本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。以下説明で使用する「同一形状」および「同じ位置」とは、それぞれ、完全に同一の形状のものおよび完全に同じ位置にあるものに限定する趣旨ではなく、実質的に同一の形状のものおよび実質的に同じ位置にあるものも含む趣旨である。「平行」および「直交」とは、それぞれ、完全に平行および直交するものに限定する趣旨ではなく、実質的に平行および直交するものも含む趣旨である。
図1から図3を参照し、印刷装置1の構成を説明する。以下の説明では、図1の左上側、右下側、左下側、右上側、上側、および下側を、それぞれ、印刷装置1の左側、右側、前側、後側、上側、および下側とする。印刷装置1は、各種テープカセット(例えば、ラミネート、レセプタタイプ、サーマルタイプ、チューブタイプ)を1台で使用可能である。以下、テープカセット5(図7参照)に収納される長尺状の各種印刷媒体(例えば、両面粘着テープ6、フィルムテープ7、片面粘着テープ、感熱紙テープ、チューブテープ)を、総称して「テープ」という。印刷装置1は、文字、図形、記号等のキャラクタをテープに印刷する印刷動作を実行できる。
図1に示すように、印刷装置1は、略直方体状である。印刷装置1は、本体筐体10とカバー19とを有する。本体筐体10の上面の前部には、キーボード11が設けられる。キーボード11は、種々のキャラクタ入力等を行う。キーボード11の後方には、機能キー群12が設けられる。機能キー群12は、電源ボタン、印刷開始ボタン等を含み、印刷装置1に各種指示を入力する。機能キー群12の後方には、液晶ディスプレイ13が設けられる。液晶ディスプレイ13は、入力したキャラクタを表示する。カバー19は、本体筐体10の下側に開閉自在に取り付けられる。
図2および図3に示すように、本体筐体10には、装着部20が設けられる。装着部20は、本体筐体10の下面から上方に凹み、底壁20Aと側壁20Bとを備える。底壁20Aは、底面視で略矩形状であり、上下方向と直交する。側壁20Bは、底壁20Aの周縁部から下方に延びる。装着部20には、テープカセット5が上下方向に着脱可能である。
装着部20には、ヘッドホルダ21、プラテンホルダ23、テープ駆動軸26、リボン巻取軸27、フック28A、28B、リブ29(図3参照)、端子ユニット30等が配置される。ヘッドホルダ21は、板状であり、底壁20Aのうち右側の部位から下方に延びる。ヘッドホルダ21の右面には、サーマルヘッド22(図3参照)が配置される。
プラテンホルダ23は、装着部20の右部に配置される。プラテンホルダ23は、前端部を中心に略左右方向に回動可能である。プラテンホルダ23は、プラテンローラ24およびテープサブローラ25を底面視でそれぞれ反時計回り方向に回転可能に支持する。プラテンローラ24は、サーマルヘッド22に右側から対向する位置に設けられる。テープサブローラ25は、プラテンローラ24の後側近傍に設けられる。テープ駆動軸26は、テープサブローラ25の左側に設けられ、底壁20Aから下方に延びる。リボン巻取軸27は、底壁20Aの略中央から下方に延びる。
フック28Aは、底壁20Aの前端部から下方に突出し、前後方向に弾性変形可能である。フック28Bは、底壁20Aの後端部から下方に突出し、前後方向に弾性変形可能である。リブ29は、装着部20の左端部のうち前後方向の中央よりも前側の位置に設けられ、底壁20Aから下方に延びる。リブ29の左端部は側壁20Bに接続する。端子ユニット30は、側壁20Bのうち前右角部に配置される。端子ユニット30の詳細は後述する。
テープ駆動軸26の右後近傍には、切断装置15が設けられる。本体筐体10の右後角部には、操作部14が設けられる。操作部14は、内側へ押圧操作されることによって、切断装置15を作動させて、印刷済みのテープを切断する。切断装置15の後側には、テープ排出口16が設けられる。テープ排出口16は、本体筐体10を前後方向に貫通する開口である。テープ排出口16は、切断装置15によって切断された印刷済みのテープを本体筐体10の外部に排出する。
印刷装置1は、本体筐体10の内部に制御部(図示略)を備える。制御部は、CPU、ROM、RAM等を備え、印刷装置1による印刷動作を制御する。
図2、図4、および図5を参照し、端子ユニット30を説明する。図4および図5に示すように、端子ユニット30は、ホルダ支持部31と端子ホルダ32と付勢部材33とを備える。ホルダ支持部31は、側壁20B(図2参照)に固定される。ホルダ支持部31は、略直方体状の箱状であり、後方に開口する。端子ホルダ32は、略直方体状の箱状であり、前方に開口する。端子ホルダ32は、ホルダ支持部31の内部に配置され、ホルダ支持部31によって第一位置(図4参照)と第二位置(図5参照)との間で前後方向に移動可能に支持される。第一位置にある端子ホルダ32は、側壁20Bの後側を向く面から後方に突出する(図4参照)。第二位置にある端子ホルダ32は、側壁20Bの後側を向く面からの突出量が第一位置にあるときよりも小さい(図5参照)。
図2に示すように、端子ホルダ32の上端部の後部は、後方斜め上側に傾斜する。端子ホルダ32の後面(以下、「端子面32A」という。)は、矩形状である。端子面32Aには、一対の本体側導電性端子34が設けられる。一対の本体側導電性端子34は、いずれも金属端子であり、それぞれ、印刷装置1の制御部とハーネス(図示略)を介して電気的に接続する。一対の本体側導電性端子34は、互いに間に所定の隙間を空けて左右方向に並ぶ。一対の本体側導電性端子34は、上下方向に長い矩形状であり、互いに同一形状である。一対の本体側導電性端子34のそれぞれの上端部は、上下方向において同じ位置にある。一対の本体側導電性端子34のそれぞれの下端部は、上下方向において同じ位置にある。
図4および図5に示すように、付勢部材33は、コイルばねであり、一端がホルダ支持部31に固定され、他端が端子ホルダ32の端子面32Aとは反対側の面(すなわち、前面)に固定される。付勢部材33は、端子ホルダ32を第二位置(図5参照)から第一位置(図4参照)に向かって後方に付勢する。
図6から図18を参照し、テープカセットユニット100を説明する。以下の説明では、図6の左上側、右下側、左下側、右上側、上側、および下側を、それぞれ、テープカセットユニット100の左側、右側、前側、後側、上側、および下側とする。
図6に示すように、テープカセットユニット100は、テープカセット5と収容体9とを備える。例えば、未使用のテープカセット5は、収容体9に収容された状態で、テープカセットユニット100として市場で流通することが想定される。収容体9は、例えば可撓性を有する樹脂製の梱包袋である。ユーザは、収容体9からテープカセット5を取り出して使用する。
図7および図8に示すように、テープカセット5は、カセットケース50を備える。カセットケース50は、略直方体状の箱状であり、上ケース51と下ケース52とを有する。上ケース51および下ケース52は、互いに上下方向に並び、下ケース52の上側に上ケース51が組み付けられる。上ケース51は、上壁53と周壁59Aとを有する。下ケース52は、下壁54と周壁59Bとを有する。上壁53および下壁54は、それぞれ、前後左右と平行に延びる。下壁54は、上壁53の下側に並んで配置される。
周壁59Aは、上壁53の周縁から下側に延びる。周壁59Bは、下壁54の周縁から上側に延びる。周壁59A、59Bは、上ケース51が下ケース52に組み付けられた状態で、右壁55、左壁56(図9参照)、前壁57、および後壁58(図10参照)を形成する。右壁55および左壁56は、それぞれ、前後上下と平行に延びる。左壁56は、右壁55の左側に並んで配置される。前壁57および後壁58は、それぞれ、上下左右と平行に延びる。後壁58は、前壁57の後側に並んで配置される。
上壁53、下壁54、右壁55、左壁56、前壁57、および後壁58は、それぞれ、カセットケース50の外側を向く外壁である。前壁57と後壁58との間の距離L1は、上壁53と下壁54との間の距離L2よりも大きい。右壁55と左壁56との間の距離L3は、距離L1よりも大きい。
図9に示すように、前壁57には、ヘッド挿入部61が設けられる。ヘッド挿入部61は、前壁57の左端部近傍から後方に凹み、右方に延びる。前壁57のうち、ヘッド挿入部61の前側を延びる部位を、「アーム部62」という。アーム部62の左端部には、第一排出口63が形成される。第一排出口63は、上下方向に延びる開口であり、カセットケース50の内部から外部にテープおよびインクリボン4を排出する。
左壁56の前端部には、第二排出口64が設けられる。以下、右壁55および左壁56を、それぞれ、前後方向に三等分した場合の領域を、後方から前方に向かう順に、「第一領域R1」、「第二領域R2」、「第三領域R3」とする。第二排出口64は、第三領域R3において、第一排出口63よりもテープの搬送方向下流側に配置される。第二排出口64は、上下方向に延びる開口であり、第二排出口64から排出されたテープを外部へと排出し、テープ排出口16へ案内する。
図7から図9に示すように、右壁55には、配置部70およびリブ65A、65B、65Cが設けられる。配置部70は、第三領域R3に配置される。配置部70には、基板80が配置される。配置部70および基板80の詳細は後述する。
リブ65A、65B、65Cは、それぞれ、基板80から後方にずれた位置に設けられ、カセットケース50の外側(すなわち、右側)に向けて基板80よりも右側まで右壁55から突出する。リブ65Aは、配置部70の後側近傍から右壁55の前後方向の中央部よりも後側まで、右壁55の上下方向の中央部を前後方向に延びる。リブ65Bは、リブ65Aの前端部に接続し、右壁55の上端部と右壁55の下端部との間で上下方向に延びる。リブ65Cは、リブ65Aの後端部に接続し、右壁55の上端部と右壁55の下端部との間で上下方向に延びる。
図9に示すように、左壁56には、リブ66A、66B、66Cが設けられる。リブ66A、66B、66Cは、それぞれ、基板80から後方にずれた位置に設けられ、カセットケース50の外側(すなわち、左側)に向けて左壁56から突出する。リブ66Aは、左壁56の前後方向の中央部を挟んで前後方向に延びる。リブ66Bは、リブ66Aの前端部に接続し、左壁56の上端部と左壁56の下端部との間で上下方向に延びる。リブ66Cは、リブ66Aの後端部に接続し、左壁56の上端部と左壁56の下端部との間で上下方向に延びる。
図7および図8に示すように、カセットケース50は、共通部50A、50B、50Cと一対の突出部511、512とを有する。共通部50Aは、カセットケース50の右後角部であり、右壁55の後端部と後壁58の右端部とを含む。共通部50Bは、カセットケース50の右前角部であり、右壁55の前端部と前壁57の右端部とを含む。共通部50Cは、カセットケース50の左後角部であり、左壁56の後端部と後壁58の左端部とを含む。共通部50A、50B、50Cの上下方向のそれぞれの長さは、カセットケース50の上下方向の最大長さよりも小さい。
突出部511は、上壁53から上方に突出する。突出部512は、下壁54から下方に突出する。すなわち、突出部511、512は、上壁53および下壁54から互いに外側に突出する。一対の突出部511、512は、それぞれ、上壁53および下壁54の周縁に沿って延びる。突出部511の上端部501は、カセットケース50のうち最も上側に位置する。突出部512の下端部502は、カセットケース50のうち最も下側に位置する。共通部50A、50B、50Cは、それぞれ、上下方向において、上端部501と下端部502との間に配置される。
図7に示すように、突出部511は、第一接続部511Aと第二接続部511Bと第三接続部511Cとを含む。第一接続部511Aは、共通部50Aの近傍に配置される。第一接続部511Aは、一端が右壁55と接続し、他端が後壁58と接続する。すなわち、第一接続部511Aは、右壁55と後壁58とを接続する。第一接続部511Aの形状は、第一接続部511Aに対してカセットケース50の中心側に曲率中心を有する円弧状である。
第二接続部511Bは、共通部50Bの近傍に配置される。第二接続部511Bは、一端が右壁55と接続し、他端が前壁57と接続する。すなわち、第二接続部511Bは、右壁55と前壁57とを接続する。第二接続部511Bは、配置部70の後端部の前側近傍から前方斜め左側に湾曲する。すなわち、第二接続部511Bの形状は、第二接続部511Bに対してカセットケース50の中心側(すなわち、基板80および共通部50Bとは反対側)に曲率中心を有する円弧状である。第二接続部511Bの後端部(すなわち、右壁55との接続部)のみ、配置部70および基板80と上下方向に重なる。
第三接続部511Cは、共通部50Cの近傍に配置される。第三接続部511Cは、一端が左壁56と接続し、他端が後壁58と接続する。すなわち、第三接続部511Cは、左壁56と後壁58とを接続する。第三接続部511Cの形状は、第三接続部511Cに対してカセットケース50の中心側に曲率中心を有する円弧状である。
図8に示すように、突出部512は、第一接続部512Aと第二接続部512Bと第三接続部512Cとを含む。第一接続部512A、第二接続部512B、および第三接続部512Cは、それぞれ、第一接続部511A、第二接続部511B、および第三接続部511Cに対応する。第一接続部512A、第二接続部512B、および第三接続部512Cは、それぞれ、第一接続部511A、第二接続部511B、および第三接続部511Cと突出する方向が反対側になる点が異なり、形状等は略同一であるので、説明を省略する。
図10に示すように、上ケース51に含まれる後壁58には、フック67Aが設けられる。フック67Aは、上ケース51に含まれる後壁58から下方に延び、前後方向に弾性変形可能である。下ケース52に含まれる後壁58には、孔67Bが設けられる。孔67Bは、下ケース52に含まれる後壁58を前後方向に貫通する。フック67Aおよび孔67Bは、左右方向において、後壁58の中央部と共通部50Aとの略中央部に配置される。フック67Aは、上ケース51が下ケース52に組み付けられた状態で、孔67Bに対して前側から係合する。上ケース51が下ケース52に組み付けられた状態で、上端部501と孔67Bとの間の上下方向の距離A1は、下端部502と孔67Bとの間の上下方向の距離A2よりも小さい。
図9および図10に示すように、後壁58には、凹部68が設けられる。凹部68は、フック67Aおよび孔67Bの右側に隣接する。凹部68は、後壁58から前方に凹み、上下方向に延びる。凹部68は、第一対向壁68Aと第二対向壁68Bと接続壁68Cとを備える。
第一対向壁68Aおよび第二対向壁68Bは、互いに左右方向に対向する。第二対向壁68Bは、第一対向壁68Aよりも右側に配置される。すなわち、第二対向壁68Bとフック67Aおよび孔67Bとの間の左右方向の距離B2は、第一対向壁68Aとフック67Aおよび孔67Bとの間の距離B1よりも大きい。第一対向壁68Aは、上端部501と下端部502とを含む部分に接続する。すなわち、第一対向壁68Aは、一対の突出部511、512および後壁58が連続する部分に接続する。第二対向壁68Bは、共通部50Aに接続する。すなわち、第一対向壁68Aの上下方向の長さT1は、第二対向壁68Bの上下方向の長さT2よりも大きい。第一対向壁68Aの上端部は、第二対向壁68Bの上端部よりも上側にある。第一対向壁68Aの下端部は、第二対向壁68Bの下端部よりも下側にある。接続壁68Cは、前後方向に直交し、第一対向壁68Aの前端部と第二対向壁68Bの前端部とを互いに接続する。
図7から図9に示すように、カセットケース50は、テープ駆動ローラ46と支持部49A〜49Dとを有する。テープ駆動ローラ46は、上壁53と下壁54との間で上下方向に延びる筒状体であり、カセットケース50の左前角部に配置される。テープ駆動ローラ46は、上壁53および下壁54によって回転可能に支持される。支持部49Aは、上壁53と下壁54との間で上下方向に延びる筒状体である。支持部49B、49Cは、上壁53と下壁54との間で上下方向に延びる軸体である。支持部49Dは、上壁53および下壁54をそれぞれ上下方向に貫通する。
図9に示すように、支持部49Aは、テープ駆動ローラ46の後方斜め右側に配置され、第一テープスプール40を回転可能に支持する。第一テープスプール40には、第一のテープが巻回される。支持部49Bは、支持部49Aの右側に配置され、第二テープスプール41を回転可能に支持する。第二テープスプール41には、第二のテープが巻回される。支持部49Cは、支持部49Bの前方斜め右側に配置され、リボンスプール42を回転可能に支持する。リボンスプール42には、未使用のインクリボン4が巻回される。支持部49Dは、支持部49Bの前方斜め左側に配置され、リボン巻取スプール44(図7参照)を回転可能に支持する。リボン巻取スプール44には、使用済みのインクリボン4が巻き取られて巻回される。
テープカセット5は、カセットケース50の内部に収納されるテープの種類、インクリボン4の有無等を適宜変更することによって、ラミネートタイプ、レセプタタイプ、サーマルタイプ、チューブタイプ等に実装可能である。図9は、ラミネートタイプのテープカセット5を例示する。ラミネートタイプのテープカセット5では、支持部49Aは、第一のテープとして両面粘着テープ6が巻回された第一テープスプール40(以下、「両面粘着ロール6A」という。)を回転可能に支持する。支持部49Bは、第二のテープとしてフィルムテープ7が巻回された第二テープスプール41(以下、「フィルムロール7A」という。)を回転可能に支持する。支持部49Cは、未使用のインクリボン4が巻回されたリボンスプール42(以下、「リボンロール4A」という。)を回転可能に支持する。
両面粘着ロール6A、フィルムロール7A、およびリボンロール4Aは、それぞれ、両面粘着テープ6、フィルムテープ7、およびインクリボン4の供給源である。両面粘着ロール6A、フィルムロール7A、およびリボンロール4Aは、それぞれ、両面粘着テープ6、フィルムテープ7、およびインクリボン4の幅方向がカセットケース50の上下方向と一致する向きで、カセットケース50の内部に収納される。凹部68は、リボンロール4Aと前後方向に重なる。リボンロール4Aの中心Qは、凹部68と前後方向に重なる。中心Qは、リボンロール4Aが支持部49Cに支持された状態で支持部49Cの中心と一致する。
図9および図11に示すように、上下方向において、上壁53と下壁54との間には、リブ47が設けられる。リブ47は、右前部と左後部が開口する平面視で支持部49Bを中心とする円形状であり、下壁54から上方に延びる。リブ47の内側には、フィルムロール7Aが配置される。リブ47は、フィルムロール7Aの周方向の一部を囲う。リブ47の後端部は、後壁58の前側近傍に配置される。後壁58には、リブ48が設けられる。リブ48は、第一対向壁68Aから前方に向かって突出し、下壁54からリブ47の上端部まで上方に延びる。リブ48の前端部は、リブ47の後端部の右側近傍に接続する。接続壁68Cは、左右方向において、第二対向壁68Bとリブ48との間に配置される。下壁54からのリブ48の上下方向の高さH1は、下壁54からの第二対向壁68Bの上下方向の高さH2よりも低い(図11参照)。
図9に示すように、リボンロール4Aの右前側には、屈曲ピン45A〜45Dが設けられる。屈曲ピン45A、45B、45C、45Dは、この順に前方から後方に向けて並ぶ。屈曲ピン45A〜45Dは、それぞれ、上下方向に延びる円柱状であり、下壁54に固定支持される。屈曲ピン45A〜45Dは、フィルムテープ7の搬送経路を規定する。フィルムテープ7の搬送経路は、フィルムロール7Aから前方に延び、屈曲ピン45D、45C、45B、45Aをこの順に経由して左側に曲がり、第一排出口63を経由して第二排出口64まで延びる。
図7に示すように、テープカセット5は、第一種別表示部53Aを備える。第一種別表示部53Aは、平面視で矩形状の領域であり、上壁53から僅かに下方に凹む。第一種別表示部53Aは、支持部49A、49Bの間で左右方向に延び、かつ、第一領域R1の前端部近傍の位置と上壁53の後端部との間で前後方向に延びる。
図10に示すように、テープカセット5は、第二種別表示部58Aを備える。第二種別表示部58Aは、背面視で矩形状の領域であり、後壁58に設けられる。第二種別表示部58Aは、支持部49A、49Bの間で左右方向に延び、かつ、後壁58の上端部と下端部近傍の位置との間で上下方向に延びる。第二種別表示部58Aの上端部は、第一種別表示部53A(図7参照)の後端部と接続する。
図7、図10、および図12に示すように、第一種別表示部53Aおよび第二種別表示部58Aには、それぞれにまたがって種別表示ラベル5Aが設けられる。種別表示ラベル5Aは、第一種別表示部53Aおよび第二種別表示部58Aに沿った矩形状であり、表面51Aとその反対側の裏面52Aとを有する。表面51Aには、テープカセット5の種別(テープの色、テープの幅、テープに印刷されるキャラクタの色(すなわち、インクリボン4の色)、ラミネートタイプか否か、型番等)が表示される。図7および図10の例では、種別表示ラベル5Aは、テープの色として赤色(RED)、テープの幅として12mm、テープ印刷されるキャラクタの色(インクリボン4の色)として黒色(BLACK INK)、テープカセット5がラミネートタイプであること(LAMINATED)を表示している。裏面52Aには、粘着剤Z1が塗布される。種別表示ラベル5Aは、粘着剤Z1を介在させて第一種別表示部53Aおよび第二種別表示部58Aのそれぞれにまたがって貼り付けられる。
図8および図13に示すように、テープカセット5は、読取表示部54Aを備える。読取表示部54Aは、底面視で矩形状の領域であり、下壁54に設けられる。読取表示部54Aは、支持部49A、49B、49Dによって囲まれた領域内に配置される。読取表示部54Aには、読取表示ラベル5Bが設けられる。読取表示ラベル5Bは、読取表示部54Aに沿った矩形状であり、表面53Bとその反対側の裏面54Bとを有する。表面53Bには、コード51Bとホログラム52Bとが設けられる。コード51Bは、表面53Bの右前部に配置される。コード51Bは、光学式の読取装置(図示略)で読み取り可能な文字、図形、記号等のキャラクタである。具体的には、コード51Bは、バーコード、QRコード(登録商標)等である。光学式の読取装置は、コード51Bを読み取ることで種々の情報を得ることができる。ホログラム52Bは、コード51Bの左側に配置される。ホログラム52Bは、微細な凹凸により、視認可能な文字、図形、記号等のキャラクタを表示する。ユーザは、ホログラム52Bを視認することで種々の情報を得ることができる。裏面54Bには、粘着剤Z2が塗布される。読取表示ラベル5Bは、粘着剤Z2を介在させて読取表示部54Aに貼り付けられる。
図7から図9および図14から図16を参照し、配置部70および基板80を説明する。図9および図14に示すように、配置部70は、右壁55から左方に凹む。配置部70は、右壁55のうち前壁57と隣接する位置、すなわち、共通部50Bに配置される。配置部70の前端部近傍は、第二排出口64と左右方向に重なる。
図9に示すように、前壁57と配置部70とは、互いに連結部70Aで連結する。連結部70Aは、前壁57の右端部であり、右壁55(配置部70)の前端部である。連結部70Aの形状は、前壁57の右端部から後方斜め左側に鋭角に屈曲し、平面視で円弧状をなす。
図14に示すように、配置部70は、右壁55の上端部の下側近傍と右壁55の下端部の上側近傍との間で上下方向に延びる。すなわち、配置部70は、上壁53および下壁54までは延びていない。
図9および図14に示すように、配置部70は、第一壁71と逃がし凹部72と第二壁73とを有する。第一壁71、逃がし凹部72、および第二壁73は、後方から前方に向かってこの順で並び、配置部70の底壁を形成する。第一壁71および第二壁73は、右壁55の右面(以下、「特定面55A」という。)よりも左側に配置され、右壁55と平行に延びる。逃がし凹部72は、第三領域R3に配置され、第一壁71および第二壁73から左方に凹む。カセットケース50の内部において、逃がし凹部72の底壁は、搬送経路上にあるテープ(図9では、フィルムテープ7)と左右方向に対向する。
図15に示すように、第一壁71および第二壁73をそれぞれ上下方向に二等分した場合において、第一壁71のうち上側の領域を「第一配置領域D1」といい、第二壁73のうち下側の領域を「第二配置領域D2」といい、第一壁71のうち下側の領域を「第三配置領域D3」といい、第二壁73のうち上側の領域を「第四配置領域D4」という。
第一配置領域D1、第二配置領域D2、第三配置領域D3、および第四配置領域D4の表面形状は、いずれも平面である。平面とは、完全に平らな面のみをいうものではなく、曲面を形成せず、かつ、凸部が設けられていない面をいう。すなわち、平面は、凹部が設けられている面を含む。
以下、側面視で第一壁71、逃がし凹部72、および第二壁73からなる領域(すなわち、配置部70を左右方向に投影した場合に形成される領域)の中心を、「中心P」という。中心Pは、側面視で第一壁71の後下角部、第一壁71の後上角部、第二壁73の前下角部、および第二壁73の前上角部の4点からなる長方形の対角線の交点と一致する。第一配置領域D1の表面形状と第二配置領域D2の表面形状とは、互いに中心Pに対して点対称である。第三配置領域D3と第四配置領域D4の表面形状とは、互いに中心Pに対して点対称である。
図7および図8に示すように、基板80は、一方に長い長方形状であり、第一面80Aと第二面80B(図16参照)とを有する。第二面80Bは、第一面80Aとは反対側を向く。第一面80Aには、一対のカセット側導電性端子81が設けられる。一対のカセット側導電性端子81は、いずれも金属端子であり、互いに間に所定の隙間を空けて基板80の長手方向(以下、「Y1方向」という。図16参照)に並ぶ。一対のカセット側導電性端子81は、基板80の短手方向(以下、「Y2方向」という。図16参照)に長い矩形状であり、互いに同一形状である。一対のカセット側導電性端子81のそれぞれのY2方向の一方側(例えば、図16の上側)の端部は、Y2方向において同じ位置にある。一対のカセット側導電性端子81のそれぞれのY2方向の他方側(例えば、図16の下側)の端部は、Y2方向において同じ位置にある。
一対のカセット側導電性端子81の長手方向(すなわち、Y2方向)の長さは、一対の本体側導電性端子34(図2参照)の長手方向(すなわち、図2の上下方向)の長さよりも小さい。一対のカセット側導電性端子81の短手方向(すなわち、Y1方向)の長さは、一対の本体側導電性端子34の短手方向(すなわち、図2の左右方向)の長さよりも大きい。一対のカセット側導電性端子81の互いの間の隙間の距離は、一対の本体側導電性端子34の互いの間の隙間の距離よりも小さい。
図16に示すように、第二面80Bには、ICチップ82と一対のコンデンサ83とモールド部84とが設けられる。ICチップ82は、一対のコンデンサ83を介在させて、一対のカセット側導電性端子81のそれぞれと電気的に接続される。ICチップ82は、テープカセット5の種別等の各種情報を記憶できる。一対のコンデンサ83は、特定の周波数を通過させる。モールド部84は、ICチップ82を覆う樹脂部材であり、ICチップ82を保護する。
以下、図16の右側を、Y1方向の一方とし、図16の左側を、Y1方向の他方とする。Y1方向に第二面80Bを三等分した場合の領域を、Y1方向の一方(図16の右側)から他方(図16の左側)に向かう順に、「第一基板領域S1」、「第二基板領域S2」、「第三基板領域S3」とする。ICチップ82、コンデンサ83、およびモールド部84は、いずれも第二基板領域S2に配置される。
図15および図16に示すように、第一壁71の後端部71Aと第二壁73の前端部73Aとの間の前後方向の距離W1(すなわち、配置部70の前後方向の長さ)は、基板80のY1方向の長さX1よりもわずかに大きい。第一壁71および第二壁73の上下方向の長さW2は、基板80のY2方向の長さX2よりもわずかに大きい。逃がし凹部72の前後方向の長さW3は、モールド部84のY1方向の長さX3よりも大きい。
以下、基板80のY1方向の一方(図16の右側)の端部を、「第一基板端部85A」といい、基板80のY1方向の他方(図16の左側)の端部を、「第二基板端部85B」という。第一壁71の前後方向の長さW4および第二壁73の前後方向の長さW5は、いずれも、モールド部84(詳細には、モールド部84のY1方向の一方の端部)と第一基板端部85Aとの間のY1方向の距離X4およびモールド部84(詳細には、モールド部84のY1方向の他方の端部)と第二基板端部85Bとの間のY1方向の距離X5のいずれよりも小さい。
図9に示すように、基板80は、Y1方向(図16参照)とテープカセット5の前後方向とを平行にし、かつ、第一面80Aが右方を向いた状態で、配置部70に配置される。基板80は、Y1方向の一方(図16の右側)がテープカセット5の後方および前方のいずれを向いた状態でも配置部70に配置できる。第一壁71および第二壁73のそれぞれと第二面80Bとの間に接着層(図示略)が配置される。接着層は、粘着剤、両面粘着テープ等である。基板80は、接着層を介在させて、第一壁71および第二壁73にまたがって配置される。
以下、基板80が配置部70に配置された状態を基準に説明する。モールド部84およびICチップ82は、逃がし凹部72に配置される。特定面55Aおよび第一面80Aは、左右方向において同じ位置に配置される。基板80は、第三領域R3に配置される。基板80の前後方向の中心は、第二排出口64の前後方向の中心よりも前方にある。基板80の一部は、第二排出口64と左右方向に重なる。詳細には、一対のカセット側導電性端子81のうち前側の導電性端子は、第二排出口64と左右方向に重なる。
図17および図18を参照し、テープカセット5の収容体9への収容方法を説明する。以下、収容体9の前後両側面の上下方向の中央部を左右方向に延びる線を、それぞれ、「仮想線K1、K2」という(図17参照)。図17に示すように、収容体9の右端部9Aおよび左端部9Bが開口した状態において、収容体9の前後両側面がそれぞれ仮想線K1、K2を折り目として内側に折り込まれる。この状態で、収容体9は、右端部9Aが上下方向に圧着される。これにより、右端部9Aには、マチ部91が形成される。
図18に示すように、マチ部91の前端部91Aおよび後端部91Bは、それぞれ、収容体9が折り込まれて左右方向に複数の層が重なった状態となる。テープカセット5は、右壁55がマチ部91と左右方向に対向する状態、すなわち、基板80が前端部91Aおよび後端部91Bのいずれか(図18では、前端部91A)と左右方向に対向する状態で収容体9に収容される。この状態で、収容体9は、左端部9Bが上下方向に圧着される(図6参照)。以上のように、テープカセット5が収容体9へ収容されて、テープカセットユニット100が完成する。
図19を参照し、テープカセット5が装着部20に装着される流れおよび印刷装置1による印刷動作を説明する。ユーザは、収容体9(図6参照)からテープカセット5を取り出す。ユーザは、基板80が端子ユニット30と対向するように、テープカセット5を装着部20に装着する。テープカセット5が装着部20に装着される過程では、第二接続部512Bが端子ホルダ32の上端部の後部の左端部に下方から接触する。端子ホルダ32の上端部の後部が、後方斜め上側に傾斜しているので、端子ホルダ32は、第二接続部512Bによって前方に押圧される。端子ホルダ32は、付勢部材33の付勢力に抗って第一位置(図4参照)から第二位置(図5参照)に移動する。
ヘッド挿入部61にサーマルヘッド22が挿入される。テープ駆動ローラ46にテープ駆動軸26が挿入される。リボン巻取スプール44にリボン巻取軸27が挿入される。凹部68にリブ29が挿入される。凹部68がないテープカセットは、リブ29と干渉するので、装着部20に装着できない。よって、凹部68およびリブ29により、テープカセット5とは異なるテープカセットが装着部20に装着されることが抑制される。フック28A、28Bが、それぞれ、リブ65A、66Aに係合する。これにより、テープカセット5の装着部20に対する位置が決定し、テープカセット5の装着部20への装着は完了する。
テープカセット5が装着部20に装着された状態では、一対のカセット側導電性端子81と一対の本体側導電性端子34とがそれぞれ互いに前後方向に対向接触して電気的に接続する。これにより、印刷装置1は、テープカセット5との間で通信可能な状態となる。詳細には、印刷装置1は、一対の本体側導電性端子34と一対のカセット側導電性端子81とのそれぞれの接点間の電圧差を利用して公知の変調方式によってICチップ82からの信号を受信する。
カバー19(図1参照)が本体筐体10に対して閉じられると、プラテンホルダ23が左側に回動する。プラテンローラ24は、互いに重ね合ったフィルムテープ7およびインクリボン4をサーマルヘッド22との間で挟む。テープサブローラ25は、両面粘着テープ6およびフィルムテープ7をテープ駆動ローラ46との間で挟む。
印刷装置1による印刷動作が開始されると、テープ駆動軸26およびリボン巻取軸27は、モータ(図示略)によって同期して回転駆動される。テープ駆動軸26の回転に伴って、テープ駆動ローラ46が回転し、テープサブローラ25が従動回転する。テープ駆動ローラ46およびテープサブローラ25が回転すると、両面粘着テープ6およびフィルムテープ7が、それぞれ、両面粘着ロール6Aおよびフィルムロール7Aから引き出されて搬送される。リボン巻取軸27の回転に伴って、リボン巻取スプール44が回転する。リボン巻取スプール44が回転すると、インクリボン4がリボンロール4Aから引き出される。プラテンローラ24とサーマルヘッド22との間でフィルムテープ7と重ね合っているインクリボン4が使用され、サーマルヘッド22によるフィルムテープ7への印刷が行われる。テープサブローラ25とテープ駆動ローラ46との間で、印刷済みのフィルムテープ7に両面粘着テープ6が貼り合わされ、第二排出口64から外部に排出される。
以上説明したように、左壁56には、第二排出口64が設けられる。基板80は、一対のカセット側導電性端子81とICチップ82とを備える。一対のカセット側導電性端子81は第一面80Aに配置され、ICチップ82は第二面80Bに配置される。基板80は、第一面80Aが右方を向いた状態で配置部70に配置される。第二排出口64は、テープを排出するので、他の部位に比べてユーザによって触られにくい。すなわち、ユーザは、テープカセット5を取り扱う際、例えば左壁56のうち第二排出口64が設けられていない部位に指をかける。この場合、ユーザは、右壁55のうち、指をかけた部分と左右方向に重なる部位に他の指をかけてテープカセット5を掴む。よって、第二排出口64と左右方向に重なる部位は、他の部位に比べてユーザによって触られにくい。テープカセット5では、基板80の一部が第二排出口64と左右方向に重なっているので、基板80はユーザによって触られにくくなる。これにより、一対のカセット側導電性端子81もユーザによって触られにくくなる。よって、テープカセット5は、一対のカセット側導電性端子81の腐食、汚れの付着等を抑制できる。テープカセット5は、基板80および一対のカセット側導電性端子81がユーザによって触られることによるICチップ82への悪影響を抑制できる。
一対のカセット側導電性端子81のうち前側の導電性端子は、第二排出口64と左右方向に重なっている。よって、一対のカセット側導電性端子81のうち第二排出口64と左右方向に重なっている部位は、ユーザによってさらに触られにくくなる。よって、テープカセット5は、基板80および一対のカセット側導電性端子81がユーザによって触られることによるICチップ82への悪影響をさらに抑制できる。
ユーザは、例えば上下方向からテープカセット5を掴む場合がある。この場合、基板80が配置部70に配置された状態で、一対のカセット側導電性端子81が前後方向に並んでいるので、テープカセット5は、例えば一対のカセット側導電性端子81が上下方向に並ぶ場合に比べて、一対のカセット側導電性端子81が同時に触られることを抑制できる。
ユーザは、テープカセット5を取り扱う際、第一領域R1、第二領域R2、および第三領域R3のうち、前後方向の中央を含む第二領域R2を掴むことが多いと考えられる。テープカセット5では、第二排出口64および配置部70が第三領域R3に配置されているので、第二排出口64および配置部70が第二領域R2に比べて、基板80および一対のカセット側導電性端子81がユーザによってさらに触られにくくなる。よって、テープカセット5は、基板80および一対のカセット側導電性端子81がユーザによって触られることによるICチップ82への悪影響をさらに抑制できる。
リブ65A、66Aは、それぞれ、右壁55および左壁56からカセットケース50の外側に向けて突出しているので、ユーザはリブ65A、66Aのそれぞれに指を掛けてテープカセット5を掴むと考えられる。リブ65A、66Aは、それぞれ、基板80から後方にずれた位置に設けられているので、ユーザがテープカセット5を掴んだ場合に、基板80および一対のカセット側導電性端子81が触られにくくなる。よって、テープカセット5は、基板80および一対のカセット側導電性端子81がユーザによって触られることによるICチップ82への悪影響をさらに抑制できる。
配置部70が右壁55から左方に凹んでいるので、配置部70が凹んでいない場合に比べて、基板80のうち特定面55Aよりも右側に出っ張る部位が小さくなる。よって、基板80を載置面(例えば、作業台の上面)に向けてテープカセット5を置いた場合に、基板80および一対のカセット側導電性端子81は、載置面に接触することによる応力を受けにくくなる。よって、テープカセット5は、基板80および一対のカセット側導電性端子81に応力が作用することによる悪影響を抑制できる。基板80のうち特定面55Aよりも右側に出っ張る部位が小さくなると、テープカセット5の使用時等に、基板80のうち特定面55Aよりも右側に出っ張る部位が引っかかって、基板80が配置部70から外れることが抑制される。
配置部70は、右壁55のうち前壁57と隣接する位置にあり、前壁57と連結部70Aで連結する。連結部70Aの形状は、前壁57の右端部から後方斜め左側に鋭角に屈曲し、平面視で円弧状をなしている。よって、配置部70が左右方向に外力を受けて、連結部70Aが支点となった場合、配置部70が前壁57から離れた位置にあり、前壁57の右端部と配置部70の前端部とを直線状に連結した場合に比べて、配置部70と支点との間の距離が小さいので、配置部70の強度を高くできる。
リブ65A、65B、65Cが、それぞれ、カセットケース50の外側(すなわち、右側)に向けて基板80よりも右側まで右壁55から突出しているので、基板80を載置面に向けてテープカセット5を置いた場合に、基板80および一対のカセット側導電性端子81は、載置面に接触しにくくなる。よって、テープカセット5は、基板80および一対のカセット側導電性端子81が載置面に接触することによって損傷することを抑制できる。
後壁58には種別表示ラベル5Aが設けられているので、後壁58を載置面とは反対側に向けてテープカセット5が置かれることが考えられる。この場合、凹部68が後壁58に設けられているので、ユーザは、凹部68に指を引っ掛けてテープカセット5を引きずって移動させることができる。よって、テープカセット5を移動させる際にユーザがテープカセット5を掴むことが抑制される。テープカセット5は、基板80および一対のカセット側導電性端子81がユーザによって触られることによるICチップ82への悪影響を抑制できる。
前壁57と後壁58との間の距離L1は、上壁53と下壁54との間の距離L2よりも大きい。右壁55と左壁56との間の距離L3は、距離L1よりも大きい。この場合、上壁53、下壁54、右壁55、左壁56、前壁57、および後壁58のうち、上壁53または下壁54の面積が最も大きくなり、右壁55または左壁56の面積が最も小さくなる。よって、上壁53または下壁54を載置面に向けてテープカセット5を置いた場合、テープカセット5の載置状態が最も安定する。右壁55または左壁56を載置面に向けてテープカセット5を置いた場合、テープカセット5の載置状態は最も安定しない。よって、テープカセット5は、右壁55または左壁56が載置面を向いて置かれることを抑制できる。右壁55には基板80が設けられているので、テープカセット5は、基板80および一対のカセット側導電性端子81が載置面に接触することによって損傷することを抑制できる。
基板80にはカセット側導電性端子81等の種々の金属部材が設けられているので、基板80の光の反射率は一般的に高い。このため、仮に基板80がコード51Bの近傍に配置されていると、光学式の読取装置はコード51Bを読み取る場合、基板80による光の反射の影響で情報を読み取ることをできなかったり、誤った情報を読み取ったりする可能性がある。本実施形態では、読取表示部54Aが下壁54に設けられており、下壁54には基板80が設けられていない。よって、テープカセット5は光学式の読取装置がコード51Bを読み取る場合、基板80による光の反射の影響で情報を読み取ることをできなかったり、誤った情報を読み取ったりすることを抑制できる。下壁54には基板80が設けられていないので、テープカセット5は、読取表示部54Aの面積を大きく確保できる。
本実施形態では、右壁55には基板80が設けられているので、右壁55が載置面に向けられてテープカセット5が置かれると、基板80および一対のカセット側導電性端子81が載置面に接触することによって損傷する可能性がある。例えばユーザは、光学式の読取装置でコード51Bを読み取る場合、コード51Bが表示された外壁とは反対側の外壁を載置面に向けてテープカセット5を置くことが考えられる。本実施形態では、読取表示部54Aが下壁54に設けられているので、コード51Bが下壁54に表示されており、すなわち、左壁56にはコード51Bが表示されていない。このため、ユーザが光学式の読取装置でコード51Bを読み取る場合、右壁55が載置面に向けられてテープカセット5が置かれることが抑制される。よって、テープカセット5は、ユーザが光学式の読取装置でコード51Bを読み取る場合、基板80および一対のカセット側導電性端子81が載置面に接触することによって損傷することを抑制できる。
上述したように、上壁53、下壁54、右壁55、左壁56、前壁57、および後壁58のうち、上壁53または下壁54の面積が最も大きい。第一種別表示部53Aは上壁53に設けられているので、テープカセット5は、第一種別表示部53Aの面積を大きく確保できる。よって、ユーザは、第一種別表示部53Aによって表示されたテープカセット5の種別を容易に視認できる。読取表示部54Aは下壁54に設けられており、下壁54には第一種別表示部53Aが設けられていないので、テープカセット5は、読取表示部54Aの面積を大きく確保できる。よって、テープカセット5は、光学式の読取装置がコード51Bを読み取る場合、例えばコード51Bの表示が潰れることにより情報を読み取ることをできなかったり、誤った情報を読み取ったりすることを抑制できる。
第一種別表示部53Aおよび第二種別表示部58Aには、種別表示ラベル5Aが粘着剤Z1を介在させてそれぞれにまたがって貼り付けられているので、テープカセット5は、第一種別表示部53Aおよび第二種別表示部58Aから種別表示ラベル5Aが剥がれることを抑制できる。読取表示部54Aには、読取表示ラベル5Bが粘着剤Z2を介在させて貼り付けられているので、テープカセット5は、読取表示部54Aから読取表示ラベル5Bが剥がれることを抑制できる。例えば印刷時にテープカセット5がサーマルヘッド22等から熱を受けると、粘着剤Z1、Z2がその熱により融ける可能性がある。本実施形態では、第一種別表示部53A、第二種別表示部58A、および読取表示部54Aが、それぞれ、上壁53、後壁58、および下壁54に設けられており、すなわち、基板80が設けられている右壁55に設けられていない。よって、テープカセット5は、熱により融けた粘着剤Z1、Z2が流れて基板80および一対のカセット側導電性端子81に付着することを抑制でき、ICチップ82への悪影響を抑制できる。
テープカセットユニット100では、テープカセット5が収容体9に収容されているので、基板80はユーザによって触られにくい。よって、テープカセットユニット100は、一対のカセット側導電性端子81の腐食、汚れの付着等を抑制できる。テープカセットユニット100は、基板80および一対のカセット側導電性端子81がユーザによって触られることによるICチップ82への悪影響を抑制できる。テープカセットユニット100が誤って落下した場合、落下の衝撃で基板80が損傷する可能性がある。本実施形態では、基板80が前端部91Aと左右方向に対向しており、前端部91Aは左右方向に複数の層が重なっている。よって、落下の衝撃が前端部91Aによって緩和されるので、テープカセットユニット100は、落下の衝撃で基板80が損傷することを抑制できる。
本実施形態において、上壁53が、本発明の「第一外壁」に相当する。下壁54が、本発明の「第二外壁」に相当する。右壁55が、本発明の「第三外壁」に相当する。左壁56が、本発明の「第四外壁」に相当する。前壁57が、本発明の「第五外壁」に相当する。後壁58が、本発明の「第六外壁」に相当する。テープカセット5の上下方向が、本発明の「第一方向」に相当する。テープカセット5の左右方向が、本発明の「第二方向」に相当する。テープカセット5の前後方向が、本発明の「第三方向」に相当する。第二排出口64が、本発明の「排出部」に相当する。ICチップ82が、本発明の「記憶部」に相当する。リブ65A、66Aが、本発明の「第一凸部」に相当する。配置部70が、本発明の「第一凹部」に相当する。リブ65B、65Cが、本発明の「第二凸部」に相当する。上ケース51が、本発明の「第一ケース」に相当する。下ケース52が、本発明の「第二ケース」に相当する。フック67Aが、本発明の「フック」に相当する。孔67Bが、本発明の「孔」に相当する。凹部68が、本発明の「第二凹部」に相当する。リブ48が、本発明の「第一リブ」に相当する。フィルムロール7Aが、本発明の「テープロール」に相当する。リブ47が、本発明の「第二リブ」に相当する。共通部50Aが、本発明の「角部」に相当する。上端部501が、本発明の「第一端部」に相当する。下端部502が、本発明の「第二端部」に相当する。第二接続部511B、512Bが、本発明の「接続部」に相当する。支持部49Bが、本発明の「支持部」に相当する。読取表示部54Aが、本発明の「読取表示部」に相当する。第一種別表示部53Aが、本発明の「種別表示部」に相当する。表面53Bが、本発明の「第三面」に相当する。裏面54Bが、本発明の「第四面」に相当する。読取表示ラベル5Bが、本発明の「ラベル」に相当する。収容体9が、本発明の「収容体」に相当する。マチ部91が、本発明の「マチ部」に相当する。
本発明は、上記実施形態から種々変更できる。例えば、上記実施形態では、ICチップ82は、モールド部84によって保護されるが、モールド部84は省略してもよい。図20に示すように、テープカセット5は、逃がし凹部72の代わりに逃がし孔721を採用してもよい。逃がし孔721は、配置部70の底壁を左右方向に貫通する。基板80が配置部70に配置された状態で、逃がし孔721には、モールド部84が配置される。モールド部84は、カセットケース50の内部において、搬送経路上にあるテープ(図20では、フィルムテープ7)と左右方向に対向する。モールド部84が省略された場合、基板80が配置部70に配置された状態で、逃がし孔721には、ICチップ82が配置される。ICチップ82は、カセットケース50の内部において、搬送経路上にあるテープと左右方向に対向する。
上記実施形態のテープカセット5は、ラミネートタイプであるが、レセプタタイプ、サーマルタイプ、チューブタイプ等でもよい。レセプタタイプのテープカセットでは、第二テープスプール41が省略され、支持部49Aが、第一のテープとして片面粘着テープが巻回された第一テープスプール40を支持する。サーマルタイプのテープカセット5では、リボンロール4Aが省略され、支持部49Aが、第一のテープとして感熱紙テープが巻回された第一テープスプール40を支持する。
図21を参照し、変形例のテープカセット5を説明する。以下では、上記実施形態と共通の構成には、上記実施形態と同一符号を付して説明を省略し、上記実施形態と異なる点を主に説明する。
変形例の両面粘着テープ6およびフィルムテープ7のテープ幅は、上記実施形態の両面粘着テープ6およびフィルムテープ7のテープ幅よりも小さい。テープカセット5は、フィルムテープ7に適切な搬送負荷をかけるため、テープ幅に応じて屈曲ピンの個数が異なる。変形例のテープカセット5では、屈曲ピン45B〜45Dが省略される。すなわち、リボンロール4Aの右前側には、屈曲ピン45Aのみ設けられる。屈曲ピン45Aは、筒状体451を回転可能に支持する。フィルムテープ7の搬送経路は、フィルムロール7Aから前方に延び、筒状体451の外周面のうち右端部に沿って左側に曲がる。フィルムテープ7が搬送されると、筒状体451が回転するので、フィルムテープ7の搬送に対する負荷が抑制される。なお、屈曲ピンの個数は、テープ幅によらず一定でもよい。カセットケース50の内部において、逃がし凹部72の底壁は、搬送経路上にあるテープ(図9では、フィルムテープ7)と左右方向に対向する。
図22および図23を参照し、配置部70および基板80の変形例を説明する。図22に示すように、第一壁71および第二壁73には、一対の凸部74が設けられ、図23に示すように、第二面80Bには、一対の穴部86が設けられてもよい。一対の凸部74は、中心Pに対して対称となる位置から右方に突出する。一対の凸部74の形状は、円柱状であり、中心Pに対して対称である。一対の凸部74の形状は、円柱状に限定せず、例え四角柱状でもよい。一対の穴部86は、基板80の中心に対して対称となる位置であって、一対の凸部74のそれぞれに対応する位置から右方に凹む。一対の穴部86の形状は、円形であり、基板80の中心に対して対称である。一対の穴部86の形状は、円形に限定せず、一対の凸部74の形状に対応した形状であればよい。一対の穴部86は、基板80を左右方向に貫通してもよい。一対の凸部74の直径は、一対の穴部86の直径よりもわずかに小さい。
基板80が配置部70に配置された場合、一対の凸部74が一対の穴部86に嵌まる。これにより、基板80は、配置部70に確実に取り付けることができる。一対の凸部74が中心Pに対して対称となる位置にあるので、テープカセット5に対する基板80のY1方向の向きを前後逆さにしても、基板80は配置部70に配置できる。一対の凸部74を一組とした場合、第一壁71および第二壁73には、複数組の凸部74が設けられてもよい。一対の穴部86を一組とした場合、第二面80Bには、複数組の穴部86が設けられてもよい。第一壁71および第二壁73に一対の穴部86が設けられ、第二面80Bに一対の凸部74が設けられてもよい。
上記実施形態では、一対のカセット側導電性端子81のうち前側の導電性端子が、第二排出口64と左右方向に重なる。これに対し、一対のカセット側導電性端子81のうち後側の導電性端子が、第二排出口64と左右方向に重なってもよい。一対のカセット側導電性端子81のいずれも第二排出口64と左右方向に重ならなくてもよい。例えば、一対のカセット側導電性端子81の互いの間の隙間が第二排出口64と左右方向に重なってもよい。
基板80には、1つのカセット側導電性端子81が設けられてもよいし、3つ以上のカセット側導電性端子81が設けられてもよい。上記実施形態では、一対のカセット側導電性端子81および一対の本体側導電性端子34は、金属端子であるが、例えば、導電性樹脂端子でもよい。基板80には、コンデンサ83の他に、コイル等の電子部品が設けられてもよい。電子部品は、第二基板領域S2に配置されることが好ましい。この場合、電子部品は、逃がし凹部72に配置されるので、テープカセット5は、電子部品が第一壁71または第二壁73と接触して損傷することを抑制できる。
上記実施形態では、一対のカセット側導電性端子81の長手方向の長さは、一対の本体側導電性端子34の長手方向の長さよりも小さい。一対のカセット側導電性端子81の短手方向の長さは、一対の本体側導電性端子34の短手方向の長さよりも大きい。一対のカセット側導電性端子81の互いの間の隙間の距離は、一対の本体側導電性端子34の互いの間の隙間の距離よりも小さい。これに対して、一対のカセット側導電性端子81の長手方向の長さは、一対の本体側導電性端子34の長手方向の長さ以上でもよい。一対のカセット側導電性端子81の短手方向の長さは、一対の本体側導電性端子34の短手方向の長さ以下でもよい。一対のカセット側導電性端子81の互いの間の隙間の距離は、一対の本体側導電性端子34の互いの間の隙間の距離以上でもよい。
一対のカセット側導電性端子81は、Y2方向に長い矩形状であるが、Y1方向に長い矩形状でもよいし、正方形状、円形状等の他の形状でもよい。一対のカセット側導電性端子81は、互いに同一形状であり、Y1方向に並ぶが、互いに異なる形状でもよいし、Y2方向に並んでもよい。
基板80には、一対のカセット側導電性端子81の代わりに、通信部が設けられてもよい。通信部は、外部機器と無線通信可能であり、ICチップ82と電気的に接続する。この場合、上記実施形態とは異なり、一対の本体側導電性端子34と接触する必要がないので、基板80はカセットケース50の内部に配置されてもよい。カセットケース50の外部に基板80が配置される場合に比べて、基板80の損傷が抑制される。通信部は、例えばRFタグである。RFタグは、第一面80Aに配置されもよいし、第二面80Bに配置されもよい。RFタグは、第二面80Bに配置される場合には、第二基板領域S2に配置されることが好ましい。この場合、RFタグは、逃がし凹部72に配置されるので、テープカセット5は、RFタグが第一壁71または第二壁73と接触して損傷することを抑制できる。印刷装置1は、一対の本体側導電性端子34の代わりに、例えばRFID方式のデータ読込書込装置を備えてもよい。
上記実施形態では、配置部70は、右壁55から左方に凹むが、凹まなくてもよい。すなわち、第一壁71および第二壁73は、左右方向において特定面55Aと同じ位置に配置されてもよい。上記実施形態では、第二排出口64、配置部70、および基板80は、第三領域R3に配置されるが、第一領域R1または第二領域R2に配置されてもよいし、第一領域R1、第二領域R2、および第三領域R3の複数にまたがって配置されてもよい。配置部70および基板80は、上壁53、下壁54、左壁56、前壁57、または後壁58に配置されてもよい。第二排出口64は、配置部70および基板80が配置された壁と平行に延び、かつ、その壁と直交する方向に並ぶ壁に配置されればよい。
第一種別表示部53A、第二種別表示部58A、読取表示部54Aは、それぞれ、上壁53、下壁54、右壁55、左壁56、前壁57、または後壁58のいずれに設けられてもよい。第一種別表示部53A、第二種別表示部58A、読取表示部54Aは、それぞれ、上壁53、下壁54、左壁56、前壁57、または後壁58のいずれかに設けられることが好ましい。光学式の読取装置がコード51Bを読み取る場合、基板80による光の反射の影響で情報を読み取ることをできなかったり、誤った情報を読み取ったりすることを抑制するためである。第一種別表示部53A、第二種別表示部58A、読取表示部54Aの面積を大きく確保するためである。第一種別表示部53A、第二種別表示部58A、読取表示部54Aは、それぞれ、上壁53、下壁54、前壁57、または後壁58のいずれかに設けられることがより好ましい。ユーザが光学式の読取装置でコード51Bを読み取る場合、右壁55が載置面に向けられてテープカセット5が置かれることを抑制し、基板80および一対のカセット側導電性端子81が載置面に接触することによって損傷することを抑制するためである。第一種別表示部53Aが、例えば下壁54に設けられた場合、読取表示部54Aは、その反対側の上壁53に設けられることが好ましい。上壁53は、各外壁の中で最も面積が大きく、上壁53には第一種別表示部53Aが設けられていないので、テープカセット5は上壁53に読取表示部54Aを設ける面積を確保しやすいからである。第一種別表示部53Aおよび第二種別表示部58Aのいずれか、またはいずれも省略してもよい。同様に、読取表示部54Aも省略してもよい。
上記実施形態では、第一種別表示部53Aおよび第二種別表示部58Aには、粘着剤Z1を介在させてそれぞれにまたがって種別表示ラベル5Aが貼り付けられている。例えば、種別表示ラベル5Aとして粘着剤Z1の介在が不要な自己粘着性を有するラベルが採用されてもよい。読取表示ラベル5Bも、同様に、自己粘着性を有するラベルが採用されてもよい。第一種別表示部53Aおよび第二種別表示部58Aに、テープカセット5の種別が直接印刷されてもよい。同様に、読取表示部54Aにも、コード51Bが直接印刷されてもよい。
上記実施形態では、読取表示ラベル5Bにはコード51Bおよびホログラム52Bが設けられているが、いずれか一方のみが設けられてもよい。コード51Bおよびホログラム52Bは、一つの読取表示ラベル5Bに設けられているが、異なるラベルに設けられてもよい。この場合、読取表示部54Aは、ラベル毎に異なる位置に設けられてもよい。
上記実施形態では、フック67Aは、上ケース51に含まれる後壁58に設けられ、孔67Bは、下ケース52に含まれる後壁58に設けられている。これに対し、フック67Aが下ケース52に含まれる後壁58に設けられ、孔67Bが上ケース51に含まれる後壁58に設けられてもよい。
上記実施形態では、印刷装置1は、変調方式によってICチップ82からの信号を受信する。これに対し、印刷装置1は、他の方式でICチップ82からの信号を受信してもよい。印刷装置1は、例えばICチップ82からの差動信号を受信してもよい。
上記実施形態では、特定面55Aおよび第一面80Aは、左右方向において同じ位置に配置されている。これに対して、第一面80Aは、特定面55Aよりも左側に配置されてもよい。この場合、テープカセット5の使用時等に、基板80のうち特定面55Aよりも右側に出っ張る部位が引っかかって、基板80が配置部70から外れることがさらに抑制される。第一面80Aは、特定面55Aよりも右側に配置されてもよい。この場合、基板80が特定面55Aよりも右側に出っ張っているので、テープカセット5が装着部20に装着されたときに、一対の本体側導電性端子34は、一対のカセット側導電性端子81にそれぞれ確実に接触できる。
上記実施形態では、収容体9は、可撓性を有する樹脂製であるが、可撓性を有しなくてもよいし、樹脂製でなくてもよい。例えば、収容体9は、紙、段ボール等でもよいし、複数の材料が組み合わされて形成されてもよい。マチ部91の形成方法およびテープカセット5の収容体9への収容方法は、それぞれ、上記実施形態に限定しない。具体的には、上記実施形態では、収容体9の前後両側面がそれぞれ仮想線K1、K2を折り目として内側に折り込まれた状態で、右端部9Aが上下方向に圧着されることで、マチ部91が形成される。これに対し、例えば、右端部9Aが内側に折り込まれた状態で、折り込まれた部分が互いに粘着剤で接着されることでマチ部91が形成されてもよい。