JP6867883B2 - 空間表示装置、および、空間表示方法 - Google Patents
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Description
特許文献2には、3次元モデルの所定の視点位置から2次元画像を生成することが記載されている。
特許文献3には、2次元CAD(Computer-Aided Design)の機器図面シンボルデータと3次元CADの機器モデルデータを用いて、プラントのレイアウト設計を支援することが記載されている。
特許文献4には、プラントの監視盤表示にて三次元モデルを三次元空間内の所定位置に配置し、レンダリング処理によって二次元座標系に変換することが記載されている。
特許文献5には、建築設計支援にて3Dモデルに基づき、任意の視点からの2次元図を演算し生成することが記載されている。
仮想空間に表示される立体形状データは、その構成要素である部品ごとに検索キーとなる識別情報が定義されており、
本発明は、所定のカメラ視野から視認した前記立体形状データを仮想空間として表示するとともに、前記所定のカメラ視野の更新に連動して仮想空間の表示内容も更新する画面制御部と、
前記所定のカメラ視野からの視認が良好な仮想空間内の第1領域と、その第1領域以外の領域である仮想空間内の第2領域とに区分しておき、仮想空間内に配置する各部品について、前記第1領域内に位置する部品の表示形態と、前記第2領域内に位置する部品の表示形態とを異なる形態とする部品表示制御部と、を有し、
前記画面制御部は、入力された検索キーに合致する部品を前記立体形状データから検索し、その検索結果である部品を視認させるように前記所定のカメラ視野を変更することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
空間表示装置2は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、ハードディスクなどの記憶手段(記憶部)と、ネットワークインタフェースとを有するコンピュータとして構成される。
このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラム(アプリケーションや、その略のアプリとも呼ばれる)を実行することにより、各処理部により構成される制御部(制御手段)を動作させる。
空間表示装置2は、各種処理部(画面制御部21と、部品置換部22と、接続強調部23)と、その処理部が扱うデータを管理するデータベース3とを有する。データベース3においては、設計3Dモデル31と、置換後3Dモデル32と、系統図データ33と、接続後3Dモデル34と、付加データ35とが対応付けて格納されている。なお、図2では、データ間の対応関係の内の主要な対応関係を示す矢印を示す。
設計3Dモデル31は、プラントなどの仮想空間内に配置される立体形状の位置や大きさを、部品ごとに管理するデータ構造である。図3では、プラント設備としてのポンプ形状F02と、バルブ形状F04とが、配管形状F01,F03,F05で接続されている例を示している。
系統図データ33は、設計3Dモデル31が示すプラントなどの立体形状を機能的接続関係に着目して簡略化した平面図である。系統図データ33は、P&ID(Process and Instrumentation Diagram)などの標準的な図面を用いてもよい。図3では、ポンプ形状F02を示すポンプシンボルP001と、バルブ形状F04を示すバルブシンボルV001と、配管形状F01を示す配管線L001−1と、配管形状F03を示す配管線L001−2と、配管形状F05を示す配管線L001−3とが記載されている。
このように、設計3Dモデル31の各立体形状のIDと、系統図データ33の各シンボル(配管線含む)のIDとは対応づけられている。この対応付けは、事前に管理者などが準備しておく。
また、接続強調部23は、系統図データ33で定義されている機能的接続関係をもとに、設計3Dモデル31のうちの接続される一連の立体形状を強調した接続後3Dモデル34を作成する。
さらに、付加データ35は、プラント作業者であるユーザについての職種情報や、作業スキル情報や、作業履歴情報などである。これらの付加データ35は、仮想空間の表示内容をプラント作業者ごとに個別化(特化)したものにするために参照される。
S11として、画面制御部21は、キーボード11の文字入力操作や、マウス12のリスト選択操作を介して、作業内容を示すデータの入力を受け付ける。作業内容とは、例えば、設計3Dモデル31のうちのどのエリアやどの部屋で作業が行われるかを示す作業場所の情報や、付加データ35のうちのどのプラント作業者が作業を行うかを示す作業者の情報である。
ここで入力された作業場所の情報(点検対象となる部屋など)は、その作業場所に含まれる3次元オブジェクトを設計3Dモデル31から表示対象として抽出するために、用いられる。
S12として、画面制御部21は、S11で受け付けた作業場所における仮想空間内でのカメラ視野データの入力を受け付ける。図1で説明したように、コントローラ13の操作がカメラ視点位置の移動に対応し、HMD14の操作がカメラ視野角度の変更に対応し、カメラ視野データはこの両方のデータの組み合わせで定義される。
S22として、画面制御部21は、S11の作業場所におけるS12のカメラ視野データから見た仮想空間内の設計3Dモデル31を、HMD14および表示装置15に表示する。これにより、作業者はあたかも自分がプラントの内部に立っているように感じることができる。
この作成された置換後3Dモデル32は、S22の設計3Dモデル31の代わりに表示される。これにより、作業者は現時点のカメラ視野では見づらい部品も、容易に把握することができる。
S32として、接続強調部23は、系統図データ33で定義されている機能的接続関係をもとに、接続される一連の立体形状を強調した接続後3Dモデル34を作成する。
この作成された接続後3Dモデル34は、S22の設計3Dモデル31またはS23の置換後3Dモデル32に上書き表示される。これにより、作業者は実際にプラント内部での作業を行うときに役立つ箇所を、作業に関係ない箇所と区別して把握することができる。そして、処理をS12に戻す。このようにS12に戻ってループ処理を行うことで、随時ユーザの操作によりカメラ視野データが変更されるとともに、その変更後のカメラ視野データに適合する表示内容へとリアルタイムに更新される。
HMD14を装着したユーザからは、矢印LCで示した正面の方向はよく見える。矢印LCを中央とした矢印LLI〜矢印LRIの範囲は、ビューポート(図6のVP)と呼ばれ、比較的見やすい視野である。一方、ビューポートの外側として、矢印LLO〜矢印LLIの左外側範囲ALOと、矢印LRI〜矢印LROの右外側範囲AROとは、それぞれ画面表示されるものの、正面から大きく外れており、部品形状が歪むなど見づらい視野である。
よって、カメラ視野からの視認が良好な第1領域は、ビューポートの内側で、かつ、基準距離Dより近くの領域(ALN,ARN)である。一方、第1領域以外の領域を第2領域とすると、その第2領域は、ビューポートの外側領域(ALO,ARO)および遠距離領域(ALF,ARF)のうちの片方または両方である。
つまり、図4のS21の見づらい部品とは第2領域に位置する部品である。
ビューポートVPは、矢印LCを中心とし、その周囲の矢印LLI〜矢印LRIの境界位置までの平面として定義される。そして、このビューポートVPの平面を底面とし、目の位置を頂点とする四角錐の空間内(図5ではALN,ARN)が部品が見やすい範囲となる。
図7は、第1プラントの仮想空間を頭上から見たときの平面図である。この第1プラントには、以下の各部品が配置されている。
・機器106
・バルブ102,108
・配管101,103,104,105,107,109
そして、作業者は、バルブ102の手前側に立ち、機器106の方を向いて仮想空間を眺めているとする。
部品置換部22は、図8の各部品のうち、ビューポートVPの外側に位置する以下の部品を、見づらい部品として系統図データ33のシンボルや配管線に置き換える。
・バルブ108x
・配管101x,103x,105x,107x,109x
一方、残りの部品は、図8に記載したとおりの立体形状として残したままである。これにより、見づらい物体の視認性を向上させることができる。
図11は、第2プラントの仮想空間を頭上から見たときの平面図である。この第2プラントには、以下の各部品が配置されている。
・タンク203,204
・配管201,202,205,206,207
そして、作業者は、配管202の手前側に立ち、タンク203,204の方を向いて仮想空間を眺めているとする。
ここでは、部品置換部22は、配管206,207のうちのビューポートVPの外部に位置する部分を配管線206x,207xに置き換える。さらに、バルブ206a,207aもビューポートVPの外部に位置するため、部品置換部22は、バルブシンボル206y,207yに置き換える。
なお、画面制御部21は、高温注意の表示207zだけでなく、危険のある部品と周囲の温度・線量・音量等の空間分布情報を、付加データ35から読み込んで、高温/高圧/高線量等の注意情報として設計3Dモデル31の仮想空間内に重畳表示してもよい。これにより、作業場での注意を要する空間範囲を可視化することができる。
まず、図13の高温注意の表示207zを見たユーザは、その対象であるバルブシンボル207yをマウスポインタ210でクリックしたとする。その場合、接続強調部23は、クリックされたバルブシンボル207yを起点として、その起点の部品と機能的接続関係を有する周囲の部品を系統図データ33から取得する。ここでは、バルブ207aが装着されている配管207に加え、その配管207の接続先であるタンク203,204が取得されたとする。
そして、接続強調部23は、取得された各部品の強調結果として、クリックされたバルブシンボル207yと、強調配管線207xp、207ypと、強調配管207pと、強調タンク203p,204pとを接続後3Dモデル34として表示する。これにより、ユーザが点検対象などで注意を要する接続部品を容易に把握することができる。ここでの点検作業とは、例えば、ある配管を流れる流体に着目し、その上流から下流までを順に辿って、流体に漏れが無いかを確認する作業である。
さらに、接続強調部23は、強調対象の部品集合として、部屋などの閉じられた空間における全ての作業対象となる部品を選択してもよい。これにより、部屋の端などで目立たない部品も把握させることができる。
画面制御部21は、テキストフィールド301に入力された検索キーを設計3Dモデル31から検索し、該当する部品303にカメラ視野をフォーカスし、部品303の輪郭を強調表示する。これにより、ユーザは、仮想空間内を探し回らなくても、即座に所望の部品303を参照することができる。
さらに、部品置換部22は、S21で見づらい部品と判定された部品に対して、シンボルデータ304x、305xを上書きする置換後3Dモデル32を作成してもよい。
これにより、ポリゴンデータよりも臨場感のある実写データを参照させることで、ユーザは現場で作業するときの雰囲気をより具体的に体感することができる。
これにより、見やすい領域のポリゴンの立体形状は残しつつ、現在の視野から見づらい領域についてもユーザに何が存在するかを適切に把握させることができる。また、簡易的な図形は描画コストが少なくて済むので、1画面上に多くの部品を描画できたり、描画回数(フレームレート)を向上させたりすることで、VR体験の質を高めることができる。
以上により、単に仮想空間の内部を歩くVR体験では無く、仮想空間の内部で各種作業を行うのに役立つVR体験を得ることができる。これにより、空間表示システムで充分な事前体験を得たユーザは、その後の実際のプラント建設・運転・保守・廃止措置の各工程を円滑に実施できることが期待される。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。
また、前記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
さらに、各装置を繋ぐ通信手段は、無線LANに限定せず、有線LANやその他の通信手段に変更してもよい。
11 キーボード
12 マウス
13 コントローラ
14 HMD
15 表示装置
21 画面制御部
22 部品置換部(部品表示制御部)
23 接続強調部(接続表示制御部)
3 データベース
31 設計3Dモデル
32 置換後3Dモデル
33 系統図データ
34 接続後3Dモデル
35 付加データ
Claims (7)
- 仮想空間に表示される立体形状データは、その構成要素である部品ごとに検索キーとなる識別情報が定義されており、
所定のカメラ視野から視認した前記立体形状データを仮想空間として表示するとともに、前記所定のカメラ視野の更新に連動して仮想空間の表示内容も更新する画面制御部と、
前記所定のカメラ視野からの視認が良好な仮想空間内の第1領域と、その第1領域以外の領域である仮想空間内の第2領域とに区分しておき、仮想空間内に配置する各部品について、前記第1領域内に位置する部品の表示形態と、前記第2領域内に位置する部品の表示形態とを異なる形態とする部品表示制御部と、を有し、
前記画面制御部は、入力された検索キーに合致する部品を前記立体形状データから検索し、その検索結果である部品を視認させるように前記所定のカメラ視野を変更することを特徴とする
空間表示装置。 - 前記部品表示制御部は、前記所定のカメラ視野の起点となるカメラ位置からの距離が所定距離よりも短い領域を前記第1領域とし、仮想空間内の距離が所定距離よりも長い領域を前記第2領域とすることを特徴とする
請求項1に記載の空間表示装置。 - 前記部品表示制御部は、前記所定のカメラ視野におけるカメラの向きが正面方向から所定角度の範囲内にあるビューポートを形成し、前記ビューポートの範囲内を前記第1領域とし、前記ビューポートの範囲外を前記第2領域とすることを特徴とする
請求項1に記載の空間表示装置。 - 前記画面制御部は、仮想空間内に位置する部品が選択されると、その選択された部品に対する操作内容を仮想空間の表示内容に反映させることを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空間表示装置。 - 前記画面制御部は、仮想空間内に表示する付加データとして、仮想空間内に存在する要素の空間分布情報を表示することを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空間表示装置。 - 仮想空間に表示される前記立体形状データは、その構成要素である部品ごとに他の部品との接続関係が定義されており、
前記空間表示装置は、さらに、所定の部品が選択されると、所定の部品に加え、その部品と接続関係を有する他の部品集合を強調表示する接続表示制御部を有することを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空間表示装置。 - 仮想空間に表示される立体形状データは、その構成要素である部品ごとに検索キーとなる識別情報が定義されており、
空間表示装置は、画面制御部と、部品表示制御部とを有しており、
前記画面制御部は、所定のカメラ視野から視認した前記立体形状データを仮想空間として表示するとともに、前記所定のカメラ視野の更新に連動して仮想空間の表示内容も更新し、
前記部品表示制御部は、前記所定のカメラ視野からの視認が良好な仮想空間内の第1領域と、その第1領域以外の領域である仮想空間内の第2領域とに区分しておき、仮想空間内に配置する各部品について、前記第1領域内に位置する部品の表示形態と、前記第2領域内に位置する部品の表示形態とを異なる形態とし、
前記画面制御部は、入力された検索キーに合致する部品を前記立体形状データから検索し、その検索結果である部品を視認させるように前記所定のカメラ視野を変更することを特徴とする
空間表示方法。
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