JP6845761B2 - すべり材ユニット及びすべり支承構造 - Google Patents
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Description
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、すべり材の温度が上昇するのを抑制することができるすべり材ユニット及びすべり支承構造を提供することを目的とする。
この場合、窪み部及び突出部にそれぞれ形成された当接面同士が互いに当接することで、すべり材の前記一面が溝部の前記底面に対してすべるのを抑制することができる。これにより、すべり材がホルダに対してずれるのを抑制しつつ、すべり材の温度上昇を抑制することができる。
この場合、すべり材の摺動面で発生する摩擦熱を、環状に形成された窪み部及び突出部を介して、ホルダの全方位に向かって効率的に伝熱させることができるため、すべり材の温度が上昇するのをさらに抑制することができる。
このすべり支承構造によれば、前記すべり材ユニットと同様の作用効果を奏する。
[第1実施形態]
[すべり支承]
図1は、本発明の第1実施形態に係るすべり材ユニットを備えたすべり支承の側断面図である。図2は、そのすべり支承(ホルダ23以下の構造)の平面図である。図1及び図2において、本実施形態のすべり支承1は、ビルや戸建住宅等の構造物の下部構造体51と上部構造体52との間に配設され、下部構造体51に対して上部構造体52を水平方向に滑動自在に支持する剛すべり支承からなる。
すべり板ユニット10は、下部構造体51の上面に固定されたソールプレート11と、このソールプレート11の上面に固定されたすべり板(スライドプレート)12とを備えている。
すべり材ユニット20は、ベースポット21、弾性ゴム22、ホルダ(ベアリングホルダ)23、及びすべり材(ベアリング)24を備えている。なお、すべり材ユニット20は、少なくともホルダ23及びすべり材24を備えていればよい。また、図2では、説明の便宜上、ベースポット21及び弾性ゴム22の図示を省略している。
図3Aは、すべり材ユニット20の側断面図である。図3Bは、図3AのA−A矢視断面図である。なお、図3A及び図3Bでは、ベースポット21及び弾性ゴム22の図示を省略している(後述する図4A、図4B、図5A、図5B、図6A及び図6Bも同様)。
図3A及び図3Bにおいて、すべり材24の上面24aは、平坦状に形成された平坦面24a1と、この平坦面24a1に対して窪んでいる複数の窪み部25とを有している。
平坦面23b1は、後述する接着層27を介して、すべり材24の上面24aの平坦面24a1に当接している。
また、第2突出部26Bの突出面261は、接着層27を介して第2窪み部25Bの窪み面251に当接し、第2突出部26Bの内周面262及び外周面263は、接着層27を介して第2窪み部25Bの内周面252及び外周面253にそれぞれ当接している。
以上、本実施形態のすべり支承1及びすべり材ユニット20によれば、すべり材24の上面24aの窪み部25に、ホルダ23に形成された溝部23aの底面23bの突出部26が窪み部25の形状に沿って嵌合されるため、窪み部25及び突出部26が無い場合と比べて、溝部23aの底面23bとすべり材24の上面24aとの接触面積を増加させることができる。
また、第1突出部26Aを接着層27を介さずに第1窪み部25Aに直接当接させ、第2突出部26Bを接着層27を介して第2窪み部25Bに当接させてもよい。この場合、接着層27は、平坦面23b1,24a1同士の間、及び第2窪み部25Bと第2突出部26Bとの間にそれぞれ形成されるが、第1窪み部25Aと第1突出部26Aとの間には形成されないようにする。すなわち、第1突出部26Aは、第1窪み部25Aとの間に接着層27が形成されないように、第2突出部26Bよりも径方向(図3Aの左右方向)に大きく形成され且つ上下方向に大きく形成される。これにより、第1突出部26Aは、第1窪み部25Aに対して、接着層27を介さずに直接当接するため、すべり材24の摺動面24bで発生した摩擦熱を、第1窪み部25A及び第1突出部26Aを介して、ホルダ23へさらに効率的に伝熱させることができる。その結果、すべり材24の温度が上昇するのを効果的に抑制することができる。
また、窪み部25及び突出部26の各個数は、2つに限定されるものではなく、1つだけであってもよいし、3つ以上であってもよい。
図4Aは、本発明の第2実施形態に係るすべり材ユニット20の側断面図である。図4Bは、図4AのB−B矢視断面図である。本実施形態のすべり材ユニット20は、第1実施形態の変形例であり、窪み部25及び突出部26の各断面形状が、第1実施形態と相違する。
なお、第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図5Aは、本発明の第3実施形態に係るすべり材ユニット20の側断面図である。図5Bは、図5AのC−C矢視断面図である。本実施形態のすべり材ユニット20は、窪み部25及び突出部26の平面視における形状が、第1及び第2実施形態と相違する。
第1窪み部25Cは、その長手方向がすべり材24の中心線に沿って延びるように形成されている。一対の第2窪み部25Dは、第1窪み部25Cよりも長手方向に短く形成されており、第1窪み部25Cに対して、図5Bの左右両側にそれぞれ所定間隔をあけて形成されている。以下、本実施形態において、第1及び第2窪み部25C,25Dの共通事項を説明する場合は、窪み部25と総称する。
また、窪み部25及び突出部26の各個数は、3つに限定されるものではなく、1つだけ又は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
図6Aは、本発明の第4実施形態に係るすべり材ユニット20の側断面図である。図6Bは、図6AのD−D矢視断面図である。本実施形態のすべり材ユニット20は、窪み部25及び突出部26の平面視における形状が、第1〜第3実施形態と相違する。
また、突出部26は、図6Bに示すように、突出面267の中心部から四方に向かってそれぞれ延びる部分の幅方向両端縁から真っすぐ上方に延びる複数(8つ)の第1垂直面268と、突出面267の四方の各先端縁から真っすぐ上方に延びる複数(4つ)の第2垂直面269とを有している。
なお、本実施形態では、突出部26を、接着層27を介して窪み部25にそれぞれ当接させているが、接着層27を介さずに窪み部25に当接させてもよい。
上記各実施形態におけるすべり支承1及びすべり材ユニット20は、剛すべり支承に適用する場合について説明したが、他の種類のすべり支承にも適用することができる。
また、上記各実施形態におけるすべり支承1では、下部構造体51にすべり板ユニット10を設け、上部構造体52にすべり材ユニット20を設けているが、下部構造体51にすべり材ユニット20を設け、上部構造体52にすべり板ユニット10を設けてもよい。
12 すべり板
12a すべり面
20 すべり材ユニット
23 ホルダ
23a 溝部
23b 底面
24 すべり材
24a 上面(一面)
24b 摺動面(他面)
25 窪み部
26 突出部
51 下部構造体
52 上部構造体
252 内周面(当接面)
253 外周面(当接面)
Claims (4)
- 溝部が形成されたホルダと、
一面が前記溝部の底面に対向して当該溝部に嵌め込まれ、前記一面と反対側の他面が摺動面とされたすべり材と、を備え、
前記溝部の前記底面及び前記すべり材の前記一面のうち一方の面は、窪み部を有し、
前記溝部の前記底面及び前記すべり材の前記一面のうち他方の面は、前記窪み部の形状に沿って当該窪み部に嵌合されるように形成された突出部を有し、
前記窪み部は、平坦状に形成された窪み面を有し、
前記突出部は、平坦状に形成されて前記窪み面に当接する突出面を有している、すべり材ユニット。 - 前記窪み部及び前記突出部には、前記一面が前記底面に対してすべるのを抑制するために、互いに当接する当接面がそれぞれ形成されている、請求項1に記載のすべり材ユニット。
- 前記窪み部及び前記突出部は、環状に形成されている、請求項1又は2に記載のすべり材ユニット。
- 上部構造体と下部構造体との間に配設されるすべり支承構造であって、
前記上部構造体及び前記下部構造体のうち一方に設けられる請求項1〜3のいずれか1項に記載のすべり材ユニットと、
前記上部構造体及び前記下部構造体のうち他方に設けられ、前記すべり材ユニットの前記すべり材の摺動面が摺動するすべり面を有するすべり板と、を備えるすべり支承構造。
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