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JP6907968B2 - 液体貯留装置 - Google Patents
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JP6907968B2 - 液体貯留装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械が使用する冷却液を貯留する貯留装置に関する。
工作機械は工具を交換することで多種類の加工を実行する。工作機械は、工具ホルダに保持した工具を収納する。工作機械は、工具を保持した工具ホルダを主軸に装着することで、工具を主軸に取り付ける。主軸の動作によって工具が回転し、工作機械は加工を実行する。工作機械は、複数種類の工具の中から使用すべき工具を適宜交換する。
主軸は、工作機械が有する加工室の内部に位置している。加工室の内部には、加工によって発生した切粉が存在する。切粉は主軸に装着する前の工具ホルダに付着することがある。切粉が工具ホルダに付着した場合は、切粉の影響により、正しく工具の位置決めができない。例えば、工具の位置決めが正しくない状態で主軸が動作した場合は、工具は偏心した状態で回転し、加工精度が低下する。また、切粉の付着量が多い場合は、主軸への工具の取付けができない。
このような問題を解決する為に、工作機械は工具洗浄装置を備えている。工具洗浄装置は、工具及び加工物を冷却する為の冷却液を洗浄液として利用して、工具を洗浄する。工具洗浄装置は、加工作業中に、工具及び加工物へ冷却液を噴出することによって、工具及び加工物を冷却する。また、工具洗浄装置は、工具を交換するときに、主軸に装着する前の工具ホルダ及び工具へ冷却液を噴出することによって、工具及び工具ホルダを洗浄する。工具洗浄装置は、洗浄により、工具ホルダに付着した切粉を除去する。特許文献1は、工具洗浄装置の例を開示している。
工具洗浄装置が使用する洗浄液は、液体貯留装置が貯留する。液体貯留装置は、洗浄液のタンクを備える。タンクには、蓋が設けてある。蓋には開口が設けてあり、該開口に減圧槽が設けてある。冷却液は、減圧槽を通ってタンクへ流入する。減圧槽は、冷却液の流れを遅くする。
特開2015−100859号公報
冷却液がタンクへ流入する際、冷却液は減圧槽によって減速しているものの、ある程度の速度を保っている。このため、タンク内の冷却液の液面の上へ冷却液が流入したときに、冷却液が液面で跳ね返ることがある。液面がある程度高くなっている場合は、跳ね返った冷却液がタンクの側壁と蓋との隙間から漏出することがある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、冷却液が漏出することを防止した液体貯留装置を提供することにある。
本発明に係る液体貯留装置は、工作機械で使用される前の冷却液を貯留する貯留槽と、該貯留槽の上側を塞ぐ蓋と、該蓋を貫通した冷却液の供給路と、該供給路を通った冷却液を前記貯留槽内へ供給する供給口とを備える液体貯留装置において、両端が開口した筒状であり、前記貯留槽内に縦向きに配置され、上端が前記供給口に対向しない位置にあり、下端が前記貯留槽の底以下の位置にあり、前記上端から流入した冷却液を、前記貯留槽の底を貫通して前記貯留槽の外部へ排出する排液管と、下端が開口した筒状であり、前記貯留槽内に縦向きに配置され、前記排液管の上端及び前記供給口を内側に囲っており、上端が前記蓋の下面に連結しており、前記下端が前記排液管の上端よりも低く前記貯留槽の底よりも高い位置にある囲い部とを備えることを特徴とする。
本発明においては、液体貯留装置は、貯留槽の内部に、排液管を囲う筒状の囲い部を配してある。囲い部の上端は蓋の下面に連結しており、囲い部の下端は排液管の上端よりも低く貯留槽の底よりも高い位置にある。液面で跳ね返る冷却液は囲い部の内部に留まり、囲い部の外側へは漏出し難い。また、発生した泡は囲い部の内部に留まり、冷却液は泡の状態でも囲い部の外側へは漏出し難い。
本発明に係る液体貯留装置は、前記工作機械で使用された後の冷却液を貯留する排液槽を更に備え、該排液槽は、前記貯留槽の下側に配置されており、前記排液管は、前記貯留槽の底を貫通しており、前記排液管の下端は前記排液槽内に位置していることを特徴とする。
本発明においては、貯留槽の下側に排液槽が位置しており、排液管の下端は排液槽内に位置している。冷却液が多い場合、冷却液は排液管を通り、排液槽へ流出する。このようして、液体貯留装置は、冷却液が貯留槽から溢れ出ることを防止する。
本発明に係る液体貯留装置は、前記供給路は、冷却液の流れを減速させる減圧槽を含んでおり、前記減圧槽は、前記蓋を貫通して配置されており、前記供給口は、前記減圧槽の下面に設けられており、前記囲い部は、前記減圧槽の下面を内側に囲っていることを特徴とする。
本発明においては、冷却液の供給路は減圧槽を含んでいる。減圧槽の下面にある供給口から、冷却液が貯留槽へ流入する。囲い部は、減圧槽の下面を内側に囲っている。減圧槽は、冷却液の流れを遅くすることによって、冷却液の跳ね返りを抑制する。また、供給口が囲い部の内部にあるので、液面で跳ね返る冷却液は囲い部の内部に留まる。
本発明に係る液体貯留装置は、前記排液管の上部は、上端に向けて開口面積が連続的に大きくなる形状になっていることを特徴とする。
本発明においては、排液管の上部は上端に向けて広がっている。このため、冷却液の液面が排液管の上端を超えた場合に、冷却液が上端から排液管の内部へ流入して流出し易い。
本発明に係る液体貯留装置は、前記排液管の上端よりも低い位置にある前記囲い部の内面から突出し、縦方向に交差した面を有するリブ、又は前記囲い部の下端よりも高い位置にある前記排液管の外面から突出し、縦方向に交差した面を有するリブを更に備えることを特徴とする。
本発明においては、液体貯留装置は、囲い部の内面から突出したリブ、又は排液管の外面から突出したリブを備える。囲い部の内部で発生した泡が液面より下に沈んだ場合、泡はリブに衝突し、より下へ沈むことは困難である。このため、泡が囲い部の下端よりも下へ沈んで囲い部の外側へ移動することが困難になる。
本発明に係る液体貯留装置は、上端が開口した筒状であり、前記貯留槽内に縦向きに配置され、前記排液管の一部を内側に囲っており、前記上端が前記囲い部の内側で前記排液管の上端よりも低く前記囲い部の下端よりも高い位置にあり、下端が前記貯留槽の底に連結している筒状体を更に備えることを特徴とする。
本発明においては、液体貯留装置は、囲い部の内部で排液管を内側に囲う筒状体を備える。筒状体の上端は排液管の上端よりも低く、筒状体の下端は貯留槽の底に連結している。囲い部の内部で発生した泡が液面より下に沈んだ場合、沈んだ泡の一部は、筒状体の内部へ入り、囲い部の外側へ移動することができなくなる。このため、沈んだ泡が囲い部の外側へ移動することが少なくなる。
本発明に係る液体貯留装置は、上端が開口した筒状であり、前記貯留槽内に縦向きに配置され、前記排液管の一部を内側に囲っており、前記上端が前記囲い部の内側で前記排液管の上端よりも低く前記囲い部の下端よりも高い位置にあり、前記排液管の外面から突出した底部により下端が塞がれている筒状体を更に備えることを特徴とする。
本発明においては、液体貯留装置は、囲い部の内部で排液管を内側に囲う有底の筒状体を備える。筒状体の上端は排液管の上端よりも低く、筒状体の底部は排液管の外面から突出している。囲い部の内部で発生した泡が液面より下に沈んだ場合、沈んだ泡の一部は、筒状体の内部へ入り、囲い部の外側へ移動することができなくなる。このため、沈んだ泡が囲い部の外側へ移動することが少なくなる。
本発明にあっては、冷却液の跳ね上がりが囲い部の内部で起こるので、冷却液が貯留槽の側壁と蓋との隙間から漏出することは困難である。従って、液体貯留装置は冷却液が漏出することを防止する等、本発明は優れた効果を奏する。
工作機械及び液体貯留装置を示す模式的斜視図である。 液体貯留装置の一部の模式的平面図である。 実施形態1に係る液体貯留装置の一部の模式的断面図である。 実施形態1に係る液体貯留装置の一部の模式的断面図である。 囲い部を備えていない液体貯留装置の模式的断面図である。 実施形態2に係る液体貯留装置の一部の模式的断面図である。 実施形態3に係る液体貯留装置の一部の模式的断面図である。 実施形態4に係る液体貯留装置の一部の模式的断面図である。 実施形態5に係る液体貯留装置の一部の模式的断面図である。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施形態1)
図1は、工作機械2及び液体貯留装置1を示す模式的斜視図である。図中には、破線で工作機械2の模式的な外形を示している。工作機械2は、複数種類の工具を有し、夫々の工具を用いて加工を行う。また、工作機械2は、冷却液を用いて工具及び加工物の冷却及び洗浄を行う。例えば、冷却液は水性又は油性である。液体貯留装置1は、使用後の冷却液を貯留する第一タンク11(図3、図4参照)と、使用前の冷却液を貯留する第二タンク12(図3、図4参照)とを備えている。工作機械2は、工具及び加工物へ冷却液を噴出し、使用後の冷却液を液体貯留装置1へ送出する。液体貯留装置1は、使用後の冷却液を第一タンク11で貯留し、工作機械2へ適宜送出する。工作機械2は、送出された冷却液をフィルタ(図示略)に通す。フィルタは冷却液から異物を除去し、冷却液は使用前の状態へ戻る。工作機械2は、フィルタを通した後の冷却液を貯留容器(図示略)に貯留し、液体貯留装置1へ送出する。液体貯留装置1は、送出された冷却液を第二タンク12で貯留し、必要に応じて工作機械2へ送出する。工作機械2は、送出された冷却液を工具及び加工物へ噴出する。このようにして、工作機械2は冷却液を繰り返し使用する。
図2は、液体貯留装置1の一部の模式的平面図である。図3及び図4は、実施形態1に係る液体貯留装置1の一部の模式的断面図である。図3は、図2中のIII−III線で液体貯留装置1を切断した断面を示し、図4は、図2中のIV−IV線で液体貯留装置1を切断した断面を示す。液体貯留装置1は、使用後の冷却液を貯留する第一タンク11と、使用前の冷却液を貯留する第二タンク12とを備えている。第一タンク11は排液槽に対応し、第二タンク12は貯留槽に対応する。第一タンク11及び第二タンク12は箱状であり、第一タンク11は第二タンク12の下側に位置している。
第二タンク12の上側は蓋13が塞いでいる。蓋13は、平板状である。蓋13の一部の上には、第二タンク12内の冷却液を工作機械2へ搬送する為のポンプ18が位置している。蓋13は開口部131を有している。液体貯留装置1は減圧槽14を備えており、減圧槽14は開口部131を塞いでいる。減圧槽14はフランジ143を有している。フランジ143は、開口部131の縁に重なっている。フランジ143と開口部131の縁とがねじ止めしてある。
減圧槽14は、箱状である。減圧槽14の上面には連結口142が開口している。連結口142には、冷却液の供給管15が連結する。供給管15は、工作機械2に接続する。供給管15を通って、工作機械2から減圧槽14へ冷却液が流入する。供給管15を通った冷却液は、連結口142から減圧槽14内へ流入する。減圧槽14の下面は、蓋13の下面から下向きに突出している。減圧槽14の下面には、第二タンク12内へ冷却液を供給する為の供給口141がある。供給口141は第二タンク12の内側に配してある。減圧槽14内へ流入した冷却液は、供給口141から第二タンク12内へ流入する。供給管15及び減圧槽14は、冷却液の供給路を構成する。
減圧槽14は、連結口142よりも十分に大きい横断面積を有している。冷却液は、連結口142から減圧槽14内へ流入する際に広がり、冷却液の圧力及び速度が低下する。減圧槽14は、内部に複数の板を有している。複数の板は、内側面から減圧槽14の内部へ互い違いに突出している。冷却液は複数の板に順次接触しながら流れ、減速する。冷却液は減速した状態で供給口141から第二タンク12内へ流入する。図中には、供給管15及び減圧槽14を通って第二タンク12へ流入する冷却液の経路を実線矢印で示している。
液体貯留装置1は、第二タンク12内に、両端が開口した筒状の排液管16を備えている。排液管16は縦向きである。縦方向は上下方向に対応する。排液管16は、上端が供給口141に対向しない位置にある。即ち、供給口141から供給された冷却液は、直接に排液管16へ流入することは無い。排液管16は第二タンク12の下面及び第一タンク11の上面を貫通している。排液管16の下端は第一タンク11内に位置している。排液管16の上端は、第二タンク12の上下方向中央よりも高く、蓋13に近い位置にある。但し、排液管16の上端と蓋13の下面又は減圧槽14の下面との間にはある程度の空間が存在する。
第二タンク12は、供給口141から流入した冷却液を貯留する。ポンプ18は、必要に応じて冷却液を工作機械2へ送出する。貯留されている冷却液の液面が排液管16の上端を超えた場合、冷却液の一部は上端から排液管16の内部へ流入する。流入した冷却液は、排液管16を通り、第一タンク11へ流出する。即ち、第二タンク12へ流入した冷却液が多すぎる場合は、排液管16を通って第二タンク12の外部へ冷却液が流出する。このようにして、液体貯留装置1は、冷却液が第二タンク12から溢れ出ることを防止する。
更に、液体貯留装置1は、第二タンク12内に、排液管16を囲う筒状の囲い部17を備えている。囲い部17は、下端が開口した筒状であり、縦向きである。囲い部17の内径は、排液管16の外径及び減圧槽14の横方向の大きさよりも大きい。囲い部17は、排液管16の上端及び減圧槽14の下面を横方向から囲う位置に配置されている。横方向は、左右方向及び前後方向に対応する。囲い部17の上端は、蓋13に連結している。例えば、囲い部17の上端は蓋13の下面に溶接してある。囲い部17の下端は、排液管16の上端よりも低く第二タンク12の底よりも高い位置にある。従って、排液管16の上端及び供給口141は、囲い部17の内部に位置している。囲い部17の下端は、第二タンク12の上下方向中央よりも低く、第二タンク12の底に近い位置にある。但し、囲い部17の下端と第二タンク12の底との間にはある程度の空間が存在する。供給口141から第二タンク12へ流入した冷却液は、囲い部17の下端と第二タンク12の底との間の隙間を通り、第二タンク12内に溜まる。
図5は、囲い部17を備えていない液体貯留装置の模式的断面図である。冷却液が第二タンク12へ流入する際、冷却液が液面で跳ね返ることがある。冷却液の液面が上昇し、排液管16の上端を超えずとも蓋13に近い位置に液面が位置している場合、囲い部17が無い状態では、跳ね返った冷却液が第二タンク12の側壁と蓋13との隙間から漏出することがある。図5中には、跳ね返る冷却液の動きを破線矢印で示している。また、液面に冷却液が流入することによって、泡が発生することがある。発生した泡は液面よりも上に滞留する。冷却液は、泡で跳ね返って漏出することもある。また、流入した冷却液が泡を押し、冷却液が泡の状態で漏出することもある。
図5に示す液体貯留装置とは異なり、本実施形態では、図4に示すように、供給口141は囲い部17の内部に位置しているので、冷却液は囲い部17の内部で跳ね返る。図4中には、跳ね返る冷却液の動きを破線矢印で示している。減圧槽14は、冷却液の流れを遅くすることによって、冷却液の跳ね返り及び泡の発生をある程度抑制する。跳ね返った冷却液は、減圧槽14の下面、蓋13の下面、又は囲い部17の内面に衝突するものの、囲い部17の上端が蓋13の下面に連結しているので、囲い部17の外側へは漏出し難い。蓋13と減圧槽14とを隙間無く連結しておくことにより、液体貯留装置1は、蓋13から冷却液が漏出することを防止する。また、蓋13と囲い部17の上端とを隙間無く連結しておけば、冷却液は囲い部17の外側へは漏出し難い。仮に、囲い部17の外側へ冷却液が多少漏出したとしても、跳ね返った冷却液の勢いは囲い部17の内部で減衰しており、第二タンク12の側壁と蓋13との隙間から冷却液が漏出することは非常に困難である。
また、泡は囲い部17の内部で発生し、泡は液面上に滞留するので、泡は囲い部17の内部に留まる。蓋13と減圧槽14とを隙間無く連結しておくことにより、液体貯留装置1は、蓋13から冷却液が泡の状態で漏出することを防止する。また、蓋13と囲い部17の上端とを隙間無く連結しておけば、冷却液は泡の状態でも囲い部17の外側へは漏出し難い。また、排液管16が囲い部17の内部に配置されているので、液面が排液管16の上端を超えた場合は、冷却液及び泡は排液管16を通って流出する。このように、液体貯留装置1は、第二タンク12から冷却液が溢れ出ることを防止する。排液管16により流出た冷却液は、第一タンク11が貯留し、工作機械2が再度使用する。
以上詳述した如く、本実施形態においては、液体貯留装置1が第二タンク12の内部に囲い部17を備えたことによって、液面又は泡で跳ね返る冷却液は囲い部17の内部に留まり、囲い部17の外側へは漏出し難い。また、発生した泡は囲い部17の内部に留まり、冷却液は泡の状態でも囲い部17の外側へは漏出し難い。囲い部17の外側へ漏出した冷却液が第二タンク12の側壁と蓋13との隙間から漏出することは更に困難である。従って、液体貯留装置1は、第二タンク12から冷却液が漏出することを防止する。また、蓋13と減圧槽14との境界の長さ、及び蓋13と囲い部17の上端との境界の長さは、第二タンク12の側壁と蓋13との境界の長さに比べて短い。従って、蓋13と減圧槽14との隙間、及び蓋13と囲い部17の上端との隙間を塞ぐことによって、第二タンク12の側壁と蓋13との隙間を塞ぐことに比べて、液体貯留装置1はより容易により確実に冷却液の漏出を防止することができる。
(実施形態2)
図6は、実施形態2に係る液体貯留装置1の一部の模式的断面図である。排液管16Aの上部は、上端に向けて直径が連続的に広がる形状になっている。即ち、排液管16Aの上部の開口面積は、上端に向けて大きくなる。液体貯留装置1のその他の部分の構成は、実施形態1と同様である。排液管16Aの上端が広がっていることによって、冷却液の液面が排液管16Aの上端を超えた場合に、冷却液及び泡が上端から排液管16Aの内部へ流入して流出し易い。このため、液体貯留装置1は第二タンク12から冷却液が溢れ出ることをより確実に防止する。
(実施形態3)
図7は、実施形態3に係る液体貯留装置1の一部の模式的断面図である。囲い部17Aの内部で発生した泡は、供給口141から流入する冷却液に押され、液面より下に沈むことがある。泡が囲い部17Aの下端よりも下へ沈み、囲い部17Aの外側へ移動した場合は、泡は囲い部17Aの外の液面上に滞留する。囲い部17Aの外に滞留する泡が増加した場合、第二タンク12の側壁と蓋13との隙間から冷却液が泡の状態で漏出する虞がある。
本実施形態では、液体貯留装置1は、排液管16Bの上端よりも低い位置にあり囲い部17Aの内面から横方向に突出した第1リブ31と、囲い部17Aの下端よりも高い位置にあり排液管16Bの外面から横方向に突出した第2リブ32とを備えている。第1リブ31及び第2リブ32は、夫々に、縦方向と交差した面を有する。例えば、第1リブ31は、縦方向に交差した平面に平行に、囲い部17Aの内面に沿って形成されている。第1リブ31は、排液管16Bの外面に接触していないものの、排液管16Bの外面に近い位置まで突出している。また、例えば、第2リブ32は、排液管16Bの周りを一周するように外面に沿っている。第2リブ32は、囲い部17Aの内面に接触していないものの、囲い部17Aの内面に近い位置まで突出している。
第1リブ31及び第2リブ32は、異なった高さの位置に存在する。第1リブ31は、第2リブ32よりも高い位置にあることが望ましい。第1リブ31が第2リブ32よりも高い位置にある場合、排液管16Bの上から囲い部17Aをかぶせることによって液体貯留装置1を組み立てることが可能となる。また、第1リブ31は供給口141の直下に存在することが望ましい。第1リブ31が供給口141の直下に存在する場合、液面が第1リブ31以下の位置にあるときは、供給口141から流入した冷却液が第1リブ31に当たり、泡が発生し難い。液体貯留装置1のその他の部分の構成は、実施形態1と同様である。
囲い部17Aの内部で発生した泡が液面より下に沈んだ場合、泡は第1リブ31又は第2リブ32に衝突し、より下へ沈むことは困難である。このため、泡が囲い部17Aの下端よりも下へ沈んで囲い部17Aの外側へ移動することが困難になる。図7中には、泡の動きを破線矢印で示している。第1リブ31及び第2リブ32の一部は、縦方向に見て重なっていることが望ましい。この場合、第1リブ31及び第2リブ32の両方が泡の沈下を妨害し、泡が囲い部17Aの外側へ移動することがより困難になる。従って、本実施形態においては、液体貯留装置1は、囲い部17Aの外で泡が滞留することを抑制し、第二タンク12の側壁と蓋13との隙間から冷却液が泡の状態で漏出することをより確実に防止する。
なお、第1リブ31及び第2リブ32の夫々は、複数箇所にあってもよい。また、液体貯留装置1は、第1リブ31又は第2リブ32の何れか一方のみを備えた形態であってもよい。
(実施形態4)
図8は、実施形態4に係る液体貯留装置1の一部の模式的断面図である。本実施形態では、液体貯留装置1は、排液管16と囲い部17との間に筒状体33を備える。筒状体33は、上端が開口した筒状であり、第二タンク12内に位置しており、縦向きである。筒状体33の内径は、排液管16の外径よりも大きく、囲い部17の内径よりも小さい。筒状体33は、排液管16の一部を横方向から囲う位置にある。筒状体33の上端は、囲い部17の内側に位置し、排液管16の上端よりも低く囲い部17の下端よりも高い位置にある。即ち、筒状体33の上端は囲い部17の内部に位置している。筒状体33の下端は、第二タンク12の底に連結している。液体貯留装置1のその他の部分の構成は、実施形態1と同様である。
囲い部17の内部で発生した泡が液面より下に沈んだ場合、沈んだ泡の一部は、筒状体33の上端から筒状体33の内部へ入る。筒状体33の内部へ入った泡は、筒状体33よりも外側へ移動することはできないので、囲い部17の外側へ移動することができない。図8中には、泡の動きを破線矢印で示している。液面より下に沈んだ泡の一部が囲い部17の外側へ移動することができないので、沈んだ泡が囲い部17の外側へ移動することは少なくなる。従って、本実施形態においても、液体貯留装置1は、囲い部17の外で泡が滞留することを抑制し、第二タンク12の側壁と蓋13との隙間から冷却液が泡の状態で漏出することをより確実に防止する。
(実施形態5)
図9は、実施形態5に係る液体貯留装置1の一部の模式的断面図である。本実施形態では、液体貯留装置1は、排液管16と囲い部17との間に筒状体34を備える。筒状体34は、上下方向を軸方向とした上端が開口した有底筒状である。筒状体34は縦向きであり、排液管16が筒状体34の底部35を貫通している。筒状体34の内径は、排液管16の外径よりも大きく、囲い部17の内径よりも小さい。筒状体34は、排液管16の一部を横方向から囲う位置にある。筒状体34の上端は、囲い部17の内側に位置し、排液管16の上端よりも低く囲い部17の下端よりも高い位置にある。また、底部35は、排液管16の外面から径方向外向きに突出している。筒状体34の下端は底部35が塞いでいる。液体貯留装置1のその他の部分の構成は、実施形態1と同様である。
囲い部17の内部で発生した泡が液面より下に沈んだ場合、沈んだ泡の一部は、筒状体34の上端から筒状体34の内部へ入る。筒状体34の内部へ入った泡は、底部35に衝突し、より下へ沈むことはできず、また、筒状体34よりも外側へ移動することもできない。このため、筒状体34の内部へ入った泡は、囲い部17の外側へ移動することができない。図9中には、泡の動きを破線矢印で示している。液面より下に沈んだ泡の一部が囲い部17の外側へ移動することができないので、沈んだ泡が囲い部17の外側へ移動することは少なくなる。従って、本実施形態においても、液体貯留装置1は、囲い部17の外で泡が滞留することを抑制し、第二タンク12の側壁と蓋13との隙間から冷却液が泡の状態で漏出することをより確実に防止する。
なお、以上の実施形態1〜5では、排液管16が第二タンク12の下面及び第一タンク11の上面を貫通した形態を示したが、液体貯留装置1は、第二タンク12の底部に開口部を有しており、排液管16の下端が開口部に連結した形態であってもよい。この形態においても、第二タンク12へ供給される冷却液が多すぎる場合は、排液管16を通って冷却液が流出する。また、実施形態1〜5では、第二タンク12の下側に第一タンク11を備えた形態を示したが、液体貯留装置1は、第二タンク12の下側に第一タンク11が無い形態であってもよい。第一タンク11が無い形態であっても、第二タンク12から排液管16を通って冷却液は流出する。また、実施形態1〜5では、冷却液の供給路が減圧槽14を含んでいる形態を示したが、液体貯留装置1は、冷却液の供給路に減圧槽14を含んでいない形態であってもよい。また、排液管16、16A、16B、囲い部17、17A、筒状体33、34の形状は、筒状であればよく、円筒状に限るものではない。例えば、排液管16、16A、16B、囲い部17、17A、筒状体33、34の形状は、角筒状であってもよい。
1 液体貯留装置
11 第一タンク(排液槽)
12 第二タンク(貯留槽)
13 蓋
14 減圧槽
141 供給口
15 供給管
16、16A、16B 排液管
17、17A 囲い部
2 工作機械
31 第1リブ
32 第2リブ
33、34 筒状体
35 底部

Claims (7)

  1. 工作機械で使用される前の冷却液を貯留する貯留槽と、該貯留槽の上側を塞ぐ蓋と、該蓋を貫通した冷却液の供給路と、該供給路を通った冷却液を前記貯留槽内へ供給する供給口とを備える液体貯留装置において、
    両端が開口した筒状であり、前記貯留槽内に縦向きに配置され、上端が前記供給口に対向しない位置にあり、下端が前記貯留槽の底以下の位置にあり、前記上端から流入した冷却液を、前記貯留槽の底を貫通して前記貯留槽の外部へ排出する排液管と、
    下端が開口した筒状であり、前記貯留槽内に縦向きに配置され、前記排液管の上端及び前記供給口を内側に囲っており、上端が前記蓋の下面に連結しており、前記下端が前記排液管の上端よりも低く前記貯留槽の底よりも高い位置にある囲い部と
    を備えることを特徴とする液体貯留装置。
  2. 前記工作機械で使用された後の冷却液を貯留する排液槽を更に備え、
    該排液槽は、前記貯留槽の下側に配置されており、
    前記排液管は、前記貯留槽の底を貫通しており、
    前記排液管の下端は前記排液槽内に位置していること
    を特徴とする請求項1に記載の液体貯留装置。
  3. 前記供給路は、冷却液の流れを減速させる減圧槽を含んでおり、
    前記減圧槽は、前記蓋を貫通して配置されており、
    前記供給口は、前記減圧槽の下面に設けられており、
    前記囲い部は、前記減圧槽の下面を内側に囲っていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の液体貯留装置。
  4. 前記排液管の上部は、上端に向けて開口面積が連続的に大きくなる形状になっていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の液体貯留装置。
  5. 前記排液管の上端よりも低い位置にある前記囲い部の内面から突出し、縦方向に交差した面を有するリブ、又は前記囲い部の下端よりも高い位置にある前記排液管の外面から突出し、縦方向に交差した面を有するリブ
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の液体貯留装置。
  6. 上端が開口した筒状であり、前記貯留槽内に縦向きに配置され、前記排液管の一部を内側に囲っており、前記上端が前記囲い部の内側で前記排液管の上端よりも低く前記囲い部の下端よりも高い位置にあり、下端が前記貯留槽の底に連結している筒状体
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の液体貯留装置。
  7. 上端が開口した筒状であり、前記貯留槽内に縦向きに配置され、前記排液管の一部を内側に囲っており、前記上端が前記囲い部の内側で前記排液管の上端よりも低く前記囲い部の下端よりも高い位置にあり、前記排液管の外面から突出した底部により下端が塞がれている筒状体
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の液体貯留装置。
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