板部21の全体が上枠6の下面よりも低い位置に配置されている。本体板部21の下面は、かごの内部の空間に露出する天井意匠面である。本体板部21の上面は、作業者が乗ることが可能な天蓋面である。
第1の天井板部材7の本体板部21の形状は、第1の開口部14の形状に合わせた四角形状になっている。第2の天井板部材8の本体板部21の形状は、第2の開口部15の形状に合わせた四角形状になっている。即ち、各天井板部材の本体板部21の形状は、天井板部材が配置される開口部の形状に合わせた形状になっている。
4つの取付部22は、四角形状の本体板部21の4つの辺に個別に設けられている。各天井板部材における4つの取付部22は、天井板部材が配置された開口部を囲む4つの梁にそれぞれ取り付けられている。即ち、第1の天井板部材7における4つの取付部22は、第1の開口部14を囲む各第1梁9、第2梁10及び第1の中間梁12にそれぞれ取り付けられている。また、第2の天井板部材8における4つの取付部22は、第2の開口部15を囲む各第1梁9、第3梁11及び第1の中間梁12にそれぞれ取り付けられている。
各取付部22は、本体板部21の4つの辺に沿って配置されている。また、各取付部22は、本体板部21から上方へ突出する縦板部22aと、縦板部22aの上端部から本体板部21の外側へ水平に突出する横板部22bとを有している。縦板部22a及び横板部22bは、板のZ曲げによって形成されている。各取付部22は、横板部22bを梁に載せた状態で当該梁に取り付けられている。
第1の天井板部材7は、一対の第1梁9のそれぞれの下板部9aの上面、第2梁10の下板部10aの上面及び第1の中間梁12の上板部12aの上面に4つの取付部22のそれぞれの横板部22bを載せた状態で上枠6に保持されている。第2の天井板部材8は、一対の第1梁9のそれぞれの下板部9aの上面、第3梁11の下板部11aの上面及び第1の中間梁12の上板部12aの上面に4つの取付部22のそれぞれの横板部22bを載せた状態で上枠6に保持されている。
第1の中間梁12の上板部12aの上面の位置は、各下板部9a,10a及び11aの上面よりも高い位置である。第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれでは、図1に示すように、本体板部21が水平に配置されるように、第1の中間梁12に取り付けられている取付部22の縦板部22aの高さが他の3つの取付部22の縦板部22aの高さよりも高くなっている。
第1梁9に取り付けられている取付部22の横板部22bは、第1梁9の下板部9aに締結具によって固定されている。第1梁9に取り付けられている取付部22の縦板部22aには、図2に示すように、かごの側面壁2aの上端部が締結具によって固定されている。
第2梁10に取り付けられている取付部22の横板部22bは、第2梁10の下板部10aに締結具によって固定されている。第2梁10に取り付けられている取付部22の縦板部22aには、図1に示すように、かごの正面壁2bの上端部が締結具によって固定されている。
第3梁11に取り付けられている取付部22の横板部22bは、第3梁11の下板部11aに締結具によって固定されている。第3梁11に取り付けられている取付部22の縦板部22aには、図1に示すように、かごの背面壁2cの上端部が締結具によって固定されている。
第1の中間梁12に取り付けられている取付部22の横板部22bは、第1の中間梁12の上板部12aに締結具によって固定されている。第1の中間梁12に取り付けられている取付部22の縦板部22aの下部の位置は、第1の中間梁12の下面の位置よりも低い位置となっている。これにより、第1の中間梁12を挟んで配置されている2つの縦板部22aのそれぞれの下部は、第1の中間梁12の下方の空間を介して互いに対向している。即ち、第1の中間梁12を挟んで配置されている第1及び第2の天井板部材7,8の間には、第1の中間梁12の下方に存在する空間が介在している。
天井ユニット4は、上枠6、第1の天井板部材7及び第2の天井板部材8が組み立てられることにより製造される。上枠6、第1の天井板部材7及び第2の天井板部材8は、かご天井装置1の出荷時又はかご天井装置1の据付時に組み立てられる。
第1の中間照明ユニット5は、第1及び第2の天井板部材7,8の間に配置されている。また、第1の中間照明ユニット5は、第1の中間梁12の下方に配置されている。第1の中間照明ユニット5は、かごの内部の空間に対する照明を行う。この例では、第1の中間照明ユニット5が第1の中間梁12の長手方向に沿って配置されている。また、この例では、第1の中間照明ユニット5の下面が第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの下面、即ち天井意匠面と同一の水平面に位置している。第1の中間照明ユニット5の下面は、第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの下面よりも高い位置に位置していてもよい。第1の中間照明ユニット5は、第1の中間梁12を挟んで配置されている2つの縦板部22aのそれぞれに締結具によって固定されている。
このようなかご天井装置1では、4つの梁でそれぞれ囲まれた第1及び第2の開口部14,15が複数の開口部として上枠6に形成されている。また、第1の開口部14に配置された第1の天井板部材7が第1の開口部14を囲む4つの梁のそれぞれに保持され、第2の開口部15に配置された第2の天井板部材8が第2の開口部15を囲む4つの梁のそれぞれに保持されている。このため、かごの平面サイズが大きくなっても、かごの平面サイズよりも小さいサイズの第1及び第2の天井板部材7,8を複数の天井板部材として上枠6に保持することができる。これにより、天井ユニット4の剛性の低下を抑制することができる。従って、作業者が天井ユニット4に乗った場合でも、天井ユニット4を変形しにくくすることができる。また、第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれによって天井ユニット4の剛性の低下が抑制されることから、かごの内部の空間に露出する天井意匠面と、作業者が乗る天蓋面とを共通の天井板部材に形成することができる。このため、かご天井装置1の部品点数を削減することができ、かご天井装置1のコストの低減化、かご天井装置1の軽量化及びかご天井装置1の製造作業の効率化を図ることができる。
また、本体板部21の外周部に設けられた4つの取付部22は、本体板部21から上方へ突出する縦板部22aと、縦板部22aから本体板部21の外側へ突出する横板部22bとを有している。このため、第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの剛性を高めることができる。また、縦板部22aにかご壁2の上端部を固定することができる。このため、かご壁2に対するかご天井装置1の固定部としての機能を縦板部22aに持たせることができ、かご天井装置1の部品点数をさらに減らすことができる。さらに、横板部22bを梁に載せた状態で各取付部22を梁に取り付けることにより、取付部22を梁に固定する締結具が緩んだり外れたりした場合でも、第1及び第2の天井板部材7,8が上枠6から落下することを防止することができる。
また、第1の中間照明ユニット5は、第1の中間梁12を挟んで配置されている第1及び第2の天井板部材7,8の間に配置され、かつ第1の中間梁12の下方に配置されている。このため、第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの下面の高さから第1の中間照明ユニット5の一部がかごの内部の空間へ突出することを防止することができる。これにより、かごの内部の空間でのかご天井装置1の意匠性の向上を図ることができる。また、かごの内部の空間に入った運搬物が第1の中間照明ユニット5に当たることを防止することができる。これにより、第1の中間照明ユニット5の破損の防止を図ることもできる。さらに、第1の中間照明ユニット5が第1の中間梁12の下方に配置されていることから、第1の中間照明ユニット5を配置するスペースを第1及び第2の天井板部材7,8に新たに確保する必要がなくなる。従って、第1の中間照明ユニット5が天井ユニット4に設置されても第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの天蓋面の広さが狭くなることはない。これにより、かごの上部で作業する作業者のスペースを十分に確保することができる。
また、上枠6を上から見たときの第1の中間梁12の面積は、0.12m2以下である。このため、作業者が第1の中間梁12の上面に立ってバランスをとることができないようにすることができる。これにより、第1の中間梁12の上面よりも低い位置に配置された本体板部21の天蓋面に作業者が乗って作業を行う状態をより確実に確保することができる。従って、かごの上部に設置されているかご上手摺の高さの設定を、天井板部材の本体板部21の天蓋面を基準にして行うことができ、かご上手摺の高さの増大を抑制することができる。これにより、エレベータのオーバヘッド寸法、即ち最上階の床面と昇降路の天井部との間の距離を小さくすることができる。
なお、上記の例では、上枠6に含まれる第1の中間梁12の数が1つとなっている。しかし、上枠6に含まれる第1の中間梁12の数を複数にしてもよい。この場合、複数の第1の中間梁12は、第1梁9の長手方向へ互いに離して配置される。また、この場合、各第1の中間梁12が一対の第1梁9同士をそれぞれ連結する。さらに、この場合、上枠6に形成された複数の開口部のそれぞれに天井板部材が個別に配置される。また、この場合、開口部を囲む4つの梁のそれぞれに天井板部材が保持される。このようにすれば、かごの平面サイズがさらに大きくなっても、各天井板部材のそれぞれのサイズの増大を抑制することができ、天井ユニット4を変形しにくくすることができる。
また、上枠6に含まれる第1の中間梁12の数を複数にした場合、各第1の中間梁12のそれぞれの下方に第1の中間照明ユニット5をそれぞれ配置してもよい。この場合、第1の中間梁12を挟む2つの天井板部材の間に第1の中間照明ユニット5が配置される。このようにすれば、かごの内部の空間において照明の範囲を広げることができる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるエレベータのかご天井装置を示す縦断面図である。かご天井装置1は、天井ユニット4と、天井ユニット4にそれぞれ保持されている第1の中間照明ユニット5及び一対の端部照明ユニット31,32とを有している。第1の中間照明ユニット5及び一対の端部照明ユニット31,32は、かごの内部の空間に対する照明を行う。
天井ユニット4は、上枠6と、上枠6に複数の天井板部材として保持されている第1の天井板部材7及び第2の天井板部材8とを有している。
上枠6は、互いに平行に配置されている一対の第1梁9と、一対の第1梁9のそれぞれの一端部同士を連結している第2梁33と、一対の第1梁9のそれぞれの他端部同士を連結している第3梁34と、第2梁33と第3梁34との間に配置されている第1の中間梁12とを複数の梁として有している。第1の中間梁12は、一対の第1梁9のそれぞれの中間部同士を連結している。上枠6は、各第1梁9、第2梁33、第3梁34及び第1の中間梁12をそれぞれ水平にして配置されている。一対の第1梁9及び第1の中間梁12のそれぞれの構成は、実施の形態1と同様である。
第2梁33は、第1の天井板部材7が取り付けられている梁本体331と、梁本体331から下方へ突出する下方延長部332とを有する照明ユニット設置用梁である。
梁本体331は、水平に配置された上板部331aと、上板部331aの両側部からそれぞれ下方へ突出する一対の側板部331bとを有している。第2梁33の長手方向に直交する平面における梁本体331の断面形状は、上板部331a及び一対の側板部331bによってU字状になっている。これにより、梁本体331には、上板部331a及び一対の側板部331bによって形成された凹部としての溝が第2梁33の長手方向に沿って設けられている。第2梁33は、梁本体331の溝を下方に向けて配置されている。梁本体331の長手方向両端部は、一対の第1梁9のそれぞれの下板部9aの上面に載せられている。
各第1梁9の一端部のそれぞれの下板部9aには、下方延長部332を通す切欠き部が設けられている。下方延長部332は、梁本体331の一対の側板部331bのうち、第1の天井板部材7から遠い側に位置する側板部331bの下端部から下方へ突出している。これにより、第1の天井板部材7の縦板部22aと下方延長部332とは、第2梁33の梁本体331の下方の空間を介して互いに対向している。第2梁33の下方延長部332の外面には、正面壁2bの上端部が締結具によって固定されている。
第3梁34は、第2の天井板部材8が取り付けられている梁本体341と、梁本体341から下方へ突出する下方延長部342とを有する照明ユニット設置用梁である。
梁本体341は、水平に配置された上板部341aと、上板部341aの両側部からそれぞれ下方へ突出する一対の側板部341bとを有している。第3梁34の長手方向に直交する平面における梁本体341の断面形状は、上板部341a及び一対の側板部341bによってU字状になっている。これにより、梁本体341には、上板部341a及び一対の側板部341bによって形成された凹部としての溝が第3梁34の長手方向に沿って設けられている。第3梁34は、梁本体341の溝を下方に向けて配置されている。梁本体341の長手方向両端部は、一対の第1梁9のそれぞれの下板部9aの上面に載せられている。
各第1梁9の他端部のそれぞれの下板部9aには、下方延長部342を通す切欠き部が設けられている。下方延長部342は、梁本体341の一対の側板部341bのうち、第2の天井板部材8から遠い側に位置する側板部341bの下端部から下方へ突出している。これにより、第2の天井板部材8の縦板部22aと下方延長部342とは、第3梁34の梁本体341の下方の空間を介して互いに対向している。第3梁34の下方延長部342の外面には、背面壁2cの上端部が締結具によって固定されている。
第1の天井板部材7の構成は、実施の形態1と同様である。第1の天井板部材7は、一対の第1梁9のそれぞれの下板部9aの上面、第2梁33の上板部331aの上面及び第1の中間梁12の上板部12aの上面に4つの取付部22のそれぞれの横板部22bを載せた状態で上枠6に保持されている。第1の天井板部材7は、第1の天井板部材7の本体板部21が水平になるように上枠6に保持されている。
第2の天井板部材8の構成は、実施の形態1と同様である。第2の天井板部材8は、一対の第1梁9のそれぞれの下板部9aの上面、第3梁34の上板部341aの上面及び第1の中間梁12の上板部12aの上面に4つの取付部22のそれぞれの横板部22bを載せた状態で上枠6に保持されている。第2の天井板部材8は、第2の天井板部材8の本体板部21が水平になるように上枠6に保持されている。
第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの下面は、第2梁33の梁本体331及び第3梁34の梁本体341のそれぞれの下面よりも低い位置に配置されている。この例では、第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの本体板部21の上面及び下面がいずれも、梁本体331,341のそれぞれの下面よりも低い位置に位置している。
一方の端部照明ユニット31は、第2梁33の梁本体331の下方に配置されている。また、一方の端部照明ユニット31は、第1の天井板部材7の縦板部22aと下方延長部332との間に配置されている。この例では、一方の端部照明ユニット31が第2梁33の長手方向に沿って配置されている。また、この例では、一方の端部照明ユニット31の下面、第1の天井板部材7の下面、及び第2梁33の下方延長部332の下面が、同一の水平面に位置している。一方の端部照明ユニット31の下面は、第2梁33の下方延長部332の下面よりも高い位置に位置していてもよい。一方の端部照明ユニット31は、第2梁33に取り付けられた取付部22の縦板部22a、及び第2梁33の下方延長部332のそれぞれに締結具によって固定されている。
他方の端部照明ユニット32は、第3梁34の梁本体341の下方に配置されている。また、他方の端部照明ユニット32は、第2の天井板部材8の縦板部22aと下方延長部342との間に配置されている。この例では、他方の端部照明ユニット32が第3梁34の長手方向に沿って配置されている。また、この例では、他方の端部照明ユニット32の下面、第2の天井板部材8の下面、及び第3梁34の下方延長部342の下面が、同一の水平面に位置している。他方の端部照明ユニット32の下面は、第3梁34の下方延長部342の下面よりも高い位置に位置していてもよい。他方の端部照明ユニット32は、第3梁34に取り付けられた取付部22の縦板部22a、及び第3梁34の下方延長部342のそれぞれに締結具によって固定されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなかご天井装置1では、一方の端部照明ユニット31が、第2梁33の梁本体331の下方に配置され、かつ第2梁33の下方延長部332と第1の天井板部材7との間に配置されている。また、他方の端部照明ユニット32が、第3梁34の梁本体341の下方に配置され、かつ第3梁34の下方延長部342と第2の天井板部材8との間に配置されている。このため、一対の端部照明ユニット31,32を天井ユニット4に設置することができ、かごの内部の空間に対する照明を一対の端部照明ユニット31,32によって行うことができる。また、第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの下面の高さから各端部照明ユニット31,32の一部がかごの内部の空間へ突出することを防止することができる。これにより、かごの内部の空間でのかご天井装置1の意匠性の向上を図ることができる。また、かごの内部の空間に入った運搬物が各端部照明ユニット31,32に当たることを防止することができる。これにより、各端部照明ユニット31,32の破損の防止を図ることもできる。さらに、一方の端部照明ユニット31が第2梁33の梁本体331の下方に配置され、他方の端部照明ユニット32が第3梁34の梁本体341の下方に配置されていることから、各端部照明ユニット31,32を配置するスペースを第1及び第2の天井板部材7,8に新たに確保する必要がなくなる。従って、各端部照明ユニット31,32が天井ユニット4に設置されても第1及び第2の天井板部材7,8のそれぞれの天蓋面の広さが狭くなることはない。これにより、かごの上部で作業する作業者のスペースを十分に確保することができる。
なお、上記の例では、第2梁33及び第3梁34のそれぞれが、梁本体331,341及び下方延長部332,342を有する照明ユニット設置用梁となっているが、第2梁33及び第3梁34のいずれかのみが照明ユニット設置用梁となっていてもよい。この場合、端部照明ユニット31,32は、第2梁33及び第3梁34のうち、照明ユニット設置用梁となっている梁の梁本体の下方にのみ配置される。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3によるエレベータのかご天井装置を示す縦断面図である。また、図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。さらに、図9は、図7のIX−IX線に沿った断面図である。なお、図7は、図8のVII−VII線に沿った断面図である。かご天井装置1は、天井ユニット4と、天井ユニット4にそれぞれ保持されている第1の中間照明ユニット5及び一対の第2の中間照明ユニット41,42とを有している。第1の中間照明ユニット5及び一対の第2の中間照明ユニット41,42は、かごの内部の空間に対する照明を行う。
天井ユニット4は、上枠6と、上枠6に複数の天井板部材として保持されている第1〜第4の天井板部材43〜46とを有している。
図10は、図7の上枠6を示す上面図である。上枠6は、一対の第1梁9と、第2梁10と、第3梁11と、第1の中間梁12と、一対の第2の中間梁51,52とを複数の梁として有している。一対の第1梁9、第2梁10、第3梁11及び第1の中間梁12のそれぞれの構成は、実施の形態1と同様である。
一対の第2の中間梁51,52のそれぞれは、一対の第1梁9の間に配置されている。一方の第2の中間梁51は、第2梁10及び第1の中間梁12のそれぞれの中間部同士を連結している。他方の第2の中間梁52は、第3梁11及び第1の中間梁12のそれぞれの中間部同士を連結している。上枠6は、各第1梁9、第2梁10、第3梁11、第1の中間梁12及び各第2の中間梁51,52をそれぞれ水平にして配置されている。
一方の第2の中間梁51は、図8に示すように、水平に配置された上板部51aと、上板部51aの両側部からそれぞれ下方へ突出している一対の側板部51bとを有している。また、一方の第2の中間梁51の長手方向に直交する平面における第2の中間梁51の断面形状は、上板部51a及び一対の側板部51bによってU字状になっている。これにより、一方の第2の中間梁51には、上板部51a及び一対の側板部51bによって形成された第2の凹部としての溝53が第2の中間梁51の長手方向に沿って設けられている。一方の第2の中間梁51は、第2の中間梁51の溝53を下方に向けて配置されている。この例では、図7に示すように、一方の第2の中間梁51の一端部が第1梁9の下板部9aの上面に載せられ、一方の第2の中間梁51の他端部が第1の中間梁12の側板部12bに接続されている。これにより、この例では、一方の第2の中間梁51の下面の位置が各第1梁9の下面よりも高い位置となっている。
他方の第2の中間梁52は、図9に示すように、水平に配置された上板部52aと、上板部52aの両側部からそれぞれ下方へ突出している一対の側板部52bとを有している。また、他方の第2の中間梁52の長手方向に直交する平面における第2の中間梁52の断面形状は、上板部52a及び一対の側板部52bによってU字状になっている。これにより、他方の第2の中間梁52には、上板部52a及び一対の側板部52bによって形成された第2の凹部としての溝54が第2の中間梁52の長手方向に沿って設けられている。他方の第2の中間梁52は、第2の中間梁52の溝54を下方に向けて配置されている。この例では、図7に示すように、他方の第2の中間梁52の一端部が第1梁9の下板部9aの上面に載せられ、他方の第2の中間梁52の他端部が第1の中間梁12の側板部12bに接続されている。これにより、この例では、他方の第2の中間梁52の下面の位置が各第1梁9の下面よりも高い位置となっている。
この例では、各第2の中間梁51,52の幅寸法が各第2の中間梁51,52の高さ方向のどの位置でも一定となっている。また、この例では、上枠6を上から見たときの各第2の中間梁51,52のそれぞれの面積が0.12m2以下になっている。即ち、各第2の中間梁51,52のそれぞれにおいて、幅方向寸法W2と、長手方向寸法L2との積、即ちW2×L2の値が0.12m2以下になっている。
上枠6には、図10に示すように、一対の第1梁9、第2梁10、第3梁11、第1の中間梁12及び一対の第2の中間梁51,52のうち、4つの梁でそれぞれ囲まれた第1〜第4の開口部55〜58が複数の開口部として形成されている。第1の開口部55は、一方の第1梁9、第2梁10、第1の中間梁12及び一方の第2の中間梁51で囲まれている。第2の開口部56は、他方の第1梁9、第2梁10、第1の中間梁12及び一方の第2の中間梁51で囲まれている。第3の開口部57は、一方の第1梁9、第3梁11、第1の中間梁12及び他方の第2の中間梁52で囲まれている。第4の開口部58は、他方の第1梁9、第3梁11、第1の中間梁12及び他方の第2の中間梁52で囲まれている。第1〜第4の開口部55〜58のそれぞれの形状は、四角形状である。
第1〜第4の天井板部材43〜46は、図7〜図10に示すように、第1〜第4の開口部55〜58にそれぞれ個別に配置されている。第1〜第4の天井板部材43〜46は、当該天井板部材が配置された開口部を囲む4つの梁のそれぞれに保持されている。即ち、第1の天井板部材43は、第1の開口部55を囲む4つの梁のそれぞれに保持されている。第2の天井板部材44は、第2の開口部56を囲む4つの梁のそれぞれに保持されている。第3の天井板部材45は、第3の開口部57を囲む4つの梁のそれぞれに保持されている。第4の天井板部材46は、第4の開口部58を囲む4つの梁のそれぞれに保持されている。
第1〜第4の天井板部材43〜46の構成は、実施の形態1の第1及び第2の天井板部材7,8の構成と同様である。第1〜第4の天井板部材43〜46は、当該天井板部材が配置された開口部を囲む4つの梁に4つの取付部22のそれぞれの横板部22bを載せた状態で上枠6に保持されている。
即ち、第1の天井板部材43は、一方の第1梁9の下板部9aの上面、第2梁10の下板部10aの上面、第1の中間梁12の上板部12aの上面及び一方の第2の中間梁51の上板部51aの上面に4つの取付部22のそれぞれの横板部22bを載せた状態で上枠6に保持されている。
第2の天井板部材44は、他方の第1梁9の下板部9aの上面、第2梁10の下板部10aの上面、第1の中間梁12の上板部12aの上面及び一方の第2の中間梁51の上板部51aの上面に4つの取付部22のそれぞれの横板部22bを載せた状態で上枠6に保持されている。
第3の天井板部材45は、一方の第1梁9の下板部9aの上面、第3梁11の下板部11aの上面、第1の中間梁12の上板部12aの上面及び他方の第2の中間梁52の上板部52aの上面に4つの取付部22のそれぞれの横板部22bを載せた状態で上枠6に保持されている。
第4の天井板部材46は、他方の第1梁9の下板部9aの上面、第3梁11の下板部11aの上面、第1の中間梁12の上板部12aの上面及び他方の第2の中間梁52の上板部52aの上面に4つの取付部22のそれぞれの横板部22bを載せた状態で上枠6に保持されている。
第1〜第4の天井板部材43〜46は、第1〜第4の天井板部材43〜46のそれぞれの本体板部21が水平になるように上枠6に保持されている。また、第1〜第4の天井板部材43〜46のそれぞれの下面は、第1の中間梁12及び各第2の中間梁51,52のそれぞれの下面よりも低い位置に配置されている。
一対の第2の中間照明ユニット41,42のうち、一方の第2の中間照明ユニット41は、図8に示すように、一方の第2の中間梁51の下方に配置されている。また、一方の第2の中間照明ユニット41は、一方の第2の中間梁51を挟んで配置された第1及び第2の天井板部材43,44の間に配置されている。この例では、一方の第2の中間照明ユニット41が一方の第2の中間梁51の長手方向に沿って配置されている。また、この例では、一方の第2の中間照明ユニット41の下面が第1〜第4の天井板部材43〜46のそれぞれの下面、即ち天井意匠面と同一の水平面に位置している。一方の第2の中間照明ユニット41は、一方の第2の中間梁51を挟んで配置されている2つの縦板部22aのそれぞれに締結具によって固定されている。
他方の第2の中間照明ユニット42は、図9に示すように、他方の第2の中間梁52の下方に配置されている。また、他方の第2の中間照明ユニット42は、他方の第2の中間梁52を挟んで配置された第3及び第4の天井板部材45,46の間に配置されている。この例では、他方の第2の中間照明ユニット42が他方の第2の中間梁52の長手方向に沿って配置されている。また、この例では、他方の第2の中間照明ユニット42の下面が第1〜第4の天井板部材43〜46のそれぞれの下面、即ち天井意匠面と同一の水平面に位置している。他方の第2の中間照明ユニット42は、他方の第2の中間梁52を挟んで配置されている2つの縦板部22aのそれぞれに締結具によって固定されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなかご天井装置1では、一対の第2の中間梁51,52のうち、一方の第2の中間梁51が第2梁10と第1の中間梁12との間に配置され、他方の第2の中間梁52が第3梁11と第1の中間梁12との間に配置されている。このため、第2梁10及び第3梁11のそれぞれの長手方向へかごの平面サイズが大きくなっても、第2梁10及び第3梁11のそれぞれの長手方向についてのかごのサイズよりも小さいサイズの第1〜第4の天井板部材43〜46を複数の天井板部材として上枠6に保持することができる。これにより、天井ユニット4の剛性の低下をさらに確実に抑制することができる。
また、一方の第2の中間照明ユニット41は、一方の第2の中間梁51を挟んで配置されている第1及び第2の天井板部材43,44の間に配置されている。さらに、他方の第2の中間照明ユニット42は、他方の第2の中間梁52を挟んで配置された第3及び第4の天井板部材45,46の間に配置されている。このため、かごの内部の空間における照明の範囲をさらに広げることができる。また、第1〜第4の天井板部材43〜46のそれぞれの下面の高さから各第2の中間照明ユニット41,42のそれぞれの一部がかごの内部の空間へ突出することを防止することができる。これにより、かごの内部の空間でのかご天井装置1の意匠性の向上を図ることができる。さらに、かごの内部の空間に入った運搬物が各第2の中間照明ユニット41,42に当たることを防止することができる。これにより、各第2の中間照明ユニット41,42の破損の防止を図ることもできる。また、各第2の中間照明ユニット41,42を配置するスペースを第1〜第4の天井板部材43〜46に新たに確保する必要がなくなる。これにより、かごの上部で作業する作業者のスペースを十分に確保することができる。
また、上枠6を上から見たときの各第2の中間梁51,52のそれぞれの面積は、0.12m2以下である。このため、各第2の中間梁51,52の上面よりも低い位置に配置された本体板部21の天蓋面に作業者が乗って作業を行う状態をより確実に確保することができる。従って、かごの上部に設置されているかご上手摺の高さの設定を、天井板部材の本体板部21の天蓋面を基準にして行うことができ、かご上手摺の高さの増大を抑制することができる。これにより、エレベータのオーバヘッド寸法、即ち最上階の床面と昇降路の天井部との間の距離を小さくすることができる。
なお、上記の例では、一方の第2の中間梁51の下方に一方の第2の中間照明ユニット41が配置され、他方の第2の中間梁52の下方に他方の第2の中間照明ユニット42が配置されている。しかし、一対の第2の中間照明ユニット41,42のいずれかがなくてもよい。
また、上記の例では、一方の第2の中間照明ユニット41が一方の第2の中間梁51の溝53に挿入されていない。しかし、一方の第2の中間梁51の溝53に一方の第2の中間照明ユニット41の少なくとも一部を配置してもよい。例えば、一方の第2の中間照明ユニット41の上部を一方の第2の中間梁51の溝53に配置してもよいし、一方の第2の中間照明ユニット41の全部を一方の第2の中間梁51の溝53に配置してもよい。
また、上記の例では、他方の第2の中間照明ユニット42が他方の第2の中間梁52の溝54に挿入されていない。しかし、他方の第2の中間梁52の溝54に他方の第2の中間照明ユニット42の少なくとも一部を配置してもよい。例えば、他方の第2の中間照明ユニット42の上部を他方の第2の中間梁52の溝54に配置してもよいし、他方の第2の中間照明ユニット42の全部を他方の第2の中間梁52の溝54に配置してもよい。
また、上記の例では、一方の第2の中間梁52の幅寸法が一方の第2の中間梁52の高さ方向のどの位置でも一定となっている。しかし、一方の第2の中間梁51の上部の幅寸法が一方の第2の中間梁51の下部の幅寸法よりも小さくなるようにしてもよい。この場合、一方の第2の中間梁51の上部の少なくとも一方の角部には、傾斜面が設けられる。これにより、一方の第2の中間梁51の幅寸法は、一方の第2の中間梁51の下部から上部に向かって連続的に小さくなる。従って、一方の第2の中間梁51の上面の幅寸法は、一方の第2の中間梁51の下面の幅寸法よりも小さくなる。これにより、作業者が一方の第2の中間梁51の上面に立つことをさらに確実に防止することができる。
また、上記の例では、他方の第2の中間梁52の幅寸法が他方の第2の中間梁52の高さ方向のどの位置でも一定となっている。しかし、他方の第2の中間梁52の上部の幅寸法が他方の第2の中間梁52の下部の幅寸法よりも小さくなるようにしてもよい。この場合、他方の第2の中間梁52の上部の少なくとも一方の角部には、傾斜面が設けられる。これにより、他方の第2の中間梁52の幅寸法は、他方の第2の中間梁52の下部から上部に向かって連続的に小さくなる。従って、他方の第2の中間梁52の上面の幅寸法は、他方の第2の中間梁52の下面の幅寸法よりも小さくなる。これにより、作業者が他方の第2の中間梁52の上面に立つことをさらに確実に防止することができる。
また、上記の例では、上枠6に含まれる一方の第2の中間梁51の数が1つとなっている。しかし、上枠6に含まれる一方の第2の中間梁51の数を複数にしてもよい。この場合、複数の第2の中間梁51は、第2梁10の長手方向へ互いに離して配置される。また、この場合、各第2の中間梁51が第2梁10と第1の中間梁12とを連結する。
また、上枠6に含まれる一方の第2の中間梁51の数を複数にした場合、各第2の中間梁51のそれぞれの下方に一方の第2の中間照明ユニット41をそれぞれ配置してもよい。この場合、一方の第2の中間梁51を挟む2つの天井板部材の間に第2の中間照明ユニット41が配置される。
また、上記の例では、上枠6に含まれる他方の第2の中間梁52の数が1つとなっている。しかし、上枠6に含まれる他方の第2の中間梁52の数を複数にしてもよい。この場合、複数の第2の中間梁52は、第3梁11の長手方向へ互いに離して配置される。また、この場合、各第2の中間梁52が第3梁11と第1の中間梁12とを連結する。
また、上枠6に含まれる他方の第2の中間梁52の数を複数にした場合、各第2の中間梁52のそれぞれの下方に他方の第2の中間照明ユニット42をそれぞれ配置してもよい。この場合、他方の第2の中間梁52を挟む2つの天井板部材の間に第2の中間照明ユニット42が配置される。
また、各上記実施の形態では、本体板部21及び4つの取付部22が一枚の単一板を折り曲げて一体に形成されている。しかし、4つの取付部22のうちの一部の取付部と本体板部21とを一枚の単一板を折り曲げて一体に形成し、残りの取付部22を別個に作製した後、残りの取付部22を本体板部21に溶接等によって接合することにより、本体板部21及び4つの取付部22を一体にしてもよい。例えば、本体板部21の左右に位置する2つの取付部22と本体板部21とを一枚の単一板を折り曲げて一体に形成し、本体板部21の前後に位置する2つの取付部22を本体板部21とは別個に作製した後、前後の取付部22を本体板部21に溶接等によって接合することにより、本体板部21及び4つの取付部22を一体にしてもよい。
また、各上記実施の形態では、本体板部21の外周部に設けられた4つの取付部22のすべてが、縦板部22a及び横板部22bを有している。しかし、4つの取付部22のうち、3つの取付部22が縦板部22a及び横板部22bを有していればよい。この場合、残りの1つの取付部22では、横板部22bがなく縦板部22aのみとされる。また、残りの1つの取付部22では、縦板部22aが締結具によって梁に取り付けられる。このようにしても、4つの取付部22を梁に締結する複数の締結具がすべて緩んだ場合でも、3つの横板部22bが梁に載せられた状態を保つことができ、各天井板部材が上枠6から落下することを防止することができる。
また、各上記実施の形態では、第1の中間梁12の下面の位置が各第1梁9のそれぞれの下面よりも高い位置となっている。しかし、第1の中間梁12の下面を各第1梁9のそれぞれの下面と同一の水平面に位置させてもよい。この場合、第1梁9の下板部9aが嵌る切欠きが第1の中間梁12の両端部の下面に設けられる。
また、各上記実施の形態では、第1の中間梁12の高さ方向のどの位置でも第1の中間梁12の幅寸法が一定となっている。しかし、第1の中間梁12の下部よりも第1の中間梁12の上部において第1の中間梁12の幅寸法が小さくなるようにしてもよい。この場合、第1の中間梁12の上部の少なくとも一方の角部には、傾斜面が設けられる。これにより、第1の中間梁12の幅寸法は、第1の中間梁12の下部から上部に向かって連続的に小さくなる。従って、第1の中間梁12の上面の幅寸法は、第2の中間梁12の下面の幅寸法よりも小さくなる。このように、第1の中間梁12の上部の幅寸法が第1の中間梁12の下部の幅寸法よりも小さくなっていることにより、作業者が第1の中間梁12の上面に立つことをさらに確実に防止することができる。従って、第1の中間梁12の上面よりも低い位置に配置された本体板部21の天蓋面に作業者が乗って作業を行う状態をさらに確実に確保することができる。
また、各上記実施の形態では、第1の中間照明ユニット5が第1の中間梁12の溝13に挿入されていない。しかし、第1の中間梁12の溝13に第1の中間照明ユニット5の少なくとも一部を配置してもよい。例えば、第1の中間照明ユニット5の上部を第1の中間梁12の溝13に配置してもよいし、第1の中間照明ユニット5の全部を第1の中間梁12の溝13に配置してもよい。このようにすれば、かご床に対する第1の中間照明ユニット5及び各天井板部材のそれぞれの下面の高さを上げることができ、かごの内部の空間を広げることができる。
また、各上記実施の形態では、一対の第1梁9がかごの奥行き方向に沿って配置されているが、これに限定されない。例えば、一対の第1梁9がかごの幅方向に沿って配置されていてもよい。