JP6861992B2 - 水栓器具 - Google Patents
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Description
本発明に係る水栓器具の特徴構成は、
内部に複数の流路を有し、外壁に窓部を有する水栓本体と、
前記水栓本体に設けられ、第1位置と第2位置との間で変位して前記複数の流路を切り替え操作する操作体と、
所定の角度範囲で回転可能に前記水栓本体に支持される軸部を有し、前記複数の流路の切替状態に応じた表示を前記窓部に露出する表示部を有する表示体と、
前記水栓本体および前記表示体に当接する状態に設けられた付勢部材と、を備え、
前記表示体が、
前記操作体が前記第1位置から前記第2位置に操作される際に、操作者が前記操作体に加えた操作力が前記操作体の駆動部を介して伝えられる第1作用部と、
前記操作体が前記第1位置に戻される際に、前記付勢部材からの戻し力が伝えられる第2作用部と、を備えた点にある。
表示体は操作体の操作によって表示を変化させるが、本構成であれば、特に操作体を第1位置から第2位置に操作する際に、操作体に加えた操作力が駆動部を介して表示体の第1作用部に直に伝えられる。よって、表示体を確実に動作させることができる。例えば、表示体の軸部に水垢等の汚れが付着して表示体の動作が円滑でない場合でも、表示部の切替動作が確実なものとなる。
さらに、操作体が第2位置から第1位置に戻される際には、水栓本体および表示体に当接する状態に設けられた付勢部材からの戻し力が表示体の第2作用部に直に伝えられる。よって、操作体の戻り動作に際して表示体の姿勢が速やかに変更される。
本発明に係る水栓器具としては、前記表示部を正面視する状態で、前記軸部および前記第1作用部、前記第2作用部が前記表示部の外側に設けられていると好都合である。
表示部の表示を窓部に順次露出させるために、表示部が移動する空間を水栓本体の内部に設ける必要がある。水栓本体の大きさには制限があるものの、表示部は視認性を高めるためにできるだけ大きい方が良い。よって、表示部以外の軸部や第1作用部等の機構部を、表示部の正面視において表示部とは異なる領域に設けることで、構造設計の自由度が広がる。
本発明に係る水栓器具にあっては、前記駆動部を長尺状の腕部とし、前記第1作用部を押圧する際に前記腕部に当接して、前記腕部が前記第1作用部から離れる側に屈曲するのを防止する規制部を前記水栓本体に設けておくとよい。
水栓器具の内部空間には制限があり、内部に設けられる各機構は必要強度などを考慮してコンパクトに設計される。本構成では、表示体の第1作用部を押圧する部位として操作体に長尺状の腕部を形成している。この腕部が第1作用部を押し込む際に、表示体は軸部を中心に回動する。そのため、腕部と第1作用部との相対姿勢が順次変化し、第1作用部の当接面が傾斜した状態になることがある。この場合、腕部の先端が当接面に乗り上がり、腕部が屈曲し易くなる。これを防止するために本構成では、水栓本体に規制部を設け、腕部の押し込み方向を規制している。この結果、腕部を細く構成して機構部をコンパクトにしながら表示部の切替機能が安定して発揮される水栓器具を得ることができる。
本発明に係る水栓器具にあっては、前記駆動部が前記第1作用部を押し込み、前記表示部が所定の姿勢に変更されたとき、前記表示部の戻り動作を阻止するよう前記表示体に設けられた第3作用部と、前記操作体に設けられて前記第3作用部に当接する位置決め部と、を備えていると好適である。
駆動部および第1作用部は表示部を回転駆動し、本構成の位置決め部および第3作用部は表示部の戻り動作を阻止する。このうち駆動に係る機構は操作体の動きを極力小さくしながら表示部を大きく回転動作させるものであり、位置決めに係る機構は表示部の戻りを確実に阻止するものである。このように各機構部の目的が異なるため、例えば軸部と第1作用部との距離については小さく設定して駆動部のストロークに対して表示部の回転角度を大きく取るようにする。ただし、駆動部と第1作用部との間に作用する押圧力は大きくなる。
本発明に係る水栓器具にあっては、前記位置決め部と前記第3作用部とが当接した状態で、前記駆動部と前記第1作用部とが離間するように構成することができる。
駆動に係る機構と位置決めに係る機構とを別に設けることで夫々の機能をより確実に発揮させることができる。例えば、位置決め部と第3作用部との当接力を小さくすることで、部材どうしの摩耗が減少し、表示部の表示姿勢が長期に亘って安定したものとなる。ただし本構成では、さらに、位置決め部が機能している状態では駆動部が第1作用部から離間して機能しないものとし、駆動部が表示体の姿勢に干渉することを防止している。このようにすることで表示部の位置固定がさらに正確なものとなる。
本発明に係る水栓器具は、前記表示体において、前記軸部の軸心および前記第1作用部どうしの距離に対して前記軸部の軸心および前記第3作用部どうしの距離を長く形成しておくのが好ましい。
このように、軸部の軸心および第1作用部どうしの距離を小さくすることで、操作体のストロークに対して表示体の回転移動長さを大きく確保することができ、表示部の大きな表示体の駆動が可能になる。
本発明に係る水栓器具にあっては、前記位置決め部のうち前記第3作用部に当接する位置決定面を、前記操作体が前記第1位置から前記第2位置に操作される際の移動軌跡と平行に形成しておくと好都合である。
第1位置と第2位置との間を往復移動する操作体の構成としては、例えば、軸部を中心に回転する構成のものや、所定の駆動レールに沿って押し引きする構成のものなど各種のものが想定される。これらのうち特定構成のものでは、駆動部が操作方向にガタつくものや、プッシュ・プッシュ式のリターン機構のように操作体の動作を反転させる際に少しだけ逆方向に操作されるものもある。
そこで、本構成では位置決め部の位置決定面を操作体の移動軌跡と平行に設けている。これにより、操作体がこのように微動作しても表示部の位置が変化しなくなって、表示部の表示機能が安定して高品質な水栓器具を得ることができる。
本発明の水栓器具では、流体の流路を有する水栓本体J1の先端に設けた吐水の表示切替機構HKに特徴がある。表示切替機構HKは、原水や浄水を切り替えて吐出する際に、水栓器具を構成する水栓本体J1の外壁に設けられた窓部Wに夫々の表示を択一的に露出させるものである。以下、本発明に係る水栓器具の実施形態につき図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る水栓器具の外観を図1に示す。水栓本体J1の先端部にはカバーCが設けられ、水栓本体J1の外壁が構成される。カバーCは水栓本体J1の殆どの部位を覆い、水栓器具の全体外観がシンプルに仕上げられている。これにより、カバーCの繋ぎ目などに汚れが溜まるのを防止している。具体的には、上方部を第1カバーC1が覆い、下方部を第2カバーC2が覆っている。第1カバーC1と第2カバーC2との繋ぎ目は先端部においてはかなり高い位置にあり、水が掛かるのを極力防止している。
操作体1は、図2、図3に示すように有底筒状であり、第1カバーC1と第2カバーC2との境界位置にあって、水栓本体J1に設けられた吐水切替機構TKに接続される。操作体1は、自身に形成した穴部13を吐水切替機構TKの突起TK2に係合させて吐水切替機構TKに連結される。ただし、操作体1が吐水切替機構TKと力の伝達を行うのは、操作体1の裏面のみである。操作体1を押し込むことで操作体1の裏面が吐水切替機構TKの操作軸TK1の端面を押し込み、操作体1が突出位置から押込位置に移行する。逆に、操作体1を突出位置に戻す際には、操作体1を一旦押し込み、プッシュ・プッシュ機構のリターンばねを効かせて操作軸TK1を突出させ、さらに操作体1の裏面を押し出す。
図3に示すように、表示体Sは、主に、「原水」や「浄水」等の選択した吐水状態を表示する表示部4と、当該表示部4が回転しつつ姿勢変化するよう水栓本体J1に支持される軸部24とを備えている。また、表示体Sは、操作体1の腕部12によって押圧される第1作用部21と、操作体1が突出位置に戻される際に付勢部材3によって押される第2作用部22とを有する。因みにここでの付勢部材3は、捩じりばね3aである。さらに表示体Sは、操作体1が押込位置にあるとき、操作体1の位置決め部14に当接して表示部4の姿勢を決定する第3作用部23を備えている。
水栓器具の使用に際しては、窓部Wから水が浸入する場合がある。窓部Wから浸入した水は軸部24や第1作用部21・第3作用部23等に付着して、水垢などの汚れが蓄積する原因となる。汚れが過度に蓄積すると、表示体Sの動作性が損なわれ、あるいは、表示体Sの静止姿勢が乱れるなど、表示部4の表示機能が損なわれる。
本実施形態の水栓器具では、「原水」や「浄水」を示す表示部4の表示姿勢を確実なものにするために表示体Sには第3作用部23を備えている。駆動部である腕部12が第1作用部21を押し込み、表示部4が所定の姿勢に変更されたとき、表示部4の側面42から延設された第3作用部23が操作体1に設けられた位置決め部14と当接する。これにより、表示体Sが捩じりばね3aにより戻されるのを阻止し、窓部Wには例えば「浄水」が安定的に表示される。
図4に、操作体1および表示体Sの動作態様を示す。操作体1の押込みに際して第1作用部21と第3作用部23とがどのように機能するかを図4(a)乃至(d)に示す。
表示体Sの材質は例えばポリアセタール樹脂(POM材)等で構成することができる。表示部4の第1作用部21あるいは第3作用部23は操作体1と摺動する。また、軸部24は水栓本体J1の支持部J2において摺接するから、摩耗に強い材料を用いるのが好ましい。
図6に示すように、表示体Sに設ける第1作用部21あるいは第3作用部23は、軸部24とは別に構成することもできる。ただし、これら三つの部位は、表示部4の側面42に対して外側に設けてある。表示部4の回転半径を確保するために側面42の下部から脚部27を延出し、その先端に軸部24を設けてある。また、第1作用部21および第3作用部23は脚部27とは別に表示部4の側面42から左右に突出させてある。
12 腕部
14 位置決め部
16 位置決定面
21 第1作用部
22 第2作用部
23 第3作用部
24 軸部
4 表示部
J1 水栓本体
J4 規制部
S 表示体
W 窓部
Claims (7)
- 内部に複数の流路を有し、外壁に窓部を有する水栓本体と、
前記水栓本体に設けられ、第1位置と第2位置との間で変位して前記複数の流路を切り替え操作する操作体と、
所定の角度範囲で回転可能に前記水栓本体に支持される軸部を有し、前記複数の流路の切替状態に応じた表示を前記窓部に露出する表示部を有する表示体と、
前記水栓本体および前記表示体に当接する状態に設けられた付勢部材と、を備え、
前記表示体が、
前記操作体が前記第1位置から前記第2位置に操作される際に、操作者が前記操作体に加えた操作力が前記操作体の駆動部を介して伝えられる第1作用部と、
前記操作体が前記第1位置に戻される際に、前記付勢部材からの戻し力が伝えられる第2作用部と、を備えている水栓器具。 - 前記表示部を正面視する状態で、前記軸部および前記第1作用部、前記第2作用部が前記表示部の外側に設けられている請求項1に記載の水栓器具。
- 前記駆動部が長尺状の腕部であり、前記第1作用部を押圧する際に前記腕部に当接して、前記腕部が前記第1作用部から離れる側に屈曲するのを防止する規制部を前記水栓本体に設けてある請求項1または2に記載の水栓器具。
- 前記駆動部が前記第1作用部を押し込み、前記表示部が所定の姿勢に変更されたとき、前記表示部の戻り動作を阻止するよう、前記表示体に設けられた第3作用部と、
前記操作体に設けられて前記第3作用部に当接する位置決め部と、を備えている請求項1から3の何れか一項に記載の水栓器具。 - 前記位置決め部と前記第3作用部とが当接した状態で、前記駆動部と前記第1作用部とが離間するように構成してある請求項4に記載の水栓器具。
- 前記表示体において、前記軸部の軸心および前記第1作用部どうしの距離に対して、前記軸部の軸心および前記第3作用部どうしの距離の方が長く形成されている請求項4または5に記載の水栓器具。
- 前記位置決め部のうち前記第3作用部に当接する位置決定面が、前記操作体が前記第1位置から前記第2位置に操作される際の移動軌跡と平行に形成してある請求項4から6の何れか一項に記載の水栓器具。
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2017069973A JP6861992B2 (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 水栓器具 |
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