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JP6905248B2 - 水栓器具 - Google Patents
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JP6905248B2 - 水栓器具 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出する流水の種類を例えば原水と浄水など複数に切り替えることができる水栓器具に関する。
このような水栓器具としては、例えば特開2004−082031号公報(特許文献1)に示す技術がある。
この水栓器具は、吐出する流水の種類を浄水と原水とに切り替えることができ、切り替えた吐水の種類をカバーに設けた窓部に表示する機構を有する。水栓器具のカバーのうち先端近傍の位置に窓部が形成され、約4分の1の円柱体で構成された表示体の曲面上に表示された浄水および原水の表示がこの窓部から交互に表示される。
表示体は、扇形の側面から双方向に軸部が形成され、この軸部が水栓本体に形成された支持部に回転可能に支持されている。軸部の片方には捩じりばねが装着され、水栓本体に反力を取りつつ、表示体が水栓器具の先端側に転ぶように表示体を付勢している。
この表示体は、吐水の切り替えを行う押しボタンによって駆動される。押しボタンは、水栓本体に対してプッシュ・プッシュ式に作動するように備えられている。水栓本体には吐水を切り替える弁機構が備えられており、この弁機構に、公知のプッシュ・プッシュ式の切替機構が併設されている。押しボタンは、このリターン機構の押し部材と連携しており、押しボタンが押込位置から突出位置に復帰する際には、このリターン機構のばね付勢力が利用される。
押しボタンの天井部には傾斜状のカム部が設けられており、一方の表示体の下部には当該カム部が当接する作用部が設けられている。押しボタンが突出位置にあるときには、この傾斜部が表示体の作用部を押し上げ、窓部には「原水」が表示される。押しボタンが押し込まれると、カム部が押圧方向奥部に移動し、作用部の押し上げが解除される。これにより、表示体は捩じりばねの付勢力によってそれまでカム部の存在していた側に転ぶように回転し、表示が「浄水」に切り替わる。
押しボタンが突出位置に戻す際には、押しボタンを僅かに押し込む。その結果、プッシュ・プッシュ機構が働き、ばねの付勢力によって押しボタンが押し戻される。その結果、押しボタンのカム部が再度表示体の作用部を押し上げて表示が「原水」に戻される。
このように、従来の水栓器具では、表示体が何れの側に切り替わる際にも、捩じりばねあるいは切替機構のばねの付勢力が利用されていた。
また、当該従来技術では、表示体を回転させるためのカム部と作用部が、押しボタンと表示体との間に設けられている。
特許文献1の記載によれば、これらの構成の結果、表示部を往復動する押しボタンと離れた位置に設けることができる。しかも構成が簡単で、必要となる部品も、表示体、ばね部材、表示体支持部材、表示窓等だけで済み、小型化で安価な表示装置が得られるとされている。
特開2004−082031号公報
このように、上記従来の技術では、表示体を回転させるためのカム部と作用部が、押しボタンと表示体との間に設けられている。また、表示体を回転させる軸部が表示体の側面近傍の直下に設けられている。そのため、窓部から内部に浸入した水がこれらカム部や軸部に容易に到達し、使用に伴ってこれらの部位に水垢等の汚れとなって蓄積する。
その結果、表示体の回転動作が円滑でなくなったり、あるいは、表示体の停止位置に誤差が生じて、表示体に設けた「原水」等の表示が窓部の適正な位置に表示されなくなる等の不都合が生じていた。
また、上記従来技術の水栓器具では表示体の裏面側に回転機構があるため、表示体の視認性を向上させようとしても、水栓器具のヘッド部には所定のサイズの制限があり、表示体の拡大化には限界がある。
よって、表示体の動作の信頼性の問題、および、表示体のサイズの問題などから、表示体の視認機能を高めようとしても表示体の構造等には未だ改善の余地がある。
このような実情に鑑み、従来から、全体がコンパクトでありながら、吐水の切替表示機能が確実に発揮される水栓器具の提供が望まれている。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具の特徴構成は、
内部に複数の流路を有し、カバーに窓部を有する水栓本体と、
腕部を一体に有しつつ出退操作可能に前記水栓本体に設けられ、前記複数の流路を切り替える操作体と、
前記水栓本体に設けられた支持部に姿勢変更可能に支持される被支持部、および、前記腕部に対して一部が当接するか僅かに離間した状態に設けられ、前記腕部からの押圧力を受けるカム部を有し、前記操作体の出退操作に応じて、前記複数の流路の切替状態を示す表示面を前記窓部に順次露出する表示体と、を備え、
前記表示面に正対する方向視において、前記表示面の縁部のうち、前記表示面の位置変更方向に直行して対向する一対の前記縁部に対し、前記カム部および前記被支持部が、一対の前記縁部の外側に設けられている点にある。
(効果)
水栓器具の使用時に窓部から水が浸入すると、水は表示面に対して下方に流れる。水栓器具は通常の設置姿勢が固定されているため、水が流下経路もある程度固定される。ただし、表示体は窓部に対して相対移動するから、窓部に浸入した水は当該表示体の位置変更方向に沿って流れ易くなる。
そこで本構成のように、表示体において、操作体が備える腕部によって押圧力を受けるカム部と被支持部とを表示面に対して表示面の位置変更方向に直行する外側に設けることで、水がこれらの部位に至る機会を減らすことができる。その結果、作用部や被支持部に水垢などが付かず清浄な状態が維持され、窓部に対する表示面の表示位置が適正に維持される。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具としては、
内部に複数の流路を有し、カバーに窓部を有する水栓本体と、
前記水栓本体に設けられ、前記複数の流路を切り替え操作する操作体と、
前記水栓本体に設けられた支持部に回転可能に支持される軸部、および、前記操作体に押圧されるカム部を有し、前記操作体の操作に応じて、前記複数の流路の切替状態を示す表示面を前記窓部に順次露出する表示体と、を備え、
前記表示面に正対する方向視において、前記カム部が、前記表示面の縁部のうち、前記表示面の位置変更方向に直行して対向する一対の前記縁部の外側に位置するよう前記表示体から延出し、前記軸部が前記カム部からさらに延出している構成とすることができる。
(効果)
表示面が窓部に対して適切な位置に固定されるためには、カム部や軸部など、表示体の動作に影響する部位に水垢などが溜まるのを防止する必要がある。特に、軸部に汚れが堆積すると、軸部と支持部との間に抵抗が生じ、予定しない位置で表示体が停止する場合がある。この結果、吐水状態の表示機能が損なわれることとなる。よって、本構成では、特に汚れを防止する必要性の高い軸部を水が浸入し易い表示面から最も遠い位置に設定している。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具にあっては、前記軸部と前記カム部との間に、前記軸部に交差する仕切部が設けられていても良い。
(効果)
本構成のごとく、仕切部を設けることで、表示面から仮にカム部に水が流下した場合でも、この水が軸部に至るのを確実に防ぐことができる。
さらに、このような仕切部を介してカム部と軸部とを設けることで、仕切部が両者を連結構成するうえでの繋ぎ部材となり、表示体の構造を決定する際の自由度が高まる。よって、水栓本体の形状等に応じて表示体を構成し易くなる。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具にあっては、
内部に複数の流路を有し、カバーに窓部を有する水栓本体と、
前記水栓本体に設けられ、前記複数の流路を切り替え操作する操作体と、
前記水栓本体に設けられた支持部に姿勢変更可能に支持される被支持部、および、前記操作体からの操作力を受ける作用部を有し、前記操作体の操作に応じて、前記複数の流路の切替状態を示す表示面を前記窓部に順次露出する表示体と、を備え、
前記表示面に正対する方向視において、前記表示面の縁部のうち、前記表示面の位置変更方向に直行して対向する一対の前記縁部に対し、前記作用部および前記被支持部が、一対の前記縁部の外側に設けられており、
前記表示面が、前記位置変更方向に沿う第1曲率半径と、前記位置変更方向に直行する方向に沿う第2曲率半径とを有し、前記第1曲率半径が前記第2曲率半径よりも短く構成されていると好都合である。
(効果)
本構成であれば、表示面の全体を曲面にすることができる。水栓本体の外観形状は例えば球形に構成したり、各種の曲面を組み合わせて任意の形状に構成することができる。その場合、表示面の形状を互いに直行する二方向において曲面とすることで、表示面を水栓本体の外面形状に沿わせ易くなる。よって、水栓本体のカバーに設けた窓部に表示部を露出させる際に、表示部の全体が水栓本体の表面に近付いて視認性が高まる。
また、二方向の曲率半径を異なるものとし、特に、表示面の位置変更方向の第1曲率半径を短くすることで、仮に、表示面から水が浸入した場合でも、水は表示面の位置変更方向に沿った側の縁部に流れる。こちらの縁部には作用部および被支持部は存在しないから、被支持部等に汚れが堆積することが防止され、表示体の良好な切替動作を長期に亘って維持することができる。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具にあっては、
内部に複数の流路を有し、カバーに窓部を有する水栓本体と、
前記水栓本体に設けられ、前記複数の流路を切り替え操作する操作体と、
前記水栓本体に設けられた支持部に姿勢変更可能に支持される被支持部、および、前記操作体からの操作力を受ける作用部を有し、前記操作体の操作に応じて、前記複数の流路の切替状態を示す表示面を前記窓部に順次露出する表示体と、を備え、
前記表示面に正対する方向視において、前記表示面の縁部のうち、前記表示面の位置変更方向に直行して対向する一対の前記縁部に対し、前記作用部および前記被支持部が、一対の前記縁部の外側に設けられており、
前記窓部が四つの開口縁部を備え、当該開口縁部のうち前記表示面の前記位置変更方向に交差しつつ延出する一対の前記開口縁部を交差開口縁部としたとき、前記交差開口縁部のうち上下方向で下側に位置する交差開口縁部の中央側ほど前記位置変更方向に沿って外側に広がるように構成することができる。
(効果)
本構成のごとく、窓部の開口縁部であって特に位置変更方向に交差する一対の交差開口縁部のうち下側の交差開口縁部につき、位置変更方向に交差するものの中央を外側に膨らませておくことで、例えば、表示部から水栓本体の内部に水が浸入する場合に、浸入位置を交差開口縁部の中央部に誘導することができる。つまり、窓部は水栓本体の表面に形成されているが、ユーザーが視認し易いようにやや上向きに設けられることが多い。その場合、当該交差開口縁部の中央位置が鉛直方向において最下部となる。この位置から水が水栓本体の内部に浸入したとしても、その位置は、作用部や被支持部から離れた位置である。よって、浸入した水が作用部や被支持部に付着することが防止され、表示体の円滑な動きが長期に亘って維持される。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具は、
内部に複数の流路を有し、カバーに窓部を有する水栓本体と、
前記水栓本体に設けられ、前記複数の流路を切り替え操作する操作体と、
前記水栓本体に設けられた支持部に姿勢変更可能に支持される被支持部、および、前記操作体からの操作力を受ける作用部を有し、前記操作体の操作に応じて、前記複数の流路の切替状態を示す表示面を前記窓部に順次露出する表示体と、を備え、
前記表示面に正対する方向視において、前記表示面の縁部のうち、前記表示面の位置変更方向に直行して対向する一対の前記縁部に対し、前記作用部および前記被支持部が、一対の前記縁部の外側に設けられており、
前記表示面を構成する前記縁部のうち前記位置変更方向と直行する方向に対向する一対の前記縁部につき、前記作用部および前記被支持部のうち少なくとも何れか一方が形成されている前記縁部に、水が前記作用部あるいは前記被支持部に至るのを防止する止水部が設けられていると好都合である。
(効果)
本構成の如く止水部を設けることで、水が表示部を介して作用部や被支持部に流れるのを確実に阻止することができる。よって、表示体の円滑な動きがさらに良好に維持される。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具にあっては、前記止水部の構成として、前記表示面を構成する縁部のうち前記位置変更方向と直行する方向に対向する一対の縁部と当該縁部が対向する前記カバーの内面との距離が、前記表示面において前記縁部と異なる部位と当該部位が対向する前記内面との距離よりも短く設定されていると好都合である。
(効果)
本構成では、表示面の各部とカバーの内面との距離に着目し、特に、表示面の縁部のうち作用部や被支持部が設けられた近傍の縁部について、カバーの内面との距離を短くする。これにより、仮に水が窓部から浸入しようとしても、間隔の狭い当該縁部では表面張力等の効果によって水の移動が阻止される。よって、作用部や被支持部を清浄に維持することができる。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具にあっては、前記止水部が、前記作用部および前記被支持部のうち少なくとも何れか一方が形成されている縁部に沿い、かつ、前記カバーの内面に向けて突出するリブを備えるものであってもよい。
(効果)
このようにリブを形成する結果、表示体とカバーの内面との間隔を狭くすることができ、水の保持効果を高めることができる。
特にリブは表示面から突出するため水の流動を阻止する効果が顕著に発揮される。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具にあっては、前記止水部が、前記作用部および前記被支持部のうち少なくとも何れか一方が形成されている縁部に沿い、かつ、前記表示面から引退した溝部を備えたものであってもよい。
(効果)
このような溝部を設けることでも、窓部から浸入しようとする水が当該溝部に保持され、被支持部等への拡散を防止することができる。
水栓器具の外観を示す斜視図 水栓器具の吐水切替表示機構を示す斜視図 吐水切替表示機構を示す分解斜視図 表示体の動作態様を示す説明図 吐水切替表示機構の第1実施形態に係る止水部を示す説明図 表示面と第1カバーとの距離を示す説明図 第2実施形態に係る表示体を示す説明図 第3実施形態に係る表示体を示す斜視図 第4実施形態に係る表示体を示す斜視図 第5実施形態に係る表示体を示す斜視図 第6実施形態に係る表示体の構造を示す分解斜視図
〔第1実施形態〕
本発明の水栓器具では、流体の流路を有する水栓本体J1の先端に設けた吐水の切替表示機構に特徴がある。切替表示機構は、原水や浄水を切り替えて吐出する際に、水栓器具のカバーCに設けた窓部Wに夫々の表示を択一的に露出させるものである。以下、本発明に係る水栓器具の実施形態につき図面を参照しながら説明する。
(全体概要)
本実施形態に係る水栓器具の外観を図1に示す。水栓本体J1の先端部にはカバーCが設けられ、殆どの部位が覆われて、全体外観がシンプルに仕上がっている。これにより、カバーCの繋ぎ目などに汚れが溜まるのを防止している。具体的には、上方部を第1カバーC1が覆い、下方部を第2カバーC2が覆っている。第1カバーC1と第2カバーC2との繋ぎ目は先端部においては略頂上付近にあり、水が掛かるのを極力防止している。
第1カバーC1と第2カバーC2との繋ぎ目には、吐水を例えば浄水と原水とに切り替える操作体1が設けてある。この操作体1は、所謂、プッシュ・プッシュ方式の押ボタンであり、図2および図3に示す如く、水栓本体J1に設けられた公知の切替機構Kに連結されている。
第1カバーC1の上面には、操作体1によって切り替えられた吐水の種類を示す窓部Wが形成されている。窓部Wからは、「原水」や「浄水」等の吐水状態を示す表示面41が露出している。
一方、第2カバーC2の下方には円形の開口が設けられており、吐水形状をシャワー形状やストレート形状に切り替えるスクリーン部材7が嵌め込まれている。スクリーン部材7には回転操作用のレバー6が設けられ、第2カバーC2の側面には、レバー6の位置を示す目盛り61が設けられている。
(表示体)
図3は、吐水種類を切り替え表示する表示体Sの構造を示す分解斜視図である。表示体Sは、操作体1の出退操作に応じて所定の角度に亘って回転し姿勢を変更する。本実施形態に係る表示体Sは、水栓本体J1に支持される表示本体2と、当該表示本体2に取り付けられる表示板4とで構成される。
表示本体2は、被支持部22として一対備えた軸部22aによって水栓本体J1の支持部J2に回転可能に支持される。また、表示本体2は、操作体1からの操作力を受ける作用部21が設けられている。本実施形態においては、当該作用部21は操作体1の腕部12によって押圧されるカム部21aとして構成されている。
図3に示すように、軸部22aは作用部21に対して外方に設けられている。これは、表示体Sの回転動作を円滑に維持するためである。軸部22aと支持部J2との摺動状態の良否は、軸部22aにおける水垢などの汚れ具合に影響される。軸部22aに汚れが堆積すると、軸部22aと支持部J2との間に抵抗が生じ、予定しない位置で表示体Sが停止する場合がある。この結果、吐水状態の表示機能が損なわれることとなる。軸部22aに至る水の殆どは上方の窓部Wから浸入するから、作用部21を間に配置することで軸部22aの位置を窓部Wの鉛直下方の位置から遠ざけている。
さらに、作用部21と軸部22aとの間には軸部22aに交差する板状の仕切部23を設けてある。仕切部23は、作用部21との接続部位に対して張り出したフランジ状に構成してあり、特に、作用部21が何れの姿勢に変化した場合でも、作用部21との接続部位に対して鉛直方向上方に張り出す形状に構成してある。これにより、作用部21を伝って水が軸部22aに至るのをより確実に防止している。尚、仕切部23は、表示本体2の全体形状に対して軸部22aを偏位させる機能も有する。後述する表示面41と軸部22aとの距離を設定することで、表示面41の回転軌跡、および、表示面41の曲率半径等が決定される。
仕切部23の一方には、図3および図4に示すように捩じりばね3が取り付けられる。この捩じりばね3は、表示本体2が水栓本体J1の先端側に転ぶように表示本体2を付勢するものである。捩じりばね3は、例えばトグルバネであり、巻き部が軸部22aに挿通される。一方の端部は、仕切部23に設けたばね受部24に係止され、他方の端部は、水栓本体J1の反力受部J4に係止される。
また、少なくとも当該ばね受部24が形成された側の仕切部23には、表示本体2の先端側への転び量を規制するストッパ25が設けられている。当該ストッパ25は、水栓本体J1の側に設けられた支持部J2の一部に当接する。この状態では、後述する表示面41に記された例えば「原水」が窓部Wから表示される。
表示本体2の作用部21に対しては、操作体1の腕部12が当接し、表示体Sの回転動作が行われる。操作体1は、第1カバーC1と第2カバーC2との境界位置に突出し、水栓本体J1に設けられた切替機構Kに接続されている。操作体1は、自身に形成した穴部13を切替機構Kの突起K2に係合させて切替機構Kに連結される。ただし、操作体1が切替機構Kと力の伝達を行うのは、操作体1の裏面のみである。操作体1を押し込むことで操作体1の裏面が切替機構Kの操作軸K1の端面を押し込み、操作体1が突出位置から押込位置に移行する。逆に、操作体1を突出位置に戻す際には、操作体1を一旦押し込み、プッシュ・プッシュ機構のリターンばねを効かせて操作軸K1を突出させ、さらに操作体1の裏面を押し出す。
表示本体2の材質は例えばポリアセタール樹脂(POM材)等で構成する。表示本体2のカム部21aは操作体1と摺動し、また、軸部22aは水栓本体J1の支持部J2において摺接するから、摩耗に強い材料を用いるのが好ましい。
(操作体)
操作体1には、表示本体2のカム部21aを押圧する腕部12が設けられている。図3では、カム部21aは一対設けられているのに対して腕部12は一つである例を示している。これは、操作体1の構造を簡略化するためであるが、操作体1には腕部12を二つ設けても良い。その場合には、表示本体2に対する押し込み操作が確実なものとなる。
(表示板)
図3に示すように、表示本体2には、円筒状の表示面41と扇形状の側面を有する表示板4が重ねて配置される。表示本体2の両側面には爪部26が突出形成されており、表示板4の側面に設けられた係止穴42がこれに係合する。表示板4は例えば透明のポリカーボネート材等の樹脂部材等で構成される。表示面41の裏側に、「原水」「浄水」などの切り替え表示が印刷などされる。このように裏面に表示を設けることで、表示板4が第1カバーC1の裏面に擦れて剥がれるのを防止することができる。
本構成のように、表示本体2と表示板4とを組み付けることで、表示板4の側面の裏面と表示本体2の側面との間に僅かな隙間が生じる。窓部Wから水が浸入すると、この水は表示板4の縁部43等を介して側面に至り、係止穴42等を介して当該隙間に浸入する。つまり、表示本体2と表示板4との間に隙間を設けることで、浸入した水を保持する効果が期待できる。よって、本構成であれば、浸入水が作用部21や軸部22aに至るのをより確実に防止することができる。
尚、本実施形態とは異なり、表示本体2と表示板4とを一体に形成しても良い。一体成形することで部品点数が減り、幾分かのコスト削減が可能となる。また、表面に表示を設ける構成であれば、表示面41が曇るなどの不都合は生じ得ず、表示板4の視認性向上が期待できる。ただし、その場合には、「原水」の表示等を表示板4の表面に設ける必要があるから、表示面41が第1カバーC1の裏面に擦れるのを防止するような寸法設定などが必要となる。
本実施形態の表示本体2においては、表示面41に正対する方向視において、表示面41の縁部43のうち、表示面41の位置変更方向Yに直行して対向する一対の縁部43に対し、作用部21および軸部22aが、これら一対の縁部43の外側に設けられている。
これは、作用部21および軸部22aにおける汚れの蓄積を抑制するための構造である。水栓器具の使用時に窓部Wから水が浸入すると、水は表示面41に対して下方に流れる。水栓器具は通常の設置姿勢が固定されているため、水が流下する経路もある程度固定される。ただし、表示体Sは窓部Wに対して相対移動するから、窓部Wに浸入した水は当該表示体Sの位置変更方向Yに沿って流れ易くなる。因みに、表示体Sの位置変更方向Yとは、図1に示したように、軸部22aを中心に表示本体2が回転する方向をいう。
そこで本構成のように、作用部21と軸部22aとを表示面41に対して表示面41の位置変更方向Yに直行する外側に設けることで、水がこれらの部位に至る機会を減らすことができる。その結果、作用部21や軸部22aに水垢などが付かず清浄な状態が維持され、窓部Wに対する表示面41の表示位置が適正に維持される。
(表示体の動作態様)
操作体1の押し込み操作に際しての表示本体2の動作態様を図4に示す。操作体1が突出位置にあるとき(図4上図)操作体1の腕部12はカム部21a(作用部21)の一部に当接するか僅かに離間している。この状態では、表示本体2の仕切部23に設けたストッパ25が水栓本体J1の支持部J2の近傍に当接しており、表示本体2は前方の限度位置にある。このあと、腕部12の押し込みに応じて表示本体2は軸部22aを中心に回転する。このとき軸部22aには捩じりばね3が巻き回してあり、捩じりばね3の夫々の端部は、仕切部23に設けたばね受部24と水栓本体J1の反力受部J4とに当接しており、この捩じりばね3は表示本体2を図4において反時計方向に回転させるように付勢力を発揮している。よって、操作体1の操作に必要な力は、切替機構Kに設けたばねに対する力と、表示本体2の捩じりばね3に対する力との合力に等しくなる。
図4上図の状態から操作体1および腕部12を押し込むと表示本体2が回転し、腕部12の押込方向に対してカム部21aの表面角度が変化する。図4下図は、操作体1の押し込みが完了した状態を示すが、カム部21aの角度が腕の押し込方向に対して大きく傾斜していることがわかる。この状態では、捩じりばね3は最大の付勢力を発生している。よって、カム部21aの傾斜角度と相まって、図4下図における腕部12は、上向きに逃げるように曲がる傾向がある。そこで、図4に示す如く、腕部12が一方側に逃げるのを規制する規制部J3を水栓本体J1に設けてある。
この規制部J3を設けることで、腕部12の形状を細くあるいは薄くすることができる。よって、広さに制限がある第1カバーC1の内部空間を有効に利用した切替機構Kを設けることができる。
図4下図は腕部12の押し込が完了した状態であるが、このとき表示本体2のカム部21aは、捩じりばね3の付勢力によって腕部12の先端に当接している。このときの表示面41に記された「浄水」の表示が窓部Wから露出する。つまり、操作体1を押し込んだ状態での表示本体2の姿勢は、切替機構Kの押し込み側の位置に応じて操作体1および腕部12の位置が決まり、これに当てつけられるカム部21aの姿勢で決定される。よって、窓部Wに「浄水」の表示を正確に露出させるためには、腕部12やカム部21aの寸法あるいは取付位置が極めて正確に決定される必要がある。
(止水部)
本実施形態の吐水の種類の表示切替機構には、表示本体2の作用部21や軸部22aに水が浸入しないような止水部5を設けてある。例えば、図5に示すように、表示面41を構成する縁部43のうち位置変更方向Yと直行する方向、即ち、軸部22aの延出方向に沿って対向する一対の縁部43につき、作用部21および軸部22aの少なくとも何れか一方が形成されている縁部43に止水部5が設けられている。
具体的には、当該一対の縁部43とこれら縁部43が対向する第1カバーC1の内面との距離が、表示面41のうち縁部43と異なる部位と当該部位が対向する第1カバーC1の内面との距離よりも短く設定されている。そのために図5に示すように、窓部Wの内周に沿って第1カバーC1の裏面に内側凸部51を設けてある。
つまり、表示面41の各部と第1カバーC1の内面との距離に着目し、特に、表示面41の縁部43のうち作用部21や軸部22aが設けられた近傍の縁部43について、第1カバーC1の内面との距離を短くする。これにより、仮に水が窓部Wから浸入しようとしても、間隔の狭い当該縁部43では表面張力等の効果によって水の移動が阻止される。よって、作用部21や軸部22aを清浄に維持することができ、表示体Sの円滑な動きが良好に維持される。
窓部Wから軸部22a等への水の浸入を防止するには、第1カバーC1の内面と表示面41との距離を例えば以下のように設定すると良い。
図6に示すように、表示面41のうち縁部43ではない部位と第1カバーC1の内面との距離をH1(mm)とし、表示面41のうち作用部21等が設けられている側の縁部43と第1カバーC1の内面との距離をH2(mm)とすると、(H1−H2)の値は0.05〜2がよい。これよりも小さい場合には、隙間寸法を異ならせることによる当該縁部43での止水機能が発揮され難くなる。また、当該縁部43以外の部位での隙間寸法を小さくすることで、表示本体2の繰り返し動作による部材変形や、表示板4と第1カバーC1との相対位置の変化等により、表示面41が第1カバーC1の内面と干渉し易くなる。このような不都合を防止するには、(H1−H2)の値は、0.1以上、特に0.2以上とするのがよい。
一方、(H1−H2)の値が2よりも大きくなると、表示面41が窓部Wから奥まった位置となって表示面41の視認性が低下する。ただし、2よりも小さい場合でも視認性をより高めるには1.0以下、特に0.5以下とするのがよい。結果的には、(H1−H2)の値は0.3とするのが好ましい。
H1の値としては、0.2〜1.8がよい。それ未満であれば、繰り返し使用による表示本体2の変形や、表示面41と第1カバーC1の内面との相対位置が変化した場合等において、表示面41が傷付き易くなる。よって、さらに0.3以上、特に0.5以上とするのがよい。また、H1の値が過大となれば、表示面41が窓部Wより奥まった位置となって表示の視認性が低下する。よって、H1の値は1.5以下、特に1.0以下とするのがよい。結果的には0.8程度とするのが好ましい。
H2の値としては、0.1〜1.5がよい。それ未満の場合、表示本体2の経時変形等によって当該縁部43と第1カバーC1の内面とが干渉し易くなり、表示本体2の動作が損なわれることがある。よって、さらに0.2以上、特に0.3以上とするのがよい。一方、H2の値が大きくなると、隙間を狭くすることによる止水機能が発揮され難くなる。よって、さらに1.0以下、特に0.6以下とするのがよい。結果的には0.5程度とするのが好ましい。
本実施形態では、窓部Wから第1カバーC1の内部に浸入する水が、作用部21や軸部22aに到達するのを防止するために、表示面41の形状にも以下の特徴を持たせている。つまり、表示面41には、表示面41の位置変更方向Yに沿った曲率に係る第1曲率半径R1と、位置変更方向Yに直行する方向に沿った曲率に係る第2曲率半径R2とを持たせ、さらに、第1曲率半径R1が第2曲率半径R2よりも短くなるように構成してある。換言すると、全体を曲面形状にしつつ、位置変更方向Yに沿ったカーブの方をきつく構成してある。
本構成のように、表示面41について第1曲率半径R1と第2曲率半径R2とを持たせて全体を曲面に形成することで、表示面41を水栓本体J1の外面形状に沿わせ易くなる。よって、水栓本体J1の第1カバーC1に設けた窓部Wに表示面41を露出させる際に、表示面41の全体が水栓本体J1の表面に近付いて視認性が高まることとなる。
また、二方向の曲率半径を異なるものとし、特に、表示面41の位置変更方向Yの第1曲率半径R1を短くすることで、仮に、窓部Wと表示面41との隙間から水が浸入した場合でも、水は表示面41の位置変更方向Yに沿った側の縁部43に流れ易くなる。この点については、窓部Wが位置変更方向Yに沿って傾斜している点も幾分寄与している。そして、こちらの縁部43には作用部21および軸部22aは存在しないから、軸部22a等に汚れが堆積することが防止され、表示体Sの良好な切替動作を長期に亘って維持することができる。
窓部Wから第1カバーC1の内部に浸入する水が、作用部21や軸部22aに到達するのを防止するために、窓部Wの形状にも特徴を持たせている。本実施形態では、窓部Wが四つの開口縁部W1を備えている。本構成においては、窓部Wは水栓本体J1の表面に形成されているが、ユーザーが視認し易いように法線方向がやや上向きになるように傾斜して設けている。このうち表示面41の位置変更方向Yに交差しつつ延出する一対の開口縁部W1を開口縁部W1とすると、このうち特に下方に位置する交差開口縁部W10につき、中央側ほど位置変更方向Yに沿って外側に広がるように構成してある。
本構成にすることで、例えば、表示面41から水栓本体J1の内部に水が浸入する場合に、浸入位置を当該下側の交差開口縁部W10の中央部に誘導することができる。つまり、窓部Wは水栓本体J1の表面に形成されているが、ユーザーが視認し易いように法線方向がやや上向きになるように傾斜して設けられることが多い。その場合、当該下側の交差開口縁部W10の中央位置が鉛直方向において最下部となる。この位置から水が水栓本体J1の内部に浸入したとしても、その位置は、作用部21や軸部22aから離れた位置である。よって、浸入した水が作用部21や軸部22aに付着することが防止され、表示体Sの円滑な動きが長期に亘って維持される。
〔第2実施形態〕
表示本体2の構造としては、例えば図7に示すものであっても良い。ここでは、作用部21と軸部22aは、作用部21の軸方向外側に連結して軸部22aを設けるのではなく、別々に離間して設けられている。また、作用部21の位置を軸部22aの位置よりも外側にまで延在させて設けている。表示本体2の回転半径を確保するために表示面41の側部から脚部27を延出し、その先端に軸部22aを設けている。脚部27の基端部からは作用部21が張り出している。本構成であれば、仮に窓部Wから浸入した水が表示面41の縁部43を乗り越えた場合でも、水は作用部21によってその後の伝搬を阻止され、軸部22aに到達する機会が少なくなる。
図7の例では、作用部21は一つだけ形成してあるが、軸部22aに到達する水を極力排除するという意味では、作用部21は双方に設けておくのがよい。尚、作用部21の端部には、捩じりばね3を受けるばね受部24および水栓本体J1に対するストッパ25を設けておく。
〔第3実施形態〕
止水部5の別の実施形態としては図8に示す構成にしても良い。つまり、表示面41の縁部43のうち作用部21および軸部22aの少なくとも何れか一方が形成されている縁部43に沿って、第1カバーC1の内面に向けて突出するリブ52を設けても良い。ここでは、表示本体2に装着する表示板4にリブ52を形成する例を示したが、表示板4は表示本体2と一体に形成しても良い。
このリブ52により第1カバーC1の内面との隙間を狭くして止水機能を高めることができる。軸部22aの軸芯方向に沿ったリブ52の幅はごく狭く形成してあり、仮に当該リブ52が第1カバーC1の内面に擦れた場合にも摺動抵抗は少ない。
また、表示板4は、部品としてサイズの小さいものであるから、表示板4にこのようなリブ52を設けることは、図5に示したように第1カバーC1の内面に内側凸部51を設けることに比べて極めて容易で低コストである。よって本構成であれば、止水部5をより合理的に実現することができる。
〔第4実施形態〕
止水部5の別の実施形態としては図9に示す構成にしても良い。つまり、表示面41の縁部43のうち作用部21および軸部22aの少なくとも何れか一方が形成されている縁部43に沿って、表示面41から引退した溝部53を設けておく。
このような溝部53を設けることでも、窓部Wから浸入しようとする水が当該溝部53に保持され、軸部22a等への伝搬を防止することができる。
尚、図9では、溝部53を挟んだ双方の表示面41の高さが等しく構成されているが、止水機能を高めるためには、例えば溝部53の外側の表示面41の高さを高くしておいても良い。つまり、溝部53に加えて前記リブ52を併設することで止水機能がより高まる。
〔第5実施形態〕
止水部5の別の実施形態としては図10に示す構成にしても良い。ここでは、溝部53の底に複数の排水口54を設けている。排水効果を高めるには一つの排水口54の面積は広い方が良いから、排水口54を縁部43に沿ってできるだけ長く構成するのが好ましい。
また、本実施形態の場合にも、溝部53の外側にリブ52を併設しても良い。さらには、溝部53もリブ52も設けず、単一の面を有する表示面41の側部近傍に複数の排水口54を設けるものであっても良い。
〔第6実施形態〕
表示本体2の形状としては、図11に示すものであっても良い。ここでは、表示本体2と表示板4とを一体にして表示体Sを形成し、この表示体Sが回転動作するものではなくスライド動作する例を示している。このようにスライド構造にすることで、表示体Sの高さ寸法を大幅に減らすことができ、第1カバーC1の形状によっては、内部に装着し易いものとなる。
表示体Sの両縁部43には例えば段状のガイド部Gを設けておき、図示は省略するが水栓本体J1の側にレール部を設けておく。これらはスライド方向に沿って湾曲している。これにより、表示面41が窓部Wと干渉することなく露出・引退することができる。
表示体Sの端部には、例えば二箇所の作用部21bを設けておく。これら作用部21bは操作体1の二つの腕部12によって押圧される。スライド構成の場合、腕部12は両側に設ける方が表示体Sの動きが安定する。あるいは、図示はしないが、操作体1の幅方向の中央位置に一本だけ腕部12を設け、表示体Sの中央位置を押圧することとしても良い。この場合には、表示体Sの動作が安定し、かつ、操作体1と表示体Sの構成を簡略化することができる。
表示体Sの何れかの場所には、水栓本体J1との間にばね3aを設けておく。このばね3aとしては例えばコイルばねを用いる。表示体Sのストロークを確保するためにはコイルばねの長さは多少長くなるが、表示体Sの平面方向に沿って配置することになるため、第1カバーC1の内部での収納には特に問題は生じない。
止水部5として、図11には双方の縁部43にリブ52を設けた例を示した。ただし、この他にも上述の如く、溝部53や排水口54を設けたりこれらを組み合わせたりしてもよい。
〔その他の実施形態〕
以上の止水部5は、表示面41の縁部43のうち、表示本体2の位置変更方向Yに対向する上下の縁部43に設けるものであっても良い。そのように構成することで、窓部Wからの水の浸入をより確実に防止することができる。
また、止水部5の構成としては、表示面41の縁部43だけに面粗度の粗い領域を設けたり、吸水性と抗菌性を併せ持つフェルト部材を取り付けるなど、各種の構成が適用可能である。
さらに、各構成部材の材質としては、製造の容易性や耐久性を確保できるものであれば適宜の材料選択が可能である。例えば、操作体1の材質としては、各種金属・ポリアセタール樹脂(POM)・ABS樹脂等を使用する事ができ、コスト・外観・成形性の観点でメッキグレードABS樹脂が望ましい。また、表示体Sの材質としては、各種金属・POM・ABS樹脂等を使用する事ができ、コスト・外観・成形性の観点でABS樹脂が望まく、強度・耐久性の観点ではPOMが望ましい。
本発明の水栓器具は、吐水を例えば原水や浄水に切り替える際に、選択した吐水が水栓本体の窓部に切替表示される流し台の水栓器具などに適用可能である。
1 操作体
21 作用部
21a カム部
22a 軸部
23 仕切部
41 表示面
43 縁部
5 止水部
52 リブ
53 溝部
C カバー
J1 水栓本体
J2 支持部
R1 第1曲率半径
R2 第2曲率半径
S 表示体
W 窓部
W1 開口縁部
W10 交差開口縁部
Y 位置変更方向

Claims (9)

  1. 内部に複数の流路を有し、カバーに窓部を有する水栓本体と、
    腕部を一体に有しつつ出退操作可能に前記水栓本体に設けられ、前記複数の流路を切り替える操作体と、
    前記水栓本体に設けられた支持部に姿勢変更可能に支持される被支持部、および、前記腕部に対して一部が当接するか僅かに離間した状態に設けられ、前記腕部からの押圧力を受けるカム部を有し、前記操作体の出退操作に応じて、前記複数の流路の切替状態を示す表示面を前記窓部に順次露出する表示体と、を備え、
    前記表示面に正対する方向視において、前記表示面の縁部のうち、前記表示面の位置変更方向に直行して対向する一対の前記縁部に対し、前記カム部および前記被支持部が、一対の前記縁部の外側に設けられている水栓器具。
  2. 内部に複数の流路を有し、カバーに窓部を有する水栓本体と、
    前記水栓本体に設けられ、前記複数の流路を切り替え操作する操作体と、
    前記水栓本体に設けられた支持部に回転可能に支持される軸部、および、前記操作体に押圧されるカム部を有し、前記操作体の操作に応じて、前記複数の流路の切替状態を示す表示面を前記窓部に順次露出する表示体と、を備え、
    前記表示面に正対する方向視において、前記カム部が、前記表示面の縁部のうち、前記表示面の位置変更方向に直行して対向する一対の前記縁部の外側に位置するよう前記表示体から延出し、前記軸部が前記カム部からさらに延出している水栓器具。
  3. 前記軸部と前記カム部との間に、前記軸部に交差する仕切部を備えている請求項2に記載の水栓器具。
  4. 内部に複数の流路を有し、カバーに窓部を有する水栓本体と、
    前記水栓本体に設けられ、前記複数の流路を切り替え操作する操作体と、
    前記水栓本体に設けられた支持部に姿勢変更可能に支持される被支持部、および、前記操作体からの操作力を受ける作用部を有し、前記操作体の操作に応じて、前記複数の流路の切替状態を示す表示面を前記窓部に順次露出する表示体と、を備え、
    前記表示面に正対する方向視において、前記表示面の縁部のうち、前記表示面の位置変更方向に直行して対向する一対の前記縁部に対し、前記作用部および前記被支持部が、一対の前記縁部の外側に設けられており、
    前記表示面が、前記位置変更方向に沿う第1曲率半径と、前記位置変更方向に直行する方向に沿う第2曲率半径とを有し、前記第1曲率半径が前記第2曲率半径よりも短く構成されている水栓器具。
  5. 内部に複数の流路を有し、カバーに窓部を有する水栓本体と、
    前記水栓本体に設けられ、前記複数の流路を切り替え操作する操作体と、
    前記水栓本体に設けられた支持部に姿勢変更可能に支持される被支持部、および、前記操作体からの操作力を受ける作用部を有し、前記操作体の操作に応じて、前記複数の流路の切替状態を示す表示面を前記窓部に順次露出する表示体と、を備え、
    前記表示面に正対する方向視において、前記表示面の縁部のうち、前記表示面の位置変更方向に直行して対向する一対の前記縁部に対し、前記作用部および前記被支持部が、一対の前記縁部の外側に設けられており、
    前記窓部が四つの開口縁部を備え、当該開口縁部のうち前記表示面の前記位置変更方向に交差しつつ延出する一対の前記開口縁部を交差開口縁部としたとき、前記交差開口縁部のうち上下方向で下側に位置する交差開口縁部の中央側ほど前記位置変更方向に沿って外側に広げられている水栓器具。
  6. 内部に複数の流路を有し、カバーに窓部を有する水栓本体と、
    前記水栓本体に設けられ、前記複数の流路を切り替え操作する操作体と、
    前記水栓本体に設けられた支持部に姿勢変更可能に支持される被支持部、および、前記操作体からの操作力を受ける作用部を有し、前記操作体の操作に応じて、前記複数の流路の切替状態を示す表示面を前記窓部に順次露出する表示体と、を備え、
    前記表示面に正対する方向視において、前記表示面の縁部のうち、前記表示面の位置変更方向に直行して対向する一対の前記縁部に対し、前記作用部および前記被支持部が、一対の前記縁部の外側に設けられており、
    前記表示面を構成する前記縁部のうち前記位置変更方向と直行する方向に対向する一対の前記縁部につき、前記作用部および前記被支持部のうち少なくとも何れか一方が形成されている前記縁部に、水が前記作用部あるいは前記被支持部に至るのを防止する止水部が設けられている水栓器具。
  7. 前記止水部の構成として、前記表示面を構成する前記縁部のうち前記位置変更方向と直行する方向に対向する一対の前記縁部と当該縁部が対向する前記カバーの内面との距離が、前記表示面において前記縁部と異なる部位と当該部位が対向する前記内面との距離よりも短く設定されている請求項6に記載の水栓器具。
  8. 前記止水部が、前記作用部および前記被支持部のうち少なくとも何れか一方が形成されている前記縁部に沿い、かつ、前記カバーの内面に向けて突出するリブを備えている請求項6または7に記載の水栓器具。
  9. 前記止水部が、前記作用部および前記被支持部のうち少なくとも何れか一方が形成されている前記縁部に沿い、かつ、前記表示面から引退した溝部を備えている請求項6から8の何れか一項に記載の水栓器具。
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